JP4373871B2 - 活性汚泥処理装置 - Google Patents

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本発明は、膜により下水や廃水等の原水を透過させて浄化する活性汚泥処理装置の改善に関し、より詳しくは、浸漬膜の洗浄により生じる硝酸を含む洗浄廃液を効果的に処理することを可能ならしめるようにした活性汚泥処理装置およびその運転方法に関する。
下水や廃水等の原水を活性汚泥処理し、処理した被処理水を膜に透過させて透過水を得、得た透過水を河川等に放流するようにした活性汚泥処理装置がある。この活性汚泥処理装置の浸漬膜は、使用により懸濁物質が付着したり、詰まったりして分離能力が低下するので、浸漬膜の膜面の洗浄等により付着あるいは詰まった懸濁物質を洗浄することにより、浸漬膜の透過水量を確保するようにしている。浸漬膜の膜面を洗浄するようにしたものとしては、例えば後述する構成になる活性汚泥処理装置が公知である。以下、この従来例に係る活性汚泥処理装置を、その模式的全体断面図の図9と、図9のA1−A1断面図の図10と、図9のA2−A2断面図の図11とを参照しながら説明する。
図に示す符号51は活性汚泥処理装置の反応槽である。この活性汚泥処理装置の反応槽51内には、廃水(以下、原水という。)52が充満している。この原水52中には、平板状または中空糸状の膜ユニット53を収納するケーシング54が浸漬配置されている。
以下、平板状の膜ユニットを例として説明する。平板状の膜ユニットの場合、この膜ユニット53の下部のケーシング54内に粗大気泡散気装置55が配置されると共に、この粗大気泡散気装置55の下側に微細気泡散気装置56が配置されている。膜ユニット53は、4枚の平板状の膜エレメント57で構成され、その膜面が互いに平行になるように適当な間隔をおいて並列にケーシング54内に収納されてユニット化されている。粗大気泡散気装置55は、気孔径5〜10mmの散気孔を複数個有する散気管58が5本並列に、かつ膜エレメント57の長手方向と直交するように配置されている。また、微細気泡散気装置56は。気孔径0.5〜0.2mm程度に形成されたメンブレン式散気板59からなり、前記粗大気泡散気装置55の下側に板面を水平にして配置されている。
上記構成になる活性汚泥処理装置では、粗大気泡散気装置55からの粗大気泡は主として膜エレメント57の膜面洗浄に利用され、二次的に生物処理に必要な酸素供給が行われる。また、微細気泡散気装置56からの微細気泡は主として生物処理に必要な酸素供給に利用され、二次的に膜エレメント57の膜面洗浄が行われることになる。従って、この活性汚泥処理装置によれば、粗大気泡と微細気泡が相互に膜面洗浄と酸素供給の作用を補完しあうので、粗大気泡のみの場合と異なり、微細気泡により効果的に生物処理に必要な酸素供給が図れるから散気量を低減することができ、全体として反応槽51内への散気量を、粗大気泡のみの場合よりも少なくして効率良く原水52の活性汚泥処理を行うことができる。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−224685号公報
ところで、浸漬膜の膜面に付着したり、詰まったりする懸濁物質は、汚泥ケークと有機物と無機物とからなっている。汚泥ケークの洗浄や有機物の分解(有機物の完全除去には、次亜塩素酸ソーダによる洗浄が好ましい。)には曝気が有効であるが、無機物を完全に除去することができない。従って、浸漬膜の透過効率が次第に低下し、遂には使用に耐えることができなくなるため、一般に浸漬膜を硝酸水により洗浄することにより、浸漬膜の膜面に付着したり詰まったりしている無機物を除去している。硝酸を含む洗浄廃液は、中和等を含む然るべき処理をした後に処分しなければならないから、洗浄廃液の処理コストが嵩むという問題があった。
また、上記従来例に係る活性汚泥処理装置の反応槽では被処理水中の有機物を、散気装置から送り込む空気中の酸素により水と二酸化炭素に分解するために、多量の空気を送り込まなければならず、散気装置に酸素を送り込むブロアの駆動コストが嵩むという問題もあった。
従って、本発明の目的は、浸漬膜に付着した無機物の洗浄により生じる硝酸を含む洗浄廃液の処理コスト、および散気装置に空気を送り込むブロアの駆動コストの低減を可能ならしめる活性汚泥処理装置およびその運転方法を提供することである。
発明者らは、活性汚泥処理装置では、無酸素槽における脱窒菌による有機物を利用した脱窒作用により硝酸を分解することで、被処理水中に含まれている硝酸の量が多い程、硝酸の分解に多量の有機物が消費される結果、無酸素槽から好気槽に流入する脱窒後の被処理水中の有機物の量が減少し、好気槽における有機物の分解に必要な酸素量を減少させることが可能になると考えて、本発明をなしたものである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って課題を解決するために、本発明の請求項1に係る活性汚泥処理装置が採用した手段は、下水や廃水等のアンモニアを含む原水が供給される無酸素槽を備え、この無酸素槽から脱窒後の被処理水が流入し、透過水を取出す浸漬膜が配設され、かつ曝気用の空気を吹き込む散気装置が設けられてなる好気槽を備えると共に、アンモニアの硝化反応によりこの好気槽で発生する硝酸または亜硝酸を含む硝化液を、この好気槽から前記無酸素槽に循環させる硝化液循環ラインを備えてなる活性汚泥処理装置において、前記浸漬膜の洗浄により生じる硝酸を含む洗浄廃液を前記無酸素槽に供給する洗浄廃液供給装置を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る活性汚泥処理装置が採用した手段は、請求項1に記載の活性汚泥処理装置において、前記洗浄廃液供給装置は、前記浸漬膜に付着している無機物を洗浄する硝酸水が注水され、洗浄すべき浸漬膜を洗浄する浸漬膜洗浄槽と、この浸漬膜洗浄槽から前記無酸素槽に連通し、流量調整弁が介装されてなる洗浄廃液供給ラインとからなることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る活性汚泥処理装置が採用した手段は、下水や廃水等のアンモニアを含む原水が供給される無酸素槽と、この無酸素槽から脱窒後の被処理水が流入し、曝気用の空気が吹き込まれる散気装置が設けられてなる好気槽と、アンモニアの硝化反応によりこの好気槽で発生する硝酸または亜硝酸を含む硝化液を、前記好気槽から前記無酸素槽に循環させる硝化液循環ラインと、前記好気槽から第1開閉弁が介装されてなる被処理水流入ライン、および第2開閉弁が介装されてなる被処理水流出ラインが連通し、曝気用の空気を吹き込む散気装置が設けられると共に、透過水を取出す浸漬膜が配設されてなる膜浸漬槽と、この膜浸漬槽から第3開閉弁が介装されてなる洗浄廃液排出ラインが連通する硝酸水槽と、この硝酸水槽から前記被処理水流入ラインの第1開閉弁と膜浸漬槽との間に連通し、第4開閉弁が介装されてなる硝酸水供給ラインと、前記硝酸水槽から前記無酸素槽に連通し、第5開閉弁が介装されてなる洗浄廃液供給ラインとからなることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る活性汚泥処理装置の運転方法が採用した手段は、上記請求項1に記載の活性汚泥処理装置の運転方法であって、硝酸による浸漬膜の洗浄により生じた硝酸を含む洗浄廃液を洗浄廃液供給装置から無酸素槽に供給しながら、この無酸素槽から脱窒後の被処理水を好気槽に流入させ、流入する被処理水と活性汚泥とからなる活性汚泥混合水を好気槽に浸漬されてなる浸漬膜でろ過することを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る活性汚泥処理装置の運転方法が採用した手段は、上記請求項2に記載の活性汚泥処理装置の運転方法であって、硝酸による前記浸漬膜の洗浄により生じた硝酸を含む洗浄廃液を洗浄廃液供給装置の浸漬膜洗浄槽から洗浄廃液供給ラインを介して無酸素槽に供給しながら、この無酸素槽から脱窒後の被処理水を好気槽に流入させ、流入する被処理水と活性汚泥とからなる活性汚泥混合水を好気槽に浸漬されてなる浸漬膜でろ過することを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る活性汚泥処理装置の運転方法が採用した手段は、上記請求項3に記載の活性汚泥処理装置の運転方法であって、無酸素槽から脱窒後の被処理水が流入する好気槽から膜浸漬槽に活性汚泥混合水を流入させ、流入する活性汚泥混合水を膜浸漬槽に浸漬されてなる浸漬膜でろ過するろ過運転工程と、ろ過運転の継続により浸漬膜の膜面が無機物で詰まり、予め設定した抵抗値を越えると、ろ過運転と膜浸漬槽への空気供給を停止させると共に、活性汚泥混合水の流入を停止させるろ過運転停止工程と、膜浸漬槽に硝酸水槽から硝酸水を供給しながら活性汚泥を好気槽に押出す汚泥・硝酸水置換工程と、硝酸水の供給により膜浸漬槽内の液の全てが硝酸水で置換されると、予め定めた時間の間の膜浸漬槽内の硝酸水を保持し続ける浸漬膜洗浄工程と、予め定めた時間経過後に膜浸漬槽内の硝酸を含む洗浄廃液を、膜浸漬槽から硝酸水槽に戻す洗浄廃液戻し工程と、硝酸水槽内の洗浄廃液を無酸素槽に供給しながら、無酸素槽から脱窒後の被処理水を好気槽に供給し、好気槽から膜浸漬槽に活性汚泥混合水を供給して浸漬膜でろ過するろ過運転工程に戻ることを特徴とするものである。
本発明の請求項1乃至3に係る活性汚泥処理装置、および本発明の請求項4乃至6に係る活性汚泥処理装置の運転方法では、脱窒機能を有する無酸素槽に、アンモニアの硝化反応により生じた硝酸または亜硝酸を含む硝化液が好気槽から供給されると共に、浸漬膜の洗浄により生じた硝酸を含む洗浄廃液が供給されるが、これらの硝酸は無酸素槽における有機物による脱窒作用により分解される。そして、洗浄廃液に含まれている硝酸を分解するために、原水中の有機物がより多く消費され、無酸素槽から好気槽に流入する脱窒後の被処理水中の有機物の量が減少するから、好気槽における有機物の分解に必要な酸素量を減少させることができる。また、好気槽に流入する有機物の濃度を低下させることができるので、好気槽でのアンモニアの硝化反応が安定して行われる。
従って、本発明の請求項1乃至3に係る活性汚泥処理装置、および本発明の請求項4乃至6に係る活性汚泥処理装置の運転方法によれば、硝酸を含む洗浄廃液は、中和等を含む然るべき処理をした後に処分する必要がないから、洗浄廃液の処理コストが不要になる。
また、散気装置に空気を送り込むブロアの駆動モータを、消費電力の少ない小型のものにすることができるから、駆動モータの消費電力駆動コストを低減させることができる。
本発明の請求項3に係る活性汚泥処理装置、および本発明の請求項6に係る活性汚泥処理装置の運転方法によれば、洗浄するために浸漬膜を着脱する必要がない。従って、本発明の請求項1または2に係る活性汚泥処理装置、および本発明の請求項4または5に係る活性汚泥処理装置の運転方法の場合よりも活性汚泥処理装置の運転停止時間が短縮されるため、活性汚泥処理装置の稼働率が向上する。
以下、本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置の模式的構成説明図、図2は浸漬膜の洗浄状態説明図である。
図1,2に示す符号1は、本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置である。この活性汚泥処理装置1は、無酸素槽2を備えており、この無酸素槽2には下水や廃水等のアンモニアを含む原水が供給されるように構成されている。この無酸素槽2は、脱窒槽とも呼ばれており、脱窒菌が有機物を活用することにより、硝酸や亜硝酸を窒素ガスと水とに分解する機能を備えている。この無酸素槽2により脱窒された被処理水は、好気槽3に供給されるように構成されている。この好気槽3は、硝化槽とも呼ばれており、アンモニア酸化細菌等の微生物の作用によりアンモニアを硝酸または亜硝酸にする硝化機能を備えている。
そして、この好気槽3で生産された硝酸または亜硝酸を含む硝化液の一部は、循環ポンプ4aが介装されてなる硝化液循環ライン4を介して、前記無酸素槽2に循環されるように構成されている。
前記好気槽3には、被処理水中の懸濁物質を分離して水を透過させ、透過水として取出す透過水排出装置5を備えている。この透過水排出装置5は、好気槽3内の被処理水中に浸漬される浸漬膜5aと、この浸漬膜5aの膜を透過した透過水を放水する放水ライン5bと、この放水ライン5bに介装され、吸引すると共に、吸引により透過した透過水を放水先側に送り出す吸引ポンプ5cとから構成されている。また、この好気槽3には、アンモニアの硝化と有機物の分解とに使用される空気を、被処理水中に吹き込む散気装置6が設けられている。この散気装置6の空気噴出ヘッダー6aには、空気を送る空気供給ライン6bが連通しており、この空気供給ライン6bにブロア6cとから空気が送り込まれるように構成されている。
さらに、前記無酸素槽2には、洗浄廃液供給装置7から硝酸を含む浸漬膜5aの洗浄廃液が供給されるように構成されている。この洗浄廃液供給装置7は、前記浸漬膜5aの膜面に付着したり詰まったりしている無機物を洗浄して除去する硝酸水(通常、1〜2%の濃度の硝酸を含む硝酸水が用いられる。)が入れられる浸漬膜洗浄槽7aを備えている。
そして、この浸漬膜洗浄槽7aから無酸素槽2に、洗浄廃液排出ポンプ7c,洗浄廃液の供給量を調整する流量調整弁7dが介装されてなる洗浄廃液供給ライン7bが連通している。前記浸漬膜洗浄槽7aで浸漬膜5aを洗浄する場合には、図2に示すように、例えば活性汚泥処理装置1の操業を停止した後、透過水排出装置5から浸漬膜5aを取外し、取外した浸漬膜5aを浸漬膜洗浄槽7a内の硝酸水中に、例えば2時間程度の間浸漬するものである。
以下、上記構成になる活性汚泥処理装置1の作用態様を説明する。即ち、運転の継続により、好気槽3内の脱窒後の被処理水中に浸漬されている浸漬膜5aの膜面に有機物と、例えば鉄、カルシウム等の無機物とからなる懸濁物質が次第に付着する。上記従来例に係る説明から良く理解されるように、散気装置により汚泥ケークが除去され、次亜塩素酸ソーダにより有機物が除去されるが、無機物は除去することができないので、遂には浸漬膜5aの膜面が詰まる。そのため、原水の水質によっては、被処理水の透過性能が悪化し、初期の処理能力が失われる場合もあるので、図2に示すような方法により、浸漬膜5aは定期的に洗浄される。
即ち、活性汚泥処理装置1の運転を停止し、好気槽3内の被処理水中に浸漬されている浸漬膜5aを、透過水排出装置5の放水ライン5bの基端部から取外す(浸漬膜取外し工程)と共に、取外した浸漬膜5aを浸漬膜洗浄槽7内の硝酸水中に、数時間の間、例えば2時間程度浸漬する。これにより、浸漬膜5aの膜面に詰まっていた無機物が硝酸中溶解するので、無機物が浸漬膜5aから除去される。無機物の除去程度は、例えば電子顕微鏡で観察、あるいは透過水量のチェックや溶出物質の元素分析等によって、浸漬膜洗浄槽7から浸漬膜5aを取出すまでもなく容易に確認することができる。
このようにして浸漬膜5aの無機物の洗浄が終了すると、無機物が浸漬膜5aから浸漬膜5aを取出すと共に、取出した浸漬膜5aを透過水排出装置5の放水ライン5bの基端部に取付け、活性汚泥処理装置1を操業可能な状態に復元する。この場合、浸漬膜5aには硝酸が付着している。しかしながら、好気槽3においては、空気供給によるアンモニアの硝化反応によってもともと硝酸または亜硝酸が生じるので、透過水排出装置5の放水ライン5bの基端部に取付けるに先立ち、硝酸を除去するために洗浄後の浸漬膜5aを洗浄する必要はない。
活性汚泥処理装置1が、図1に示すように、操業可能な状態に復元されると、活性汚泥処理装置1の運転が開始される。無酸素槽2に下水や廃水等のアンモニアを含む原水が供給される。これと同時に、洗浄廃液供給装置7の流量制御弁7dが開弁されると共に、洗浄廃液排出ポンプ7cが駆動され、洗浄廃液洗浄槽7a内の硝酸を含む洗浄廃液が無酸素槽2に供給される。洗浄廃液洗浄槽7aから無酸素槽2の原水中に供給される硝酸を含む洗浄廃液は、この無酸素槽2から好気槽3に流入する脱窒後の被処理水中のアンモニアの硝化反応により生じ、好気槽3から硝酸循環ライン4を介して無酸素槽2に循環される硝酸と共に脱窒され、窒素ガスと水とに分解される。前記好気槽3での硝化反応後の硝化液には、有機物と無機物とからなる懸濁物質が含まれているが、これらは透過水排出装置5の浸漬膜5aによって水と分けられ、浸漬膜5aを透過した水が透過水として、放水ライン5bから放水される。
以上述べたように、本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置1では、脱窒機能を有する無酸素槽2に、アンモニアの硝化反応により生じた硝酸または亜硝酸を含む被処理水が好気槽3から供給されると共に、浸漬膜5aの洗浄により生じた硝酸を含む洗浄廃液が洗浄廃液供給装置7から供給されるが、これらの硝酸等は無酸素槽2における有機物による脱窒作用により分解される。そして、追加供給される洗浄廃液に含まれている硝酸を分解するために、無酸素槽2中の有機物がより多量に消費される。そのため、この無酸素槽2から好気槽3に流入する脱窒後の被処理水中の有機物の量が減少するから、有機物を分解するために、散気装置6により好気槽3内の被処理水中に供給する酸素量を減少させることができる。
従って、本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置1によれば、従来例に係る活性汚泥処理装置と異なり、硝酸を含む洗浄廃液は、中和等を含む然るべき処理をした後に処分する必要がなく、洗浄廃液の処理コストが不要であるから、原水の処理コストに関して有利になる。また、散気装置6に空気を送り込むブロア6cの図示しない駆動モータを、消費電力の少ない小型のものにすることができるから、駆動モータの消費電力駆動コストを低減させることができる。なお、本発明は、原水のBOD(有機物の指標)/N(窒素)が高い場合、即ちBOD/Nが3以上である場合が好ましい。つまり、BOD/Nが低い場合には、硝酸を含む洗浄廃液を脱窒処理する場合、逆に別途メタノール等の有機物を添加する必要があり、本発明の効果を得ることができないからである。
因みに、上記構成になる活性汚泥処理装置1において、2%濃度の硝酸水による浸漬膜の洗浄で生じた洗浄廃液を滴下させない場合と、滴下させた場合との無酸素槽から好気槽に流入する脱窒後の被処理水の有機物のBODは、下記のとおりであった。なお、無酸素槽2の容積は4m3、好気槽3の容積は4m3、原水の流入量は22リットル/min、無酸素槽2への硝化液返送量は67リットル/min、洗浄廃液の滴下量は15ミリリットル/minである。また、原水のBODは約250mg/リットル、T−N(全窒素)は約35mg/リットル、アンモニア性窒素は約22mg/リットルであった。
(1)洗浄廃液を滴下させない場合:約35mg/リットル(平均)
(2)洗浄廃液を滴下させた場合 : 約8mg/リットル(平均)
上記(1)の場合における吹込み空気量の平均を100%とすると、上記(2)の場合の吹込み空気量の平均は75%程度であった。以上の洗浄廃液を滴下する実施例から良く理解されるように、無酸素槽2に洗浄廃液を供給することにより有機物が減少し、そして好気槽3に供給する空気量の大幅な減少が可能になることが良く分かる。
本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置を、添付図面を参照しながら説明する。図3は本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の模式的構成説明図、図4乃至図8は本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の操業方法説明図である。なお、本形態2に係る活性汚泥処理装置が上記形態1と相違するところは、上記形態1が浸漬膜を取外して洗浄するのに対して、本形態2は浸漬膜を取外さずに洗浄するところにあり、主要部は同構成であるから、同一のものまたは同一機能を有するものに同一符号を付して、主としてその相違する点について説明する。
本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置1は、無酸素槽2を備え、この無酸素槽2で脱窒された被処理水が供給され、散気装置6から空気が供給されるが、透過水排出装置を持たない好気槽3を備えている。この好気槽3で生産された硝酸または亜硝酸を含む硝化液の一部は、上記形態1に係る活性汚泥処理装置1と同様に、循環ポンプ4aが介装されてなる硝化液循環ライン4を介して、前記無酸素槽2に循環されるように構成されている。
そして、この好気槽3と後述する膜浸漬槽8は、第1開閉弁11aが介装されてなる被処理水流入ライン11、および第2開閉弁12aが介装されてなる被処理水流出ライ12を介して連通している。
前記膜浸漬槽8には、曝気用の空気を吹き込む散気装置6が設けられると共に、透過水を取出す浸漬膜5が配設されている。なお、この形態2においては、前記散気装置6は、前記好気槽3中に設けられてなる空気噴出ヘッダー6aと、前記膜浸漬槽8中に設けられてなる空気噴出ヘッダー6a′とを備えており、1台のブロア6cから曝気用空気が供給されるように構成されている。
また、前記膜浸漬槽8は第3開閉弁13aが介装されてなる洗浄廃液排出ライン13を介して、硝酸水が充填されてなる硝酸水槽9に連通している。さらに、この硝酸水槽9は第4開閉弁14aが介装されてなる硝酸水供給ライン14を介して前記被処理水流入ライン11の第1開閉弁11aと膜浸漬槽8との間に連通すると共に、第5開閉弁15aが介装されてなる洗浄廃液供給ライン15を介して前記無酸素槽2に連通している。これら硝酸水供給ライン14と洗浄廃液供給ライン15とは、一端が前記硝酸水槽9に連結されると共に、硝酸・洗浄廃液用ポンプ16aが介装されてなる硝酸・洗浄廃液用基ライン16から分岐している。即ち、この1台の硝酸・洗浄廃液用ポンプ16aにより、硝酸水供給ライン14を介して膜浸漬槽8に浸漬膜5aを洗浄するための硝酸水が供給され、洗浄廃液供給ライン15を介して無酸素槽2に、分解処理するための硝酸を含む洗浄廃液が供給されるように構成されている。
以下、本形態2に係る活性汚泥処理装置1の作用態様を説明する。即ち、図4に示すように、第1,2開閉弁11a,12aを開弁して被処理水流入ライン11と被処理水流出ライン12とを介して好気槽3と膜浸漬槽8とを連通させる。散気装置5のブロア6cと透過水排出装置5の吸引ポンプ5cは作動しており、好気槽3から膜浸漬槽8に流入する活性汚泥混合水を浸漬膜5aによりろ過して透過水を得る。この場合は、硝酸水槽9には硝酸水が充填されており、いわゆる浸漬膜5aの硝酸を含む洗浄廃液を無酸素槽2に供給しない第1の通常運転(ろ過運転工程)である。
上記のような第1の通常運転の継続により浸漬膜5aの膜面が無機物で詰まると、図5に示すように、汚泥・硝酸水置換工程に移行する。先ず、散気装置5のブロア6cと透過水排出装置5の吸引ポンプ5cの作動を停止させ、好気槽3内および膜浸漬槽8内の水流を静置させる。次いで、被処理水流入ライン11の第1開閉弁11aを閉弁し、第4開閉弁14aを開弁(第5開閉弁15aは閉弁)し、硝酸水供給ライン14を介して、硝酸水槽9内の硝酸水を底部側から膜浸漬槽8に供給しながら、被処理水流出ライン12を介して活性汚泥を好気槽3に押出す(汚泥・硝酸水置換工程)。なお、硝酸水と活性汚泥との境界面が乱れると、硝酸水と活性汚泥とが混合して硝酸水が薄められてしまうので、硝酸水槽9内の硝酸水を底部側からゆっくりと膜浸漬槽8に供給するのが好ましい。
硝酸水槽9内の硝酸水の殆どを供給することにより膜浸漬槽8内の液が全て硝酸水に置換されると、図6に示すように、膜浸漬槽8内の硝酸水が外部に流出しないように第4開閉弁14aを閉弁し、この状態で数時間(例えば、2時間程度)保持(浸漬膜洗浄工程)する。これにより浸漬膜5aの洗浄が終了する。なお、このとき散気装置5のブロア6cを運転して曝気を行っても良い。
浸漬膜5aの洗浄が終了したら、図7に示すように、第3開閉弁13aを開弁し、洗浄廃液流出ライン13を介して、膜浸漬槽8内の硝酸を含む洗浄廃液を、自然流下させることにより膜浸漬槽8から硝酸水槽9内に排出させる(洗浄廃液戻し工程)。
そして、図8に示すように、浸漬膜5a洗浄後の洗浄廃液を無酸素槽2に供給しながらの、第2の通常運転(ろ過運転工程)に移行する。即ち、第3開閉弁13aを閉弁し、第1開閉弁11aを開弁する。そして、第5開閉弁15aを開弁し、硝酸・洗浄廃液用ポンプ16aを駆動することにより、洗浄廃液供給ライン15を介して硝酸水槽9内の洗浄廃液を無酸素槽2に少量ずつ供給する。さらに、散気装置6の運転を開始すると共に、透過水排出装置5の運転を開始する。勿論、循環ポンプ4aの運転も開始され、好気槽3においてアンモニアの硝化反応により生じた硝酸が硝酸循環ライン4を介して無酸素槽2に循環される。
以上述べたように、本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置1によれば、上記の手順により膜浸漬槽8内の浸漬膜5aを硝酸水で洗浄することができるので、本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置1は、上記形態1に係る活性汚泥処理装置1と同等の効果を得ることができる。但し、上記のとおり、浸漬膜5aを取外す必要がなく、浸漬膜5aの着脱作業が不要であるから、浸漬膜5aの洗浄作業の作業時間の短縮と容易化と稼動率の向上とに対して大いに寄与することができるという優れた効果がある。
なお、上記形態2においては、浸漬膜5aを洗浄するに際して、浸漬膜槽8の硝酸水を供給して、浸漬膜槽8から活性汚泥混合水を押出す場合を説明したが、ポンプにより浸漬膜槽8から好気槽へ活性汚泥混合水を移送し、浸漬膜槽8内の活性汚泥混合水を完全に排水してから、硝酸水槽9から浸漬膜槽8内に硝酸水を供給して浸漬膜5aを洗浄するような構成にしてもよい。要は、浸漬膜5aを槽外に取り出さずに硝酸水で洗浄することができ、洗浄廃水を無酸素槽2に供給できるように構成すればよい。また、以上の形態1,2においては、浸漬膜の形態については触れていないが、従来例のように平膜であっても、また周知の中空糸膜であっても良く、特に浸漬膜の形態に限定されるものではない。
本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置の模式的構成説明図である。 本発明の形態1に係る活性汚泥処理装置の浸漬膜の洗浄状態説明図である。 本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の模式的構成説明図である。 本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の操業方法説明図である。 本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の操業方法説明図である。 本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の操業方法説明図である。 本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の操業方法説明図である。 本発明の形態2に係る活性汚泥処理装置の操業方法説明図である。 従来例に係る活性汚泥処理装置の模式的全体断面図である。 図9のA1−A1断面図である。 図9のA2−A2断面図である。
符号の説明
1…活性汚泥処理装置
2…無酸素槽
3…好気槽
4…硝化液循環ライン,4a…循環ポンプ
5…透過水排出装置,5a…浸漬膜,5b…放水ライン,5c…吸引ポンプ
6…散気装置,6a…空気噴出ヘッダー,6a′…空気噴出ヘッダー,6b…空気供給ライン,6c…ブロア
7…洗浄廃液供給装置,7a…浸漬膜洗浄槽,7b…洗浄廃液供給ライン,7c…洗浄廃液排出ポンプ,7d…流量調整弁
8…膜浸漬槽
9…硝酸水槽
11…被処理水流入ライン,11a…第1開閉弁
12…被処理水流出ライン,12a…第2開閉弁
13…洗浄廃液流出ライン,13a…第3開閉弁
14…硝酸水供給ライン,14a…第4開閉弁
15…洗浄廃液供給ライン,15a…第5開閉弁
16…硝酸・洗浄廃液用基ライン,16a…硝酸・洗浄廃液用ポンプ

Claims (6)

  1. 下水や廃水等のアンモニアを含む原水が供給される無酸素槽を備え、この無酸素槽から脱窒後の被処理水が流入し、透過水を取出す浸漬膜が配設され、かつ曝気用の空気を吹き込む散気装置が設けられてなる好気槽を備えると共に、アンモニアの硝化反応によりこの好気槽で発生する硝酸または亜硝酸を含む硝化液を、この好気槽から前記無酸素槽に循環させる硝化液循環ラインを備えてなる活性汚泥処理装置において、前記浸漬膜の洗浄により生じる硝酸を含む洗浄廃液を前記無酸素槽に供給する洗浄廃液供給装置を設けたことを特徴とする活性汚泥処理装置。
  2. 前記洗浄廃液供給装置は、前記浸漬膜に付着している無機物を洗浄する硝酸水が注水され、洗浄すべき浸漬膜を洗浄する浸漬膜洗浄槽と、この浸漬膜洗浄槽から前記無酸素槽に連通し、流量調整弁が介装されてなる洗浄廃液供給ラインとからなることを特徴とする請求項1に記載の活性汚泥処理装置。
  3. 下水や廃水等のアンモニアを含む原水が供給される無酸素槽と、この無酸素槽から脱窒後の被処理水が流入し、曝気用の空気が吹き込まれる散気装置が設けられてなる好気槽と、アンモニアの硝化反応によりこの好気槽で発生する硝酸または亜硝酸を含む硝化液を、前記好気槽から前記無酸素槽に循環させる硝化液循環ラインと、前記好気槽から第1開閉弁が介装されてなる被処理水流入ライン、および第2開閉弁が介装されてなる被処理水流出ラインが連通し、曝気用の空気を吹き込む散気装置が設けられると共に、透過水を取出す浸漬膜が配設されてなる膜浸漬槽と、この膜浸漬槽から第3開閉弁が介装されてなる洗浄廃液排出ラインが連通する硝酸水槽と、この硝酸水槽から前記被処理水流入ラインの第1開閉弁と膜浸漬槽との間に連通し、第4開閉弁が介装されてなる硝酸水供給ラインと、前記硝酸水槽から前記無酸素槽に連通し、第5開閉弁が介装されてなる洗浄廃液供給ラインとからなることを特徴とする活性汚泥処理装置。
  4. 上記請求項1に記載の活性汚泥処理装置の運転方法であって、硝酸による浸漬膜の洗浄により生じた硝酸を含む洗浄廃液を洗浄廃液供給装置から無酸素槽に供給しながら、この無酸素槽から脱窒後の被処理水を好気槽に流入させ、流入する被処理水と活性汚泥とからなる活性汚泥混合水を好気槽に浸漬されてなる浸漬膜でろ過することを特徴とする活性汚泥処理装置の運転方法。
  5. 上記請求項2に記載の活性汚泥処理装置の運転方法であって、硝酸による前記浸漬膜の洗浄により生じた硝酸を含む洗浄廃液を洗浄廃液供給装置の浸漬膜洗浄槽から洗浄廃液供給ラインを介して無酸素槽に供給しながら、この無酸素槽から脱窒後の被処理水を好気槽に流入させ、流入する被処理水と活性汚泥とからなる活性汚泥混合水を好気槽に浸漬されてなる浸漬膜でろ過することを特徴とする活性汚泥処理装置の運転方法。
  6. 上記請求項3に記載の活性汚泥処理装置の運転方法であって、無酸素槽から脱窒後の被処理水が流入する好気槽から膜浸漬槽に活性汚泥混合水を流入させ、流入する活性汚泥混合水を膜浸漬槽に浸漬されてなる浸漬膜でろ過するろ過運転工程と、ろ過運転の継続により浸漬膜の膜面が無機物で詰まり、予め設定した抵抗値を越えると、ろ過運転と膜浸漬槽への空気供給を停止させると共に、活性汚泥混合水の流入を停止させるろ過運転停止工程と、膜浸漬槽に硝酸水槽から硝酸水を供給しながら活性汚泥を好気槽に押出す汚泥・硝酸水置換工程と、硝酸水の供給により膜浸漬槽内の液の全てが硝酸水で置換されると、予め定めた時間の間の膜浸漬槽内の硝酸水を保持し続ける浸漬膜洗浄工程と、予め定めた時間経過後に膜浸漬槽内の硝酸を含む洗浄廃液を、膜浸漬槽から硝酸水槽に戻す洗浄廃液戻し工程と、硝酸水槽内の洗浄廃液を無酸素槽に供給しながら、無酸素槽から脱窒後の被処理水を好気槽に供給し、好気槽から膜浸漬槽に活性汚泥混合水を供給して浸漬膜でろ過するろ過運転工程に戻ることを特徴とする活性汚泥処理装置の運転方法。

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