JP2002210091A - 装飾部品 - Google Patents

装飾部品

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JP2002210091A
JP2002210091A JP2001007658A JP2001007658A JP2002210091A JP 2002210091 A JP2002210091 A JP 2002210091A JP 2001007658 A JP2001007658 A JP 2001007658A JP 2001007658 A JP2001007658 A JP 2001007658A JP 2002210091 A JP2002210091 A JP 2002210091A
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JP
Japan
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scattering
light
decoration
printing
scattering layer
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JP2001007658A
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English (en)
Inventor
Koji Fujisawa
孝治 藤澤
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Seven Corp Co Ltd
Original Assignee
Seven Corp Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製の装飾部品において、成形金
型のキャビティ形状を単純化し、製造コストの低減を図
る。 【解決手段】 プラスチック製の装飾部品(可変入賞装
置19の前飾19a、普通入賞口21の前飾21a、サ
イドランプ25のレンズ部25a及びコーナーランプ2
7の下レンズ部27a)において、散乱部となる散乱層
32を縮み印刷にて形成しているので、ここを透過する
光はランダムに拡散する。散乱層32を縮み印刷にて形
成するから、ローレットやシボなどの凹凸は不要であ
り、装飾部品を成形するための成形金型のキャビティ形
状が単純化され、その設計や加工の工数も低減され、製
造コストも低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光による装飾効果
を得る装飾部品の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えばパチンコ機やスロットマシン等の
遊技機では、背後に光源が配され、その一部に光源に由
来する光を散乱させる散乱部が設けられたプラスチック
製の装飾部品が多用されている。具体的な例を挙げる
と、パチンコ機においては、このような装飾部品が各種
の入賞装置、風車、遊技盤の電飾、筐体前面の電飾など
に使用されている。スロットマシンの場合には、回転ド
ラムの周囲や筐体前面の電飾などに使用されている。光
源としては電球やLEDを使用可能であるが、最近では
消費電力が少ないLEDが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラスチック製
の装飾部品においては、散乱部としてローレットやシボ
などの凹凸が設けられていた。したがって、このような
凹凸を形成するために成形金型のキャビティ形状が複雑
であり、その設計や加工の工数が多く、製造コストの低
減は難しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
記載の装飾部品は、背後に光源が配され、その一部に前
記光源に由来する光を散乱させる散乱部が設けられたプ
ラスチック製の装飾部品において、前記散乱部を縮み印
刷にて形成したことを特徴とする。
【0005】縮み印刷は紫外線硬化性のインクを用いて
例えばスクリーン印刷し、紫外線の照射による硬化工程
で皺を発生させるものである。この縮み印刷に適したイ
ンクの組成及び硬化工程の詳細については、例えば特許
第2949121号公報や特開平9−53024号公報
に記載されている。
【0006】特許第2949121号公報に記載のもの
では、紫外線硬化組成物を硬化するにあたり、波長25
4nmをピークに持つ遠紫外線を照射し、次いで加熱し
たのち高圧紫外線照射をすることにより硬化表面にしわ
を発生せしめるものである。また、特開平9−5302
4号公報には、脂環族イソシアネート化合物、エステル
系ポリオール及び水酸基を有するアクリレート化合物を
必須成分とするウレタンアクリレートと、アクリレート
系反応性希釈剤と、400nm以上の波長光に対するモル
吸光係数が100(l・mol-1・cm-1)を越えない吸収
特性を有する光開始剤とを含む樹脂組成物を使用して、
300nm以下の波長に最大発光強度を有し、かつ300
nm〜800nmの波長の光が相対強度として20%以下で
ある紫外線照射ランプを用いて、紫外線照射、硬化させ
ることにより、硬化樹脂表面に微細な皺を発生させる技
術が開示されている。
【0007】縮み印刷はこれら2公報に開示されている
方法で実現できるが、基本的には紫外線硬化性のインク
を用いて印刷し紫外線の照射による硬化工程で皺を発生
させればよいので、ここに例示した以外の組成になるイ
ンクや方法を採用できることは言うまでもない。
【0008】散乱部には縮み印刷による皺が形成されて
いるので、ここを透過する光はランダムに拡散する。ま
た、皺によって光の強弱(光量の偏り)が生じるので立
体感がでる。印刷は、その印刷面が平坦であるほど行い
やすい。したがって、射出成形等で装飾部品を成形する
際には、散乱部が印刷される部分を平坦な面にしておく
方がよく、当然ながら金型形状は単純化される。よっ
て、散乱部としてローレットやシボなどの凹凸を設ける
場合に比べれば、そうした凹凸を設けない分だけ成形金
型のキャビティ形状が単純化され、その設計や加工の工
数も低減され、製造コストも低減できる。
【0009】なお、様々な印刷技術があり、例えば円筒
の側面のような曲面形状や緩やかな曲面であればスクリ
ーン印刷が可能であるし、たんぽ印刷などの手法を用い
れば凹曲面にも印刷できるから、散乱部が印刷される部
分は平面に限らず、曲面であってもよい。
【0010】また、いわゆる小物などで散乱部の領域が
小さい等で、直接印刷するのに不適あるいは印刷が難し
い場合には、透光性のフィルムに縮み印刷したものをシ
ールとして貼り付けることによって散乱部としてもよ
い。この装飾部品を、例えばパチンコの入賞装置、風
車、遊技盤の電飾、筐体前面の電飾など、スロットマシ
ンの回転ドラムの周囲や筐体前面の電飾など、遊技機の
装飾部品として使用すると、つまり請求項2に記載のよ
うに遊技機に装着されると、遊技機において遊技機の装
飾性の向上とコスト低減が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0012】
【実施例】図1は遊技機の一種であるパチンコ機(全体
の図示と説明は省略)の遊技盤10の正面図である。こ
の図に示すように、遊技盤10には、内外1組のガイド
レール12a、12bによって囲まれた略円形の遊技領
域13が設けられている。
【0013】遊技領域13の中央上部にはセンターケー
ス14が取り付けられており、そのセンターケース14
によって取り囲まれる形態で図柄表示装置15が装着さ
れている。センターケース14の左右には、上方から順
にランプ風車16、16、ゲート17、17及び風車1
8、18が、それぞれ対になって配されている。センタ
ーケース14の下方にはチューリップ式の可変入賞装置
19が設置されている。
【0014】可変入賞装置19の下方には、大入賞口2
0、左右の普通入賞口21、21、7セグメント表示器
22等を備える大入賞装置23が配されている。また、
大入賞装置23の斜め上方には普通入賞口24、24が
設置されている。さらに、普通入賞口24、24の斜め
上方となる位置には、内側のガイドレール12aに接す
るようにして、サイドランプ25、25が設置されてい
る。
【0015】一方、遊技盤10の上辺に沿いガイドレー
ル12bの外側となる部分には、コーナーランプ27、
27が装着されている。なお、遊技盤10には、多数の
遊技釘が打ち付けられているが、これらは周知であるの
で一部のみ図示して説明を省略する。
【0016】可変入賞装置19の前飾19a、普通入賞
口21の前飾21a、サイドランプ25のレンズ部25
a、コーナーランプ27の下レンズ部27aは、いずれ
も透光性のプラスチック製であって散乱部に該当し、そ
れぞれの背後には図示省略のLED(光源に該当)が配
されている。これらの断面構造は図2に示すようなもの
で、透光性プラスチックの基体30の表面(遊技者に面
する側)に縮み印刷による散乱層32が設けられてい
る。なお、基体30には、可変入賞装置19、普通入賞
口21、サイドランプ25、コーナーランプ27毎に独
自の色(一部同じ色もあるが)で着色されている。
【0017】散乱層32は、紫外線硬化性のインクを基
体30上にスクリーン印刷してから、遠紫外線を照射
し、次いで加熱したのち高圧紫外線照射をすることによ
り硬化表面にしわを発生せしめたものであり、インクの
組成及び硬化処理等は、特許第2949121号公報に
開示されている方法に準じている。
【0018】これら可変入賞装置19の前飾19a、普
通入賞口21の前飾21a、サイドランプ25のレンズ
部25a及びコーナーランプ27の下レンズ部27aに
あっては、背後のLEDが点灯されると、図2に示すよ
うにその光がほぼ円錐状に広がって基体30側から入射
する(Li1、Li2、Li3)。
【0019】入射光Li1、Li2、Li3は基体30
を通過して散乱層32に進むが、その際に各基体30の
色に着色される(実際には、基体30の色に応じてスペ
クトルの一部が吸収される。)。そして、入射光Li
1、Li2、Li3は散乱層32を通過して、その表面
から放出されるが、散乱層32の表面には不規則な凹凸
(皺)が形成されているので、ここで不規則に屈折させ
られてランダムな方向への散乱光Loとされる。また、
これにより不規則な光量の偏り(明暗)が生じる。散乱
光Loに不規則な明暗が生じているので、立体感が出
る。また、拡散光Loは、まったくランダムな方向を向
いているので、遊技者に軟らかみを感じさせる。
【0020】なお、図2では散乱光Loが一点からラン
ダムな方向に拡散しているように示しているが、実際に
は散乱層32への入射角度や入射位置のわずかな違いに
よって、拡散方向に変化が生じる。本実施例では、プラ
スチック製の装飾部品(可変入賞装置19の前飾19
a、普通入賞口21の前飾21a、サイドランプ25の
レンズ部25a及びコーナーランプ27の下レンズ部2
7a)において、散乱部となる散乱層32を縮み印刷に
て形成しているので、ここを透過する光はランダムに拡
散する。また、皺によって光の強弱(光量の偏り)が生
じるので立体感がでる。
【0021】上の説明から明らかなように、基体30は
光の散乱には関与しないから、凹凸を設ける必要はなく
平坦ないし緩やかな曲面にできる。したがって、射出成
形等で装飾部品を成形する際の金型形状は単純化され
る。散乱層32を縮み印刷にて形成するから、散乱部と
してローレットやシボなどの凹凸を設ける場合に比べれ
ば、そうした凹凸を設けない分だけ、装飾部品を成形す
るための成形金型のキャビティ形状が単純化され、その
設計や加工の工数も低減され、製造コストも低減でき
る。
【0022】実施例及び変形例にしたがって本発明の実
施の形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。例えば図2(b)に示すように、透明
なフィルム33に縮み印刷で散乱層32を設けてシール
として、これを基体30に貼着しても実施例と同様の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ機の遊技盤の正面図。
【図2】 散乱部の構造の説明図。
【符号の説明】
10 遊技盤 19 可変入賞装置 19a 前飾(プラスチック製の装飾部品) 21 普通入賞口 21a 前飾(プラスチック製の装飾部品) 22 遊技盤 23 大入賞装置 25 サイドランプ 25a レンズ部(プラスチック製の装飾部品) 27 コーナーランプ 27a 下レンズ部(プラスチック製の装飾部品) 30 基体 32 散乱層(散乱部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背後に光源が配され、その一部に前記光
    源に由来する光を散乱させる散乱部が設けられたプラス
    チック製の装飾部品において、 前記散乱部を縮み印刷にて形成したことを特徴とする装
    飾部品。
  2. 【請求項2】 遊技機に装着されることを特徴とする請
    求項1記載の装飾部品。
JP2001007658A 2001-01-16 2001-01-16 装飾部品 Pending JP2002210091A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141197A (ja) * 2002-10-21 2004-05-20 Newgin Corp 遊技機用の発光装置
JP2009006181A (ja) * 2008-10-10 2009-01-15 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011247993A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Omron Corp 装飾装置
JP2014140652A (ja) * 2013-12-25 2014-08-07 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機の電子部品取付構造

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