JP2019064777A - 紙葉類取り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な装置構成により複数部の紙葉類を短時間で確実に1部ずつ取り出すことができる紙葉類取り出し装置を提供する。【解決手段】紙葉類取り出し装置100は、複数部の新聞Pを重ねて投入する投入部2と、複数部の新聞Pを重なった状態のまま投入部2からまとめて取り出し可能な取り出しベルト3a、3bと、取り出しベルト3a、3bにより投入部2から重なった状態のまま取り出した複数部の新聞Pをさしみ状にずらすずらし部10と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、複数部重ねた紙葉類を1部ずつ取り出す紙葉類取り出し装置に関する。
従来、紙葉類取り出し装置として、例えば、複数枚の折込ちらしを重ねたセット広告を新聞に中入れするインサータの給紙装置が知られている。
引用文献1の給紙装置は、上下に重ねた複数部のセット広告を重ね方向下端のものから順に一部ずつ取り出す。このとき、給紙装置は、最下端のセット広告の一部を吸引して次のセット広告から離間させる。そして、給紙装置は、最下端のセット広告と次のセット広告の間に分離部材を挿入する。さらに、給紙装置は、この分離部材を最下端のセット広告の取り出し方向に回転する。これにより、次のセット広告を最下端のセット広告と確実に分離することができ、最下端のセット広告のみ取り出すことができる。
特開2001−106353号公報
しかし、引用文献1の給紙装置では、最下端のセット広告を吸引するための機構や分離部材をセット広告の間に挿入するための機構が必要となり、装置構成が複雑になり、装置の製造コストが高くなる。また、引用文献1の給紙装置では、セット広告を1部取り出す度に吸引機構と挿入機構を動作させる必要があり、セット広告の取り出しに多くの手間と時間を要する。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な装置構成により複数部の紙葉類を短時間で確実に1部ずつ取り出すことができる紙葉類取り出し装置を提供することを目的とする。
本発明の紙葉類取り出し装置の一態様は、複数の紙葉類を重ねて投入する投入部と、複数の紙葉類を重なった状態のまま投入部からまとめて取り出し可能な取り出し部と、取り出し部を介して投入部から重なった状態のまま取り出した複数の紙葉類をさしみ状にずらすずらし部と、を有する。
本発明によれば、簡単な装置構成により複数部の紙葉類を短時間で確実に1部ずつ取り出すことができる。
図1は、実施形態に係る紙葉類取り出し装置の要部を示す概略斜視図である。 図2は、図1の紙葉類取り出し装置を矢印F2方向から見た側面概略図である。 図3は、図1の紙葉類取り出し装置の投入部を示す外観斜視図である。 図4は、図1の紙葉類取り出し装置のずらし部およびその周辺部材を示す概略斜視図である。 図5は、図1の紙葉類取り出し装置の制御系を示すブロック図である。 図6は、図1の紙葉類取り出し装置の第1の制御動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、図1の紙葉類取り出し装置の第2の制御動作を説明するためのフローチャートである。 図8は、図1の紙葉類取り出し装置の第3の制御動作を説明するためのフローチャートである。 図9は、図8とともに第3の制御動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る紙葉類取り出し装置100(以下、単に取り出し装置100と称する)の要部を示す概略斜視図である。図2は、図1の取り出し装置100を矢印F2方向から見た側面概略図である。図3は、取り出し装置100の投入部2を示す外観斜視図である。図4は、取り出し装置100のずらし部10およびその周辺部材を示す概略斜視図である。
以下の説明では、取り出し装置100に正対して、左から右に向かう方向をX方向とし、リア側からフロント側に向かう方向をY方向とし、下から上に向かう方向をZ方向とする。各図においては、これら互いに直交する3つの方向を矢印X、矢印Y、矢印Zとして示す。
図1乃至図3に示すように、取り出し装置100は、複数部の新聞P(紙葉類)を立位でY方向に重ねた状態で投入する投入部2を有する。投入部2は、Y方向のリア側に背面壁2aを有し、Z方向の下側に底壁2bを有する。背面壁2aは、その上端側が下端側よりリア側に傾くようにXZ平面に対してわずかに傾斜している。底壁2bは、そのリア側がフロント側より下方に傾くようにXY平面に対してわずかに傾斜している。底壁2bが背面壁2aに対向する端部と背面壁2aとの間には、複数部(本実施形態では最大で5部程度)の新聞Pが重なった状態で通過可能な大きさの隙間2cが設けられている。
新聞Pは、例えば、A1サイズの新聞紙を複数枚重ねた状態から2つ折りにし、このA2サイズの2つ折りの複数枚の新聞紙をさらに2つ折りにした状態(4つ折りにしたA3サイズ)で投入部2へ投入される。このとき、複数部の新聞Pは、折り目が揃う同じ向きで重ねられて、4つ折りにした最後の折り目が底壁2bに当接する向きで投入部2へ投入される。
投入部2へ投入された複数部の新聞Pは、底壁2bの傾斜によって背面壁2aに向けて自重により押圧される。また、投入部2へ投入された複数部の新聞Pは、背面壁2aの傾斜に倣って背面壁2aに向けて傾倒する。つまり、重ね方向一端の最もリア側の新聞Pは、傾斜した背面壁2aに押し付けられる。このため、複数部の新聞Pが重ね方向に互いに押圧されて新聞P同士の間に摩擦力が作用し、背面壁2aと底壁2bの間にある隙間2cを介して新聞Pが投入部2から自重により落下することがない。なお、重ね方向一端の新聞Pの背面壁2aに対する押圧力は、投入部2へ投入する新聞Pの部数が多いほど大きくなる。
投入部2のリア側の背面壁2aには、複数部の新聞Pのうち重ね方向の最もリア側の新聞Pに接触する2本の無端状の取り出しベルト3a、3b(取り出し部材)が張設されている。投入部2の背面壁2aに対向するリア側の端部には、新聞Pの取り出し位置がある。2本の取り出しベルト3a、3bは、背面壁2aと底壁2bとの間の隙間2cを介して底壁2bより下方まで延び、取り出し位置に沿って下方に走行する。
取り出しベルト3a、3bは、その表面の一部が投入部2の背面壁2aより内側(フロント側)にわずかに突出して、X方向に互いに離間して概ねZ方向に延設されている。言い換えると、投入部2の背面壁2aには、2本の取り出しベルト3a、3bの一部を投入部2の内部に露出させるための概ねZ方向に延びた窓部4a、4b(図3)が設けられている。
また、投入部2の底には、複数部の新聞Pの下端に接触する2本の無端状の上流側送りベルト5a、5b、および2本の無端状の下流側送りベルト6a、6bが張設されている。4本の送りベルト5a、5b、6a、6bは、概ねY方向に延設されている。下流側送りベルト6a、6bは、上流側送りベルト5a、5bのX方向の外側に隣接して配置されている。下流側送りベルト6a、6bは、上流側送りベルト5a、5bより速い速度で走行する。下流側送りベルト6a、6bのリア側の端は、隙間2cに達している。4本の送りベルト5a、5b、6a、6bは、送り機構として機能する。
各送りベルト5a、5b、6a、6bは、その表面の一部が投入部2の底壁2bより上方にわずかに突出して、X方向に互いに離間して概ねY方向に延設されている。言い換えると、投入部2の底壁2bには、4本の送りベルト5a、5b、6a、6bの一部を投入部2の内部に露出させるための概ねY方向に延びた窓部7a、7b(図3)が設けられている。
上流側送りベルト5a、5bが底壁2bの窓部7a、7bから露出した部分のY方向の長さは、下流側送りベルト6a、6bが底壁2bの窓部7a、7bから露出した部分のY方向の長さより長い。また、上流側送りベルト5a、5bが底壁2bの内側に露出した部分のリア側の端部と下流側送りベルト6a、6bが底壁2bの内側に露出した部分のフロント側の端部は、X方向に部分的に重なっている。このため、上流側送りベルト5a、5bによって下端を支えられた新聞Pが取り出し位置のフロント側で下流側送りベルト6a、6b上に受け渡されて取り出し位置に向けて送られる。
図3に示すように、投入部2の底壁2bのX方向の両側には、一対のガイド板8a、8b(ガイド部材)が取り付けられている。各ガイド板8a、8bは、底壁2bと直交するYZ平面に略平行な姿勢で固設されている。ガイド板8a、8bは、両者の間の距離を一定に固定して設けてもよく、互いに離接可能にして両者間の距離を調節可能としてもよい。ガイド部材は、板状に限らず、少なくとも投入部2に投入された新聞Pの端辺に接触するように重ね方向(Y方向)に沿って延設された棒状部材などであってもよい。
ガイド板8aとガイド板8bとの間の距離は、少なくとも、投入部2に投入した複数部の新聞PのX方向の両端部にガイド板8a、8bがそれぞれ接触する距離に設定されている。例えば、ガイド板8a、8b間の距離は、新聞PのX方向に沿った幅と同等か或いはそれよりわずかに短くされている。また、例えば、ガイド板8a、8bの互いに向かい合う内面には、ゴムシートなどの摩擦係数の比較的高い材料により形成した摩擦シート(図示せず)が貼り付けられてもよい。
これにより、ガイド板8a、8bは、投入部2を介して投入された複数部の新聞PのX方向の両端辺を支えるガイド部材として機能する。また、ガイド板8a、8bは、複数部の新聞Pが上流側送りベルト5a、5bによって取り出し位置へ送られるときには、各新聞PのX方向の両端辺に摩擦力を作用させてその荷重の一部を支え、重ね方向一端の新聞Pの背面壁2aに対する押圧力を軽減させるよう機能する。
なお、ガイド板8a、8bは、背面壁2aに沿った取り出し位置よりフロント側に所定距離だけ離間した位置まで延びている。つまり、ガイド板8a、8bは、底壁2bに設けた上流側送りベルト5a、5bに対してX方向に対向する位置に設けられ、下流側送りベルト6a、6bに対向する位置まで延びていない。これにより、下流側送りベルト6a、6bによって下端を支えられた状態の新聞Pに対してガイド板8a、8bから摩擦力が作用することがないようにしている。つまり、取り出し位置から取り出される新聞Pに対してガイド板8a、8bから摩擦力が作用することがないため、取り出しを邪魔する不所望な力が新聞Pに作用することがない。
図2および図3に示すように、投入部2の背面壁2aには、取り出し位置へ配置された新聞Pの上端近くを取り出しベルト3a、3bから離間させるためのスペーサ9(離間部材)が取り付けられている。本実施形態のスペーサ9は、例えば、X方向に互いに離間した2つのガイドローラ9a、9bを有し、背面壁2aからフロント側に突出して設けられている。2つのガイドローラ9a、9bは、X方向に延びた回転軸を中心にZ方向に自由に回転可能である。スペーサ9は、ローラ形状に限らず、取り出し位置の新聞Pの少なくとも上端近くを取り出しベルト3a、3bから離間させるものであればよく、例えばブロック状のものや板状のものなどでもよい。
このように、背面壁2aの上方にスペーサ9を取り付けることで、取り出し位置へ送られた新聞Pの少なくとも上端近くが取り出しベルト3a、3bから離間され、当該新聞Pの上端がフロント側に向けて湾曲される。つまり、スペーサ9を設けることで、新聞Pの上端が装置のフロント側へ傾倒され、取り出し位置の新聞Pの下端近くが部分的に取り出しベルト3a、3bに押し付けられ、且つ当該新聞Pの下端が背面壁2aと底壁2bとの間の隙間2cに指向される。
図2に示すように、下流側送りベルト6a、6bのリア側の端部に隣接して底壁2bより下方には、円筒状のさばき部材1が設けられている。さばき部材1は、取り出しベルト3a、3bと協働して取り出し部として機能する。さばき部材1は、円筒状に限らず、三角柱など任意の形状にすることができる。また、さばき部材1の材質は、ゴムに限らず、新聞Pの下端に適切な摩擦力を作用させてブレーキをかけることができる材質であればいかなるものであってもよい。
さばき部材1は、例えばゴム材料により形成され、下流側送りベルト6a、6bから取り出しベルト3a、3bに向けて移動される新聞Pの下端を乗せて当接させる。さばき部材1は、X方向に延設され、背面壁2aに対して離接する方向に移動可能に設けられている。つまり、図示しない調整機構によってさばき部材1を背面壁2aに対して離接させることにより、取り出し位置の下端にある背面壁2aと底壁2bとの間の隙間2cの大きさを調節することができる。
つまり、下流側送りベルト6a、6bを介して取り出し位置に向けて送られた新聞Pの下端がさばき部材1に接触することでさばかれて、重ね方向一端のリア側の複数部の新聞Pの下端が取り出しベルト3a、3bとの間の隙間2cに送り込まれる。このとき、さばき部材1と取り出しベルト3a、3b(背面壁2a)との間の隙間2cに複数部の新聞Pが重なった状態のまま挿通されることが可能であり、取り出しベルト3a、3bに接触して取り出し位置から下方に取り出される重ね方向端部の新聞Pにそれ以降の新聞Pが連れ出され、隙間2cを介して1〜5部程度の新聞Pがまとめて取り出される。
このとき、まとめて取り出される新聞Pの部数は、隙間2cの大きさによって概ね決まる。しかし、新聞P自体の厚みや湿度や温度などにより、1度に取り出される新聞Pの部数は必ずしも一定しない。本実施形態では、概ね1〜5部程度の新聞Pをまとめて取り出し可能な程度の隙間2cに設定してある。しかし、隙間2cを所定の大きさに設定しても、常に同じ部数の新聞Pがまとめて取り出されるとは限らず、新聞Pが1部だけ取り出されたり、複数部まとめて取り出されたりする。
投入部2に投入された複数部の新聞Pが、上述したように隙間2cを介して順に取り出されると、投入部2の底に設けた2組の送りベルト5a、5b、6a、6bによって残りの新聞Pが投入部2のリア側へ順次移動される。このとき、上流側送りベルト5a、5bによる新聞Pの送り速度より下流側送りベルト6a、6bによる送り速度を少し速くして、重なった状態の複数部の新聞Pの下端を互いにY方向に離間させた状態で取り出し位置へ供給するようにしている。
投入部2の取り出し位置の下方、すなわち隙間2cの下方には、図1、図2、および図4に示すように、投入部2から重なった状態のまま取り出された複数部の新聞Pをさしみ状にずらすずらし部10が配置されている。ずらし部10は、X方向に互いに離間して並んだ、無端状の3本のフロント側ずらしベルト11a、11b、11c(第1の送り部材)、および無端状の3本のリア側ずらしベルト13a、13b、13c(第2の送り部材)を有する。各ずらしベルト11a、13a、11b、13b、11c、13cは、X方向に延設した回転軸に設けた複数のプーリー14に巻回されて張設されている。
図1では、他の構成を見易くするため、X方向の中央のフロント側ずらしベルト11bおよび中央のリア側ずらしベルト13bのみ図示し、X方向両側の2組のずらしベルト11a、13a、11c、13cの図示を省略してある。また、図4では、3対のずらしベルト11a、13a、11b、13b、11c、13cの間を通して新聞Pを搬送している状態を図示しているため、リア側ずらしベルト13a、13b、13cが見えない状態となっている。
3本のリア側ずらしベルト13a、13b、13cは、各フロント側ずらしベルト11a、11b、11cに対して、搬送路12を介してそれぞれ部分的に接触した状態で対向して配置されている。搬送路12を図2に示すようにZ方向からY方向へ略直角に折り曲げるため、フロント側ずらしベルト11a、11b、11cは、搬送路12に沿った走行領域の中央をリア側に突出させている。一方、リア側ずらしベルト13a、13b、13cは、フロント側ずらしベルト11a、11b、11cに合わせて、搬送路12に沿った走行領域の中央を凹ませている。
そして、3本のリア側ずらしベルト13a、13b、13cの走行速度を3本のフロント側ずらしベルト11a、11b、11cの走行速度より速くしている。これにより、リア側ずらしベルト13a、13b、13cに接触して単位時間内に搬送される新聞P(投入部2に投入された状態で取り出し位置に近い新聞P)がフロント側ずらしベルト11a、11b、11cに接触して同じ時間だけ搬送される新聞P(1枚目の新聞Pに連れ出され)より搬送距離が長くなり、複数部の新聞Pがさしみ状にずらされる。
図4に示すように、3本のフロント側ずらしベルト11a、11b、11cを巻回したプーリー14a、14b、14cを同軸に取り付けた回転軸15には、2つのしわ伸ばしローラ16a、16bが取り付けられている。これら2つのしわ伸ばしローラ16a、16bは、搬送路12の屈曲部位の内側に設けられている。しわ伸ばしローラ16a、16bは、回転軸15と一体に回転可能であってもよく、回転軸15に対して自由に回転可能に設けてもよい。しわ伸ばしローラ16a、16bは、3対のずらしベルト11a、13a、11b、13b、11c、13cによって搬送される新聞Pを搬送方向に沿って引き伸ばす力を与える。
3対のずらしベルト11a、13a、11b、13b、11c、13cの間を通った搬送路12の終端に対向する位置には、搬送コンベア20が配置されている。搬送コンベア20は、搬送路12を介して搬送されてさしみ状にずらされた複数部の新聞Pを受け取って積み重ねることができる位置に配置されている。ずらし部10を通る搬送路12が略鉛直方向から略水平方向に折り曲げられているため、搬送路12を通ってさしみ状にずらされて略水平な姿勢でずらし部10から排出される新聞Pは、搬送コンベア20の略水平な上面23aに向けて略水平な姿勢で落下する。
搬送コンベア20は、X方向に離間して概ねY方向に互いに平行に延びた一対のベルトローラ21、22に無端状の搬送ベルト23を巻回してX方向に張設した構造を有する。搬送コンベア20は、搬送ベルト23の上面23a(搬送ベルト23の表面が上方を向く姿勢で走行する部位の上面)を略水平面に沿ってX方向に走行させる。つまり、搬送コンベア20による新聞Pの搬送方向は、ずらし部10の搬送路12を介して新聞Pを排出する方向と略直交する。搬送コンベア20は、搬送ベルト23の上面23aのリア側の端縁がフロント側の端縁よりわずかに上方に傾斜する姿勢で設けられている。
搬送コンベア20の上面23aのフロント側のX方向に沿った端縁に対向する位置には、ずらし部10から搬送コンベア20の上面23a上に送り込まれた新聞PのY方向の先端(折り目)を突き当てる突き当て板24が設けられている。突き当て板24は、Y方向に送り込まれた新聞Pの先端を突き当てて搬送ベルト23の上面23aに向かわせるように、その上端がリア側に傾く姿勢で傾斜して取り付けられている。
搬送コンベア20のX方向の下流側のベルトローラ22に対向する位置には、分離ローラ25が設けられている。分離ローラ25は、搬送コンベア20と協働して分離搬送部として機能する。分離ローラ25は、搬送ベルト23の上面23aに積重ねられた複数部の新聞Pのうち搬送ベルト23に接触した最下端の新聞Pを他の新聞Pと分離する。つまり、搬送ベルト23の走行により最下端の新聞PがX方向の搬送力を受け、その上に重なった他の新聞Pが分離ローラ25に接触して搬送を阻止される。
分離ローラ25は、搬送ベルト23の上面23aに対して離接する方向に移動可能に設けられており、上面23aとの間のギャップを調整可能となっている。分離ローラ25と搬送ベルト23の上面23aとの間のギャップを調整することで、新聞Pを1部だけ確実に分離して搬送することができる。なお、分離ローラ25は、新聞Pの搬送方向に沿って自由に回転可能に設けてもよく、回転不能に固定してもよい。
図5は、上述した取り出し装置100の制御系を示すブロック図である。
図5に示すように、取り出し装置100の制御部110には、取り出しベルト3a、3bを走行させるためのモータ101、上流側送りベルト5a、5b、および下流側送りベルト6a、6bを走行させるためのモータ102、フロント側ずらしベルト11a、11b、11cを走行させるためのモータ103、リア側ずらしベルト13a、13b、13cを走行させるためのモータ104、および搬送コンベア20の搬送ベルト23を走行させるためのモータ105が接続されている。モータ102は、正逆両方向に回転可能なものである。
また、制御部110には、投入部2の取り出し位置にある新聞Pを検出するための投入部センサS1、および搬送コンベア20の上面23a上に積重ねられた新聞Pの厚みを検出して新聞Pの有無を検出するためのコンベアセンサS2が接続されている。投入部センサS1は、投入部2に新聞Pが投入されているか否かを検出することができ、コンベアセンサS2は、搬送コンベア20の上面23a上に新聞Pが存在するか否かを検出することができる。
投入部センサS1は、図2に示すように、投入部2の背面壁2aと底壁2bとの間の隙間2cの近くで取り出し位置を光軸が横切る位置に配置されている。投入部センサS1は、例えば、発光部と受光部を一体に有する素子と反射板を投入部2のX方向の両側に離間して有する。そして、投入部センサS1は、その光軸が新聞Pによって遮られたこと(センサ暗)を検知して投入部2に新聞Pがあることを検出する。
コンベアセンサS2は、例えば、反射型センサであり、ずらし部10から搬送コンベア20の上面23aに新聞Pが送り込まれる領域で搬送ベルト23の上面23aに離間対向して設けられている。コンベアセンサS2は、搬送ベルト23の上方から上面23aに向けて光ビームを出射し、その反射光を受光する。そして、光ビームを出射してから反射光を受光する時間から光路長を検出し、搬送ベルト23の上面23a上に積重ねられている新聞Pの部数(および有無)を検出する。
図4に示すように、上流側送りベルト5a、5b、および下流側送りベルト6a、6bは歯付きベルトであり、モータ102の回転軸102aに設けた歯付きプーリー31a、31b、32a、32bにそれぞれ歯合して巻回されている。下流側送りベルト6a、6bを巻回した歯付きプーリー32a、32bの径は、上流側送りベルト5a、5bを巻回した歯付きプーリー31a、31bの径より大きい。このため、下流側送りベルト6a、6bは、上流側送りベルト5a、5bより常に速い速度で走行する。
上流側送りベルト5a、5bを巻回した歯付きプーリー31a、31bは、回転軸102aに固定され、下流側送りベルト6a、6bを巻回した歯付きプーリー32a、32bは、それぞれ、ワンウェイクラッチ33a、33bを介して回転軸102aに取り付けられている。つまり、モータ102を正転させると、4本の送りベルト5a、5b、6a、6bが投入部2の新聞Pを取り出し位置へ送る方向に走行する。また、モータ102を逆回転させると、上流側送りベルト5a、5bが逆方向に走行し、ワンウェイクラッチ33a、33bを介在させた下流側送りベルト6a、6bが停止する。
以下、上述した取り出し装置100の制御動作について、図6乃至図9を参照して説明する。
取り出し装置100の制御部110は、図6のフローチャートで示す第1の制御動作において、投入部センサS1の検出結果に基づいて、上流側送りベルト5a、5b、および下流側送りベルト6a、6bを走行させるモータ102を駆動制御する。
制御部110は、投入部センサS1の出力が明であることを検出した場合(ステップST1;NO)、取り出し位置に新聞Pが存在しないことを判断し、モータ102を駆動して(ステップST2)上流側送りベルト5a、5b、および下流側送りベルト6a、6bを正方向に走行させる。
一方、制御部110は、投入部センサS1の出力が暗であることを検出した場合(ステップST1;YES)、取り出し位置に新聞Pが存在していることを判断し、モータ102を停止して(ステップST3)上流側送りベルト5a、5b、および下流側送りベルト6a、6bの走行を停止させる。
制御部110は、後述する第2および第3の制御動作とは独立して、取り出し装置100が稼働している間中(ステップST4;NO)、ステップST1〜ステップST3の動作を繰り返す。
図7のフローチャートで示す第2の制御動作において、制御部110は、コンベアセンサS2の検出結果に基づいて、取り出しベルト3a、3bを走行させるモータ101、フロント側ずらしベルト11a、11b、11cを走行させるモータ103、およびリア側ずらしベルト13a、13b、13cを走行させるモータ104を駆動制御する。
制御部110は、コンベアセンサS2の出力に基づいて搬送ベルト23上に新聞Pが無いことを判断した場合(ステップST1;NO)、モータ101、103、104を駆動して(ステップST2)取り出しベルト3a、3b、フロント側ずらしベルト11a、11b、11c、およびリア側ずらしベルト13a、13b、13cを走行させる。
一方、制御部110は、コンベアセンサS2の出力に基づいて搬送ベルト23上に新聞Pが存在していることを判断した場合(ステップST1;YES)、モータ101、103、104を停止して(ステップST3)取り出しベルト3a、3b、フロント側ずらしベルト11a、11b、11c、およびリア側ずらしベルト13a、13b、13cの走行を停止させる。
制御部110は、上述した第1の制御動作および後述する第3の制御動作とは独立して、取り出し装置100が稼働している間中(ステップST4;NO)、ステップST1〜ステップST3の動作を繰り返す。
図8は、第3の制御動作を説明するためのフローチャートであり、図9は、図8とともに第3の制御動作を説明するためのタイミングチャートである。
制御部110は、第3の制御動作において、投入部センサS1を介して投入部2に新聞Pが投入されていることを判断し(ステップST1;YES)、且つコンベアセンサS2を介して搬送ベルト23上に積重ねられている新聞Pの厚みが予め決めた厚みより薄いことを判断した場合(ステップST2;YES)、図示しないタイマーをセットして制御回数Nを1加算し(ステップST3)、制御回数が予め設定した一定数Aの整数倍に達したか否かを判断する(ステップST4)。
そして、制御部110は、ステップST4で制御回数NがAの整数倍ではないことを判断すると(ステップST4;NO、図9のタイミングt1)、モータ101、103、104を駆動するとともに予め決めた所定時間(本実施形態では150msec)だけモータ102を駆動した後(ステップST5、ステップST6;YES)、投入部2のモータ102だけを停止させる(ステップST7、図9のタイミングt2)。
一方、ステップST4で制御回数NがAの整数倍であることを判断すると(ステップST4;YES、図9のタイミングt3)、制御部110は、モータ101、103、104を駆動する(ステップST8)とともに予め決めた所定時間(本実施形態では150msec)だけモータ102を逆転駆動し(ステップST9、ステップST6;YES)、その後、投入部2のモータ102だけを停止させる(ステップST7、図9のタイミングt4)。
以上のように、本実施形態によると、投入部2に投入した複数部の新聞Pを重ねた状態のまま1〜5部まとめて投入部2から取り出し、その後のずらし部10にてさしみ状にずらすようにしたため、投入部2から重ねた状態の新聞Pを1部ずつ分離して取り出す必要がない。このため、重なった状態の新聞Pを1部ずつに分離するための機構が不要となり、装置構成を簡略化することができ安価に製造することができる。
また、本実施形態によると、さしみ状にずらした複数部の新聞Pを搬送コンベア20の搬送ベルト23上に積重ねて一旦停止させ、停止させた状態の新聞Pを1部ずつ分離して90度方向を異ならせて搬送するようにしたため、簡単な装置構成により分離性能を高めることができ、新聞Pを1部ずつ確実に分離して搬送することができる。また、この際、複数部の新聞Pを一旦さしみ状にずらした後で再び積み重ねることで、新聞P同士の間に空気を入れるいわゆる“さばき”を新聞Pの搬送経路上で行うことができ、より新聞Pの分離性能を高めることができる。また、この場合、投入部2に投入する前の重ねた状態の新聞Pの間に空気を入れる“さばき”作業を予め行う必要がなくなり、作業員による作業負担を低減することができる。
なお、本実施形態の取り出し装置100は、重なった状態の新聞Pを1部ずつに分離し易くするための種々の構成を備えている。
すなわち、投入部2に設けたガイド板8a、8bは、取り出し位置に向けて移動する複数部の新聞Pの端辺に摩擦力を作用させて、取り出しベルト3a、3bに与える荷重を軽くしている。このため、取り出し位置に送り込まれる新聞P同士の押圧力を小さくすることができ、下流側の搬送経路において新聞P同士を分離し易くすることができる。
なお、ガイド板8a、8bは、下流側送りベルト6a、6bに対向する位置まで延びていないため、取り出し位置まで移動された新聞Pに対して摩擦力を作用させることがなく、新聞Pの取り出し時に不所望な力を与えることがない。
また、本実施形態では、投入部2の上流側送りベルト5a、5bより下流側送りベルト6a、6bの走行速度を速くしたため、取り出し位置へ送り込まれる新聞Pの下端同士が分離される。これにより、下流側の搬送経路において新聞P同士を分離し易くすることができる。
また、投入部2の背面壁2aに設けたスペーサ9は、重ね方向の最もリア側の新聞Pが取り出しベルト3a、3bに接触する領域を少なくし、取り出しベルト3a、3bと新聞Pとの間の接触圧を適切な値にすることができ、新聞Pを取り出し位置から確実且つ安定して取り出すことができる。
また、取り出し位置の下にある隙間2cに設けたさばき部材1は、隙間2cを所望する大きさに調整するとともに、さばき部材1上に載った新聞Pの下端をさばくことができ、下流側の搬送経路において新聞P同士を分離し易くすることができる。
さらに、本実施形態によると、取り出し位置の新聞Pが取り出されて上流側送りベルト5a、5b、および下流側送りベルト6a、6bを動作させる際に、数回に1回の割合で上流側送りベルト5a、5bを所定時間だけ逆方向に走行させるようにした。このため、取り出し位置に向かう新聞Pの圧力を逃がすことができ、取り出し位置で新聞Pが詰まる不具合を防止することができる。
なお、本実施形態によると、装置全体として複雑な構成を持たないため、搬送ジャムを生じる確率が極めて低く、ジャム処理のため装置を停止する回数もほとんどゼロにすることができる。このため、重なった状態の複数部の新聞Pの分離取り出しに要する処理時間を短くすることができ、確実な処理が可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上述した実施形態では、紙葉類として新聞Pを処理する場合について説明したが、これに限らず、封書や手紙などシート状の物品を重なったものから1部ずつ分離して取り出す装置に本発明を適用することもできる。
1…さばき部材、 2…投入部、 2a…背面壁、 2b…底壁、 2c…隙間、 3a、3b…取り出しベルト、 5a、5b…上流側送りベルト、 6a、6b…下流側送りベルト、 8a、8b…ガイド板、 9…スペーサ、 10…ずらし部、 11a、11b、11c…フロント側ずらしベルト、 13a、13b、13c…リア側ずらしベルト、 20…搬送コンベア、 23…搬送ベルト、 23a…上面、 25…分離ローラ、 33a、33b…ワンウェイクラッチ、 100…紙葉類取り出し装置、 101〜104…モータ、 110…制御部、 P…新聞、 S1…投入部センサ、 S2…コンベアセンサ。
本発明の紙葉類取り出し装置の一態様は、複数の紙葉類を立位で重ねて投入する投入部と、複数の紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に対向して投入部の底に設けた、複数の紙葉類を重なった状態のまま通過可能な大きさの隙間を介して、複数の紙葉類を重なった状態のまま投入部から下方にまとめて取り出す取り出し部と、取り出し部により隙間を介して投入部から重なった状態のまま取り出した複数の紙葉類をさしみ状にずらすずらし部と、を有する。
例えば、上述した実施形態では、紙葉類として新聞Pを処理する場合について説明したが、これに限らず、封書や手紙などシート状の物品を重なったものから1部ずつ分離して取り出す装置に本発明を適用することもできる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
複数の紙葉類を重ねて投入する投入部と、
複数の紙葉類を重なった状態のまま前記投入部からまとめて取り出し可能な取り出し部と、
前記取り出し部を介して前記投入部から重なった状態のまま取り出した複数の紙葉類をさしみ状にずらすずらし部と、
を有する紙葉類取り出し装置。
[2]
前記ずらし部でさしみ状にずらした紙葉類を1部ずつに分離して搬送する分離搬送部をさらに有する、
[1]の紙葉類取り出し装置。
[3]
前記投入部は、当該投入部へ立位で投入された複数の紙葉類の下端を支えて当該紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送り機構と、前記送り機構によって前記取り出し位置に向けて移動する紙葉類に接触して摩擦力を作用させるように前記重ね方向に延設したガイド部材と、を有する、
[2]の紙葉類取り出し装置。
[4]
前記取り出し部は、前記取り出し位置へ送られた紙葉類の表面に接触して当該紙葉類の面方向に移動する取り出し部材を有し、
前記投入部は、前記取り出し位置へ送られた紙葉類を前記取り出し部材から部分的に離間させる離間部材をさらに有する、
[3]の紙葉類取り出し装置。
[5]
前記ずらし部は、前記取り出し部によって前記投入部から重なった状態のまま取り出された複数の紙葉類を挟持して異なる速度で送る第1および第2の送り部材を有する、
[1]の紙葉類取り出し装置。
[6]
前記分離搬送部は、前記ずらし部でさしみ状にずらした紙葉類を一旦積み重ねて、積み重ねた紙葉類をその重ね方向の下端のものから1部ずつ分離して搬送する、
[2]の紙葉類取り出し装置。
本発明の紙葉類取り出し装置の一態様は、複数の紙葉類を立位で重ねて投入する投入部と、複数の紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に対向して投入部の底に設けた、複数の紙葉類を重なった状態のまま通過可能な大きさの隙間を介して、複数の紙葉類を重なった状態のまま投入部から下方にまとめて取り出す取り出し部と、取り出し部により隙間を介して投入部から重なった状態のまま取り出した複数の紙葉類をさしみ状にずらすずらし部と、ずらし部でさしみ状にずらした紙葉類を一旦積み重ねて、積み重ねた紙葉類をその重ね方向の下端のものから1部ずつ分離して搬送する分離搬送部と、を有する。

Claims (6)

  1. 複数の紙葉類を重ねて投入する投入部と、
    複数の紙葉類を重なった状態のまま前記投入部からまとめて取り出し可能な取り出し部と、
    前記取り出し部を介して前記投入部から重なった状態のまま取り出した複数の紙葉類をさしみ状にずらすずらし部と、
    を有する紙葉類取り出し装置。
  2. 前記ずらし部でさしみ状にずらした紙葉類を1部ずつに分離して搬送する分離搬送部をさらに有する、
    請求項1の紙葉類取り出し装置。
  3. 前記投入部は、当該投入部へ立位で投入された複数の紙葉類の下端を支えて当該紙葉類の重ね方向の一端にある取り出し位置に向けて移動する送り機構と、前記送り機構によって前記取り出し位置に向けて移動する紙葉類に接触して摩擦力を作用させるように前記重ね方向に延設したガイド部材と、を有する、
    請求項2の紙葉類取り出し装置。
  4. 前記取り出し部は、前記取り出し位置へ送られた紙葉類の表面に接触して当該紙葉類の面方向に移動する取り出し部材を有し、
    前記投入部は、前記取り出し位置へ送られた紙葉類を前記取り出し部材から部分的に離間させる離間部材をさらに有する、
    請求項3の紙葉類取り出し装置。
  5. 前記ずらし部は、前記取り出し部によって前記投入部から重なった状態のまま取り出された複数の紙葉類を挟持して異なる速度で送る第1および第2の送り部材を有する、
    請求項1の紙葉類取り出し装置。
  6. 前記分離搬送部は、前記ずらし部でさしみ状にずらした紙葉類を一旦積み重ねて、積み重ねた紙葉類をその重ね方向の下端のものから1部ずつ分離して搬送する、
    請求項2の紙葉類取り出し装置。
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