JP5908159B1 - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る構成によれば、第1発光素子114が有彩色である特定色で点灯可能であり、第1外部カバー110が特定色と同系色で着色されているので、第1発光素子114を特定色で点灯することにより、有彩色で着色されたカバーに対して白色の発光色で点灯した発光素子の光を照射する場合などに比べて、第1発光部80からの発光色を、明度が低く彩度が高いものとすることができる。このような発光態様によれば、第1発光部80からの発光色を濃い色とすることができ、色感の良い色が発光している印象を遊技者に与えることができる。
また、本発明に係る構成によれば、第2発光部82が着色部材124を備えることにより、第2発光素子126により点灯された白色の発光色は、第2外部カバー120を通過した際の発光色が第1発光素子114を特定色で点灯したときの第1発光部80の発光色と同系色になる。そのため、第1発光部80及び第2発光部82からの発光色に統一感を持たせることができ、同時点灯一体化演出の演出効果を高めることができる。
また、本発明に係る構成によれば、着色された各々の外部カバーの色と、各々の外部カバーの内面に照射される発光色とが同系色の関係にあることにより、同時点灯一体化演出時の第1発光部80及び第2発光部82からの発光色を明度が低く彩度が高いものとすることができる。
本発明では、第2発光素子126からの光を拡散させるべく拡散部材122を用いたことで、第2外部カバー120を均一に発光させることができる。
また、本発明は、着色部材124を用いず、外部カバーのみで各発光素子の点灯時の色みを一致させようとする構成とは異なり、第2外部カバー120と着色部材124とで色みの調整を行うものである。
そのため、着色部材124を用いず、外部カバーのみで各発光素子の点灯時の色みを一致させようとする構成に比べて、比較的、第2外部カバー120の明度を高く彩度を低くすることができる。このため、着色部材124と第2外部カバー120との間に拡散部材122を配置すると、遊技者が第2外部カバー120越しに拡散部材122を視認可能となり、第2発光素子126が消灯している時の第2発光部82の質感を高めることができる。
図1に示すように、本実施の形態に係るスロットマシン10は、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(遊技者から見て左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を視認可能な図柄表示窓部16が形成されている。
前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。
表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するためのものであり、具体的には、動画を含んだ映像が表示される液晶画面を有する液晶表示装置である。
具体的には、演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置され、フルカラーLED114(図2参照)を発光素子として有する上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置され、白色LED126(図3参照)を発光素子として有する下部ランプ82と、を備えている。
なお、演出用ランプ78が本発明に係る「電飾装置」に相当し、上部ランプ80が本発明に係る「第1発光部」に相当し、下部ランプ82が本発明に係る「第2発光部」に相当する。
また、上部ランプ80及び下部ランプ82の配置は、後述の操作部30に対して、上部ランプ80を操作部30の上部に配置し、下部ランプ82を操作部30より下部に配置している。
操作部30は、遊技者の操作対象となる部位であって、マックスベットスイッチ34、メダル投入口38、精算スイッチ36、ストップスイッチ50、スタートスイッチ40が配置されている。
マックスベットスイッチ34は、遊技者が遊技者所有のメダルとしてスロットマシン10に記憶されているクレジットメダルを賭け数として設定する際に操作されるものである。
精算スイッチ36は、遊技者がクレジットメダルを実際のメダルとして後述のメダル払出口28から払い出す際に操作されるものである。
スタートスイッチ40は、遊技者が回転リール62の回転を開始させる際に操作されるものである。
前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。
図2に示すように、上部ランプ80は、有彩色である特定色を含む複数色の発光色で点灯可能な第1発光素子を有するものであり、フルカラーLED114と、LED基板130と、第1内部カバー112と、第1外部カバー110とを備えている。なお、上部ランプ80は本発明に係る「電飾装置」を構成する「第1発光部」に相当し、フルカラーLED114は、本発明に係る「第1発光素子」に相当する。
ここで、「有彩色」は、赤、青、緑、黄色など、色味のある色をいい、「無彩色」と対比される。「無彩色」とは、黒と白と、その中間のグレーなどの、いわゆる「モノトーンカラー」のことをいう。「有彩色」は、「色相、明度、彩度」という3つの性質を持っている。「色相」は、赤、黄、緑、青、紫といった色の様相の相違である。「明度」は、明度は色の明るさを意味する。「彩度」は、色の鮮やかさを意味する。
また、上部ランプ80は、「特定色」を、有彩色である「青色」としている。なお、「特定色」は、「青色」に限定されず、有彩色であれば足り、例えば「赤色」や「緑色」等の他の色としてもよい。
なお、「発光素子」は、「LED」に限定されず、電気信号を光信号に変換する素子であれば足り、例えば、半導体レーザ(LD)でもよい。
第1内部カバー112は、フルカラーLED114と後述する第1外部カバー110との間に位置し、LED基板130の前面を覆うように形成されている。第1内部カバー112は、透光性を有し、無色透明に形成されている。また、第1内部カバー112は、拡散性を有し、フルカラーLED114からの照射光を拡散させて、拡散された通過光が第1外部カバー110の内面に均一に照射されるようにしている。
また、遊技者が第1外部カバー110を見た際に、点灯時及び消灯時にフルカラーLED114の形状が目立たないようにできる。
なお、第1内部カバー112を、フルカラーLED114と後述する第1外部カバー110との間に配置したが、これに限定されず、第1外部カバー110に拡散性を持たせることで、第1内部カバー112を省略してもよい。
ここで「同系色」とは、「特定色」と、「色相」、「明度」、及び「彩度」がすべて同一である「同一色」のほか、類似する色である「類似色」も含む概念である。「類似色」としては、「色相」が一致するものの明度及び彩度の少なくとも一方が異なる色同士や、隣接色相や類似色相の関係にある色同士などである。なお、後述の第2外部カバー120に対して「同系色」と説明する場合についても、同様である。
また、第1外部カバー110は、第1内部カバー112より一回り大きく、第1内部カバー112の外面を覆っている。
ここで「着色」は、第1外部カバー110を「特定色」と同系色のものから形成してもよいし、又は第1外部カバー110を無色透明な材質から形成し、その表面や内面を「特定色」と同系色に着色(例えばコーティング)するようにしてもよい。なお、後述の拡散プレート124や第2外部カバー120に対して「着色」と説明する場合についても、同様である。
図3に示すように、下部ランプ82は、白色LED126と、LED基板131と、拡散プレート124と、第2内部カバー122と、第2外部カバー120とを備えている。なお、下部ランプ82は、先に説明した上部ランプ80と同様に本発明に係る「電飾装置」を構成し、さらにその「第2発光部」に相当し、白色LED126は、「第2発光素子」に相当する。
LED基板131は、白色LED126を点灯及び消灯させる駆動回路などから構成されたものである。LED基板131には、白色LED126が実装されているため、LED基板131は、白色LED126を支持する支持部材としての役割も担っている。なお、LED基板131に実装される白色LED126の個数は、単数でも、複数でもよい。
拡散プレート124は、白色LED126と後述する第2外部カバー120との間に配置され、透光性を有し、着色されたものである。
これに加え、拡散プレート124は、着色部材としての役割を担っており、フルカラーLED114による青色(特定色)の発光色と色相を同じくし、かつ、白色LED126の発光色の明度を低くし、かつ、白色LED126の発光色の彩度を高くする色で着色されている。なお、拡散プレート124が本発明に係る「着色部材」に相当する。
「白色LED126(第2発光素子)の発光色の彩度を高くする色」とは、白色LED126(第2発光素子)の発光色と比較し、「青色」(特定色)の色の鮮やかさが高いという意味である。
また、拡散プレート124は、白色LED126と後述する第2内部カバー122との間に位置し、LED基板131の前面を覆うように形成されている。
なお、第2内部カバー122を、拡散プレート124と後述する第2外部カバー120との間に配置したが、これに限定されず、第2外部カバー120に拡散性を持たせることで、第2内部カバー122を省略してもよい。
まず、上部ランプ80における発光色について、図2を用いて、説明する。
図2に示すX光は、フルカラーLED114が点灯した際の光である。このX光は、有彩色である青色(特定色)を含んだ複数色の色彩を放つことができる。なお、以下の説明においては、フルカラーLED114が青色の発光色で点灯した場合について記載する。
図2に示すY光は、X光が第1内部カバー112に入射し、第1内部カバー112の内部を通り、第1内部カバー112から出射してきた光である。このとき、上述のように第1内部カバー112が透光性を有した無色透明の部材であるため、Y光の発光色は、X光の発光色である青色を維持したまま、その光を第1外部カバー110に対して拡散させる。
次に、下部ランプ82における発光色について、図3を用いて、説明する。
図3に示すα光は、白色LED126が点灯した際の光である。このα光は、無彩色である白色の発光色である。
図3に示すβ光は、α光が拡散プレート124に入射し、拡散プレート124の内部を通り、拡散プレート124から出射してきた光である。このとき、拡散プレート124が青色と色相を同じくし、かつ、α光の発光色の明度を低くし、かつ、α光の発光色の彩度を高くする色で着色されているため、β光の発光色は、白色だったα光の発光色が色相が青色の色相となり、かつ、白色に対して明度が低く(暗く)なり、かつ、白色に対して青色の彩度が高く(青色の鮮やかさが高く)なるように着色される。このβ光の発光色は、図2に示したX光の発光色と同一色、すなわち青色である。
また、δ光は、γ光が第2外部カバー120に入射し、第2外部カバー120の内部を通り、第2外部カバー120から出射してきた光である。このとき、第2外部カバー120は透光性を有し、第1外部カバー110の色と同系色で着色された部材であるため、δ光の発光色は、図2に示したZ光の発光色と同一色、すなわち濃い青色となっており、上部ランプ80と下部ランプ82とが点灯したときの色彩に統一感を持たせることができる。
図4に、スロットマシン10の電気的な構成を示す。
制御装置100は、スロットマシン10の全体の動作を制御するためのものである。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技制御部200と、この遊技制御部200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行う演出制御部300とを備えている。
また、遊技制御部200は、貯留払出手段24にメダルが無くなったことを伝達するメダル切れエラーや遊技の途中で前扉14が開放されたことを伝達するドア開放エラーなどのエラーを検知すると、遊技の進行を停止し、発生したエラーの種類に対応したエラーコマンドを演出制御部300に対して出力する。
これらの遊技制御部200及び演出制御部300は、それぞれ、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。
そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40が操作されると、賭け数が確定し、遊技制御部200により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。
回転リール62の回転開始後、回転リール62が加速され、所定の回転速度に達すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうちの1個が操作されると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50が操作されると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した枚数のメダルがメダル払出口28から払い出される。
色変化演出は、上部ランプ80のフルカラーLED114の発光色を変化させる一方、下部ランプ82の白色LED126の発光態様は変化させない演出である。例えば、遊技制御部200からの情報に応じて、上部ランプ80の発光色を変化させるものが該当する。
このとき、下部ランプ82は、上部ランプ80の発光色の変化の前後において、消灯を維持する。なお、色変化演出実行時の下部ランプ82の態様としては、「消灯を維持」に代えて、「点灯を維持」及び「点滅を維持」のいずれか一つを採用することとしても良い。
同時点灯一体化演出は、例えば、遊技制御部200からの情報に応じて、実行される。
具体的には、遊技制御部200から役抽選の結果が通知される場合において、役抽選の結果として、前述のA役〜C役の3種類の役とハズレとの4種類の他に、D役に当選の1種類の合計5種類がある場合、D役に当選した場合は同時点灯一体化演出を実行することが考えられる。
また、本実施の形態では、同時点灯一体化演出を全ての回転リール62が停止した後に実行することとしている。ただし、同時点灯一体化演出の実行タイミングは、適宜定めることができ、例えば、スタートスイッチ40やストップスイッチ50などの遊技者が操作する操作器具が操作されたときとしても良い。
また、後述するように、同時点灯一体化演出は、エラー発生時にも実行される。
換言すると、同時点滅一体化演出は、上部ランプ80のフルカラーLED114が特定色(青色)で点灯しかつ下部ランプ82の白色LED126が点灯している状態と、上部ランプ80のフルカラーLED114及び下部ランプ82の白色LED126がいずれも消灯している状態とが交互に繰り返される演出である。
同時点滅一体化演出は、例えば、遊技制御部200からの情報に応じて、実行される。
また、同時点灯一体化演出と同様に、役に当選しても、遊技者のストップスイッチ50に対する操作によっては有効ライン86上に揃わない所定の役がある場合に、この所定の役が有効ライン86上に揃うと、同時点滅一体化演出を実行することとしても良い。
また、後述するように、同時点滅一体化演出は、エラー発生時にも実行される。
具体的には、遊技制御部200からのエラーコマンドを入力したときや、規定されていないコマンドを受信した場合など演出制御部300がエラーを検知したときなどに、同時点灯一体化演出を実行する。
なお、エラー発生時の報知としては、エラーの種類に応じて、演出用ランプ78の制御を規定しても良い。例えば、遊技制御部200が検知したエラーについては、同時点灯一体化演出を実行することとし、演出制御部300が検知したエラーについては、同時点滅一体化演出を実行することとしても良い。
このようにすると、同時点灯一体化演出の発生により、スロットマシン10にエラーが発生していることを店員が理解し易くなる。
(1)上部ランプ80の発光色の濃色化
本実施の形態の上部ランプ80では、青色に着色された第1外部カバー110に対して、フルカラーLED114を青色の発光色で発光させている。そのため、本実施の形態の上部ランプ80によれば、上部ランプ80の発光色を、白色LED126を利用して白色の発光色が青色に着色された第1外部カバー110に対して発光された場合に比べて、明度が低く彩度が高いものとなり、濃い青色とすることができる。
本実施の形態では、下部ランプ82に着色された拡散プレート124を設けたことにより、拡散プレート124から出射してきた光であるβ光の発光色がフルカラーLED114のX光の発光色と同一色となる(図2及び図3参照)。そして、β光とフルカラーLED114の光とが、青色で着色された第1外部カバー110及び第2外部カバー120を各々通過するため、上部ランプ80の発光色と下部ランプ82の発光色とを合わせることができ、上部ランプ80と下部ランプ82とが一体感のある同時点灯一体化演出を実行することができる。
本実施の形態では、上部ランプ80の第1外部カバー110の色及び下部ランプ82の第2外部カバー120の色をどちらも青色で着色しているため、フルカラーLED114と白色LED126とを消灯させたとき、上部ランプ80と下部ランプ82とを一体感のあるデザインとすることができる。
特に、同時点滅一体化演出を実行する際には、点灯時及び消灯時の両時において、上部ランプ80の見た目と下部ランプ82の見た目とを合せることができるので、一体感のある演出を実行することができる。
本実施の形態では、着色された第2外部カバー120と着色された拡散プレート124とで下部ランプ82の発光色の色みを上部ランプ80の発光色と統一感を持たせるための調整を行っている。
これに対し、拡散プレート124を使用せず、下部ランプ82の第2外部カバー120のみで、フルカラーLED114と白色LED126とが点灯した時における、上部ランプ80の発光色と下部ランプの発光色とを合せようとすると、本実施の形態に係る下部ランプ82の第2外部カバー120の色みよりも、明度を低くし彩度を高くする必要がある。その結果、第2外部カバー120の色が第1外部カバー110の色よりもかなり濃くなってしまい、消灯時のスロットマシン10の外観に統一感が無くなることで、デザイン性が低下するといった問題点が生じる。
(5)一体化演出の実行タイミング
本実施の形態における演出制御部300は、通常時だけでなく、同時点灯一体化演出や同時点滅一体化演出を、スロットマシン10のエラー発生時に実行することにしている。
このため、エラー状態を目立たせることができ、スロットマシン10のエラー発生時に店員の注意を惹くことができる。
また、通常時には、同時点灯一体化演出を実行せずに、エラー時にのみ同時点灯一体化演出を実行することとしても良い。このようにすれば、店員の注意をより一層惹くことができる。また、同時点滅一体化演出についても、同様に、エラー時にのみ実行することとしても良い。
(6)上部ランプ80の配置
本実施の形態では、遊技者の目に付き易い、操作部30より上部は、フルカラーLED114を発光素子として有する上部ランプ80が配置されているので、多様な発光色により、遊技の興趣を十分に高めることができる。
色変化演出では、下部ランプ82の白色LED126の発光態様は変化させない。すなわち、上述のように、色変化演出時の下部ランプ82は、上部ランプ80の発光色の変化の前後において消灯を維持するため、演出制御部300による下部ランプ82の制御は、一定の状態を維持する制御のみ行えばよい。
このため、本実施の形態によれば、フルカラーLED114特有の多様な発光態様の色変化演出により、遊技の興趣を十分に高めることができるうえで、なおかつ演出制御部300の制御負担を軽減することができる。
本実施の形態では、拡散プレート124と第2外部カバー120との間に、白色LED126からの光を拡散する第2内部カバー122が配置されている。
すなわち、本実施の形態によれば、拡散プレート124及び第2内部カバー122等の複数の拡散部材により白色LED126からの光を拡散するため、単一の拡散部材による拡散に比べ、光の拡散をより複雑なものにすることができる。これにより、白色LED126からの光をより均一に発光させることができ、遊技者に明るく華やかや印象を与えることができる。
本実施の形態では、色変化演出時には消灯状態を維持する下部ランプ82に、白色LED126の発光時には、フルカラーLED114の発光色と統一感を持たせることができる拡散プレート124を配置した。
すなわち、同時点灯一体化演出や同時点滅一体化演出を実行した際には、フルカラーLED114及び白色LED126が点灯し、かつ、拡散プレート124による着色効果により、白色LED126とフルカラーLED114との発光色が同一となる。そのため、上部ランプ82のみが変化する色変化演出時とは異なり、スロットマシン10全体が統一感を持った発光演出を遊技者に見せることができることとなり、同時点灯一体化演出や同時点滅一体化演出を実行した際の遊技者に与えるインパクトを大きくすることができる。
すなわち、多種多様な発光色で点灯可能なフルカラーLED114を有する上部ランプ80には、着色された拡散プレート124が配置されていないため、フルカラーLED114点灯時のフルカラーLED114からの光の発光色が、着色された拡散プレート124により、変色されることがない。
このため、フルカラーLED114特有の多様な発光態様を妨げることがなく、フルカラーLED114特有の多様な発光態様により、遊技の興趣を十分に高めることができる。
例えば、「電飾装置」を構成する「第1発光部」及び「第2発光部」の配置位置は、適宜選択できるものであり、例えば、「第1発光部」及び「第2発光部」をいずれもスロットマシンの上部に配置するなどスロットマシンの上下方向における略同一の位置に配置しても良く、また、「第1発光部」を「第2発光部」より下部に配置しても良い。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口
30 操作部 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ(電飾装置)
80 上部ランプ(第1発光部) 82 下部ランプ(第2発光部)
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置
110 第1外部カバー 112 第1内部カバー
114 フルカラーLED(第1発光素子)
120 第2外部カバー 122 第2内部カバー(拡散部材)
124 拡散プレート(着色部材) 124a 入射部
124b 反射部 124c 出射部
124d 対向面
126 白色LED(第2発光素子) 126a 照射面
130、131 LED基板
200 遊技制御部 300 演出制御部(電飾制御手段)
Claims (2)
- 複数色の発光色で点灯可能な発光素子であるか否かに応じて、複数の発光部に分けて構成された電飾装置と、
前記電飾装置を制御する電飾制御手段とを備えた遊技機において、
前記電飾装置は、
有彩色である特定色を含む複数色の発光色で点灯可能な第1発光素子を有する第1発光部と、
白色のみの発光色で点灯する第2発光素子を有する第2発光部とを備え、
前記第1発光部は、
透光性を有し、前記特定色と同系色で着色された第1外部カバーを備え、
前記第2発光部は、
透光性を有し、前記第1外部カバーの色と同系色で着色された第2外部カバーと、
前記第2発光素子と前記第2外部カバーとの間に配置され、透光性を有し、着色された着色部材とを備え、
前記電飾制御手段は、
前記第1発光素子を前記特定色で点灯するとともに、前記第2発光素子を点灯する同時点灯一体化演出を実行し、
前記着色部材は、
前記第1発光素子による前記特定色の発光色と色相を同じくし、かつ、前記第2発光素子の発光色の明度を低くし、かつ、前記第2発光素子の発光色の彩度を高くする色で着色されていることを特徴とする遊技機。 - 前記着色部材と前記第2外部カバーとの間に配置され、前記第2発光素子からの光を拡散する拡散部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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