JP2004174353A - 散気装置の運転方法 - Google Patents
散気装置の運転方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004174353A JP2004174353A JP2002342824A JP2002342824A JP2004174353A JP 2004174353 A JP2004174353 A JP 2004174353A JP 2002342824 A JP2002342824 A JP 2002342824A JP 2002342824 A JP2002342824 A JP 2002342824A JP 2004174353 A JP2004174353 A JP 2004174353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- elastic film
- diffuser
- air supply
- aeration tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Abstract
【解決手段】弾性膜を膨張させつつ散気がなされる散気パネルを使用した散気装置の運転方法であって、前記散気パネルへの送気を停止して前記弾性膜を収縮させ、その後に再度送気して前記弾性膜を膨張状態にし、前記付着物を前記弾性膜の膨縮により前記弾性膜から剥離させる操作を行う散気装置の運転方法により解決される。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の散気孔を有する弾性膜が支持体上に配置され、前記支持体と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気手段を備える散気装置の運転方法に関する。特に前記散気手段が、パネル状の散気パネルである散気装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水処理設備においては下水等を生物処理するために散気装置が用いられている。一般的な散気装置は、処理水が保持された曝気槽内に設置される散気手段と、前記散気装置にガスあるいは空気等を送気するブロア等の送気手段を有する。曝気槽内に設置される散気手段としては筒状やノズル状など種々の形態のものが存在するが、そのなかに多数の散気孔を有する弾性膜が支持板上に積層配置されたパネル状の散気パネルがある。かかる散気パネルは、弾性膜が上面となるように曝気槽内に水平に設置され、前記支持板と弾性膜との間にガスあるいは空気を送気して散気を行う。散気中は、前記弾性膜が所定の膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる。このような散気パネルを用いた散気装置は、散気面積が広いので曝気効率が高い。
【特許文献1】
特開2002−35785号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、散気パネルは、弾性膜を上面として曝気槽内に水平に設置されることから長時間連続的に使用していると曝気槽内の汚泥等が弾性膜上に付着したり堆積したりする。弾性膜上に汚泥等が付着したり堆積したりすると散気孔を塞いだり付着物の重量により弾性膜の膨張が妨げられたりして散気パネルへの送気量が低下する。従って、かかる付着物を弾性膜上から除去する必要がある。散気パネルの洗浄は曝気槽内の処理水を排出すれば可能であるが、実際の曝気処理では活性汚泥の保持等の観点から曝気槽内の処理水を頻繁に排出することは現実的ではない。曝気槽内の処理水を排出せることなく付着物を簡易に弾性膜上から除去可能な技術が求められる。
【0004】
そこで、本発明の主たる課題は、簡易に、弾性膜上に付着した付着物を弾性膜上から剥離させて付着物の付着あるいは堆積物の堆積に起因する送気量の減少や送気圧の低下を改善でき、好適な曝気処理を持続して行える散気装置の運転方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は下記に示すとおりである。
<請求項1記載の発明>
多数の散気孔を有する弾性膜が支持体上に配置され、前記支持体と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気手段が、処理水が満たされた曝気槽内に設置される散気装置の運転方法であって、
前記弾性膜上に付着した付着物を剥離するに際し、前記散気手段への送気を停止して前記弾性膜を収縮させ、その後に再度送気して前記弾性膜を膨張状態にし、前記付着物を前記弾性膜の膨縮により前記弾性膜から剥離させる操作を行うことを特徴とする散気装置の運転方法。
【0006】
(作用効果)
散気手段への送気を停止させると膨張状態となっていた弾性膜が収縮して支持板に張り付く。従って、弾性膜から付着物を剥離する。さらに、所定時間後に再度送気を開始することにより、弾性膜の再度膨張するとともに散気孔からガスあるいは空気が散気されるので、剥離した付着物が弾性膜上から飛ばされ弾性膜上から除去される。この散気手段への送気停止と再送気は、複数回繰り返して行ってもよい。
【0007】
<請求項2記載の発明>
前記散気手段が、多数の散気孔を有する弾性膜が支持板上に配置され、前記弾性膜の所定のゾーンの周囲が前記支持板上に固定され、前記支持板と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気パネルであり、
前記散気装置が、前記散気パネルが処理水が満たされた曝気槽内に前記弾性膜を上面として設置されているものである請求項1記載の散気装置の運転方法。
【0008】
(作用効果)
請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。散気手段としてパネル状の散気パネルを用いる場合には、弾性膜面を上面として曝気槽内に設置されるため、他の散気手段よりも付着物が付着しやすい。すなわち、弾性膜上に堆積作用による付着物の付着が発生する。従って、付着物の剥離によって得られる利益が顕著である。
【0009】
<請求項3記載の発明>
前記散気手段への送気を停止した後または停止と同時に、送気手段から弾性膜までの間にある気体を排気して弾性膜にかかる気体の圧力を減少させ、前記弾性膜を収縮させる請求項1または2記載の散気装置の運転方法。
【0010】
(作用効果)
弾性膜をよりも早く、そして確実に収縮状態にすることができる。
【0011】
<請求項4記載の発明>
散気手段への送気圧力を計測し、その計測値が所定圧力値以上となったときに送気を自動的に停止し、所定時間経過後に自動的に再度送気を開始する請求項1〜3の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
【0012】
(作用効果)
弾性膜上に付着物が付着すると、散気孔が塞がれたり、付着物の重量によって弾性膜に負荷がかかったりするので、送気手段から散気パネルへの送気圧力が上昇する。従って、送気手段から散気パネルへの送気圧力を計測することにより、弾性膜上に付着物が付着したか否かを知ることができる。よって、本請求項2記載の発明のとおり、送気圧力の計測値が所定の値となったとき、すなわち、付着物の除去が必要になったときに、送気の停止と再開による付着物の剥離除去操作を自動的に行うことにより、より簡易にかつ好適時に送気量の回復を図ることができる。さらに、送気圧力が上昇した状態が続くことがなくなり、送気手段にかかる負担が減少するとともに、運転コストが安くなる。
【0013】
<請求項5記載の発明>
予め設定した時間になったときに自動的に前記散気手段への送気を停止し、所定時間経過後に自動的に再度送気を開始する請求項1〜3の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
【0014】
(作用効果)
予め設定した時間になったときに付着物の有無にかかわらず自動的に付着物の剥離除去操作を行うようにしたので、散気量の低下が常に防止された状態が維持される。
【0015】
<請求項6記載の発明>
曝気槽には複数の散気手段が設置されており、散気手段ごとに別個に、送気の停止と再開とを行う請求項1〜5の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
【0016】
(作用効果)
複数の散気パネルが設置されている曝気槽において全部の散気パネルへの送気を停止させると曝気槽内の溶存酸素量値が急激に低下して、曝気処理に必要な好気性微生物が死滅する危険性がある。本請求項6記載の発明に従って散気パネルごとに別個に行えばこのような危険性がなくなる。
【0017】
<請求項7記載の発明>
多数の散気孔を有する弾性膜が支持体上に配置され、前記支持体と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気手段が、処理水が満たされた曝気槽内に設置される散気装置の運転方法であって、
曝気槽内の溶存酸素量を計測し、その計測された溶存酸素量値に応じて散気手段への送気量を調節する溶存酸素量制御するとともに、
前記弾性膜上に付着した付着物を剥離するに際し、前記散気手段への送気を停止して前記弾性膜を収縮させ、その後に再度送気して前記弾性膜を膨張状態にし、前記付着物を前記弾性膜の膨縮により前記弾性膜から剥離させる操作を行うことを特徴とする散気装置の運転方法。
【0018】
(作用効果)
請求項1記載の発明の作用効果と同様の作用効果を有し、それに加えて、曝気槽内の溶存酸素量値に応じて送気量を制御するので、散気手段への最適な送気量が維持される。
【0019】
<請求項8記載の発明>
前記散気手段が、多数の散気孔を有する弾性膜が支持板上に配置され、前記弾性膜の所定のゾーンの周囲が前記支持板上に固定され、前記支持板と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気パネルであり、
前記散気装置が、前記散気パネルが処理水が満たされた曝気槽内に前記弾性膜を上面として設置されているものである請求項7記載の散気装置の運転方法。
【0020】
(作用効果)
請求項7記載の発明と同様の作用効果を奏する。散気手段としてパネル状の散気パネルを用いる場合には、弾性膜面を上面として曝気槽内に設置されるため、他の散気手段よりも付着物が付着しやすい。すなわち、弾性膜上に堆積作用による付着物の付着が発生する。従って、付着物の剥離によって得られる利益が顕著である。
【0021】
<請求項9記載の発明>
前記散気手段への送気を停止した後または停止と同時に、送気手段から弾性膜までの間にある気体を排気して弾性膜にかかる気体の圧力を減少させ、前記弾性膜を収縮させる請求項7または8記載の散気装置の運転方法。
【0022】
(作用効果)
請求項3記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0023】
<請求項10記載の発明>
剥離過程における再送気開始時以降、所定時間の遷移過程では、溶存酸素量制御を機能させずに、予め設定された送気量を超えない送気量で送気を行う請求項7〜9の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
【0024】
(作用効果)
溶存酸素量値に応じて散気手段への送気量を制御している場合には、送気を所定時間停止させるとその停止の間に、計測される溶存酸素量値がほぼゼロ値になる。従って、何らの対処も施さずに送気を再開すれば散気手段にはそのゼロ値に応じた過度量のガスあるいは空気の送気がなされ、散気手段の破損等を引き起こす危険性が生ずる。しかし、本請求項10記載の発明のように、所定時間の遷移過程では、溶存酸素量制御を機能させずに、予め設定した送気量を超えない送気量で送気を行うことにより、このような危険性がなくなる。
【0025】
<請求項11記載の発明>
遷移過程での送気量を、送気停止直前時の溶存酸素値に対応する送気量とほぼ同等の送気量とする請求項6〜10記載の散気装置の運転方法。
【0026】
(作用効果)
請求項10記載の発明と同様の効果を奏する。
【0027】
<請求項12記載の発明>
遷移過程での送気風量調節弁の開度を、送気停止直前時の送気風量調節弁の開度とほぼ同じにして、遷移過程での送気量を送気停止直前時の送気量とほぼ同じにする請求項11記載の散気装置の運転方法。
【0028】
(作用効果)
請求項10記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0029】
<請求項13記載の発明>
複数の曝気槽を有し、主送気手段からの気体を分配して各曝気槽へ送気する請求項1〜12の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
【0030】
(作用効果)
複数の曝気槽を有し主送気手段からのガスあるいは空気が分配されて各曝気槽へ送気される水処理設備では、散気パネルのメンテナンス性が高まる効果が高くなる。
【0031】
<請求項14記載の発明>
複数の曝気槽を有し、主送気手段からの気体を分配して各曝気槽へ送気し、さらに各曝気槽において曝気槽内の溶存酸素量を計測し、その計測された溶存酸素量値に応じて各曝気槽へ分配される送気量を制御し、かつ、曝気槽単位で送気の停止と再開とを行う請求項6〜12の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
【0032】
(作用効果)
複数の曝気槽を有し主送気手段からのガスあるいは空気が分配されて各曝気槽へ送気される水処理設備においては、曝気槽で送気を所定時間停止させる操作を行うと、その曝気槽へ送気されるべきガスあるいは空気が他の曝気槽に分配される。この場合には、その他の曝気槽への送気量が増加するので、その他の曝気槽に設置された散気パネル等が破損する恐れがある。しかし、本請求項14記載の発明のように、曝気槽の溶存酸素量を測定し、その計測値に応じて、各曝気槽への送気量を制御するようにすれば、このようなおそれがなくなる。
【0033】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明の実施の形態を図1〜5を参照しながら詳述する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、弾性膜上に付着した付着物を除去する操作を示すものである。本発明は曝気槽内に気体を散気する散気手段としていわゆる散気パネルを使用するものを対象とする。散気パネルPの例を図1に、これを使用した散気装置1全体の概略を図2に示す。剥離除去操作過程の概略を図3に示す。図示例の散気パネルPは、多数の散気孔Hを有する樹脂製の弾性膜10が合成樹脂製の支持板11上に配置され、ステンレス製の外周縁フレームF1およびチャンネルフレームF2により前記弾性膜10の所定のゾーンの周囲が前記支持板11上に固定されている。図1中、15は、曝気槽への固定部材、16は、各ゾーンに送気がなされるように、支持板に設けた溝である。
【0034】
前記散気パネルPには、前記弾性膜10と支持板11との間に連通する送気口12が設けられており、この送気口12には送気管13が接続される。ブロア14等の送気手段から送気される空気は送気管13,13…を介して弾性膜10と支持板11との間に供給され、送気がなされると弾性膜10が膨張して弾性膜上の散気孔Hが開き、そして送気圧力が弾性膜10にかかる水頭圧を超えると散気が開始される。図示例の散気パネルPは送気口12が弾性膜に設けられているが、送気口12が支持板11に設けられていてもよい。また、ブロア14から送気する気体は空気に限られず、その他曝気に使用される適当なガスを選択することができる。配管素材や弾性膜材料などは使用するガスや常用送気圧に合わせて適当に変更することができる。
【0035】
このような散気パネルPを用いる散気装置1では、弾性膜10に設けられた散気孔Hから散気がなされるため、前記弾性膜10を上面として、汚水および活性汚泥の混合液等の処理水が満たされている曝気槽20に水平に設置される。従って、使用中に弾性膜10上に経時的にスライム等の付着物Sが付着あるいは堆積しやすい。付着物Sが付着すると散気孔Hが塞がれるので好適な散気が妨げられるので、これを除去する必要がある。なお、曝気槽内における散気パネルの高さ方向の設置位置(設置高さともいう。)は特に限定されない。通常は曝気槽底に配置させるが、処理水の循環管理等のためにバッフル等を曝気槽内に配設している場合には、その処理水の循環との関係で適宜設置位置を定めることができる。例えば、中間部など底よりも上方に位置させてもよい。
【0036】
本実施の形態においては、スライム等の付着物Sの剥離除去は散気パネルPへの送気を停止し、所定時間経過後に再度送気を開始することにより行う。この剥離除去操作の過程を図3に示す。(A)に示されるように弾性膜10は送気中においては所定の膨張状態となっている。このように弾性膜10が膨張状態にある送気状態から送気を停止させると、(B)に示されるように、弾性膜10の収縮力と水圧によって弾性膜10が収縮して支持板11に張り付いた状態に戻る。この収縮に要される時間は非常に短時間であるため、付着物Sは弾性膜10の収縮には追随できずに付着位置近傍に留まり、付着していた付着物Sが弾性膜から剥離する。そして、所定時間経過した後に散気を行うと、(C)に示されるように散気された気体が弾性膜10と付着物Sとの間に入り込み、付着物Sが弾性膜10上から飛ばされる。
【0037】
ここで、前記散気パネルへの送気を停止した後あるいは停止と同時に、前記送気管13内の気体を排気して、弾性膜にかかる気体の圧力を低減させるのが好適である。このようにすると、水頭圧や弾性膜の弾性のみによる弾性膜の収縮よりも、早くそして確実に弾性膜を収縮させることができるようになる。この送気管13内の気体を排気するに、例えば、送気管13の途中に排気バルブ等を設けて排気すればよい。
【0038】
また、散気を停止する時間は、曝気槽20内の水流や曝気処理に用いる活性汚泥の寿命などを考慮して定めればよい。曝気処理に必要な活性汚泥は、送気を停止すると酸素不足により減少し始めるので、かかる活性汚泥が死滅しない程度の停止時間とするのが望ましい。
【0039】
一方、上述の弾性膜10上から付着物Sを剥離除去する操作は、手動によって適宜行うことも可能であるが、より簡易に剥離除去操作を行うために、自動制御にするのが望ましい。自動制御にする運転方法の例としては、散気パネルPへの送気圧力に応じて送気の停止と開始とを自動で行うようにする運転方法が挙げられる。弾性膜10上に付着物Sが付着した場合には、散気孔Hを塞いだり、付着物Sの重量により弾性膜10の膨張が妨げられたりするため、ブロア14から散気パネルPへ送られる空気の送気圧力が上昇する。
【0040】
従って、その送気圧力を測定して所定値に達したときに送気を自動的に停止させ、予め設定した所定時間経過後に再度送気を自動的に開始するようにする自動制御を行うことができる。このようにすると、より簡易に除去操作が行えるようになるほか、付着物Sの剥離除去が不十分である場合には、送気を再開しても送気圧が低下しないので、付着物Sの剥離除去が完全になされるまで剥離除去操作が繰り返されるので弾性膜10上から付着物Sを確実に除去できる。散気パネルPへの送気圧力は、送気管13の途中に図示されない圧力計を設けて送気圧力を計測すればよい。
【0041】
他方、自動制御にする他の運転方法として、予め送気の停止を行う時間と再開する時間とを定め、その時間に自動的に所定時間送気を停止することにより行うこともできる。いわゆるタイマー制御である。タイマー制御では、弾性膜10上に付着物Sが付着したか否かにかかわらず操作が行われるので、常に好適な運転状態を維持することができる。さらに、付着物Sの付着状況を常時に監視する必要がなくなるという利点も有する。
【0042】
なお、上記に示す送気圧力による自動制御とタイマーによる自動制御とは排他的なものではなく、送気圧力に応じた自動制御とタイマー制御との両方を行うようにしてもよい。
【0043】
他方、図2に示される散気装置1のように、曝気槽20内に複数の散気パネルP,P…が設置されており、ブロア14からの空気が各散気パネルPに分配されて送気されている場合においては、散気パネルPごとに送気の停止と再送気の一連の操作を行うことができる。このような場合には、一つの散気パネルPの送気を停止させても他の散気パネルPからの散気が行われておており曝気槽内の水流が保持されるので、付着物Sはより移動しやすい状態である。従って、停止時間を短くすることができる。その他複数の散気パネルPをグループ化して、グループごとに送気の停止と再送気の一連の剥離除去操作を行うようにしてもよい。
【0044】
(第2の実施の形態)
近年、汚水処理場などでは処理水の溶存酸素量(以下、DOと記載する。)に応じて散気パネルへの送気量を制御するいわゆるDO制御を行うようになってきている。第2の実施の形態は、散気パネルPを使用した散気装置1おいてこのようなDO制御を行っている場合に、弾性膜10上に付着した付着物Sを剥離除去する操作を行う例である。装置概略については第1の実施の形態と同様である。
【0045】
一般的には、DO制御は、送気管13の途中に風量計を設けるなどして、散気パネルPへの送気量を計測するとともに、散気パネルPの送気口11から遠い位置にDO計を設けて処理水中のDO値を測定し、そのDO値に応じた必要量の空気を散気パネルPに送気する。必要となる送気量の調節は散気パネルPへ通ずる送気管13の途中に送気弁などを設けてその開閉具合を調整する。散気パネルPごとに対応するブロア14を設ける場合には送気手段の風量を調整したりすることによって行われる。また、DO制御を行う散気装置1では、DO値からの必要送気量の算出やそれに応ずる送気弁の開閉等はコンピューター等の制御手段によって集中管理する。
【0046】
このようなDO制御を行っている場合において、単純に送気の停止と再送気によって付着物の剥離除去操作を行おうとすると、弾性膜の破れやフレーム歪みななどの散気パネルPの破損等の危険性が生する。この点について図4を参照しながら詳述する。DO制御が行われている散気装置において、ある送気量Qで運転されていたとする。送気を停止すると処理水中のDO量が急速に低下してDO計で計測されるDO値はほぼゼロ値となる。そして、DO制御を機能させたまま、再度送気を開始すると、DO値=0に応じた大量の空気が散気パネルPへ送気され、散気パネルPの破損を引き起こす可能性が生ずる。
【0047】
そこで、このような危険性を回避すべく本実施の形態においては、図5に示すように、再送気開始時以降の所定時間の遷移過程においては、DO制御を機能させずに予め設定された送気量を超えない送気量で送気を行うようにする。前記予め設定する送気量は、図5に示される例では、Q以上散気パネル限界送気量以下の任意の送気量を設定上限値としているがこの値に限定されるわけではない。その他、曝気槽や散気装置の型式、ブロアの限界送気量、活性汚泥の特性などを考慮して定めることができる。前記所定時間の設定についても同様である。尚、本発明においてはDO制御を機能させないようにするが、DO値の計測を妨げるものではない。
【0048】
また、第1の実施の形態と同様に、曝気槽20内に複数の散気パネルP,P…が設置されており、ブロア14からの空気が各散気パネルPに分配されて送気されている場合においては、散気パネルPごとあるいはグループごとに一連の付着物の剥離除去操作を行うことができる。
【0049】
(第3の実施の形態)
一方、上述の例では、散気パネルへの送気量をDO制御している場合の例であるが、複数の曝気槽を有し、主ブロアからの空気を分配して各曝気槽に送気する散気装置にあっては、各曝気槽に送気する送気量をDO制御する場合がある。このように曝気槽への送気量をDO制御している場合であっても、散気パネルへの送気量をDO制御する場合の例と同様に、再度の送気開始の後所定時間の遷移過程においてDO制御を機能させずに、曝気槽への送気量を所定設定値で行うようにする。この場合においては、曝気槽ごとに、剥離除去操作を行うことができる。
【0050】
(その他)
上記第1〜3の実施例においては、散気手段として散気パネルを用いている散気装置について説明しているが、本発明における散気手段は、多数の散気孔を有する弾性膜が支持体上に配置され、前記支持体と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気手段であればよく、前記散気パネルに限定されるものではない。従って、散気手段は、例えば図6に示されるような、送気管13に接続される送気口12と、側内外に連通する通気口12b,12b…を有する筒状の支持体11Tと、この支持体11Tを被覆する弾性膜10とで構成される散気筒Tであってもよい。また、図7に示されるように、前記散気筒Tを複数並設して構成したものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述のとおり、本発明によれば、簡易に、弾性膜上に付着した付着物を弾性膜上から剥離させて付着物の付着に起因する送気量の減少や送気圧の低下を改善でき、好適な曝気処理を持続して行える散気装置の運転方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】散気パネルを示す図である。
【図2】散気装置の概略を示す図である。
【図3】付着物の除去の態様を示す図である。
【図4】DO制御をしている場合の運転方法を説明するための図である。
【図5】DO制御をしている場合の運転方法を説明するための他の図である。
【図6】散気パネル以外の本発明にかかる散気手段(散気筒)の例を示す図である。
【図7】散気筒を束ねた散気手段を示す図である。
【符号の説明】
1…散気装置、10…弾性膜、11…支持板、12…送気口、13…送気管、14…ブロア、H…散気孔、P…散気パネル、S…付着物。
Claims (14)
- 多数の散気孔を有する弾性膜が支持体上に配置され、前記支持体と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気手段が、処理水が満たされた曝気槽内に設置される散気装置の運転方法であって、
前記弾性膜上に付着した付着物を剥離するに際し、前記散気手段への送気を停止して前記弾性膜を収縮させ、その後に再度送気して前記弾性膜を膨張状態にし、前記付着物を前記弾性膜の膨縮により前記弾性膜から剥離させる操作を行うことを特徴とする散気装置の運転方法。 - 前記散気手段が、多数の散気孔を有する弾性膜が支持板上に配置され、前記弾性膜の所定のゾーンの周囲が前記支持板上に固定され、前記支持板と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気パネルであり、
前記散気装置が、前記散気パネルが処理水が満たされた曝気槽内に前記弾性膜を上面として設置されているものである請求項1記載の散気装置の運転方法。 - 前記散気手段への送気を停止した後または停止と同時に、送気手段から弾性膜までの間にある気体を排気して弾性膜にかかる気体の圧力を減少させ、前記弾性膜を収縮させる請求項1または2記載の散気装置の運転方法。
- 散気手段への送気圧力を計測し、その計測値が所定圧力値以上となったときに送気を自動的に停止し、所定時間経過後に自動的に再度送気を開始する請求項1〜3の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
- 予め設定した時間になったときに自動的に前記散気手段への送気を停止し、所定時間経過後に自動的に再度送気を開始する請求項1〜3の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
- 曝気槽には複数の散気手段が設置されており、散気手段ごとに別個に、送気の停止と再開とを行う請求項1〜5の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
- 多数の散気孔を有する弾性膜が支持体上に配置され、前記支持体と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気手段が、処理水が満たされた曝気槽内に設置される散気装置の運転方法であって、
曝気槽内の溶存酸素量を計測し、その計測された溶存酸素量値に応じて散気手段への送気量を調節する溶存酸素量制御するとともに、
前記弾性膜上に付着した付着物を剥離するに際し、前記散気手段への送気を停止して前記弾性膜を収縮させ、その後に再度送気して前記弾性膜を膨張状態にし、前記付着物を前記弾性膜の膨縮により前記弾性膜から剥離させる操作を行うことを特徴とする散気装置の運転方法。 - 前記散気手段が、多数の散気孔を有する弾性膜が支持板上に配置され、前記弾性膜の所定のゾーンの周囲が前記支持板上に固定され、前記支持板と弾性膜との間に送気された気体の圧力によって、前記弾性膜が膨張状態に維持されつつ前記散気孔から散気がなされる散気パネルであり、
前記散気装置が、前記散気パネルが処理水が満たされた曝気槽内に前記弾性膜を上面として設置されているものである請求項7記載の散気装置の運転方法。 - 前記散気手段への送気を停止した後または停止と同時に、送気手段から弾性膜までの間にある気体を排気して弾性膜にかかる気体の圧力を減少させ、前記弾性膜を収縮させる請求項7または8記載の散気装置の運転方法。
- 剥離過程における再送気開始時以降、所定時間の遷移過程では、溶存酸素量制御を機能させずに、予め設定された送気量を超えない送気量で送気を行う請求項7〜9の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
- 遷移過程での送気量を、送気停止直前時の溶存酸素値に対応する送気量とほぼ同等の送気量とする請求項6〜10記載の散気装置の運転方法。
- 遷移過程での送気風量調節弁の開度を、送気停止直前時の送気風量調節弁の開度とほぼ同じにして、遷移過程での送気量を送気停止直前時の送気量とほぼ同じにする請求項11記載の散気装置の運転方法。
- 複数の曝気槽を有し、主送気手段からの気体を分配して各曝気槽へ送気する請求項1〜12の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
- 複数の曝気槽を有し、主送気手段からの気体を分配して各曝気槽へ送気し、さらに各曝気槽において曝気槽内の溶存酸素量を計測し、その計測された溶存酸素量値に応じて各曝気槽へ分配される送気量を制御し、かつ、曝気槽単位で送気の停止と再開とを行う請求項6〜12の何れか1項に記載の散気装置の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002342824A JP3917931B2 (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 散気装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002342824A JP3917931B2 (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 散気装置の運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004174353A true JP2004174353A (ja) | 2004-06-24 |
JP3917931B2 JP3917931B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=32704769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002342824A Expired - Fee Related JP3917931B2 (ja) | 2002-11-26 | 2002-11-26 | 散気装置の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3917931B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006289277A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 亜硝酸型の硝化脱窒方法、アンモニア性窒素含有液の硝化脱窒方法及び亜硝酸型の硝化脱窒設備 |
JP2007000777A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 多孔膜材及び散気装置 |
EP1945740A2 (en) * | 2005-10-26 | 2008-07-23 | Parkson Corporation | Flexible aeration panel and methods of use |
JP2010104900A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Kubota Corp | メンブレン式散気装置 |
JP2010274233A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Kubota Corp | メンブレン式散気装置 |
JP2011177694A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-15 | Kubota Corp | 散気管および散気装置 |
JP2012076081A (ja) * | 2011-12-12 | 2012-04-19 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 膜分離活性汚泥処理装置およびその方法 |
JP2013522017A (ja) * | 2010-03-17 | 2013-06-13 | インヴェント ウムヴェルト ウント フェアファーレンシュテッヒニク アーゲー | 処理槽内に保持された懸濁液に通気するデバイス |
JP2017070897A (ja) * | 2015-10-07 | 2017-04-13 | ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 | 散気運転方法 |
JP2017526871A (ja) * | 2014-08-04 | 2017-09-14 | ジャガー, クローディアスJAEGER, Claudius | エアレーション部材用アセンブリーブラケットおよび取り付けシステム |
KR102335460B1 (ko) * | 2021-05-06 | 2021-12-06 | 미래그린텍 주식회사 | 동적 습윤 압력 감지를 통한 멤브레인 산기관의 이물질 제거 장치 및 방법 |
-
2002
- 2002-11-26 JP JP2002342824A patent/JP3917931B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006289277A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 亜硝酸型の硝化脱窒方法、アンモニア性窒素含有液の硝化脱窒方法及び亜硝酸型の硝化脱窒設備 |
JP4716805B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2011-07-06 | 三菱電線工業株式会社 | 多孔膜材及び散気装置 |
JP2007000777A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 多孔膜材及び散気装置 |
EP1945740A2 (en) * | 2005-10-26 | 2008-07-23 | Parkson Corporation | Flexible aeration panel and methods of use |
EP1945740A4 (en) * | 2005-10-26 | 2014-01-15 | Parkson Corp | FLEXIBLE VENTILATION BOARD AND METHOD OF USE THEREOF |
JP2010104900A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Kubota Corp | メンブレン式散気装置 |
JP2010274233A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Kubota Corp | メンブレン式散気装置 |
JP2011177694A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-15 | Kubota Corp | 散気管および散気装置 |
JP2013522017A (ja) * | 2010-03-17 | 2013-06-13 | インヴェント ウムヴェルト ウント フェアファーレンシュテッヒニク アーゲー | 処理槽内に保持された懸濁液に通気するデバイス |
JP2012076081A (ja) * | 2011-12-12 | 2012-04-19 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 膜分離活性汚泥処理装置およびその方法 |
JP2017526871A (ja) * | 2014-08-04 | 2017-09-14 | ジャガー, クローディアスJAEGER, Claudius | エアレーション部材用アセンブリーブラケットおよび取り付けシステム |
JP2017070897A (ja) * | 2015-10-07 | 2017-04-13 | ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 | 散気運転方法 |
KR102335460B1 (ko) * | 2021-05-06 | 2021-12-06 | 미래그린텍 주식회사 | 동적 습윤 압력 감지를 통한 멤브레인 산기관의 이물질 제거 장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3917931B2 (ja) | 2007-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004174353A (ja) | 散気装置の運転方法 | |
JP2004216263A (ja) | 中空糸膜ろ過装置とその運転方法 | |
JP4153250B2 (ja) | 散気方法及び散気システム | |
JP2007167856A (ja) | 散気装置 | |
JPH09890A (ja) | 平膜分離装置 | |
EP2695861A1 (en) | Operating method for air diffusion apparatus | |
JP2006205119A (ja) | 浸漬型膜分離装置の使用方法および浸漬型膜分離装置 | |
JPH06106167A (ja) | 排水の固液分離方法およびその装置 | |
JP2013132608A (ja) | 散気システム及びその運転方法 | |
KR20100005419A (ko) | 오수 처리용 멤브레인 산기관의 이물질 제거 시스템 | |
JP4481887B2 (ja) | 散気システム | |
TW201338852A (zh) | 用於浸溼膜體之脈衝通氣 | |
JP2000061273A (ja) | 膜分離装置及びその膜洗浄方法 | |
KR100315968B1 (ko) | 흡입진공압 해제기능을 구비한 침지형 분리막 폐수처리 장치 및 방법 | |
JPH11138190A (ja) | 散気装置の運転方法およびそれを実施する散気装置 | |
JP4004874B2 (ja) | 散気方法及び装置 | |
JP2006116388A (ja) | 散気設備および散気設備の運転方法 | |
JP6076733B2 (ja) | 既設の散気システムから改修散気システムへの更新装置及び既設の散気システムから改修散気システムへの更新方法 | |
JP4244001B2 (ja) | 膜式活性汚泥処理装置の膜洗浄方法 | |
KR20160089789A (ko) | 하,폐수용 공기공급관의 이물질 제거장치 | |
JP3020219U (ja) | 平膜濾過装置 | |
JP2000051889A (ja) | 汚水処理設備 | |
JPH09201519A (ja) | 平膜分離装置 | |
JP2000000441A (ja) | 平膜式濾過装置および方法 | |
JPH09150148A (ja) | 浸漬濾過膜処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060512 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140216 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |