JP2001062483A - 高濃度汚水の処理方法 - Google Patents

高濃度汚水の処理方法

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JP2001062483A
JP2001062483A JP24239299A JP24239299A JP2001062483A JP 2001062483 A JP2001062483 A JP 2001062483A JP 24239299 A JP24239299 A JP 24239299A JP 24239299 A JP24239299 A JP 24239299A JP 2001062483 A JP2001062483 A JP 2001062483A
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air
tank
activated sludge
diffuser
membrane separation
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JP24239299A
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English (en)
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Seiji Izumi
清司 和泉
Yutaka Yamada
山田  豊
Taichi Kamisaka
太一 上坂
Tatsuya Uejima
達也 上島
Susumu Kawakami
進 川上
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 曝気空気量を増加させることなく、必要量の
酸素を活性汚泥に十分に供給することができる高濃度汚
水の処理方法を提供する。 【解決手段】 有機物、窒素濃度の高い有機性汚水8
を、浸漬型膜分離装置21を設置した反応槽1で生物処
理する膜分離活性汚泥法において、浸漬型膜分離装置2
1の散気管23に曝気空気を供給する空気供給系2に所
定量のオゾン化空気を注入し、散気管23からオゾン化
空気を混入した曝気空気を槽内に供給するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高濃度汚水の処理
方法に関し、有機物、窒素濃度の高い有機性汚水を膜分
離装置を使用して活性汚泥処理する膜分離活性汚泥処理
技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有機物、窒素濃度の高い有機性汚
水を処理する方法として活性汚泥処理があり、膜分離装
置を併用して槽内の活性汚泥濃度を高く維持する膜分離
活性汚泥処理がある。図3〜図4に示すように、膜分離
装置21は、複数枚の平板状膜カートリッジ22と、そ
の下方より膜面洗浄気体を噴出する散気管23とをケー
ス24の内部に配置したものである。ケース24は、搬
送やメンテナンスを容易にするために、膜ケース25と
散気ケース26とに分割形成し、散気管23より噴出す
る膜面洗浄気体の全量が膜ケース25内に入り込むよう
に形成している。
【0003】膜カートリッジ22は、ABS樹脂製の濾
板22Aの両表面に濾過膜22Bを配置し、濾板22A
と濾過膜22Bとの間、および濾板22Aの内部に透過
液流路を形成し、透過液流路に連通する透過液取出口2
2Cを濾板22Aの上端縁に形成したものである。各膜
カートリッジ22は、透過液取出口22Cに接続したチ
ューブ27を介して集水管28に連通しており、集水管
28は膜透過液を導出する透過液導出管29に連通して
いる。膜ケース25の上部には膜カートリッジ22の浮
上を防止する押さえ板30を設けている。
【0004】この膜分離装置21を活性汚泥処理施設に
おいて使用する場合には、曝気槽内部の活性汚泥混合液
中に膜分離装置21を浸漬し、散気管23より曝気空気
を噴出させる状態において、原水中の有機物や窒素を活
性汚泥により処理しており、活性汚泥混合液は、槽内で
の水頭を駆動圧として膜カートリッジ22により重力濾
過し(透過液導出管29に吸引ポンプを介装することで
吸引濾過も可能である)、膜カートリッジ22の膜面を
透過した透過液を処理水として透過液導出管29を通じ
て槽外へ導出する。このとき、散気管23より噴出する
曝気空気の気泡およびそれにより生起される上昇流が掃
流となって膜カートリッジ22の膜面を洗浄し、分離機
能の低下を抑制して膜分離装置21が機能不全に至るこ
とを防止している。
【0005】上述した膜を利用する水処理設備の一般的
な構成は、図2に示すものである。図2において、流入
汚水41は、前処理設備42において夾雑物を除去した
後に流量調整槽43に貯留し、流量調整槽43から一定
の流量で曝気槽(生物処理槽)44に供給する。曝気槽
44では活性汚泥により汚水中の有機物質を分解除去
し、曝気槽44に浸漬配置した膜分離装置21で固液を
分離し、ろ液は減菌槽45を経て放流している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような浸漬型
膜分離装置を使用する浸漬型膜分離活性汚泥法では、散
気管から噴出する空気が、活性汚泥への酸素供給のため
の曝気空気と、膜面洗浄を行なう掃流の駆動源とを兼ね
ている。ところで、有機物、窒素濃度の高い高濃度汚水
を処理する場合には、活性汚泥が必要とする酸素量が多
くなり、この酸素供給のために散気管から噴出する曝気
空気量を増加させる必要がある。一方、膜カートリッジ
22の濾過膜22Bを掃流によって洗浄するには、その
曝気強度(噴出速度、噴出圧力、噴出量によって定ま
る)に適値があり、曝気空気量が過剰に増加すると、濾
過膜22Bが損傷する恐れがある。
【0007】このために、曝気槽の上流側に前曝気槽を
設け、膜分離装置のない前曝気槽において十分に曝気し
て酸素の不足を解消している。しかし、前曝気槽を設置
するためには設置スペースを必要とし、既設の面積の限
られた施設において前曝気槽を設置することは困難であ
った。本発明は上記した課題を解決するものであり、浸
漬型膜分離装置を使用する浸漬型膜分離活性汚泥法にお
いて、曝気空気量を増加させることなく、必要量の酸素
を活性汚泥に十分に供給することができる高濃度汚水の
処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の高濃度汚水の処理方法は、有機物、窒素濃
度の高い有機性汚水を、浸漬型膜分離装置を設置した反
応槽内で生物処理する膜分離活性汚泥法において、浸漬
型膜分離装置の散気管に曝気空気を供給する空気供給系
に所定量のオゾン化空気を注入し、散気管からオゾン化
空気を混入した曝気空気を槽内に供給するものである。
【0009】上記した構成により、オゾン化空気を曝気
空気に混入することにより、オゾンの水中への高い溶解
性によって高速度の酸素溶解が生じ、この酸素の溶解効
率の高まりによって、散気管を通して槽内に供給する必
要空気量を20〜30%低減でき、ブロアの出力を抑制
して消費エネルギーを削減できる。散気管は長期間にわ
たって使用していると、活性汚泥濃度が高い場合(1〜
2%程度)には、散気管の空気孔に侵入した汚泥が空気
乾燥されて粒状または粘土状の固形物となり、空気孔を
閉塞することがある。しかし、本発明のようにオゾン化
空気を散気管に供給することにより、散気管内の有機物
をオゾンで酸化分解して散気管の空気孔の閉塞を防止で
きる。
【0010】また、反応槽内に噴出したオゾンは、浸漬
型膜分離装置の濾過膜に付着するケーキ層の汚泥を酸化
分解して除去し、膜面の目詰まりを防止する。また、活
性汚泥の酸化分解にも寄与し、余剰汚泥の発生量を抑制
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、反応槽1の内部に
配置する浸漬型膜分離装置21は、図3〜図4において
説明したものと同様であるので、同一番号を付して詳し
い説明を省略する。浸漬型膜分離装置21の散気管23
は口径10mm程度の複数の空気孔を有し、それぞれに
空気供給系2が連通している。この空気供給系2は、曝
気空気を供給するブロア3と、散気管23に連通する散
気空気管4とからなる。
【0012】空気供給系2にはオゾン供給系5が連通し
ており、オゾン供給系5はオゾン化空気を発生させるオ
ゾン発生器6と、散気空気管4に連通するオゾン化空気
管7とからなる。反応槽1の上流側には、流水する高濃
度汚水8の夾雑物を目幅が1mm程度のスクリーンで除
去する前処理設備9を配置しており、前処理設備9の下
流に夾雑物を除去した高濃度汚水8を貯留する流量調整
槽10を設けている。反応槽1の下流側には減菌槽11
を設けている。
【0013】以下、上記した構成における作用を説明す
る。流入する高濃度汚水8は、通常多量のSSや夾雑物
が含まれているので、前処理設備9において夾雑物を除
去し、この高濃度汚水8を流量調整槽10に貯留し、定
流量で反応槽1へ供給する。一方、空気供給系2におい
てブロア3から供給する曝気空気を、散気空気管4を通
して散気管23に供給するとともに、オゾン供給系5に
おいてオゾン発生器で発生するオゾン化空気を、オゾン
化空気管7を通して散気空気管4に供給し、散気管23
からオゾン化空気を混入した曝気空気を槽内液中に噴出
する。
【0014】反応槽1では、散気管23から噴出するオ
ゾン化空気を混入した曝気空気によって酸素を供給す
る。このとき、オゾンの水中への高い溶解性によって高
速度の酸素溶解が生じ、この酸素の溶解効率の高まりに
よって、曝気空気量を増加させることなく、必要量の酸
素を活性汚泥に十分に供給することができ、散気管23
を通して槽内に供給する必要空気量を20〜30%低減
でき、ブロア3の出力を抑制して消費エネルギーを削減
できる。
【0015】また、オゾン化空気を曝気空気とともに散
気管23から散気することにより、活性汚泥濃度が高い
場合(1〜2%程度)にあっても、散気管23の空気孔
に侵入した汚泥をオゾンで酸化分解して散気管23の閉
塞を防止し、長期間にわたる使用を可能にする。また、
反応槽1に噴出したオゾンは、浸漬型膜分離装置21の
濾過膜22Bに付着するケーキ層の汚泥を酸化分解して
除去し、膜面の目詰まりを防止する。また、活性汚泥の
酸化分解にも寄与し、余剰汚泥の発生量を抑制する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、曝気空
気に混気したオゾン化空気による酸素の溶解効率の高ま
りによって、散気管を通して槽内に供給する必要空気量
を20〜30%低減でき、活性汚泥濃度が高い場合にあ
っても、散気管の空気孔に侵入した汚泥を酸化分解して
除去することで散気管の空気孔の閉塞を防止でき、オゾ
ンで濾過膜のケーキ層を酸化分解して除去することで膜
面の目詰まりを防止でき、オゾンで活性汚泥を酸化分解
することで余剰汚泥の発生量を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同実施の形態における高濃度汚水の処理方法を
示すフローシートである。
【図2】従来の汚水の処理方法を示すフローシートであ
る。
【図3】膜分離装置を示す横断面図である。
【図4】膜分離装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 反応槽 2 空気供給系 3 ブロア 4 散気空気管 5 オゾン供給系 6 オゾン発生器 7 オゾン化空気管 8 高濃度汚水 9 前処理設備 10 流量調整槽 11 減菌槽 21 浸漬型膜分離装置 23 散気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上坂 太一 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 上島 達也 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 川上 進 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 4D006 GA06 HA41 HA93 KA44 KB22 KC14 KD21 MA03 MC21 PA02 PB08 PC64 4D028 AC03 BC17 BD07 BD17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物、窒素濃度の高い有機性汚水を、
    浸漬型膜分離装置を設置した反応槽内で生物処理する膜
    分離活性汚泥法において、浸漬型膜分離装置の散気管に
    曝気空気を供給する空気供給系に所定量のオゾン化空気
    を注入し、散気管からオゾン化空気を混入した曝気空気
    を槽内に供給することを特徴とする高濃度汚水の処理方
    法。
JP24239299A 1999-08-30 1999-08-30 高濃度汚水の処理方法 Withdrawn JP2001062483A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071238A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Takasago Thermal Eng Co Ltd オゾン供給装置
WO2014196152A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 排水処理装置
JP2016022450A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 水処理装置
CN109562331A (zh) * 2017-02-22 2019-04-02 三菱化学株式会社 虹吸式散气装置、膜分离活性污泥装置、水处理方法

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