JP2000334079A - 遊技機用リールならびにシンボル可変表示遊技機 - Google Patents

遊技機用リールならびにシンボル可変表示遊技機

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JP2000334079A JP11152946A JP15294699A JP2000334079A JP 2000334079 A JP2000334079 A JP 2000334079A JP 11152946 A JP11152946 A JP 11152946A JP 15294699 A JP15294699 A JP 15294699A JP 2000334079 A JP2000334079 A JP 2000334079A
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謙幸 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種情報を報知する際の報知効果を高める。 【解決手段】 リールの外周部を形成する帯状シート3
0上の裏面に、第1、第2の各印刷層37,38をシー
ト30の厚み方向に沿って重ね合わせた二層印刷パター
ンを配備して、特定のシンボルを形成する。帯状シート
30の裏面に接する第1の印刷層37には、暗色顔料お
よびクリア材の粒子39,40が含まれ、第2の印刷層
38は、第1の印刷層37とは異なる色彩を有し、かつ
明度が高い顔料の粒子41を含ませた半透明層に形成さ
れる。このシンボルは、通常は、第1の印刷層37の暗
色顔料による明度の低い色彩で表示されるが、リール内
部からの背後照明を受けると、第2の印刷層における発
光色が第1の印刷層を介してリールの外側に透過し、シ
ンボルの表示色や明るさが変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外周の帯状部に複数
駒のシンボルを配設して成る遊技機用リール、ならびに
この種のリールやリールを模したシンボル可変表示器に
よるシンボル表示部を具備して成るシンボル可変表示遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なスロットマシンでは、前
面の正面パネルに3個のシンボル表示窓が横並びに形成
されるとともに、機体内部に、各シンボル表示窓の形成
位置に対応させて、3個のリールが配置されている。各
リールは、一般に、リール枠の外周部に、数字,図柄な
どによる複数駒のシンボルが描かれた帯状シートを貼着
して成り、遊技者の始動操作に応じて一斉に回転を開始
した後、それぞれ個別の停止操作により順次停止する。
正面パネルのシンボル表示窓上には、上,中,下,右上
がり、右下がりの5本の入賞ラインが設定されており、
各リールの停止により、各入賞ライン上にリール毎の3
駒分のシンボルが整列した状態で表示される。
【0003】また従来のスロットマシンでは、内部抽選
により入賞を成立させるかどうかを決定してリールの停
止動作を制御するとともに、入賞や「リーチ」の成立
時、あるいは前記抽選が当たりになったことなどを、遊
技者に効果的に報知するために、種々の構成を付加して
いる。
【0004】この種の報知手段として、最も典型的なも
のは、機体前面の適所に設けられたランプである。この
ほか、入賞ライン上のシンボルを識別表示するものとし
て、リールの内側に各シンボルの停止表示位置に対応さ
せて豆ランプなどの光源を配置し、入賞ライン上に特定
のシンボルが停止したときなどに、そのシンボルに背後
照明を施すようにした機種が存在する。さらに近年で
は、特定のシンボルを透明または半透明に形成して、こ
のシンボルに背後照明を施すことにより、その特定シン
ボルを所定の色彩光により発光させることも提案されて
いる(特開平10−290856号公報)。
【0005】また印刷された入賞ラインに代えて、LE
Dや光ファイバなどのライン表示器を配設し、遊技中に
所定の条件が成立したときにライン表示器を点灯するこ
とにより、所定の入賞ラインを識別表示するようにした
機種も提案されている(実開昭62−84484号公
報,特開平6−23092号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のリールにおける
各シンボルは、一般に、外周の帯状シート上にシルクス
クリーン印刷により描かれたものであって、個々のシン
ボルの配色は固定されている。したがってたとえシンボ
ルに背後照明を施しても、シンボルの色彩を変化させる
までには至らず、同じシンボルにより異なる入賞を設定
したり、シンボル表示を多様化して各種の報知を行うの
は、不可能である。
【0007】またライン表示器により入賞ラインを発光
表示させる場合、この表示器が点灯していない状態下で
は入賞ラインが不明確になる。この問題を解決するため
に、通常時と報知用とで発光色を切り換えるようにする
と、スイッチ機構などを配備する必要が生じて構成が複
雑化し、コスト高になるという問題が発生する。加えて
前面のパネル上のランプを点灯したり、音声を出力する
だけの報知は、ありきたりで面白みに欠け、遊技者の期
待感を十分に高められない、という問題がある。
【0008】加えて近年のスロットマシンには、多量の
メダル払出しが保障される「特別入賞」について複数種
のゲーム態様を設定するとともに、各態様毎に、たとえ
ば赤色の「7」、緑色の「7」というように、表示色の
異なる「7」のシンボルを設定したものがある。しかし
ながらこのように複数種の入賞シンボルを設けると、シ
ンボルの配列の設定やリール停止制御が複雑になり、開
発に多大な時間を要する、という問題が生じている。
【0009】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、リール上のシンボルや背景部分、または特定の
入賞ライン、あるいは機体前面のパネル上の印刷パター
ンの色彩を変化させることにより、各種情報を報知する
際の報知効果を高めること、ならびにゲーム実行中の演
出効果を高めてゲームの単調化を防止することを目的と
する。
【0010】さらにこの発明が目的とするところは、リ
ール上の特定のシンボルまたはその背景部分の色彩を変
化させるとともに、複数種の入賞に、それぞれ同じシン
ボルを表示色を変化させて割り当てることにより、シン
ボルの配列の設定や制御を複雑化することなく、興趣の
あるシンボル可変表示遊技機を提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1〜3の発明は、
外周の帯状部に複数駒のシンボルを配設して成る遊技機
用リールに関する。請求項1の発明にかかる遊技機用リ
ールは、前記帯状部の少なくとも一部分が透光性を有す
るとともに、その部分に透光性を有する2種類の印刷層
が帯状部の厚み方向に沿って並ぶ多層印刷パターンが形
成されている。さらに前記多層印刷パターンの各印刷層
のうち、リールの外側方向に形成された第1の印刷層に
は、リールの内側方向に形成された第2の印刷層よりも
明度の低い顔料が含まれており、リールの内側より外側
に向かって光が照射されたときに、前記第2の印刷層に
おける発光色が前記第1の印刷層を介してリールの外側
に透過し、前記光が照射されない状態下では、前記第1
の印刷層によりリールの外側からの第2の印刷層の視認
が妨げられる。
【0012】請求項2の発明では、前記多層印刷パター
ンは、前記帯状部の少なくとも1個のシンボルを形成す
る。また請求項3の発明では、前記帯状部の少なくとも
1個のシンボルに対する背景部分を形成する。
【0013】請求項4〜6の発明は、上記構成のリール
を複数個、シンボル表示窓の背後に配備し、各リールの
停止時に、リール毎にシンボル表示窓内に所定駒数分の
シンボルを停止表示させるようにしたシンボル可変表示
遊技機であって、請求項4の発明にかかるシンボル可変
表示遊技機は、各リールの内側に配備され、シンボル表
示窓に向けて光を照射するための光源と、前記光源の点
灯および消灯動作を制御するための制御回路とを具備す
る。
【0014】請求項5の発明では、前記光源は、各シン
ボルの停止表示位置毎に設けられており、前記制御回路
は、各光源の点灯および消灯動作を個別に制御する。
【0015】請求項6の発明では、前記制御回路は、遊
技中に所定の条件が成立したことに応じて前記光源を点
灯させる。
【0016】請求項7の発明は、外周の帯状部に複数駒
のシンボルを配設して成る複数個のリールを、シンボル
表示窓の背後に配備し、前記シンボル表示窓上に各シン
ボルの停止表示位置を結ぶ所定数の入賞ラインが形成さ
れて成るシンボル可変表示遊技機において、入賞ライン
のうちの少なくとも1本は、透光性を有する2種類の印
刷層がシンボル表示窓の厚み方向に沿って並ぶ多層印刷
パターンにより形成される。また機体内部には、前記多
層印刷パターンによる入賞ラインに光を照射するための
光源と、この光源の点灯および消灯動作を制御するため
の制御回路が組み込まれる。そして多層印刷パターンの
各印刷層のうち、シンボル表示窓の前方側に形成された
第1の印刷層には、シンボル表示窓の後方側に形成され
た第2の印刷層よりも明度の低い顔料が含まれており、
前記光源の点灯下においては、前記第2の印刷層におけ
る発光色が前記第1の印刷層を介してシンボル表示窓の
前方に透過し、前記光源の消灯下では、前記第1の印刷
層によりシンボル表示窓の前方からの第2の印刷層の視
認が妨げられる。
【0017】請求項8の発明では、機体前面に、複数の
シンボル列を変動表示および停止表示するためのシンボ
ル表示部を具備して成るシンボル可変表示遊技機の機体
前面に、少なくとも一部分が透光性を有するパネルが配
備されており、そのパネル上の透光性を有する部分に、
透光性を有する2種類の印刷層がパネルの厚み方向に沿
って並ぶ多層印刷パターンが形成される。また機体内部
には、前記多層印刷パターンの形成位置に光を照射する
ための光源と、この光源の点灯および消灯動作を制御す
るための制御回路が組み込まれる。さらに多層印刷パタ
ーンの各印刷層のうち、パネルの前方側に形成された第
1の印刷層には、パネルの後方側に形成された第2の印
刷層よりも明度の低い顔料が含まれており、前記照明装
置の点灯下においては、前記第2の印刷層における発光
色が前記第1の印刷層を介してパネルの前方側に透過
し、前記照明装置の消灯下では、前記第1の印刷層によ
りパネルの前方からの第2の印刷層の視認が妨げられ
る。
【0018】請求項9の発明では、前記請求項8の多層
印刷パターンにより、文字または図形を形成する。
【0019】請求項10の発明では、前記制御回路は、
遊技中に所定の条件が成立したことに応じて、前記光源
を点灯させる。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、リール外周の多層印
刷パターンの形成位置では、通常時は、第1の印刷層に
よる暗い印刷パターンが表される。しかしながらリール
の内側から照明が施されると、第2の印刷層における発
光色が第1の印刷層を介してリールの外側に透過する。
したがって第2の印刷層に第1の印刷層とは異なる色相
を具備する顔料を含ませることにより、リール上の所定
位置に、通常時とは異なる色彩を具備し、かつ鮮やかな
印刷パターンが出現するようになる。
【0021】請求項2の発明によれば、帯状部の特定の
シンボルの色彩を、背後照明により変化させることが可
能となる。また請求項3の発明によれば、特定のシンボ
ルの背景部分の色彩を変化させることが可能となる。
【0022】請求項4の発明によれば、上記構成のリー
ルを複数個導入するとともに、各リールの内側にシンボ
ル表示窓へと光を照射する光源を設け、制御回路により
各リールに対する背後照明を制御するので、リールの所
定位置の色彩が背後照明により変動するシンボル可変表
示遊技機を提供することができる。
【0023】請求項5の発明によれば、各シンボル表示
位置毎の光源を個別に動作させることにより、特定のシ
ンボルまたはその背景部分の表示色を変化させることが
可能となる。
【0024】請求項7の発明によれば、特定の入賞ライ
ンに照明を施すことにより、そのラインの色彩を通常時
の状態から変動させて、入賞ラインを識別表示すること
が可能となる。
【0025】請求項8の発明によれば、機体前面のパネ
ル上に描かれた印刷パターンの色彩が、内部照明により
変動するようになる。さらに請求項9の発明によれば、
文字または図形の印刷パターンの色彩が変動するので、
遊技者に何らかの意味を持つ情報を識別表示する用途に
利用することが可能である。
【0026】請求項6および10の発明によれば、遊技
中に所定の条件が成立したことにより、多層印刷パター
ンの色彩を変化させるので、入賞やリーチの成立、内部
抽選結果など、各種の条件の成立を、色彩の変化により
報知することが可能となる。
【0027】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかるスロッ
トマシンの外観を、図2はその機体の内部構造を、それ
ぞれ示す。図示例のスロットマシン1は、前面開口の機
体本体部2の開口部に扉部3を組み付けて成る。機体本
体部内の上段位置にはリールブロック4や制御回路が搭
載された制御基板5が配備され、下段位置には、ホッパ
6aを備えたメダル払出機6が組み込まれる。
【0028】前記リールブロック4は、金属製のフレー
ム7に3個のリール8a,8b,8cが組み付けられて
成る。各リール8a,8b,8cは、図3に示すよう
に、リール枠29の外周面に複数種のシンボルSが描か
れた帯状シート30を貼設して成るもので、幾つかのシ
ンボルSは、入賞を成立させるためのシンボルを構成す
る。これらリール8a,8b,8cは、それぞれ片側位
置に配置された支持板10a,10b,10cに、その
駆動源となるステッピングモータ9a,9b,9cとと
もに組み付けられている。
【0029】前記扉部3は、金属製のフレームの上部、
中央部、および下部に、それぞれパネル11,12,1
3を組み付けて成る。正面パネル11は、主として各リ
ール8a,8b,8cのシンボルを表示するためのもの
で、透明な強化ガラスやアクリルの合成樹脂板が用いら
れる。上部および下部の各パネル12,13には、透明
なアクリルなどの合成樹脂板が用いられ、機種名やゲー
ム情報などを表す文字やキャラクターなどの図柄が描画
される。なおいずれのパネル11,12,13も、表面
にシルクスクリーン印刷を施すことにより、文字や図柄
などの描画と背景部分の着色とがなされている。
【0030】正面パネル11と下部パネル13との間の
フレーム部分には、メダル投入口16のほか、始動レバ
ー14,リール8a,8b,8c毎の3個の停止釦スイ
ッチ15a,15b,15c,3個のベット釦スイッチ
17,18,19,精算スイッチ22,切替スイッチ2
3などが配備される。また上部パネル12には、「大当
たり」を報知するための当たり表示ランプ27が取り付
けられ、下部パネル13の下方には、メダル払出口25
やメダル受け皿26などが、それぞれ配備される。
【0031】このスロットマシン1は、制御回路内に多
数枚のメダルを電子データ形式で貯留しておき、その貯
留メダルを消費しつつゲームを実行するというクレジッ
ト方式のマシンであって、正面パネル11の下方の張出
し面上に設けられたベット釦スイッチ17は、3枚の貯
留メダルを消費してゲームを行うためのものである。ま
たその下方の垂直面上に設けられたベット釦スイッチ1
8,19は、それぞれ2枚、1枚の貯留メダルを消費す
るためのものである。また精算スイッチ22は、貯留メ
ダルを精算して、相当数のメダルをメダル払出口25よ
りメダル受け皿26に払い出しさせるためのもの、切替
スイッチ23は、機体をクレジット方式のゲームモー
ド、またはメダル投入口16から直接メダルを投入する
ゲームモードのいずれかを選択するためのものである。
なお以下の説明では、「メダル投入」という用語によ
り、メダル投入口16からの直接のメダル投入、および
貯留メダルからのメダル消費の両方の概念を示す。
【0032】中央の正面パネル11には、前記リールブ
ロック4の各リールの配置位置に対応させて、それぞれ
着色の施されていない矩形状のシンボル表示窓20a,
20b,20cが形成される。各シンボル表示窓20
a,20b,20cは、図4に示すように、横方向がリ
ール幅に、長さ方向が3個のシンボルS分の表示範囲
に、それぞれ対応する大きさの縦長形状に形成されてい
る。さらに正面パネル11の表面には、各シンボル表示
窓20a,20b,20cを横切るように、上,中,下
の各水平方向、および右下がり、右上がりの各斜め方向
に沿う5本の入賞ラインL1〜L5が描かれており、各
リール8a,8b,8cの停止時には、それぞれ入賞ラ
インL1〜L5毎に3個のシンボルSが整列して停止す
る。
【0033】なお前記入賞ラインL1〜L5は、メダル
の投入枚数に応じて有効化されるもので、1枚のメダル
投入により中央の水平ラインL1が、2枚のメダル投入
により上、中、下の3本の水平ラインL1,L2,L3
が、それぞれ有効化される。またメダルが3枚投入され
た場合は、すべての入賞ラインL1〜L5が有効化され
る。
【0034】さらにこの実施例のスロットマシン1で
は、各リール8a,8b,8cの裏側に、各シンボルの
停止位置に対応させて、シンボルに背後照明を施すため
の光源28が配置される。各光源28は、図5に示すよ
うに、基板31上に多数のLEDチップ32を実装し、
その上に拡散材を含む樹脂33をモールドして成る面発
光器であって、各リール8a,8b,8c毎の3個の光
源28は連結されて、光源ユニット28Aとして各リー
ル8a,8b,8cの内側に固定配備される。
【0035】図6は、前記光源ユニット28Aの取付け
例を示す。各リール8a,8b,8c毎の支持板10
a,10b,10cの前端縁には、それぞれリールの環
状部に沿う半円形状の取付板35が支着されている。各
リール8a,8b,8c毎の光源ユニット28Aは、各
光源28をそれぞれのシンボル停止位置の裏側に位置さ
せた状態で、前記取付板35の内側にビス36,36に
より支着される。なお光源28には、必ずしも上記のよ
うな面発光器を用いる必要はなく、例えばケース体内に
豆ランプを収容した構成のものを用いてもよい。
【0036】さらにこの実施例のスロットマシン1で
は、各リール8a,8b,8cに配置されるシンボルS
のうち、数字の「7」などの特定のシンボルを、図7に
示すような方式による印刷パターンを用いて形成するこ
とにより、前記光源28による背後照明下でのシンボル
表示色が、通常時とは異なる色彩に変化するようにして
いる。
【0037】この印刷パターンは、前記帯状シート30
の裏面に、シートの厚み方向に沿って重ね合わせられた
2種類の印刷層37,38により形成される。各印刷層
37,38のうち、帯状シート30の裏面に接する第1
の印刷層37は、黒色,銀,パール色,濃いグリーンな
どの色相を具備する明度の低い顔料(以下「暗色顔料」
と総称する)の粒子39と、光透過性の高いクリア材の
粒子40とを、所定の割合で混合したものである。他
方、第2の印刷層38は、第1の印刷層とは異なる色相
を具備し、かつ明度が高い顔料の粒子41を含ませた半
透明層である。なおいずれの印刷層37,38も、単一
の顔料の粒子のみを含ませる必要はなく、複数の色彩の
顔料を用いてシンボルの輪郭部分と輪郭の内部とを異な
る色彩で表したり、内部に細かい模様を描いたりしても
よい。
【0038】なお上記特定のシンボル以外のシンボル
は、従来と同様に、帯状シート30の裏面に単一の印刷
層によるパターンを形成して成る。また帯状シート30
の裏面には、各シンボルの形成位置を除く背景部分全体
に、暗色顔料による遮光層42が形成される。
【0039】上記のような二層印刷パターンによるシン
ボルをリール8a,8b,8cに配備した場合、前記光
源28による背後照明が施された状態下では、光源28
からの光は、第2の印刷層38および第1の印刷層37
のクリア材の粒子40を透過した後に、帯状シート30
の表面に達するので、リールの外側位置から、第1の印
刷層37を介して第2の印刷層38における発光パター
ンを視認できる。また第2の印刷層38は、背後照明を
受けて明るく発光しているので、シンボルの色彩が鮮や
かに表される。
【0040】これに対し、前記光源28が消灯している
状態下では、第2の印刷層38は発光せず、またクリア
材の粒子40を透過する光もなくなるため、第1の印刷
層37の暗色顔料による明度の低い色彩が優勢になり、
リールの外側からの第2の印刷層38の視認は妨げられ
る。
【0041】なお上記のように、背後照明により第2の
印刷層38を視認できる状態と視認できない状態とを切
り換えるためには、実質的には、第1の印刷層における
暗色顔料やクリア材の各粒子39,40の粒径、および
両者の配合比が問題になる。たとえば、直径20ミクロ
ンの黒色顔料の粒子と直径40ミクロンのクリア材の粒
子とを使用する場合は、約1:1の割合で混合すればよ
い。
【0042】たとえば、数字の「7」のシンボルを前記
二層印刷パターンにより形成する場合、第1の印刷層3
7には黒色顔料を含ませ、第2の印刷層38は赤色や黄
色などの顔料を用いて形成すると、背後照明の施されて
いない状態下では、図8(1)に示すように、シンボル
は黒色で表される。しかしながらこのシンボルに背後照
明を施すと、前記した原理により第2の印刷層38にお
ける発光色が第1の印刷層37および帯状シート30を
透過するので、前記シンボルの表示色は、図8(2)に
示すように、黒色から赤色や黄色などの明るい色彩に転
じる。また背後照明によって、前記シンボルは、一層明
るく表示され、第2の印刷層38による発光色がより鮮
やかになる。なお図8の例では、「7」のシンボルの輪
郭部分をシンボルの内部とは異なる色彩の顔料を用いて
形成するとともに、この輪郭部分の色彩も、背後照明の
有無により変化させるようにしている。
【0043】さらに上記実施例では、各印刷層37,3
8を、帯状テープの裏面に重ね合わせて形成している
が、これに限らず、帯状テープ30の表面に第2の印刷
層38を形成し、さらにその上に第1の印刷層37を形
成するようにしてもよい。また帯状テープ30の表面に
第1の印刷層37を、裏面に第2の印刷層38を、それ
ぞれ形成し、第2の印刷層における発光パターンを、帯
状テープおよび第1の印刷層を介して透過させるように
してもよい。
【0044】またこの実施例では、シンボル全体を二層
印刷パターンにより形成しているが、これに限らず、シ
ンボルの輪郭部分は暗色顔料による一層構造にして輪郭
を際だたせたり、シンボルの一部のみに二層印刷パター
ンを用いるようにしてもよい。またシンボルは通常の印
刷パターンにより形成し、周辺の背景部分を二層印刷パ
ターンで形成してもよい。また各リール8a,8b,8
cは、前記図3に示した構成に限らず、例えば、周面が
透明または半透明の円筒状に構成されたものでもよい。
【0045】さらに第1の印刷層37は前記図7の構成
に限らず、シアン(C),イエロー(Y),マゼンタ
(M),ブラック(K)の4種類の顔料の多色刷りによ
り透過性の高い印刷層を形成してもよい。また第2の印
刷層38に蛍光顔料を含ませるとともに、前記光源28
として、紫外線ランプを配備するようにすれば、背後照
明下のシンボル表示をより一層際だたせることが可能と
なる。
【0046】図9は、上記スロットマシン1の電気的構
成を示す。同図中、43はマイクロコンピュータより成
る制御部であり、制御、演算の主体であるCPU44,
プログラムや前記抽選のためのテーブルが記憶されるR
OM45,データの読み書きに用いられるRAM46,
および乱数発生器47を含む。
【0047】前記CPU44には、バス51を介して各
種の入出力部が接続され、CPU44は、ROM45内
のプログラムに基づき、各種入力信号を認識しつつ、出
力部に駆動信号を与えて、ゲームに関わる一連の処理を
実行する。入力部としては、前記始動レバー14,停止
釦スイッチ15a,15b,15c,ベット釦スイッチ
17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ2
3のほか、メダル投入口16より投入されたメダルを検
知するためのメダル検知センサ48などが接続される。
また出力部としては、メダル払出機6,前記ステッピン
グモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部4
9,当たり報知ランプ27,ならびに効果音などを出力
する音声回路50のほか、前記した背後照明用の光源2
8などが接続される。
【0048】図10は、上記スロットマシン1における
一連のゲーム制御手順を示す。CPU44は、ベッド釦
スイッチ17,18,19またはメダル検知センサ48
からの入力信号に応じて、所定数の入賞ラインを有効化
する(ST1,2)。ついで始動レバー14の操作信号
を受けると、ST3が「YES」となり、入賞フラグが
セットされているか否かをチェックする(ST4)。
【0049】ここでいう入賞フラグとは、前記抽選が
「大当たり」となったことを記憶保持するためのフラグ
であって、前回のゲームより「大当たり」の抽選結果が
持ち越されていれば、このST4の判定が「YES」と
なり、ST8のリール始動処理へと移行する。
【0050】入賞フラグがセットされていない場合は、
ST5へと移行し、乱数発生器47の出力する乱数値を
取り込んで抽選を実行する。さらにこの抽選が「大当た
り」となった場合は、CPU44は、つぎのST7で入
賞フラグをセットした後にST8へと進んで、リール8
a,8b,8cを一斉に始動する。
【0051】以後、CPU44は、停止釦スイッチ15
a,15b,15cが操作される都度、対応するリール
8a,8b,8cを、最大4駒まで滑らせて停止させる
ことにより、有効な入賞ライン上に前記抽選結果に応じ
たシンボルを可能な限り停止させる(ST9,10)。
そしてすべてのリール8a,8b,8cが停止して、有
効な入賞ライン上に同一のシンボルが整列すると、入賞
となり、所定枚数のメダル払出しが行われる(ST11
〜13)。
【0052】さらにこの入賞が「7」などの特別のシン
ボル組合せによる場合は、ST14が「YES」とな
る。これを受けてCPU44は、ST15で入賞フラグ
をリセットした後、続くST16で、「7」のシンボル
の停止位置の背後の光源28を点灯させて、「7」のシ
ンボルの表示色を変動させる。この異なる表示色による
シンボル表示は、所定時間継続され、しかる後にCPU
44は光源28を消灯して、入賞確率の高い特別ゲーム
を所定回数実行する(ST17,18)。
【0053】一方、抽選が「大当たり」であるにも関わ
らず、いずれかのリールにおいて、目標とする入賞ライ
ン上に「7」のシンボルを引き込めずに「はずれ」にな
ることがある。このような場合は、CPU44は、ST
14,19を介してST20へと進み、引込みに成功し
た「7」のシンボルや、目的の引込み位置からはずれて
停止した「7」のシンボルを、それぞれ対応する光源を
点滅させるなどして識別表示する。そして所定時間が経
過すると、CPU44は、この点滅表示を解除し(ST
21)、前記入賞フラグを持ち越した状態でつぎのゲー
ムの開始に待機する。
【0054】このように二層印刷パターンと背後照明と
を用いてシンボルの表示色を変動させることにより、特
別入賞成立時の演出を盛り上げたり、内部抽選が「大当
たり」になったことを、遊技者にわかりやすく報知し
て、ゲームに対する関心を高めることができる。
【0055】このほか前記二層印刷パターンによるシン
ボルは、単なる報知に限らず、制御の態様が異なる複数
の入賞を設定するためにも用いることができる。たとえ
ば特別入賞として「ビッグボーナス」「レギュラーボー
ナス」の2種類の入賞が設定されている場合、「レギュ
ラーボーナス」に背後照明のなされない暗い色彩の
「7」のシンボルの組合せを対応させ、他方の「ビッグ
ボーナス」に背後照明による明るい色彩の「7」のシン
ボルの組合せを対応させる。
【0056】このほか、「ビッグボーナス」として、入
賞後に実施される特別ゲームの条件などが異なる2種類
の態様を設定するとともに、各態様に色の異なる「7」
のシンボルを割り当ててもよい。このような方式によ
り、各リール8a,8b,8cに、2種類の「7」のシ
ンボルを割り当てる必要がなくなるので、シンボルの配
列設定やリール停止制御を簡易化することができる。
【0057】さらに前記二層印刷パターンは、リールに
限らず、シンボル表示窓の入賞ラインやパネル面に描画
される印刷パターンにも導入することができる。図11
は、前記5本の入賞ラインL1〜L5のうち、中央の入
賞ラインL1を二層印刷パターンにより形成した例を示
す。この印刷パターンも、正面パネル11の表面または
裏面に、前記と同様の2種類の印刷層37,38を重ね
合わせるか、もしくはパネル11の表裏の各面にそれぞ
れ第1,第2の各印刷層37,38を形成して成る。
【0058】入賞ラインL1の第1の印刷層37は、黒
色,金色などの暗色顔料とクリア材とを混合して成り、
他の4本の入賞ラインL2〜L5は、入賞ラインL1と
同色の顔料による単一の印刷層により形成される。さら
に入賞ラインL1の第2の印刷層38は、赤色など、明
度の高い顔料を含んだ半透明層に形成される。また正面
パネル11の裏側には、各シンボル表示窓20a,20
b,20cの両側位置に、それぞれLEDによる光源5
2が、前記入賞ラインL1の位置および方向に対応させ
て配備されている。
【0059】よって前記光源52が点灯していない状態
下では、各入賞ラインL1〜L5は同じ色彩で表示され
るが、光源52が点灯すると、中央の入賞ラインL1で
は第2の印刷層38による発光色が出現して、表示色お
よび明るさが変化する。
【0060】このような入賞ラインの色彩変動表示は、
前記した内部抽選が「大当たり」となったときの報知に
用いると効果的である。入賞ラインはシンボルと違って
表示位置が固定されており、しかもゲーム実行中に必ず
遊技者の目に入る位置に配置されているので、入賞フラ
グがセットされてから特別入賞が成立するまでの間、変
動された表示色のままで維持することにより、報知効果
が高められる。なお他の入賞ラインL2〜L5も二層印
刷パターンにより形成すれば、有効化された入賞ライン
を識別表示したり、入賞の成立ラインを報知する目的に
も使用することができる。
【0061】図12は、下部パネル13に、前記二層式
印刷パターンによる文字情報53を表した例を示す。こ
の場合の印刷パターンも、下部パネル13の表面または
裏面に前記と同様の2種類の印刷層37,38を重ね合
わせるか、もしくはパネルの表裏の各面にそれぞれ第
1,第2の各印刷層37,38を形成して成る。印刷パ
ターン53は、図示例のような文字のほか、遊技機のキ
ャラクターなどを表す図柄であってもよい。また文字や
図柄の部分は通常の印刷パターンにより形成し、背景の
部分を二層式の印刷パターンに形成してもよい。
【0062】前記下部パネル13の裏側には、前記文字
情報53の配置位置に対応させて、豆ランプのような光
源(図示せず)が配備される。この光源を所定のタイミ
ングで点灯させることにより、図12(1)(2)に示
すように、印刷パターンの色彩が変化し、かつ光源によ
る背後照明下で鮮やかな色彩表示が実現する。
【0063】なおこの種の印刷パターンは、上部パネル
12や正面パネル11のシンボル表示窓20a,20
b,20c以外の部分にも形成することが可能であり、
入賞時などの演出効果を多いに高めることができる。ま
たここではスロットマシンの所定位置に二層印刷パター
ンを形成する実施例を説明したが、パチンコ遊技機な
ど、変動表示可能な複数のシンボル列を具備する他のシ
ンボル可変表示遊技機にも、導入できることは言うまで
もない。
【0064】
【発明の効果】請求項1および4の発明では、リール外
周の帯状部の所定位置において、明度の低い第1の印刷
層と明度の高い第2の印刷層とが帯状部の厚み方向に沿
って並べられた多層印刷パターンを形成するとともに、
この多層印刷パターンに対し、リールの内側から外側に
向かう光を照射することにより、第2の印刷層における
発光色を第1の印刷層を介してリールの外側に透過する
ようにしたから、第2の印刷層に第1の印刷層とは異な
る色相を具備する顔料を含ませることにより、背後照明
の有無によってリールの所定位置の表示色や明るさを切
り換えることが可能となる。よって、入賞が成立した
り、内部抽選が当たった際に背後照明を施すことによ
り、この種の報知を簡単かつ効果的に行うことができ
る。
【0065】請求項2の発明では特定のシンボルの色彩
が、請求項3の発明では特定のシンボルの背景部分の色
彩が、背後照明により変化するようになるので、特定の
シンボルを他のシンボルから際だたせて表示することが
可能となる。さらにシンボルまたは背景の表示色に応じ
て異なる態様の入賞を設定すれば、シンボルの配列や制
御を複雑化することなしに、スロットマシンの興趣を高
めることができる。
【0066】請求項5の発明によれば、各シンボル停止
表示位置毎の光源を個別に駆動することにより、特定の
シンボルの識別表示を実現することが可能となる。
【0067】請求項7の発明では、特定の入賞ラインを
多層印刷パターンにより形成して、内部からの照明によ
りその入賞ラインの色彩を変化させるので、特に内部抽
選結果を報知するなど、持続的な報知を行う際の報知効
果を高めることができる。
【0068】請求項8の発明では、機体前面のパネル上
の印刷パターンの色彩を、内部からの照明により変化さ
せるので、種々の印刷パターンの表示色を代えて、装飾
効果を高めることができる。また請求項9の発明では、
パネルに描かれた文字または図形の色彩を変化させるの
で、ゲームの進行に応じて遊技者に何らかの意味を持つ
情報を表示することが可能となる。
【0069】請求項6および10の発明では、遊技中に
所定の条件が成立したことにより、多層印刷パターンの
色彩を変化させるようにしたので、光源を点灯させる条
件を任意に設定、変更できるようになすことにより、各
種の条件の成立を効果的に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの
外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの機体の内部構造を示す正面図
である。
【図3】リールの構成を示す斜視図である。
【図4】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図5】光源の構成を一部を破断して示す正面図であ
る。
【図6】光源の取付け例を示す側面図である。
【図7】帯状シートにおける二層印刷パターンの構成を
示す説明図である。
【図8】二層印刷パターンによりシンボルを形成した場
合の表示色の変化を示す説明図である。
【図9】スロットマシンの電気構成を示すブロック図で
ある。
【図10】スロットマシンの制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】二層印刷パターンによりシンボル表示窓上の
入賞ラインを形成した場合の表示色の変化を示す説明図
である。
【図12】二層印刷パターンによりパネル上の文字情報
を形成した場合の表示色の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 8a,8b,8c リール 11,12,13 パネル 20a,20b,20c シンボル表示窓 28 光源 30 帯状シート 37 第1の印刷層 38 第2の印刷層 52 光源 53 文字情報 S シンボル L1〜L5 入賞ライン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周の帯状部に複数駒のシンボルを配設
    して成る遊技機用リールであって、 前記帯状部の少なくとも一部分は透光性を有するととも
    に、その部分に透光性を有する2種類の印刷層が帯状部
    の厚み方向に沿って並ぶ多層印刷パターンが形成されて
    おり、 前記多層印刷パターンの各印刷層のうち、リールの外側
    方向に形成された第1の印刷層には、リールの内側方向
    に形成された第2の印刷層よりも明度の低い顔料が含ま
    れており、リールの内側より外側に向かって光が照射さ
    れたときに、前記第2の印刷層における発光色が前記第
    1の印刷層を介してリールの外側に透過し、前記光が照
    射されない状態下では、前記第1の印刷層によりリール
    の外側からの第2の印刷層の視認が妨げられて成る遊技
    機用リール。
  2. 【請求項2】 前記多層印刷パターンは、前記帯状部の
    少なくとも1個のシンボルを形成する請求項1に記載さ
    れた遊技機用リール。
  3. 【請求項3】 前記多層印刷パターンは、前記帯状部の
    少なくとも1個のシンボルに対する背景部分を形成する
    請求項1に記載された遊技機用リール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載されたリ
    ールを複数個、シンボル表示窓の背後に配備し、各リー
    ルの停止時に、リール毎にシンボル表示窓内に所定駒数
    分のシンボルを停止表示させるようにしたシンボル可変
    表示遊技機において、 各リールの内側に配備され、シンボル表示窓に向けて光
    を照射するための光源と、 前記光源の点灯および消灯動作を制御するための制御回
    路とを具備して成るシンボル可変表示遊技機。
  5. 【請求項5】 前記光源は、各シンボルの停止表示位置
    毎に設けられており、前記制御回路は、各光源の点灯お
    よび消灯動作を個別に制御して成る請求項4に記載され
    たシンボル可変表示遊技機。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、遊技中に所定の条件が
    成立したことに応じて前記光源を点灯させる請求項4に
    記載されたシンボル可変表示遊技機。
  7. 【請求項7】 外周の帯状部に複数駒のシンボルを配設
    して成る複数個のリールを、シンボル表示窓の背後に配
    備し、前記シンボル表示窓上に各シンボルの停止表示位
    置を結ぶ所定数の入賞ラインが形成されて成るシンボル
    可変表示遊技機において、 前記入賞ラインのうちの少なくとも1本は、透光性を有
    する2種類の印刷層がシンボル表示窓の厚み方向に沿っ
    て並ぶ多層印刷パターンにより形成されるとともに、機
    体内部には、前記多層印刷パターンによる入賞ラインに
    光を照射するための光源と、この光源の点灯および消灯
    動作を制御するための制御回路が組み込まれており、 前記多層印刷パターンの各印刷層のうち、シンボル表示
    窓の前方側に形成された第1の印刷層には、シンボル表
    示窓の後方側に形成された第2の印刷層よりも明度の低
    い顔料が含まれており、前記光源の点灯下においては、
    前記第2の印刷層における発光色が前記第1の印刷層を
    介してシンボル表示窓の前方に透過し、前記光源の消灯
    下では、前記第1の印刷層によりシンボル表示窓の前方
    からの第2の印刷層の視認が妨げられて成るシンボル可
    変表示遊技機。
  8. 【請求項8】 機体前面に、複数のシンボル列を変動表
    示および停止表示するためのシンボル表示部を具備して
    成るシンボル可変表示遊技機において、 機体前面には、少なくとも一部分が透光性を有するパネ
    ルが配備されており、そのパネル上の透光性を有する部
    分に、透光性を有する2種類の印刷層がパネルの厚み方
    向に沿って並ぶ多層印刷パターンが形成されるととも
    に、機体内部には、前記多層印刷パターンの形成位置に
    光を照射するための光源と、この光源の点灯および消灯
    動作を制御するための制御回路が組み込まれており、 前記多層印刷パターンの各印刷層のうち、パネルの前方
    側に形成された第1の印刷層には、パネルの後方側に形
    成された第2の印刷層よりも明度の低い顔料が含まれて
    おり、前記照明装置の点灯下においては、前記第2の印
    刷層における発光色が前記第1の印刷層を介してパネル
    の前方側に透過し、前記照明装置の消灯下では、前記第
    1の印刷層によりパネルの前方からの第2の印刷層の視
    認が妨げられて成るシンボル可変表示遊技機。
  9. 【請求項9】 前記多層印刷パターンは、文字または図
    形を形成して成る請求項8に記載されたシンボル可変表
    示遊技機。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、遊技中に所定の条件
    が成立したことに応じて、前記光源を点灯させる請求項
    7または8に記載されたシンボル可変表示遊技機。
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