JP2004141197A - 遊技機用の発光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の光透過性部材62,63,64を積層して形成した積層部材61を、隣接して配置した複数の発光手段57,58,59の前方に近接するよう配設して、夫々の発光手段57,58,59と光透過性部材62,63,64とを対応させる。これにより、前記夫々の発光手段57,58,59から対応する光透過性部材62,63,64に入射した光が、当該光透過性部材62,63,64と隣接する他の光透過性部材62,63,64との境界面で反射されるようにした。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、発光手段を点灯または消灯することで遊技演出を行なう遊技機用の発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、多くの遊技機には、発光体の前側を光透過性のランプレンズで被覆した発光装置が配設されて、該発光体を点灯または点滅等させて遊技機を装飾したり、遊技演出を行なうよう構成されている。例えば、遊技機の代表例であるパチンコ機には、遊技盤の側部に配設されて該遊技盤を装飾するサイドランプや、図柄組合わせゲーム等を行なう図柄表示装置を装飾する装飾部材等の発光装置が配設されており、各発光装置の発光体を点灯等させることで、遊技者が興味を持って遊技を行ない得るようになっている。また、前記発光装置に異なる色を発する複数の発光体を配設し、発光体の発する光による装飾・演出効果をより向上させるようにしたものも多数提案されている。
【0003】
ところで、小型化した発光装置で複数色の発光を行なわせる場合には、異なる色を発する発光体が隣接状態で配設されるため、隣接する発光体の発する光が相互に干渉してしまい、遊技者に所望の色を視認させられない欠点がある。そこで、前記各発光体を囲繞するよう隔壁を設けると共に、各発光体の前方に筒状の導光部を夫々配設して、隣接する発光体の発する光が相互に干渉しないよう構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、前記各発光体の前側に、暗色透明のフィルムシートを配設して、該フィルムシートで各発光体の発する光を弱め、隣接する発光体の発する光が相互に干渉しないようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−11187号公報(第9〜10頁、第12〜13図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く発光体の前側に筒状の導光部を夫々配設して光の干渉を防止する構成の場合には、前記発光装置は前方に大きく突出することになるため、装置全体の大型化を招き、前後方向にスペースがない部位に、該発光装置を配設できない欠点がある。また、前記フィルムシートを発光体の前側に設ける構成の場合であれば、前記発光装置が大型化することはないが、該シートの貼付け作業が必要となるため、作業工数が増大して作業が複雑化する難点が指摘されると共に、遊技者まで到達する光は弱くなる(光量が低下する)ため、装飾・演出効果が低くなる問題もある。更に、前記発光体の前側に前記導光部やフィルムシートを設けると、各発光体で照明し得る範囲が限られることになり、広い範囲を発光装飾する場合には複数の発光体が必要となる。
【0006】
また、各発光体を観察すると、前記ランプレンズの前側において、該レンズの後側に配置されている発光体に対応する一部のみが発光しているように見える。これは、指向性の高い発光ダイオード(LED)を発光体として採用した場合に顕著であり、1個の発光体で広い範囲を発光させられず、光による高い演出効果が期待できなかった。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、隣接する発光体の光の干渉を抑制して装飾性を向上すると共に小型化を図り、また単一の発光手段による演出効果を向上し得る遊技機用の発光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る遊技機用の発光装置は、
複数の発光手段(57,58,59)が隣接して配置され、これら発光手段(57,58,59)を任意に点灯または消灯させることで光による遊技を演出し得る遊技機用の発光装置において、
複数の光透過性部材(62,63,64,75,76,77)を積層して形成した積層部材(61)を、前記複数の発光手段(57,58,59)の前方に近接するよう配設して、夫々の光透過性部材(62,63,64,75,76,77)を夫々の発光手段(57,58,59)に対応させ、
前記夫々の発光手段(57,58,59)から対応する光透過性部材(62,63,64,75,76,77)に入射した光が、当該光透過性部材(62,63,64,75,76,77)と隣接する他の光透過性部材(62,63,64,75,76,77)との境界面で反射されるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、前記各光透過性部材(62,63,64)に、乱反射処理を施すと共に、各光透過性部材(62,63,64)における隣接する他の光透過性部材(62,63,64,75,76,77)との境界面を、平滑に形成するようにしてもよい。
【0010】
更に、前記各光透過性部材(62,63,64)の前端面に、乱反射処理を施すことも可能である。
【0011】
更にまた、前記各光透過性部材(62,63,64,75,76,77)を、所定方向に延在する板状に形成すると共に、前記発光手段(57,58,59)における前端面の形状を、長軸と短軸とを有する断面非円形に形成し、該長軸が光透過性部材(62,63,64,75,76,77)における後端面の長手方向に沿うように配置するようにしてもよい。
【0012】
そして、前記積層部材(61)を、上下に積層される上光透過性部材(62,75)、中光透過性部材(63,76)および下光透過性部材(64,77)から三層構造に形成して、前記上光透過性部材(62,75)と下光透過性部材(64,77)とを、上下方向に所要距離だけ離間して一体形成し、この上光透過性部材(62,75)と下光透過性部材(64,77)との間に、前記中光透過性部材(63,76)を嵌挿すると共に、前記中光透過性部材(63,76)に、上下の光透過性部材(62,64,75,77)の後端面側に露出する露出部(63a,63a,76a,76a)を設けるようにもできる。
【0013】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る遊技機用の発光装置は、
発光手段(71)を任意に点灯または消灯させることで光による遊技を遊技演出を行なう遊技機用の発光装置において、
前記発光手段(71)の前側に、乱反射処理を施した光透過性部材(73)が位置するよう配設したことを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明に係る遊技機用の発光装置は、複数の光透過性部材を積層して形成した積層部材を、複数の発光手段の前方に夫々の光透過性部材が対応し、かつ近接するよう配設したので、各発光手段から対応する光透過性部材に入射した光は、当該光透過性部材と隣接する他の光透過性部材との境界面で反射される。従って、積層状態で隣接する他の光透過性部材への光の入射が阻止されることになり、一つの発光手段が発する光と他の発光手段が発する光との干渉が防止され、各光透過性部材毎に明輝される。そして、複数色の発光手段を配設した場合には、各発光手段に対応する光透過性部材を所望の色で明輝させることが可能となる。
【0015】
また、前記各光透過性部材に乱反射処理を施すことで、発光手段の光を拡散して広い範囲を明輝させ得る。このとき、前記各光透過性部材と隣接する他の光透過性部材との境界面を平滑に形成することで、該境界面での光の拡散が防止されて、当該他の光透過性部材への光の入射が抑制される。更に、前記各光透過性部材を所定方向に延在する板状に形成し、発光手段の長軸方向を該光透過性部材の長手方向に沿うよう構成することで、単一の発光手段により対応する光透過性部材の広い範囲を明輝させ得ると共に、当該発光手段の短軸方向が光透過性部材の短手方向を指向することになるため、隣接する他の光透過性部材への光の入射を効果的に抑制できる。そして、積層部材を三層構造に形成して、上光透過性部材と下光透過性部材を一体で形成すると共に、該上下の光透過性部材の間に中光透過性部材を嵌挿するよう構成することで、積層部材を一体的に取扱い得るようになり、組付け作業を容易に行なうことができる。このとき、前記中光透過性部材を上下の光透過性部材の間の後端面側に露出するよう構成することで、該中光透過性部材に対応する発光手段の光を入射させる得るので、中光透過性部材を明輝させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る遊技機用の発光装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技機として一般的なパチンコ機を採用し、該パチンコ機の始動入賞具に発光装置を配設する場合について説明する。
【0017】
(パチンコ機について)
そこで、先ず本実施例のパチンコ機について、図3を参照して説明する。本実施例のパチンコ機Pは、その基本的な概略構成として、外枠Aの開口前面側に対して中枠Bが、連結支持手段および施錠手段を利用して着脱および開閉可能に組付けられている。そして中枠Bに、横開き式のガラス扉Dを組付けた前枠Cと、ガラス扉Dの下部において前枠Cに対して着脱および開閉可能に組付けられる開閉セット板(図示せず)の前側にセットされて遊技球を貯留し得る上球皿Eおよび後側にセットされた電動式の球送り装置(図示せず)と、これらの下段に配設されて前記上球皿Eに収容しきれない遊技球を貯留する下球皿Fおよび遊技球を遊技領域Iに打出す打球発射装置Hと、後側に位置する機構セット盤(図示せず)等が夫々装備されている一方、中枠Bに所要の遊技領域Iを構成した遊技盤Jが着脱交換可能にセットされる。
【0018】
(遊技盤について)
前記遊技盤Jは、図3に示すように、略円形状に湾曲形成したレール10により囲まれた遊技領域Iの前側における縦央やや下部に、遊技球を球検出スイッチ53で検出し得る始動入賞具20が配設されており、この始動入賞具20の直上方には、可視表示部15aが開設された装飾部材15が配設されている。そして、前記可視表示部15aに、図柄を変動表示して図柄組合わせゲームを行なう図柄表示装置Kが後側から臨んでいる。また、前記装飾部材15の左右両側部近傍には、風車とも称されて遊技球の落下方向を変向する普通案内車13および電飾案内車14が配設されると共に、前記始動入賞具20の直下方には、開閉可能な開閉板18で常には閉塞された特別入賞具17を備える大型電動式の入賞装置M等が設置されている。更に、前記遊技盤Jの左右両側部に、サイドランプ16,16が配設され、前記図柄表示装置Kにおける図柄組合わせゲームに合わせて、点灯・点滅するようになっている。
【0019】
(始動入賞具について)
ここで、前記始動入賞具20は、該始動入賞具20への遊技球の通入を契機として、前記図柄表示装置Kに表示された図柄を変動開始させるための始動入力手段として利用されるものである。図1に示すように、前記始動入賞具20は、前記遊技盤Jに固定されるベース部材21と、該ベース部材21の前側に配置されて始動入賞具20を装飾する装飾体29と、当該ベース部材21の後側に配設されて、遊技球を検出する球検出スイッチ53を保持するホルダー部材48と、始動入賞具20への遊技球の通入領域(入賞領域)を可変する開閉装置と、当該始動入賞具20を光で装飾する発光装置55とから構成されている。
【0020】
前記ベース部材21は、図1または図5に示すように略矩形状に形成されており、その上部位置には、上下方向に開口して遊技球の通過を許容する枠状の球通入部23が前側に向かって突出されている。また、図5に示すように、前記ベース部材21の略中央位置には、前記球通入部23の下方に位置して前後に貫通した上部開口22aおよび該上部開口22aより幅狭の下部開口22bが開設されると共に、該下部開口22bから後方に向けて第1球通路24(図2参照)が連接されており、前記球通入部23を通過した遊技球は該第1球通路24を通って遊技盤Jの裏側に通出するよう構成されている。また、前記上部開口22aの近傍には、前記装飾体29に突設した後述の軸部30a,30aを挿通する軸孔21a,21aが形成されている。なお、前記ベース部材21の左右両側部には、前後に貫通する取付孔21c,21cを設けてある。
【0021】
図5または図6に示すように、前記ベース部材21の下端部近傍には、前側に向かって突出すると共に、下側に湾曲して膨出する支持片28が形成されると共に、該支持片28の上方位置には、前記発光装置55の積層部材61(後述)を位置決めする位置決め孔21bが穿設されている(図1参照)。また、前記位置決め孔21bを挟む左右両側には、前後に貫通する側部開口25,25(図1参照)を夫々開設してあり、各側部開口25の後方側に前記発光装置55の後述する複数の発光手段57,58,59が臨んでいる。更に、ベース部材21の後面側には、図2に示すように、前記上部および下部開口22a,22bを挟む両側に固定部26,26が後方に向かって夫々突設され、各固定部26における後端面の上端部近傍に第1ネジ孔26aが形成されると共に、該第1ネジ孔26aの下方位置に位置決め突部26bが突設されている。なお、前記固定部26,26における左右に整列する位置に、後述するクランク部材38を枢支する支持孔26c,26cが形成されている。また、図2において左側に位置する前記固定部26の近傍には、後端面に第2ネジ孔27aを形成したボス部27を突設してある。
【0022】
前記装飾体29は、図4に示すように、左右方向に延在する上飾り部30と、該上飾り部30の略中央位置から垂下する下飾り部31とから略T字状に形成されて、表面には種々の装飾が施されると共に、上飾り部30の側部に、後方に向かって延出する壁部30bを形成してある(図2参照)。なお、前記壁部30bにおける後端部の左右両側部には、前記装飾体29をベース部材21に取付けるネジ孔30c,30cが形成されている。前記上飾り部30の後面側には、左右方向に所要距離離間して前記軸部30a,30aが夫々突設されており、各軸部30aに後述する各羽根部材35を回転可能に枢支したもとで、該軸部30aが前記ベース部材21の軸孔21aに挿通され、該ベース部材21の各取付孔21cの後方から挿通したネジ(図示せず)を、前記壁部30bの各ネジ孔30cに螺挿することで固定される。すなわち、前記装飾体29は、前記ベース部材21の前側に前記壁部30bの長さだけ離間して位置し、両部材21,29の間に前記発光装置55の積層部材61が配設されている(図4参照)。
【0023】
なお、前記装飾体29を前記ベース部材21に固定した際に、前記下飾り部31における前記球通入部23の下方に整列する位置には、該球通入部23に通入した遊技球を前記第1球通路24に案内する球誘導部32を形成してある(図2参照)。また、前記下飾り部31の下端部から後方に向かって、前記積層部材61の係止突部64b(後述)と係脱可能に係合する係止片31aが形成されている。
【0024】
(開閉装置について)
前記開閉装置は、図1または図2に示すように、前記ベース部材21の前側に位置する左右の羽根部材35,35と、該ベース部材21の後側に位置して前後方向に駆動するソレノイド41と、該ソレノイド41と羽根部材35,35との間に位置し、当該ソレノイド41の駆動に伴い揺動されて羽根部材35,35を開閉させるクランク部材38とから構成されている。ここで、前記左右の羽根部材35,35は、互いに対称な形状で、上方に向かって徐々に薄肉となる所謂フラップ状に形成されており、前記第1球通路24を挟んで左右両側に配設される(図4参照)。また、各羽根部材35の下方位置に、前記装飾体29の軸部30aを挿通する軸孔35aが形成され、該羽根部材35は、該軸部30aで揺動可能に枢支されている。更に、図2に示すように、前記羽根部材35における軸孔35aの近傍には、後方に向かって前記連繋棒36が夫々突設されており、該連繋棒36が前記ベース部材21の上部開口22aに挿通される。
【0025】
また、前記クランク部材38には、図1または図2に示すように、左右に離間する位置に、前端部に前記各羽根部材35における連繋棒36の後端が突入係合する凹状の第1連繋部39,39が形成されると共に、該左右の第1連繋部39,39を連結結合して前記ソレノイド41のロッド45(後述)に設けた係合板45aが係止連繋する第2連繋部40が形成されている。また、前記左右の第1連繋部39,39の相互に離間する側面には、外側に向かって突起部38a,38aが突設されて、該突起部38aが前記ベース部材21の固定部26に形成した前記支持孔26cに挿通されて回動可能に支持されている。
【0026】
前記ソレノイド41は、厚肉の金属板を門型に折曲成形することで前側に開放端部が指向してなるフレーム42と、一端部にフランジ44が配設された磁力発生部43とから基本的に構成されており、該フランジ44を前側に位置させた状態で該フレーム42の前端部に固着してある。また、前記磁力発生部43には、前記ロッド45が前後動可能に配設されると共に、該ロッド45の前端部に円盤状の係合板45aが配設されており、この係合板45aが前記クランク部材38の第2連繋部40と連繋するようになっている。ここで、前記係合板45aとフランジ44との間のロッド45にバネ等の弾性部材46が介装されており、前記ソレノイド41に通電されていない状態においては、弾性部材46の弾性力により係合板45aが常には前方に付勢されている。また、前記フランジ44における前記フレーム42を挟む両側には、前記ベース部材21の第1ネジ孔26a,26aと対応する位置に第1通孔44a,44aが形成されると共に、該ベース部材21の位置決め突部26b,26bと対応する位置に第2通孔44b,44bを夫々形成してある。なお、前記ソレノイド41は、図示しない制御装置により制御され、所定条件を満たした場合に該制御装置からの制御信号に基づいて励磁制御されるようになっている。
【0027】
このように構成された開閉装置は、前記ソレノイド41の非励磁状態とされる通常状態時では、各羽根部材35,35がその先端部を互いに近接させた第1位置に保持され(図4参照)、前記ベース部材21の球通入部23を通過した遊技球のみが第1球通路24に通入し得るように入賞領域を狭小している。一方、制御装置からの制御信号に基づいて前記ソレノイド41が励磁制御されると、前記ロッド45の後退変位に従って前記クランク部材38が上方に揺動されて、各羽根部材35の先端部が互いに離間する第2位置に変位され(図示せず)、入賞領域を大きく拡幅して、遊技球が始動入賞具20の側方からも前記第1球通路24に通入し得るようになっている。
【0028】
(ホルダー部材について)
前記開閉装置の後側には、前記ベース部材21の第1球通路24に連通する第2球通路49を備える前記ホルダー部材48が配設されており、該第1球通路24を通出した遊技球は第2球通路49を介して機裏側に排出される。また、前記第2球通路49の球出口には、遊技球を検出する前記球検出スイッチ53を着脱可能に配置し得るスイッチ保持部50が形成されており、該球検出スイッチ53による遊技球の通出検出に基づき、図示しない制御装置が前記図柄表示装置Kに表示された図柄を変動開始させるよう構成されている。更に、前記ホルダー部材48における、前記ベース部材21の第1ネジ孔26a,26aおよびソレノイド41の第1通孔44a,44aと前後に整列する位置には、第1通孔48a,48aが形成されると共に、該ベース部材21の位置決め突部26b,26bおよびソレノイド41の第2通孔44b,44bと前後に整列する位置には、第2通孔48b,48bが形成されている。そして、前記ソレノイド41の第2通孔44bに挿通した前記ベース部材21の位置決め突部26bを、前記ホルダー部材48の第2通孔48bに挿通したもとで、該ホルダー部材48の第1通孔48aに後方から挿通したネジを、ソレノイド41の第1通孔44aを介してベース部材21第1ネジ孔26aに螺挿することで、各部材21,41,48が固定される。
【0029】
また、図1に示すように、前記ホルダー部材48における右下位置および左上位置には、前方に向かって突出する突部51,51が夫々形成され、各突部51の前端部には、前記発光装置55の基板56(後述)を位置決めする小径突部51aが夫々突設されている。なお、前記ホルダー部材48をベース部材21に固定した際に該ベース部材21における前記ボス部27と対応する位置には、第3通孔48cが形成されており、該第3通孔48cに後方からネジ(図示せず)を挿通して該ボス部27の第2ネジ孔27aに螺挿するようになっている。
【0030】
(発光装置について)
次に、前記発光装置55は、図1,図2または図5に示すように、前記ベース部材21の前側に位置する積層部材61と、該ベース部材21の後側に位置すると共にベース部材21とホルダー部材48とにより挟持固定される基板56とから構成される。前記基板56には、上方に開口するよう凹んだ凹部56aが形成されており、該凹部56aが前記ベース部材21における第1球通路24の下面に当接するようになっている。また、前記基板56の右下方位置および左上方位置には、図1に示すように、前記ホルダー部材48の小径突部51a,51aを挿通し得る通孔56b,56bが夫々形成されている。そして、前記各通孔56bに小径突部51aを挿通して位置決めした状態で、前記ホルダー部材48をベース部材21にネジ止めすると、前記基板56の一部が該ベース部材21の後面に当接して、該基板56が、前記ベース部材21とホルダー部材48との間で挟持されるようになっている。
【0031】
ここで、前記基板56における前記凹部56aを挟む両側には、図1に示すように、前記発光手段57,58,59として複数色(緑、赤、青)の発光ダイオード(LED、発光体)が夫々配設され、上側から緑色LED57、赤色LED58、青色LED59の順で位置している(図5参照)。なお、前記基板56に配設した各LED57,58,59は、前記ベース部材21の側部開口25,25から前方に臨むよう配置される。ここで、前記赤色LED58は、前端面の形状が略円形に形成されると共に、前記緑色LED57および青色LED59における前端面の形状は、長軸と短軸とを有する略楕円形(断面非円形)に形成されて、夫々の長軸が左右方向に延在するよう構成されている(図5参照)。また、図6に示すように、前記緑色LED57および青色LED59は、前記赤色LED58より前方に突出した位置に配置されるよう設定してある。
【0032】
前記積層部材61は、耐衝撃性に優れ、透明度の高いポリカーボネートからなり、左右方向に延在する板状の上層体(上光透過性部材)62、中層体(中光透過性部材)63および下層体(下光透過性部材)64とから構成され、各層体62,63,64を上下方向に積層した3層構造として形成される(図7(a)参照)。また、前記積層部材61における上層体62と下層体64は、上下に所要距離だけ離間するよう夫々の後端部で連結されて一体的に形成され(図7(b)参照)、該上下層体62,64の間に、中層体63を嵌挿するよう構成され、前記積層部材61を一体的に取扱い得るようになっている。
【0033】
また、図8に示すように、前記上層体62と下層体64とを連結する連結部65の略中央位置には、位置決め孔65aが形成され、該連結部65の左右両側部には、前後に貫通する挿通孔65b,65bを形成してある。更に、図9に示すように、前記中層体63における後端面の略中央位置には、後方に向かって突起部63aが形成されて、前記上下層体62,64の間に該中層体63を嵌挿した際に、前記連結部65の位置決め孔65aに該突起部63aが嵌入され、各部材62,63,64が分離するのを防止している。更に、前記中層体63における左右両側部には、前記挿通孔65b,65bに挿通可能な突出部(露出部)63b,63bが突出されており、前記上下層体62,64の間に該中層体63を嵌挿した際に、該上下層体62,64の後端面側に各突出部63bが露出するよう構成されている(図7(b)参照)。なお、図9(c)に示すように、前記各突出部63bを湾曲形状に形成してある。
【0034】
ここで、前記下層体64は、前記ベース部材21の支持片28に沿うよう下側に膨出した円弧状に湾曲形成され(図5参照)、前記上層体62および中層体63の夫々は、積層した際に下層体64と略同心円状となるように湾曲形成される。また、前記下層体64の後端面には、後方に向かって第1位置決め突部64aが突出されており、該第1位置決め突部64aを前記ベース部材21の位置決め孔21bに挿入することで、前記下層体64(積層部材61)がベース部材21に対して位置決めされる。このとき、前記緑色LED57の前方に前記上層体62の後端面が近接状態で対向し、前記赤色LED58の前方に前記中層体63の後端面(突出部63b)が近接状態で対向すると共に、前記青色LED59の前方に前記下層体64の後端面が近接状態で対向するようになっている(図6参照)。すなわち、前記積層部材61は、前記各層体62,63,64の間の境界面が、前後方向(各LED57,58,59の光軸方向)に延在するよう前記ベース部材21の前側に配置され、一つの層体62,63,64に光が入射されると、該層体62,63,64と隣接する他の層体62,63,64との境界面で光が反射されて、他の層体62,63,64への入射が阻止される。また、前記緑および青色LED57,59の長軸方向が、対応する前記上下層体62,64の長手方向(左右方向)に略沿うと共に、各LED57,59の短軸方向が各層体62,64の短手方向(上下の厚み方向)に略指向している。
【0035】
また、前記積層部材61(各層体62,63,64)の前端面は、図7〜図9に示すように、左右両側部が前側に膨出して略中央位置が凹んだ波状に形成されており、該積層部材61の前端面における凹んだ部位の前側に、前記装飾体29の下飾り部31が位置し、当該積層部材61が左右に分割されて見えるよう構成してある。なお、前記下層体64における前端面の略中央位置には、前側に向かって突出する係止突部64bが形成されており、前記装飾体29における下飾り部31の係止片31aと該係止突部64bとが係合して、積層部材61の前側が位置決めされている。
【0036】
前記各層体62,63,64の前端面には、磨りガラス状の乱反射処理が施されている。本実施例では、各層体62,63,64の前端面に対応する部位に微小なキズを形成した成形型(図示せず)に樹脂原料を流入させることで、各層体62,63,64の前端面が磨りガラス状に形成される。すなわち、前記各層体62,63,64の前端面は、巨視的には不透明状または半透明状を呈しているが、微視的には多数の微小面が連接した凹凸形状となっており、前記各LED57,58,59から光が照射されると、該前端面の全体が鮮明に明輝し得るようになっている。なお、前記各層体62,63,64における隣接する他の層体62,63,64との境界面は平滑に形成され、前述した乱反射処理は施されていない。
【0037】
【実施例の作用】
次に、本実施例に係る遊技機用の発光装置の作用につき説明する。
【0038】
前記打球発射装置Hを遊技者が操作して、遊技盤Jの遊技領域Iに遊技球が打出され、前記始動入賞具20における前記球通入部23に遊技球が通入すると、該遊技球が第2球通路49を通出する際に前記球検出スイッチ53で検出し、制御装置の制御信号に基づき前記図柄表示装置Kで遊技演出が行なわれる。また、前記球通入部23に遊技球が通入した際に所定の条件を満たすと、前記開閉装置のソレノイド41が駆動されて、前記左右の羽根部材35,35が開放されて、始動入賞具20への遊技球の通入が容易となる。このとき、前記図柄表示装置Kでの遊技演出に合わせて前記各LED57,58,59が点灯または点滅されて、前記積層部材61の各層体62,63,64が明輝し、光による遊技演出が行なわれる。
【0039】
ここで、前記積層部材61は、前記各層体62,63,64の間の境界面が各LED57,58,59の光軸方向に延在すると共に、各LED57,58,59の前側に各層体62,63,64を近接するよう対応して配置し、かつ各層体62,63,64の間の境界面を平滑に形成したので、例えば赤色LED58の発光により中層体63に入射した光は、該中層体63と隣接する前記上下層体62,64との境界面で反射されて、該上下層体62,64への入射が阻止される。このため、前記上下層体62,64では、各層体62,64に対応する緑色LED57の光および青色LED59の光と、前記赤色LED58の光との干渉が防止され、所定の色(上層体62は緑色、下層体64は青色)で明輝させ得るようになる。同様に、前記上下層体62,64の夫々に入射した光も、該上下層体62,64と隣接する前記中層体63との境界面で反射されるので、該中層体63を所定の色(赤色)で明記させることができる。
【0040】
すなわち、前記各LED57,58,59から対応する層体62,63,64に入射した光は、該層体62,63,64と隣接する他の層体62,63,64との境界面で反射されるため、一つのLED57,58,59が発する光と、他のLED57,58,59が発する光との干渉が防止され、各層体62,63,64を所定の色で明輝することが可能となるので、光による演出効果を向上し得る。また、各LED57,58,59の夫々を単独で発光し得るよう構成したので、所要の層体62,63,64のみを明輝させることが可能となり、光による演出効果がより向上する。
【0041】
また、例えば前記上層体62の後端部に対向する緑色LED57が点灯すると、該上層体62を透過した光が当該上層体62の前端面を照射する。このとき、前記上層体62の前端面に乱反射処理を施してあるので、該前端面に照射された緑色LED57の光が拡散されて該上層体62の前端面全体が明輝され、左右方向に長いライン状に発光するようになる。このように、指向性の高いLED57を用いて前記上層体62に光を照射した場合でも、広い範囲を明輝させることが可能である。そして、前記上層体62に限らず、下層体64においても同様の効果が得られる。また、前記中層体63は、該中層体63の後端部に湾曲形成した各突出部63bと赤色LED58とが近接して対向するよう構成してあるため、該赤色LED58から突出部63bに照射された光が収束して、中層体63における前端部における所定部位(突出部63bと対応する略中央部位)のみが明輝表示されるようになる。このように、中層体63に突出部63bを形成することで、上下層体62,64と異なる態様で明記させることができ、興趣の高い遊技演出が可能となる。なお、本実施例では、図柄表示装置Kと並んで遊技者に注目される始動入賞具20に、前記発光装置55を配設するようにしたので、より一層遊技の興趣が増大される。
【0042】
更に、前記序で層体62,64を左右方向に延在する板状に形成し、各LED57,59の長軸方向を該上下層体62,64の長手方向に沿うよう構成したので、夫々単一のLED57,59により対応する上下層体62,64の左右方向の広い範囲を明輝させ得ると共に、当該LED57,59の短軸方向が上下層体62,64の短手方向を指向しているので、上下層体62,64と隣接する中層体63への光の入射を効果的に抑制できる。更にまた、前記積層部材61は、一体形成した上層体62と下層体64との間に中層体63を嵌挿することで一体的に取扱い得るよう構成したから、前記始動入賞具20を組付ける際の部品点数が削減され、作業の効率化を図り得る。このとき、前記上下層体62,64の連結部65の位置決め孔65aに、中層体63の突起部63aが嵌入されているので、上下層体62,64と中層体63とが簡単に分離することはない。
【0043】
【別実施例】
前述した実施例では、発光手段の前側に、3つの光透過性部材を積層した積層部材を配設するようにしたが、単一の光透過性部材を発光手段の前側に配設することもできる。例えば、図10または図11に示すように、基板56の表面側における凹部56aを挟む両側に、所要の発光色のLED(発光手段)71を配設すると共に、該LED71の前側に、単一の光透過性部材73を近接状態で配設して、発光装置を構成してもよい。このとき、前記光透過性部材73の前端面には、乱反射処理を施してある。この場合にも、指向性の高い前記LED71の光が、前記光透過性部材73に入射されると、該光透過性部材73の前端面で光が拡散されて、当該前端面の全体を明輝させることができる。すなわち、1個の発光体で広い範囲を発光させることができ、光による演出効果を向上し得ることが可能である。なお、図10、図11中において、前述の実施例と同一の部材には同一の符号を付してある。
【0044】
【変更例】
なお、発光装置の構成としては、実施例のものに限られず、種々の変更が可能である。実施例では、各光透過性部材をポリカーボネートで形成するようにしたが、例えばアクリル樹脂等の光透過性を有する樹脂やガラスを使用することも可能である。また、光透過性部材の形状としては、実施例のものに限られず、所要の形状とすればよい。また、3つの光透過性部材を積層して3層構造の積層部材を形成するようにしたが、2または4以上の光透過性部材を積層するようにしてもよく、積層する方向としても上下方向に限らず、左右方向その他の方向であってもよい。
【0045】
また、3層構造とした積層部材の上下の光透過性部材を一体に形成するようにしたが、夫々の光透過性部材を別体で形成して組付けるよう構成することもでき、この場合には、各光透過性部材の後端面に、位置決め突部等の位置決め手段を形成するようにすれば、組付け作業を簡単に行ない得る。更に、前記中光透過性部材の後端面における発光手段と対向する部位に、後方に突出する突出部を形成するようにしたが、積層部材を構成する複数の光透過性部材のうち、所定の光透過性部材に他の光透過性部材より後方に突出する突出部を形成してもよい。この場合には、前記突出部を形成した光透過性部材での明輝態様が変化されて、遊技の演出効果の向上を図り得る。なお、前記突出部の形状は実施例のものに限らず、所要に応じて変更することができる。
【0046】
そして、実施例では、中光透過性部材に設けた突出部を上下の光透過性部材の後端面から後方に突出させたが、中光透過性部材の後端面を、上下の光透過性部材の後端面側に露出させればよい。例えば、前述の実施例と同様に3層構造の積層部材を例にして説明すると、図12(a),(b)に示す如く、上層体(光透過性部材)75および下層体(光透過性部材)77を連結する連結部78が、上下層体75,77の略中央位置のみに形成されると共に、中層体(光透過性部材)76における後端面の左右両側部には、後方に突出する突出部(露出部)76a,76aが形成されている。このとき、前記中層体76における各突出部76aの後端面は略平坦に形成されて、前記上下層体75,77の間に中層体76を嵌挿した際に、該上下層体75,77の後端面と、中層体76における各突出部76aの後端面とが略同一平面上に位置するよう構成される。この場合には、前記中層体76の後端面に対応する発光手段(図示せず)を発光させると、該中層体76の前端面全体が明輝され、左右方向に長いライン状に発光されて、3色のライン状の光により遊技演出が可能となる。
【0047】
更に、前記光透過性部材の前端面に、乱反射処理を施すようにしたが、光透過性部材と隣接する他の光透過性部材との境界面を平滑に形成すれば、当該光透過性部材の所要部位(例えば、光透過性部材の内部)に乱反射処理を施すことができ、この場合も実施例と同様の作用効果が得られる。更にまた、全ての光透過性部材に前記乱反射処理を施す必要はなく、任意の光透過性部材にのみ乱反射処理を施すこともできる。なお、前記発光手段の発光色としては、実施例のものに限られず、遊技演出の態様に応じて任意に選択し得ると共に、単一色の発光手段を使用するようにしてもよい。また、前記発光装置に配設される発光手段を、実施例の如く2つまたは6つの発光体で構成するのに限らず、任意数の発光体を使用するようにすればよく、複数の発光体で構成すれば、言うまでもなく、より広範囲に亘って明輝させ得るようになる。
【0048】
なお、本発明に係る発光装置を始動入賞具に配設するようにしたが、これに限らず、遊技盤を装飾するサイドランプや図柄表示装置が臨む装飾部材等に配設してもよく、所要の箇所に配設するようにすればよい。そして、前記発光装置を配設する遊技機としてはパチンコ機に限らず、パチスロ機やパチンコ式スロットマシン機、アレンジボール機等、種々の遊技機に配設することが可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る遊技機用の発光装置によれば、発光手段から対応する光透過性部材に入射した光は、当該光透過性部材と隣接する他の光透過性部材との境界面で反射されるので、一つの発光手段が発する光と隣接する他の発光手段が発する光との干渉が防止され、各光透過性部材毎に明輝させることが可能である。また、前記各光透過性部材に乱反射処理を施すことで、発光手段の光を拡散して広い範囲を明輝させ得る。このとき、前記各光透過性部材と隣接する他の光透過性部材との境界面を平滑に形成したことで、該境界面での光の拡散が防止されて、当該他の光透過性部材への光の入射が抑制される。
【0050】
更に、前記各光透過性部材を所定方向に延在する板状に形成し、発光手段の長軸方向を該光透過性部材の長手方向に沿うよう構成することで、単一の発光手段により対応する光透過性部材の広い範囲を明輝させ得ると共に、当該発光手段の短軸方向が光透過性部材の短手方向を指向することになるため、隣接する他の光透過性部材への光の入射を効果的に抑制できる。そして、三層構造とした積層部材における上光透過性部材と下光透過性部材を一体で形成すると共に、該上下の光透過性部材の間に中光透過性部材を嵌挿するよう構成すれば、該積層部材を一体的に取扱い得るようになり、組付け作業を容易に行ない得る。このとき、前記中光透過性部材の後端部を上下の光透過性部材の間の後端面側に露出させたので、該中光透過性部材に対応の発光手段の光を入射させ、中光透過性部材を明輝させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る始動入賞具を前方から見た状態で示す分解斜視図である。
【図2】実施例に係る始動入賞具を後方から見た状態で示す分解斜視図である。
【図3】実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。
【図4】実施例に係る始動入賞具を示す正面図である。
【図5】実施例に係る始動入賞具を、装飾体を取外した状態で示す正面図である。
【図6】図5に示す始動入賞具の縦断側面図である。
【図7】(a)は積層部材を前側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は積層部材を後側から見た状態を示す斜視図である。
【図8】実施例に係る上層体および下層体を示し、(a)は正面図であり、(b)は背面図であり、(c)は平面図である。
【図9】実施例に係る中層体を示し、(a)は正面図であり、(b)は背面図であり、(c)は平面図である。
【図10】別実施例に係る始動入賞具を、装飾体を取外した状態で示す正面図である。
【図11】図10に示す始動入賞具の縦断側面図である。
【図12】変更例に係る積層部材を示し、(a)は中層体を上下層体から取外して前側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は上下層体の間に中層体を嵌挿して後側から見た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
57 緑色LED(発光手段)
58 赤色LED(発光手段)
59 青色LED(発光手段)
61 積層部材
62 上層体(光透過性部材)
63 中層体(光透過性部材)
63b 突出部(露出部)
64 下層体(光透過性部材)
71 LED(発光手段)
73 光透過性部材
75 上層体(光透過性部材)
76 中層体(光透過性部材)
76a 突出部(露出部)
77 下層体(光透過性部材)
Claims (6)
- 複数の発光手段が隣接して配置され、これら発光手段を任意に点灯または消灯させることで光による遊技を演出し得る遊技機用の発光装置において、
複数の光透過性部材を積層して形成した積層部材を、前記複数の発光手段の前方に近接するよう配設して、夫々の光透過性部材を夫々の発光手段に対応させ、前記夫々の発光手段から対応する光透過性部材に入射した光が、当該光透過性部材と隣接する他の光透過性部材との境界面で反射されるようにした
ことを特徴とする遊技機用の発光装置。 - 前記各光透過性部材には、乱反射処理が施されると共に、各光透過性部材における隣接する他の光透過性部材との境界面は、平滑に形成される請求項1記載の遊技機用の発光装置。
- 前記各光透過性部材の前端面に、乱反射処理が施されている請求項2記載の遊技機用の発光装置。
- 前記各光透過性部材は、所定方向に延在する板状に形成されると共に、前記発光手段における前端面の形状は、長軸と短軸とを有する断面非円形に形成され、該長軸が光透過性部材における後端面の長手方向に沿うように配置されている請求項1〜3の何れかに記載の遊技機用の発光装置。
- 前記積層部材は、上下に積層される上光透過性部材、中光透過性部材および下光透過性部材から三層構造に形成されて、前記上光透過性部材と下光透過性部材とは、上下方向に所要距離だけ離間して一体形成され、この上光透過性部材と下光透過性部材との間に、前記中光透過性部材が嵌挿されると共に、前記中光透過性部材に、上下の光透過性部材の後端面側に露出する露出部を設けた請求項1〜4の何れかに記載の遊技機用の発光装置。
- 発光手段を任意に点灯または消灯させることで光による遊技を遊技演出を行なう遊技機用の発光装置において、
前記発光手段の前側に、乱反射処理を施した光透過性部材が位置するよう配設した
ことを特徴とする遊技機用の発光装置。
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