JP2753853B2 - 中空糸膜による汚水処理方法および装置 - Google Patents

中空糸膜による汚水処理方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バイオリアクタ(生物反応処理槽)と組み
合せる固液分離用の中空糸膜の束を充填した汚水処理用
中空糸膜モジュールを用いた汚水処理方法および装置に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の汚水処理における固液分離膜として
は、平膜やチューブラー膜を使用したものが知られてい
る。
しかしながら、上記従来の固液分離は、膜表面に濃度
分極の発生と汚泥のゲル層が付着するのを防止するため
に、混合液に乱流を与える必要があり、そのために所要
動力が大きくなるという問題点があった。
また、膜面に付着したゲル層を剥離除去するためにボ
ール洗浄を必要とし、透過流量の制御が困難であった。
上記従来の問題点を解決するために、本発明者等は、
生物反応処理をした活性汚泥混合液中に中空糸膜を充填
し、該中空糸膜の内部を間欠的に吸引して上記汚水を透
過液と濃縮液とに固液分離すると共に、上記間欠吸引の
吸引・休止時間を変化させて、透過流量を制御するよう
にした汚水処理方法および装置を開発した。
しかしながら、上記中空糸膜が固液分離槽やバイオリ
アクタ内でその乱流により絡み付いて処理効率が低下す
るばかりでなく、中空糸膜の寿命が短く、その取り替え
が困難である等の問題点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、中空糸膜の乱れや
絡み付きを無くして、その寿命を長くすることができる
だけでなく、取り替えが容易で、処理能力や規模等の標
準化を図ることができる汚水処理用中空糸膜モジュール
を用いた汚水処理方法および装置を提供しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明の中空糸膜モジュールを用いた汚水処理方法
は、水位変動する有機性汚水をバイオリアクタにより生
物反応処理をした活性汚泥を含む混合液中に中空糸膜モ
ジュールを充填し、該中空糸膜モジュール内に遊動自由
に吊設した多数の中空糸膜の下端部を閉塞せしめると共
に、内部の透過液を間欠的に吸引して上記混合液を透過
液と濃縮液に分離し、該濃縮液を上記バイオリアクタに
返送する方法において、上記バイオリアクタの水位変動
に関連させて上記間欠吸引の吸引・休止時間を変化さ
せ、透過流量を制御するようにしたことを特徴とする。
また、中空糸膜モジュールを用いた汚水処理装置は、水
位変動する有機性汚水を生物反応処理するバイオリアク
タと、該バイオリアクタからの活性汚泥混合液を導入す
る固液分離槽と、該固液分離槽内に充填され、内部に自
由に垂れ下がった状態で多数の中空糸膜を遊動自由に吊
設した中空糸膜モジュールと、各中空糸膜の内部の透過
液を間欠的に吸引する手段と、該間欠的吸引手段の吸引
時間を設定するタイマーと、上記固液分離槽内の濃縮液
を上記バイオリアクタに返送する手段とから成ることを
特徴とする。さらに、水位変動する有機性汚水を生物反
応処理するバイオリアクタと、該バイオリアクタに充填
され、内部に自由に垂れ下がった状態で多数の中空糸膜
を遊動自由に吊設した中空糸膜モジュールと、各中空糸
膜の内部の透過液を間欠的に吸引する手段と、該間欠的
吸引手段の吸引時間を設定するタイマーとから成ること
も特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図において、1は除砂装置、2はスクリーンであ
って、原液中に混入している土砂等の固形物を除去する
ようになっている。
3は可変容量型のバイオリアクタ(生物反応処理槽)
であって、上記原液が流入管4を通して流入するように
なっている。本実施例では自然流下するようになってい
るが、適宜ポンプ(図示せず)により供給するようにし
てもよい。尚、原液が厨房排水のような油を含む汚水の
場合には、油分離を行ってからバイオリアクタに導入す
るようにする。
上記原液の流入量は時間的に変化し、そのために、該
バイオリアクタ3内の生物フロックを含む混合液、即ち
活性汚泥混合液5の水位は上下(HWL,LWL)に変動する
ようになっている。
該バイオリアクタ3の底部には、散気管6が配設され
ていて、曝気ブロワー7から送気される空気を上記混合
液5中に散気するようになっている。
8は流出管であって、上記バイオリアクタ3の底部か
ら混合液をポンプ9により排出するようになっている。
該流出管8から排出される混合液は、途中、スクリー
ン10および除砂装置11等により固形物を除去されて固液
分離槽12に送られる。
上記固液分離槽12内には、第2図に示すように、中空
糸膜モジュール13が充填されている。該中空糸膜モジュ
ール13は、第3図および第4図に示すように、ハニカム
チューブ13a内に多数の中空糸膜13bの束を収容して構成
されている。
該中空糸膜13bは、例えば、0.1ミクロン程度の微細な
穴を無数に有するポリエチレン等の合成樹脂製の直径0.
8mm程度の糸状中空管である。中空糸膜13はbはこれに
限定するものではなく、これまで使用または開発されて
いる中空糸膜であればいずれのものでもよい。
該中空糸膜13bの束の上端部は吸引室13c内に開口した
状態で固着されている。一方、中空糸膜13bの下端部は
閉塞されている。尚、中空糸膜13bをループ状に垂下さ
せて、その両端を吸引室13cで固着させてもよい。ま
た、上記中空糸膜モジュール13は横向き、或いは斜め等
いずれの方向に配向させてもよい。
第1図において、14は返送管であって、固液分離槽12
内の濃縮液をバイオリアクタ3に返送するようになって
いる。
15は吸引装置であって、上記吸引室13c、すなわち中
空糸膜13bの内を吸引して低圧状態にすることにより、
混合液のうち固形分、微生物、ウイルス等を除いた液部
分のみを中空糸膜13bの内部に透水させて固液分離する
ようになっている。
16は間欠タイマーであって、上記吸引装置15による稼
動時間を適宜設定することにより、その吸引時間と休止
時間とを変化せしめるようになっている。
次に、上記実施例装置の作用を説明する。
まず、有機汚水の原液から除砂装置1およびスクリー
ン2により砂等の固形分を分離して流入管4からバイオ
リアクタ3内に導入する。
バイオリアクタ3内に導入された有機性汚水は活性汚
泥混合液5となる。活性汚泥混合液5の水位は、上記流
入管4からの流入量および流出管8からの流出量の変化
に応じてバイオリアクタ3内を上下に変動する。
バイオリアクタ3の底部には散気管6が配置されてい
て、曝気ブロワー7から空気が供給されるので、バイオ
リアクタ3内に流入した汚水中の有機物は、好気性微生
物フロックに吸着され、さらに酸化分解されて浄化され
る。
活性汚泥を含んだ処理水はポンプ9により流出管8か
ら固液離槽12に送られる。
固液分離槽12内に流入した混合液は、ハニカムチュー
ブ13a内の中空糸膜13bの微細な穴を通って吸引室13cに
吸引され、その透過液は、送水管17から処理水として引
き抜かれる。
中空糸膜13bにより吸引されない濃縮液は返送管14を
通ってバイオリアクタ3に戻される。
上記吸引装置15は間欠タイマー16により断続的に稼動
して、上記透過流量を制御するようになっている。該間
欠タイマー17はコンピュータによりコントロールすると
よい。
第5図は、上記中空糸膜モジュール13をバイオリアク
タ3内に収容して装置全体をコンパクトに構成してい
る。
上記実施例はいずれも、好気性のバイオリアクタでの
処理について説明したが、本発明はこれに限定するもの
ではなく、嫌気性のバイオリアクタであってもよい。こ
の場合、バイオリアクタには蓋をし、ガス捕集と加熱が
必要である。
[発明の効果] 1.中空糸膜が自由に拡がりながら遊動するので、拌流の
ないところでも、液体との接触状態が絶えず変化して濾
過効率がよく、また、内部の透過液が間欠的に吸引され
る度に、中空糸が脈動して、その外側表面に付着したゲ
ル層が剥離し易く、さらに、拌流の助けを必要とするこ
となく、効率的に濾過を行なうことができる。
2.中空糸膜の絡み付きが無くなり、膜の寿命が長くな
る。
3.固液分離槽やバイオリアクタ内への組み込みが容易で
ある。
4.本発明は、下水処理施設、産業排水処理施設、排水再
利用施設および既設処理設備の改造等に適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示する汚水処理システムの
フロー図、第2図は固液分離槽内にハニカム型の中空糸
膜モジュールを充填した状態を示す上面図、第3図は中
空糸膜モジュールの斜視図、第4図は別の装置を示すフ
ロー図である。 1……除砂装置、2……スクリーン、3……バイオリア
クタ、4……流入管、5……活性汚泥混合液、6……散
気管、7……曝気ブロワー、8……流出管、9……ポン
プ、10……スクリーン、11……除砂装置、12……固液分
離槽、13……中空糸膜モジュール、13a……ハニカムチ
ューブ、13b……中空糸膜、13c……吸引室、14……返送
管、15……吸引装置、16……間欠タイマー、17……送水
管。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水位変動する有機性汚水をバイオリアクタ
    により生物反応処理をした活性汚泥を含む混合液中に中
    空糸膜モジュールを充填し、該中空糸膜モジュール内に
    遊動自由に吊設した多数の中空糸膜の下端部を閉塞せし
    めると共に、内部の透過液を間欠的に吸引して上記混合
    液を透過液と濃縮液に分離し、該濃縮液を上記バイオリ
    アクタに返送する方法において、上記バイオリアクタの
    水位変動に関連させて上記間欠吸引の吸引・休止時間を
    変化させ、透過流量を制御するようにしたことを特徴と
    する中空糸膜モジュールを用いた汚水処理方法。
  2. 【請求項2】水位変動する有機性汚水を生物反応処理す
    るバイオリアクタと、該バイオリアクタからの活性汚泥
    混合液を導入する固液分離槽と、該固液分離槽内に充填
    され、内部に自由に垂れ下がった状態で多数の中空糸膜
    を遊動自由に吊設した中空糸膜モジュールと、各中空糸
    膜の内部の透過液を間欠的に吸引する手段と、該間欠的
    吸引手段の吸引時間を設定するタイマーと、上記固液分
    離槽内の濃縮液を上記バイオリアクタに返送する手段と
    から成ることを特徴とする中空糸膜モジュールを用いた
    汚水処理装置。
  3. 【請求項3】水位変動する有機性汚水を生物反応処理す
    るバイオリアクタと、該バイオリアクタに充填され、内
    部に自由に垂れ下がった状態で多数の中空糸膜を遊動自
    由に吊設した中空糸膜モジュールと、各中空糸膜の内部
    の透過液を間欠的に吸引する手段と、該間欠的吸引手段
    の吸引時間を設定するタイマーとから成ることを特徴と
    する中空糸膜モジュールを用いた汚水処理装置。
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