JP2002200214A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002200214A
JP2002200214A JP2000399093A JP2000399093A JP2002200214A JP 2002200214 A JP2002200214 A JP 2002200214A JP 2000399093 A JP2000399093 A JP 2000399093A JP 2000399093 A JP2000399093 A JP 2000399093A JP 2002200214 A JP2002200214 A JP 2002200214A
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Japan
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symbol
light
rotating
gaming machine
rotating drum
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JP2000399093A
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English (en)
Inventor
Shiyuuei Miyako
秀英 都
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄の端から端まで一様に光を照射すること
ができる遊技機の提供を第1の目的とし、多彩な装飾及
び多彩な遊技演出が可能な遊技機の提供を第2の目的と
する。 【解決手段】 回転ドラム12の回転中心にステッピン
グモータ32の回転軸を固着し、ステッピングモータ3
2をスペーサ34に固定する。そして、スペーサ34に
回転ドラム12の内側から光を照射するための基板36
を配置し、該基板36上に回転ドラム12の曲率に沿っ
た形状でエレクトロルミネッセント素子40を配置し、
面発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機にかかり、
特に、外周に図柄が描かれた複数個の回転ドラムの裏面
から光を照射する光源を有するパチンコ遊技機やスロッ
トマシンなどの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機やスロットマシン等に
は、可変図柄表示装置が備えられている。例えば、スロ
ットマシンでは、一般的に可変図柄表示装置として、ド
ラムに図柄が描かれた図柄シールが貼り付けられてお
り、ドラムの回転及び停止によって表示窓より視認でき
る図柄が可変されている。
【0003】従来、このドラムの照明は、図柄シールの
裏面側(ドラムの内部)にバックライトとして照明を配
置する場合や、ドラムを含むドラムユニットの直上に照
明を配置する場合等がある。また、ただ単にドラムの図
柄に光を照射する他に、遊技(ゲーム)の状況に応じて
点灯制御することによって、ゲーム性を持たせているも
のもある。
【0004】また、バックライトの代りにドットマトリ
クスLED等の表示装置を配置しているものもある。例
えば、特開平8−10406号公報に記載の技術では、
ドラムの図柄シールに1図柄に相当する大きさの透過孔
を設け、ドラムの内側にドット表示装置を配置し、透過
孔がドット表示装置の前で停止した場合に、ドット表示
装置を変動表示させて大当りに対する期待を持たせるも
のがある。
【0005】また、特開平10−309344号公報に
記載の技術では、ベルト式の可変図柄表示装置が提案さ
れており、ベルトの平面部(表示領域)の裏面側にドッ
ト表示装置を設け、該ドット表示装置によってあみだく
じを行う構成とされており、大当りに対するリーチアク
ションを演出するものがある。
【0006】さらに、特開平9−94330号公報に記
載の技術では、透視可能な回転ドラムの内側に蛍光管を
設け、蛍光管と回転ドラムとの間に背景表示板を配置し
て回転ドラムの図柄に対して背景を表示するものもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術では、主に光源として電球を採用し
ているため、単純に図柄全体を照明する演出しができな
いと共に、明るさにむらができる。また、点灯と消灯を
繰り返して使用すると光源の寿命が短くなり、電球の球
切れにより、図柄へ照射される光がなくなる、又は、図
柄へ照射される光が少なくなると遊技者に対して十分な
演出を行うことができなくなり遊技性を損なう、という
問題がある。
【0008】また、LED等の光源を使用した場合やド
ットマトリクスLED等の表示装置を回転ドラムの裏面
側(内側)に設けるものの場合には、ドラムの曲面に対
して平面上に光源や表示装置が設けられるので、明るさ
のむらが目立ちやすい、という問題がある。そこで、L
EDの足の長さ寸法を調節して光源の頭部外郭(輪郭)
を曲線状に或いは曲面状に形成することが考えられる
が、LEDによる点発光となるため、明るさのむらが若
干残る、という問題がある。
【0009】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、図柄の端から端まで一様に光を照射することが
できる遊技機の提供を第1の目的とし、多彩な装飾及び
多彩な遊技演出が可能な遊技機の提供を第2の目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、周面に複数の図柄が描か
れ、光学的に透過又は半透過の画像表示層を備えた複数
の回転ドラムと、前記回転ドラムを回転させる駆動手段
と、前記回転ドラムの周面と前記回転ドラムの回転中心
との間に前記回転ドラムの曲率に応じて配置され、前記
画像表示層の裏面から均一な光を照射する面発光手段
と、を備えることを特徴としている。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、駆動手段
により回転ドラムを回転することによって、回転ドラム
の周面に描かれた複数の図柄の位置を相対的に可変する
ことができる。すなわち、駆動手段によって、任意の回
転角度に回転ドラムを回転させることによって、所定の
位置から視認できる図柄が可変される。また、面発光手
段は、回転ドラムの周面と回転ドラムの中心との間、す
なわち回転ドラムの裏面側に、回転ドラムの曲率に応じ
た任意形状に配置されているので、面発光手段と回転ド
ラムの周面との距離は一様に一定距離となり、回転ドラ
ムと面発光手段が接触することなく駆動手段により回転
ドラムを回転させることができる。
【0012】また、上述のように面発光手段と回転ドラ
ムの周面との距離が一様に一定であるため、面発光手段
の面発光により、回転ドラムの周面には一様に(回転ド
ラムの周面の端から端まで)光を照射することができ
る。従って、回転ドラムの周面に描かれた複数の図柄に
は、面発光手段をバックライトとして、一様に光を照射
することができ、明るさむら等によって図柄が見難くな
るのを防止することができる。
【0013】請求項2に記載の発明には、請求項1に記
載の発明において、前記面発光手段がエレクトロルミネ
ッセント素子又はフィールドエミッションディスプレイ
であることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、発光手段として、エレクトロル
ミネッセント素子又はフィールドエミッションディスプ
レイは、回転ドラムの外形曲率に応じて任意の形状に配
列した状態で面発光が可能であり、回転ドラムの曲率に
合わせた形状に面発光を行うことができる。
【0015】また、エレクトロルミネッセント素子又は
フィールドエミッションディスプレイは、所定の図柄等
を表現することができ、多彩な装飾及び多彩な遊技演出
が可能となる。例えば、回転ドラムの外周を半透明とす
ることによって、エレクトロルミネッセント素子又はフ
ィールドエミッションディスプレイにより所定図柄に発
光することによって、回転ドラムの外周に裏面から所定
図柄を表現することが可能である。
【0016】さらに、エレクトロルミネッセント素子又
はフィールドエミッションディスプレイは、使用時間の
経過と共に、徐々に発光輝度が低下するので、電球のよ
うに遊技中に突然消灯してしまい遊技性を損なうような
ことを防止することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記複数の回転ドラムの
何れかに設けられ、裏面からの光によって浮き上がる所
定図柄と、前記面発光手段の発光制御を行う制御手段を
更に有することを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、裏面からの光によ
って浮き上がる所定図柄を設け、制御手段によって発光
手段の発光制御を行うことにより、所定図柄を浮き上が
らせることができ、多彩な装飾及び多彩な演出が可能と
なる。
【0019】例えば、複数の図柄が描かれた回転ドラム
を3つ備えたスロットマシン(所謂パチスロ遊技機等)
において、2つの回転ドラムを停止した際に予め定めら
れた役図柄が揃って、3つ目の回転ドラムを停止する時
(所謂リーチ状態)、役図柄に該当する図柄を上述の浮
き上がる所定図柄として、面発光手段を発光させること
により該所定図柄を浮き上がらせることができ、続く3
つ目の回転ドラムを停止するタイミングを計ることがで
きる。また、該所定図柄が回転して揃っている役図柄と
同一のライン上に並ぶたびに面発光手段を制御手段によ
り発光制御するようにしても、続く3つ目の回転ドラム
を停止するタイミングを計ることができる。更に、制御
手段の発光制御方法によっては、大当たりが既に抽選さ
れている等を予め報知することが可能である。すなわ
ち、多彩な装飾及び多彩な遊技演出が可能となる。
【0020】請求項4に記載の発明は、周面に複数の図
柄が描かれ、光学的に透過又は半透過の画像表示層を備
えた複数の回転ドラムと、前記回転ドラムを回転させる
駆動手段と、前記回転ドラムの周面と前記回転ドラムの
回転中心との間に前記回転ドラムの曲率に応じて配置さ
れ、前記画像表示層の裏面から均一な光を照射すると共
に、所定画像を表現する画像表現手段と、を備えること
を特徴としている。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、駆動手段
により回転ドラムを回転することによって、回転ドラム
の周面に描かれた複数の図柄の位置を相対的に可変する
ことができる。すなわち、駆動手段によって、任意の回
転角度に回転ドラムを回転させることによって、所定の
位置から視認できる図柄が可変される。また、画像表現
手段は、回転ドラムの周面と回転ドラムの中心との間、
すなわち回転ドラムの裏面側に回転ドラムの曲率に応じ
て配置されているので、画像表現手段と回転ドラムの周
面との距離は一様に一定距離となり、回転ドラムと画像
表現手段が接触することなく駆動手段により回転ドラム
を回転させることができる。
【0022】また、上述のように画像表現手段と回転ド
ラムの周面との距離が一様に一定であるため、画像表現
手段により照射される光により、回転ドラムの周面には
一様に(回転ドラムの周面の端から端まで)光を照射す
ることができる。従って、回転ドラムの周面に描かれた
複数の図柄には、画像表現手段をバックライトとして、
一様に光を照射することができ、明るさむら等によって
図柄が見難くなるのを防止することができる。
【0023】また、画像表現手段により、所定画像を表
現することにより、回転ドラムの裏面側から該所定画像
を表示することができる。例えば、画像表示層が半透過
の場合には、影絵的に各種情報を画像表示層に表示する
ことができる一方、透過性を有する場合には、より綿密
な情報を表示することができるので、多彩な装飾及び多
彩な遊技演出が可能となる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記画像表現手段が、一方が凸面で他
方が平面であるシリンドリカルレンズと、バックライト
を備えた電子シャッタ装置からなることを特徴としてい
る。
【0025】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明において、画像表現手段が、シリンドリカ
ルレンズと、バックライトを備えた電子シャッタ装置と
することによって、該電子シャッタ装置(例えば液晶表
示装置等)により、任意の図柄を表すことができる。ま
た、電子シャッタ装置のバックライトより照射される光
は、シリンドリカルレンズによって回転ドラムの曲率に
応じて均一に光を照射することができる。従って、回転
ドラムの外周に描かれた図柄の端から端まで一様に光を
照射することができると共に、多彩な装飾及び多彩な遊
技演出が可能な遊技機を提供することができる。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記バックライトとしてエレクトロル
ミネッセント素子を用いることを特徴としている。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明において、電子シャッタ装置のバックライ
トとしてエレクトロルミネッセント素子を用いることが
可能であり、該エレクトロルミネッセント素子は、上述
したように使用時間の経過と共に徐々に発光輝度が低下
するので、交換時期を予測し易い従って、電球のように
遊技中に突然消灯してしまい遊技性を損なうことを防止
することができる。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記画像表現手段が、一方が凸面で他
方が平面であるシリンドリカルレンズと、エレクトロル
ミネッセント素子又はフィールドエミッションディスプ
レイからなることを特徴としている。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明において、画像表現手段を、シリンドリカ
ルレンズと、エレクトロルミネッセント素子又はフィー
ルドエミッションディスプレイとすることによって、該
エレクトロルミネッセント素子又はフィールドエミッシ
ョンディスプレイにより、任意の図柄に発光又は画像を
表示することができる。また、エレクトロルミネッセン
ト素子又はフィールドエミッションディスプレイより照
射される光は、シリンドリカルレンズによって回転ドラ
ムの曲率に応じて均一に光を照射することができる。従
って、回転ドラムに外周に描かれた図柄の端から端まで
一様に光を照射することができると共に、多彩な装飾及
び多彩な遊技演出が可能な遊技機を提供することが可能
となる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項5乃至請
求項7の何れか1項に記載の発明において、前記シリン
ドリカルレンズが、光ファイバーを束ねたファイバー束
からなることを特徴としている。
【0031】請求項8に記載の発明によれば、請求項5
乃至請求項7の何れか1項に記載の発明において、シリ
ンドリカルレンズが光ファイバー、例えば6角柱の光フ
ァイバーを束ねたファイバー束とすることが可能であ
り、このようにシリンドリカルレンズをファイバー束に
より構成することによって、電子シャッタ装置、エレク
トロルミネッセント素子やフィールドエミッションディ
スプレイなどによって、表現される図柄や画像の輪郭を
明確にすることができる。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請
求項8の何れか1項に記載の発明において、前記画像表
示層の一部が空白図柄とされ、裏面から光を透過するこ
とを特徴としている。
【0033】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項8の何れか1項に記載の発明において、複数
の図柄のうち、一部の図柄が裏面からの光を透過する空
白図柄、例えば、回転ドラムの外周に一定間隔で描かれ
た図柄のうち一部を空白として、該空白部の全部又は一
部にハーフミラー部材等を設ける。そして、回転ドラム
の裏面に液晶表示装置、エレクトロルミネッセント素子
やフィールドエミッションディスプレイなどを設けるこ
とにより、多彩な図柄を表現することが可能となる。
【0034】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、前記空白図柄には、少なくとも静止
画及び動画を含む画像が表現されることを特徴としてい
る。
【0035】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の発明において、空白図柄に、少なくとも静止
画像および動画を含む画像を表現させることによって、
多彩な図柄を表現することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はスロ
ットマシン、所謂パチスロ遊技機に本発明を適用したも
のである。 [第1実施形態]図1に示すように、本実施の形態に係
るパチスロ遊技機10は、正面上側の位置に、複数(本
実施の形態では、3つ(3つに限定されない))の回転
ドラム12(12A、12B、12C)が表示窓14を
介して視認可能に配置されている。
【0037】また、各回転ドラム12に向かって下側に
は、各回転ドラム12に対応して、各回転ドラムを停止
させるためのストップボタン16が配置されており、回
転ドラム12の正面に向かって右側上方には、メダル
(景品交換用媒体)を投入するためのメダル投入口18
が配置されている。また、回転ドラム12の、正面左側
下方にはスタートレバー20が配置されている。そし
て、パチスロ遊技機10の正面下側には、メダルを排出
するためのメダル排出口22が配置されている。
【0038】メダル投入口18の上方には、投入したメ
ダルの枚数又は既に投入されているメダルの枚数を表示
するクレジット表示器24が配置され、ストップボタン
16の上方に後述する役に応じて提供されるメダルの枚
数を表示する表示器26が配置されている。なお、役に
応じて提供されるメダルは、メダル投入枚数としてクレ
ジット表示器24に加算され、ベットボタン29を押下
することによって賭けるメダルの枚数が決定される。ま
た、クレジット表示器24の下方に配置された排出ボタ
ン28を押下することによってメダル排出口22よりク
レジット表示器24に表示された枚数のメダルが排出さ
れるように構成されている。
【0039】また、図2及び図3に示すように、回転ド
ラムユニット30を備えており、回転ドラムユニット3
0は、円柱上の回転体(回転ドラム)12を含んでい
る。回転ドラム12の回転中心には、貫通孔12Aが設
けられており、該貫通孔12Aに回転ドラム12を回転
駆動させるためのステッピングモータ32の回転軸32
Aが固着されている。また、ステッピングモータ32
は、スペーサ34に固定されている。そして、スペーサ
ー34には、回転ドラム12の内側から光を照射するた
めの基板36が配置されており、該基板36には、後述
するエレクトロルミネッセント素子(EL素子)40が
配置されている。すなわち、EL素子40は、回転ドラ
ム12の裏面側に配置されている。
【0040】また、回転ドラム12には、例えば、第1
の回転ドラム(左)12A、第2の回転ドラム(中央)
12B、第3の回転ドラム(右)12Cにそれぞれ、図
4に示すような複数種類の図柄が描かれた図柄シール3
8(38A、38B、38C)が貼り付けられており、
回転ドラム12の回転及び停止によって、表示窓14か
ら視認できる図柄が可変される構成とされ、表示窓14
から視認できる図柄は、1つの回転ドラム12につき3
図柄とされ、合計9図柄が視認できるようになってい
る。なお、本実施実施形態では、回転ドラム12は、図
2に示すように、貼り付けられる図柄シール38に描か
れた図柄に対応する位置が矩形の孔とされているが、矩
形の孔を設けずに透明部材を回転ドラムの周面に使用す
るようにしてもよい。
【0041】また、図柄シール38には、上述した複数
種類の図柄のうち、所定の図柄(以下、特殊図柄と称
す)41が透かし図柄とされている。本実施形態では、
第3の回転ドラム12Cに貼り付ける図柄シール38C
に特殊図柄41が設けられており、EL素子40の発光
によって図柄が浮き上がるようになっている。また、そ
の他の図柄については、EL素子40の発光にかかわら
ず表示窓14に入射される外光によって視認できる図柄
とされている。なお、回転ドラムユニット30の上方に
フロントライトを設けて、透かし図柄以外の図柄が視認
し易くするようにしてもよい。なお、特殊図柄は、蛍光
インク等によって着色し、ブラックライトを照射するこ
とによって図柄が浮き上がるにしてもよい。
【0042】続いて、上述のEL素子40について図5
を参照して説明する。
【0043】EL素子40は、図5に示すように、千分
の1mm(1μm)程の薄いEL蛍光体薄膜42の中に組
み込んだ構造とされており、絶縁層44によってEL蛍
光体薄膜42を挟み込んだ構成とされている。絶縁層4
4には背面電極46及び透明電極48が設けられ、背面
電極46及び透明電極48間に200〜300Vの交流
電圧48を印加すると、この界面に1〜2MV/cmの高
い電界が生じる。そして、電子50が加速されてEL蛍
光体薄膜42中を高速で移動する。EL蛍光体薄膜42
中には、緑色、赤色、或いは青色の光を発生する少量の
不純物イオン(発光中心)50が混入されており、移動
してきた電子50がこの発光中心52に衝突することに
よって、該運動エネルギーが吸い取られて光として放出
される。
【0044】また、EL素子40は、このように非常に
薄い構造の発光素子であるので、可撓性を有する。従っ
て、図3に示すように、EL素子40を回転ドラム12
の曲率に沿った形状で基板36上に配置させて面発光す
る構成とすることができる。
【0045】また、図6に示すように、パチスロ遊技機
10の制御系はCPU、ROM、RAM等を備えたコン
ピュータにより構成された制御回路54を備えている。
制御回路54には、メダル投入口18にメダルが投入さ
れたことを検出するメダル投入センサ56、上記スター
トレバー20、上記3つの回転ドラム12の回転を停止
させるそれぞれのストップボタン16が接続されてい
る。また、制御回路54には、上記3つの回転ドラム1
2を回転させる3つのステッピングモータ32が接続さ
れている。更に、制御回路54には、メダル排出口22
よりメダルを排出するためのメダル払出機58が接続さ
れていると共に、上記回転ドラムユニット30に設けら
れたEL素子40の点灯制御を行うライト点灯回路60
が接続されている。なお、制御回路54には、その他、
表示部、装飾ランプ、スピーカ等が接続されており、効
果音や効果光を発生させるよう構成されている。
【0046】本実施の形態では、メダルの投入枚数に応
じて定まる有効ライン62(図1参照)に揃った図柄の
種類に応じて各役が定められている。すなわち、図7に
示すように、第1の役は図柄“7”が3つ、第2の役は
図柄“B”が3つ、それぞれ揃った場合に、予め定めら
れた数のメダルを排出後、ビッグボーナスゲームに移行
する。第3の役は、図柄“BAR”が3つ揃った場合
に、予め定められた数のメダルを排出後、ボーナスゲー
ムへ移行する。第4の役は、図柄“ベル”が3つ、第5
の役は、図柄“チェリ”が3つ、第6の役は、図柄“チ
ェリ”が2つ、第1の回転ドラム(左)上及び第2の回
転ドラム上に揃った場合にそれぞれの役に応じて定まる
数のメダルが排出される。第7の役は、図柄“リプ”が
3つ揃った場合に、その遊技において投入されたメダル
数と同じ数のメダルを自動投入する。第1の役及び第2
の役は、所謂ビックボーナス役、第3の役はレギュラー
ボーナス役、第4の役〜第6の役は小役、第7の役は、
再遊技役といわれている。なお、再遊技役は、通常遊技
時において、再遊技役として機能するが、ビッグボーナ
スゲーム中での小役ゲーム時においては、ボーナスイン
役(JACイン役)や、ボーナスゲーム(JACゲー
ム)時においては、ボーナス当選役(JAC当選役)と
して機能する。
【0047】続いて、上述のように構成されたパチスロ
遊技機10の作用について図8のフローチャートを参照
して説明する。
【0048】ステップ100でコインを投入し、ステッ
プ102でスタートレバー20を押下すると、ステップ
104へ移行する。ステップ104では、EL素子40
が消灯される。
【0049】ステップ106では、各役の抽選が行われ
る。すなわち、制御回路54では、内部の図示しないカ
ウンタ部で0〜所定値までを順にカウントし、所定値ま
でカウントしたら0に戻り、これを繰り返すようにして
いる。そして、図7に示した各役に対して、少なくとも
1つの数が割り当てられている。本ステップ106で
は、上記CPUは上記カウンタ部から上記カウントされ
ているカウント値を取り込む。なお、各役に対して割り
当てられた数の個数が、各役の確率に対応する。すなわ
ち、割り当てられた数の個数が多ければ多いほど、当該
役の抽選される確率が高い。
【0050】続いて、ステップ108では、回転ドラム
ユニット30の回転ドラム12が回転される。なお、ス
タートレバー20操作によって当りの抽選が行われてか
ら回転ドラム12が回転するまでの間に、EL素子40
等の光発光手段により当りの予告演出を行うようにして
もよい。
【0051】続くステップ110では、特殊図柄が表示
窓中を通過中か否か判定される。判定が肯定された場合
には、ステップ112へ移行する。
【0052】ステップ112では、EL素子40を点灯
させるか否かの判定が行われる。EL素子40を点灯さ
せるか否かの判定は、例えば、上述のカウンタ部から取
り込んだ数が、役に割り当てられた数か否かを判断する
ことにより、役が成立しか否かを判定する。ここで判定
が肯定された場合、すなわち役が成立したと判定された
場合には、ステップ114へ移行して、EL素子40の
点滅が行われ、ステップ116へ移行する。また、ステ
ップ110及びステップ112の判定が否定された場合
には、そのままステップ116へ移行する。
【0053】すなわち、役が成立している時に、特殊図
柄(透かし図柄)が表示窓14中を通過する際には、E
L素子40が点灯されるので、特殊図柄を視認すること
ができる。従って、該EL素子40の点滅に従ってスト
ップボタン16を操作することによって特殊図柄を押下
するタイミングをつかむことができる。
【0054】そして、ステップ118でストップボタン
16を押下するとステップ118へ移行して、押下され
たストップボタン16に対応する回転ドラムユニット3
0の回転ドラム12が停止される。
【0055】ステップ120では、全回転ドラム12が
停止されたか可否か判定される。判定が否定された場合
には、ステップ110へ戻る。すなわち、全回転ドラム
12が停止されるまで上述のステップ110〜ステップ
120の処理が繰り返される。
【0056】ステップ120の判定が肯定された場合に
は、ステップ122へ移行して、停止図柄(表示窓14
より視認できる図柄)が特殊図柄か否か判定される。判
定が肯定された場合には、ステップ124へ移行して、
EL素子40の点灯が行われ、ステップ126へ移行す
る。また、ステップ122の判定が否定された場合に
は、そのままステップ126へ移行する。すなわち、停
止された図柄が特殊図柄(透かし図柄)である場合に
は、EL素子40の点灯によって該特殊図柄が浮き上が
り視認可能な状態となる。また、EL素子40は、回転
ドラムユニット30の回転ドラム12内面の曲率に応じ
た形状(EL素子40と回転ドラム12との距離が一
定)とされているので、特殊図柄全面に一様に光を照射
することができ、浮き上がった(視認できるようになっ
た)特殊図柄が発光むらで見難くなるのを防止すること
ができる。さらに、このように全回転ドラムユニット3
0の回転ドラム12が停止してから表示窓14に特殊図
柄が停止していた場合にEL素子40を点灯して停止図
柄を認識できるようにすることにより、特殊図柄に対す
る期待感を持たせることができる。
【0057】ステップ126では、停止図柄の入賞判定
処理が行われる。停止図柄の入賞判定処理は、停止した
図柄が上述した各役に対応した図柄か否か(有効ライン
62上に各図柄が揃ったか)を判定し、各役に応じたメ
ダルの排出等が行われる。例えば、停止図柄として第4
の役〜第6の役が揃った場合には、予め定められた数の
メダルが提供され、第3の役が揃った場合には、ボーナ
スゲームとして所定回数の小役ゲーム(所定の小役を揃
えることによって所定数のメダルを獲得する)を行い、
第1及び第2の役が揃った場合には、ビッグボーナスゲ
ームとして、所定回数のボーナスゲームを行うことによ
って、遊技者にメダルを提供し、一連の処理を終了す
る。
【0058】ところで、本実施形態では、回転ドラム1
2のバックライトとして、上述のEL素子40を使用し
ているが、EL素子40は、使用時間の経過と共に、発
光輝度が低下する特性を有する。従って、電球のように
遊技中に突然消灯してしまい遊技性を損なうようなこと
を防止することができる。また、EL素子40はランプ
などよりも薄い構造であるため、図柄シール38裏側の
隅々まで配置し易く、境界線ぎりぎりまで配列可能であ
り、照明効果(視覚的装飾)をランプよりも綿密に構成
し易くなる。
【0059】なお、第1実施形態では、EL素子40を
単に発光素子として使用して、透かし図柄に光を照射す
るようにしていたが、図9に示すように、透過図柄(背
後からの透過光を通す図柄)64やミラー図柄(ハーフ
ミラー等によって、背後からの透過光が照射されている
場合には透過光を通し、透過光が照射されていない場合
にはミラーとなる図柄)66を設け、EL素子40の発
光形状によって図柄を表現するようにしてもよい。ま
た、このように透過図柄64やミラー図柄66を設ける
ことによって、回転ドラムユニット30の回転ドラム1
2が全て停止して表示窓14に透過図柄64やミラー図
柄66が停止していた場合にEL素子40を点灯して停
止図柄を認識できるようにすることにより、特殊図柄に
対する期待感を持たせることができる。なお、透過図柄
64やミラー図柄66は複数設けるようにしてもよい。
また、透過図柄64やミラー図柄66には、静止画をE
L素子40によって表現するようにしてもよい。更に、
フィールドエミッションディスプレイや液晶を設けれ
ば、動画を表示することもできる。また、表示内容とし
ては、例えば、メダルやパチンコ球のクレジット数、払
出数、ビッグボーナスやレギュラーボーナスなどのゲー
ム進行状態(消化ゲーム数、獲得賞品数/メダル・パチ
ンコ球数等)などを表示するようにしてもよい。
【0060】また、第1実施形態では、特殊図柄が表示
窓14を通過する時にEL素子40を点滅させて図柄を
視認し易くする構成としたが、場合によっては、EL素
子40を点灯させないで、図柄を視認しにくい状態で遊
技を行わせるような演出を行うこともでき、このような
演出を組み合わせることによって、遊技状態が遊技者に
とって有利な状態(例えば、ビッグボーナスへの突入)
やそうではない時の演出を行うことができる。
【0061】続いて、第1実施形態の変形例について説
明する。第1実施形態では、EL素子40を単にバック
ライトとして用いたが、第1実施形態の変形例は、カラ
ー表示が可能なEL素子(以下、カラーEL素子と称
す)68を用いて背景図柄を表示する構成としてもよ
い。この時、カラー表示可能なカラーEL素子68を第
1実施形態と同様にそれぞれの回転ドラムユニット30
の回転ドラム12の裏面側に設け、該カラーEL素子を
回転ドラム12の曲率に沿った形状で基板36に配置す
る。また、カラーEL素子68を発光領域を分割し、各
発光領域を制御することによって、静止画を表現するよ
うにしてもよいし、フィールドエミッションディスプレ
イ(Field Emission Display)を用いて動画を表現する
ようにしてもよい。
【0062】また、カラーEL素子68は、例えば、図
10又は図11に示すように、表示窓14より視認可能
な領域(例えば、各回転ドラム12において図4に示す
図柄3つ分、合計9個分の領域)を所定の形状に分割
し、各領域毎に異なる色で発色するように構成されるよ
うにしてもよい。また、カラーEL素子68は、図12
に示すように、3つの回転ドラム12の図柄が1つの図
柄となるようにカラーEL素子68を所定の形状に分割
し、各領域毎に異なる色で発色するようにしてもよし、
図13及び図14に示すように、有効ライン62を背景
図柄として表示するように所定の形状に分割し、異なる
色で発色表示するようにしてもよい。
【0063】ここで、第1実施形態の変形例の図柄シー
ル38は、半透過部材で構成され、裏面からの光が一部
透過するものを用いる。すなわち、カラーEL素子68
によって裏面側から図柄シール38に描かれた図柄に光
を照射すると共に、カラーEL素子68によって表示さ
れる背景図柄が回転ドラム12の表面側から視認できる
ように構成することによって、バックライトの機能を持
たせると共に、背景図柄を表示することができる。ま
た、カラーEL素子68についても第1実施形態のEL
素子40と同様に、回転ドラムの曲率に応じて配置する
ことができ、回転ドラム12の裏面より図柄の端から端
まで一様に光を照射することができる。すなわち、発光
むらを防止することができる。
【0064】なお、上記では、EL素子40及びカラー
EL素子68を用いた例を示したが、例えば、フィール
ドエミッションディスプレイを用いることによって、同
様な効果を得ることができる。この場合には、多彩な図
柄表示が可能となり、多彩な装飾や多彩な遊技演出が可
能となる。 [第2実施形態]第1実施形態では、EL素子40を回
転ドラム12の裏面側に配置する構成としたが、第2実
施形態のパチスロ遊技機では、シリンドリカルレンズ及
び液晶表示パネルが回転ドラム12の裏面側に配置され
る構成とされており、その他の構成については同一であ
るため同一符号を付して説明を省略する。なお、図柄シ
ール38は、予め回転ドラム12に貼り付けられている
ものとして説明する。
【0065】第2実施形態のパチスロ遊技機は、図15
に示すように、回転ドラムユニット30の回転ドラム1
2の裏面側に回転ドラム12の曲率に応じて凸平型のシ
リンドリカルレンズ70の凸側(光射出側)の曲率が対
応する(回転ドラム12とシリンドリカルレンズ70と
が一様に等間隔になる)ようにが配置されている。該シ
リンドリカルレンズ70は、6角柱の光ファイバー72
が束ねられたファイバー束で構成されている。なお、通
常の凸平型のシリンドリカルレンズを用いるようにして
もよい。
【0066】シリンドリカルレンズ70の平側(光入射
側)には、図示しないバックライトを備えた液晶表示装
置(以下、LCDと称す)74が配置されており、LC
D74に表示される図柄がシリンドリカルレンズ70を
介して回転ドラム12の裏面側から投影されるように構
成されている。なお、図柄シール38は、裏面からの透
過光(投影図柄)が認識できるように、例えば、半透過
性の部材により構成されている。また、LCD74のバ
ックライトとしては、第1実施形態のEL素子40を用
いることも可能である。
【0067】上述のように構成されたパチスロ遊技機の
作用について図16のフローチャートを参照して説明す
る。
【0068】ステップ200でコインを投入し、ステッ
プ202でスタートレバーを押下すると、ステップ20
4でLCD74の図示しないバックライトが点灯され
る。すなわち、LCD74のバックライトによって、回
転ドラムユニット30の回転ドラム12裏面から図柄シ
ール38に光が照射され、図柄が視認し易くなる。
【0069】ステップ206では、各役の抽選が行われ
る。すなわち、制御回路54では、内部の図示しないカ
ウンタ部で0〜所定値までを順にカウントし、所定値ま
でカウントしたら0に戻り、これを繰り返すようにして
いる。そして、第1実施形態と同様に図7に示した各役
に対して、少なくとも1つの数が割り当てられている。
本ステップ206では、CPUはカウンタ部からカウン
トされているカウント値を取り込む。なお、各役に対し
て割り当てられた数の個数が、各役の確率に対応する。
すなわち、割り当てられた数の個数が多ければ多いほ
ど、当該役の抽選される確率が高い。
【0070】続いて、ステップ208では、回転ドラム
ユニット30の回転ドラム12が回転される。なお、ス
タートレバー20操作によって当りの抽選が行われてか
ら回転ドラム12が回転するまでの間に、LCD74や
EL素子40等の光発光手段により当りの予告演出を行
うようにしてもよい。
【0071】そして、ステップ210では、役が成立し
たか否か判定される。役が成立したか否かの判定は、例
えば、上述のカウンタ部から取り込んだ数が、役に割り
当てられた数か否かを判断することにより行われる。ス
テップ210の判定が肯定された場合には、ステップ2
12へ移行して、LCD74に所定の図柄が表示され、
シリンドリカルレンズ70を介して回転ドラム12の裏
面から該所定の図柄が投影されて、ステップ214へ移
行する。ここで、LCD74に表示された図柄及びLC
D74のバックライトより照射された光は、シリンドリ
カルレンズ70を介して回転ドラム12の裏面に照射さ
れるが、シリンドリカルレンズ70が上述のようにファ
イバー束によって構成され、回転ドラム12の曲率に応
じて配置(シリンドリカルレンズ70と回転ドラム12
との距離が一定に配置)されているため、回転ドラム1
2(図柄シール38)に均等に光が照射される。従っ
て、図柄シール38の図柄全面に一様に光を照射するこ
とができ、発光むらで見難くなるのを防止することがで
きる。
【0072】また、ステップ210の判定が否定された
場合には、そのままステップ214へ移行する。すなわ
ち、回転ドラムユニット30の回転ドラム12が停止す
る前に予め当り(役の成立)をLCD74に表示された
所定図柄により確認することができる。なお、LCD7
4に表示される所定図柄は、動画のように動く図柄とし
てもよいし、静止図柄としてもよい。
【0073】次に、ステップ214で、ストップボタン
16が押下されると、ステップ216で回転ドラムユニ
ット30の回転ドラム12が停止される。
【0074】ステップ218では、全回転ドラム12が
停止したか否か判定される。判定が否定された場合に
は、上述のステップ214へ戻る。すなわち、全回転ド
ラム12が停止されるまで上述のステップ214〜ステ
ップ218の処理が繰り返される。
【0075】ステップ218の判定が肯定された場合に
は、ステップ220へ移行して、停止図柄の入賞処理判
定が行われる。停止図柄の入賞処理判定は、第1実施形
態と同様に、停止した図柄が各役に対応した図柄か否か
(有効ライン62上に各図柄が揃ったか)を判定し、各
役に応じたメダルの排出等が行われる。例えば、停止図
柄として図7に示す第4の役〜第6の役が揃った場合に
は、予め定められた数のメダルが提供され、第3の役が
揃った場合には、ボーナスゲームとして所定回数の小役
ゲーム(所定の小役を揃えることによって所定数のメダ
ルを獲得する)を行い、第1及び第2の役が揃った場合
には、ビッグボーナスゲームとして、所定回数のボーナ
スゲームを行うことによって、遊技者にメダルを提供
し、一連の処理を終了する。
【0076】また、一般的に3回転ドラム構成のパチス
ロ遊技機では、表面パネルの窓から、合計9図柄(=3
回転ドラム×3図柄)が見える。そこで、1回転ドラム
×3図柄分の形状で3回転ドラム分設ければよいことに
なる。従って、LCDを駆動する3つのドライバ及び素
子でよく、3回転ドラム×3図柄分の形状とすれば、1
つのドライバ及び素子でよくなり、構成の簡素化及び省
力化を図ることができる。
【0077】なお、第2実施形態では、第1実施形態の
ように、図柄シール38の貼り付けられた回転ドラム1
2を回転することによって、表示窓14より視認できる
図柄を可変する構成としたが、図17に示すように、上
述したファイバー束からなるシリンドリカルレンズ70
及びバックライトを備えたLCD74を配置して、LC
D74の表示を可変することによって、表示窓14より
視認できる図柄を可変する構成としてもよい。この場
合、LCD74は、第1実施形態の図4で示すような複
数種類の図柄が表示される。そして、LCD74に表示
される図柄は、例えば、図17の矢印X方向に図柄が流
れるように移動させることによって、第1実施形態及び
第2実施形態のように回転ドラム12の回転によって図
柄が可変しているのと同じように表現することができ
る。更に、シリンドリカルレンズ70の作用により発光
むらのない可変表示を行うことができる。
【0078】また、上記においてLCD74の代りに第
1実施形態のところで述べたフィールドエミッションデ
ィスプレイを用いるようにしても第2実施形態と同様な
効果を得ることができる。
【0079】さらに、上記ではLCD74を用いて背景
図柄等の図柄を表現するようにしたが、シリンドリカル
レンズ70と面発光が可能な光源の間に外形がデザイン
化された遮光板を配置して図柄を影絵的に表現するよう
にしてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転ドラムの裏面に回転ドラムの曲率に応じて発光する面
発光手段を設けることにより、図柄の端から端まで一様
に光を照射することができる、という効果がある。
【0081】また、エレクトロルミネッセント素子、フ
ィールドエミッションディスプレイや液晶表示装置等を
用いることによって、多彩な装飾及び多彩な遊技演出が
可能な遊技機を提供することができる、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチスロ遊技機の概
略を示す正面図である。
【図2】回転ドラムユニットの概略構成を示す正面図で
ある。
【図3】回転ドラムユニットの概略構成を示す側面図で
ある。
【図4】図柄シールに描かれた図柄の一例を示す図であ
る。
【図5】エレクトロルミネッセント素子の概略構成を説
明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るパチスロ遊技機の制
御系を示すブロック図である。
【図7】各役の種類の一例を示す図である。
【図8】第1実施形態における作用を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】その他の図柄シールに描かれた図柄の一例を示
す図である。
【図10】カラーエレクトロルミネッセント素子によっ
て表現される図柄の第1の例を示す図である。
【図11】カラーエレクトロルミネッセント素子によっ
て表現される図柄の第2の例を示す図である。
【図12】カラーエレクトロルミネッセント素子によっ
て表現される図柄の第3の例を示す図である。
【図13】カラーエレクトロルミネッセント素子によっ
て表現される図柄の第4の例を示す図である。
【図14】カラーエレクトロルミネッセント素子によっ
て表現される図柄の第5の例を示す図である。
【図15】第2実施形態に係る回転ドラムユニットの一
部の構成を示す斜視図である。
【図16】第2実施形態における作用を説明するための
フローチャートである。
【図17】可変表示を行うその他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 パチスロ遊技機 12 回転ドラム 30 回転ドラムユニット 32 ステッピングモータ 40 エレクトロルミネッセント素子 41 特殊図柄 54 制御回路 60 ライト点灯回路 70 シリンドリカルレンズ 72 6角柱ファイバー 74 LCD

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に複数の図柄が描かれ、光学的に透
    過又は半透過の画像表示層を備えた複数の回転ドラム
    と、 前記回転ドラムを回転させる駆動手段と、 前記回転ドラムの周面と前記回転ドラムの回転中心との
    間に前記回転ドラムの曲率に応じて配置され、前記画像
    表示層の裏面から均一な光を照射する面発光手段と、 を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記面発光手段がエレクトロルミネッセ
    ント素子又はフィールドエミッションディスプレイであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記複数の回転ドラムの何れかに設けら
    れ、裏面からの光によって浮き上がる所定図柄と、前記
    面発光手段の発光制御を行う制御手段を更に有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 周面に複数の図柄が描かれ、光学的に透
    過又は半透過の画像表示層を備えた複数の回転ドラム
    と、 前記回転ドラムを回転させる駆動手段と、 前記回転ドラムの周面と前記回転ドラムの回転中心との
    間に前記回転ドラムの曲率に応じて配置され、前記画像
    表示層の裏面から均一な光を照射すると共に、所定画像
    を表現する画像表現手段と、 を備えることを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 前記画像表現手段が、一方が凸面で他方
    が平面であるシリンドリカルレンズと、バックライトを
    備えた電子シャッタ装置からなることを特徴とする請求
    項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記バックライトとしてエレクトロルミ
    ネッセント素子を用いることを特徴とする請求項5に記
    載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記画像表現手段が、一方が凸面で他方
    が平面であるシリンドリカルレンズと、エレクトロルミ
    ネッセント素子又はフィールドエミッションディスプレ
    イからなることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記シリンドリカルレンズが、光ファイ
    バーを束ねたファイバー束からなることを特徴とする請
    求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記画像表示層の一部が空白図柄とさ
    れ、裏面から光を透過することを特徴とする請求項1乃
    至請求項8の何れか1項に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記空白図柄には、少なくとも静止画
    及び動画を含む画像が表現されることを特徴とする請求
    項9に記載の遊技機。
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