JP3848834B2 - シンボル可変表示遊技機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、スロットマシンやパチンコ遊技機など、複数のシンボルを移動させて表示するためのシンボル表示部を、複数個具備して成るシンボル可変表示遊技機に関し、特に、各シンボル表示部が、リールのような回転体により形成されたタイプのシンボル可変表示遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスロットマシンでは、機体前面にシンボル表示窓が形成されるとともに、このシンボル表示窓の後方に、複数個(通常3個)のリールが整列状態で配備される。各リールの周面には、複数駒のシンボルが描かれており、遊技者によるゲーム開始操作により一斉に回転した後、個別の停止操作を受けて順次停止する。リール停止時には、シンボル表示窓内には、リール毎にそれぞれ3個のシンボルが停止表示される。
【0003】
各シンボル表示窓の形成位置には、シンボルの停止表示位置に合わせて、上,中,下,斜めの5本の入賞ラインが形成されている。各入賞ラインは、ゲームに賭けられたメダル枚数に応じて有効化されるもので、リールの停止時に有効化された入賞ライン上に特定のシンボルの組合せが成立すると入賞となり、遊技者に所定枚数のメダルの払出しなどの特典が与えられる。
【0004】
またこの種のスロットマシンの中には、各リールの周面に透光性を持たせるとともに、リールの内側に各シンボルの停止表示位置に対応させて光源を配置し、特定位置のシンボルを、前記光源による背後照明により明示するようにした機種が存在する。
たとえば実開昭61−151784号公報に記載されたスロットマシンでは、
各リールの内側にそれぞれ3個のシンボル停止表示位置に対応させて3個の光源を配備し、各光源を個別に点灯することにより単独のシンボルを照明するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の光源を組み込んだスロットマシンにおいて、特定のシンボルを他のシンボルと切り分けて明示するには、前記光源からの照明が施される領域全体に均一な強さの照明光を作用させるのが望ましい。しかしながら前記光源は、通常、前面に透光部を有するケース体内に豆ランプやLEDなどの発光体を配置した構成をとるため、リール周面は、発光体の配置位置に対向する位置から離れるほど暗くなり、均一な照明がなされない、という問題がある。
【0006】
さらに近年のスロットマシンでは、より効果的なシンボル表示を行うために、異なる色彩光を発光させる複数種の発光体が組み込まれた構成の光源を使用する場合がある。しかしながらこのような構成では、発光体の強度を上げると、リール周面の発光体に対向する位置で各発光体からの個々の照明光が十分に混合しないまま透過し、視認性が著しく悪くなるという問題が発生する。
【0007】
この発明は上記問題点に着目してなされたもので、少なくとも1つの回転体に対し、その内周面または光源側の透光部に、光源内の発光体との位置関係に応じて拡散度合いが変動するような拡散層を形成することにより、複数色の光を混合させた色彩光による背後照明を行う場合に、発光体に近い位置で個々の色彩光がそのまま透過するという問題を解消し、回転体の周面に所定の色彩による均一な照明を施すことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるシンボル可変表示遊技機は、周面に複数駒のシンボルが配置された回転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止させて所定数のシンボルを表示するように構成されたもので、具体的には、スロットマシンやパチンコ機のような遊技機に該当する。前記回転体は、一般に、ステッピングモータを駆動源とするリールとして構成され、それぞれ機体前面に形成されたシンボル表示窓に対応させて配備される。シンボル表示窓は、回転体毎、またはすべての回転体に共通に設けられ、回転体の停止時に所定数のシンボルを停止表示する大きさに形成される。
なお、回転体は、リールに限らず、表面に多数のシンボルが配置された帯状体の両端部を繋いだものを使用してもよい。
【0009】
この発明にかかる第1のシンボル可変表示遊技機では、前記回転体の少なくとも1個は、外周部に透光性を有する帯状シートを備えるとともに、この回転体の内側の各シンボル停止表示位置に対応する位置にそれぞれ光源が配備される。さらに前記光源は、前面に透光部を有するケース体の一内側面に、異なる色彩光を発光する複数のLEDを前記回転体の幅方向に光軸を沿わせた状態で配置し、点灯させるLEDの組み合わせにより生じる所 定の色彩光を前記ケース体の背面で反射させて前記透光部から透過させるように構成されると共に、前記透光部が前記帯状シートの裏面に対向するように配置される。
【0010】
前記帯状シートは、裏面に微小凹凸の印刷パターンによる拡散層が形成された樹脂製シートである。この印刷パターンの微小凹凸は、前記LEDの配置位置に対向する側の側縁部では、複数のLEDが点灯しているときに、これらのLEDの発光色が単独で透過せずに混合されるようにするのに必要な密度をもって配置されるとともに、LEDの配置位置に対向しない側の側縁部に近づくほど、微小凹凸の間隔が粗になるように設定されている。
【0011】
上記構成によれば、光源内のLEDは、回転体の一側縁に対向する位置に配置され、点灯したLEDから回転体の幅方向に沿って進む光がケース体前面の透光部を介して帯状シートに透過するので、各シンボル停止表示位置に対し、それぞれ所定の色彩光による面状の照明を施すことが可能になる。
【0012】
この発明にかかる第2のシンボル可変表示遊技機では、前記回転体の少なくとも1個の周面は透光性を有するとともに、この回転体の内側の各シンボル停止表示位置に対応する位置にそれぞれ光源が配備される。この光源は、第1のシンボル可変表示遊技機と同様の構成を具備するほか、前記透光部に、微小凹凸の印刷パターンによる拡散層が形成される。この印刷パターンの微小凹凸は、前記LEDの配置位置に対向する側の側縁部では、複数のLEDが点灯しているときに、これらのLEDの発光色が単独で透過せずに混合されるようにするのに必要な密度をもって配置されるとともに、LEDの配置位置に対向しない側の側縁部に近づくほど、微小凹凸の間隔が粗になるように設定されている。
【0013】
上記第1、第2のシンボル可変表示遊技機にかかる光源の構成によれば、回転体に対する照明光は、LEDに対向する側の側縁部で最も強く、以下、幅方向に沿ってLEDの配置位置から遠ざかるほど弱くなる。このため、照明パターンが均一にならない上に、LEDに対向する側の側縁部に各LEDの発光色が単独で透過する可能性がある。しかし、この発明では、LEDの配置位置に対向する側の側縁部に密に形成された微小凹凸により、各LEDの発光色が拡散されて混合されるので、光源に対向する側の側縁部で各LEDの発光色が単独で現れるという現象が抑えられる。また、LEDの設置位置から離れた側の側縁部では、光の拡散が弱められて照明に必要な光量が確保される。よって、各シンボル停止表示位置に対し、均一な光量の面状照明パターンによる照明を施すことができる。
【0014】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例にかかるスロットマシンの外観を、図2はその機体の内部構造を、それぞれ示す。
図示例のスロットマシン1は、前面開口の機体本体部2の開口部に扉部3を組み付けて成る。機体本体部2内の上段位置にはリールブロック4や制御回路が搭載された制御基板5が配備され、下段位置には、ホッパ6aを備えたメダル払出機6が組み込まれる。
【0015】
前記リールブロック4は、金属製のフレーム7に3個のリール8a,8b,8cが組み付けられて成る。各リール8a,8b,8cは、それぞれ片側に配備された取付板10a,10b,10cを介して前記リールブロック8に取り付けられる。またこの取付板10a,10b,10cには、リール8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9cや後記する背後照明用の光源ユニット30も、ともに組み付けられている。
【0016】
この実施例に用いられるリール8a,8b,8cは、図3に示すように、円筒状のリール枠体27の外周に帯状シート28を貼設して成る。
前記リール枠体27は、ABS樹脂などを成形して成る枠体であって、中央のボス部60と外周部29とを放射状の4本の軸状部61を介して連結させた構成をとる。前記外周部29は、一対のリング状の縁枠部62,62間を複数の連結片63により連結して、矩形状をなす複数の開口部64を形成して成る。各縁枠部62には、図4に示すように、全周にわたるリブ状突起65が突設されており、両縁枠部62のリブ状突起65,65間に前記帯状シート28が貼設される。
【0017】
前記帯状シート28は、PET樹脂のような透光性を有するフィルムシートの裏面に、シルクスクリーン印刷により、図柄,文字,数字などの複数種のシンボルが描かれて成る。またこのシンボル印刷層の裏面には、シルクスクリーン印刷により、後記する微小凹凸の印刷パターンによる拡散層が形成される。
【0018】
図1に戻って、前記扉部3の本体は、所定の厚みをもたせた金属フレームにより構成され、その前面開口に3枚のパネル11,12,13が、後面に各種表示器や操作スイッチにかかる配線基板(図示せず)などが組み付けられている。
【0019】
前記パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成されるもので、上部パネル12および下部パネル13には機種名やゲーム情報などが描画される。また中央の正面パネル11には、それぞれ無着色で透明の3個のシンボル表示窓20a,20b,20cによるシンボル表示部20が形成される。各シンボル表示窓20a,20b,20cの背後には、前記リールブロックの3個のリール8a,8b,8cが位置し、リール停止時には、シンボル表示窓20a,20b,20cより各リール8a,8b,8cの外周面に表されたシンボルが、それぞれ3駒分だけ視認可能である。
【0020】
正面パネル11と下部パネル13との間のフレーム部分には、始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,メダル投入口16などが配備され、下部パネル13の下方には、メダル払出口25,メダル受け皿26などが設けられる。
また中央のフレーム部分には、複数枚のメダルを電子データ形式で貯留しておき、その貯留メダルを消費してゲームを行うことが可能なクレジット方式のゲームを実行するために、3個のベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23などのスイッチが配備される。各ベット釦スイッチ17,18,19は、それぞれ操作により前記貯留メダルから3枚、2枚、1枚のメダルを引き落として投入するためのものである。精算スイッチ22は、貯留メダルを精算してメダル払出口25より払い出しさせる際に操作され、また切換スイッチ23は、機体をクレジット方式のゲームモード、またはメダル投入口16からの直接メダル投入によるゲームモードのいずれかに切り換えるためのものである。
【0021】
前記正面パネル11の表面には、図5に示すように、各シンボル表示窓20a,20b,20cを横切るように、上、中、下、斜めの合計5本の停止ラインL1〜L5が表されており、リール停止時には、これら停止ラインL1〜L5上にそれぞれ各リール8a,8b,8cのシンボルが整列する。
これらの入賞ラインL1〜L5は、メダル投入口16から直接投入されたメダル、またはベット釦スイッチ17,18,19の操作により投入されたメダルの枚数に応じて有効化されるもので、投入枚数が1枚のときは中央の水平な入賞ラインL1が有効化され、投入枚数が2枚になると、3本の水平な入賞ラインL1〜L3が有効化される。さらに3枚のメダルが投入されることにより、5本全ての入賞ラインL1〜L5が有効化される。
【0022】
さらにこの実施例のスロットマシン1では、各リール8a,8b,8cの裏側に、各シンボルの停止位置に対応させてそれぞれ光源21が配備される。各光源21は、いずれも赤(R),緑(G),青(B)の三原色の発光ダイオード(LED)が組み込まれて、停止したシンボルおよびその周辺に面状の光を照射するもので、リール8a,8b,8c毎の3個の光源21が一体化された光源ユニット30が前記取付板10a,10b,10cに取り付けられる。
【0023】
図6〜図8は、前記光源ユニット30の具体的な構成を示す。
この実施例の光源ユニット30は、本体フレーム31,3個の支持フレーム32,および複数個のLED33が配設された側板34が、一体化された構成のものである。前記本体フレーム31は、上下方向に連設された3枚の支持板35a,35b,35cと、各支持板35a,35b,35cの一側より後方に突出する3枚の接合片36a,36b,36cと、上下の各支持板35a,35cに連接される2枚の垂直片37a,37bとにより成る。各支持板35a,35b,35cは、中央の支持板35bがその板面を垂直にして配置される一方、上下の各支持板35a,35cは、それぞれリールの周形状に合わせて板面を斜め後方に傾斜させた状態で中央の支持板35bに連ねられる。またこれらの支持板35a〜35cの幅は、リール幅に応じた長さに形成される一方、上下の各垂直片37a,37bは、連設される支持板35a,35cに対し、幅方向に前記取付板10a(10b,10c)までの距離に応じた長さだけ突出させて形成される。さらにその突出部分の端部には、後方に突出する取付片38a,38bが連続する。
【0024】
前記側板34は、前縁がリール周面に沿う弧状になり、後縁が前記本体フレーム31の支持板35a,35cの各縁間の距離に応じた長さの直線状に形成されて成る。この側板34の一方の面には各光源毎に6個、計18個のLED33が、前記前縁に沿って弧状に並べて配設され、さらにこれらLED33の後方に各LED33に電流を供給するためのコネクタ部39が配備される。この側板34は、LED33の配設面を本体フレーム33の一側縁(前記取付片38a,38bが形成される側)に合わせ、各LED33を各支持板35a,35b,35cの支持面上に位置させた状態で位置決めされる。
【0025】
各支持フレーム32は、前面に4枚の遮光壁40a,40b,40c,40dにより囲まれた開口部40を具備する。各遮光壁40a〜40dのうち前記側板34の取付け側に対応する遮光壁40dには、開口部40の外側に突出する前板41が一体形成され、他の遮光壁40a,40b,40cには、それぞれフレームの両側部において後方に突出する取付片43,44が連続形成される。
なお側板34の取付け側において、前記前板41と取付片44との間には、前記側板34の各LED33の大きさに応じた間隙42が設けられる。また両側位置の各遮光壁40c,40dは、前縁部が弧状に形成されるとともに、光の照射範囲を広げるために、各面が前方に対して斜め外を向くように形成されている。
【0026】
上記構成において、各LED33を支持板35a,35b,35c上に位置させた状態で側板34を本体フレーム31上に支持した後に、これら側板34および本体フレーム31に3個の支持フレーム32を被せ、各取付片43,44をそれぞれ本体フレーム31の接合片36a,36b,36c,側板34にビス止めすることにより、各LED33が、本体フレーム31と支持フレーム32との間に挟持された光源ユニット30が形成される。さらに本体フレーム31の各取付片38a,38bを、リールユニット4の取付板10a(10b,10c)の内面にビス止めすることにより、前記光源ユニット30は、各開口部40をシンボル停止表示位置に対応させた状態で、リール8a(8b,8c)の裏側位置に固定支持される。
【0027】
よって各光源21は、1枚の支持板35a(35b,35c)と、側板34と、支持フレーム32とにより囲まれた前面開口の空間において、6個のLED33を、開口部40の一側にリールの長さ方向に沿って配備した構成のものとなる。なお前記支持フレーム33の開口部40は、各支持板35a〜35c上のLED33にかからない位置に形成されているので、各LED33は、前方から見ると、図8に示すように、前記支持フレーム32の前板41により隠された状態で配置されることになる。
【0028】
一般に、LEDから出射される光には、図9に示すように、光軸を中心として周囲に所定の角度まで広がりながら進行するという指向性がある。
図6〜8の構成によれば、各LED33は、リール周面の一側縁に、光軸をリールの幅方向に沿わせて配置されるので、各LED33からの光は、それぞれリール周面および機体内部の各方向に向けて広がりながらリールの幅方向に沿って進行することになる。このとき機体内部側に広がる光は支持板35a,35b,35cの支持面により遮光されるため、各支持面に沿って進みつつリール周面側へと反射するようになる。したがって、支持面からの反射光とLED33からリール周面の方に向けて広がる光とにより、開口部40全体が明るく照明され、リールの対応するシンボル停止表示位置に、前記開口部40の大きさに応じた面状の照明パターンが透過することになる。
なおこの実施例では、前面に開口部40を設けて面状の照明パターンを形成しているが、これに代えて、各支持フレーム32の前面に透明または半透明の透光部を形成してもよい。
【0029】
さらにこの実施例では、図10に示すように、一つの光源21につき、R,G,Bの各色毎に2個ずつのLED33を、1つずつ色を変えながら並べて配備してある。各LED33には、光源単位で個別の駆動回路が設けられており、後記する副制御部58(図15に示す)が各駆動回路を個別に制御することにより、各光源21を独立させて動作させることが可能になる。
【0030】
また1つの光源21における各LED33の発光動作は、色毎に個別に制御されており、これにより複数色の色彩光を発光することが可能となる。具体的には、各色のLED33を単独で発光させることにより、赤色,緑色,青色の三原色による発光を行うほか、図11に示すように、各色のLED33に与える駆動パルスのデューティ比を変動させることにより、白色光のほか、複数種の色彩光による発光動作を行わせることができる。
【0031】
このように上記の光源21によれば、リールの一側縁に対向する位置に配置されたLED33よりリールの幅方向に沿って進む光を透過させて、特定のシンボルに対し、所定の色彩光による面状の照明を施すことが可能となる。
ただし上記のLED33の配置によれば、リールに対する照明光は、LED33に対向する側の一側縁で最も強く、以下、幅方向に沿ってLED33の配置位置から遠ざかるほど、照明光の光量が弱くなるという傾向がある。特にLED33への対向位置の近傍では、LED33の発光強度を上げると、各LED33による赤,青,緑の各色彩が混合せずに各発光色が単独でリール周面を透過するという現象が生じ、視認性が著しく悪くなる虞がある。
【0032】
この実施例では、リール周面に対する照明パターンの均一化をはかるために、前記帯状シート28の裏面に拡散層を形成している。この拡散層は、透明または半透明のインクを用いたシルクスクリーン印刷により微小凸部を多数印刷して凹凸面を形成したもので、図12(1)に示すように、帯状シート28の幅方向において前記LED33の配置位置に対向する側の側縁(図中、右側の側縁)に近い位置では凹凸の間隔が密に設定され、以下、他方の側縁(図中、左側の側縁)に近づくほど、凹凸の間隔が粗になる印刷パターンがシートのほぼ全長にわたって形成される。
【0033】
上記構成の帯状シート28によれば、リール周面においてLED33に対向する位置およびその近傍に作用する強い照明光は、密に形成された凹凸により周辺の各方向に拡散されて弱められる。またリールの幅方向においてLED33への対向位置から離れるほど、照明光量が弱くなっていくが、これに応じて光の拡散度合いも弱くなるので、LED33の設置位置から離れた側の照明光量の弱い側縁部では、光の拡散が弱められて照明に必要な光量が確保されるようになる。その結果、リール周面には、幅方向全体にわたって均一な光量の光が作用して所定の色彩が均一に現れた面状照明パターンが透過するようになる。
【0034】
図12(2)は、前記光源21による照明を行った場合のリール周面の幅方向における明るさ分布であって、横軸は、図12(1)の帯状シート28の幅方向における各位置に対応させてある。また図中の実線は、前記印刷パターンによる拡散層を介して得られる明るさ分布を、一点鎖線は、拡散層を形成しない場合に得られる明るさ分布を、それぞれ示す。
【0035】
図示のように、リール周面は、本来は、LED33の配置側の側縁から他方の側縁に向かうにつれ徐々に暗くなるが、前記凹凸の間隔を幅方向に沿って徐々に変動させた拡散層を介することにより、幅方向にわたる明るさが均一化される。特にLED33の配置位置に対向する位置およびその直近位置における強い照明光は、凹凸の間隔を密にした拡散層により十分に拡散されるので、各LED33の発光色が単独で現れるのを抑えて、均一な光量を有する良好な面状照明パターンを生成することができる。
なお、図12(2)では、説明のため、照明光量が完全に均一にされた状態を示しているが、実用上は、人の目で見て照明にむらのない状態まで均一化できればよい。
【0036】
ところで、帯状シート28を前記リール枠体27の外周部29に装着する際には、帯状シート28の両縁部を前記縁枠部62のリブ状突起65,65間に貼着するとともに、シートの両端部を所定長さだけ重ね合わせて貼着する必要があるが、帯状シート28の全長にわたって前記拡散層を設けると、前記両端の重ね合わせられる部分では、帯状シート28の他の部分より光の拡散度合いが大きくなり、その結果、他の部分と同じ条件での照明を施しても暗くなる、という不具合が生じる。そこでこの実施例では、リール周面全体の照明光量の均一化をはかるために、図13に示すように、帯状シート28の両端の重ね合わせられる領域28a,28bについては、一方の領域(図中、領域28aとする)のみに前記拡散層を形成し、斜線で示す他方の領域28bを、拡散層のない無色透明の状態に形成している。
【0037】
また上記拡散層の凹凸の間隔は、一列毎に変動させるのが理想的であるが、実際の製作工程においては、つぎに示す具体例のように、帯状シート28の幅長さや各LED33による照明光量に応じて、帯状シート28を所定の幅長さに区切って区画単位で凹凸の間隔を変動させてもよい。
なおこの場合の区画の幅は、均一にしてもよいが、LED33の対向位置からの距離に応じて区画の幅を変動させてもよい。
【0038】
<具体例>
前記光源21に、順方向電流が20〜90ミリAの場合の軸上光度が、Rについては160〜380ミリcd、Gについては470〜1070ミリcd,Bについては150〜310ミリcdの範囲になるような三原色のLEDを導入する。一方、帯状シート28は幅85mmであって、裏面には、一辺が0.1〜0.4mmの大きさの矩形状の上面を有し、高さが0.1mm以下となる微小凸部を形成する。この場合、図14に示すように、光源21側の側縁からシート幅の約1/3の長さ範囲までは、幅方向に1mmの長さ範囲内に約3個の微小凸部を配置し、以下、幅方向に所定の長さ毎に区切り、光源21から離れた区画になるほど、微小凸部の間隔が粗になり、最終的に光源21とは反対側の側縁の直近位置で微小凸部が0個となるように設定する。
この設定により、リールの幅方向における照明光量はほぼ均一となることが確認された。
【0039】
ただし拡散層の構成は上記に限らず、シートの幅長さやLED33の照明光量などに応じて適宜変更できる。また微小凸部の形状も角柱状に限らず、たとえば上面を円形状に形成してもよい。また微小凸部の配置間隔を変動させるのに代えて、微小凸部の大きさを変動させることにより、凹凸の間隔を変動させるようにしてもよい。
【0040】
上記の拡散層は、あらかじめ定められたパターンに応じたシルクスクリーン印刷により形成できる上、シンボルの印刷工程と前後して形成することができるので、帯状シート28の製作に多大な費用や手間はかからない。
なお拡散層は、帯状シート28の裏面に限らず、表面に形成しても良い。
【0041】
さらに上記実施例では、帯状シート28の裏面にシルクスクリーン印刷による拡散層を形成しているが、これに代えて、別途、凹凸パターンが印刷された帯状のシート材を形成しておき、このシート材を帯状シート28の裏面に接着剤を介して重ね合わせ、両シートを熱圧着させるようにしても良い。
【0042】
また前記光源21には、必ずしも三原色の色彩毎のLEDを配置する必要はなく、単色のLEDを配置してもよい。
さらにシンボル照明用の光源として、上記の側面発光型の光源に代えて、リールの幅中央位置に向けて光を照射する従来型の光源を用いた場合にも、この発明を適用することができる。
【0043】
図15は、従来型の光源を配置した場合の拡散層の構成を示す。この場合の光源45は、前面に透光部を有するケース体46内に発光体47を収容して成る。発光体47は、ケース体46内において背面の中央部に光軸を帯状シート28のシート面に向けた状態で設置される。なおケース体46の幅は、帯状シート28の幅に応じて設定されるので、前記発光体47の光軸は、帯状シート28の幅方向のほぼ中心位置に向けられ、この中心位置および周囲の前記透光部の大きさに応じた領域rに照明が施されることになる。
【0044】
この光源45に対し、帯状シート28の拡散層は、各シンボルが光源45に対向する位置に達した際に照明の施される範囲となる領域rの単位で凹凸の間隔が設定される。すなわち各領域rにおいて、それぞれ領域rの中央部から周辺部に向かって凹凸の間隔がしだいに粗になるような拡散層が形成される。
【0045】
なお図15の光源45に用いる発光体47としては、豆球ランプや、単色または多色発光のLED,小型蛍光管などを用いることができる。また発光体は1個に限らず、必要に応じて複数の発光体を配備してもよい。
【0046】
上記図15の構成によれば、発光体47に対向する領域rの中央位置に最も強い照明光が作用するが、この光は密に形成された凹凸により十分に拡散されて弱められる。以下、領域rの周辺部に向かうにつれて照明光量は弱くなるが、照明光量の弱い領域rの周縁部付近では、光の拡散が弱められて照明に必要な光量が確保され、領域r全体を明るく照明することができる。
図15の実施例においては、帯状シート28上に発光体47に対向する位置を中心とする同心円状の区画を設定し、各区画単位で凹凸の間隔を変動させることができる。
【0047】
なお上記各実施例では、周面に開口部64を有するリール枠体27に帯状シート28を貼設したリールを用いているが、このリールに代えて、図16に示すようなリールを用いる場合もある。
図示のリール枠体27Aは、周面に開口部がない円筒状に形成される。外周面67の両縁部には、それぞれリング状の縁枠部67a,67bが突出形成されており、中央のボス部66は片側の縁枠部67aと複数本の軸状部68を介して連結されている。このリール枠体27Aも、樹脂成形により全体が透明に形成され、外周面67の各縁枠部67a,67bの間に帯状シート28が貼設される。
【0048】
このようなリールを使用する場合は、帯状シート28に拡散層を形成するのに代えて、リール枠体27Aの外周面67上に微小凹凸の印刷パターンによる拡散層を形成することができる。この拡散層も、第1の実施例と同様に、幅方向に沿って凹凸の間隔が変動するもので、光源21の各LED33に対向する位置から離れるほど、凹凸の間隔は粗になるように設定される。
【0049】
なお凹凸パターンは、外周面に限らず、内周面に形成してもよい。またこのリール枠体27Aは、金型加工により一体成形できるので、印刷により凹凸パターンを形成する方法に代えて、成形加工時に外周面67に皺加工を施して微小凹凸の拡散面を形成してもよい。
【0050】
図17は、上記構成のリール枠体27Aにより外周面の光の拡散度合いを変動させるようにした他の例を示す。
図示例は、前記リール枠体27Aの外周部の断面をやや拡大して示したもので、外周部の厚みは、幅方向に沿ってLED33から離れるほど薄くなるように形成されている。
【0051】
さらにこの実施例では、リール枠体27Aの材料として、炭酸カルシウム,燐酸カルシウムなどの拡散剤を混入した樹脂を使用している。したがって外周部のLED33に近い位置は厚みのある拡散層として形成されて、光の拡散度合いが大きくなるが、LED33から離れるほど外周部の厚みは小さくなって、光の拡散度合いも徐々に小さくなる。よって凹凸パターンによる拡散層を形成した場合と同様に、光源21からの光を均一化することができる。
【0052】
なお、帯状シート28についても、シートの表面や裏面に拡散面を形成する以外の方法で、照明光の均一化をはかることができる。
図18は、帯状シート28を複数のフィルム材により形成して、幅方向における光の拡散度合いを変動させるようにした例を示す。なお、図示例では、帯状シート28の構成を明確にするために、シートの厚み方向を拡大して示してある。
【0053】
この例の帯状シート28は、帯状の基材フィルム70上に幅方向に沿って複数の上部フィルム71〜74(図示例では4個のフィルムを表しているが、フィルムの数はこれに限るものではない。)を並べ、各上部フィルム71〜74を基材フィルム70に熱圧着して一体化したものである。
【0054】
前記基材フィルム70は、PET樹脂を材料とする透明体である。一方、各上部フィルム71〜74は、それぞれ酸化チタンや炭酸カルシウムなどの拡散剤が混入されたPET樹脂により形成されるが、これらフィルム71〜74間における拡散剤の割合は一律ではなく、LED33から離れた位置に配置されるシートほど、拡散剤の割合が小さくなるように設定される。
【0055】
上記構成によれば、帯状シート28における光の拡散度合いは、幅方向に沿って光源から離れるほど小さくなるので、LED33に近い位置では、各LED33の単独の発光色の強度を弱めて透過させる一方、LED33から離れた位置では、光量の弱い光を効率良く透過させる。(すなわち、帯状シート28の幅方向においてLED33から離れた位置になるほど、光の透過率が大きくなる。)よって各上部シート71〜74の拡散剤の割合を調整することにより、幅方向に沿って透過する光を均一化することができる。
【0056】
なお複数のシートを貼り合わせる方法に代えて、拡散剤を混入させた樹脂フィルムを幅方向に沿ってしだいに厚みを薄く形成したものを、帯状シート28として用いてもよい。また図18の上部シート71〜74と同様の構成のフィルムシートを、通常の帯状シートの裏面に接着するようにしてもよい。
また帯状シート28の裏面にスズを蒸着させると、付着した各金属粒子が極小のハーフミラーとして機能するようになるので、幅方向においてLED33から離れるほど金属粒子が密になるような蒸着を行えば、幅方向における光の透過率を変動させることができる。
【0057】
さらに上記各実施例では、リール周面における光の拡散度合いを変動させるようにしたが、これに限らず、光源側に同様の拡散層を設けても良い。
図19は、前記図6〜8の構成の光源21において、前記開口部40に、拡散層を有するカバー体48を被せた例を示す。このカバー体48は、透明又は半透明の樹脂フィルムの前面または後面に、前記図12の帯状シート28と同様の微小凹凸の印刷パターンによる拡散層を設けて成るもので、拡散層の凹凸の間隔は、前記実施例と同様に、LED33に対向する位置から遠ざかるほど粗になるように設定されている。
【0058】
この構成によれば、各LED33から出射した光および前記支持板35a(35b,35c)の支持面からの反射光は、カバー体48の拡散層を介して均一化された後に、リール8a,8b,8cの帯状シート28を透過することになり、上記実施例と同様に、所定のシンボルに、ほぼ均一な照明を施すことが可能となる。
なお前記図15の光源45に上記と同様のカバー体48を配備する場合、凹凸の間隔は、発光体47に対向するカバー体48の中央部からカバー体48の周辺部に向かうほど密になるように設定される。
【0059】
図20は、上記光源21に拡散層を設ける他の例を示す。この実施例では、支持フレーム32の開口部40は開口したままにして、開口部40に対向する本体フレーム31の支持板35a,35b,35cの表面に、前記図19のカバー体48に設けたのと同様の拡散層を形成する。この場合、LED33から幅方向に沿って進む光は、拡散層の凹凸の度合に応じて拡散しつつ前面へと進むので、開口部40からは、ほぼ均一な照明光が出射されるようになる。
この実施例の拡散層は、印刷による凹凸パターンのほか、前記図16のリール枠体27Aの場合と同様に、皺加工により形成することもできる。
【0060】
なお、ここまでに示したいずれの実施例においても、必ずしもすべてのシンボル停止表示位置に対してシンボル照明用の光源を設ける必要はない。たとえば中央のリール8bの3個のシンボル停止表示位置に対してのみ光源を配置したり、各リール8a,8b,8cの中央のシンボル停止表示位置に対してのみ光源を配置するようにしてもよい。
【0061】
図21は、前記図6〜図8に示した光源21を用いた場合のスロットマシン1の電気構成を示す。
図中の50は、前記制御基板上に搭載される制御部であり、制御,演算の主体となるCPU51,プログラムや入賞用の抽選テーブルなどが記憶されるROM52,データの読書きに用いられるRAM53,および入賞決定用の抽選に用いられる乱数発生器54などを含む。
【0062】
前記制御部50には、バス55を介して各種の入出力部が接続され、CPU51は、ROM52内のプログラムに基づき各種入力信号を認識しつつ、出力部に駆動信号を与えてゲームに関わる一連の処理を実行する。入力部としては、前記始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,ベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23のほか、メダル投入口16より投入されたメダルを検知するためのメダル検知センサ56などが接続される。また出力部としては、メダル払出機6や前記ステッピングモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部57のほか、図示しない装飾用のランプや表示器などが接続される。
【0063】
さらにこのスロットマシン2には、前記制御部50とは独立させて、前記各光源21の点灯動作を制御するための副制御部58が設けられている。この副制御部58も制御部50と同様にマイクロコンピュータを制御主体とするもので、そのROM(図示せず)内には、ゲームの進行に応じた照明パターンを生成するための駆動制御の内容(たとえば前記図12に示したR,G,Bのデューティー比の組合せパターンや、発光動作を制御するためのプログラムなど)が格納されている。
【0064】
さらに各制御部50,58のROMには、あらかじめ各リール8a,8b,8cに対して実行される各種の照明パターンがコード化されて設定されている。副制御部58内のCPU(図示せず)は、メインの制御部50より実行すべき照明パターンのコード情報を受け取ると、各光源21につき、それぞれ指示された照明パターンを実行するのに必要な駆動制御の内容を前記ROMより読み出して、その内容に応じて各光源21の駆動回路(図示せず)を個別に制御し、目的とする照明パターンを実現する。
これにより、メインの制御部50側では、ゲームの流れに応じて副制御部58に所定のコード情報を出力するだけで良くなるので、CPU51の負担を減らして、種々の照明パターンによる演出を行うことができる。なお副制御部58は、制御部43と同じ基板上または異なる基板上のいずれに設けてもよい。
【0065】
図22は、前記図6〜8の構成の光源21によるシンボル照明の一例を示す。
図示例は、各リール8a,8b,8cの停止により、数字の「7」のシンボルによる「大当たり」が成立した際の照明例を示すもので、各「7」のシンボルの停止表示位置に対応する光源21を、所定の色彩(たとえば緑色)に発光させることにより、入賞の成立を効果的に演出することができる。
【0066】
また前記光源21は、リール停止時のみならず、リールが回転しているときにも、必要に応じて点灯させてよい。この場合、前記図12に示したように帯状シート28の全長にわたって拡散層を形成したり、図19や図20に示したように、光源21側に拡散層を設けるようにすれば、いずれの回転位置においても、リール周面の幅方向全体にわたってほぼ均一な照明を施すことができる。したがって、たとえば各リール8a,8b,8cが高速回転している状態下で、各光源を白色や黄色のような輝度の高い色彩により発光させると、LED33に対向する位置の近傍に各LED33の発光色が単独で現れるという不具合もなく、回転するリールの周面全体がほぼ均一な光により明るく照明され、演出効果を大いに高めることができる。
【0067】
なお上記したリールに代えて、ベルト状の基材に複数のシンボルが配設されて成る帯状部の両端を繋いだ構成の回転体を用いた場合も、同様に、帯状部または光源のいずれかに拡散層を設けたり、帯状部の透過率を変動させる方法によって、照明の均一化をはかることができる。
加えてこの発明はスロットマシンに限らず、パチンコ遊技機など、シンボル変動表示用の回転体を具備する遊技機全般に適用することが可能である。
【0068】
【発明の効果】
上記したように、この発明では、回転体のシンボル停止表示位置への背後照明用の光源として、異なる色彩光を発光する複数のLEDがケース体の内部に組み込まれた光源を用いて、種々の色彩光による面状の照明パターンを生成するようにした。また複数のLEDが点灯しているときも、これらのLEDの発光色が単独で透過せずに混合され、かつ光量が均一な照明パターンを生成できるようにした。よって個々のシンボル停止表示位置への照明光を均一化するとともに、その照明色とは異なる色彩の出現により視認性が悪化するのを防止することができ、シンボル表示における演出効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例にかかるスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】 スロットマシンの内部構造を示す正面図である。
【図3】 リールの構成を示す斜視図である。
【図4】 図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】 シンボル表示部の構成を示す正面図である。
【図6】 光源ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図7】 光源ユニットの構成を示す正面図および側面図である。
【図8】 光源ユニットの構成を示す断面図である。
【図9】 LEDの指向性を示す説明図である。
【図10】 側板上でのLEDの配置例を示す正面図である。
【図11】 複数種の色彩光を発光させるためのLEDへの駆動パルスのデューティ比の組合せを示す説明図である。
【図12】 帯状シートに形成される拡散層の設定例、およびシートの幅方向に沿う明るさ分布を示す説明図である。
【図13】 帯状シートの両端部の構成を示す説明図である。
【図14】 拡散層における凹凸間隔の具体的な設定例を示す説明図である。
【図15】 光源の他の構成と、この光源に対する拡散層の設定例を示す説明図である。
【図16】 リール枠体の他の構成を示す斜視図である。
【図17】 リール枠体の外周部の厚みを変動させた例を示す断面図である。
【図18】 複数のフィルム材を用いて透過率を変動させた帯状シートを示す説明図である。
【図19】 拡散層が形成された透光部を具備する光源の構成を示す断面図である。
【図20】 開口部の対向面に拡散層が形成された光源の構成を示す説明図である。
【図21】 図6〜8の構成の光源が用いられたスロットマシンの電気構成を示すブロック図である。
【図22】 光源によるシンボルの照明例を示す説明図である。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール
28 帯状シート
21,45 光源
33 LED
47 発光体
48 透光部
62 縁枠部
Claims (2)
- 周面に複数駒のシンボルが配置された回転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止させて所定数のシンボルを表示し、前記回転体の少なくとも1個は、外周部に透光性を有する帯状シートを備えるとともに、この回転体の内側の各シンボル停止表示位置に対応する位置にそれぞれ光源が配備されたシンボル可変表示遊技機において、
前記光源は、前面に透光部を有するケース体の一内側面に、異なる色彩光を発光する複数のLEDを前記回転体の幅方向に光軸を沿わせた状態で配置し、点灯させるLEDの組み合わせにより生じる所定の色彩光を前記ケース体の背面で反射させて前記透光部から透過させるように構成されると共に、前記透光部が前記帯状シートの裏面に対向するようにして配置されており、
前記帯状シートは、裏面に微小凹凸の印刷パターンによる拡散層が形成された樹脂製シートであって、
前記印刷パターンの微小凹凸は、前記LEDの配置位置に対向する側の側縁部では、複数のLEDが点灯しているときに、これらのLEDの発光色が単独で透過せずに混合されるようにするのに必要な密度をもって配置されるとともに、LEDの配置位置に対向しない側の側縁部に近づくほど、微小凹凸の間隔が粗になるように設定されているシンボル可変表示遊技機。 - 周面に複数駒のシンボルが配置された回転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止させて所定数のシンボルを表示し、前記回転体の少なくとも1個の周面は透光性を有するとともに、この回転体の内側の各シンボル停止表示位置に対応する位置にそれぞれ光源が配備されたシンボル可変表示遊技機において、
前記光源は、前面に透光部を有するケース体の一内側面に、異なる色彩光を発光する複数のLEDを前記回転体の幅方向に光軸を沿わせた状態で配置し、点灯させるLEDの組み合わせにより生じる所定の色彩光を前記ケース体の背面で反射させて前記透光部から透過させるように構成されるとともに、前記透光部に、微小凹凸の印刷パターンによる拡散層が形成されており、
前記印刷パターンの微小凹凸は、前記LEDの配置位置に対向する側の側縁部では、複数のLEDが点灯しているときに、これらのLEDの発光色が単独で透過せずに混合されるようにするのに必要な密度をもって配置されるとともに、LEDの配置位置に対向しない側の側縁部に近づくほど、微小凹凸の間隔が粗になるように設定されているシンボル可変表示遊技機。
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