JP6089958B2 - 通帳計数装置、及び通帳発行装置 - Google Patents

通帳計数装置、及び通帳発行装置 Download PDF

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Description

本発明は、通帳計数装置、及び通帳発行装置に関する。
金融機関の営業所等には、顧客に通帳を発行する通帳発行装置が設置されている。通帳発行装置は、内部に通帳計数装置を含む。通帳計数装置は、カセットに収納された通帳の計数を行う。そして、通帳発行装置は、計数後にカセットから繰り出された通帳に印字等を行い、発行する。
下記の特許文献1には、カセットに収納された通帳の綴じ目側の部分を撮影した画像を取得して、通帳の冊数を計数する通帳計数装置が開示されている。また、特許文献1には、撮影した画像に基づいて、カセット内の通帳のセット状態を検知する技術が開示されている。
特開2008−282289号公報
しかし、特許文献1の通帳計数装置は、カセット内において通帳が飛び出してセットされた状態や、通帳が潜り込んでセットされた状態を検知できるが、通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを判定できない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、カセット内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを適切に判定できる通帳計数装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、通帳を整列方向に収納すると共に、前記通帳を繰り出し可能な通帳収納部と、前記整列方向に沿って前記通帳の側面を撮像した画像を取得する画像取得部と、取得した画像に基づいて、前記通帳収納部における前記通帳の収納状態が前記通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する判定部と、を備え、前記判定部は、取得した画像に基づいて、前記整列方向に対して前記通帳の側面がなす角度を検出して、前記通帳の繰り出し状態を判定する、通帳発行装置が提供される。
また、上記の通帳発行装置において、前記判定部は、検出した前記角度の大きさが所定範囲内に含まれない場合に、前記通帳が正常に繰り出されない状態であると判定しても良い。また、上記課題を解決するために、本発明のさらなる別の観点によれば、通帳を整列方向に収納すると共に、前記通帳を繰り出し可能な通帳収納部と、前記整列方向に沿って前記通帳の側面を撮像した画像を取得する画像取得部と、取得した画像に基づいて、前記通帳収納部における前記通帳の収納状態が前記通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する判定部と、を備え、前記通帳収納部には、繰り出す前記通帳の数を規制する規制板が設けられており、前記判定部が、取得した画像に基づいて、前記通帳の上端の前記規制板の規制端部に対する位置を検出して、前記通帳の繰り出し状態を判定する、通帳発行装置が提供される。また、上記の通帳発行装置において、前記判定部は、前記通帳の上端の前記規制板の規制端部に対する位置が所定の範囲内に含まれていない場合に、前記通帳が正常に繰り出されない状態であると判定してもよい。
また、上記の通帳発行装置において、前記通帳が正常に繰り出されない状態であると判定された場合に、前記画像取得部により取得された画像、又は前記通帳の収納状態に関する情報を表示する表示部を更に備えても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらなる別の観点によれば、通帳を整列方向に収納すると共に、前記通帳を繰り出し可能な通帳収納部と、前記整列方向に沿って前記通帳の側面を撮像した画像を取得する画像取得部と、取得した画像に基づいて、前記通帳収納部における前記通帳の収納状態が前記通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する判定部と、を備え、前記判定部は、取得した画像に基づいて前記整列方向における通帳間の隙間の大きさを検出して、前記通帳が前記通帳収納部に正常に収納されているか否かを判定する、通帳発行装置が提供される。
また、上記の通帳発行装置において、前記判定部は、検出した前記隙間の大きさが所定値よりも大きい場合に、前記通帳が前記通帳収納部に正常に収納されていないと判定しても良い。
また、上記の通帳発行装置において、前記通帳が前記通帳収納部に正常に収納されていないと判定された場合に、前記画像取得部により取得された画像、又は前記通帳の収納状態に関する情報を表示する表示部を更に備えても良い。
以上説明したように本発明によれば、カセット内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを適切に判定することが可能となる。
第1〜第3の実施形態に係る通帳発行装置1の構成の一例を示す概略図である。 通帳70が収納された通帳カセット12を上方から見た模式図である。 通帳カセット12に収納された通帳70を繰り出す際の動作を説明するための図である。 イメージセンサモジュール32の構成の一例を示す斜視図である。 取得画像の処理工程の一例を説明するための図である。 通帳70が正常に繰り出されない状態を示す図である。 取得画像における通帳側面の角度の検出例を示す図である。 通帳が正常に繰り出されない場合の操作表示部40の表示の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る通帳70が通帳カセット12に正常に収納されていない状態を示す図である。 第2の実施形態に係る取得画像における通帳間の隙間の検出例を示す図である。 第3の実施形態に係る通帳70が通帳カセット12に正常に収納されていない状態を示す図である。 第3の実施形態に係る取得画像における通帳の先端位置の検出例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.通帳発行装置の構成)
図1及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る通帳発行装置1の構成の一例について説明する。図1は、第1〜第3の実施形態に係る通帳発行装置1の構成の一例を示す概略図である。図2は、通帳70が収納された通帳カセット12を上方から見た模式図である。
通帳発行装置1は、金融機関の営業店等に設置されている。通帳発行装置1は、通帳カセット12から繰り出された通帳に印字等の処理を行なって発行する。なお、通帳発行装置1は、通帳の発行を専用に行う装置に限られず、例えばATMに搭載されていても良い。
図1に示すように、通帳発行装置1は、通帳収納部の一例である通帳カセット12と、カセット収納部14と、ホッパ部16と、通帳搬送路18と、通帳処理部20と、スタック部22と、リジェクト部24と、画像取得部30と、操作表示部40と、記憶部50と、制御部52とを備える。
通帳カセット12は、カセット収納部14に着脱自在に装着される。例えば、営業店の係員は、通帳をセットした通帳カセット12をカセット収納部14に装着して補充する。通帳カセット12は、通帳70を整列方向に収納すると共に、通帳70を繰出し可能な構成となっている。通帳70は、通帳カセット12内に綴じ目側を上にして斜めに傾斜した状態で整列されている。
図3は、通帳カセット12に収納された通帳70を繰り出す際の動作を説明するための図である。図3に示すように、通帳カセット12は、押圧板13aと、ゲート13eとを有する。
押圧板13aは、付勢部材であるコイルスプリング13cにより付勢されている。押圧板13aは、繰り出し口13b側に通帳70を押圧している。繰出しローラ13dは、回転可能なローラであり、接触した通帳70を繰り出す。ゲート13eは、繰り出し口13bに設けられた規制板であり、通帳70を所定冊数(一冊)ずつ通過させる(繰り出させる)。
図1に戻って説明を続ける。カセット収納部14は、ホッパ部16の両側に複数段設けられている。カセット収納部14には番号が付与されており、制御部52は、カセット収納部14の番号により、通帳カセット12の装着の有無を管理する。
ホッパ部16は、通帳カセット12から繰り出された通帳70を取り込む。ホッパ部16に取り込まれた通帳は、通帳搬送路18へ移送される。通帳搬送路18は、通帳を搬送する搬送路である。
通帳処理部20は、通帳搬送路18に沿って配置された磁気ヘッド、頁捲り手段、印字手段、頁検知手段、印字済行検知手段等を有する。
スタック部22には、通帳処理部20で全ての処理が終わった通帳が搬送される。スタック部22に通帳を搬送することで、通帳の発行がなされる。
リジェクト部24は、リジェクトの通帳を回収・保管する。例えば、通帳処理部20による処理中にエラーが発生した場合、又は通帳自体に問題がある場合に、通帳がリジェクト部24に搬送される。
画像取得部30は、通帳カセット12の一側上部に位置するように設けられている。画像取得部30は、図2に示すように、イメージセンサモジュール32を有する。イメージセンサモジュール32は、図2で矢印で示したように通帳70の整列方向(水平方向)に直線的に往復移動するものとなっている。
図4は、イメージセンサモジュール32の構成の一例を示す斜視図である。図4に示したように、イメージセンサモジュール32は、光源33と、レンズ34と、イメージセンサ35とを備えている。
光源33は、通帳カセット12に収納されている通帳70の上部つまり綴じ目側の部分に光を斜め側方から照射する。イメージセンサ35は、反射光をレンズ34を介して受光する。これにより、イメージセンサモジュール32は、整列方向に沿って通帳70の側面を撮像した画像(通帳70の上部つまり綴じ目側の部分の側面画像)を取得する。なお、撮像される範囲は、図3に示す撮像領域38である。画像取得部30は、取得した画像データを制御部52に送信する。
図1に戻って説明を続ける。操作表示部40は、LCD等の表示部と、表示部上に配置されたオペレータ(係員)操作用のタッチパネルと、により構成されている。操作表示部40は、詳細は後述するが、通帳カセット12に通帳が正常に収納されていない場合に、通帳の収納状態を報知する。
記憶部50には、計数処理用プログラムを含む、各種制御プログラムが格納されている。
制御部52は、記憶部50記憶された制御プログラムに従って、ホッパ部16、通帳搬送路18、通帳処理部20、スタック部22、リジェクト部24、画像取得部30、操作表示部40等を制御する。これにより、制御部52は、通帳の発行処理を実行すると共に、画像取得部30の取得画像に基づいて各通帳カセット12内の通帳70の計数処理を行う。
図5は、取得画像の処理工程の一例を説明するための図である。制御部52は、図5(a)に示す画像データを画像取得部30から受け取り、エッジ処理を行う。そして、制御部52は、図5(b)に示すように、画像を背景色(黒)と通帳色(白)に分けて、黒地に通帳70の側面形状を白抜きにした画像に変換する。その後、制御部52は、特徴点(通帳の綴じ目部分が描く山形の山頂部や、隣り合う通帳により形成される谷底部)により、通帳の冊数を計数する。
制御部52は、外部インタフェースを有し、通帳記帳や通帳発行の際、必要に応じて外部インタフェースにより通信回線92を介して上位装置であるホストサーバ90(図1参照)と接続する。
(1−2.通帳の収納状態の判定)
通帳発行装置1においては、係員が通帳カセット12に通帳をセットすることで、通帳が通帳カセット12に収納される。係員が通帳をセットするため、通帳の収納状態のバラツキが発生しうる。すなわち、通帳が通帳カセット12に正常に収納されている場合と、正常に収納されていない場合とが、発生しうる。
例えば図3に示すように通帳70が通帳カセット12に正常に収納された場合には、通帳70は、繰出しローラ13dによって斜め上方に繰出されてゲート13eを通過する。これにより、通帳70は、一冊ずつ正常に繰り出されることになる。
一方で、通帳70が通帳カセット12に正常に収納されていない場合には、繰出しローラ13dは通帳70を繰り出すことができず、繰出し不良が発生する。例えば図6に示すように、先頭にセットされた通帳70が立った状態で収納されている場合には、通帳70がゲート13eに引っ掛かった状態となる。かかる場合には、繰出しローラ13dが通帳70に接触できないため、通帳70を繰り出すことができない。図6は、通帳70が正常に繰り出されない状態を示す図である。
そこで、第1の実施形態では、通帳カセット12内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを適切に判定すべく、制御部52は以下に説明するような制御を行う。なお、かかる制御は、通帳カセット12が新たに装着されたタイミングや、一日の所定の時間(例えば朝)に行なわれる。
制御部52は、画像取得部30が取得した画像(具体的には、通帳側面の上部を撮像した画像)に基づいて、通帳カセット12における通帳の収納状態が正常に繰り出される状態か否かを判定する。これにより、通帳カセット12内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを適切に判定できる。
制御部52は、取得した画像に基づいて通帳の側面の角度を検出して、通帳の繰り出し状態を判定する。具体的には、制御部52は、検出した角度の大きさが所定範囲内に含まれない場合には、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定する。一方で、制御部52は、検出した角度の大きさが所定範囲内に含まれる場合には、通帳が正常に繰り出される状態であると判定する。これにより、簡易な方法にて、通帳が正常に繰り出される状態か否かが判定される。
図7は、取得画像における通帳側面の角度の検出例を示す図である。図7(a)は、図3に示すように通帳70が正常に収納された場合の取得画像を示し、図7(b)は、図6に示すように通帳70が正常に収納されていない場合の取得画像を示す。通帳70が正常に収納された場合には、通帳70の側面の角度(具体的には、図7(a)に示すように鉛直方向に対する角度A1)が、ゲート13eに引っ掛からない所定角度よりも大きい。一方で、通帳が正常に収納されていない場合には、立った状態の通帳の側面の角度(図7(b)に示す角度A2)が、所定角度よりも小さい。
制御部52は、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定した場合には、操作表示部40に通帳の収納状態を通知するための表示を行わせる。具体的には、操作表示部40は、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定された場合に、画像取得部30により取得された取得画像(図7(b)に示す画像)、又は図8に示すように通帳の収納状態に関する情報を表示する。
図8は、通帳が正常に繰り出されない場合の操作表示部40の表示の一例を示す図である。操作表示部40は、例えば、図8に示すように通帳カセット12内の先頭の通帳がセット不良であるメッセージ41を表示する。これにより、係員は、操作表示部40のメッセージ41を見て、通帳カセット12の通帳をセットし直すことができる。また、操作表示部40は、通帳の収納状態を表示すると共に、計数結果も一緒に表示しても良い。
また、制御部52は、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定した場合には、判定結果を上位装置であるホストサーバ90に通知することも可能である。これにより、上位装置側で、通帳発行装置1に対する措置を講じやすくなる。
なお、制御部52は、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定した場合には、表示に限られず、例えば音声を出力させても良い。これにより、係員により確実に報知できる。
(1−3.第1の実施形態の有効性)
上述した第1の実施形態によれば、取得した画像に基づいて通帳の側面の角度を検出して、検出した角度の大きさが所定範囲内に含まるか否かを判断することで、通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する。これにより、図6に示すように通帳が立っている場合には、通帳が正常に繰り出されない状態であることを適切に検出できる。
なお、上記では、図7や図8に示すように通帳カセット12の先頭の通帳の側面の角度を検出して、当該通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定していたが、これに限定されない。例えば、先頭以外の通帳に対しても、同様な判定を行なっても良い。
<2.第2の実施形態>
第1の実施形態では、通帳カセット12内の通帳が立って正常に収納されていないケース(図6)について説明した。通帳が正常に収納されていない他のケースとして、例えば図9に示すような場合がある。
図9は、第2の実施形態に係る通帳70が通帳カセット12に正常に収納されていない状態を示す図である。図9では、通帳カセット12内の通帳70の一部が潜り込んでセットされている。このため、通帳70の上方(通帳70の左右の通帳の間)には、隙間が発生する。かかる場合には、通帳70が先頭に位置しても、繰出しローラ13dが70に適切に接触できないため、通帳70を繰り出すことができない。
第2実施形態では、図9に示すような通帳のセット不良を検出すべく、制御部52は以下に説明するような制御を行う。
制御部52は、取得した画像に基づいて整列方向における通帳間の隙間の大きさを検出して、通帳が通帳カセット12に正常に収納されているか否かを判定する。具体的には、制御部52は、検出した隙間の大きさが所定値よりも大きい場合には、通帳が通帳カセット12に正常に収納されていないと判定する。一方で、制御部52は、検出した隙間の大きさが所定値よりも小さい場合には、通帳が通帳カセット12に正常に収納されていると判定する。これにより、簡易な方法にて、通帳が正常に収納されているか否かが判定される。
図10は、第2の実施形態に係る取得画像における通帳間の隙間の検出例を示す図である。図9に示すように通帳70の一部が潜り込んだ場合には、通帳70の左右の通帳間に大きな隙間Bが形成される。この隙間は、予め設定された所定値よりも大きい。
制御部52は、通帳が正常にセットされていない状態であると判定した場合には、操作表示部40に通帳の収納状態を通知するための表示を行わせる。具体的には、操作表示部40は、通帳が通帳カセット12に正常に収納されていないと判定された場合に、画像取得部30により取得された画像(図10に示す画像)、又は通帳の収納状態に関する情報(図8参照)を表示する。これにより、係員は、操作表示部40の表示を見て、通帳カセット12の通帳をセットし直すことができる。
また、制御部52は、通帳が正常にセットされていない状態であると判定した場合には、判定結果を上位装置であるホストサーバ90に通知しても良い。また、制御部52は、表示に限られず、例えば音声を出力させても良い。
第2の実施形態によれば、取得した画像に基づいて整列方向における通帳間の隙間の大きさを検出して、隙間が所定値よりも大きいか否かを判断することで、通帳カセット12の通帳の収納状態を適切に判定できる。
なお、上記では、通帳間の一つの隙間の大きさを検出して通帳の収納状態を判定していたが、これに限定されない。例えば、複数の隙間の大きさを検出して通帳の収納状態を判定しても良い。また、所定値は、判断する隙間の整列方向における位置に応じて、異なることとしても良い。これにより、判定精度を上げることが可能となる。
また、上記では、図9に示すように通帳70の一部が潜り混んでセットされた場合について説明したが、これに限定されず、例えば通帳間に異物が挟まっている場合についても同様なことが言える。すなわち、通帳間に異物が挟まっていると通帳を繰り出すことができない。そして、異物が挟む通帳間に隙間が形成される点に着目し、かかる隙間を検出することで、通帳カセット12における通帳の収納状態を判定できる。
<3.第3の実施形態>
第1の実施形態では、通帳が立っているため通帳カセット12から繰り出されないケース(図6)について説明した。通帳が繰り出されない他のケースとして、例えば図11に示すような場合がある。
図11は、第3の実施形態に係る通帳70が通帳カセット12に正常に収納されていない状態を示す図である。先頭にセットされた通帳が大きくカールしている場合には、通帳70の先端がゲート13eの先端13fに対して押出板13a側に位置する。このため、繰出しローラ13dにより繰り出された通帳は、ゲート13eに当たり通過できない。
そこで、第3の実施形態では、通帳カセット12内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを適切に判定すべく、制御部52は以下に説明するような制御を行う。
制御部52は、取得した画像に基づいて通帳の上端のゲート13eに対する位置を検出して、通帳の繰り出し状態を判定する。具体的には、制御部52は、検出した位置が所定範囲内に含まれない場合には、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定する。一方で、制御部52は、検出した位置が所定範囲内に含まれる場合には、通帳が正常に繰り出される状態であると判定する。これにより、簡易な方法にて、通帳が正常に繰り出される状態か否かが判定される。
図12は、第3の実施形態に係る取得画像における通帳の先端位置の検出例を示す図である。図12(a)は、図3に示すように通帳70が正常に収納された場合(通帳がカールしていない場合)の取得画像を示し、図12(b)は、図11に示すように通帳70が正常に収納されていない場合(通帳が大きくカールしている場合)の取得画像を示す。
通帳がほとんどカールしていない場合には、図12(a)に示すように、通帳の先端位置D1は、ゲート13eの先端位置C2に対して基準位置C1側に位置する。一方で、通帳が大きくカールしている場合には、図12(b)に示すように、通帳の先端位置D2は、ゲート13eの先端位置C2に対して基準位置C1の反対側に位置する。このため、制御部52は、通帳の先端位置D2が基準位置C1とゲート13eの先端位置C2との間に位置する場合には、通帳が正常に繰り出される状態であると判定する。すなわち、所定範囲は、基準位置C1とゲート13eの先端位置C2との間になる。
第3の実施形態によれば、取得した画像に基づいて通帳の上端のゲートに対する位置を検出して、所定の範囲内に含まれるか否かを判断することで、通帳カセット12内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを判定できる。
また、第3の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、通帳が正常に繰り出されない状態であると判定した場合には、操作表示部40に通帳の収納状態を通知するための表示を行わせる。
なお、上記では、先頭にセットされた通帳の先端位置を検出し、通帳がカールしているか否かを判定していたが、これに限定されない。例えば、ゲート13eの先端位置を予め記憶し、通帳の先端位置とゲート13eの先端位置とを比較することで、通帳がカールしているか否かを判定しても良い。
また、第1〜第3の実施形態において、通帳の種類や厚さによって、判断する所定値を調整しても良い。これにより、判定精度を上げることが可能となる。
<4.まとめ>
上述した通帳発行装置1(通帳計数装置)においては、画像取得部30が取得した画像に基づいて、通帳カセット12における通帳の収納状態が正常に繰り出される状態か否かを判定する。これにより、通帳カセット12内の通帳の収納状態が繰り出し不良の原因となる状態か否かを判定できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 通帳発行装置
12 通帳カセット
13d 繰出しローラ
13e ゲート
30 画像取得部
32 イメージセンサモジュール
40 操作表示部
52 制御部
70 通帳

Claims (8)

  1. 通帳を整列方向に収納すると共に、前記通帳を繰り出し可能な通帳収納部と、
    前記整列方向に沿って前記通帳の側面を撮像した画像を取得する画像取得部と、
    取得した画像に基づいて、前記通帳収納部における前記通帳の収納状態が前記通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する判定部と、
    を備え
    前記判定部は、取得した画像に基づいて、前記整列方向に対して前記通帳の側面がなす角度を検出して、前記通帳の繰り出し状態を判定する、
    通帳発行装置。
  2. 請求項に記載の通帳発行装置において、
    前記判定部は、検出した前記角度の大きさが所定範囲内に含まれない場合に、前記通帳が正常に繰り出されない状態であると判定する、通帳発行装置。
  3. 通帳を整列方向に収納すると共に、前記通帳を繰り出し可能な通帳収納部と、
    前記整列方向に沿って前記通帳の側面を撮像した画像を取得する画像取得部と、
    取得した画像に基づいて、前記通帳収納部における前記通帳の収納状態が前記通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記通帳収納部には、繰り出す前記通帳の数を規制する規制板が設けられており、
    前記判定部が、取得した画像に基づいて、前記通帳の上端の前記規制板の規制端部に対する位置を検出して、前記通帳の繰り出し状態を判定する、
    通帳発行装置。
  4. 請求項3に記載の通帳発行装置において、
    前記判定部は、前記通帳の上端の前記規制板の規制端部に対する位置が所定の範囲内に含まれていない場合に、前記通帳が正常に繰り出されない状態であると判定する、通帳発行装置。
  5. 請求項2又は4に記載の通帳発行装置において、
    前記通帳が正常に繰り出されない状態であると判定された場合に、前記画像取得部により取得された画像、又は前記通帳の収納状態に関する情報を表示する表示部を更に備える、通帳発行装置。
  6. 通帳を整列方向に収納すると共に、前記通帳を繰り出し可能な通帳収納部と、
    前記整列方向に沿って前記通帳の側面を撮像した画像を取得する画像取得部と、
    取得した画像に基づいて、前記通帳収納部における前記通帳の収納状態が前記通帳が正常に繰り出される状態か否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記判定部は、取得した画像に基づいて前記整列方向における通帳間の隙間の大きさを検出して、前記通帳が前記通帳収納部に正常に収納されているか否かを判定する、通帳発行装置。
  7. 請求項に記載の通帳発行装置において、
    前記判定部は、検出した前記隙間の大きさが所定値よりも大きい場合に、前記通帳が前記通帳収納部に正常に収納されていないと判定する、通帳発行装置。
  8. 請求項に記載の通帳発行装置において、
    前記通帳が前記通帳収納部に正常に収納されていないと判定された場合に、前記画像取得部により取得された画像、又は前記通帳の収納状態に関する情報を表示する表示部を更に備える、通帳発行装置。
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