JP2004209039A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Michio Nishigaya
道雄 西ヶ谷
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Abstract

【課題】遊技盤の表面を発光させる際の不具合を解消する。
【解決手段】遊技盤10の盤本体10aには、電飾図柄32に対応して投光孔34が設けられ、投光孔34にはフルカラーLED40を保持したランプケース38が装着されている。フルカラーLED40の光を電飾図柄32に照射するので、電飾図柄32を発光させるに当たって、セル30の構造は従来と同様でよく、遊技盤10を透明にする必要はなく、セル30(遊技盤10の表面)に段差も生じない。また、遊技内容に対応させてセル30に描かれた電飾図柄32の発光、非発光を行うことによって、図柄表示装置15とは異なる態様で演出することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機は、入賞装置、障害釘、風車、図柄表示装置等が装着された遊技盤を備えており、遊技盤上おける遊技球の挙動(入賞するかしないか、どの入球口に入球するか等)で遊技が行われる。遊技盤の表面にはセルロイド、キャブロイド或いはポリエチレンテレフタレート(PET)等のシートに印刷を施した、いわゆるセルが貼着されており、セルに印刷された図案等によって装飾効果を高めていた。
【0003】
また、例えば装飾効果を高めるために遊技盤をエレクトロルミネッセンス(EL)で発光させたり(例えば特開平9−84928号公報)、遊技盤を光透過性の部材で構成して裏面側から投光する技術(例えば特開平5−253339号公報)、或いはセルとは異なる透明板を設けてその裏面から投光する構成(例えば特開2000−176085号公報)等の提案がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−84928号公報(図4)
【特許文献2】
特開平5−253339号公報(図6)
【特許文献3】
特開2000−176085号公報(図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
遊技盤をELで発光させる場合(特開平9−84928号公報等)、表面パネル(従来のセルに相当)の裏面にELパネルを積層形成するので、セルシート自体の構造が複雑で製造工程も精密かつ複雑であった。また、EL制御のためのドライバIC、ELパネルから引き出された電極とドライバICとの結線等も必要で、周辺構造も複雑であった。このため、簡易に採用できなかった。
【0006】
遊技盤を光透過性の部材で構成して裏面側から投光する場合(特開平5−253339号公報等)、遊技盤を合成樹脂製としているので、入賞装置や図柄表示装置等の形状に応じた取付穴、障害釘や風車のための保持体等を遊技盤の成形時に設ける必要がある。ところが、上述の形状や配置(いわゆるゲージ構成)は個別の機種毎に変化するので、遊技盤も機種毎に成形する必要があり、合板製の遊技盤のような汎用性がなかった。
【0007】
また、特開2000−176085号公報に開示される、セルとは異なる透明板を設けてその裏面から投光する構成では、透明板との境界線においてセルがめくれるおそれがあり、このセルの周縁を例えば透明板の一部で押さえるような構造にせざるを得ない。すると遊技盤面に段差ができてしまうので実用性がない(規則上、遊技盤表面は平面でなければならない)。
【0008】
このように、遊技盤面を発光させるための従来技術には、それぞれ欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の弾球遊技機は、盤本体の表面に装飾シートが貼着された遊技盤を備える弾球遊技機において、前記盤本体に開けられた投光孔と、前記装飾シートの前記投光孔の開口を閉塞する部分に描かれた電飾図柄と、前記投光孔を通して前記電飾図柄に光を照射する光源とを備えたことを特徴とする。
【0010】
光源から発した光が投光孔を通って装飾シートに当たって電飾図柄を光らせる構成であるから、装飾シート(以下、「セル」ともいう。)の構造は従来と同様でよく、遊技盤を透明にする必要はなく(合板製でよく)、装飾シート(すなわち遊技盤表面)に段差も生じない。
【0011】
また、遊技内容に対応させてセルに描かれた電飾図柄の発光/非発光を行うことによって、図柄表示装置(LCDやドットセグメントなど)とは異なる態様で演出することができる。
しかも、図柄表示装置以外の領域で遊技内容についての演出を行うため、遊技者は図柄表示装置のみでなく他の状態も気にする必要があり、図柄表示装置の態様と関連させることにより、遊技機の興趣を高めることができる。
【0012】
セルの材質は、上述したセルロイド、キャブロイド、PET等を採用できるが、セルロース系プラスチックであるセルロイド及びキャブロイドは熱や湿度による伸縮があるので、投光孔部分(背後に盤本体が存在しない)でたわむおそれがある。一方、PETは熱や湿度による伸縮がほとんど無く、投光孔部分でたわむおそれもない。また、セルロース系プラスチックよりも強度が高い。従って、本発明の実施にはPETシートのセルが適している。
【0013】
ただし、セルロイド、キャブロイドはもとより、PETでも合成樹脂であり高温にさらされるのは好ましくないから、光源としては発熱性のある電球よりもLEDの方が好ましい。すなわち、請求項2記載のように、前記光源をLEDとするのが望ましい。なお、LEDには多色発光が可能なものがあるので、これを用いて光源の発光色を変化させるだけでも電飾図柄の彩色が変化するので装飾効果を高めることができる。
【0014】
また、従来、セルの一般的な肉厚は0.2mm程度であったが、これでは投光孔部分(背後に盤本体が存在しない)の強度が不足する可能性がある。したがって、これよりも厚めに、すなわち請求項3記載のように、前記装飾シートの肉厚を0.40mm以上とするのが望ましい。セルの肉厚を0.40mm以上とすることにより、投光孔部分に対応するセルが破損又は損傷する可能性を極力低くすることができる。
【0015】
合板製の盤本体とプラスチック製のセルとの組合せにおいては、両者の接合を良好にするためにセルと盤の間に上質紙を介在させることが行われている。
本発明においても、請求項4記載のように、前記装飾シートと前記盤本体との間に背紙を介装した構成を採用できる。背紙は上質紙でよいし、他の紙質でもよい。
【0016】
この場合、請求項5記載のように、前記背紙には前記投光孔の開口に対応する欠落部(例えば切り抜き)を設ければ、背紙が光源からの光を遮らないから、電飾図柄の明るさが低下しない。一方、欠落部を設けなければ、背紙がセルの支えとなるので強度が向上する。また、光源からの光は背紙を通る際に反射されたり分散させられたりするので、電飾図柄の色合いが柔らかくなる。
【0017】
上述したように、投光孔部分ではセルの背後に盤本体が存在しないので強度不足となる可能性がある。
したがって、請求項6のように、前記投光孔の内部に配されて前記装飾シートを支えるサポート部材を備えるのが好ましく、サポート部材を設けることにより投光孔部分に対応するセルの破損又は損傷する可能性を極力低くすることができる。
【0018】
サポート部材の材質、形状などに特に限定はないが(光源からの光を遮断する等は別として)、請求項7記載のように、前記光源からの光の進路を変化させるレンズをサポート部材にするとよい。レンズをサポート部材にした場合、セルに描かれた電飾図柄に対してほぼ均一に投光して電飾図柄を視認し易くしたり、部分的に光の強弱を生じさせて電飾図柄の見え方をおもしろくすることもできる。
【0019】
請求項8記載の弾球遊技機は、請求項1から7のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記光源に由来しない光が前記遊技盤の背面側から前記投光孔へ侵入するのを防止する遮光手段を備えたので、電飾図柄の発光、非発光を光源の点灯、消灯によって明確に制御できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明をパチンコ機に適用した実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0021】
【実施例】
図1に示すように、本実施例の遊技盤10にはガイドレール11、12によって囲まれた遊技領域13が形成され、遊技領域13にはセンターケース14、これに保護される図柄表示装置15、図柄始動口16、普通入賞口17、振分入賞装置18、第3種始動口となる回転入賞装置19、大入賞装置20、風車21、障害釘22等が装着されている。本実施例のパチンコ機(全体の構成は公知技術に従っているので図示と説明を省略。)は、いわゆる第3種であり、図柄始動口16、図柄表示装置15、振分入賞装置18、回転入賞装置19及び大入賞装置20の動作、機能等は公知の第3種パチンコ機と同様である。
【0022】
本実施例の遊技盤10の表面に貼られたセル(装飾シートに該当)30には、遊技領域13の上部2箇所の電飾図柄32(デザインはハイビスカスの花)が設けられている。なお、セル30は肉厚0.4mmのPETシートに印刷を施したものである。
【0023】
また、図2に示すように、遊技盤10の盤本体(合板)10aには、電飾図柄32の背後に対応して楕円状の投光孔34が設けられている。そして、ランプケース38は投光孔34の内周に整合する形状の筒部36を備えて、筒部36の内側に複数(本実施例では6個)のフルカラーLED(光源に該当)40を保持したランプケース38が、筒部36を投光孔34に嵌合させて遊技盤10に取り付けられている。なお、ランプケース38は、黒色の合成樹脂で成形されている。
【0024】
詳細な構造は図3又は図4に示すとおりである。
まず、セル30と盤本体10aとの間には上質紙が背紙31として介装されている。図3に示す構成では投光孔34に対面する部分にも背紙31が存在するが、図4に示す例では投光孔34に対応して背紙31が切り取られて孔(欠落部に該当)31aが設けられている。
【0025】
ランプケース38は、取付片39をビス(図示略)にて盤本体10aの裏面に止められて、遊技盤10に固定されている。
フルカラーLED40はプリント基板41に実装され、そのプリント基板41がランプケース38の内側に保持されている。またプリント基板41に固定されたコネクタ43を介してフルカラーLED40に電気が供給される。
【0026】
電気的な構成の図示及び詳しい説明は省略するが、本実施例の場合フルカラーLED40への電気の通断等、すなわちフルカラーLED40の点灯、消灯及び発光色の制御は、図柄制御装置が行う。
図柄制御装置は図柄表示装置15の表示制御を主たる役割とする。この図柄表示装置15の表示制御は公知のパチンコ機と同様で、主制御装置(振分入賞装置18、回転入賞装置19及び大入賞装置20の動作を制御する。)が、図柄始動口16への入球に起因して当たりか否かの判定を行い、その判定結果に応じて当たり又は外れを示す特別図柄と変動パターンを決めて、それらの決定内容を示す図柄変動コマンドを送信してくるので、該図柄変動コマンドに従って行われる。
【0027】
フルカラーLED40を点灯すると、フルカラーLED40から出た光が投光孔34を通って電飾図柄32に入射し、これを透過して遊技者側に放射されるので、図5(a)に示すように、電飾図柄32が明るく発色して見える。なお、図5(a)は電飾図柄32のみ透光性として、周囲は遮光性のインクをセル30に印刷することで光非透過部分としている。
【0028】
電飾図柄32に着色されている場合と着色されていない場合とで違いはあるものの、フルカラーLED40の発光色を赤、青、黄などに変化させることで電飾図柄32の発光色を変化させることができる。
なお、電飾図柄32を線画(外形線のみ印刷して他はセル30のPETのまま透明)とした場合に投光孔34の内部が見えるおそれがある。しかし、本実施例ではランプケース38により投光孔34の背後からの光を遮断(遮光手段となっている。)しているので、フルカラーLED40を消灯しているときには投光孔34内は暗くてよく見えない。一方、フルカラーLED40を点灯したときには、その光で投光孔34の内部が全体的に明るくなるが、フルカラーLED40の背後(プリント基板41等)はかえって目立たなくなる。つまり、ほどんど心配ない。
【0029】
また、図5(b)に示すように、電飾図柄32の周囲を(例えば投光孔34の形状に沿って)光透過部分としてもよい。
図5(b)のように、電飾図柄32の周囲の適当な範囲までも光透過部分にすると、フルカラーLED40の発光色に応じて複数の電飾図柄32を切換表示するのに好都合である。その一例を図6にて説明する。
【0030】
この例では、電飾図柄32として赤色の線画であるハイビスカス図柄32aと黄色の線画である紅葉図柄32bとが描かれている。
フルカラーLED40の消灯中は、図6(a)に示すように光透過部分は発色せず、赤色のハイビスカス図柄32aと黄色の紅葉図柄32bとが重なって見える。
【0031】
フルカラーLED40を黄色で発光させると、図6(b)に示すように、光透過部分が黄色に発光するので、黄色の紅葉図柄32bは地(黄色)に溶け込んで見えなくなり、黄色の地の中に赤色のハイビスカス図柄32aが浮き上がる。
フルカラーLED40を赤色で発光させると、図6(c)に示すように、光透過部分が赤色に発光するので、赤色のハイビスカス図柄32aは地に溶け込んで見えなくなり、地の中に黄色の紅葉図柄32bが浮き上がる。
【0032】
このように、色を変えて複数の電飾図柄を描いておけば、フルカラーLED40の発光色に応じて各電飾図柄を発現させたり消滅させたりできる。
図6の例のように、色を変えて複数の電飾図柄を描いておき、フルカラーLED40の発光色に応じて各電飾図柄を発現、消滅させる場合は、図5に示すように背紙31を切り抜いて孔31aを設けて光の透過性を高める方がよい。
【0033】
また、電飾図柄の発光色を柔らかく見せたい場合には、図4に示すように孔31a等は設けない方がよい。
[サポート部材を備える例]
図7に示すように、この例のランプケース38にはレンズ支持板51に立設された支持ボス52が設けられており、その先端にサポート部材となるレンズ53が取り付けられている。レンズ53は、例えばアクリル等の透明な合成樹脂製で、背面(フルカラーLED40に対面する面)には光を分散させる加工(例えばローレットやシボ)が施されている。一方、表面は平滑な平面である。なお、サポート部材は光透過性な部材で構成され、セル30を支持するのに必要な強度があればよい。
【0034】
レンズ53がセル30の背面を支持するので、背紙31を切り抜いて孔31aを設けても(孔31a部分でセル30の強度が低下しても)、セル30の変形や損傷を防止できる。つまり、孔31aを設けて光を透過し易くでき、電飾図柄32をより明るく見せることができる。
【0035】
また、レンズ53の作用により、フルカラーLED40からの光を電飾図柄32に対してほぼ均一に投光することができ、例えば一点だけが明るく輝く等を防止できるから電飾図柄32が視認し易くなる。
しかも、レンズ53は光源からの熱がセル30に達するのを防ぐ機能もある。この断熱材としての機能は、電球を光源とする場合にはきわめて有効である。
【0036】
本例のようにサポート部材を設ければ、これを設けない場合と比較して投光孔34の内部を遊技者から見え難くすることができる。特に、サポート部材がレンズ53であれば投光孔34の内部をさらに見え難くすることができる。
[遮光用のカバー部材を備える例]
図8に示すように、ランプケース38の背後側に、黒色や濃色の合成樹脂で成形したカバー部材(遮光手段に該当)60を配して投光孔34の開口を覆ってしまえば、フルカラーLED40に由来しない光が遊技盤10の背面側から投光孔34へ侵入するのを確実に防止できる。
【0037】
このように、余計な光が投光孔34に入り込まないように構成することで、電飾図柄32の発光、非発光(実際はフルカラーLED40の点灯、消灯)の区別を明確にできる。
一般に、パチンコ機等の弾球遊技機は遊技機設置島の両側に背中合わせ状態で配置されるので、例えば片側の遊技機に不具合があって前枠を開放したりすると、そこからの光が背中側の遊技機に射し込むことがある。このような光が投光孔34に入射すると、電飾図柄32は発光していない(フルカラーLED40は消灯)にもかかわらず、発光しているかのように見誤るおそれがある。
【0038】
しかし、本例のようにカバー部材60を配して背後から投光孔34に光が射し込むのを遮断すれば、このような背後の光による不具合は発生することがなく、発光、非発光を明確にできる。
[電飾図柄の配置変形例]
図1に示す例では電飾図柄32を遊技領域13の上部(遊技球が頻繁に通過する場所)に配置しているが、他の場所に配置することも可能である。その一例を図9にて説明する。
【0039】
図9に示す例では、電飾図柄はセンターケース14の下方、2つの普通入賞口17、17に挟まれる位置に電飾図柄32を配置している。この位置に限るわけではないが、センターケース14の上端よりも下方なら(発射された遊技球が飛び込んでくると想定される範囲を避ければ)、図示するように電飾図柄32の周囲に障害釘22を配する等の進入防止手段を講じて、遊技球を電飾図柄32に到達させないか、到達困難な構成としても遊技球の進路を不当にゆがめることになならない(遊技に大きな影響を与えない)。そして、このような進入防止手段にて電飾図柄32を防護すれば、セル30の強度を高めたり背後にサポート部材を備えて支持せずとも、電飾図柄32部分におけるセル30の変形や損傷を防止できる。
【0040】
なお、図9では障害釘22を用いて進入防止手段を構成しているが、遊技球の進入を妨げることができればよいため、例えば合成樹脂のプレートなど他の部材を用いて進入防止手段を構成しても何等差し支えない。
以上説明したように、実施例のパチンコ機は、遊技盤10の盤本体10aに投光孔34を設け、セル30には投光孔34の開口を閉塞する部分に電飾図柄32を描き、投光孔34内にはランプケース38に保持されたフルカラーLED40を配置して、その光を電飾図柄32に照射する構成としているので、セル30の一部(ここでは電飾図柄32)を発光させるに当たって、セル30の構造は従来と同様でよく、遊技盤10を透明にする必要はなく(合板製でよく)、セル30(すなわち遊技盤10の表面)に段差も生じない。
【0041】
また、遊技内容に対応させてセル30に描かれた電飾図柄32の発光、非発光を行うことによって、図柄表示装置15とは異なる態様で演出することができる。
しかも、図柄表示装置15以外の領域で遊技内容についての演出を行うため、遊技者は図柄表示装置15のみでなく他の状態も気にする必要があり、図柄表示装置15の態様と関連させることにより、遊技の興趣を高めることができる。
【0042】
セル30の材質はPETであるので、熱や湿度による伸縮がほとんど無く強度も高いから、投光孔34部分でたわむおそれもない。
電飾図柄32を発光させるための光源としてフルカラーLED40を採用したので、光源の発熱で電飾図柄32(セル30)が影響を受けることはなく、加熱による変形、破損等のおそれはない。
【0043】
また、セル30の肉厚を0.4mmとしているので、投光孔34部分に対応する部分でセル30が破損又は損傷する可能性を極力低くすることができる。
セル30を盤本体10aに貼り付ける際に盤本体10aの間に背紙31を介在させることが可能であり、これにより合板製の盤本体10aとプラスチック製のセル30の接合を良好にできる。
【0044】
図4に示すように、その背紙31に投光孔24の開口に対応する孔31aを設ければ、背紙31がフルカラーLED40からの光を遮らないから、電飾図柄32の明るさが低下しない。一方、図3に示すように、孔31aを設けなければ、背紙31がセル30の支えとなるので強度が向上するし、フルカラーLED40からの光が背紙31を通る際に反射されたり分散させられたりするので、電飾図柄32の色合いが柔らかくなる。
【0045】
電飾図柄32部分におけるセル30の強度に不安があるなら、投光孔34の内部にサポート部材を備えてセル30を支えればよい。
図7に示すように、そのサポート部材としてレンズ53を用いて、フルカラーLED40からの光を拡散させて、セル30に描かれた電飾図柄32に対してほぼ均一に投光するので、電飾図柄32を視認し易くなっている。
【0046】
また、図8に示すようにカバー部材60を設けてフルカラーLED40に由来しない光が遊技盤10の背面側から投光孔34へ侵入するのを防止すれば、電飾図柄32の発光、非発光をフルカラーLED40の点灯、消灯によって明確に制御できる。
【0047】
そして、図9にて説明したように電飾図柄32(投光孔34)の周辺に障害釘22を植設して、投光孔34部分に遊技球が接触し難いか接触しないように構成することで、セル30の破損又は損傷する可能性を極力低くすることができる。さらに、光源としてフルカラーLED40を用いているので、フルカラーLED40の発光色とセル30に描かれた電飾図柄32の彩色によって、電飾図柄32が変化し、単一の電飾図柄32を用いながらも発光、非発光以外の複数種類の演出を可能とできる。
【0048】
また、図6を参照して説明したように、互いに色を異ならせた複数の電飾図柄を設けて、フルカラーLED40発光色に応じて電飾図柄のいずれか1つを発現させて他の電飾図柄は消滅させる(見えなくする)ことも可能であり、複雑、多様な演出が可能になる。
【0049】
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の遊技盤の正面図。
【図2】実施例の遊技盤の構造説明図。
【図3】投光孔にランプケースを装着した状態の説明図。
【図4】投光孔にランプケースを装着した状態の説明図。
【図5】実施例における電飾図柄の発光説明図。
【図6】色が異なる電飾図柄の発光説明図。
【図7】レンズを備える例の説明図。
【図8】遮光用のカバー部材を備える例の説明図。
【図9】電飾図柄の配置変形例の説明図。
【符号の説明】
10 遊技盤
10a 盤本体
13 遊技領域
24 投光孔
30 セル(装飾シート)
31 背紙
31a 孔(欠落部)
32 電飾図柄
32a ハイビスカス図柄
32b 紅葉図柄
34 投光孔
38 ランプケース
40 フルカラーLED(光源)
53 レンズ(サポート部材)
60 カバー部材(遮光手段)

Claims (8)

  1. 盤本体の表面に装飾シートが貼着された遊技盤を備える弾球遊技機において、
    前記盤本体に開けられた投光孔と、
    前記装飾シートの前記投光孔の開口を閉塞する部分に描かれた電飾図柄と、
    前記投光孔を通して前記電飾図柄に光を照射する光源と
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記光源はLEDであることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は2記載の弾球遊技機において、
    前記装飾シートの肉厚が0.40mm以上であることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1、2又は3記載の弾球遊技機において、
    前記装飾シートと前記盤本体との間に介装された背紙を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項4記載の弾球遊技機において、
    前記背紙には前記投光孔の開口に対応する欠落部が設けられていることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記投光孔の内部に配されて前記装飾シートを支えるサポート部材を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  7. 請求項6記載の弾球遊技機において、
    前記サポート部材は前記光源からの光の進路を変化させるレンズであることを特徴とする弾球遊技機。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の弾球遊技機において、前記光源に由来しない光が前記遊技盤の背面側から前記投光孔へ侵入するのを防止する遮光手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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