JP2000051889A - 汚水処理設備 - Google Patents

汚水処理設備

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JP2000051889A
JP2000051889A JP10225485A JP22548598A JP2000051889A JP 2000051889 A JP2000051889 A JP 2000051889A JP 10225485 A JP10225485 A JP 10225485A JP 22548598 A JP22548598 A JP 22548598A JP 2000051889 A JP2000051889 A JP 2000051889A
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sewage treatment
blocking member
anaerobic
treatment equipment
membrane separation
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JP10225485A
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English (en)
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Tetsuo Yamagata
徹生 山縣
Koichi Mizuta
耕市 水田
Masao Matsuoka
征夫 松岡
Masaharu Shuda
雅晴 習田
Hajime Iinuma
肇 飯沼
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一槽からなる循環水路内に、攪拌曝気装置
を配設した好気ゾーンと嫌気ゾーンとを形成した汚水処
理設備における単一槽から、汚泥分を含まない処理水を
直接、継続して引き抜くことができるようにするととも
に、汚水の嫌気処理を確実に行うことができるようにし
た汚水処理設備を提供すること。 【解決手段】 単一槽1からなる循環水路2内に、攪拌
曝気装置3を配設した好気ゾーン10と嫌気ゾーン11
とを形成し、循環水路2の適宜位置に、散気管42及び
処理水の引抜管43を有する浸漬膜分離装置4を配設す
るとともに、水流を阻止する遮断部材9を可動に配設
し、この遮断部材9により水流を阻止しながら嫌気処理
を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一槽からなる循
環水路内に、攪拌曝気装置を配設した好気ゾーンと嫌気
ゾーンとを形成した汚水処理設備に関し、特に、このよ
うに構成した単一槽から、汚泥分を含まない処理水を直
接、継続して引き抜くようにした汚水処理設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単一槽からなる循環水路内に、攪
拌曝気装置を配設した好気ゾーンと嫌気ゾーンとを形成
した汚水処理設備が汎用されているが、この汚水処理設
備においては、汚泥分を含む処理水を沈澱池に導入し、
処理水から汚泥分を分離するとともに、必要に応じて、
分離した汚泥分を循環水路内に返送するようにしてい
る。このため、この汚水処理設備においては、単一槽か
らなる循環水路に加えて沈澱池が必要となり、設備が大
形化するとともに、処理水と共に汚泥分の一部が引き抜
かれるため、安定して汚水処理を行いにくく、その制御
が複雑になるという問題があった。
【0003】一方、汚水処理槽から汚泥分を含まない処
理水を直接引き抜く方法として、 前段に間欠的に曝気を行い、好気処理と嫌気処理を繰
り返して行う間欠曝気槽を、後段に浸漬膜分離装置を配
設した分離槽を設ける方式 浸漬膜分離装置をそれぞれ配設した好気処理槽と嫌気
処理槽を設け、ポンプを用いて両処理槽間で汚水を循環
させる方式等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この浸漬膜分離装置を
利用した汚水処理設備は、分離槽又は処理槽に配設した
浸漬膜分離装置によって、汚泥分を含まない処理水を分
離槽又は処理槽から直接引き抜くことができ、従来、処
理水から汚泥分を分離するために設けていた沈澱池を省
略することができるものであった。
【0005】しかしながら、上記従来の浸漬膜分離装置
を利用した汚水処理設備は、の場合には、分離槽にお
いて分離、濃縮した汚泥分を間欠曝気槽内に返送する必
要があるとともに、間欠曝気槽において安定して汚水処
理を行いにくいという問題があり、また、の場合に
は、間欠曝気槽及び分離槽、の場合には、好気処理槽
及び嫌気処理槽というように、複数の槽を設ける必要が
あり、設備が大形化するという問題点は、依然として、
解消されなかった。
【0006】本発明は、上記従来の汚水処理設備の有す
る問題点に鑑み、単一槽からなる循環水路内に、攪拌曝
気装置を配設した好気ゾーンと嫌気ゾーンとを形成した
汚水処理設備における単一槽から、汚泥分を含まない処
理水を直接、継続して引き抜くことができるようにする
とともに、嫌気処理を確実に行うことができるようにし
た汚水処理設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の汚水処理設備は、単一槽からなる循環水路
内に、攪拌曝気装置を配設した好気ゾーンと嫌気ゾーン
とを形成した汚水処理設備において、循環水路の適宜位
置に、散気管及び処理水の引抜管を有する浸漬膜分離装
置を配設するとともに、水流を阻止する遮断部材を可動
に配設し、遮断部材により水流を阻止しながら嫌気処理
を行うようにしたことを特徴とする。この場合におい
て、「水流を阻止する遮断部材」には、若干の汚水の流
通を許容するものを含むものとする。
【0008】この汚水処理設備は、単一槽からなる循環
水路内に好気ゾーンと嫌気ゾーンとを形成し、循環水路
の適宜位置に、散気管及び処理水の引抜管を有する浸漬
膜分離装置を配設するようにしているため、散気管から
放出した空気により、浸漬膜分離装置の分離膜を強力に
洗浄して、分離膜に付着した汚泥分を剥離、除去するこ
とができ、これにより、浸漬膜分離装置に接続した処理
水の引抜管を介して汚泥分を含まない処理水を直接、継
続的に安定して引き抜くことができるとともに、好気処
理を効果的に行うことができる。また、循環水路の適宜
位置に、水流を阻止する遮断部材を可動に配設し、遮断
部材により水流を阻止しながら嫌気処理を行うようにし
ているため、浸漬膜分離装置の散気管から放出した空気
により好気状態になった汚水が嫌気ゾーンに直接流入す
ることを防止して、嫌気処理を効果的に行うことができ
る。
【0009】この場合において、嫌気ゾーンを挟んで遮
断部材を配設することができる。
【0010】これにより、嫌気ゾーンの嫌気状態を確実
に維持して、嫌気処理を効果的に行うことができる。
【0011】また、循環水路に凹所を形成し、凹所に浸
漬膜分離装置を配設するとともに、凹所と循環水路の境
界位置に遮断部材を配設することができる。
【0012】これにより、浸漬膜分離装置が、循環水路
を循環する水流を阻害することを防止できるとともに、
遮断部材により浸漬膜分離装置を隔離して、浸漬膜分離
装置の散気管から放出した空気により好気状態になった
汚水が循環水路に直接流入することを防止して、嫌気処
理を効果的に行うことができる。
【0013】また、循環水路に形成した凹所と循環水路
の境界位置に配設した遮断部材を、可動遮断部と、固定
遮断部とで以て構成することができる。
【0014】これにより、浸漬膜分離装置の隔離をより
確実にして、好気処理及び嫌気処理をより効果的に行う
ことができる。
【0015】また、遮断部材を、水流によって開閉する
カーテンで以て構成することができる。
【0016】これにより、遮断部材を駆動機構を設ける
ことなく移動することができ、設備構造を簡略化するこ
とができる。
【0017】また、遮断部材を、浮体に対する空気の供
給量を調整することによって開閉するカーテンで以て構
成することができる。
【0018】これにより、遮断部材を確実に移動するこ
とができる。
【0019】また、遮断部材を、昇降機構を備えること
によって開閉するカーテンで以て構成することができ
る。
【0020】これにより、遮断部材を確実に、かつ迅速
に移動することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の汚水処理設備の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】図1〜図3に、本発明の汚水処理設備の第
1実施例を示す。この汚水処理設備は、汚水処理を連続
して行うことができるように、単一の汚水処理槽1に仕
切壁12を配設して循環水路2を形成し、この循環水路
2内に好気ゾーン10と嫌気ゾーン11とを形成するよ
うにしたものである。
【0023】この場合において、好気ゾーン10には、
その開始位置に攪拌曝気装置3を配設し、その下流側に
浸漬膜分離装置4を配設し、また、嫌気ゾーン11に
は、その開始位置に、原水の流入口13を設けるように
する。
【0024】これにより、攪拌曝気装置3を配設した好
気ゾーン10を汚水が流通している間に、有機物を微生
物により硝化し(好気処理)、溶存酸素濃度が低下した
汚水を、好気ゾーン10に続く嫌気ゾーン11に導入
し、嫌気ゾーン11を汚水が流通している間に、脱窒を
行うようにする(嫌気処理)。また、攪拌曝気装置3に
よって高められた循環水路2を循環する水流の水圧によ
って、後述の浸漬膜分離装置4の分離膜41を強力に洗
浄して、分離膜41に付着した汚泥分を剥離、除去する
ようにする。さらに、好気ゾーン10において好気処理
されても依然として好気状態にある汚水の溶存酸素濃度
を、原水の流入口13から新たに流入する原水により低
下させて、嫌気状態にして嫌気ゾーン11に送り込み、
嫌気処理を効果的に行うことができるようにする。
【0025】攪拌曝気装置3としては、本実施例におい
て用いている、水面上に設置し、スクリューを回転する
ことによりスクリューの先端水域に負圧を発生させ、中
空のスクリュー軸を介して空気を自吸するスクリュー形
式の攪拌曝気装置3のほか、図4に示す本発明の汚水処
理設備の第2実施例において用いている、水中に設置
し、スクリューを回転することによりスクリューの先端
水域に負圧を発生させ、中空のスクリュー軸を介して空
気を自吸するか、あるいは、必要に応じて、送風機(図
示省略)から供給した空気を吸引するスクリュー形式の
攪拌曝気装置3や、図5に示す本発明の汚水処理設備の
第3実施例において用いている、竪軸攪拌翼形式の攪拌
曝気装置3等、任意の形式の攪拌曝気装置を用いること
ができる。
【0026】なお、図5に示す第3実施例の汚水処理設
備においては、好気ゾーン10に配設した浸漬膜分離装
置4の下流側に攪拌装置7を配設するようにする。この
攪拌装置7は、竪軸攪拌翼形式の攪拌装置で、上記の竪
軸攪拌翼形式の攪拌曝気装置3における曝気機能を省略
したものである。このように浸漬膜分離装置4の下流側
に攪拌装置7を配設することにより、浸漬膜分離装置4
の抵抗にて低下した循環水路2を循環する水流の流速を
高めることができ、嫌気ゾーン11において汚水に含ま
れる汚泥分等の固体物質が循環水路2の底部に沈澱する
ことを防止して、嫌気処理を効果的に行うことができる
ものとなる。
【0027】浸漬膜分離装置4は、浸漬膜分離装置4の
分離膜41の底部に、送風機6に接続した散気管42を
配設するとともに、分離膜41の上部に、ポンプ5に接
続した処理水の引抜管43を接続するようにする。この
ように、分離膜41の底部に散気管42を配設し、送風
機6から供給した空気を散気管42から放出することに
より、分離膜41を強力に洗浄して、分離膜41に付着
した汚泥分を剥離、除去することができ、分離膜41に
おいて汚泥分を含む汚水を濾過して、ポンプ5によっ
て、分離膜41の上部に接続した引抜管43を介して汚
泥分を含まない処理水を直接、継続的に安定して引き抜
くことができる。また、散気管42から放出した空気に
より、好気ゾーン10における汚水の好気処理を促進す
ることができる。
【0028】そして、浸漬膜分離装置4は、図6に示す
本発明の汚水処理設備の第4実施例のように、膜ユニッ
ト40としてモジュール化したものを複数台配設するこ
とができる。このように、浸漬膜分離装置4を膜ユニッ
ト40としてモジュール化することにより、好気ゾーン
10に配設する膜ユニット40の数を変更することによ
り、処理水の引き抜き量を容易に変更することができる
ものとなる。
【0029】なお、図6に示す第4実施例の汚水処理設
備においては、図5に示した第3実施例の汚水処理設備
と同様、好気ゾーン10に配設した浸漬膜分離装置4の
下流側に攪拌装置7を配設するようにする。この攪拌装
置7は、スクリュー形式の攪拌装置で、上記のスクリュ
ー形式の攪拌曝気装置3における曝気機能を省略したも
のである。このように浸漬膜分離装置4の下流側に攪拌
装置7を配設することにより、浸漬膜分離装置4の抵抗
にて低下した循環水路2を循環する水流の流速を高める
ことができ、嫌気ゾーン11において汚水に含まれる汚
泥分等の固体物質が循環水路2の底部に沈澱することを
防止して、嫌気処理を効果的に行うことができるものと
なる。
【0030】また、循環水路2の幅が広く、その幅方向
に2台以上の吸気式攪拌曝気装置3を並列して配設する
場合は、各吸気式攪拌曝気装置3によって発生する水流
が、吸気式攪拌曝気装置3の下流側に配設した浸漬膜分
離装置4に対して均一な層流となって浸漬膜分離装置4
の分離膜41間を流通するように、浸漬膜分離装置4の
側方に流水ガイド板8,8を配設することができる。こ
れにより、分離膜41間を流通する際の抵抗が小さくな
り、浸漬膜分離装置4の分離膜41に付着した汚泥分を
確実に剥離、除去することができるとともに、循環水路
2を循環する水流の流速の低下を抑え、嫌気ゾーン11
において汚水に含まれる汚泥分等の固体物質が循環水路
2の底部に沈澱することを防止して、嫌気処理を効果的
に行うことができるものとなる。
【0031】この場合において、循環水路2の適宜位
置、本実施例においては、嫌気ゾーン11を挟んで上流
側及び下流側に、水流を阻止する遮断部材9,9を可動
に配設し、この遮断部材9により水流を阻止しながら嫌
気処理を行うことができるようにする。この遮断部材9
は、遮断部材9により循環水路2を遮断したとき、循環
水路2の底面又は周壁との間に隙間を形成することによ
り、若干の汚水の流通を許容するものを用いることがで
きる。
【0032】ところで、遮断部材9は、特に限定される
ものではないが、図2に示すように、所要の剛性を有す
る板状体からなるカーテン91を、上端に配した揺動軸
92を中心として揺動可能に配設することにより、攪拌
曝気装置3及び攪拌装置7を駆動することにより、循環
水路2を循環する水流の流速が高まった場合には、水流
によって押し開かれて循環水路2を開放するように、攪
拌曝気装置3及び攪拌装置7を停止することにより、循
環水路2を循環する水流の流速が低下した場合には、垂
れ下がって循環水路2を遮断するように構成したり、図
3に示すように、所要の剛性を有する板状体からなるカ
ーテン91を、上端に配した揺動軸92を中心として揺
動可能に配設するとともに、下端に吸排気機構(図示省
略)に接続した浮体93を設けることにより、給排気機
構により浮体93に空気を供給して浮体93の浮力を増
大させることにより、循環水路2を開放するように、給
排気機構により浮体93から空気を排出して浮体93の
浮力を減少させることにより、循環水路2を遮断するよ
うに構成したり、他の適宜の駆動機構を用いて、所定角
度揺動したり、昇降した状態に保持するように構成する
ことができる。
【0033】このように、循環水路2に、水流を阻止す
る遮断部材9を可動に配設し、遮断部材9により水流を
阻止しながら、嫌気処理を行うことにより、浸漬膜分離
装置4の散気管42から放出した空気により好気状態に
なった汚水が、嫌気処理を行っている嫌気ゾーン11に
直接流入することを防止して、嫌気処理を効果的に行う
ことができる。
【0034】ところで、上記各実施例においては、循環
水路2の幅方向に亘って浸漬膜分離装置4を配設するよ
うにしたが、浸漬膜分離装置4を配設する位置は、これ
に限定されず、図7に示す本発明の汚水処理設備の第5
実施例のように、循環水路2に凹所21を形成し、この
循環水流を阻害しない凹所21に浸漬膜分離装置4を配
設することができる。凹所21を形成する位置として
は、汚水処理槽1の中央の仕切壁12に沿って形成する
ほか、図8(A)に示す本発明の汚水処理設備の第6実
施例のように、汚水処理槽1の外壁15に沿って形成し
たり、図8(B)に示す本発明の汚水処理設備の第7実
施例のように、その両側に形成することができる。ま
た、図9に示す本発明の汚水処理設備の第8実施例のよ
うに、循環水路2の嫌気ゾーン11の開始位置に、仕切
壁12と平行に嫌気ゾーン仕切壁14を配設することに
より分岐水路22を形成し、この循環水流を阻害しない
分岐水路22に浸漬膜分離装置4を配設することもでき
る。この場合、仕切壁12の上部に切欠部16を形成
し、この切欠部16より分岐水路22内の汚水の一部
を、好気ゾーン10内へオーバフローさせることによ
り、返流するようにする。このように、浸漬膜分離装置
5を、循環水路2に形成した凹所21及び/又は循環水
路2の嫌気ゾーン11の開始位置に、仕切壁12と平行
に嫌気ゾーン仕切壁14を配設して形成した分岐水路2
2に配設するようにしているため、循環水路2を循環す
る水流を阻害することを防止することができる。
【0035】ところで、上記第5実施例〜第8実施例に
おいては、嫌気ゾーン11を挟んで上流側及び下流側に
配設する、水流を阻止する遮断部材9,9に加え、浸漬
膜分離装置4を配設した凹所21と循環水路2の境界位
置に遮断部材9Aを可動に配設し、この遮断部材9Aに
より、必要に応じて、浸漬膜分離装置4を隔離して、浸
漬膜分離装置4の散気管42から放出した空気により好
気状態になった汚水が循環水路2に直接流入することを
防止して、嫌気処理を効果的に行うことができるように
する。なお、この遮断部材9Aには、例えば、図3に示
した遮断部材9の構成を採用することができる。
【0036】また、上記第5実施例においては、浸漬膜
分離装置4を配設した凹所21と循環水路2の境界位置
に遮断部材9Aを可動に配設し、この遮断部材9Aによ
り、必要に応じて、浸漬膜分離装置4を隔離して、浸漬
膜分離装置4の散気管42から放出した空気により好気
状態になった汚水が循環水路2に直接流入することを防
止して、嫌気処理を効果的に行うことができるようにし
たが、図10〜図11に示す本発明の汚水処理設備の第
9実施例のように、遮断部材9Aに代えて、可動遮断部
94及び固定遮断部95とからなる遮断部材9Bを配設
するように構成することができる。これにより、浸漬膜
分離装置4の隔離をより確実にして、好気処理及び嫌気
処理をより効果的に行うことができるものとなる。
【0037】この場合において、遮断部材9Bは、浸漬
膜分離装置4を配設した凹所21と循環水路2の境界位
置に配設し、凹所21と循環水路2を、その下部90及
び可動遮断部としての可動カーテン94の配設箇所を除
いて遮断する固定遮断部としての固定カーテン95と、
所要の剛性を有する板状体からなり、上端に配した揺動
軸94aを中心として揺動可能に配設することにより、
浸漬膜分離装置4を駆動することにより、凹所21内を
循環する水流の流速が高まった場合には水流によって押
し開かれて凹所21と循環水路2の上部を連通するよう
にし、一方、浸漬膜分離装置4を停止することにより、
凹所21内を循環する水流の流速が低下した場合には垂
れ下がって凹所21と循環水路2の上部を遮断するよう
に構成した可動遮断部としての可動カーテン94とで構
成するようにする。なお、本実施例においては、上記第
5実施例において設けるようにした、嫌気ゾーン11を
挟んで上流側及び下流側に配設する、水流を阻止する遮
断部材9,9を省略するようにしたが、必要に応じて、
遮断部材9,9を配設することもできる。
【0038】このほか、遮断部材9Bとしては、図12
に示す本発明の汚水処理設備の第9実施例の第1変形例
のように、浸漬膜分離装置4を配設した凹所21と循環
水路2の境界位置に配設し、凹所21と循環水路2を、
その下部90及び可動遮断部としての可動カーテン94
の配設箇所を除いて遮断する固定遮断部としての固定カ
ーテン95と、所要の剛性を有する板状体からなり、上
端に配したエアーシリンダ等の任意の駆動機構94bに
より上下方向にスライド可能に配設することにより、駆
動機構94bを駆動することにより上昇して凹所21と
循環水路2の上部を連通するようにし、一方、同様に駆
動機構94bを駆動することにより下降して凹所21と
循環水路2の上部を遮断するように構成した可動遮断部
としての可動カーテン94とで構成したり、図13に示
す本発明の汚水処理設備の第9実施例の第2変形例のよ
うに、浸漬膜分離装置4を配設した凹所21と循環水路
2の境界位置に配設し、凹所21と循環水路2を、その
下部90及び可動遮断部としての可動カーテン94の配
設箇所を除いて遮断する固定遮断部としての固定カーテ
ン95と、固定カーテン95の上端に配設した略円柱状
の浮体からなり、給排気機構(図示省略)により浮体の
空気を排出することにより凹所21と循環水路2の上部
を連通するようにし、一方、同様に給排気機構により浮
体に空気を供給することにより凹所21と循環水路2の
上部を遮断するように構成した可動遮断部としての可動
カーテン94とで構成することができる。この場合、駆
動機構94bとしてのエアーシリンダや給排気機構のエ
アー源には、送風機6を利用することができ、送風機6
からの空気を電磁弁(図示省略)を介して、駆動機構9
4bとしてのエアーシリンダや給排気機構に供給するよ
うに構成することにより、可動カーテン94を、浸漬膜
分離装置4の駆動と独立して、任意に開閉操作すること
ができ、好気処理及び嫌気処理をより効果的に行うこと
ができるものとなる。
【0039】また、凹所21を形成する位置としては、
汚水処理槽1の中央の仕切壁12に沿って形成するほ
か、図14(A)に示す本発明の汚水処理設備の第10
実施例のように、汚水処理槽1の外壁15に沿って形成
したり、図14(B)に示す本発明の汚水処理設備の第
11実施例のように、その両側に形成することができ
る。
【0040】ところで、汚水処理槽1の形状は、上記各
実施例においては略長円形に形成しているが、これに限
定されず、例えば、図15に示す本発明の汚水処理設備
の第12実施例のように、円形とし、これに従って、循
環水路2をリング状とすることができる。この場合、遮
断部材9は、特に限定されるものではないが、所要の剛
性を有する板状体からなるカーテン91を、端端に配し
た揺動軸92を中心として揺動可能に配設することによ
り、攪拌曝気装置3を駆動することにより、循環水路2
を循環する水流の流速が高まった場合には、水流によっ
てばね等の復帰手段(図示省略)に抗して押し開かれて
循環水路2を開放するように、攪拌曝気装置3を停止す
ることにより、循環水路2を循環する水流の流速が低下
した場合には、復帰手段により復帰して循環水路2を遮
断するように構成することができる。
【0041】なお、上記第2実施例〜第15実施例の汚
水処理設備において、特に言及していない構成は、上記
第1実施例の汚水処理設備と同様であり、また、各実施
例の構成は、相互に抵触しない限り、その構成を適宜組
み合わせて適用することができるる。
【0042】以下、本発明の汚水処理設備の作用につい
て説明する。嫌気ゾーン11の開始位置に設けた流入口
13から原水を順次流入させながら、攪拌曝気装置3及
び浸漬膜分離装置4並びに攪拌装置7を駆動すると、攪
拌曝気装置3を配設した好気ゾーン10を汚水が流通し
ている間に、有機物が微生物により硝化され、溶存酸素
濃度が低下した汚水を、好気ゾーン10に続く嫌気ゾー
ン11に導入し、嫌気ゾーン11を汚水が流通している
間に、脱窒が行われる。これと同時に、浸漬膜分離装置
4の散気管42から放出した空気によって、分離膜41
を強力に洗浄して、分離膜41に付着した汚泥分を剥
離、除去しながら、分離膜41において汚泥分を含む汚
水を濾過して、ポンプ5によって、分離膜41の上部に
接続した引抜管43を介して汚泥分を含まない処理水を
直接、継続的に引き抜くようにする。また、循環水路2
の適宜位置に可動に配設した水流を阻止する遮断部材
9,9A,9Bにより、必要に応じて、水流を阻止しな
がら嫌気処理を行うことにより、浸漬膜分離装置4の散
気管42から放出した空気により好気状態になった汚水
が嫌気ゾーン11に直接流入することを防止して、嫌気
処理を効果的に行うようにする。
【0043】
【発明の効果】本発明の汚水処理設備によれば、単一槽
からなる循環水路内に好気ゾーンと嫌気ゾーンとを形成
し、循環水路の適宜位置に、散気管及び処理水の引抜管
を有する浸漬膜分離装置を配設するようにしているた
め、散気管から放出した空気により、浸漬膜分離装置の
分離膜を強力に洗浄して、分離膜に付着した汚泥分を剥
離、除去することができ、これにより、浸漬膜分離装置
に接続した処理水の引抜管を介して汚泥分を含まない処
理水を直接、継続的に安定して引き抜くことができると
ともに、好気処理を効果的に行うことができる。これに
より、従来、処理水から汚泥分を分離するために設けて
いた沈澱池を省略することができ、このため、1つの処
理槽で以て汚水処理設備を構成することができることと
相俟って、設備を小形化、簡略化することができ、ま
た、処理水と共に汚泥分の一部が引き抜かれることがな
いため、継続的に安定して汚水処理を行うことができ
る。また、循環水路の適宜位置に、水流を阻止する遮断
部材を可動に配設し、遮断部材により水流を阻止しなが
ら嫌気処理を行うようにしているため、浸漬膜分離装置
の散気管から放出した空気により好気状態になった汚水
が嫌気ゾーンに直接流入することを防止して、嫌気処理
を効果的に行うことができる。
【0044】また、嫌気ゾーンを挟んで遮断部材を配設
することにより、嫌気ゾーンの嫌気状態を確実に維持し
て、嫌気処理を効果的に行うことができる。
【0045】また、循環水路に凹所を形成し、凹所に浸
漬膜分離装置を配設するとともに、凹所と循環水路の境
界位置に遮断部材を配設することにより、浸漬膜分離装
置が、循環水路を循環する水流を阻害することを防止で
きるとともに、遮断部材により浸漬膜分離装置を隔離し
て、浸漬膜分離装置の散気管から放出した空気により好
気状態になった汚水が循環水路に直接流入することを防
止して、嫌気処理を効果的に行うことができる。
【0046】また、循環水路に形成した凹所と循環水路
の境界位置に配設した遮断部材を、可動遮断部と、固定
遮断部とで以て構成することにより、浸漬膜分離装置の
隔離をより確実にして、好気処理及び嫌気処理をより効
果的に行うことができる。
【0047】また、遮断部材を、水流によって開閉する
カーテンで以て構成することにより、遮断部材を駆動機
構を設けることなく移動することができ、設備構造を簡
略化することができる。
【0048】また、遮断部材を、浮体に対する空気の供
給量を調整することによって開閉するカーテンで以て構
成することにより、遮断部材を確実に移動することがで
きる。
【0049】また、遮断部材を、昇降機構を備えること
によって開閉するカーテンで以て構成することにより、
遮断部材を確実に、かつ迅速に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚水処理設備の第1実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図である。
【図2】遮断部材の一例を示し、(A)は遮断時の正面
図、(B)は解放時の正面図である。
【図3】遮断部材の一例を示し、(A)は遮断時の正面
図、(B)は解放時の正面図である。
【図4】本発明の汚水処理設備の第2実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図である。
【図5】本発明の汚水処理設備の第3実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図である。
【図6】本発明の汚水処理設備の第4実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図である。
【図7】本発明の汚水処理設備の第5実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図である。
【図8】本発明の汚水処理設備を示し、(A)は第6実
施例の平面図、(B)は第7実施例の平面図である。
【図9】本発明の汚水処理設備の第8実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図である。
【図10】本発明の汚水処理設備の第9実施例を示し、
(A)は平面図、(B)は正面縦断面図((A)のB−
B断面図)、(C)は正面縦断面図((A)のC−C断
面図)である。
【図11】同側面縦断面図((A)のA−A断面図)で
ある。
【図12】本発明の汚水処理設備の第9実施例の第1変
形例を示す側面縦断面図(図11に相当)である。
【図13】本発明の汚水処理設備の第9実施例の第2変
形例を示す側面縦断面図(図11に相当)である。
【図14】本発明の汚水処理設備を示し、(A)は第1
0実施例の平面図、(B)は第11実施例の平面図であ
る。
【図15】本発明の汚水処理設備の第12実施例を示
し、(A)は平面図、(B)は正面縦断面図((A)の
D−D断面図)である。
【符号の説明】
1 汚水処理槽 10 好気ゾーン 11 嫌気ゾーン 12 仕切壁 13 原水の流入口 2 循環水路 3 攪拌曝気装置 4 浸漬膜分離装置 40 膜ユニット 41 分離膜 42 散気管 43 引抜管 5 ポンプ 6 送風機 7 攪拌装置 8 流水ガイド板 9 遮断部材 9A 遮断部材 9B 遮断部材 94 可動遮断部 95 固定遮断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 征夫 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内 (72)発明者 習田 雅晴 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内 (72)発明者 飯沼 肇 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA02 HA93 KC14 PC61 4D040 BB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一槽からなる循環水路内に、攪拌曝気
    装置を配設した好気ゾーンと嫌気ゾーンとを形成した汚
    水処理設備において、前記循環水路の適宜位置に、散気
    管及び処理水の引抜管を有する浸漬膜分離装置を配設す
    るとともに、水流を阻止する遮断部材を可動に配設し、
    該遮断部材により水流を阻止しながら嫌気処理を行うよ
    うにしたことを特徴とする汚水処理設備。
  2. 【請求項2】 前記嫌気ゾーンを挟んで遮断部材を配設
    したことを特徴とする請求項1記載の汚水処理設備。
  3. 【請求項3】 前記循環水路に凹所を形成し、該凹所に
    浸漬膜分離装置を配設するとともに、前記凹所と循環水
    路の境界位置に遮断部材を配設したことを特徴とする請
    求項1記載の汚水処理設備。
  4. 【請求項4】 前記遮断部材が、可動遮断部と、固定遮
    断部とからなることを特徴とする請求項3記載の汚水処
    理設備。
  5. 【請求項5】 前記遮断部材が、水流によって開閉する
    カーテンからなることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の汚水処理設備。
  6. 【請求項6】 前記遮断部材が、浮体に対する空気の供
    給量を調整することによって開閉するカーテンからなる
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の汚水処
    理設備。
  7. 【請求項7】 前記遮断部材が、昇降機構を備えること
    によって開閉するカーテンからなることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の汚水処理設備。
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