JP4908875B2 - 水質改善装置 - Google Patents

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Description

この発明は、井水、河川の水または雨水等の水質改善装置に関する。
井戸や河川などの水源から汲み上げた水や雨水を、洗濯や風呂水として利用したり、植物栽培のために散水したいという要望がある。
ところが、昨今は、地層自体の変化や汚染物質の地下水脈への浸透等により、井水の水質悪化が著しく、汲み出した井水をそのまま利用しにくいという事態が生じている。同様に、河川の水も水質悪化を生じていることが多い。ここで言う水質悪化とは、水の濁度および色度が高くなることや、水から異臭が生じることなどである。
たとえば、特許文献1に記載されているように、井水がいわゆる「赤水」である場合がある。「赤水」とは、汲み出した井水を容器に入れておくと、時間の経過と共に赤色に変化し、洗濯や風呂水としての使用に適さず、また、植物栽培にも悪影響を及ぼすようになった水である。赤水は、鉄分やマンガン成分が、イオンとして含まれた水である。たとえば鉄分は重炭酸第一鉄として加圧水中に安定して存在しているが、汲み上げられることにより水酸化第一鉄に変化し、空気と接触することによって水酸化第二鉄に酸化され、水に赤味を帯びさせる。
また、アンモニア等が地面から浸透し、それによって井水や河川の水が汚染されて臭気を有するようになっている場合もある。
特許文献1は、このような使用に適さない井水の水質を改善するために、オゾン処理により、水中の鉄分を酸化し、酸化された鉄分を除去すると共に、オゾンの酸化作用で、井水中の雑菌、大腸菌、ウィルス等を殺菌するようにした受水型井水改善装置を提案する。
特許第2715244号公報
特許文献1に記載の水質改善装置は、受水槽1、第1段処理機2および第2段処理機3が組み合わされた大型の装置であり、装置構成も複雑なものである。また、この水質改善装置では、オゾン発生装置がオリフィスよりも下方に配置されており、オゾン発生装置から発生されたオゾンがオゾン導入管に導かれて上昇してオリフィスを通過する水に供給されるため、オリフィスを通過する水が、その自重により、オゾン導入管を介してオゾン発生装置に浸入する虞がある。一般に、オゾン発生装置は、周囲の空気を取り込んで高電圧の放電を行うことでオゾンを発生させる構成を有しており、オゾン発生装置が、上述したオリフィスから浸入してきた水によって湿気を帯びると、オゾン発生時において空気中の窒素がオゾンによって酸化されて硝酸へと変化する。この硝酸により、放電を行う素子の劣化が促進され、オゾン発生装置のオゾンの発生効率が低下され、それに伴って、水質の改善効率も低下するという不具合を生じる。
また、たとえばインドネシアでは、水道設備のインフラが整っていない地域もあり、このような地域においては、井戸や河川から桶などで汲み出した水や、溜めた雨水が生活に利用されている。ところが、インドネシアにおける井水の水脈は鉄やマンガンを多量に含んでおり、上述のような赤水の問題を抱えている。そのため、このような地域において、水質改善装置の要望が高いのだが、なるべく、水質改善装置は、簡素な構成で水質の改善を行える構成や、水質の改善効率の低下を抑制できる構成であることが望ましい。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、簡素な構成によって、井水、河川の水または雨水を生活用水として使用できるまで、その水質を改善することができる水質改善装置を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、簡素な構成で、水質の改善効率の低下を抑制できる水質改善装置を提供することを他の目的とする。
請求項記載の発明は、水を溜めるための貯水槽と、前記貯水槽内に溜められる水を吸い込むための吸込口と吸い込んだ水を前記貯水槽内へ吐き出すための吐出口とを有するポンプと、前記貯水槽の上部に配置され、放電を行うことによりオゾンを発生するオゾン発生装置と、前記オゾン発生装置よりも下方において前記ポンプの吐出口と前記貯水槽との間に介挿され、前記ポンプによって前記貯水槽へ吐き出される水に前記オゾン発生装置で発生されたオゾンを供給するためのオゾン導入部と、を含んだ水質改善装置であって、前記貯水槽は、前記水質改善装置の外部からの水を前記貯水槽内に流入させるための入口と、前記貯水槽内の水を前記水質改善装置の外部へ流出させるための出口とを有し、前記貯水槽内は、前記出口側に配置される第1槽と前記入口側に配置される第2槽とを含む少なくとも2以上の複数の領域に区画され、前記第2槽は、その内部に、溜められる水を微生物処理するための微生物処理容器を備え、前記ポンプおよび前記オゾン導入部が前記第1槽と前記第2槽とを連結し、前記第2槽内の水が、前記ポンプにより吸い込まれ、前記オゾン導入部により供給されるオゾンで浄化されて、前記ポンプにより前記第1槽内へ吐き出されることを特徴とする水質改善装置である。
求項記載の発明は、前記微生物処理容器は、複数の通過口が形成された底壁を備え、前記通過口を介して前記第2槽内部の前記微生物処理容器以外の領域と連通しており、前記第2槽に対する上下移動が可能であり、前記微生物処理容器の上下移動により前記通過口を介して前記微生物処理容器内と前記第2槽内部の前記微生物処理容器以外の領域との間を行き来する水の流れによって、前記微生物処理容器内に装填される微生物担体が洗浄されることを特徴とする、請求項記載の水質改善装置である。
求項記載の発明によれば、第2槽内に溜められる、たとえば水質が比較的良好な水は、オゾン導入部を一度通過することにより浄化され、第1槽内に溜められるので、この水を生活用水としてすぐに使用することができる。
そして、水質改善された水が溜められた第1槽は出口側に配置されているので、ユーザが生活用水を使用したい場合には、出口を介して、確実に第1槽から水質改善された水を流出させることができ、第2槽の井水、河川の水または雨水を間違って流出させる虞はない。一方、第2槽は入口側に配置されているので、井水、河川の水または雨水を、入口を介して、確実に第2槽に流入させることができ、第1槽の水質改善された水に間違って混入させる虞はない。
らに、微生物処理容器が備えられている。微生物処理容器に収容された微生物は、水に含まれている主としてアンモニア成分を硝化処理し、臭気を除去する。
よって、鉄、マンガン成分を除去できるとともに、アンモニア成分も除去された、水質がより良好になった水を供給することができる。水とオゾンは気液接触し、水に含まれる鉄イオンやマンガンイオンが酸化されて析出する。
請求項記載の発明によれば、微生物処理容器と第2槽内部の微生物処理容器以外の領域とは通過口を介して連通しており、微生物処理容器で微生物処理された水は、第2槽内部の微生物処理容器以外の領域に移されてから第1槽でオゾンが混合されるので、微生物処理容器内の微生物がオゾンにより死滅することはない。
また、微生物処理が繰り返され、分解されたアンモニア成分が微生物担体に付着しても、微生物処理容器を第2槽に対して上下方向に移動させるといった簡単な操作により、通過口を介して微生物処理容器内と第2槽内部の微生物処理容器以外の領域との間を行き来する水流を発生させ、この水流により、微生物処理容器内の微生物担体を洗浄し、その処理能力を回復させることができる。
<実施例>
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。以下の実施形態では、水質改善装置で水質が改善される、井戸、河川もしくは池等の水源から汲み出した水または雨水を、「原水」と統一して称することとする。そして、水質が改善された原水を、「浄水」と称することとする。
図1は、この発明の一実施形態に係る水質改善装置1の概略斜視図であり、説明の便宜上、内部を露出して示している。なお、方向について言及する場合には、図示した、方向を示す矢印を参照する。また、方向について、「前側」を「正面側」と称したり、「後側」を「背面側」と称することがある。
図2は、水質改善装置1のオゾン導入部5周辺を示した概略側断面図であり、図3は、水質改善装置1のフィルタ28周辺を示した概略側断面図である。
水質改善装置1は、原水を溜めるための貯水槽2と、貯水槽2内の原水を吸い込んで貯水槽2内へ吐き出すためのポンプ3と、オゾンを発生するためのオゾン発生装置4と、ポンプ3から吐出される原水に、オゾン発生装置4で発生されたオゾンを混合するためのオゾン導入部5とを有している。
貯水槽2は、略直方体形状であり、その内部の前後方向略中央位置には、仕切板6が配置されており、仕切板6によって、貯水槽2の内部は、前側の第1槽7と後側の第2槽8とに区画されている。貯水槽2の大きさは、一例として、幅810mm、奥行き1350mm、高さ1090mmであり、約230Lの水を溜めることができる。
仕切板6の上端部には、仕切板6を肉厚方向に貫通するように切欠かれたオーバーフロー孔9が形成されている。
第2槽8の後壁の上端部には、貯水槽2を肉厚方向に貫通する、入口としての原水流入口10が形成されている。
第1槽7の前壁の上端部には、貯水槽2を肉厚方向に貫通する、出口としての浄水流出口11が形成されている。
これにより、貯水槽2には、第2槽8の原水流入口10から原水が流入し、第2槽8内において所定の水位まで溜められると、所定水位を超える量の原水は、オーバーフロー孔9を介して、第1槽7へオーバーフローされ、第1槽7内に溜められる。
そして、第1槽7内に溜められる原水は、以降に述べる手順にて浄水となり、浄水流出口11から取り出されて生活用水として使用される。なお、第2槽8内への原水流入口10からの原水の流入は、上述した原水の水源からポンプなどを介して第2槽8内へ原水を汲み入れる構成であってもよいし、手桶等に溜めた原水を第2槽8内へ注ぎ込んでもよい。あるいは、雨水が自動的に流れ込む構成としてもよい。同様に、第1槽7内に溜められる浄水の浄水流出口11からの流出についても、ポンプを介して汲み出してもよいし、手桶等で汲み出してもよい。なお、浄水流出口11は、上述したように、第1槽7の上端部に配置されているので、第1層7内の浄水における上澄み部分を汲み出すことができる。
また、浄水が溜められる第1槽7は、浄水流出口11に隣接配置されているので、生活用水を使用したい場合には、浄水流出口11を介して、確実に第1槽7から浄水を流出させることができ、第2槽8の原水を間違って流出させる虞はない。一方、原水が溜められる第2槽8は、原水流入口10に隣接配置されているので、原水を、原水流入口10を介して確実に第2槽8内に流入させることができ、第1槽7に溜められた浄水に間違って混入させる虞はない。
貯水槽2の下端部には、貯水槽2を肉厚方向に貫通する循環出口16および循環入口17が、左右方向に互いに間隔を隔ててそれぞれ形成されている。循環出口16および循環入口17を介して、貯水槽2にポンプ3が接続される。
ポンプ3は、貯水槽2よりも前方に配置されており、その内部には、インペラ(図示せず)と、このインペラを回転させるためのモータ(図示せず)とが備えられている。そして、このポンプ3は、吸込口12および吐出口13を有しており、吸込口12が第1吸込管14を介して貯水槽2の循環出口16に接続されること、および、吐出口13が第1吐出管15を介して貯水槽2の循環入口17に接続されることにより、第1槽7内部と連通している。
そのため、ポンプ3が駆動されると、モータ(図示せず)が駆動されることにより、インペラ(図示せず)が回転され、第1槽7内に溜められた水は、循環出口16、第1吸込管14および吸込口12を介してポンプ3のインペラ(図示しない)へ吸い込まれる。そして、インペラ(図示しない)へ吸い込まれた水は、引き続き、インペラ(図示しない)から押出されることにより、吐出口13、第1吐出管15および循環入口17を介して第1槽7内へ吐き出される。そして、ポンプ3の駆動が継続されることにより、第1槽7内に溜められた水は、吸い込みおよび吐き出しが繰り返されて、第1槽7内とポンプ3との間で循環される。
オゾン発生装置4は、貯水槽2の前壁の外側表面において、その上部、たとえば浄水流出口11と高さ方向にほぼ等しい位置に配置されている。オゾン発生装置4は、ケーシング18と、ケーシング18内に配置される放電素子回路(図示せず)および放電素子としての電極板(図示せず)を有している。ケーシング18には、その内部に空気を取り込むための吸気口(図示せず)と、排気口19とが形成されており、オゾン発生装置4は、吸気口(図示せず)から空気を取り込んで、電極板(図示せず)で放電を行うことにより、排気出口19からオゾンを出力する。なお、排気口19は、ケーシング18において、上方に向かって開口するように形成されている。そして、オゾン発生装置4は、排気出口19が貯水槽2内の水の水位よりも上方に位置するように配置されている。
オゾン導入部5は、オゾン発生装置4よりも下方に配置され、第1吐出管15の途中に介挿されている。
オゾン導入部5は、エゼクタの構成をなしており、水入口21および水出口22を有し、水入口21から水出口22までの間をつなぐ水流路は、図2に示すように、内径が絞られた絞り部23を有している。そして、オゾン導入部5において、気体入口24が、この絞り部23に連通するように設けられている。
オゾン発生装置4の排気出口19は、導入管20を介してオゾン導入部5の気体入口24に接続されている。
このため、オゾン導入部5では、水入口21から入った水が絞り部23で流速が速くなり、水出口22から出ていくので、流速の速い絞り部23で負圧を生じる。よって、この負圧を利用して、オゾン発生装置4で発生されたオゾンは、排気出口19、導入管20および気体入口24を介して絞り部23内へ吸引され、オゾン導入部5を通る水の中に、直径が50μm以下の超微細気泡(いわゆるマイクロバブル)として混入される。このため、エゼクタ構造をなすオゾン導入部5では、オゾン発生装置4からオゾンを取り込むための装置を設ける必要がない。
また、図1に示すように、オゾン導入部5は、上述したように、水の循環方向に見てポンプ3の下流側に配置されているので、水の循環時において、第1槽7から吸い込まれる水に気泡が混入していた場合、この気泡はポンプ3にて破泡され、オゾン導入部5には到達しない。そのため、オゾン導入部5におけるエア噛みを防ぐことができる。
また、オゾン導入部5は、上述したように、オゾン発生装置4よりも下方に配置されているので、循環される水は、その自重により、オゾン導入部5において、導入管20を介してオゾン発生装置4内に浸入する虞はない。水の循環が停止されたときにおいても、オゾン導入部5に残留する水がオゾン発生装置4に浸入する虞はない。
そして、導入管20の途中には第1浸入防止手段としての逆止弁25が介挿されている。たとえば、循環出口16から循環入口17までの間における水の循環流路においてウォーターハンマー現象等が生じた場合、すなわち異常事態において、高圧の水が気体入口24から導入管20を通ってオゾン発生装置4へ向かって流れ出す場合がある。逆止弁25は、かかる高圧の水がオゾン発生装置4に浸入しないようにするためのものであり、必要に応じて、複数の逆止弁25を直列状に配置してもよい。
また、ウォーターハンマー現象等が生じた場合に高圧の水がオゾン発生装置4に浸入しないようにするために、逆止弁25に加えて、図2に示すように、第1吐出管15における吐出口13とオゾン導入部5との間に電磁弁26が介挿され、さらに、第1吐出管15におけるオゾン導入部5と循環入口17との間に逆止弁27が介挿されていてもよい。なお、電磁弁26および逆止弁27が、第2浸入防止手段として機能する。
電磁弁26により、上述した、ウォーターハンマー現象等が生じた場合の高圧の水がオゾン導入部5内に浸入することを防止することができる。そのため、この高圧の水がオゾン発生装置4に浸入することを効果的に防止することができる。
逆止弁27により、逆止弁27と循環入口17との間においてウォーターハンマー現象等により発生した高圧の水が逆流してオゾン導入部5内に浸入することを防止することができる。なお、逆止弁27は、電磁弁の構成であってもよい。
また、第1吸込管14および第1吐出管15の途中には、図1に示すように、濾過手段としてのフィルタ28がそれぞれ配置されている。フィルタ28は、図3に示すように、第1吸込管14および第1吐出管15に対して斜め方向に接続された分岐管29をそれぞれ備え、この分岐管29内に濾過部材30が挿入された構成である。濾過部材30は、たとえば浜砂、活性炭、ゼオライトなどの少なくとも1つまたは複数を含んでいる。第1吸込管14および第1吐出管15を通る水は、濾過部材30でそれぞれ濾過され、水中の異物が濾過部材30によって捕獲される。
濾過部材30は、ねじ31を弛めて取り外すことができ、容易にメンテナンスを行うことができる。
また、図1に示すように、第1吸込管14および第1吐出管15において、循環出口16から循環入口17に向かって流れる水の流れ方向に見て、オゾン導入部5の上流側に介挿されているフィルタ28により、上述したオゾン導入部5の絞り部23(図2参照)において異物が詰まることを防止することができる。
図4は、水質改善装置1のシステム図である。なお、図4において、図1〜3の構成要素と同一部分には、同一の番号が付されている。
図4に示すように、ポンプ3(具体的にはモータ)およびオゾン発生装置4には、電力供給路33を介して電源32から駆動用電力が与えられる。この実施形態では、電源32は太陽電池パネルであり、駆動用電力は、電源32により、光−電気変換された電気エネルギーにより賄われる。なお、電力供給路33の、電源32からポンプ3およびオゾン発生装置4までの間には、ブレーカ34が介挿されており、電源32より異常な高電力が供給された場合や漏電が生じた場合には、ブレーカ34より、電力供給路33が遮断される。これにより、ポンプ3およびオゾン発生装置4が損傷することを防止することができる。
そして、上述したように、オゾン導入部5でオゾンが混合され、第1吐出管15を通って貯水槽2の第1槽7内へ吐き出される水は、オゾンと水とが気液接触を行い、水中に溶けた鉄イオンやマンガンイオンはオゾンによって酸化され、水酸化第二鉄や二酸化マンガンとして析出する。析出した水酸化第二鉄や二酸化マンガンは、フィルタ28によって捕獲される。また、水中の雑菌、大腸菌などは、オゾンにより酸化されて殺菌される。なお、このような、貯水槽2内の原水をポンプ3、オゾン発生装置4およびオゾン導入部5を用いて浄化することを、以下では「オゾン処理」と呼ぶ。
なお、上述したオゾンによる酸化作用によって、水中のオゾンはほぼ消滅する。従って、第1槽7内に溜められた水には、オゾンはほとんど残留していない。
たとえば、ポンプ3が流量20L/分で第1槽7内の原水を循環させる場合、オゾン発生装置4で発生したオゾンガスを含んだ空気がオゾン導入部5によって、2.0L/分で供給される。この供給されるオゾンガスを含んだ空気により、原水は除菌、浄化されて浄水となる。
そして、この浄水が第1槽7内に吐き出されて溜まるときには、浄水中のオゾン濃度は、充分に減っており、生活水として使用するのに何ら支障のないオゾン濃度となっている。
さらに、第1槽7内に溜まった水には、オゾンから変化した酸素や空気中の酸素が溶存している。そして、これら溶存酸素は、第1槽7内において、残存している鉄イオンやマンガンイオンなどの金属イオンを酸化して析出させる。酸化した金属イオンは、第1槽7において沈殿し、水から分離される。よって、第1槽7に溜められた水は、鉄分やマンガン分が含まれておらず、いわゆる赤水ではなくなっている。
なお、第1槽7内には、フィルタ28の濾過部材30と同じ濾過部材(図示せず)が設けられていてもよい。その際、この濾過部材(図示せず)は、浄水流出口11(図1参照)に設けられるのが好ましい。第1槽7内の水中の鉄やマンガンが、イオンの状態ではなく、水酸化第二鉄や二酸化マンガン等として析出している場合には、これら鉄分やマンガン分は、この濾過部材(図示せず)で捕獲することができる。さらに、この濾過部材(図示せず)は、酸化促進用の触媒がコーティングされているのが望ましい。酸化促進用の触媒としては、たとえばオキシ水酸化鉄や二酸化マンガンを例示できる。これら酸化促進用の触媒が濾材(図示せず)にコーティングされていると、触媒と水とが触れたときに、水中に溶けている酸素が鉄イオンやマンガンイオンの酸化を促進するように働き、残存している金属イオンを酸化により析出させる。
この水質改善装置1では、1台で、たとえば、1日あたり約100Lの原水をオゾン処理することができる。なお、この100Lという値は、インドネシアの1世帯で1日あたりにシャワーで使用される平均水量に相当する。
図5は、図1および図2に示すオゾン導入部5の他の実施形態を示す図である。なお、図5において、図1および図2の構成要素と同一部分には、同一の番号が付されている。
図1および図2の実施形態では、オゾン導入部5をエゼクタの構成とすることで、オゾンを水に混合しているが、図5に示すようなT字管35を用い、オゾンを水に混合することも可能である。T字管35を用いた場合は、T字管35自体には気体の取り込み作用がない。そこで、オゾン発生装置4で発生されたオゾンを、T字管35へ強制的に送るために、送風用の、移送手段としてのブロア36を設ける必要がある。ブロア36も、電源32で駆動することが可能である。なお、ブロア36を設けたとしても、水質改善装置1の構造が複雑になることはない。
以上のように、この水質改善装置1では、貯水槽2、ポンプ3、オゾン発生装置4およびオゾン導入部5といった簡素な構成により、上述した水質改善を行うことができる。
また、上述したように、オゾン発生装置4をオゾン導入部より上方に配置するといった簡素な構成、逆止弁25、電磁弁26および逆止弁27により、オゾン発生装置4に水が浸入することによるオゾン発生装置4の劣化を防ぎ、オゾン発生装置4のオゾン発生効率の低下、すなわち水質改善装置1の水質の改善効率の低下を抑制することができる。
<変形例1>
図6は、この発明の変形例1に係る水質改善装置1の概略斜視図である。図7は、雨水を原水とした場合に、原水を水質改善装置1へ供給する態様および浄水を水質改善装置1からの取り出す態様を示した概略図である。なお、図6および図7において、図1の構成要素と同一部分には、同一の番号が付されている。
図6の水質改善装置1の特徴は、図1に示した水質改善装置1において、吸込側三方弁37および吐出側三方弁38ならびに第2吸込管39および第2吐出管40が追加されており、さらに第1槽7および第2槽8に原水流入口10および浄水流出口11がそれぞれ設けられていることである。
詳しくは、図6に示すように、吸込側三方弁37は、第1吸込管14において、吸込口12と循環出口16との間における、水の循環方向に見てフィルタ28よりも上流側に介挿されており、吸込側第1入口41、吸込側出口42および吸込側第2入口43を有している。
吸込側第1入口41は、循環出口16に接続されており、吸込側出口42は、第1吸込管14に接続されている。そして、吸込側第2入口43は、第2吸込管39の一端に接続されている。これに対し、第2吸込管39の他端は、第2槽8の下端部位置に接続されている。
また、吐出側三方弁38は、第1吐出管15において、オゾン導入部5の水出口22と循環入口17との間に介挿されており、吐出側入口44、吐出側第1出口45および吐出側第2出口46を有している。
吐出側入口44は、オゾン導入部5の水出口22に接続されており、吐出側第1出口45は、循環入口17に接続されている。そして、吐出側第2出口46は、第2吐出管40の一端に接続されている。これに対し、第2吐出管40の他端は、第2槽8の下端部位置に接続されている。
このような構成において、吸込側三方弁37を切替えて循環出口16と第1吸込管14とをつなげ、そして吐出側三方弁38を切替えてオゾン導入部5の水出口22と循環入口17とをつなげることにより、第1吸込管14および第1吐出管15が第1循環路をなし、上述した実施例において図1に示した水質改善装置1と同様に、第1槽7内の原水を循環させてオゾン供給すること、すなわち第1槽7内の原水のオゾン浄化が可能となる。これに対して、吸込側三方弁37を切替えて第1吸込管14と第2吸込管39とをつなげ、そして吐出側三方弁38を切替えてオゾン導入部5の水出口22と第2吐出管40とをつなげることにより、第1吸込管14、第1吐出管15、第2吸込管39および第2吐出管40が第2循環路をなし、上述した第1槽7と同様に、第2槽8内の原水を循環させてオゾン供給すること、すなわち第2槽8内の原水のオゾン浄化が可能となる。
このような構成は、たとえば、原水の供給が豊富な場合、たとえばスコールが頻繁に発生する場合には、有効である。
たとえば、上述した第1槽7および第2槽8にそれぞれ設けられた原水流入口10は、図7に示すように、家屋47の雨とい48に連結されている。すなわち、図6および図7に示す水質改善装置1は、家屋47に降り注ぐ雨水、すなわち原水が雨とい48および原水流入口10を介して、第1槽7および第2槽8のそれぞれに流入して溜められる構成であり、上述したスコールが発生する場合には、原水が第1槽7内および第2槽8内に溜められる。そして、第1槽7内でオゾン処理を行うだけでなく、第2槽8内でもオゾン処理を行うことで、貯水槽2内に水質改善された水を溜めることができ、これに伴って利用できる生活用水の量を増大させることができる。また、第1槽7および第2槽8の両方に浄水を溜めない場合でも、第1槽7および第2槽8で、たとえば1日毎に切替えてオゾン処理を行うことができ、水質改善装置1の使い勝手が向上する。なお、オゾン処理によって第1槽7内および第2槽8内のそれぞれに溜められた浄水を使用する場合には、第1槽7および第2槽8にそれぞれ設けられた浄水流出管11を介してこれらの浄水を取り出すことができる。
<変形例2>
図8は、この発明の変形例2に係る水質改善装置1の概略斜視図である。図9は、図8において、微生物処理容器49を上下させる態様を示したものである。図10は、図8において、曝気槽52内に空気を与える別の態様を示したものである。なお、図8および図9において、図1および図6の構成要素と同一部分には、同一の番号が付されている。図8および図9の水質改善装置1の特徴は、図6に示した水質改善装置1において、微生物処理容器49が設けられていることである。
微生物処理容器49は、図8に示すように、第2槽8内において、上下方向にスライド自在に収容されている。なお、第2槽8には、その下端から第2槽8の高さ寸法の約3分の1上方の位置において、第2槽8の内周に沿って内側へ突出するリブ51が形成されており、リブ51にて、微生物処理容器49の下方への移動が規制される。そのため、第2槽8内は、リブ51によって、微生物処理容器49と、微生物処理容器49の下方の曝気槽52とに、上下方向に区画されている。つまり、曝気槽52は、第2槽8内部の微生物処理容器49以外の領域となる。そして、微生物処理容器49の底壁61には、平面視において、多数の通過口54が均一に形成されており、これらの通過口54を介して微生物処理容器49と曝気槽52とは連通している。なお、底壁61を網で構成し、その網目を通過口54としてもよい。
微生物処理容器49は、微生物を利用して、原水に含まれるアンモニア成分を硝化処理し、臭気を除去するという作用効果を奏する。詳しくは、微生物処理容器49の内部には、微生物が収容された微生物担体50が装填されている。微生物担体50は、活性炭などを含む略球体であり、その表面には、微小な孔隙を有する凹部が多数形成されており、微生物はこの凹部に蓄えられており、原水から臭気を除去する。
第2吸込管39は、上述した変形例1の図6で示したものとは異なり、吸込側三方弁37の吸込側第2入口43に接続された一端とは反対の他端部53が、第2槽8の下端部から第2槽8の側壁に沿って上方へ延び、そして第2槽8の上端縁を跨いで第2槽8内を下方へ延び、曝気槽52内に配置されるように形成されている。詳しくは、他端部53は、曝気槽52内において、平面視が略矩形状をなすように曝気槽52の内周面に沿って折り曲げられて形成されており、その表面には、小さな貫通孔が多数形成されている。
このような構成の水質改善装置1において、原水流入口10を介して第2槽8内へ供給される水は、まず、微生物処理容器49に入り、微生物処理容器49において微生物による処理が施された後、その下流側の曝気槽52に通過口54を介して流入するようになっている。なお、この水質改善装置1では、オゾン導入部5の気体入口24にはオゾンではなく空気が与えられ、さらに、ポンプ3が実施例および変形例1の場合とは反対方向へ回転駆動されるので、その空気が第2吸込管39から曝気槽52内に供給される。詳しくは、この空気は、上述した他端部53に形成された貫通孔から曝気槽52内で浮上し、微生物処理容器49内の微生物担体50に供給される。この空気により微生物担体50内の微生物は活性化し、微生物による処理能力が向上する。
そして、第2槽8で微生物処理された原水は、曝気槽52内から第1槽7内に移動される。なお、上述したように、第2槽8内の上部に配置された微生物処理容器49から下方の曝気槽52へ原水を流すので、曝気槽52内から第1槽7内へ原水を移動させる場合、上述したオーバーフロー孔9の代わりに、曝気槽52内に流入口55が開口され、かつ第1槽7の上端部に流出口56が開口された供給管57が用いられる。
そして、第2槽8で微生物処理され、供給管57を介して曝気槽52内から第1槽7内へ移動した原水には、上述したオゾン処理が施され、鉄イオンやマンガンイオンが、オゾンで酸化されて析出し、また、雑菌などは殺菌される。すなわち、この水質改善装置1では、鉄、マンガン成分を除去できるとともに、アンモニア成分も除去された水質がより良好になった水を供給することができる。また、微生物処理容器49で微生物処理された水は、曝気槽52に移された後に第1槽でオゾン処理されるので、微生物処理容器49内の微生物がオゾンにより死滅することはない。
このような、水質改善装置1において、微生物処理が繰り返されると、微生物によって分解されたアンモニア成分が微生物担体50の表面に付着することによって、微生物処理能力が低下する虞がある。しかしながら、図9に示すように、微生物処理容器49を上下方向に移動させることによって、微生物担体50の付着物を簡単に剥離させ、微生物処理能力を回復させることができる。詳しくは、微生物処理容器49の上端部には、把持部58が形成されている。たとえば、定期的に、または微生物処理されたはずの第1槽7内の水が臭気を帯びている場合に、ユーザが把持部58を掴んで微生物処理容器49を上下方向にスライド移動させる。この上下移動において、通過口54を介して微生物処理容器49内と曝気槽52内との間を行き来する水流が生じ、この水流よって、微生物処理容器49内の微生物担体50が攪拌されて上方(図示矢印参照)へ浮き上がり、互いに接触することで、上述した付着物が微生物担体50から剥離される。すなわち、微生物処理容器49を上下方向にスライド移動させるといった簡単な操作により、微生物担体50から付着物を剥離させ、微生物担体50の処理能力を回復させることができる。なお、このような方法によって剥離された付着物は、微生物処理容器49内の微生物担体50が攪拌されている最中に、微生物担体50同士の間を通じて沈殿し、さらには通過口54を介して曝気槽52の底に堆積する。そのため、第2槽8の下端部に設けられた排水口62を開放することにより、付着物は機外へ排出され、微生物処理能力の回復は勿論のこと、微生物処理容器49および曝気槽52の洗浄も可能となる。なお、微生物担体50を、上述した水流に晒すだけでも、微生物担体50の洗浄効果を得ることができる。
なお、図8および図9では、第2吸込管39の他端部53から曝気槽52内に空気を供給する態様を説明したが、これに代え、図10に示すように、第2吸込管39および第2吐出管40を廃し、エアポンプ59を別途配置し、連結管60を介してエアポンプ59からの空気を他端部53から曝気槽52内に供給する態様であってもよい。
<変形例3>
図11は、変形例3に係わる水質改善装置1のシステム図である。なお、図11において、図4の構成要素と同一部分には、同一の番号が付されている。
実施例では、第2槽8内に原水を溜め、第1槽7内には、ポンプ3で循環させてオゾン処理した浄水を溜める構成をとっていたが、これに代え、図11に示すように、第2槽8内と第1槽7内とをポンプ3およびオゾン導入部5で連結し、ポンプ3によって第2槽8内から第1槽7内へ原水を移動させ、その原水をオゾン導入部5にて混入させたオゾンで浄化し、第1槽7内に溜める構成であってもよい。この場合、ポンプ3によって原水を循環させて浄化させるといった動作がないので、第2槽8から第1槽7への1度の通過で浄化される程度に、もともとの原水の水質が比較的良好であることが望ましい。もちろん、第1槽7内に原水を溜め、第2槽8内に浄水を溜める構成でもよい。これによって、原水は、オゾン導入部5を1度通過することで浄化され、生活用水としてすぐに使うことができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、貯水槽2において、第1槽7および第2槽8以外の領域を新たに設け、その領域に、用途に応じて第1槽7または第2槽8と同様の機能を付与してもよい。
この発明の一実施形態に係る水質改善装置1の概略斜視図であり、説明の便宜上、内部を露出して示したものである。 水質改善装置1のオゾン導入部5周辺を示した概略側断面図である。 水質改善装置1のフィルタ28周辺を示した概略側断面図である。 水質改善装置1のシステム図である。 図1および図2に示すオゾン導入部5の他の実施形態を示す図である。 この発明の変形例1に係る水質改善装置1の概略斜視図である。 雨水を原水とした場合に、原水を水質改善装置1へ供給する態様および浄水を水質改善装置1からの取り出す態様を示した概略図である。 この発明の変形例2に係る水質改善装置1の概略斜視図である。 図8において、微生物処理容器49を上下させる態様を示したものである。 図8において、曝気槽52内に空気を与える別の態様を示したものである。 図11は、変形例3に係わる水質改善装置1のシステム図である。
符号の説明
1 水質改善装置
2 貯水槽
3 ポンプ
4 オゾン発生装置
5 オゾン導入部
7 第1槽
8 第2槽
10 原水流入口
11 浄水流出口
12 吸込口
13 吐出口
14 第1吸込管
15 第1吐出管
21 水入口
22 水出口
23 絞り部
24 気体入口
25 逆止弁
26 電磁弁
27 逆止弁
28 フィルタ
35 T字管
36 ブロア
37 吸込側三方弁
38 吐出側三方弁
39 第2吸込管
40 第2吐出管
49 微生物処理容器
50 微生物担体
52 曝気槽
54 通過口
61 底壁

Claims (2)

  1. 水を溜めるための貯水槽と、
    前記貯水槽内に溜められる水を吸い込むための吸込口と吸い込んだ水を前記貯水槽内へ吐き出すための吐出口とを有するポンプと、
    前記貯水槽の上部に配置され、放電を行うことによりオゾンを発生するオゾン発生装置と、
    前記オゾン発生装置よりも下方において前記ポンプの吐出口と前記貯水槽との間に介挿され、前記ポンプによって前記貯水槽へ吐き出される水に前記オゾン発生装置で発生されたオゾンを供給するためのオゾン導入部と、を含んだ水質改善装置であって、
    前記貯水槽は、前記水質改善装置の外部からの水を前記貯水槽内に流入させるための入口と、前記貯水槽内の水を前記水質改善装置の外部へ流出させるための出口とを有し、
    前記貯水槽内は、前記出口側に配置される第1槽と前記入口側に配置される第2槽とを含む少なくとも2以上の複数の領域に区画され、
    前記第2槽は、その内部に、溜められる水を微生物処理するための微生物処理容器を備え、
    前記ポンプおよび前記オゾン導入部が前記第1槽と前記第2槽とを連結し、前記第2槽内の水が、前記ポンプにより吸い込まれ、前記オゾン導入部により供給されるオゾンで浄化されて、前記ポンプにより前記第1槽内へ吐き出されることを特徴とする水質改善装置。
  2. 前記微生物処理容器は、複数の通過口が形成された底壁を備え、前記通過口を介して前記第2槽内部の前記微生物処理容器以外の領域と連通しており、前記第2槽に対する上下移動が可能であり、
    前記微生物処理容器の上下移動により前記通過口を介して前記微生物処理容器内と前記第2槽内部の前記微生物処理容器以外の領域との間を行き来する水の流れによって、前記微生物処理容器内に装填される微生物担体が洗浄されることを特徴とする、請求項記載の水質改善装置。
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