JP2005198961A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
高明 市原
Shinji Mutsuka
真次 六鹿
Koichi Iida
功一 飯田
Mutsumi Tsuboi
睦 坪井
Hiroshi Ishii
浩 石井
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Abstract

【課題】 遊技中の演出をより効果的に行う。
【解決手段】 パチンコ機1は、その裏面側に配置された制御基板類を備えており、遊技の進行やこれに伴う演出動作は制御基板類によって制御されている。またパチンコ機1は、枠体2の前面から視認できる位置に枠ランプ4a,4b等を有しており、これら枠ランプ4a,4bは遊技の進行状況に合わせて演出的に点灯・点滅される。その他に演出装置としてステレオ型の音響機器10が配置されており、枠ランプ4a,4bや音響機器10による演出動作を制御基板により制御することで、ゲーム内容に合わせた演出が実現されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は例えば、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に係り、特に音情報を出力する音響設備を備えた遊技機に関する。
この種の遊技機に関連する公知技術として、パチンコ機の前面側で効果音等を出力するスピーカ装置に照明器具を組み合わせたものが挙げられる(例えば特許文献1参照。)。この公知技術では、パチンコ機の枠体前面にスピーカ装置が配設されており、そのスピーカ本体の前面側に筒状体が設置されている。さらにこの筒状体の内周壁面から突出するようにしてLEDが配設されており、LEDを発光させるとその光がコーン紙に反射して、遊技者に向けて出力されるものとなっている。
上記の公知技術によれば、コーン紙に光を反射させて遊技機前面側へ可視光を出力できるため、コーン紙そのものをEL層等によって発光させる必要がなく、それだけコストを抑えることができると考えられる。また、スピーカ装置に照明器具が内蔵されているため、全体として構造がコンパクト化されるとも考えられる。
特開2003−117082号公報(第3−5頁、図3,4,5)
しかしながら、上記の公知技術では筒状体の内周壁面に沿ってLEDが設置されているため、その光を効率的に遊技機の前面側へ反射させることができないという問題がある。すなわち、LEDの光はきわめて指向性が強く、筒状体の内周壁面から発せられた光は、その反対側の内周壁面に対して強く直射されるものの、コーン紙に対しては直射方向から斜めに外れた弱い光しか届かない(特許文献1の図5(b)を参照)。またこの場合、1つのLEDから発せられた光はコーン紙の一部分を照射するだけであり、より広い範囲をカバーするためには複数箇所にLEDを設置しなければならない(同図5(a))。
このため公知技術は、LEDの利用がきわめて非効率であり、ある程度の光量を確保しようとすると、それだけ数多くのLEDを必要とするため、結果的に従来技術で課題とするコストの上昇を抑えきれていないことになる。さらに公知技術では、LEDを複数箇所に設置するため筒状体の外側に多くの電装部品が取り付けられることから、構造のコンパクト化についても自ずと限界がある。
そこで本発明は、より少ない光源を用いて効率的に反射光を得ることができる技術の提供を課題としたものである。
(解決手段1)
本発明の遊技機は、遊技動作を制御する遊技制御手段と、この遊技制御手段による遊技動作の制御に伴い、所定の演出動作を制御する演出制御手段と、遊技機の枠体に設けられて演出動作を実施する演出装置とを備える。演出装置において音響出力と発光出力による演出とを合わせて効率的に行うことで、充分な明るさの発光状態を得ることができる。
(解決手段2)
本発明ではより効率的な光の反射を実現するため、光反射面に対して発光体の光を直射させる構成を採用している。すなわち、発光体そのものを光反射面に向けて配置しておけば、そこから直射された光を効率的に反射光として利用することができるという利点がある。
このため本発明の遊技機の具体的構成は、遊技機本体の前面側に配設され、音を発生させる振動板の表面が光反射面として形成されたスピーカ機器と、スピーカ機器の前面側で振動板の中央部に対向する位置に設けられ、この位置から振動板に向けて光を照射する発光体とを備えたものとなっている。
上記のようにスピーカ機器の振動板に光反射面が形成されている場合、その前面側で中央部に対向する位置から光を発することで効率的に光を反射させることができる。この場合、たとえ発光体が指向性の強い光を発するものであっても、これを光反射面に対して直射させることができるので、最も効率のよい態様で反射光による演出を実現することができる。なお上記の「中央部に対向する位置」は、例えば振動板が正面からみて円形状であれば、そのほぼ中心となる部分(ある程度の領域を含む)に対向する位置であればよく、正確な中心点である必要はない。
その一方で、光反射面(振動板)の前面側に発光体を配置することは、かえって反射光が発光体に遮られるため好ましくないという単純な考え方もあり得る。しかしながら、本発明では数少ない発光体で最も効率的に反射光を得られることから、スピーカ機器の前面側からみて発光体が占める領域を最少に抑えることができ、このため発光体の存在が反射光を大きく遮ることにはならない。このことは、例えば車両用のヘッドライト等において光反射板の前面側に電球が配置されていても、それによって光が遮られることなく、前方に向けて充分な光を照射できるということからも裏付けられる。
(解決手段3)
より実用的には、上記の解決手段2において本発明の遊技機は、振動板と発光体との間に配置されて発光体から照射される光を拡散させる拡散レンズをさらに備えていることが好ましい。このような拡散レンズの働きにより、最少個数の発光体からより広い範囲に光を照射することができるので、振動板の光反射面を有効に活用して効率的に反射光を得ることができる。
(解決手段4)
あるいは上記の解決手段2,3において、スピーカ機器の前面側には光透過性を有するカバー部材が配設されており、このカバー部材の裏面側に発光体が設置されている態様であってもよい。
上記の発光体の固定はブラケットやステイ、透明パーツ等の別部材を用いて行うことができるが、この種のスピーカ機器では、スピーカカバー等のカバー部材を活用して発光体を固定することがより実用的かつ合理的な態様であるといえる。また、カバー部材を光透過性の材質から構成することで、振動板の前面側がカバー部材に覆われていても反射光を良好に前面側へ透過させることができる。
(解決手段5)
さらに上記の解決手段4において、拡散レンズは、カバー部材の裏面側で発光体を覆うべく配置されている態様とすることができる。このような態様では、発光体に加えて拡散レンズをもカバー部材に取り付けたり、あるいは、カバー部材に拡散レンズを一体的に成形したりすることができるので、その製作・加工がきわめて容易となる。
(解決手段6)
上記の解決手段4,5において、カバー部材は、その前面からみて一部に光の透過を遮蔽する遮蔽領域が形成されており、この遮蔽領域の裏面側に発光体が配置されている態様とすることができる。
上記のようにカバー部材は光透過性を有しているため、そのままの状態で裏面側に発光体を配置すると、発光体やこれにまつわる部品・配線類が前面側に透けて視認されてしまうことがある。このような問題を解消するため、本発明ではカバー部材に遮蔽領域を形成し、その裏側に隠れるように発光体やその関連部品(基板や配線等)を配置することとしている。
より好ましくは、遮蔽領域をカバー部材の装飾的なデザインとしても兼用することで、きわめて自然な態様で遮蔽領域を形成することができるし、カバー部材の意匠性を損なわずに合理的に発光体やその関連部品・配線類を覆い隠すことができる。
(解決手段7)
本発明はさらに、より有用性に優れた技術を提供する。すなわち上記の解決手段2から6において、本発明の遊技機は遊技の進行に応じて所定の演出動作を制御する演出制御手段と、演出制御手段による演出動作の制御に伴いスピーカ機器に動作電流を供給する電流供給路と、電流供給路から分岐して設けられ、スピーカ機器に供給される動作電流に比例した電流を発光体に供給する分岐供給路とをさらに備えている。
この種の遊技機においては通常、遊技の進行やこれに応じた演出動作を各種の制御手段によって制御することが行われている。このため、上記のスピーカ機器については演出制御手段によってその動作を制御する態様が合理的であり、実際の演出動作の制御に伴い、音響出力を実施するべくスピーカ機器に動作電流が供給される。
このとき、本発明では動作電流の供給路から電流を分岐させて取り出し、これを発光体に供給する構成を採用することで、実際にスピーカ機器から音が発せられるタイミングに同期して発光体を発光させることができる。また、発光体には動作電流に比例した電流が供給されるため、演出上の音の大小によって発光体に供給される電流値が変化し、あたかも音響出力のレベルに同期して光が明滅しているかのような演出を容易に実現することができる。
また解決手段7では、演出制御手段がスピーカ機器からの音響出力を制御するだけで、これに同期したタイミングで自然に反射光による演出が行われる。このため演出制御手段は、発光体よる発光タイミングを制御するためのプログラムを別途保有する必要がなく、その構成を簡素なものにすることができる。
(解決手段8)
さらに上記の解決手段7において、分岐供給路に電流の供給を断続するスイッチング回路が介挿されており、これにより演出制御手段は、演出動作の制御に伴いスイッチング回路を作動させて発光体の発光状態を制御することも可能である。この場合、演出制御手段の判断に基づき必要な場合にだけ発光体に電流を供給し、特に反射光による演出の必要がない場合には発光体に電流を供給しないといった演出上の使い分けを行うことができるので、遊技機においてスピーカ機器の活用の幅が拡がる。
本発明の遊技機は、発光体の光をきわめて効率的な態様で前面側へ反射させることができるので、より少ない発光体で充分な視覚的効果を発揮する。また、発光体を有効活用できるため、製作コストの低減や構造の簡素化を合理的に実現でき、より生産性に優れたものとなる。
以下、本発明の一実施形態について、次に掲げる項目に沿って各対応図面を参照しながら説明する。
1.一実施形態の概要(図1)
2.スピーカ機器
2−1.光反射面(図2)
2−2.カバー部材
2−3.発光体
2−4.遮蔽領域(図2)
2−5.拡散レンズ(図3)
3.基本動作(図3)
4.応用例(図4)
4−1.遊技制御手段
4−2.演出制御手段
4−3.電流供給路
4−4.分岐供給路
4−5.応用例による動作
4−6.別の動作例(図4)
5.その他の実施形態についての言及。
(1.一実施形態の概要)
図1は、一実施形態となるパチンコ機1を示している。公知のようにパチンコ機1は枠体2を備え、例えばこの枠体2を本体として遊技場の島設備に設置される。枠体2は複重の扉構造を有しており、その最前面にあるガラス枠4やその他の内枠、前面枠等は外枠(いずれも参照符号なし)に対して左側端のヒンジを中心に開閉することができる。
ガラス枠4の奥には図示しない遊技盤が装着されており、その盤面に所定の遊技領域が形成されている。ガラス枠4は遊技盤の前面側で開閉することができ、これを閉じた状態では、その中央にある円形のガラス板を透かして遊技領域を視認可能となっている。
また公知のように、パチンコ機1による遊技は図示しない球発射装置により遊技機を発射して行われる。遊技者は発射ハンドル6を操作して球発射装置を作動させ、遊技球を一定間隔で連続的に発射させることができる。発射された遊技球は遊技領域内で流下しながら運動し、この間にいずれかの入賞口に入賞すると賞球が払い出される。また、遊技領域内に図柄表示装置を備えている機種では、例えば始動入賞口への入賞を契機として図柄が変動を開始し、その停止時に所定の態様で図柄が表示されると、大当りになって遊技者に特典が与えられる。
遊技領域内には通常、各種の役物装置や装飾体が配設されており、これら盤面構成要素のなかには、入賞時等に装飾ランプを発光させて視覚的な演出を行うものがある。さらにガラス枠4には、遊技領域の周囲を装飾する枠ランプ4a、4b等が配置されており、上記のように、遊技の進行に伴って各種の事象(入賞や大当り等)が発生すると、それに合わせて枠ランプ4a,4b等を発光させる演出が行われる。またこの間に、パチンコ機1においては効果音やBGM等の音情報を出力させる演出があわせて行われる。
(2.スピーカ機器)
パチンコ機1には、上記のように音情報の出力による演出を行うために音響設備が配設されている。本実施形態の場合、ガラス枠4の左右の上コーナー部分にスピーカ機器10が一対をなして装備されているほか、上皿11の内部にも図示しないスピーカが装備されている。
(2−1.光反射面)
図2は、スピーカ機器10を取り立てて詳細に示している。本実施形態のスピーカ機器10は振動板から音を発生させるダイナミックスピーカであり、その振動板であるコーン紙12の表面が光を反射する光反射面として形成されている。このような光反射面を好適に形成するため、本実施形態ではコーン紙12が合成樹脂材料(例えばPP、PET等)により成形されており、センターキャップを含めたコーン紙12の全面にアルミ蒸着加工が施されている。
(2−2.カバー部材)
スピーカ機器10は、スピーカ本体10aとカバー部材14から構成されている。スピーカ本体10aの前面側にカバー部材14が配置されており、上記のコーン紙12はその前面をカバー部材14により覆われている。また、スピーカ本体10aは前面からみて外形が円形状をなしており、この外形に合わせてカバー部材14もまた円形状に成形されている。カバー部材14には多数の透音孔14a(一部にのみ符号を付す)が形成されており、スピーカ本体10aから出力される音は透音孔14aを良好に通過することができる。
ここで、カバー部材14は光透過性の材料(透明材料)から成形されており、それゆえ遊技者からは、透音孔14aを通してコーン紙12の表面を直に視認できるほか、カバー部材14そのものを透過してコーン紙12の表面を視認することもできる。
(2−3.発光体)
一方、カバー部材14の裏面側には発光体としてLED16が配設されている。このLED16はコーン紙12の前面側で、その中央部に対向する位置に設けられているため、LED16の光はコーン紙12の光反射面に向けて直射されるものとなっている。なお、本実施形態ではLED16の一例として、フルカラータイプのものを採用しているが、LED16の発光色は自由に選定することができるし、またLED16には単色タイプ・多色タイプのいずれを採用していてもよい。
また本実施形態ではLED16が基板18に実装されており、この基板18と一体にしてカバー部材14の裏面側に取り付けられている。上記のように、カバー部材14は光透過性の材料から成形されているが、その一部に光を透過させない領域(遮蔽領域)が形成されている。
(2−4.遮蔽領域)
具体的には、図2に示されているようにカバー部材14の中央部分に円形の遮蔽領域S1が形成されているほか、この遮蔽領域S1を中心として3方向へ放射状に延びる遮蔽領域S2が形成されている。このうち、中央の遮蔽領域S1の裏面側に上記の基板18が配置されており、遮蔽領域S1の面積は基板18よりも大きく設定されている。このため、遊技者からは基板18を含めてLED16が視認できなくなっている。
さらに、基板18につながる配線20は1つの遮蔽領域S2の裏面側に沿って敷設されており、この配線20もまた遮蔽領域S2に隠れているため遊技者からは視認されない。これら遮蔽領域S1,S2は、例えばカバー部材14のメッキ処理や塗装により、あるいはステッカー貼付、不透明部品(別パーツ)の付加等によって形成することができ、好ましくはカバー部材14の装飾的なデザインとしても兼用されている。
(2−5.拡散レンズ)
図3は、スピーカ機器10の構造を詳細に示している。図3の断面形状でみて、カバー部材14はスピーカ本体10aから前面側に突出した形状をなしており、その前端部分14bがパチンコ機1の前面側にむけて凸となるドーム形状をなしている。また、前端部分14bの周縁に沿って円筒状のリム部分14cが形成されており、それゆえカバー部材14の内側とスピーカ本体10aとの間には、ある程度の大きさの空間が確保されている。
図3に示されているように、LED16は基板18とともに前端部分14bの裏面に取り付けられた状態で、コーン紙12に対して正面から向き合うようにして配置されている。さらに本実施形態では、LED16とコーン紙12との間にドーム型(またはシェル型)の拡散レンズ22が配置されており、この拡散レンズ22もまたカバー部材14の裏面に取り付けられている。拡散レンズ22は、基板18をも含めてLED16の周囲を覆うようにして成形されており、さらに基板18の周囲でカバー部材14の裏面に固定されている。
(3.基本動作)
次に、スピーカ機器10の基本動作について説明する。既に述べたように、パチンコ機1による遊技の進行に伴い、ランプの発光や音響出力等により各種の演出が行われる。このときスピーカ機器10はスピーカ本体10aから音情報(効果音・BGM・音声等)を出力するとともに、そのLED16を発光(点灯・点滅)させることで、さらに発光装飾による演出を付加することができる。
具体的には、スピーカ機器10においてLED16が発光されると、その光がコーン紙12の光反射面に反射してパチンコ機1の前面側に放出される。このときLED16は、コーン紙12に対して真正面から向き合い、かつ、その中央となる位置(中央部に対向する位置)に設けられていることから、その光はコーン紙12の光反射面に対して有効に直射されることとなる。
また図3に示されているように、LED16の光は拡散レンズ22により広角に拡散されるので、本実施形態のようにLED16の設置個数を最小(1個)としていても、単一の光源によってコーン紙12の光反射面を満遍なく照射することができる。
上記のように、本実施形態ではLED16の光がコーン紙12の光反射面に対して直射されているため、これを前面側へ効率的に反射させることができるし、その反射光は遊技者からも効率よく視認される。また、このときコーン紙12の光反射面に満遍なくLED16の光が照射されているので、遊技者からみて反射光にむらが現れにくく、その全体がほぼ一様に発光しているかのように視認される。
(4.応用例)
図4は、パチンコ機1の制御機器に関する構成の一部を概略的に示している。パチンコ機1は、遊技動作を制御するためのメイン制御基板(主基板)24や各種の演出動作を制御するためのサブ制御基板26を有しており、これら基板類が互いに配線を通じて接続されている。また図示されていないが、これら基板類に付随して各種の電子機器類(入賞センサやソレノイド等)が接続されている。これら基板類はいずれもパチンコ機1の裏面側(遊技盤の背面)に配置されており、通常、遊技者からは視認されない。なおパチンコ機1には、その他にも電源基板やインタフェース基板(CR機の場合)、払出制御基板等が装備されているが、これらについては図示とともにその説明を省略する。
(4−1.遊技制御手段)
メイン制御基板24はCPUやRAM、ROM、入出力インタフェース等(全ては図示されていない)の電子部品類を備えている。メイン制御基板24は、例えば入賞センサからの検出信号に基づいて抽選を行い、その抽選結果に応じた演出指令信号を生成してサブ制御基板26に出力する。また入賞時には、各入賞口に対応した払出個数を表す賞球指令信号がメイン制御基板24から払出制御基板に出力される。
(4−2.演出制御手段)
サブ制御基板26もまたCPU等の電子部品類を備えており、サブ制御基板26では上記の演出指令信号に基づいて所定の演出プログラムが実行される。これにより、表示装置による図柄や映像の表示内容が制御され、また、その表示内容に合わせた効果音・BGM・音声等の音響出力が制御される。
(4−3.電流供給路)
本実施形態の場合、スピーカ機器10がアンプ基板28を介してサブ制御基板26に接続されている。アンプ基板28にはスピーカ機器10を駆動するためのアンプ30が組み込まれており、このアンプ30とスピーカ機器10とは電流供給路32により接続されている。アンプ30は、サブ制御基板26からの音響出力信号に基づいて作動し、実際の音を出力させる動作電流を増幅してスピーカ機器10に供給する。
(4−4.分岐供給路)
またアンプ基板28には、上記の電流供給路32から分岐して分岐供給路34が設けられている。この分岐供給路34のうち、アンプ基板28から先の部分は上記の配線20としてLED16(基板18)に接続されている。分岐供給路34にはスイッチング回路36および保護抵抗38が介挿されており、このうちスイッチング回路36はサブ制御基板26からの動作信号に基づいて分岐供給路34を電気的に開閉することができる。またスイッチング回路36は増幅回路36aを内蔵し、この増幅回路36aによりLED16に供給される電流を増幅することができる。
(4−5.応用例による動作)
図4の制御構成を適用した場合、サブ制御基板26からの動作信号に基づいてアンプ30からスピーカ機器10に動作電流が供給されると、このとき動作電流に比例した電流がLED16に供給される。この場合、スピーカ機器10の動作タイミングに同期してLED16が発光するので、スピーカ機器10では音響出力による演出とともに反射光による演出がタイミングよく実行される。
またLED16は、そのときの音響出力のレベルに合わせて光の強弱が変化するので、スピーカ機器10からの音響出力レベルが比較的高いときは、それに合わせて発光レベルが高くなり、逆に音響出力レベルが比較的低いときは、発光レベルが低くなるといった演出を容易に実行することができる。このため遊技者からは、音の強弱に合わせて光が明滅している様子が視認され、聴覚と視覚とが一体となった心地よい演出効果を実感することができる。また、このときスイッチング回路36では増幅回路36aによりLED16の点灯用電流を増幅しているので、スピーカ機器10に供給される動作電流値が目減りして音響出力レベルが落ち込むようなことはない。
上記の制御構成を採用した場合、音響出力のための電流を分岐させてLED16の点灯用電流として流用できるため、音響出力の制御プログラムとは別に、わざわざ点灯制御用のプログラムを作成する必要がない。このためサブ制御基板26に組み込まれるプログラムの構成を簡素化できるし、サブ制御基板26が実行するプログラム数を少なくできるので、CPUの処理負担を合理的に軽減することができる。
また図4の制御構成においては、サブ制御基板26の判断に基づきスイッチング回路36を作動させることで、例えば以下のような演出上の使い分けを行うことができる。
(1)表示装置による図柄の変動中や特別遊技状態(大当り遊技中)、特典付与の状態(いわゆる確変・時短中)にある期間だけLED16を発光させ、その他の場合はLED16を発光させずにスピーカ機器10から音響出力のみ行うといった演出上の使い分けを行うことができる。
(2)あるいは、メイン制御基板24から特定の演出指令信号(例えば、大当りの信頼度が高いリーチ演出指令)を受け取った場合に、サブ制御基板26が独自の判断で「予告演出」を実施することがある。「予告演出」は、例えば表示装置に特別なキャラクターを出現させたり、特別な背景を表示させたりすることで通常時とは違った印象を遊技者に与え、大当りへの期待感を盛り上げる効果がある。このような場合、通常はスピーカ機器10から「予告音」だけが出力される演出動作を実施しておき、比較的低い頻度(数回に1回の割合)でサブ制御基板26の判断によりスイッチング回路36を作動させ、「予告音+発光」による演出動作を実施するといったプレミアム演出的な利用も可能となる。
(3)その他にも、サブ制御基板26の判断に応じてスイッチング回路36を適宜作動させることで、音響要素と発光要素とを組み合わせたいろいろな態様で演出動作を制御することができる。
(4−6.別の動作例)
あるいは、上記とは別の構成を用いてLED16の点灯を制御することもできる。例えば図4中に2点鎖線で示されているように、サブ制御基板26に別途LED中継基板40を接続し、このLED中継基板40からLED16(基板18)に発光用の電流を供給することもできる。
このような構成を採用した場合、サブ制御基板26がLED16の発光パターンを制御するプログラムを実行することで、音響出力に同期したタイミングでLED16を発光させることもできるし、音響出力とは別に独自のタイミングでLED16の発光状態を制御することもできる。さらにこの場合、特にスピーカ機器10から音響出力がなされるタイミングでなくても、LED16を単独で点灯・点滅させるといった視覚的な演出だけを実行することもできる。
(5.その他の実施形態についての言及)
以上は一実施形態についての説明であるが、本発明の実施の形態がこれに制約されることはない。以下に、その他の実施形態についていくつか例を挙げて言及する。
(1)一実施形態ではパチンコ機1を例に挙げて説明しているが、本発明の遊技機は弾球式遊技機だけでなく、回胴式遊技機としても実施可能である。例えば図5に示されているように、スロットマシン50の筐体52の前面に一実施形態のスピーカ機器10を設置することで、音響出力による演出とともに発光による演出を合わせて実行することができる。
この場合、スロットマシン50には下皿54の内側上方にもスピーカ56が配置されているが、例えば通常の遊技中には下側のスピーカ56から音響出力を行い、特別な遊技状態(レギュラーボーナスゲームやビッグボーナスゲーム等)に移行したときに上側のスピーカ機器10から音響出力とともに反射光による演出を合わせて行うといった応用例を採用することもできる。
(2)あるいはパチンコ機1やスロットマシン50において、スピーカ機器10を配設する位置やその個数は適宜変更可能であるし、これらの前面内でスピーカ機器10が占める大きさや範囲等も任意に変更することができる。
(3)一実施形態ではスピーカ機器10を円形状としているが、その外形は楕円形状や矩形状その他の任意形状であってもよい。
(4)また、発光体にはLED以外の発光素子を用いることができるし、光反射面はアルミ蒸着加工の他にもメッキや塗装、反射板の付加等により形成することもできる。
(5)その他、一実施形態やその応用例で挙げた各種部材や電子機器類の仕様はあくまで好ましい一例であり、これらは適宜変更して実施可能であることはいうまでもない。
本発明の一実施形態となるパチンコ機の正面図である。 スピーカ機器を詳細に示した正面図である。 図2中、III−III線に沿う断面図である。 パチンコ機の制御機器類に関する構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の別の実施形態となるスロットマシンの正面図である。
符号の説明
1 パチンコ機
2 枠体(遊技機本体)
4 ガラス枠
10 スピーカ機器
10a スピーカ本体
12 振動板(コーン紙)
14 カバー部材
16 LED
18 基板
20 配線
22 拡散レンズ
24 メイン制御基板
26 サブ制御基板
28 アンプ基板
30 アンプ
32 電流供給路
34 分岐供給路
36 スイッチング回路

Claims (1)

  1. 遊技動作を制御する遊技制御手段と、
    前記遊技制御手段による遊技動作の制御に伴い、所定の演出動作を制御する演出制御手段と、
    遊技機の枠体に設けられ、前記演出動作を実施する演出装置とを具備したことを特徴とする遊技機。
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