JP2004157665A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】処理対象となる複数枚の紙幣Pを投入する紙幣供給部2は、紙幣Pの下端辺を当接せしめて整位する床2aを有する。床2aには、紙幣Pの集積方向に延びたスリット112が形成されている。スリット112の下方には、ハーフミラー114、ランプ116、反射ミラー118、窓120、およびカメラ122が配設されている。スリット112から露出した下端辺からの反射光は、光学部材114、118を介して窓120に伝達されて表示されるとともに、カメラ122を介して撮影される。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、集積した状態の複数枚の紙葉類を1枚ずつに分離して搬送する紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙葉類処理装置として、例えば、集積した複数枚の紙幣を投入して1枚ずつに分離して搬送する紙葉類取出装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この紙葉類取出装置は、複数枚の紙幣を立位状態で収容する紙幣供給部、紙幣供給部にある紙幣を下方に1枚ずつ取り出すピックアップローラ、および取り出された紙幣を1枚ずつに分離する分離部を有する。分離部は、紙幣の取り出し方向に回転する取出ローラ、およびこの取出ローラに押し付けられた逆転ローラを有する。
【0004】
紙幣供給部に投入された紙幣は、集積方向端部の紙幣から順に、ピックアップローラの回転により下方に取り出され、分離部の取出ローラと逆転ローラの間を通過される。このとき、取出ローラに押し付けられた逆転ローラによって発生される逆転トルクにより、取出ローラによって下方に送られる1枚目の紙幣と2枚目以降の紙幣とが分離される。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−160842号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した圧接摩擦方式の分離部を有する紙葉類取出装置では、取出ローラに逆転ローラが離接可能に押し付けられているため、両者の間のギャップが可変であり、複数枚の紙幣が重なったまま纏めて通過される場合があった。
【0007】
例えば、複数枚の紙幣を1枚の折り畳んだ紙幣で纏めた状態の紙幣が投入されたり、ステープルやクリップで留められた状態の紙幣が投入されたりした場合、複数枚の紙幣が分離部を纏めて通過されてしまう。
【0008】
このように、複数枚の紙幣が纏めて分離部を通過されてしまうと、後段の処理部において、搬送ジャムを生じたり、センサ等を破損したりする問題があった。
【0009】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、紙葉類の分離不良による不具合を防止できる紙葉類処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の紙葉類処理装置は、複数枚の紙葉類を集積して立位で投入する投入部と、この投入部を介して投入された紙葉類の集積方向一端にある第1紙葉類に転接して回転することにより第1紙葉類を取り出す取出ローラと、上記投入部を介して投入された紙葉類の集積方向他端にある第2紙葉類を集積方向に押圧して上記第1紙葉類を上記取出ローラに押し付ける押圧部材と、上記取出ローラによって取り出された第1紙葉類を他の紙葉類と分離して搬送する分離搬送部と、上記投入部に立位で投入された紙葉類の下端辺の状態を認識する認識手段と、を備えている。
【0011】
上記発明によると、投入部に立位で投入された紙葉類の下端辺の状態を認識できるため、折り畳まれた状態で投入された異常な紙葉類を取り出す前に認識でき、異常な紙葉類が分離搬送部を通過することを防止でき、紙葉類の搬送ジャム等の不具合を防止できる。
【0012】
また、本発明の紙葉類処理装置は、複数枚の紙葉類を集積して投入する投入部と、この投入部を介して投入された紙葉類の集積方向一端にある第1紙葉類に転接して回転することにより該第1紙葉類を取り出す取出ローラと、上記投入部を介して投入された紙葉類の集積方向他端にある第2紙葉類を集積方向に押圧して上記第1紙葉類を上記取出ローラに押し付ける押圧部材と、上記取出ローラによって取り出された第1紙葉類の上記取出ローラに転接した側の面に転接して回転する送りローラと、この送りローラに対して上記第1紙葉類を挟む位置に設けられ、該送りローラの回転方向と逆方向のトルクを発生することで第1紙葉類を他の紙葉類と分離する分離ローラと、この分離ローラを上記送りローラに向けて付勢しつつ該送りローラに対して接離可能に支持した支持機構と、上記投入部から取り出された紙葉類を所定ギャップを通過させることで異常な厚さの紙葉類を規制する規制部材と、を備えている。
【0013】
上記発明によると、送りローラに対して分離ローラが接離可能に付勢されているため、複数枚の紙葉類が重なった状態で両者の間の分離ニップを通過される可能性がある。このため、異常な厚さの紙葉類の通過を規制する規制部材を設け、重なった状態の紙葉類の通過を規制することで、異常な厚さの紙葉類が装置に取り込まれて搬送ジャム等の不具合を生じることのないようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
図1には、この発明の実施の形態に係る紙葉類処理装置として、紙幣分類整理システム(以下、単にシステムと称する)100の概略構成を示してある。システム100は、紙幣分類整理機101と、この紙幣分類整理機101を操作、管理するための管理装置102と、を有する。
【0016】
管理装置102は、パソコン等により構成され、キーボードやマウス等の操作入力部103、表示部104、制御部105、記録用のハードディスク装置106等を有する。
【0017】
紙幣分類整理機101は、筐体1を有し、この筐体1の一側中央部にはテーブル部1Aが設けられている。このテーブル部1Aには、複数枚の紙幣P(紙葉類)を集積した状態で投入するための紙幣供給部2(投入部)が設けられている。
【0018】
紙幣供給部2には、紙幣Pが立位状態で複数枚収容されている。紙幣Pは、ばね3で付勢されるバックアップ板4(押圧部材)によってピックアップローラ5(取出ローラ)に押し付けられている。集積方向端部にある紙幣P(第1紙葉類)は、ピックアップローラ5の回転により下方に向かって送られる。
【0019】
ピックアップローラ5の下方には、後述する分離部32(分離搬送部)および搬送部37(図2に拡大して示す)が配設されている。
【0020】
後述する搬送部37を介して搬送される紙幣Pは、ベルト6aとローラ6bとにより構成されるクランプ式の搬送装置7により搬送される。この搬送装置7には、取り出された紙幣Pのシフトとスキューを自動補正する姿勢補正装置8が設けられている。
【0021】
搬送装置7の紙幣搬送方向下流側には、判別部9が設けられている。この判別部9は、複数の図示しない光学センサにより、ローラ対10で搬送される紙幣Pの面から各種情報を読み取り、それを論理演算などすることにより、基準になる情報と比較することによって、2枚取りや、汚れ、破損の有無、金額、天地および表裏の4方向をそれぞれ判別するものである。
【0022】
判別部9の紙幣搬送方向下流側には、第1の分岐装置11が設けられている。第1の分岐装置11は、判別部9の判定によって2枚取りや、一定以上の大スキューの紙幣など、正紙幣Pと判定されなかったものをリジェクト箱12に導き、正紙幣Pと判定されたものを第2の分岐装置13へ導くものである。
【0023】
第2の分岐装置13は、紙幣Pの搬送方向を第1および第2の方向に分けるものである。第1の方向には左右反転パス14が設けられ、この左右反転パス14は紙幣Pを左右180度反転するひねりベルト15を有している。第2の方向には単なるベルト搬送部16が設けられ、紙幣Pをそのままの状態で搬送する。第1および第2の方向に分岐されて搬送された紙幣は合流部17で合流する。この合流部17までの経路長は等しくされ、紙幣合流後の間隔がずれないようになっている。
【0024】
合流部17の紙幣搬送方向下流側には、第3の分岐装置18が設けられ、この第3の分岐装置18により紙幣Pの搬送方向が第3および第4の方向に分岐される。第3の方向には、スイッチバック部19が設けられている。スイッチバック部19には、紙幣Pを導入させる反転箱20、この反転箱20に導かれた紙幣Pの後端を反転ローラ21aに押し付ける叩き車21が設けられている。紙幣Pは、反転箱20から送り出されることにより、その天地が反転されて搬送される。
【0025】
第4の方向には単なるベルト搬送部22が設けられ、紙幣Pはそのままの姿勢を維持して搬送される。第3および第4の方向に分岐されて搬送された紙幣は合流部23で合流する。この合流部23までの分岐パスの経路長は等しくされ、合流後の間隔がずれないようになっている。
【0026】
合流部23の紙幣搬送方向下流側には、水平搬送路24が設けられ、この水平搬送路24には区分すべき部分の数より1つ少ない数の第4〜第7の分岐装置25a〜25dが配設されている。これら分岐装置25a〜25dの下方部には、集積部として第1乃至第4の種類別ポケット部26a〜26dが配設され、これら種類別ポケット部26a〜26dに紙幣Pが水平状態に積み重ねて集積されるようになっている。
【0027】
また、第4の分岐装置25aの下方には、100枚施封装置27が設けられている。100枚施封装置27は、紙幣Pを100枚ずつ集積して区分する集積部28、この集積部28から紙幣Pを搬送する搬送部28a、および、この搬送部28aにより搬送されてくる紙幣Pを紙帯29aで結束する帯巻部29を有している。
【0028】
図2には、紙幣供給部2を介して投入された紙幣Pを1枚ずつに分離して取り出す取出装置200の概略構造を示してある。また、図3には、取出装置200の駆動制御系を含むより詳細な構造を斜視図にして示してある。取出装置200は、上述したピックアップローラ5の他に、分離部32、および搬送部37(搬送ローラ対)を有する。
【0029】
分離部32は、送りローラ30、30を備え、これら送りローラ30、30には、分離ローラ31、31が夫々押し付けられている。送りローラ30、30は、紙幣Pのピックアップローラ5が転接した側の面に転接して配置される。
【0030】
搬送部37は、送りローラ30、30の下方部に位置して、ドライブローラ34、34を備え、このドライブローラ34、34には、ピンチローラ35、35が転接されている。
【0031】
しかして、送りローラ30、30と分離ローラ31、31との間の分離ニップ33aを通過した紙幣Pが、ドライブローラ34、34とピンチローラ35、35の間の搬送ニップ33bによってクランプされて引き抜かれ、後段の処理部へ向けて搬送される。
【0032】
ピックアップローラ5、送りローラ30、分離ローラ31、ドライブローラ34、およびピンチローラ35は、紙幣の長手方向に沿って左右に1個ずつ配設され、紙幣Pを短手方向に沿って取り出すように機能する。
【0033】
図3に示すように、送りローラ30の周面はゴムで形成され、ワンウェイクラッチ30aを介して軸36に取り付けられている。送りローラ30は、紙幣Pの取り出し方向に自由に回転でき、紙幣Pがドライブローラ34およびピンチローラ35で引き抜かれるときに抵抗を減らすように工夫されている。軸36は、軸受け38を介してフレーム39に取り付けられている。軸36の一端部には、プーリ40a、タイミングベルト40bおよびプーリ40cを介して送りモータ41が接続されている。
【0034】
なお、この実施の形態では、ワンウェイクラッチ30aを送りローラ30に設けたが、送りローラ30を軸36に固定して、ワンウェイクラッチ30aをタイミングプーリ40aに設け、軸36とプーリ40aとの間で回転できるようにしてもよい。
【0035】
ピックアップローラ5の軸43は、プーリ45a、タイミングベルト45b、プーリ45cを介して軸46に接続されている。軸46の両端部は、フレーム39、39に支持されている。軸46の一端部には、プーリ48a、タイミングベルト48b、プーリ48cを介してピックアップモータ49が接続されている。軸43はブラケット51に回転自在に取り付けられ、ブラケット51は軸52を介してブラケット53に取り付けられている。
【0036】
ブラケット53は、軸46を介してフレーム39、39に取り付けられ、左右に回動できるようになっている。ブラケット51とステイ55との問には、圧縮スプリング56が設けられている。これにより、左右にあるピックアップローラ5、5は、僅かに前後左右に位置を変えて紙幣Pに対して左右均一の押し付け力を発生するように工夫されている。
【0037】
分離ローラ31は、全周がゴムで形成され、紙幣Pに対する摩擦係数が紙幣P間の摩擦係数より高いものが使用されている。分離ローラ31は、軸58を介して揺動レバー59の上端部に回転可能に取り付けられ、揺動レバー59の下端部は、支持部としての軸60により回動可能に支持されている。揺動レバー59は、スプリング62により付勢されて、本発明の支持機構として機能し、分離ローラ31を送りローラ30に押圧させている。
【0038】
分離ローラ31の軸58には、プーリ63a、タイミングベルト63b、プーリ63cを介してリバースモータ64が接続されている。リバースモータ64は、分離ローラ31を紙幣Pの取り出し方向に対して逆方向に回転させるように逆方向のトルクを与えるようになっている。分離ローラ31は送りローラ30に連れ回って取出方向に回転するが、逆転トルクは常に逆転方向にかかっていて、紙幣Pに対して分離力を発生する。
【0039】
分離ローラ31の軸58に固定されたタイミングプーリ63aと、リバースモータ64の駆動軸64aに取り付けられたタイミングプーリ63cのピッチ径は同じになっている。また、リバースモータ64は、その駆動軸64aの軸心上に揺動レバー59の軸60の軸心が位置するようにステイ67に固定されている。
【0040】
ドライブローラ34は、軸69を介してフレーム39、39に回動自在に取り付けられている。軸69は、プーリ70a、タイミングベルト70b、プーリ70cを介して搬送モータ71に接続されている。
【0041】
ピンチローラ35は、軸73に回転自在に支持されている。軸73の両端部は、フレーム39、39の水平長孔39aに支持され、スプリング74によってドライブローラ34方向に付勢されている。この付勢により、ピンチローラ35はドライブローラ34に押圧されて搬送力を発生する。
【0042】
送りローラ30と搬送ローラ対34、35との間には、送りローラ30と分離ローラ31との間の分離ニップ33aから送り出される紙幣Pを検知するための第1の検知器76が設けられている。また、搬送ローラ対34、35の搬出側近傍には、搬送ローラ対34、35から送り出される紙幣Pを検知する第2の検知器77が設けられている。
【0043】
第1および第2の検知器76、77は、たとえば、光透過形の光センサであり、それぞれブラケット79に取り付けられている。また、第2の検知器77は、当該検知器77で通過を検知した紙幣Pの搬送制御を開始するためのシフト開始センサとして機能する。
【0044】
より詳細には、第1の検知器76は、その光軸が、送りローラ30と分離ローラ31との間の分離ニップ33aと、ドライブローラ34とピンチローラ35との間の搬送ニップ33bと、の間を通る搬送路を横切る位置に配置されている。また、第2の検知器77は、その光軸が、ドライブローラ34とピンチローラ35との間の搬送ニップ33b直後の搬送路を横切る位置に配置されている。
【0045】
送りモータ41、ピックアップモータ49、搬送モータ71には、それぞれドライバー81、82、83が接続されている。ドライバー81、82、83は、それぞれコントローラ85に接続されている。コントローラ85は、上述した管理装置102の制御部105に接続されている。なお、送りモータ41、ピックアップモータ49は間欠駆動制御が必要とされ、そのためパルスモータが用いられている。
【0046】
左右のリバースモータ64には、ドライバー89a、89bがそれぞれ接続されている。ドライバー89a、89bは、それぞれコントローラ85に接続されている。リバースモータ64は、電流制御可能な直流モータで、電流の設定によって所要の発生トルクが得られるようになっている。
【0047】
第1および第2の検知器76、77には、駆動アンプ90が接続され、紙幣Pの通過を検出してその情報をコントローラ85に送るようになっている。
【0048】
ここで、上述した取出装置200の動作について説明する。
【0049】
動作に先立ち、紙幣供給部2を介して、処理対象となる複数枚の紙幣Pが集積状態で投入される。投入された複数枚の紙幣Pは、バックアップ板4によってピックアップローラ5方向へ付勢され、集積方向端部にある紙幣Pがピックアップローラ5に押し付けられる。
【0050】
この状態で、操作入力部103を介して後述する取り出し開始ボタンが入力されると、ピックアップローラ5および送りローラ30が回転を開始され、紙幣Pの取り出しが開始される。このとき、ドライブローラ34は一定速度で回転され、且つ分離ローラ31にも一定のトルクが与えられる。
【0051】
ピックアップローラ5が回転すると、バックアップ板4によってローラ5に押圧された集積方向端部にある紙幣Pが下方に取り出される。このとき、紙幣P同士の摩擦により、取り出される1枚目の紙幣Pに2枚目以降の紙幣Pが連れ出される場合がある。複数枚の紙幣Pが連れ出された場合、連れ出された2枚目以降の紙幣Pは、送りローラ30と分離ローラ31との間の分離ニップ33aを通過する際、分離ローラ31により発生される逆方向のトルクにより分離される。
【0052】
このようにして、2枚目以降の紙幣Pと分離された1枚目の紙幣Pは、搬送ローラ対34、35間の搬送ニップ33bで挟持拘束されて分離ニップ33aから引き抜かれ、後段の処理部へ搬送される。このとき、搬送ニップ33bを通過した紙幣Pが第2の検知器77によって検知され、当該紙幣Pの搬送制御が開始される。
【0053】
ドライブローラ34は、搬送ニップ33bの下流側の搬送機構とともに常時回転されており、搬送ニップ33bに挟持拘束された紙幣Pは、重ね取りの有無に係わらず後段の処理部へ搬送されてしまう。また、シフト開始センサとして機能する第2の検知器77によって検知された紙幣Pは、所定のシフト先へ搬送されるまで制御部105でその搬送位置が監視される。
【0054】
ところで、紙幣Pの分離機構として、上述したように送りローラ30に分離ローラ31を圧接した圧接摩擦方式の分離部32を採用した場合、送りローラ30と分離ローラ31との間のギャップGが通過する紙幣Pの厚さに応じて変化する。このため、例えば、図4に示すようにステープルSやクリップCで留められた複数枚の紙幣Pや、図5に示すように1枚の紙幣P1を折り畳んで纏めた複数枚の紙幣Pなどが投入されると、複数枚の紙幣Pが分離されることなく纏めて分離部32を通過されてしまう場合があった。
【0055】
また、例えば、集積した複数枚の紙幣Pを紙幣供給部2に立位で投入する際、図6に示すように端部の紙幣P1の一部が他の紙幣Pの下端辺の下に折り畳まれた状態で投入されると、折り畳まれた紙幣P1とともに他の数枚の紙幣Pが纏めて取り出され、複数枚の紙幣Pが分離部32を通過されてしまう場合があった。この場合、紙幣P1の折り畳まれた部分は、紙幣供給部2の上方から視認することができず、このような不具合を未然に防止することはできなかった。
【0056】
つまり、本実施の形態では、立位で投入した複数枚の紙幣Pの下端辺を紙幣供給部2の床に当接させて整位する構造を採用しているため、処理効率を上げるために一度に大量の紙幣Pを素早くセットする場合などに、一部の紙幣Pが不所望に折り畳まれてセットされてしまう場合があった。
【0057】
いずれにしても、複数枚の紙幣Pが纏めて分離部32を通過されてしまうと、後段の処理部において、搬送ジャムを生じたり、センサ等を破損したりする問題があった。特に、判別部9では複数の光学センサによって紙幣Pの表面から情報を読み取るため、判別部9を通過する紙幣Pの厚さ方向のギャップが厳しく規制されている。このため、上述したようにステープルSやクリップCで留められた複数枚の紙幣Pが通過されてしまうと、判別部9の光学センサが破損される場合があった。
【0058】
よって、本実施の形態では、上述したように複数枚の紙幣Pが纏めて取り込まれることのないように、種々の工夫した。
【0059】
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。ここでは、例えば、図7乃至図9に示すように、紙幣供給部2の床2aに、紙幣Pの集積方向に延びた細長いスリット112(開口部)を形成し、床2aに当接される紙幣Pの下端辺の状態を認識可能とした。
【0060】
スリット112の下方には、スリット112と同じ方向に延びて傾斜して設けられたハーフミラー114が配設されている。また、紙幣供給部2の床2aの下方には、スリット112を介して紙幣Pの下端辺を照明するためのランプ116が配設されている。
【0061】
スリット112を介して露出した紙幣Pの下端辺により反射された反射光は、ハーフミラー114をそのまま通過され、或いはハーフミラー114によって反射されて90度折り曲げられる。
【0062】
ハーフミラー114によって略水平方向に折り曲げられた反射光の光路上には、スリット112と略平行に延びた反射ミラー118が傾斜して設けられている。また、反射ミラー118によって略鉛直上方に反射される反射光の光路上には、矩形のアクリル板からなる視認用の窓120が設けられている。窓120は、オペレータに対して紙幣供給部2の手前側で見易い位置に配置されている。
【0063】
また、ハーフミラー114を通過した反射光の光路上、すなわちハーフミラー114の下方には、反射光を受光して紙幣Pの下端辺を撮影するカメラ122が配設されている。カメラ122は、管理装置102の制御部105に接続され、カメラ122で撮影した映像が表示部104を介して表示可能となっている。
【0064】
上述したハーフミラー114および反射ミラー118は、本発明の光学部材として機能し、窓120は、本発明の視認窓として機能する。また、上述したスリット112、ハーフミラー114、ランプ116、反射ミラー118、および窓120は、本発明の認識手段として機能する。
【0065】
以上のように、上述した第1の実施の形態によると、紙幣供給部2を介して投入した紙幣Pの下端辺の状態を、オペレータが窓120を介して視認可能となり、且つ表示部104を介してオペレータに対して表示可能となった。
【0066】
これにより、例えば、図6、7に示すように、紙幣Pの一部が紙幣Pの下端辺と紙幣供給部2の床2aとの間に折り畳まれたような状態で投入されてしまった場合であっても、オペレータが容易かつ確実にこのような紙幣Pの下端辺の状態を認識でき、紙幣Pを紙幣供給部2から一旦取り出して整位した後、再投入することができる。これにより、折り畳まれた紙幣Pとともに数枚の紙幣Pが纏めて取り出されてしまうことを防止でき、紙幣Pの分離不良に起因した搬送ジャム等の不具合を防止できる。
【0067】
尚、上述した第1の実施の形態では、単に、紙幣供給部2に投入した紙幣Pの下端辺の状態を認識可能としたが、例えば、図10に示すように、カメラ122で撮影した複数枚の紙幣Pの下端辺の画像を表示部104を介してスタートボタンB(開始ボタン)として表示することで、異常な状態で投入された紙幣Pの取り出しをも確実に防止することができる。つまり、スタートボタンBとして表示された下端辺の画像をオペレータが視認した上でボタン入力をしない限り紙幣Pの取り出しを開始できないようにすることもできる。
【0068】
また、カメラ122で撮影した画像を制御部105にて画像処理し、異常な状態で投入された紙幣Pを自動的に検出して、紙幣Pの取り出しを禁止するようにしても良い。
【0069】
この場合、例えば、図11(b)に示すように、紙幣供給部2を介して正常にセットされた紙幣Pの下端辺から反射される反射光の光量を所定の視野範囲内の積分値として予め記憶しておき、実際の反射光の光量を同じ視野範囲で監視してその積分値と比較する。そして、実際の反射光量の積分値が所定のしきい値を超えた場合に、紙幣Pが異常な状態で投入されていることを判断し、紙幣Pの取り出しを禁止する。
【0070】
つまり、紙幣Pが部分的に折り畳まれて複数枚の紙幣Pの下端辺を部分的に覆う場合、図11(a)に示すように、上述した視野範囲内の画像の反射光量は、折り畳まれた紙幣Pの部分で比較的大きくなる。このため、反射光量の積分値が所定のしきい値を超えた場合に紙幣Pのセット不良を判断できる。
【0071】
次に、この発明の第2の実施の形態について、図2とともに図12を参照して説明する。尚、図12は、図2の点線で囲んだ範囲を部分的に拡大した図である。本実施の形態では、紙幣Pの搬送経路上に所定ギャップGを有する規制部材131、132を配置して、異常な厚さの紙幣Pの通過を規制するようにした。
【0072】
規制部材131、132は、送りローラ30と分離ローラ31との間の分離ニップ33aより紙幣Pの送り方向下流側で、シフト開始センサとして機能する第2の検知器77より上流側で、且つ搬送ローラ対34、35の搬送ニップ33bより上流側に配設されている。
【0073】
規制部材131、132間のギャップGは、0.1[mm]〜1.0[mm]、好ましくは0.5[mm]程度に設定される。このギャップGは、新しい紙幣Pで5枚分に相当し、古い紙幣Pで3〜4枚分に相当する。ギャップGが0.1[mm]より狭いと1枚の紙幣Pが正常に通過する際に摩擦抵抗を生じ、1.0[mm]より広いと重なった状態の複数枚の紙幣Pを通過させてしまう。
【0074】
規制部材131、132を分離ニップ33aより下流側に配置することで、図12に示すようにくさび状にずらされた複数枚の紙幣Pを不所望に規制してしまうことを防止できる。つまり、ステープルSやクリップCで留められていない重なっただけの紙幣Pは、分離ニップ33aを通過することにより基本的に1枚ずつに分離されるため、分離ニップ33aより上流側に規制部材131、132を配置してこのような紙幣Pを規制してしまうことは不利益となる。言い換えると、ステープルSやクリップCで留められて分離ニップ33aを通過してしまったような紙幣Pだけを規制するようにした。
【0075】
また、規制部材131、132を搬送ニップ33bより上流側に配置することで、ステープルSやクリップCで留められた状態の複数枚の紙幣Pが搬送ニップ33bに到達することを防止できる。これにより、複数枚の紙幣Pが搬送ニップ33bによって挟持拘束されて後段の処理部へ搬送されてしまうことを防止でき、搬送ジャムを防止できるとともに、判別部9の光学センサを破損してしまうことを防止できる。つまり、ドライブローラ34が本体側の搬送機構とともに同じ駆動源によって常時駆動されているため、搬送ニップ33bによって挟持拘束された紙幣Pは後段の処理部へ強制的に搬送されてしまう。
【0076】
さらに、規制部材131、132を第2の検知器77より上流側に配置することで、搬送制御が開始される前の異常な紙幣Pを止めることができる。逆に、第2の検知器77で検知された後、異常な厚さの紙幣Pが検出されてジャムを生じると、その時点で既に処理済の紙幣Pも紙幣供給部2に再投入する必要があり、処理効率が低下する。これに対し、搬送制御を開始する前の紙幣Pの通過を規制することで、処理済の紙幣Pを取り出して再投入する必要がなくなり、処理効率を高めることができる。
【0077】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態では、紙幣を処理する装置について説明したが、これに限らず、郵便物等の紙葉類を処理する装置に本発明を適用しても良い。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の紙葉類処理装置は、上記のような構成および作用を有しているので、紙葉類の分離不良による搬送ジャムやセンサ破損等の不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る紙幣分類整理システムを示す概略図。
【図2】図1のシステムの取出装置を示す概略図。
【図3】図2の取出装置の制御系を含む斜視図。
【図4】ステープルまたはクリップで閉じられた状態の複数枚の紙幣を示す斜視図(a)および側面図(b)。
【図5】1枚の折り畳んだ紙幣で複数枚の紙幣を纏めた状態を示す斜視図。
【図6】複数枚の立位状態の紙幣の下端辺に紙幣の一部が折り重ねられた状態を示す斜視図。
【図7】本発明の第1の実施の形態を説明するための側面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】図7の正面図。
【図10】表示部を介して紙幣の下端辺の画像を開始ボタンとして表示した表示例を示す図。
【図11】紙幣のセット不良を自動的に検出する方法を説明するための図。
【図12】本発明の第2の実施の形態を説明するための部分拡大図。
【符号の説明】
2…紙幣供給部、2a…床、5…ピックアップローラ、30…送りローラ、31…分離ローラ、32…分離部、33a…分離ニップ、33b…搬送ニップ、34…ドライブローラ、35…ピンチローラ、37…搬送部、100…紙幣分類整理システム、101…紙幣分類整理機、102…管理装置、103…操作入力部、104…表示部、105…制御部、112…スリット、114…ハーフミラー、116…ランプ、118…反射ミラー、120…窓、122…カメラ、C…クリップ、P…紙幣、S…ステープル。
Claims (9)
- 複数枚の紙葉類を集積して立位で投入する投入部と、
この投入部を介して投入された紙葉類の集積方向一端にある第1紙葉類に転接して回転することにより第1紙葉類を取り出す取出ローラと、
上記投入部を介して投入された紙葉類の集積方向他端にある第2紙葉類を集積方向に押圧して上記第1紙葉類を上記取出ローラに押し付ける押圧部材と、
上記取出ローラによって取り出された第1紙葉類を他の紙葉類と分離して搬送する分離搬送部と、
上記投入部に立位で投入された紙葉類の下端辺の状態を認識する認識手段と、
を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 上記認識手段は、
上記投入部に立位で投入された複数枚の紙葉類の下端辺を当接せしめて整位する床に形成された開口部と、
この開口部を介して複数枚の紙葉類の下端辺を照明するランプと、
上記下端辺からの反射光を視認窓に伝達する光学部材と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。 - 上記光学部材を介して伝達された反射光を受光して上記下端辺の状態を撮影するカメラ、および撮影した映像を表示する表示部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。
- 上記投入部を介して投入された紙葉類の取り出しを開始させるための開始ボタンをさらに有し、
上記カメラで撮影した上記下端辺の映像は上記表示部を介して上記開始ボタンとして表示され、この開始ボタンの入力により紙葉類の取り出しを開始することを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。 - 上記投入部を介して投入された紙葉類の取り出しを開始させるための開始ボタンと、
上記光学部材を介して伝達される反射光の光量を監視して、この反射光量が予め設定したしきい値を超えたとき、上記開始ボタンによる操作を停止する制御部と、
をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。 - 複数枚の紙葉類を集積して投入する投入部と、
この投入部を介して投入された紙葉類の集積方向一端にある第1紙葉類に転接して回転することにより該第1紙葉類を取り出す取出ローラと、
上記投入部を介して投入された紙葉類の集積方向他端にある第2紙葉類を集積方向に押圧して上記第1紙葉類を上記取出ローラに押し付ける押圧部材と、
上記取出ローラによって取り出された第1紙葉類の上記取出ローラに転接した側の面に転接して回転する送りローラと、
この送りローラに対して上記第1紙葉類を挟む位置に設けられ、該送りローラの回転方向と逆方向のトルクを発生することで第1紙葉類を他の紙葉類と分離する分離ローラと、
この分離ローラを上記送りローラに向けて付勢しつつ該送りローラに対して接離可能に支持した支持機構と、
上記投入部から取り出された紙葉類を所定ギャップを通過させることで異常な厚さの紙葉類を規制する規制部材と、
を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。 - 上記規制部材は、上記送りローラと分離ローラとの間の分離ニップより紙葉類の送り方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の紙葉類処理装置。
- 上記分離ニップを通過した紙葉類を検出して当該紙葉類の搬送制御を開始するためのシフト開始センサをさらに有し、
上記規制部材は、上記シフト開始センサより紙葉類の送り方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の紙葉類処理装置。 - 上記分離ニップを通過した紙葉類を搬送ニップに受け入れて回転することで当該紙葉類を搬送する搬送ローラ対をさらに有し、
上記規制部材は、上記搬送ニップより紙葉類の送り方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項7または8に記載の紙葉類処理装置。
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