JP2004337398A - 遊技機 - Google Patents

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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshio Ogura
敏男 小倉
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Abstract

【目的】遊技領域の前面全域における画像表示を可能にすることで、遊技領域前方での画像表示の演出効果が向上できる遊技機を提供する。
【構成】ガラス板2a、2bのほぼ全域に配置される液晶パネル201と、該液晶パネル201が配置されるガラス板2a,2bの後方に配置されて液晶パネル201に光を照射する白色高輝度LED44と、該白色高輝度LED44から照射された光を液晶パネル201の全域に拡散するレンズ46と、液晶パネル201における画像表示を制御する表示制御基板と、を備え、表示制御基板は、液晶パネル201における画像表示を行うときに、白色高輝度LED44に照射を行わせる。これにより、遊技領域7の前面全域における画像表示が可能になり、ひいては遊技領域7前方での画像表示の演出効果が向上できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板と、を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、可変表示装置を備えた遊技機の一例としてのパチンコ遊技機は、可変表示装置における複数列(例えば、左・中・右の3列)の可変表示部で図柄(識別情報)を可変表示し、各可変表示部の停止図柄が同一図柄で揃った大当り図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態を発生するようになっていた。また、このようなパチンコ遊技機には、遊技領域の前方に液晶ガラスを配置すると共に、該液晶ガラスにバックライトの光を照射することで、遊技領域前方の液晶ガラスを画像表示領域として構成して、視覚的な興趣を向上するもの(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−31037号公報(第7−9頁、図9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記特許文献1の構成では、遊技領域前方の一部の領域のみを画像表示領域として構成して画像表示を行うようになっていたため、遊技領域前方での画像表示における演出効果が今一つ乏しいものとなっていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技領域の前面全域における画像表示を可能にすることで、遊技領域前方での画像表示の演出効果が向上できる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技球が流下する遊技領域(7)が形成された遊技盤(6)と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板(ガラス板2a、2b)と、を備えた遊技機(パチンコ遊技機1)において、前記透視板のほぼ全域に配置される液晶パネル(201)と、該液晶パネルが配置される透視板の後方に配置されて液晶パネルに光を照射する照射手段(白色高輝度LED44)と、該照射手段から照射された光を前記液晶パネルの全域に拡散させる光拡散手段(レンズ46)と、前記液晶パネルにおける画像表示を制御する表示制御手段(表示制御基板80の画像生成回路220)と、を備え、前記表示制御手段は、前記液晶パネルにおける画像表示を制御するときに、前記照射手段に照射を行わせることを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面全域における画像表示が可能になり、ひいては遊技領域前方での画像表示の演出効果が向上できる。
【0006】
また、請求項2の発明においては、前記照射手段は、前記液晶パネルを複数の領域に区分けしたそれぞれの領域に対応して設けられ(BL1〜8)、前記表示制御手段は、前記液晶パネルの前記複数の領域のうちの画像表示を制御する領域に対応する照射手段に照射を行わせることを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面全域のみならず一部領域での画像表示が可能になり、画像表示の演出効果がさらに向上する。
【0007】
また、請求項3の発明においては、前記透視板の周縁部分を保持する保持部材(保持リング43)を備え、前記照射手段及び前記光拡散手段は、前記保持部材に設けられることを特徴とする。このように構成することにより、照射手段と光拡散手段とを遊技者の視界から隠して配置することができ、ひいては遊技領域の美観が損なわれることを回避できる。
【0008】
また、請求項4の発明においては、遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板と、を備えた遊技機において、前記透視板のほぼ全域に配置される液晶パネルと、エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光するEL材料により構成され、前記液晶パネルが配置される透視板の後方に配置されて液晶パネルの全域に光を照射する照射手段(無機EL230)と、前記液晶パネルにおける画像表示を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記液晶パネルにおける画像表示を制御するときに、前記照射手段に照射を行わせることを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面全域における画像表示が可能になり、ひいては遊技領域前方での画像表示の演出効果が向上できる。
【0009】
また、請求項5の発明においては、前記遊技盤に設けられた可変表示部(9)と、該可変表示部の輝度を制御する輝度制御手段(画像生成回路116)と、を備え、該輝度制御手段は、前記液晶パネルに画像が表示されるときには、液晶パネルに画像が表示されないときに比べて前記可変表示部の輝度を低下させることを特徴とする。このように構成することにより、可変表示部の光によって液晶パネルでの画像表示が邪魔されることを回避することができると共に、液晶パネルを通した可変表示部の画像を視認し易くできる。
【0010】
また、請求項6の発明においては、前記透視板が取り付けられる透視板取付枠(ガラス扉枠2)と、該透視板取付枠の前面に配置される画像表示部材(液晶シート100a〜d)と、該画像表示部材における画像表示を制御する画像表示制御手段(画像生成回路117)と、をさらに備えたことを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面だけでなく、その周囲においても画像表示を行うことが可能になり、ひいては遊技機前面における画像表示の演出効果が向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明すると、図1には、本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体正面図が示されている。パチンコ遊技機1は、図1及び図2に示されるように、図示しない枠状に形成された基枠に開閉自在に枢支されると共に、前面にパチンコ球が打ち込まれる遊技領域7が形成された遊技盤6が着脱自在に取り付けられた前面枠41と、前面枠41の前面上半部を開閉自在に枢支された透視板取付枠としてのガラス扉枠2と、から主に構成されている。
【0012】
前面枠41の前面におけるガラス扉枠2の下方には、打球供給皿3が設けられていると共に、打球供給皿3の左右側には、内部に設けられるスピーカ27(図4参照)から出力される音を放音する放音部29がそれぞれ設けられている。打球供給皿3の下方には、打球供給皿3から溢れたパチンコ球を貯留する余剰球受皿4と、打球を発射する打球操作ハンドル5と、が設けられている。
【0013】
図2は、図1のA−A断面図が示されており、図中右側がパチンコ遊技機1の前方となっている。ガラス扉枠2は、中央に遊技領域7とほぼ同径の円形の開口部42が形成された非透明の合成樹脂板により構成されている。この開口部42は、前面枠41の前面上半部を閉塞した状態において、その後方の遊技領域7の前方に対向するようになっており、ガラス扉枠2の後面側から着脱自在に取り付けられる透明な2枚のガラス板2a、2bにより閉塞されている。
【0014】
ガラス扉枠2により前面枠41の前面上半部を閉塞した状態において、ガラス板2a、2bは遊技盤6の前面から所定距離離間した前方位置に配置されるので、遊技盤6の前面とガラス板2bの後面との間にパチンコ球が打ち込まれる遊技領域7が形成される。また、ガラス板2a、2bを通して後方の遊技領域7が視認出来るため、ガラス板2a、2bは遊技領域7を透視可能に覆う透視窓(透視板)を構成している。
【0015】
ガラス板2a、2bは、周縁部に設けられる環状の保持リング43を介して前後方向(図2中左右方向)に互いに所定距離離間した状態でガラス扉枠2に保持されている(取り付けられている)。そして、前後のガラス板2a、2b間には、遊技領域7内に設けられる可変表示装置8の可変表示態様に関連する演出態様を表示可能な液晶パネル表示器200を構成する透明な液晶パネル201が、前方のガラス板2aの後面に当接した状態でガラス板2aのほぼ全域にわたって設けられている。ここでいうほぼ全域とは、少なくとも遊技領域7の周縁部に設けられる装飾ランプ25等よりも内側の領域をいう。また、その領域内の一部分、例えば始動入賞口の前方部分に液晶パネルが存在しないような場合も含まれる。
【0016】
また、環状の保持リング43には、その全周に沿って液晶パネル表示器200を構成する複数(8個)の白色高輝度LED44(以下、これら8個の白色高輝度LED44をそれぞれBL1〜8ともいう)が等間隔に設けられている。そして、図3に示すように、各白色高輝度LED44は、それぞれが液晶パネル201の一部領域を照射することにより、液晶パネル201全域が照射されるように配置されている。つまり、白色高輝度LED44は、液晶パネル201を複数の領域に区分したそれぞれの領域に対応して設けられ、少なくとも対応する領域を照射するようにされている(実際には隣り合う白色高輝度LED44の照射領域は一部重なっている)。なお、白色高輝度LED44の配置個数は、8個に限定されるものではなく、液晶パネル201の全域を照射できる個数であればよい。これらの白色高輝度LED44(BL1〜8)は、図3に示すように、各ガラス板2a、2b間に配置される液晶パネル201にその後方から光を照射することで、液晶パネル201の画像を遊技者から視認可能に表示するようになっている。即ち、白色高輝度LED44は、液晶パネル201用のバックライトとして設けられる。なお、白色高輝度LED44には、照射した光を液晶パネル201の全域に拡散する光拡散手段としてのレンズ46が一体的に取り付けられている。これにより、液晶パネル用バックライト(BL1〜8)が全て点灯した状態で液晶パネル201の全域に光が照射されるようになっている。
【0017】
透明な液晶パネル201は、例えばパチンコ遊技機1の前方から遊技者により叩かれたり、パチンコ球が衝突すること等による衝撃により損傷したり、また、後方の遊技領域7内に打ち込まれたパチンコ球が衝突すること等による衝撃により損傷する恐れがあるが、前後のガラス板2a、2b間に設けられているため、これら前後のガラス板2a、2bに保護されることにより損傷が効果的に防止されている。即ち、本実施形態においては、これらガラス板2a、2bは、液晶パネル201を衝撃や損傷から保護するための保護層として機能している。
【0018】
また、ガラス扉枠2の前面におけるガラス板2aの周囲には、4枚の液晶シート100a〜dからなる液晶シート表示器100が設けられており、この液晶シート表示器100(液晶シート100a〜d)によりガラス板2aの周囲にわたって表示エリア(図1中における斜線領域)が形成されている。この表示エリアには、パチンコ遊技機1の前面を装飾するための装飾の表示や、後述するような遊技に関連する種々の演出が表示されるようになっている。
【0019】
なお、本実施形態では、液晶シート100a〜dはガラス扉枠2の前面におけるガラス板2aの周囲に設けられているが、ガラス扉枠2全体を透明なポリカーボネイト樹脂等により透明に構成して、ガラス扉枠2の裏面におけるガラス板2aの周囲に配置してもよいし、あるいは、液晶シート100a〜dからの配線の引き回しを簡素化するために前面枠41の前面に配置してもよい。
【0020】
また、液晶シート100a〜dの裏面側となる前面枠41の前面部分には、液晶シート表示器100を構成するバックライトEL45(図2参照)が設けられている。バックライトEL45は、液晶シート100a〜dにその後方から光を照射することで、液晶シート100a〜dの画像を遊技者から視認可能に表示するようになっている。液晶シート100a〜dの後方から光を照射する構成としては、バックライトEL45に換えて反射板(図示しない)を設けるようにしてもよい。
【0021】
ガラス扉枠2における液晶シート表示器100の表示エリア外周部には、遊技効果LED28が設けられている。遊技効果LED28には、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の発光素子を有するフルカラーLEDが適用されており、赤、緑、青、水、紫、黄、白の7色に発光が可能とされている。
【0022】
図1に戻って、遊技領域7の中央付近には、可変表示部9と、可変表示器10とを含む可変表示装置8が設けられている。
【0023】
可変表示部9はLCD表示器(液晶表示器)にて形成されており、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報を可変表示可能とされている。具体的に、可変表示部9の表示エリアにおいては、横方向に並ぶ態様で3つの可変表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が個々に独立して可変表示可能である。可変表示器10は、左右一対のLEDからなり、「普通図柄」と呼ばれる左右の識別情報が点灯移動によって可変表示可能とされている。
【0024】
可変表示部9に表示される特別図柄は、後述するように打球が始動入賞口14へ始動入賞することに基づいて可変開始される。一方、可変表示器10に表示される普通図柄は、打球が通過ゲート11を通過することに基づいて可変開始される。
【0025】
可変表示部9の下部には、始動入賞口14に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器18が設けられている。本実施形態では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器18のLEDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示部9において特別図柄の可変表示が開始される毎に、LEDが1つ消灯する。
【0026】
可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート11が設けられている。可動片15は、ソレノイド16(図4参照)によって開状態とされる。通過ゲート11には、通過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ12(図4参照)がある。また、始動入賞口14に入賞した打球は、始動入賞口スイッチ17(図4参照)によって検出される。
【0027】
可動片15の下方には、開閉板20が設けられた可変入賞球装置19が取付けられている。遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)となれば、ソレノイド21(図4参照)によって開閉板20が開成し、可変入賞球装置19の大入賞口が開口する。大入賞口に進入した球のうち特定入賞領域(Vポケット)に入った入賞球はVカウントスイッチ22(図4参照)で検出される。一方、大入賞口内における特定入賞領域以外の通常入賞領域へ入賞した入賞球はカウントスイッチ23(図4参照)で検出される。
【0028】
遊技領域7には、複数の入賞口24a〜dが設けられている。入賞口24a〜dに入賞した打球は、入賞球検出スイッチ99a〜d(図4参照)で検出される。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を回収するアウト口26がある。
【0029】
打球操作ハンドル5の操作によって駆動モータ94(図4参照)により揺動されるハンマーによって発射された打球は、打球レール(図示略)を通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域7に達しなかったパチンコ球は、環流経路(図示略)を通じて余剰球受皿4に環流されるようになっている。
【0030】
また、遊技領域7に打ち込まれた打球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出されると、可変表示器10に停止表示されている普通図柄が変動を開始する。なお、可変表示器10の可変表示中に打球が通過ゲート11を通過した場合にはその通過が記憶され、可変表示器10が停止して再度変動を開始可能な状態になってから通過記憶を「1」減算して可変表示器10が可変表示制御される。この通過記憶の上限は例えば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
【0031】
また、打球が始動入賞口14に入賞し、始動入賞口スイッチ17で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9に表示される特別図柄がスクロールを始める。例えば、すでに可変表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できる状態でなければ、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0032】
可変表示器10の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば○)となった場合に、始動入賞口14に設けられた可動片15が所定時間開成して、パチンコ球が始動入賞口14に入賞し易くなる遊技者にとって有利な状態となる。
【0033】
この始動入賞口14にパチンコ球が入賞して始動入賞口スイッチ17で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示装置8の可変表示部9において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(例えば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このような大当り状態が発生する特定の表示態様は、大当り図柄と呼ばれ、この例では予め複数種類定められている。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置19の開閉板20が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打球の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置19の大入賞口内に進入した打球が特定入賞領域(Vポケット)に入賞してVカウントスイッチ22により検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って再度開閉板20が開成されて第1の状態となる。この第1の状態の繰返し継続制御は、本実施形態では最大15回まで実行可能とされている。このような最大15回実行可能である第1の状態となっている時期は、繰返し継続制御のラウンド(回)と呼ばれる。この例では、繰返し継続制御は、第1ラウンドから最大第15ラウンドまで繰返し実行可能である。
【0034】
また、可変表示装置8の可変表示部9で可変表示された左,中,右の特別図柄が同じ図柄の種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、その大当り図柄が複数種類の大当り図柄のうちの予め定められた種類の大当り図柄(特別の表示態様の図柄)である場合には、前記特定遊技状態の終了後に通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)となる。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄とよばれる。以下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りといい、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発生する大当りである通常大当りと区別している。
【0035】
通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発生すると、その確率変動状態は、例えば、少なくとも予め定められた確変継続回数(例えば、1回、あるいは2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によるものであった場合には、確率変動の生じていない通常遊技状態に戻る。
【0036】
可変表示装置8の可変表示部9においては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示装置8の可変表示部9が可変開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。即ち、リーチとは、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態をいう。
【0037】
図4は、パチンコ遊技機1に設けられた各種基板と各種電気部品との接続状況並びに遊技制御基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。
【0038】
遊技制御基板31は、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動入賞口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞球検出スイッチ99a〜d、満タンスイッチ13(余剰球受皿4の満タンを検出する満タンスイッチ13)からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可動片15を開閉するソレノイド16および開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動入賞記憶表示器18の点灯および点滅を行うと共に、可変表示器10と装飾ランプ25とを駆動するランプ・LED回路60とを含む。
【0039】
また、遊技制御基板31は、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装置8の可変表示に利用された始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報を外部の管理コンピュータ等に対して出力する第1情報出力回路64を含む。
【0040】
基本回路53は、ROM54、RAM55、CPU56、I/Oポート57、および、クロック発生部50を含む。ROM54は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶するためのものである。RAM55は、ワークメモリとして使用されるためのものである。CPU56は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに従って遊技制御動作等の制御動作を行う。I/Oポート57は、データおよび信号等の各種情報の入出力用に設けられた複数のポートを有する。クロック発生部50は、基本回路53が動作する場合の基準タイミングとなる動作クロックをCPU56等の基本回路53内の各部に与えるものである。
【0041】
更に、遊技制御基板31には、電源投入時に基本回路53をリセットするための初期リセット回路66と、電源投入後に基本回路53を定期的にリセットするための定期リセット回路65と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路67と、が設けられている。
【0042】
基本回路53は、電源投入時において、初期リセット回路66により初期リセットされる。また、電源投入後、基本回路53は、定期リセット回路65により定期的(例えば、2ms毎)にリセットされ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位置から再度実行される。
【0043】
打球を発射する打球発射装置(図示略)は、発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モータ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力は、打球操作ハンドル5の操作量に従って調整される。即ち、発射制御基板91上の回路によって、打球操作ハンドル5の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。
【0044】
また、遊技制御基板31から表示制御基板80には、可変表示装置8の可変表示部9の表示制御並びに液晶パネル表示器200の表示制御並びに液晶シート表示器100の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンドが伝送される。表示制御基板80側では、表示制御コマンドの指令内容にしたがって、可変表示部9、液晶パネル表示器200、液晶シート表示器100の表示制御を行う。
【0045】
遊技制御基板31からLED制御基板35には、LED制御基板35により制御が行われる遊技効果LED28の発光制御に関する指令情報としての発光制御コマンドが伝送される。LED制御基板35側では、発光制御コマンドの指令内容にしたがって、遊技効果LED28の発光制御を行う。なお、本実施例では発光制御コマンドとして表示制御基板80に伝送される表示制御コマンドと同一のコマンドが伝送されるようになっており、これにより、可変表示部9や液晶パネル表示器200並びに液晶シート表示器100の表示と連動して遊技効果LED28の発光制御が行われるようになっている。
【0046】
遊技制御基板31から音声制御基板70には、音声制御基板70によりスピーカ27から出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報としての音声制御用コマンドが伝送される。この音声制御用コマンドに応じて、音声制御基板70側では、スピーカ27からの効果音の発生等の音声制御を行う。
【0047】
また、基本回路53は、入賞球検出スイッチ99a〜dの検出信号と始動入賞口スイッチ17の検出信号、Vカウントスイッチ22の検出信号、カウントスイッチ23の検出信号に基づいて、所定個数の賞球を球払出装置97により払出させるための指令情報としての払出制御コマンドを賞球制御基板37に伝送する。賞球制御基板37側では、その出力されてきた払出制御コマンドに応じて球払出装置97を制御して所定個数の賞球を払出すための制御を行う。
【0048】
また、満タンスイッチ13からの検出信号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じて、払出禁止コマンドを賞球制御基板37へ伝送し、球払出装置97による賞球の払出しを停止させる。
【0049】
また、賞球制御基板37上には、第2情報出力回路部68が設けられており、これら賞球制御基板37において制御される賞球の払い出し数の情報等を外部出力できるようになっている。
【0050】
また、賞球制御基板37は、対応して設置されるカードユニット(図示略)と接続され、各種信号の送受が実施可能とされており、対応するカードユニットからの球貸要求に応じて球払出装置97を制御して所定個数の貸出球を払出すための制御を行う。
【0051】
また、本実施例のパチンコ遊技機1に搭載される各種基板のうち、遊技制御基板31、表示制御基板80を交換することにより、ゲーム性や演出内容を変更できる構成とされている。即ちこれら各基板を交換することにより機種変更ができる構成とされている。なお、発射制御基板91や賞球制御基板37は、異なる機種間においても共通に使用される。
【0052】
図5は、表示制御基板80の構成を示すブロック図である。表示制御基板80に設けられた制御部110は、CPU111と、必要なデータの書き込み、及び読み出しができるRAM112と、CPU111の制御プログラムや各種データテーブル(遊技制御基板31から送信されてくる表示制御コマンドと表示パターンを対応付けたデータテーブルを含む)等を格納するROM113と、I/Oポート114と、を含む。即ち、制御部110は、これらCPU111、RAM112、ROM113、I/Oポート114が全て内蔵された1チップマイクロコンピュータにて構成されている。
【0053】
また、表示制御基板80には、遊技制御基板31からの表示制御コマンドが入力される入力回路115と、可変表示部9に表示する画像を生成する画像生成回路116と、液晶シート表示器100に表示する画像を生成する画像生成回路117と、液晶パネル表示器200に表示する画像を生成する画像生成回路220と、可変表示部9に表示される表示データが格納されている画像ROM118と、液晶シート表示器100に表示される表示データが格納されている画像ROM119と、液晶パネル表示器200に表示される表示データが格納されている画像ROM221が搭載されている。
【0054】
制御部110は、遊技制御基板31から送信された表示制御コマンドに基づいて指令内容を特定し、この特定した指令内容に応じた可変表示部9の表示パターン及び/または液晶シート表示器100の表示パターン及び/または液晶パネル表示器200の表示パターンをROM113から抽出し、この表示パターンに応じた表示データを可変表示部9及び/または液晶シート表示器100及び/または液晶パネル表示器200に表示させるための指令信号を画像生成回路116及び/または画像生成回路117及び/または画像生成回路220に送信する処理を行う。
【0055】
一方、画像生成回路116は、制御部110からの指令信号の受信に基づき該当する表示データを画像ROM118から抽出し、この抽出した表示データに基づいて可変表示器9の表示駆動を行う。また、画像生成回路116は、前記指令信号に基づいて可変表示部9のバックライト(図示略)の輝度を制御する。
【0056】
また、画像生成回路117は、制御部110からの指令信号の受信に基づき該当する表示データを画像ROM119から抽出し、この抽出した表示データに基づいて液晶シート100a〜dの表示駆動を行う。また、画像生成回路117は、前記指令信号に基づいて液晶シート100a〜d用のバックライトとなるバックライトEL45を発光駆動して液晶シート100a〜dに光を照射することで、液晶シート100a〜dに画像を表示させる制御も行う。
【0057】
また、画像生成回路220においては、制御部110からの指令信号の受信に基づき該当する表示データを画像ROM221から抽出し、この抽出した表示データに基づいて液晶パネル201の表示駆動を行う。また、画像生成回路220は、前記指令信号に基づいて液晶パネル201用のバックライトとなる白色高輝度LED44(BL1〜BL8)の点灯態様を制御し、液晶パネル201に光を照射することで、液晶パネル201に画像を表示させる。
【0058】
なお、本実施形態においては、画像生成回路116が可変表示部9の輝度を制御することとされているが、これに限定されるものではなく、例えば制御部110のCPU111が遊技制御基板31からの表示制御コマンドに基づいて可変表示部9の輝度を制御するようにしてもよい。
【0059】
また、本実施形態においては、画像生成回路117がバックライトEL45の発光駆動を制御しているが、これに限定されるものではなく、例えば制御部110のCPU111が遊技制御基板31からの表示制御コマンドに基づいてバックライトEL45の発光駆動を制御するようにしてもよい。
【0060】
さらに、本実施形態においては、画像生成回路220が白色高輝度LED44(BL1〜BL8)の点灯態様を制御しているが、これに限定されるものではなく、例えば制御部110のCPU111が遊技制御基板31からの表示制御コマンドに基づいて白色高輝度LED44(BL1〜BL8)の点灯態様を制御するようにしてもよい。
【0061】
次に、可変表示部9と遊技領域7の前方に画像を表示する液晶パネル表示器200と、遊技領域7の外周となるガラス扉枠2の前面に画像を表示する液晶シート表示器100とによる具体的な画像の演出表示について図6乃至図14を参照して説明する。なお、以下に示す演出態様は、可変表示部9においてリーチが発生した後に大当りが確定するまでの演出態様を例示するものであり、その演出態様をパターン1〜4に分けて説明を行う。先ず、図6に示すパターン1では、始動入賞口14へのパチンコ球の入賞に基づいて可変表示装置8の可変表示部9において可変表示が開始された後、リーチ表示態様(同図中では左右の図柄に「7」が揃った場合を例示)が表示されると、液晶パネル表示器200において、可変表示部9の上方に「リーチ!」の文字210を画像表示し、可変表示部9の下方に「ドラゴン」のキャラクタ211が右側から登場する画像を表示するように液晶パネル201を表示駆動すると共に、図14に示すように、液晶パネル201用のバックライトを構成する複数の白色高輝度LED44(BL1〜8)のうちBL1,BL5,BL6,BL8が点灯制御され、それ以外のBL2〜4,BL7が消灯制御される。これにより、図7に示すように、BL1,BL8の点灯で液晶パネル201に「リーチ!」の文字210が表示され、BL5,BL6の点灯で液晶パネル201に「ドラゴン」のキャラクタ211が表される。また、このとき、液晶シート表示器100において、遊技領域7の外周にはスパイラル状の模様101が回転する画像を表示するように液晶シート100a〜dを表示駆動すると共に、バックライトEL45を発光駆動する。
【0062】
次に、図8に示すパターン2では、液晶パネル表示器200において、前記パターン1で表示した「リーチ!」の文字210を消すと共に「ドラゴン」のキャラクタ211を可変表示部9の右斜め下に停止表示し、これに加えて可変表示部9の下方に「ドラゴン」のキャラクタ212が左側から登場する画像を表示するように液晶パネル201を表示駆動すると共に、図14に示すように、液晶パネル201用のバックライト(BL1〜8)のうちBL3,BL4,BL6が点灯制御され、それ以外のBL1,BL2,BL5,BL7,BL8が消灯制御される。これにより、図7に示すように、BL3,BL4の点灯で液晶パネル201に「ドラゴン」のキャラクタ212が表示され、BL6の点灯で液晶パネル201に「ドラゴン」のキャラクタ211が表示される。また、このとき、液晶シート表示器100において、遊技領域7の外周にはパターン1と同様にスパイラル状の模様101が回転する画像を表示するように液晶シート100a〜dを表示駆動すると共に、バックライトEL45を発光駆動する。また、可変表示部9においては、パターン1と同様に左右に「7」が表示され、中図柄のみが可変表示しているリーチ表示態様が表示される。
【0063】
次に、図10に示すパターン3では、液晶パネル表示器200において、前記パターン2で表示した「ドラゴン」のキャラクタ212を可変表示部9の左斜め下に停止表示することにより、可変表示部9の左右の斜め下にそれぞれ可変表示部9に向いた左右対称形状の「ドラゴン」のキャラクタ211,212が停止表示された状態を表示し、これに加えて停止表示した「ドラゴン」のキャラクタ211,212の口から個々に炎211a,212aが吹き出る画像を表示すると共に、可変表示部9の外周部分が燃え上がる炎213を画像表示するように液晶パネル201を表示駆動すると共に、図14に示すように、液晶パネル201用のバックライト(BL1〜8)のうちBL1,BL3,BL6,BL8が点灯制御され、それ以外のBL2,BL4,BL5,BL7が消灯制御される。これにより、図11に示すように、BL3の点灯で液晶パネル201に炎212aを吹く「ドラゴン」のキャラクタ212が表示されると共に、BL6の点灯で液晶パネル201に炎211aを吹く「ドラゴン」のキャラクタ211が表示され、BL1,BL3,BL6,BL8の点灯で液晶パネル201に炎213が表示される。また、このとき、液晶シート表示器100において、遊技領域7の外周には炎の模様102が回転する画像を表示するように液晶シート100a〜dを表示駆動すると共に、バックライトEL45を発光駆動する。また、可変表示部9には、液晶パネル表示器200及び液晶シート表示器100による炎の演出表示に合わせて、最終停止図柄となる中図柄が炎でとけて図柄の可変表示を行うリーチ演出が表示される。図10及び図11には、上記のように「ドラゴン」のキャラクタ211,212が炎を噴出して特別図柄を変化させる演出が繰り返し行われた後、中央の可変表示エリアに特別図柄「6」が一時停止された状況が示されている。なお、このように特別図柄が一時停止している状況においては可変表示は継続中である。
【0064】
次に、図12に示すパターン4では、中央の可変表示エリアにおいて特別図柄「7」が炎により完全に燃え尽きる前に停止表示されて可変表示が終了し、可変表示部9に大当り図柄(同図中では左・中・右の図柄に「7」が揃った場合を例示)が表示されると、液晶パネル表示器200において、可変表示部9の上方に「大当り!」の文字214を画像表示すると共に、それ以外の領域となる可変表示部9の外周に複数の「ドラゴン」のキャラクタ215a〜eを画像表示するように液晶パネル201を表示駆動すると共に、図14に示すように、液晶パネル201用のバックライト(BL1〜8)が全て点灯制御される。これにより、図13に示すように、BL2〜8の点灯で液晶パネル201に「ドラゴン」のキャラクタ215a〜eが表示されると共に、BL1,BL2,BL8の点灯で液晶パネル201に「大当り!」の文字214が表示される。また、このとき、液晶シート表示器100において、遊技領域7の外周には各液晶シート100a〜d毎にキャラクタ103a〜dを画像表示するように液晶シート100a〜dを表示駆動すると共に、バックライトEL45を発光駆動する。
【0065】
ところで、前述したように前記表示制御基板80を構成する画像生成回路116は、LCD表示器からなる可変表示部9の輝度を制御する輝度制御手段を含んで構成されている。そして、画像生成回路116は、前述したように液晶パネル表示器200(液晶パネル201)に画像が表示されるときには、液晶パネル201に画像が表示されないときに比べて可変表示部9の輝度を低下させるようになっている。これにより、可変表示部9の光によって液晶パネル201での画像表示が邪魔されることを回避することができると共に、液晶パネル201を通した可変表示部9の画像を視認し易くできる。このような制御は、液晶パネル201の可変表示部9の前方領域において表示を行う場合、例えば、図10に示すパターン3の場合に特に効果的である。従って、液晶パネル201において表示を行う場合に必ず可変表示部9の輝度を低下させるのではなく、可変表示部9の前方領域において表示を行う場合のみ可変表示部9の輝度を低下させるようにしてもよい。
【0066】
なお、上記した実施形態では、液晶パネル201用のバックライト(白色高輝度LED44)を保持リング43に設けた構成としているが、特に液晶パネル用バックライトの配置位置は限定するものではない。例えば、図15に示す変形例のパチンコ遊技機1’のように、遊技盤6の表面(遊技領域7)側に液晶パネル201用のバックライトとして複数の白色高輝度LED44を埋設してもよい。但し、この場合でも、前記実施形態と同様、図16に示すように、白色高輝度LED44には、照射した光を液晶パネル201の全域に拡散する光拡散手段としてのレンズ46が一体的に取り付けられており、また、図17に示すように、液晶パネル用バックライト(白色高輝度LED44)が全て点灯した状態で液晶パネル201の全域に光が照射されるように複数の白色高輝度LED44が配置されている。そして、各白色高輝度LED44は、それぞれが液晶パネル201の一部領域を照射することにより、液晶パネル201全域が照射されるように配置されている。つまり、白色高輝度LED44は、液晶パネル201を複数の領域に区分したそれぞれの領域に対応して設けられ、少なくとも対応する領域を照射するようにされている(実際には隣り合う白色高輝度LED44の照射領域は一部重なっている)。
【0067】
次に、第2実施形態の構成について図18を参照して説明する。但し、第2実施形態に係るパチンコ遊技機は、液晶パネル表示器を構成する液晶パネル用バックライトを除いて前記第1実施形態のパチンコ遊技機1と同様に構成されるため、同様の構成部材については前記第1実施形態と同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。第2実施形態の液晶パネル表示器200’は、図18に示すように、液晶パネル201用のバックライトを無機EL(エレクトロルミネッセンス)230で構成している。具体的には、遊技盤6の表面(遊技領域7を形成する部分)に凹部6aを設け、該凹部6a内に平板状の無機EL230と透明板232とを重畳状態で嵌入する。そして、無機EL230の前方(遊技者側)に配置される透明板232に障害釘231を植設すると共に、可変表示装置8や始動入賞口14等の構成部材を取り付けることで、透明板232の表面を遊技領域7として形成する。これにより、無機EL230の光は、遊技領域7を形成する透明板232を透過して、各ガラス板2a、2b間に配置される液晶パネル201にその後方から照射されることで、液晶パネル201の画像を遊技者から視認可能に表示するようになっている。
【0068】
なお、液晶パネル表示器200’の表示駆動は、第1実施形態と同様に、表示制御基板80の制御部110及び画像生成回路220によって制御されるようになっている。具体的には、制御部110は、第1実施形態と同様に、遊技制御基板31から受信した表示制御コマンドに応じた指令信号を画像生成回路220に送信する。画像生成回路220は、制御部110からの指令信号の受信に基づき該当する表示データを画像ROM221から抽出し、この抽出した表示データに基づいて液晶パネル201の表示駆動を行う。また、画像生成回路220は、前記指令信号に基づいて液晶パネル201用のバックライトとなる無機EL230を発光制御し、液晶パネル201に光を照射することで、液晶パネル201に画像を表示させる。この画像生成回路によって液晶パネル201用のバックライトとなる無機EL230を発光駆動して液晶パネル201に光を照射することで、液晶パネル201に画像を表示させる。但し、バックライト用のELとしては、エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光するEL材料により構成されたものであればよく、無機EL230に限らず、有機ELで構成してもよい。また、第2実施形態及び前記図15乃至図17に示した変形例の構成において、液晶パネル201の後面を後方のガラス板2bの前面に当接するように設けてもよいし、あるいはガラス板2a、2bを液晶パネル201の前後面(表裏面)に当接させて2枚のガラス板2a、2bにより前後方向から挟持するように設けてもよい。
【0069】
また、実施形態中では、可変表示装置を液晶タイプの表示器で構成しているが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LED、FED、EL、あるいはプラズマによる表示器で構成することも可能である。また、実施形態中では、透視板取付枠(ガラス扉枠2)の前面に配置される画像表示部材を液晶シート100a〜dで構成しているが、特にこれに限定するものではなく、ELシート等で画像表示部材を構成するようにしてもよい。また、パチンコ遊技機の構成として、始動球検出器の入賞球の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞球装置を開放するパチンコ遊技機(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限定するものではなく、始動球検出器の入賞球の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で特定領域に打球が入賞すると特定遊技状態が発生するパチンコ遊技機(これを俗に第3種という)であってもよく、さらにはスロットマシンやコインゲーム等の遊技機であってもよい。
【0070】
また、本発明に係るリーチとは、停止した図柄(リーチ表示態様という)が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない図柄(リーチ変動中の図柄という)については可変表示が行われていること、全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して可変表示している状態である。具体的には、予め定められた複数の可変表示部に、予め定められた図柄が停止することで大当りとなる有効ラインが定められ、その有効ライン上の一部の可変表示部に予め定められた図柄が停止しているときに未だ停止していない有効ライン上の可変表示部において可変表示が行われている状態(例えば、左・中・右の可変表示部のうち左右の可変表示部には大当り図柄の一部となる図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中央の可変表示部は未だ可変表示が行われている状態)、有効ライン上の可変表示部の全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して可変表示している状態(例えば、左・中・右の可変表示部の全てに可変表示が行われてどの状態が表示されても同一の図柄が揃っている状態で可変表示が行われている状態)である。また、リーチの際に、通常とは異なる演出がランプや音で行われることがある。この演出をリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクター(人物等を模した演出表示であり、図柄とは異なるもの)を表示させたり、背景の表示態様を変化させたりすることがある。このキャラクターの表示や背景の表示態様の変化をリーチ演出表示という。
【0071】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板と、を備えた遊技機において、前記透視板のほぼ全域に配置される液晶パネルと、該液晶パネルが配置される透視板の後方に配置されて液晶パネルに光を照射する照射手段と、該照射手段から照射された光を前記液晶パネルの全域に拡散させる光拡散手段と、前記液晶パネルにおける画像表示を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記液晶パネルにおける画像表示を制御するときに、前記照射手段に照射を行わせることを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面全域における画像表示が可能になり、ひいては遊技領域前方での画像表示の演出効果が向上できる。
【0072】
また、請求項2の発明においては、前記照射手段は、前記液晶パネルを複数の領域に区分けしたそれぞれの領域に対応して設けられ、前記表示制御手段は、前記液晶パネルの前記複数の領域のうちの画像表示を制御する領域に対応する照射手段に照射を行わせることを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面全域のみならず一部領域での画像表示が可能になり、画像表示の演出効果がさらに向上する。
【0073】
また、請求項3の発明においては、前記透視板の周縁部分を保持する保持部材を備え、前記照射手段及び前記光拡散手段は、前記保持部材に設けられることを特徴とする。このように構成することにより、照射手段と光拡散手段とを遊技者の視界から隠して配置することができ、ひいては遊技領域の美観が損なわれることを回避できる。
【0074】
また、請求項4の発明においては、遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板と、を備えた遊技機において、前記透視板のほぼ全域に配置される液晶パネルと、エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光するEL材料により構成され、前記液晶パネルが配置される透視板の後方に配置されて液晶パネルの全域に光を照射する照射手段と、前記液晶パネルにおける画像表示を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記液晶パネルにおける画像表示を制御するときに、前記照射手段に照射を行わせることを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面全域における画像表示が可能になり、ひいては遊技領域前方での画像表示の演出効果が向上できる。
【0075】
また、請求項5の発明においては、前記遊技盤に設けられた可変表示部と、該可変表示部の輝度を制御する輝度制御手段と、を備え、該輝度制御手段は、前記液晶パネルに画像が表示されるときには、液晶パネルに画像が表示されないときに比べて前記可変表示部の輝度を低下させることを特徴とする。このように構成することにより、可変表示部の光によって液晶パネルでの画像表示が邪魔されることを回避することができると共に、液晶パネルを通した可変表示部の画像を視認し易くできる。
【0076】
また、請求項6の発明においては、前記透視板が取り付けられる透視板取付枠と、該透視板取付枠の前面に配置される画像表示部材と、該画像表示部材における画像表示を制御する画像表示制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする。このように構成することにより、遊技領域の前面だけでなく、その周囲においても画像表示を行うことが可能になり、ひいては遊技機前面における画像表示の演出効果が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線縦断面図である。
【図3】液晶パネルに光を照射する白色高輝度LEDを示す説明図である。
【図4】遊技制御基板の回路構成例を示すブロック図である。
【図5】表示制御基板の回路構成例を示すブロック図である。
【図6】液晶パネル表示器及び液晶シート表示器による画像演出表示の一例を示す説明図である。
【図7】図6の画像演出表示における白色高輝度LEDの点灯態様を示す説明図である。
【図8】液晶パネル表示器及び液晶シート表示器による画像演出表示の一例を示す説明図である。
【図9】図8の画像演出表示における白色高輝度LEDの点灯態様を示す説明図である。
【図10】液晶パネル表示器及び液晶シート表示器による画像演出表示の一例を示す説明図である。
【図11】図10の画像演出表示における白色高輝度LEDの点灯態様を示す説明図である。
【図12】液晶パネル表示器及び液晶シート表示器による画像演出表示の一例を示す説明図である。
【図13】図12の画像演出表示における白色高輝度LEDの点灯態様を示す説明図である。
【図14】画像演出表示における白色高輝度LEDの点灯パターンを示す一覧表図である。
【図15】変形例の白色高輝度LEDから構成された液晶パネル表示器を備えたパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図16】変形例の白色高輝度LEDを示す縦断面図である。
【図17】変形例の白色高輝度LEDの点灯態様を示す説明図である。
【図18】第2実施形態のバックライト用無機ELから構成された液晶パネル表示器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 ガラス扉枠
6 遊技盤
7 遊技領域
8 可変表示装置
9 可変表示部
31 遊技制御基板
43 保持リング
44 白色高輝度LED
45 バックライトEL
55 RAM
56 CPU
80 表示制御基板
100 液晶シート表示器
100a〜d 液晶シート
110 制御部
111 CPU
112 RAM
116、117、220 画像生成回路
118、119、221 画像ROM
200 液晶パネル表示器
201 液晶パネル

Claims (6)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板と、を備えた遊技機において、
    前記透視板のほぼ全域に配置される液晶パネルと、
    該液晶パネルが配置される透視板の後方に配置されて液晶パネルに光を照射する照射手段と、
    該照射手段から照射された光を前記液晶パネルの全域に拡散させる光拡散手段と、
    前記液晶パネルにおける画像表示を制御する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記液晶パネルにおける画像表示を制御するときに、前記照射手段に照射を行わせることを特徴とする遊技機。
  2. 前記照射手段は、前記液晶パネルを複数の領域に区分けしたそれぞれの領域に対応して設けられ、前記表示制御手段は、前記液晶パネルの前記複数の領域のうちの画像表示を制御する領域に対応する照射手段に照射を行わせることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記透視板の周縁部分を保持する保持部材を備え、前記照射手段及び前記光拡散手段は、前記保持部材に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技盤の前方において前記遊技領域を視認可能に覆う透視板と、を備えた遊技機において、
    前記透視板のほぼ全域に配置される液晶パネルと、
    エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光するEL材料により構成され、前記液晶パネルが配置される透視板の後方に配置されて液晶パネルの全域に光を照射する照射手段と、
    前記液晶パネルにおける画像表示を制御する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記液晶パネルにおける画像表示を制御するときに、前記照射手段に照射を行わせることを特徴とする遊技機。
  5. 前記遊技盤に設けられた可変表示部と、該可変表示部の輝度を制御する輝度制御手段と、を備え、該輝度制御手段は、前記液晶パネルに画像が表示されるときには、液晶パネルに画像が表示されないときに比べて前記可変表示部の輝度を低下させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記透視板が取り付けられる透視板取付枠と、該透視板取付枠の前面に配置される画像表示部材と、該画像表示部材における画像表示を制御する画像表示制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
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