JP2001224742A - シンボル可変表示遊技機 - Google Patents

シンボル可変表示遊技機

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JP2001224742A
JP2001224742A JP2000374855A JP2000374855A JP2001224742A JP 2001224742 A JP2001224742 A JP 2001224742A JP 2000374855 A JP2000374855 A JP 2000374855A JP 2000374855 A JP2000374855 A JP 2000374855A JP 2001224742 A JP2001224742 A JP 2001224742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の周面への照明光を均一化する。 【解決手段】 リング状の縁枠部を有し、周面が開口さ
れたリール枠体の外周部に、透光性を有する帯状シート
28を貼着して、リールを構成する。このリールの内側
には、各シンボルの停止位置に対応させて、リールの一
側縁に対向する位置にR,G,Bの各色彩毎のLEDが
配置された光源が配備される。帯状シート28の裏面に
は、全長にわたって拡散層が形成される。この拡散層
は、微小凹凸の印刷パターンによるもので、幅方向にお
いてLEDの配置位置に対向する位置から離れるほど凹
凸の間隔が粗になるように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシンやパ
チンコ遊技機など、複数のシンボルを移動させて表示す
るためのシンボル表示部を、複数個具備して成るシンボ
ル可変表示遊技機に関し、特に、各シンボル表示部が、
リールのような回転体により形成されたタイプのシンボ
ル可変表示遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンでは、機体前面に
シンボル表示窓が形成されるとともに、このシンボル表
示窓の後方に、複数個(通常3個)のリールが整列状態
で配備される。各リールの周面には、複数駒のシンボル
が描かれており、遊技者によるゲーム開始操作により一
斉に回転した後、個別の停止操作を受けて順次停止す
る。リール停止時には、シンボル表示窓内には、リール
毎にそれぞれ3個のシンボルが停止表示される。
【0003】各シンボル表示窓の形成位置には、シンボ
ルの停止表示位置に合わせて、上,中,下,斜めの5本
の入賞ラインが形成されている。各入賞ラインは、ゲー
ムに賭けられたメダル枚数に応じて有効化されるもの
で、リールの停止時に有効化された入賞ライン上に特定
のシンボルの組合せが成立すると入賞となり、遊技者に
所定枚数のメダルの払出しなどの特典が与えられる。
【0004】またこの種のスロットマシンの中には、各
リールの周面に透光性を持たせるとともに、リールの内
側に各シンボルの停止表示位置に対応させて光源を配置
し、特定位置のシンボルを、前記光源による背後照明に
より明示するようにした機種が存在する。たとえば実開
昭61−151784号公報に記載されたスロットマシ
ンでは、各リールの内側にそれぞれ3個のシンボル停止
表示位置に対応させて3個の光源を配備し、各光源を個
別に点灯することにより単独のシンボルを照明するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の光源を組み込ん
だスロットマシンにおいて、特定のシンボルを他のシン
ボルと切り分けて明示するには、前記光源からの照明が
施される領域全体に均一な強さの照明光を作用させるの
が望ましい。しかしながら前記光源は、通常、前面に透
光部を有するケース体内に豆ランプやLEDなどの発光
体を配置した構成をとるため、リール周面は、発光体の
配置位置に対向する位置から離れるほど暗くなり、均一
な照明がなされない、という問題がある。
【0006】さらに近年のスロットマシンでは、より効
果的なシンボル表示を行うために、異なる色彩光を発光
させる複数種の発光体が組み込まれた構成の光源を使用
する場合がある。しかしながらこのような構成では、発
光体の強度を上げると、リール周面の発光体に対向する
位置で各発光体からの個々の照明光が十分に混合しない
まま透過し、視認性が著しく悪くなるという問題が発生
する。
【0007】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、回転体の内周面または外周面、あるいは光源側
の投光窓や光の反射面などに、光源内の発光体との位置
関係に応じて拡散度合いが変動するような拡散層を形成
したり、回転体の周面の透光率が発光体との位置関係に
応じて変動するように構成することにより、回転体の周
面への照明光を均一化することを第1の目的とする。ま
たこの発明は、同様の構成の回転体により、複数色の光
を混合させた色彩光による背後照明を行う場合に、発光
体に近い位置で個々の色彩光がそのまま透過するという
問題を解消し、回転体の周面に所定の色彩による照明光
を均一化することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるシンボ
ル可変表示遊技機は、周面に複数駒のシンボルが配置さ
れた回転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシン
ボルを変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置
で停止させて所定数のシンボルを表示するように構成さ
れたもので、具体的には、スロットマシンやパチンコ機
のような遊技機に該当する。前記回転体は、一般に、ス
テッピングモータを駆動源とするリールとして構成さ
れ、それぞれ機体前面に形成されたシンボル表示窓に対
応させて配備される。シンボル表示窓は、回転体毎、ま
たはすべての回転体に共通に設けられ、回転体の停止時
に所定数のシンボルを停止表示する大きさに形成され
る。なお、回転体は、リールに限らず、表面に多数のシ
ンボルが配置された帯状体の両端部を繋いだものを使用
してもよい。
【0009】この発明にかかるシンボル可変表示遊技機
では、前記回転体の少なくとも1個は、外周部に透光性
を有する帯状シートを備えるとともに、この回転体の内
側には、少なくとも1個の発光体を具備する光源が回転
体の周面に向けて少なくとも1個配備されている。さら
に前記帯状シートは、前記光源により照明が施される領
域全体に均一な光を透過させたときの領域内の明るさ
が、前記発光体から離れるほど明るくなるように形成さ
れる。
【0010】上記構成のシンボル可変表示遊技機では、
例えば、各回転体は周面に開口部を具備する枠体、また
は周面に透光性を持たせた筒状枠体の外周部に各種シン
ボルが印刷された帯状シートを貼着して構成され、さら
に、このうち少なくとも1個の回転体に、透光性を具備
するシート部材による帯状シートが用いられる。
【0011】前記した「光源により照明が施される領
域」は、回転体が任意の位置または定められた所定の位
置まで回転したときに所定光量以上の照明が施される領
域である。なお、1つの光源により1シンボルのみを照
明したい場合は、この領域がシンボルを中心とする位置
に設定されるものとして、領域内の帯状シートの長さ方
向における大きさが回転体を1駒分動かしたときのシー
トの移動範囲以内になるように、光源の発光量を調整す
るのが望ましい。特に、停止表示されたシンボルを際だ
たせるような照明を行うには、シンボルを中心として、
長さ方向の大きさが前記1駒分のシートの移動範囲にほ
ぼ相当し、幅方向の大きさがシンボル表示窓から視認可
能な帯状シートの幅にほぼ相当する大きさの領域を設定
するのが望ましい。
【0012】好ましい態様によれば、前記透光性を有す
る帯状シートには、前記光源より照明が施される領域に
おいて、前記発光体から離れるほど光の拡散度合いが小
さくなるような光拡散面が形成される。
【0013】上記構成によれば、光源の発光体を点灯す
ると、帯状シートの発光体に近い位置には強い光が当た
るが、この光は、拡散度合いの大きい光拡散面の働きに
より種々の方向に十分に拡散されて弱められる。一方、
光源から離れた位置に当たる光は弱くなるが、光拡散面
の拡散度合いが小さく設定されているので、光源から当
たった光および他の位置からの拡散光により照明光量を
確保することができる。よって照明の施される領域内の
各位置における拡散度合いを調整することにより、領域
内の照明光を均一化し、シンボル照明の効果を高めるこ
とができる。
【0014】前記光源は、例えば、前面に投光窓を有す
るケース体の内部に、少なくとも1個の発光体を帯状シ
ートの幅中央部に対向させて配置した構成をとる。この
ような光源を用いる場合、帯状シートの光拡散面は、前
記照明が施される領域において、この領域の中央部から
周辺部に向けて光の拡散度合いがしだいに小さくなるよ
うに形成される。この構成によれば、発光体に対向する
幅中央位置では、拡散度合いが大きく形成された光拡散
面により、照明光が周辺の各方向に十分に拡散されて弱
められる一方、この中央位置の周辺では、徐々に光の拡
散度合いが小さくなって、その位置における照明光量を
確保することができる。なお、発光体としてLEDを用
いる場合は、LEDの指向性を考慮して、光源から離れ
る方向に応じて拡散度合いの変化のパターンを個別に設
定するのが望ましい。
【0015】また前記光源は、前面に投光窓を有するケ
ース体の内側面に、少なくとも1個の発光体を光軸を帯
状シートの幅方向に沿わせて配置した構成にすることも
できる。この場合の帯状シートの光拡散面は、幅方向に
おいて前記光源の発光体から離れるほど光の拡散度合い
が小さくなるように形成される。
【0016】さらに光源は、前面に透光部を有するケー
ス体の内側面に、異なる色彩で発光する複数種の発光体
を光軸を帯状シートの幅方向に沿わせて配置した構成に
することもできる。この場合も、帯状シートの光拡散面
は、幅方向において前記光源の発光体から離れるほど光
の拡散度合いが小さくなるように形成される。上記のよ
うに構成すれば、複数の色彩光による光源を用いて各発
光体による照明光を混合して所定の色彩による照明を施
す場合に、幅方向において光源に近い位置で発光体の発
光色が単独で現れるという現象が抑えられる。しかも光
源から離れた位置においても照明光量を確保することが
できるから、幅方向にわたって施される所定の色彩によ
る照明光を均一化することができる。また上記構成およ
びその1つ前に示した構成によれば、回転体のどの位置
においても、幅方向にわたって均一化された照明を施す
ことができるから、停止表示中のシンボルに限らず、回
転中の回転体の周面にも、ほぼ一定光量の照明を施すこ
とが可能となる。
【0017】上記各構成における光拡散面は、例えば帯
状シートの表面または裏面に形成された微小凹凸の印刷
パターンにより成るもので、前記任意のシンボルを中心
とする領域において前記光源の発光体から離れるほど微
小凹凸の間隔が粗になるように形成される。この光拡散
面の構成によれば、幅方向において発光体に対向する位
置に近いほど、凹凸間隔が密に形成された拡散層によ
り、照明光が周辺の各方向に十分に拡散されて弱められ
る。また幅方向において発光体より離れて照明光量が小
さくなるほど、凹凸間隔が粗くなって、光の拡散度合い
が小さくなっていく。
【0018】さらにこの発明の他の態様では、透光性を
有する帯状シートに光拡散面を設けるのに代えて、帯状
シート上の透過率を変動させるようにしている。具体的
には、帯状シートの前記光源により照明が施される領域
において、前記発光体から離れるほど光の透過率が大き
くなるように設定することにより、領域内の各位置にお
ける光の透過量を揃えて照明光が均一化されるように設
定することが可能となる。
【0019】なお、ここまでに示した光源や光拡散面の
構成は、外周部に帯状シートを備えた構成の回転体のみ
に適用されるものではなく、たとえば、透光性を有する
周面にシンボルが描かれた円筒状の回転体において、周
面に光拡散面を設けてその拡散度合いを発光体との位置
関係によって変動させたり、周面の透過率を発光体との
位置関係によって変動させてもよい。
【0020】さらにこの発明の他の態様では、光源が配
備される回転体を、外周部に透光性を持たせた筒状枠体
の外周面に透光性を具備する帯状シートを貼着して構成
するとともに、この筒状枠体の外周部に光拡散面を形成
するようにしている。なお、この場合の光拡散面も、光
源により照明が施される領域において発光体から離れる
ほど光の拡散度合いが小さくなるように形成される。
【0021】前記光拡散面は、筒状枠体の外周面または
内周面に形成されるもので、例えば、成形後の筒状枠体
に微小凹凸の印刷パターンを施すことによって形成され
る。またこの種の筒状枠体は樹脂製であり、金型成形に
より一体形成できるので、成形時に皺加工により外周面
または内周面に凹凸面を形成してもよい。
【0022】上記構成の好ましい態様では、前記光源
は、前面に投光窓を具備するケース体の内側面に、異な
る色彩で発光する複数種の発光体を光軸を帯状シートの
幅方向に沿わせて配置する。また前記拡散面を構成する
微小凹凸のパターンは、幅方向において前記光源の発光
体から離れるほど微小凹凸の間隔が粗になるように形成
される。
【0023】さらに上記の複数種の発光体を具備する光
源を使用する場合、拡散剤を混入した透明樹脂を材料と
して、筒状枠体の外周部の厚みを幅方向において光源の
発光体から離れるほど薄くなるように形成してもよい。
前記したように、筒状枠体は金型成形により製作できる
ので、外周部の厚みを幅方向に変動させるような加工を
簡単に行うことができる。
【0024】さらにこの発明では、回転体側の光の拡散
度合いや透過率を調整するのに代えて、光源を構成する
ケース体の前面に発光体からの光を拡散するための光拡
散面を具備する透光部を設け、この光拡散面を、前記発
光体から離れるほど光の拡散度合いが小さくなるように
形成することもできる。なお、このような構成の光源
は、外周部に帯状シートを備えた構成の回転体に限ら
ず、たとえば、透光性を有する周面にシンボルが描かれ
た円筒状の回転体など、周面に透光性を有する回転体全
般に適用することができる。
【0025】前記光源のケース体の内部において、透光
部の中央部に対向させて発光体を配置した場合、光拡散
面は、透光部の中央部から周辺部に向けて光の拡散度合
いがしだいに小さくなるように形成される。また発光体
を、光軸を回転体の周面の幅方向に沿わせた状態でケー
ス体の内側面に配置した場合、光拡散面は、回転体の周
面の幅方向に沿う方向において前記光源の発光体から離
れるほど光の拡散度合いが小さくなるように形成され
る。
【0026】さらにこの発明では、異なる色彩で発光す
る複数種の発光体が、ケース体の内側面に光軸を帯状シ
ートの幅方向に沿わせて配置された構成の光源を用いる
場合、ケース体内部の投光窓に対向する面(すなわちケ
ース体の底面)に、幅方向において光源の発光体から離
れるほど光の拡散度合いが小さくなるような光拡散面を
形成してもよい。この場合、各発光体からの光は、発光
体の近傍位置では、拡散度合いの大きい光拡散面により
種々の方向に十分に拡散される一方、発光体から離れた
位置では光の拡散が抑えられるから、前面の投光窓から
の光を均一化することができる。
【0027】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかるスロッ
トマシンの外観を、図2はその機体の内部構造を、それ
ぞれ示す。図示例のスロットマシン1は、前面開口の機
体本体部2の開口部に扉部3を組み付けて成る。機体本
体部2内の上段位置にはリールブロック4や制御回路が
搭載された制御基板5が配備され、下段位置には、ホッ
パ6aを備えたメダル払出機6が組み込まれる。
【0028】前記リールブロック4は、金属製のフレー
ム7に3個のリール8a,8b,8cが組み付けられて
成る。各リール8a,8b,8cは、それぞれ片側に配
備された取付板10a,10b,10cを介して前記リ
ールブロック8に取り付けられる。またこの取付板10
a,10b,10cには、リール8a,8b,8cを個
別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9c
や後記する背後照明用の光源ユニット30も、ともに組
み付けられている。
【0029】この実施例に用いられるリール8a,8
b,8cは、図3に示すように、円筒状のリール枠体2
7の外周に帯状シート28を貼設して成る。前記リール
枠体27は、ABS樹脂などを成形して成る枠体であっ
て、中央のボス部60と外周部29とを放射状の4本の
軸状部61を介して連結させた構成をとる。前記外周部
29は、一対のリング状の縁枠部62,62間を複数の
連結片63により連結して、矩形状をなす複数の開口部
64を形成して成る。各縁枠部62には、図4に示すよ
うに、全周にわたるリブ状突起65が突設されており、
両縁枠部62のリブ状突起65,65間に前記帯状シー
ト28が貼設される。
【0030】前記帯状シート28は、PET樹脂のよう
な透光性を有するフィルムシートの裏面に、シルクスク
リーン印刷により、図柄,文字,数字などの複数種のシ
ンボルが描かれて成る。またこのシンボル印刷層の裏面
には、シルクスクリーン印刷により、後記する微小凹凸
の印刷パターンによる拡散層が形成される。
【0031】図1に戻って、前記扉部3の本体は、所定
の厚みをもたせた金属フレームにより構成され、その前
面開口に3枚のパネル11,12,13が、後面に各種
表示器や操作スイッチにかかる配線基板(図示せず)な
どが組み付けられている。
【0032】前記パネル11,12,13は、透明な合
成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印
刷を施して形成されるもので、上部パネル12および下
部パネル13には機種名やゲーム情報などが描画され
る。また中央の正面パネル11には、それぞれ無着色で
透明の3個のシンボル表示窓20a,20b,20cに
よるシンボル表示部20が形成される。各シンボル表示
窓20a,20b,20cの背後には、前記リールブロ
ックの3個のリール8a,8b,8cが位置し、リール
停止時には、シンボル表示窓20a,20b,20cよ
り各リール8a,8b,8cの外周面に表されたシンボ
ルが、それぞれ3駒分だけ視認可能である。
【0033】正面パネル11と下部パネル13との間の
フレーム部分には、始動レバー14,停止釦スイッチ1
5a,15b,15c,メダル投入口16などが配備さ
れ、下部パネル13の下方には、メダル払出口25,メ
ダル受け皿26などが設けられる。また中央のフレーム
部分には、複数枚のメダルを電子データ形式で貯留して
おき、その貯留メダルを消費してゲームを行うことが可
能なクレジット方式のゲームを実行するために、3個の
ベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ2
2,切換スイッチ23などのスイッチが配備される。各
ベット釦スイッチ17,18,19は、それぞれ操作に
より前記貯留メダルから3枚、2枚、1枚のメダルを引
き落として投入するためのものである。精算スイッチ2
2は、貯留メダルを精算してメダル払出口25より払い
出しさせる際に操作され、また切換スイッチ23は、機
体をクレジット方式のゲームモード、またはメダル投入
口16からの直接メダル投入によるゲームモードのいず
れかに切り換えるためのものである。
【0034】前記正面パネル11の表面には、図5に示
すように、各シンボル表示窓20a,20b,20cを
横切るように、上、中、下、斜めの合計5本の停止ライ
ンL1〜L5が表されており、リール停止時には、これ
ら停止ラインL1〜L5上にそれぞれ各リール8a,8
b,8cのシンボルが整列する。これらの入賞ラインL
1〜L5は、メダル投入口16から直接投入されたメダ
ル、またはベット釦スイッチ17,18,19の操作に
より投入されたメダルの枚数に応じて有効化されるもの
で、投入枚数が1枚のときは中央の水平な入賞ラインL
1が有効化され、投入枚数が2枚になると、3本の水平
な入賞ラインL1〜L3が有効化される。さらに3枚の
メダルが投入されることにより、5本全ての入賞ライン
L1〜L5が有効化される。
【0035】さらにこの実施例のスロットマシン1で
は、各リール8a,8b,8cの裏側に、各シンボルの
停止位置に対応させてそれぞれ光源21が配備される。
各光源21は、いずれも赤(R),緑(G),青(B)
の三原色の発光ダイオード(LED)が組み込まれて、
停止したシンボルおよびその周辺に面状の光を照射する
もので、リール8a,8b,8c毎の3個の光源21が
一体化された光源ユニット30が前記取付板10a,1
0b,10cに取り付けられる。
【0036】図6〜図8は、前記光源ユニット30の具
体的な構成を示す。この実施例の光源ユニット30は、
本体フレーム31,3個の支持フレーム32,および複
数個のLED33が配設された側板34が、一体化され
た構成のものである。前記本体フレーム31は、上下方
向に連設された3枚の支持板35a,35b,35c
と、各支持板35a,35b,35cの一側より後方に
突出する3枚の接合片36a,36b,36cと、上下
の各支持板35a,35cに連接される2枚の垂直片3
7a,37bとにより成る。各支持板35a,35b,
35cは、中央の支持板35bがその板面を垂直にして
配置される一方、上下の各支持板35a,35cは、そ
れぞれリールの周形状に合わせて板面を斜め後方に傾斜
させた状態で中央の支持板35bに連ねられる。またこ
れらの支持板35a〜35cの幅は、リール幅に応じた
長さに形成される一方、上下の各垂直片37a,37b
は、連設される支持板35a,35cに対し、幅方向に
前記取付板10a(10b,10c)までの距離に応じ
た長さだけ突出させて形成される。さらにその突出部分
の端部には、後方に突出する取付片38a,38bが連
続する。
【0037】前記側板34は、前縁がリール周面に沿う
弧状になり、後縁が前記本体フレーム31の支持板35
a,35cの各縁間の距離に応じた長さの直線状に形成
されて成る。この側板34の一方の面には各光源毎に6
個、計18個のLED33が、前記前縁に沿って弧状に
並べて配設され、さらにこれらLED33の後方に各L
ED33に電流を供給するためのコネクタ部39が配備
される。この側板34は、LED33の配設面を本体フ
レーム33の一側縁(前記取付片38a,38bが形成
される側)に合わせ、各LED33を各支持板35a,
35b,35cの支持面上に位置させた状態で位置決め
される。
【0038】各支持フレーム32は、前面に4枚の遮光
壁40a,40b,40c,40dにより囲まれた開口
部40を具備する。各遮光壁40a〜40dのうち前記
側板34の取付け側に対応する遮光壁40dには、開口
部40の外側に突出する前板41が一体形成され、他の
遮光壁40a,40b,40cには、それぞれフレーム
の両側部において後方に突出する取付片43,44が連
続形成される。なお側板34の取付け側において、前記
前板41と取付片44との間には、前記側板34の各L
ED33の大きさに応じた間隙42が設けられる。また
両側位置の各遮光壁40c,40dは、前縁部が弧状に
形成されるとともに、光の照射範囲を広げるために、各
面が前方に対して斜め外を向くように形成されている。
【0039】上記構成において、各LED33を支持板
35a,35b,35c上に位置させた状態で側板34
を本体フレーム31上に支持した後に、これら側板34
および本体フレーム31に3個の支持フレーム32を被
せ、各取付片43,44をそれぞれ本体フレーム31の
接合片36a,36b,36c,側板34にビス止めす
ることにより、各LED33が、本体フレーム31と支
持フレーム32との間に挟持された光源ユニット30が
形成される。さらに本体フレーム31の各取付片38
a,38bを、リールユニット4の取付板10a(10
b,10c)の内面にビス止めすることにより、前記光
源ユニット30は、各開口部40をシンボル停止表示位
置に対応させた状態で、リール8a(8b,8c)の裏
側位置に固定支持される。
【0040】よって各光源21は、1枚の支持板35a
(35b,35c)と、側板34と、支持フレーム32
とにより囲まれた前面開口の空間において、6個のLE
D33を、開口部40の一側にリールの長さ方向に沿っ
て配備した構成のものとなる。なお前記支持フレーム3
3の開口部40は、各支持板35a〜35c上のLED
33にかからない位置に形成されているので、各LED
33は、前方から見ると、図8に示すように、前記支持
フレーム32の前板41により隠された状態で配置され
ることになる。
【0041】一般に、LEDから出射される光には、図
9に示すように、光軸を中心として周囲に所定の角度ま
で広がりながら進行するという指向性がある。図6〜8
の構成によれば、各LED33は、リール周面の一側縁
に、光軸をリールの幅方向に沿わせて配置されるので、
各LED33からの光は、それぞれリール周面および機
体内部の各方向に向けて広がりながらリールの幅方向に
沿って進行することになる。このとき機体内部側に広が
る光は支持板35a,35b,35cの支持面により遮
光されるため、各支持面に沿って進みつつリール周面側
へと反射するようになる。したがって、支持面からの反
射光とLED33からリール周面の方に向けて広がる光
とにより、開口部40全体が明るく照明され、リールの
対応するシンボル停止表示位置に、前記開口部40の大
きさに応じた面状の照明パターンが透過することにな
る。なおこの実施例では、前面に開口部40を設けて面
状の照明パターンを形成しているが、これに代えて、各
支持フレーム32の前面に透明または半透明の透光部を
形成してもよい。
【0042】さらにこの実施例では、図10に示すよう
に、一つの光源21につき、R,G,Bの各色毎に2個
ずつのLED33を、1つずつ色を変えながら並べて配
備してある。各LED33には、光源単位で個別の駆動
回路が設けられており、後記する副制御部58(図15
に示す)が各駆動回路を個別に制御することにより、各
光源21を独立させて動作させることが可能になる。
【0043】また1つの光源21における各LED33
の発光動作は、色毎に個別に制御されており、これによ
り複数色の色彩光を発光することが可能となる。具体的
には、各色のLED33を単独で発光させることによ
り、赤色,緑色,青色の三原色による発光を行うほか、
図11に示すように、各色のLED33に与える駆動パ
ルスのデューティ比を変動させることにより、白色光の
ほか、複数種の色彩光による発光動作を行わせることが
できる。
【0044】このように上記の光源21によれば、リー
ルの一側縁に対向する位置に配置されたLED33より
リールの幅方向に沿って進む光を透過させて、特定のシ
ンボルに対し、所定の色彩光による面状の照明を施すこ
とが可能となる。ただし上記のLED33の配置によれ
ば、リールに対する照明光は、LED33に対向する側
の一側縁で最も強く、以下、幅方向に沿ってLED33
の配置位置からに遠ざかるほど、照明光の光量が弱くな
るという傾向がある。特にLED33への対向位置の近
傍では、LED33の発光強度を上げると、各LED3
3による赤,青,緑の各色彩が混合せずに各発光色が単
独でリール周面を透過するという現象が生じ、視認性が
著しく悪くなる虞がある。
【0045】この実施例では、リール周面に対する照明
パターンの均一化をはかるために、前記帯状シート28
の裏面に拡散層を形成している。この拡散層は、透明ま
たは半透明のインクを用いたシルクスクリーン印刷によ
り微小凸部を多数印刷して凹凸面を形成したもので、図
12(1)に示すように、帯状シート28の幅方向にお
いて前記LED33の配置位置に対向する側の側縁(図
中、右側の側縁)に近い位置では凹凸の間隔が密に設定
され、以下、他方の側縁(図中、左側の側縁)に近づく
ほど、凹凸の間隔が粗になる印刷パターンがシートのほ
ぼ全長にわたって形成される。
【0046】上記構成の帯状シート28によれば、リー
ル周面においてLED33に対向する位置およびその近
傍に作用する強い照明光は、密に形成された凹凸により
周辺の各方向に拡散されて弱められる。またリールの幅
方向においてLED33への対向位置から離れるほど、
照明光量が弱くなっていくが、これに応じて光の拡散度
合いも弱くなるので、LED33の設置位置から離れた
側の照明光量の弱い側縁部では、光の拡散が弱められて
照明に必要な光量が確保されるようになる。その結果、
リール周面には、幅方向全体にわたって均一な光量の光
が作用して所定の色彩が均一に現れた面状照明パターン
が透過するようになる。
【0047】図12(2)は、前記光源21による照明
を行った場合のリール周面の幅方向における明るさ分布
であって、横軸は、図12(1)の帯状シート28の幅
方向における各位置に対応させてある。また図中の実線
は、前記印刷パターンによる拡散層を介して得られる明
るさ分布を、一点鎖線は、拡散層を形成しない場合に得
られる明るさ分布を、それぞれ示す。
【0048】図示のように、リール周面は、本来は、L
ED33の配置側の側縁から他方の側縁に向かうにつれ
徐々に暗くなるが、前記凹凸の間隔を幅方向に沿って徐
々に変動させた拡散層を介することにより、幅方向にわ
たる明るさが均一化される。特にLED33の配置位置
に対向する位置およびその直近位置における強い照明光
は、凹凸の間隔を密にした拡散層により十分に拡散され
るので、各LED33の発光色が単独で現れるのを抑え
て、均一な光量を有する良好な面状照明パターンを生成
することができる。なお、図12(2)では、説明のた
め、照明光量が完全に均一にされた状態を示している
が、実用上は、人の目で見て照明にむらのない状態まで
均一化できればよい。
【0049】ところで、帯状シート28を前記リール枠
体27の外周部29に装着する際には、帯状シート28
の両縁部を前記縁枠部62のリブ状突起65,65間に
貼着するとともに、シートの両端部を所定長さだけ重ね
合わせて貼着する必要があるが、帯状シート28の全長
にわたって前記拡散層を設けると、前記両端の重ね合わ
せられる部分では、帯状シート28の他の部分より光の
拡散度合いが大きくなり、その結果、他の部分と同じ条
件での照明を施しても暗くなる、という不具合が生じ
る。そこでこの実施例では、リール周面全体の照明光量
の均一化をはかるために、図13に示すように、帯状シ
ート28の両端の重ね合わせられる領域28a,28b
については、一方の領域(図中、領域28aとする)の
みに前記拡散層を形成し、斜線で示す他方の領域28b
を、拡散層のない無色透明の状態に形成している。
【0050】また上記拡散層の凹凸の間隔は、一列毎に
変動させるのが理想的であるが、実際の製作工程におい
ては、つぎに示す具体例のように、帯状シート28の幅
長さや各LED33による照明光量に応じて、帯状シー
ト28を所定の幅長さに区切って区画単位で凹凸の間隔
を変動させてもよい。なおこの場合の区画の幅は、均一
にしてもよいが、LED33の対向位置からの距離に応
じて区画の幅を変動させてもよい。
【0051】<具体例>前記光源21に、順方向電流が
20〜90ミリAの場合の軸上光度が、Rについては1
60〜380ミリcd、Gについては470〜1070
ミリcd,Bについては150〜310ミリcdの範囲
になるような三原色のLEDを導入する。一方、帯状シ
ート28は幅85mmであって、裏面には、一辺が0.1
〜0.4mmの大きさの矩形状の上面を有し、高さが0.
1mm以下となる微小凸部を形成する。この場合、図14
に示すように、光源21側の側縁からシート幅の約1/
3の長さ範囲までは、幅方向に1mmの長さ範囲内に約3
個の微小凸部を配置し、以下、幅方向に所定の長さ毎に
区切り、光源21から離れた区画になるほど、微小凸部
の間隔が粗になり、最終的に光源21とは反対側の側縁
の直近位置で微小凸部が0個となるように設定する。こ
の設定により、リールの幅方向における照明光量はほぼ
均一となることが確認された。
【0052】ただし拡散層の構成は上記に限らず、シー
トの幅長さやLED33の照明光量などに応じて適宜変
更できる。また微小凸部の形状も角柱状に限らず、たと
えば上面を円形状に形成してもよい。また微小凸部の配
置間隔を変動させるのに代えて、微小凸部の大きさを変
動させることにより、凹凸の間隔を変動させるようにし
てもよい。
【0053】上記の拡散層は、あらかじめ定められたパ
ターンに応じたシルクスクリーン印刷により形成できる
上、シンボルの印刷工程と前後して形成することができ
るので、帯状シート28の製作に多大な費用や手間はか
からない。なお拡散層は、帯状シート28の裏面に限ら
ず、表面に形成しても良い。
【0054】さらに上記実施例では、帯状シート28の
裏面にシルクスクリーン印刷による拡散層を形成してい
るが、これに代えて、別途、凹凸パターンが印刷された
帯状のシート材を形成しておき、このシート材を帯状シ
ート28の裏面に接着剤を介して重ね合わせ、両シート
を熱圧着させるようにしても良い。
【0055】また前記光源21には、必ずしも三原色の
色彩毎のLEDを配置する必要はなく、単色のLEDを
配置してもよい。さらにシンボル照明用の光源として、
上記の側面発光型の光源に代えて、リールの幅中央位置
に向けて光を照射する従来型の光源を用いた場合にも、
この発明を適用することができる。
【0056】図15は、従来型の光源を配置した場合の
拡散層の構成を示す。この場合の光源45は、前面に透
光部を有するケース体46内に発光体47を収容して成
る。発光体47は、ケース体46内において背面の中央
部に光軸を帯状シート28のシート面に向けた状態で設
置される。なおケース体46の幅は、帯状シート28の
幅に応じて設定されるので、前記発光体47の光軸は、
帯状シート28の幅方向のほぼ中心位置に向けられ、こ
の中心位置および周囲の前記透光部の大きさに応じた領
域rに照明が施されることになる。
【0057】この光源45に対し、帯状シート28の拡
散層は、各シンボルが光源45に対向する位置に達した
際に照明の施される範囲となる領域rの単位で凹凸の間
隔が設定される。すなわち各領域rにおいて、それぞれ
領域rの中央部から周辺部に向かって凹凸の間隔がしだ
いに粗になるような拡散層が形成される。
【0058】なお図15の光源45に用いる発光体47
としては、豆球ランプや、単色または多色発光のLE
D,小型蛍光管などを用いることができる。また発光体
は1個に限らず、必要に応じて複数の発光体を配備して
もよい。
【0059】上記図15の構成によれば、発光体47に
対向する領域rの中央位置に最も強い照明光が作用する
が、この光は密に形成された凹凸により十分に拡散され
て弱められる。以下、領域rの周辺部に向かうにつれて
照明光量は弱くなるが、照明光量の弱い領域rの周縁部
付近では、光の拡散が弱められて照明に必要な光量が確
保され、領域r全体を明るく照明することができる。図
15の実施例においては、帯状シート28上に発光体4
7に対向する位置を中心とする同心円状の区画を設定
し、各区画単位で凹凸の間隔を変動させることができ
る。
【0060】なお上記各実施例では、周面に開口部64
を有するリール枠体27に帯状シート28を貼設したリ
ールを用いているが、このリールに代えて、図16に示
すようなリールを用いる場合もある。図示のリール枠体
27Aは、周面に開口部がない円筒状に形成される。外
周面67の両縁部には、それぞれリング状の縁枠部67
a,67bが突出形成されており、中央のボス部66は
片側の縁枠部67aと複数本の軸状部68を介して連結
されている。このリール枠体27Aも、樹脂成形により
全体が透明に形成され、外周面67の各縁枠部67a,
67bの間に帯状シート28が貼設される。
【0061】このようなリールを使用する場合は、帯状
シート28に拡散層を形成するのに代えて、リール枠体
27Aの外周面67上に微小凹凸の印刷パターンによる
拡散層を形成することができる。この拡散層も、第1の
実施例と同様に、幅方向に沿って凹凸の間隔が変動する
もので、光源21の各LED33に対向する位置から離
れるほど、凹凸の間隔は粗になるように設定される。
【0062】なお凹凸パターンは、外周面に限らず、内
周面に形成してもよい。またこのリール枠体27Aは、
金型加工により一体成形できるので、印刷により凹凸パ
ターンを形成する方法に代えて、成形加工時に外周面6
7に皺加工を施して微小凹凸の拡散面を形成してもよ
い。
【0063】図17は、上記構成のリール枠体27Aに
より外周面の光の拡散度合いを変動させるようにした他
の例を示す。図示例は、前記リール枠体27Aの外周部
の断面をやや拡大して示したもので、外周部の厚みは、
幅方向に沿ってLED33から離れるほど薄くなるよう
に形成されている。
【0064】さらにこの実施例では、リール枠体27A
の材料として、炭酸カルシウム,燐酸カルシウムなどの
拡散剤を混入した樹脂を使用している。したがって外周
部のLED33に近い位置は厚みのある拡散層として形
成されて、光の拡散度合いが大きくなるが、LED33
から離れるほど外周部の厚みは小さくなって、光の拡散
度合いも徐々に小さくなる。よって凹凸パターンによる
拡散層を形成した場合と同様に、光源21からの光を均
一化することができる。
【0065】なお、帯状シート28についても、シート
の表面や裏面に拡散面を形成する以外の方法で、照明光
の均一化をはかることができる。図18は、帯状シート
28を複数のフィルム材により形成して、幅方向におけ
る光の拡散度合いを変動させるようにした例を示す。な
お、図示例では、帯状シート28の構成を明確にするた
めに、シートの厚み方向を拡大して示してある。
【0066】この例の帯状シート28は、帯状の基材フ
ィルム70上に幅方向に沿って複数の上部フィルム71
〜74(図示例では4個のフィルムを表しているが、フ
ィルムの数はこれに限るものではない。)を並べ、各上
部フィルム71〜74を基材フィルム70に熱圧着して
一体化したものである。
【0067】前記基材フィルム70は、PET樹脂を材
料とする透明体である。一方、各上部フィルム71〜7
4は、それぞれ酸化チタンや炭酸カルシウムなどの拡散
剤が混入されたPET樹脂により形成されるが、これら
フィルム71〜74間における拡散剤の割合は一律では
なく、LED33から離れた位置に配置されるシートほ
ど、拡散剤の割合が小さくなるように設定される。
【0068】上記構成によれば、帯状シート28におけ
る光の拡散度合いは、幅方向に沿って光源から離れるほ
ど小さくなるので、LED33に近い位置では、各LE
D33の単独の発光色の強度を弱めて透過させる一方、
LED33から離れた位置では、光量の弱い光を効率良
く透過させる。(すなわち、帯状シート28の幅方向に
おいてLED33から離れた位置になるほど、光の透過
率が大きくなる。)よって各上部シート71〜74の拡
散剤の割合を調整することにより、幅方向に沿って透過
する光を均一化することができる。
【0069】なお複数のシートを貼り合わせる方法に代
えて、拡散剤を混入させた樹脂フィルムを幅方向に沿っ
てしだいに厚みを薄く形成したものを、帯状シート28
として用いてもよい。また図18の上部シート71〜7
4と同様の構成のフィルムシートを、通常の帯状シート
の裏面に接着するようにしてもよい。また帯状シート2
8の裏面にスズを蒸着させると、付着した各金属粒子が
極小のハーフミラーとして機能するようになるので、幅
方向においてLED33から離れるほど金属粒子が密に
なるような蒸着を行えば、幅方向における光の透過率を
変動させることができる。
【0070】さらに上記各実施例では、リール周面にお
ける光の拡散度合いを変動させるようにしたが、これに
限らず、光源側に同様の拡散層を設けても良い。図19
は、前記図6〜8の構成の光源21において、前記開口
部40に、拡散層を有するカバー体48を被せた例を示
す。このカバー体48は、透明又は半透明の樹脂フィル
ムの前面または後面に、前記図12の帯状シート28と
同様の微小凹凸の印刷パターンによる拡散層を設けて成
るもので、拡散層の凹凸の間隔は、前記実施例と同様
に、LED33に対向する位置から遠ざかるほど粗にな
るように設定されている。
【0071】この構成によれば、各LED33から出射
した光および前記支持板35a(35b,35c)の支
持面からの反射光は、カバー体48の拡散層を介して均
一化された後に、リール8a,8b,8cの帯状シート
28を透過することになり、上記実施例と同様に、所定
のシンボルに、ほぼ均一な照明を施すことが可能とな
る。なお前記図15の光源45に上記と同様のカバー体
48を配備する場合、凹凸の間隔は、発光体47に対向
するカバー体48の中央部からカバー体48の周辺部に
向かうほど密になるように設定される。
【0072】図20は、上記光源21に拡散層を設ける
他の例を示す。この実施例では、支持フレーム32の開
口部40は開口したままにして、開口部40に対向する
本体フレーム31の支持板35a,35b,35cの表
面に、前記図19のカバー体48に設けたのと同様の拡
散層を形成する。この場合、LED33から幅方向に沿
って進む光は、拡散層の凹凸の度合に応じて拡散しつつ
前面へと進むので、開口部40からは、ほぼ均一な照明
光が出射されるようになる。この実施例の拡散層は、印
刷による凹凸パターンのほか、前記図16のリール枠体
27Aの場合と同様に、皺加工により形成することもで
きる。
【0073】なお、ここまでに示したいずれの実施例に
おいても、必ずしもすべてのシンボル停止表示位置に対
してシンボル照明用の光源を設ける必要はない。たとえ
ば中央のリール8bの3個のシンボル停止表示位置に対
してのみ光源を配置したり、各リール8a,8b,8c
の中央のシンボル停止表示位置に対してのみ光源を配置
するようにしてもよい。
【0074】図21は、前記図6〜図8に示した光源2
1を用いた場合のスロットマシン1の電気構成を示す。
図中の50は、前記制御基板上に搭載される制御部であ
り、制御,演算の主体となるCPU51,プログラムや
入賞用の抽選テーブルなどが記憶されるROM52,デ
ータの読書きに用いられるRAM53,および入賞決定
用の抽選に用いられる乱数発生器54などを含む。
【0075】前記制御部50には、バス55を介して各
種の入出力部が接続され、CPU51は、ROM52内
のプログラムに基づき各種入力信号を認識しつつ、出力
部に駆動信号を与えてゲームに関わる一連の処理を実行
する。入力部としては、前記始動レバー14,停止釦ス
イッチ15a,15b,15c,ベット釦スイッチ1
7,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23
のほか、メダル投入口16より投入されたメダルを検知
するためのメダル検知センサ56などが接続される。ま
た出力部としては、メダル払出機6や前記ステッピング
モータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部57の
ほか、図示しない装飾用のランプや表示器などが接続さ
れる。
【0076】さらにこのスロットマシン2には、前記制
御部50とは独立させて、前記各光源21の点灯動作を
制御するための副制御部58が設けられている。この副
制御部58も制御部50と同様にマイクロコンピュータ
を制御主体とするもので、そのROM(図示せず)内に
は、ゲームの進行に応じた照明パターンを生成するため
の駆動制御の内容(たとえば前記図12に示したR,
G,Bのデューティー比の組合せパターンや、発光動作
を制御するためのプログラムなど)が格納されている。
【0077】さらに各制御部50,58のROMには、
あらかじめ各リール8a,8b,8cに対して実行され
る各種の照明パターンがコード化されて設定されてい
る。副制御部58内のCPU(図示せず)は、メインの
制御部50より実行すべき照明パターンのコード情報を
受け取ると、各光源21につき、それぞれ指示された照
明パターンを実行するのに必要な駆動制御の内容を前記
ROMより読み出して、その内容に応じて各光源21の
駆動回路(図示せず)を個別に制御し、目的とする照明
パターンを実現する。これにより、メインの制御部50
側では、ゲームの流れに応じて副制御部58に所定のコ
ード情報を出力するだけで良くなるので、CPU51の
負担を減らして、種々の照明パターンによる演出を行う
ことができる。なお副制御部58は、制御部43と同じ
基板上または異なる基板上のいずれに設けてもよい。
【0078】図22は、前記図6〜8の構成の光源21
によるシンボル照明の一例を示す。図示例は、各リール
8a,8b,8cの停止により、数字の「7」のシンボ
ルによる「大当たり」が成立した際の照明例を示すもの
で、各「7」のシンボルの停止表示位置に対応する光源
21を、所定の色彩(たとえば緑色)に発光させること
により、入賞の成立を効果的に演出することができる。
【0079】また前記光源21は、リール停止時のみな
らず、リールが回転しているときにも、必要に応じて点
灯させてよい。この場合、前記図12に示したように帯
状シート28の全長にわたって拡散層を形成したり、図
19や図20に示したように、光源21側に拡散層を設
けるようにすれば、いずれの回転位置においても、リー
ル周面の幅方向全体にわたってほぼ均一な照明を施すこ
とができる。したがって、たとえば各リール8a,8
b,8cが高速回転している状態下で、各光源を白色や
黄色のような輝度の高い色彩により発光させると、LE
D33に対向する位置の近傍に各LED33の発光色が
単独で現れるという不具合もなく、回転するリールの周
面全体がほぼ均一な光により明るく照明され、演出効果
を大いに高めることができる。
【0080】なお上記したリールに代えて、ベルト状の
基材に複数のシンボルが配設されて成る帯状部の両端を
繋いだ構成の回転体を用いた場合も、同様に、帯状部ま
たは光源のいずれかに拡散層を設けたり、帯状部の透過
率を変動させる方法によって、照明の均一化をはかるこ
とができる。加えてこの発明はスロットマシンに限ら
ず、パチンコ遊技機など、シンボル変動表示用の回転体
を具備する遊技機全般に適用することが可能である。
【0081】
【発明の効果】上記したように、この発明では、回転体
の内側に配備された光源により、回転体の周面に背後照
明を施す場合に、回転体の周面または光源の投光窓や光
反射面において、発光体に近い位置に作用する強い光の
作用を抑え、以下、作用する照明光量が小さくなるほ
ど、光の拡散度合いを弱くしたり、透過率を高めること
によって、照明光を効率良く作用させるようにしたの
で、照明が施される領域における照明光を均一化するこ
とができ、シンボル表示における演出効果を高めること
ができる。
【0082】さらに前記光源として、投光窓を有するケ
ース体の内側面に複数種の発光体を光軸を回転体の幅方
向に沿わせて配置した構成のものを使用し、複数色の照
明光を混合して所定の色彩による照明を施す場合に、回
転体の周面または光源の投光窓や光反射面における光の
拡散度合いを幅方向において発光体から離れるほど小さ
くなるように設定したり、回転体の周面や光源の投光窓
における光の透過率を、幅方向において発光体から離れ
るほど大きくなるように設定したので、回転体周面の発
光体に対向する位置の近傍に発光体の発光色が単独で出
現する現象を回避することができる。よって回転体の幅
方向に沿って施される所定の色彩による照明を均一化す
ることができ、シンボル表示における演出効果をより一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの
外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】リールの構成を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】シンボル表示部の構成を示す正面図である。
【図6】光源ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図7】光源ユニットの構成を示す正面図および側面図
である。
【図8】光源ユニットの構成を示す断面図である。
【図9】LEDの指向性を示す説明図である。
【図10】側板上でのLEDの配置例を示す正面図であ
る。
【図11】複数種の色彩光を発光させるためのLEDへ
の駆動パルスのデューティ比の組合せを示す説明図であ
る。
【図12】帯状シートに形成される拡散層の設定例、お
よびシートの幅方向に沿う明るさ分布を示す説明図であ
る。
【図13】帯状シートの両端部の構成を示す説明図であ
る。
【図14】拡散層における凹凸間隔の具体的な設定例を
示す説明図である。
【図15】光源の他の構成と、この光源に対する拡散層
の設定例を示す説明図である。
【図16】リール枠体の他の構成を示す斜視図である。
【図17】リール枠体の外周部の厚みを変動させた例を
示す断面図である。
【図18】複数のフィルム材を用いて透過率を変動させ
た帯状シートを示す説明図である。
【図19】拡散層が形成された透光部を具備する光源の
構成を示す断面図である。
【図20】開口部の対向面に拡散層が形成された光源の
構成を示す説明図である。
【図21】図6〜8の構成の光源が用いられたスロット
マシンの電気構成を示すブロック図である。
【図22】光源によるシンボルの照明例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール 28 帯状シート 21,45 光源 33 LED 47 発光体 48 透光部 62 縁枠部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に複数駒のシンボルが配置された回
    転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを
    変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止
    させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボル
    可変表示遊技機において、 前記回転体の少なくとも1個は、外周部に透光性を有す
    る帯状シートを備えるとともに、この回転体の内側に
    は、少なくとも1個の発光体を具備する光源が回転体の
    周面に向けて少なくとも1個配備されており、 前記透光性を有する帯状シートは、前記光源により照明
    が施される領域全体に均一な光を透過させたときの領域
    内の明るさが、前記発光体から離れるほど明るくなるよ
    うに形成されて成るシンボル可変表示遊技機。
  2. 【請求項2】 周面に複数駒のシンボルが配置された回
    転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを
    変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止
    させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボル
    可変表示遊技機において、 前記回転体の少なくとも1個は、外周部に透光性を有す
    る帯状シートを備えるとともに、この回転体の内側に
    は、少なくとも1個の発光体を具備する光源が回転体の
    周面に向けて少なくとも1個配備されており、 前記透光性を有する帯状シートには、前記光源により照
    明が施される領域において、前記発光体から離れるほど
    光の拡散度合いが小さくなるような光拡散面が形成され
    て成るシンボル可変表示遊技機。
  3. 【請求項3】 前記光源は、前面に投光窓を有するケー
    ス体の内部に、少なくとも1個の発光体を光軸を帯状シ
    ートの幅中央部に向けて配置して成り、 前記帯状シートの光拡散面は、前記光源により照明が施
    される領域において、 その領域の中央部から周辺部に向けて光の拡散度合いが
    しだいに小さくなるように形成されて成る請求項2に記
    載されたシンボル可変表示遊技機。
  4. 【請求項4】 前記光源は、前面に投光窓を有するケー
    ス体の内側面に、少なくとも1個の発光体を光軸を帯状
    シートの幅方向に沿わせて配置して成り、 前記帯状シートの光拡散面は、幅方向において前記光源
    の発光体から離れるほど光の拡散度合いが小さくなるよ
    うに形成される請求項2に記載されたシンボル可変表示
    遊技機。
  5. 【請求項5】 前記光源は、前面に投光窓を有するケー
    ス体の内側面に、異なる色彩で発光する複数種の発光体
    を光軸を帯状シートの幅方向に沿わせて配置して成り、 前記帯状シートの光拡散面は、幅方向において前記光源
    の発光体から離れるほど光の拡散度合いが小さくなるよ
    うに形成されて成る請求項2に記載されたシンボル可変
    表示遊技機。
  6. 【請求項6】 前記光拡散面は、帯状シートの表面また
    は裏面に形成された微小凹凸の印刷パターンにより成
    り、前記印刷パターンは、前記光源により照明の施され
    る領域において前記光源の発光体から離れるほど微小凹
    凸の間隔が粗になるように形成されて成る請求項2〜5
    のいずれかに記載されたシンボル可変表示遊技機。
  7. 【請求項7】 周面に複数駒のシンボルが配置された回
    転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを
    変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止
    させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボル
    可変表示遊技機において、 前記回転体の少なくとも1個は、外周部に透光性を有す
    る帯状シートを備えるとともに、この回転体の内側に
    は、少なくとも1個の発光体を具備する光源が回転体の
    周面に向けて少なくとも1個配備されており、 前記透光性を有する帯状シートは、前記光源により照明
    が施される領域において、前記発光体から離れるほど光
    の透過率が大きくなるように形成されて成るシンボル可
    変表示遊技機。
  8. 【請求項8】 周面に複数駒のシンボルが配置された回
    転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを
    変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止
    させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボル
    可変表示遊技機において、 少なくとも1個の回転体の周面は透光性を有するととも
    に、この回転体の内側には、少なくとも1個の発光体を
    具備する光源が回転体の周面に向けて少なくとも1個配
    備されており、 前記透光性を有する回転体の周面は、前記光源により照
    明が施される領域全体に均一な光を透過させたときの領
    域内の明るさが、前記発光体から離れるほど明るくなる
    ように形成されて成るシンボル可変表示遊技機。
  9. 【請求項9】 周面に複数駒のシンボルが配置された回
    転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボルを
    変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停止
    させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボル
    可変表示遊技機において、 少なくとも1個の回転体は、外周部に透光性を持たせた
    筒状枠体の外周面に透光性を具備する帯状シートを貼着
    して成るとともに、この回転体の内側には、少なくとも
    1個の発光体を具備する光源が回転体の周面に向けて少
    なくとも1個配備されており、 前記光源に対応する回転体の筒状枠体の外周部には、前
    記光源により照明が施される領域において前記光源の発
    光体から離れるほど光の拡散度合いが小さくなるような
    光拡散面が形成されて成るシンボル可変表示遊技機。
  10. 【請求項10】 前記光源は、前面に投光窓を有するケ
    ース体の内側面に、異なる色彩で発光する複数種の発光
    体を光軸を帯状シートの幅方向に沿わせて配置して成
    り、 前記光拡散面は、前記筒状枠体の外周面または内周面に
    形成された微小凹凸のパターンより成り、前記凹凸パタ
    ーンは、幅方向において前記光源の発光体から離れるほ
    ど微小凹凸の間隔が粗になるように形成されて成る請求
    項9に記載されたシンボル可変表示遊技機。
  11. 【請求項11】 前記光源は、前面に投光窓を有するケ
    ース体の内側面に異なる色彩で発光する複数種の発光体
    を、光軸を帯状シートの幅方向に沿わせて配置して成
    り、 前記筒状枠体の外周部は、拡散剤を混入した透明樹脂を
    材料として、幅方向において前記光源の発光体から離れ
    るほど厚みが薄くなるように成形されて成る請求項9に
    記載されたシンボル可変表示遊技機。。
  12. 【請求項12】 周面に複数駒のシンボルが配置された
    回転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボル
    を変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停
    止させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボ
    ル可変表示遊技機において、 少なくとも1個の回転体の周面は透光性を有するととも
    に、この回転体の内側には、少なくとも1個の発光体を
    具備する光源が回転体の周面に向けて少なくとも1個配
    備されており、 前記光源は、前記発光体が収容されたケース体の前面に
    光拡散面を具備する透光部を配備して成り、 前記拡散層は、前記発光体から離れるほど光の拡散度合
    いが小さくなるように形成されて成るシンボル可変表示
    遊技機。
  13. 【請求項13】 前記光源は、前記ケース体の内部に少
    なくとも1個の発光体を前記透光部の中央部に対向させ
    て配置して成り、 前記光拡散面は、前記透光部の中央部から周辺部に向け
    て光の拡散度合いがしだいに小さくなるように形成され
    て成る請求項12に記載されたシンボル可変表示遊技
    機。
  14. 【請求項14】 前記光源は、前記ケース体の内側面に
    少なくとも1個の発光体を光軸を回転体の周面の幅方向
    に沿わせて配置して成り、 前記光拡散面は、前記回転体の周面の幅方向に沿う方向
    において前記光源の発光体から離れるほど光の拡散度合
    いが小さくなるように形成されて成る請求項12に記載
    されたシンボル可変表示遊技機。
  15. 【請求項15】 前記光源は、前記ケース体の内側面に
    異なる色彩で発光する複数種の発光体を光軸を回転体の
    周面の幅方向に沿わせて配置して成り、 前記光拡散面は、前記回転体の周面の幅方向に沿う方向
    において、前記光源の発光体から離れるほど光の拡散度
    合いが小さくなるように形成されて成る請求項12に記
    載されたシンボル可変表示遊技機。
  16. 【請求項16】 周面に複数駒のシンボルが配置された
    回転体を複数個具備し、各回転体を回転させてシンボル
    を変動表示した後に、各回転体をそれぞれ所定位置で停
    止させて所定数のシンボルを表示するようにしたシンボ
    ル可変表示遊技機において、 少なくとも1個の回転体の周面は透光性を有するととも
    に、この回転体の内側には、少なくとも1個の発光体を
    具備する光源が回転体の周面に向けて少なくとも1個配
    備されており、 前記光源は、前面に投光窓を有するケース体の内側面
    に、異なる色彩で発光する複数種の発光体を光軸を帯状
    シートの幅方向に沿わせて配置して成るとともに、前記
    ケース体内の投光窓に対向する面には、幅方向に沿う方
    向において前記光源の発光体から離れるほど光の拡散度
    合いが小さくなるような光拡散面が形成されて成るシン
    ボル可変表示遊技機。
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