JP6834587B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態である自動取引装置の構成図であり、図2は、自動取引装置の外観図である。
自動取引装置1000は、紙幣取扱部100と、カードユニット220と、帳票発行部230と、テンキー7と、制御装置300と、操作表示部6とを備えるATM(Automated Teller Machine)である。なお、自動取引装置1000は、図2の外観図に示すように、カード入出金口4、操作表示部6、テンキー7、取引票口8、及び入出金口5とで接客部3を構成し、紙幣取扱部100と制御装置300とは、本体筐体2の下部に収納されている。
走行路13は、センサ部としての判別用センサ30と、搬送監視センサとしての走行監視センサ24と、モータ45とを有し、入出金部12から紙幣収納部としてのリサイクル部17まで媒体としての紙幣BLを搬送し、リサイクル部17で金種毎に格納する。
走行路13は、鑑別搬送路14を含み、その前後の搬送ローラ41,42を介して、他の機構部に接続される。鑑別搬送路14は、走行路13の内、判別用センサ30を用いて紙幣BLの鑑別を行う部分である。つまり、鑑別搬送路14は、搬送面U1に沿って、前側から順に搬送ローラ32a、磁気センサ34、搬送ローラ32b、光学センサ35、搬送ローラ32c、厚みセンサ33、及び搬送ローラ32dが配設されている。
走行路13は、鑑別搬送路14を有し、鑑別搬送路14の内部に発光部35Aa、及び受光部35Baが紙幣BLの搬送面を介して対向している。また、走行路13は、鑑別搬送路14の前方に走行監視センサ24aa,24abを備え、鑑別搬送路14の後方に走行監視センサ24ba,24bbを備えている。
走行路13は、鑑別搬送路14を含み、鑑別搬送路14の内部に光学センサ35の受光部35Baが搬送方向に対して垂直に配設されている。また、走行路13は、鑑別搬送路14の前方に、発光用の走行監視センサ24aa,24acを備え、後方に、発光用の走行監視センサ24ba,24bcを備えている。なお、発光用の走行監視センサ24aa,24ac,24ba,24bcは、搬送面U1(図4)の対向側に受光用の走行監視センサ24ab,24ad(図示せず),24bb,24bd(図示せず)が対向している。つまり、搬送監視センサ24は、発光素子、及び受光素子の対が搬送方向に対して幅方向(左右方向)に複数配設されて構成されている。言い換えれば、搬送監視センサ24は、発光素子及び受光素子の対が紙幣BLの搬送方向と直交する直交方向であって、紙幣BLの搬送面内に複数配設されて構成されている。
光学センサ35の受光部35Baは、線状に配列した複数のシリンドリカルレンズ36と、線状に配列した複数の受光素子37とを備えたラインセンサである。シリンドリカルレンズ36は、平面視矩形状であり、短辺方向が配列方向であり、長辺が隣接するシリンドリカルレンズと接している。なお、1本のシリンドリカルレンズ36に対応して、複数の受光素子37が線状に配設されており、シリンドリカルレンズ36と受光素子37とは同数ではない。
光学センサ35は、搬送方向に対して垂直に配設されており、その受光部35Baは、画素に対応する複数の受光素子37が線状に配列されている。つまり、光学センサ35は、紙幣BLの搬送方向に対して垂直方向の画像を線状に撮像するように構成されている。
走行監視センサ24aa,24ac、及び光学センサ35の受光部35Ba(図5)は、搬送方向に対して垂直な方向(主走査方向)に配設されている。
斜行状態の紙幣BLは、先に走行監視センサ24acを通過し、後から走行監視センサ24aaを通過する。したがって、走行監視センサ24acの出力信号(時系列的に変化する信号レベル)は、走行監視センサ24aaの出力信号よりも先に、立ち上がり(変化し)、各出力信号との間に時間差が生じる。
このフローは、タイマ割込みを用いて、周期的に逐次実行されるものであり、紙幣BLが前から後ろに搬送される入金動作であるものとする。
S30において、鑑別制御部130(図1)は、S20で抽出した二次元画像(紙幣画像)を用いて、紙幣BLの金種を識別すると共に、真偽を鑑別する(S32)。S32の後、鑑別制御部130は、磁気センサ34の情報(磁気センサ情報)を用いて、紙幣鑑別を行い(S36)、処理を終了する。
このフローは、判別センサ制御(図9)と同様に、タイマ割込みを用いて、周期的に逐次実行される。
搬送制御部120は、走行監視センサ24の状態情報を全て取り込む(S42)。つまり、搬送制御部120は、鑑別搬送路14の直前、直後の走行監視センサ24a(24aa,24ab)、24b(24ba,24bb)だけでなく、走行路13に配設されている全ての走行監視センサ24a,24b,24c,24d,24e,24f,24g,24h,・・・の状態情報を取り込む。
紙幣取扱部100は、紙幣取扱部筐体19の内部が上部ブロック10Uと、下部ブロック10Lとに区分され、下部ブロック10Lの内部に前方向に引き出し可能な金庫筐体10Sが内蔵されている。上部ブロック10Uは、制御部11と、入出金部12と、走行路13と、一時保留部15と、偽券庫18とを備える。金庫筐体10Sは、その内部にリジェクト庫16と、リサイクル部17とを備える。
走行路13は、前側の第1搬送部21と、後側の第2搬送部22と、両者を接続する一時保留切替部20とに区分され、前後方向に沿った直線的な搬送経路が形成されている。一時保留切替部20は、切替ブレードを用いて、搬送経路を一時保留部15と、リサイクル部17とに切り変える。なお、第1搬送部21は、前方から順に、第1搬送前部21Aと、図3で説明した鑑別搬送路14と、第1搬送後部21Bとに区分される。
以上説明したように、本実施形態の自動取引装置1000は、判別用センサ30である光学センサ35を走行監視センサ24と同様の機能として用いている。このため、紙幣取扱部100の内部に必要となる走行監視センサ24のペアが1組不要となる。これは、実装スペースとコストとの両面から有用である。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記各実施形態の第1の実施例では、判別用センサの光学ラインセンサを用いた例を示したが、同様に、厚みを検知する厚みセンサ33など、媒体を検知できるセンサに対しても適応可能である。つまり、何れか複数の厚みセンサ33の位置を走行監視センサ24の位置(搬送方向に直角な直角方向の位置)に等しくする。また、厚みセンサ33と走行監視センサ24との間隔を走行監視センサ24の間隔Lに等しくする。
13 走行路(搬送路)
14 鑑別搬送路
17 リサイクル部
17A,17B,17C,17D,17E 紙幣収納庫
24,24a,24aa,24ab,24b,24ba,24bb 走行監視センサ(搬送監視センサ、第1搬送監視センサ、第2搬送監視センサ)
24c,24ca,24cb,24d,24da,24db,24e,24ea,24eb,24f,24fa,24fb,24g,24ga,24gb,24h,24ha,24hb,24i,24ia,24ib 走行監視センサ(搬送監視センサ)
30 判別用センサ(センサ部)
33 厚みセンサ(センサ)
35 光学センサ
35Aa 発光部
35Ba 受光部(ラインセンサ)
36 シリンドリカルレンズ
37 受光素子(センサ)
100 紙幣取扱部
110 判別用センサ制御部
111 走行監視情報抽出部
300 制御装置
1000 自動取引装置
Claims (7)
- 媒体を搬送する搬送路と、
前記搬送路上の前記媒体の有無を検出する搬送監視センサと、
前記搬送路に対して前記媒体の搬送方向と直交する直交方向に複数の受光素子が配設され、前記媒体の画像情報を取得するセンサ部と、
前記複数の受光素子のうち、前記搬送監視センサと前記直交方向における同一位置に配設される受光素子から前記媒体の画像情報を前記媒体の有無を示す有無情報として取得し、該取得した有無情報と前記搬送監視センサによる検出情報とに基づいて、該媒体の搬送を制御する制御部と
を備えることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置であって、
前記搬送監視センサは、前記媒体の搬送方向に沿って、前記センサ部の前後に配設される第1搬送監視センサ、及び第2搬送監視センサであり、
前記第1搬送監視センサと前記センサ部との間隔と、前記センサ部と前記第2搬送監視センサとの間隔とは等しい
ことを特徴とする自動取引装置。 - 媒体を搬送する搬送路と、
前記搬送路上の前記媒体の有無を検出する搬送監視センサと、
前記搬送路に対して前記媒体の搬送方向と直交する直交方向に複数のセンサが配設され、前記媒体の情報を取得するセンサ部と、
前記複数のセンサのうち、前記搬送監視センサと前記直交方向における同一位置に配設されるセンサから前記媒体の情報を搬送情報として取得し、前記搬送監視センサと該取得した搬送情報とに基づいて、該媒体の搬送を制御する制御部とを備え、
前記搬送監視センサは、前記媒体の搬送方向に沿って、前記センサ部の前後に配設される第1搬送監視センサ、及び第2搬送監視センサであり、
前記第1搬送監視センサと前記センサ部との間隔と、前記センサ部と前記第2搬送監視センサとの間隔とは等しい
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項3に記載の自動取引装置であって、
前記センサ部は、ラインセンサの画素に対応する受光素子、及び厚みセンサの何れか一方又は双方である
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載の自動取引装置であって、
前記搬送監視センサは、前記媒体の搬送方向に沿って、複数備えられており、
任意の前記搬送監視センサと隣接する搬送監視センサとの間隔は、前記第1搬送監視センサと前記センサ部との間隔に等しい
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項5に記載の自動取引装置であって、
前記制御部は、前記間隔を前記媒体の搬送速度で除した搬送時間を自然数で除した周期で、前記センサ部から前記媒体の情報を逐次取得する
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の自動取引装置であって、
前記搬送監視センサは、発光素子及び受光素子の対が前記直交方向であって、前記媒体の搬送面内に複数配設されて構成されている
ことを特徴とする自動取引装置。
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JP2017034329A JP6834587B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | 自動取引装置 |
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JP2017034329A JP6834587B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | 自動取引装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018142047A JP2018142047A (ja) | 2018-09-13 |
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JP2017034329A Active JP6834587B2 (ja) | 2017-02-27 | 2017-02-27 | 自動取引装置 |
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JP (1) | JP6834587B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3147975B2 (ja) * | 1992-03-26 | 2001-03-19 | 株式会社東芝 | 紙葉類の厚さ検知装置 |
JP2011184124A (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 紙葉類の厚み検知装置、紙葉類処理装置、及び紙葉類取扱装置 |
-
2017
- 2017-02-27 JP JP2017034329A patent/JP6834587B2/ja active Active
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