JP2006288599A - 遊技機における装飾表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 模様自体が明るく発光して高い装飾効果が得られ、意匠パターンの変更が容易であり、低価格且つ安価で取り扱いに優れた装飾効果の高い遊技機における装飾表示装置を提供する。
【解決手段】 遊技盤に取り付けられる遊技装置に設ける装飾表示装置50を、アクリル板などの導光板に光を拡散する性質の塗料で模様(FEVER)を印刷した表示プレート55と、この表示プレート55の端面に光を照射する光源部(LED基板70)を内蔵した遊技装置に一体的に形成された受け部62とで構成する。表示プレート55内を伝播する光が模様に当たると拡散し、模様のみが発光する。表示プレート55は、受け部62から容易に着脱自在になっており、意匠パターンの変更が容易である。
【選択図】 図8
【解決手段】 遊技盤に取り付けられる遊技装置に設ける装飾表示装置50を、アクリル板などの導光板に光を拡散する性質の塗料で模様(FEVER)を印刷した表示プレート55と、この表示プレート55の端面に光を照射する光源部(LED基板70)を内蔵した遊技装置に一体的に形成された受け部62とで構成する。表示プレート55内を伝播する光が模様に当たると拡散し、模様のみが発光する。表示プレート55は、受け部62から容易に着脱自在になっており、意匠パターンの変更が容易である。
【選択図】 図8
Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に設けられる装飾表示装置に関する。
従来より、パチンコ遊技機の遊技盤に取り付けられる表示装置や入賞装置、あるいは風車装置等は、ランプやLED(発光ダイオード)等の光源を一体的に設けて装飾表示装置としての機能も持たせている。このような装飾表示装置は、遊技状態に応じて点灯や点滅して演出効果を高めるため、たとえば光源をバックライトとして用い、装飾表示装置前面の意匠パターンを間接的に照明したり、光源を装飾表示装置前面の意匠パターンに合わせて配置し、この意匠パターンを直接的に照明する方法等が取られている(たとえば、特許文献1、2、3参照)。
しかしながら、このような先行技術において、光源をバックライトとして用いる場合には、間接照明であるため、満足のいく十分な表現力やアピール力を与えるものではなかった。また装飾表示装置を直接的に照明する場合には、ランプやLEDが露出することになるので色彩的には鮮やかになるものの、装飾表示装置の表面や内部に光源を配置する複雑な構造を取らなければならず、従って意匠パターンに合わせて上手く光源を設置することができず意匠的には味気ないものとなり、これもまた満足のいく十分な表現力やアピール力を与えるものではなかった。
またランプやLEDに変えてEL(エレクトロルミネッセンス)素子を用いた装飾表示装置も考えられるが、一般的にEL素子を用いたEL表示装置は、ランプやLEDに比べ発光強度が弱く、明るいホール内では不向きであると共にインバータ等の制御装置が必要となり高価になるという問題点がある。
本発明は、このような問題点の少なくとも何れかを解決するためになされたもので、その目的とするところは、遊技盤に取り付けられる装置を有効利用し、意匠パターン(デザイン)自体が明るく発光して高い装飾効果が得られ、且つ安価で取り扱いに優れた遊技機における装飾表示装置を提供することにある。
このような問題を解決するために、本発明の遊技機における装飾表示装置は、請求項1に記載したように、遊技盤に取り付けられる遊技装置に設けられる装飾表示装置であって、光を拡散する模様を導光板に付した表示プレートと、前記遊技装置に設けられ、前記表示プレートを着脱可能に支持する受け部と、この受け部に装着された表示プレートの端面に光を照射する光源部とを有することを特徴とする。
上記発明によれば、表示プレートの端面から入射した光が導光板内を伝播し、模様に衝突すると光が拡散されて導光板の外へ出射し、模様の部分が発光する。また、表示プレートは、遊技盤に取り付けられる遊技装置に設けられた受け部に着脱可能に支持されている。
この構成では、表示プレートの端面から光を照射すればよく、光源を表示プレートに直接取り付ける必要はない。さらに表示プレートを電気的に接続することなく、表示プレートの模様自体を発光することができる。また、表示プレートに照射する光の色を変えるだけで、模様の発光色が変わり、装飾効果を変化させることができる。なお、遊技機としてはパチンコ遊技機等が考えられ、遊技盤に取り付けられる遊技装置としては表示装置、入賞装置、誘導装置、振分装置、風車等が考えられる。
表示プレートの受け部への取り付け方法は問わない。たとえば、定位置に嵌めこんだ後に螺子で固定してもよいし、パチン錠などの係止具で表示プレートを固定してもよい。表示プレートの周囲4辺すべてを取り囲むものであっても、一部の辺が開放されたもの、たとえばコ字型やL字型であってもよい。また1辺だけで支持するものであってもよい。要は、模様が視認可能であって表示プレートを着脱可能に支持するものであればよい。
受け部の遊技装置への形成方法も問わない。たとえば、表示プレートが遊技装置の表面から突出しないように受け部を遊技装置に一体的に形成してもよいし、単純に受け部を遊技装置と別体で形成し遊技装置の表面上に螺子等で固定するようにしてもよい。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機における装飾表示装置において、前記受け部に装着された表示プレートの端面とこの端面に臨む前記光源部との間に、所定の隙間が確保されることを特徴とする。
上記発明によれば、受け部に装着しても表示プレートと光源部との間にクリアランスが確保される。たとえば、光源部よりもやや突出したストッパ片を光源部の左右両端に設ければ、表示プレートがストッパ片に突き当たって止まり、表示プレートが光源部に直接衝突することが回避される。
また、光源部とこれに臨む端面との隙間は、その大きさによっては、光の筋が表示プレート内に現われたり、光源に臨む端面近傍で模様に光がうまく当たらなくなったりする現象を防止する機能も果たす。すなわち、通常、光源から出射された光は一定の指向性(視野角)をもって広がるので、光源と表示プレートの端面とをあまり近づけると、端面の近くで光源からの直接光の到達しない範囲が生じる。直接光が到達する部分と到達しない部分とでは明暗の差が大きいので、この部分に光の筋が生じてしまう。また、直接光の到達しない部分では模様が充分に発光しない。これらの現象は上記の隙間を大きくすることで緩和される。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部は、前記受け部に内蔵されていることを特徴とする。
上記発明によれば、光源部が受け部に内蔵されている。光源を受け部に内蔵する方法は問わない。たとえば、ユニット化した光源を受け部に取り付けてもよいし、受け部に直接取り付けるように構成してもよい。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部は、前記受け部に内蔵されていることを特徴とする。
上記発明によれば、光源部が受け部に内蔵されている。光源を受け部に内蔵する方法は問わない。たとえば、ユニット化した光源を受け部に取り付けてもよいし、受け部に直接取り付けるように構成してもよい。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記受け部は、装着された表示プレートのうち前記光源部から所定距離の範囲内にある部分を覆い隠す目隠し部を有することを特徴とする。
上記発明によれば、光源部からの光は指向性を持って広がり、光源部の近くでは指向性の境界に沿って光の筋が生じ易いが、そのような部分が受け部により覆い隠される。目隠し部は、不透明のほか透明度の低いスモーク状にしてもよい。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面から、入射された光が出射するようにすると共に、少なくともこの光が出射する端面を前記遊技装置の表面から突出するようにしたことを特徴とする。
上記発明によれば、光が出射する端面が遊技装置の表面から突出するので、たとえば表示プレートの端面から出射された光を、遊技盤や遊技装置に照射するようにしたり遊技者に直接見せることも可能となる。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面から、入射された光が出射するようにすると共に、少なくともこの光が出射する端面を前記遊技装置の表面から突出するようにしたことを特徴とする。
上記発明によれば、光が出射する端面が遊技装置の表面から突出するので、たとえば表示プレートの端面から出射された光を、遊技盤や遊技装置に照射するようにしたり遊技者に直接見せることも可能となる。
この表示プレートの端面が遊技装置の表面から突出する方法は問わない。たとえば表示プレートを曲面(L字状)に形成して突出させるようにしてもよいし、平面状の表示プレートを遊技装置に角度をつけて取り付けることにより突出させるようにしてもよい。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレート及び前記受け部の表面は略平面状に形成され、前記遊技装置の表面に形成された平面とほぼ同一平面上に位置することを特徴とする。
上記発明によれば、略平面状に形成された装飾表示装置の表面は、遊技装置の表面に形成された平面とほぼ同一平面上に位置するので、何かに衝突して破損や故障する可能性が低くなり、また遊技盤面を落下する遊技球の通り道を考慮する必要がない。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートは、その一部または全部が曲面状に形成されていることを特徴とする。
上記発明によれば、その一部または全部が曲面状に形成されている表示プレートにより、様々な趣向を凝らした形状の装飾表示装置を製作でき、さらに、たとえば曲面状に形成された箇所に模様を付して発光させるようにすれば、周囲に目立たせることができ、さらに装飾効果が高まる。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレート及び前記受け部の表面は略平面状に形成され、前記遊技装置の表面に形成された平面とほぼ同一平面上に位置することを特徴とする。
上記発明によれば、略平面状に形成された装飾表示装置の表面は、遊技装置の表面に形成された平面とほぼ同一平面上に位置するので、何かに衝突して破損や故障する可能性が低くなり、また遊技盤面を落下する遊技球の通り道を考慮する必要がない。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートは、その一部または全部が曲面状に形成されていることを特徴とする。
上記発明によれば、その一部または全部が曲面状に形成されている表示プレートにより、様々な趣向を凝らした形状の装飾表示装置を製作でき、さらに、たとえば曲面状に形成された箇所に模様を付して発光させるようにすれば、周囲に目立たせることができ、さらに装飾効果が高まる。
曲面状に形成される表示プレートは、熱成形しやすい押出し板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)を導光板として採用するのが好ましい。但し、押出し板はキャスト板に比べ耐衝撃性・表面硬度などが劣るので、これを考慮して表示プレートには、その表面を保護する傷付き防止コーティングを設けるようにしてもよい。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかまたは請求項6に記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面に反射材を設けたことを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかまたは請求項6に記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面に反射材を設けたことを特徴とする。
上記発明によれば、光源に臨む表示プレートの端面から入射した光が他の端面で反射材によって反射されるので、表示プレート外部に漏れにくくなる。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートには、前記光源部に臨む端面の近傍において光源部からの直接光が到達しない範囲を避けて模様を付してあることを特徴とする。
上記発明によれば、光源からの直接光が到達しない範囲を避けて模様が形成される。通常、光源から出射された光は一定の指向性(視野角)をもって広がるので、光源と表示プレートの端面とをあまり近づけると、端面の近くでは光源からの直接光の到達しない範囲が生じる。このような範囲を避けて模様を描くことで模様が適切に発光する。また、光の3原色である赤、青、緑の3つのLEDを一組とし、これを一列に多数並べて光源部を構成するような場合には、同じ色(たとえば、赤)のLED同士の間隔が広がるので、その色の直接光が到達しない範囲を避けて模様を描くことが重要である。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至請求項9の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部からの光が入射される前記表示プレートの端面に鏡面加工を施したことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートには、前記光源部に臨む端面の近傍において光源部からの直接光が到達しない範囲を避けて模様を付してあることを特徴とする。
上記発明によれば、光源からの直接光が到達しない範囲を避けて模様が形成される。通常、光源から出射された光は一定の指向性(視野角)をもって広がるので、光源と表示プレートの端面とをあまり近づけると、端面の近くでは光源からの直接光の到達しない範囲が生じる。このような範囲を避けて模様を描くことで模様が適切に発光する。また、光の3原色である赤、青、緑の3つのLEDを一組とし、これを一列に多数並べて光源部を構成するような場合には、同じ色(たとえば、赤)のLED同士の間隔が広がるので、その色の直接光が到達しない範囲を避けて模様を描くことが重要である。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至請求項9の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部からの光が入射される前記表示プレートの端面に鏡面加工を施したことを特徴とする。
上記発明によれば、光源からの光が効率よく表示プレート内に入射される。たとえば、表示プレートの端面にバフ(磨き)をかけることで鏡面加工が実現される。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を導光板に印刷したものであることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を導光板に印刷したものであることを特徴とする。
たとえば、光を拡散する性質の塗料をスクリーン印刷することにより、容易に模様を導光板に形成することができる。印刷された模様は、光源の発光色(波長)と模様の印刷色との関係により、導光板内の光を拡散して所定の色及び発光強度にて発光する。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着したものであることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着したものであることを特徴とする。
上記発明によれば、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着することで、模様が導光板に形成される。フィルムシートを貼り替えるだけで表示プレート上の模様やデザインの変更が可能になる。
模様はフィルムシートの表裏いずれに形成してもよい。導光板に貼着する面に模様を形成する場合には、フィルムシートは、透明でも不透明でもかまわないし、反射材の役割を兼ねるように構成してもよい。導光板に貼着する面と反対の面に模様を形成する場合は、フィルムシートは透明や無色透明が望ましい。またフィルムシートは、導光板の背面全体に貼着しても一部のみに貼着してもよい。
また、請求項13の発明は、請求項12に記載の遊技機における装飾表示装置において、前記フィルムシートは、模様の形に切り取られたものであることを特徴とする。
上記発明によれば、模様の形にカットしたフィルムシートが導光板に貼着される。模様の形に正確にカットする必要はなく、模様の周囲にある程度の余裕を持たせてもよい。また、複数の模様の形に切り取られたフィルムシートを表示プレートに組み合わせて貼り付けるようにしてもよい。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至請求項13の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部の光源は発光ダイオードであり、この発光ダイオードの取り付け基板の表面に光の反射層を設けたことを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至請求項13の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部の光源は発光ダイオードであり、この発光ダイオードの取り付け基板の表面に光の反射層を設けたことを特徴とする。
上記発明によれば、発光ダイオードの背後に出射された光が反射層に反射して正面に向かうので、表示プレートに入射する光量が増加して模様の発光強度が強まる。反射層は、発光ダイオードの取り付け基板の表面にある導体層をメッキするなどにより容易に形成される。また、発光ダイオードへの配線は基板裏面側の導体層を利用するほか、2枚の基板を重ねて使用し、発光ダイオードのすぐ背後の1枚を反射層に、他の1枚を配線用に用いてもよい。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至請求項14の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部の点灯パターンを制御する制御部を備え、前記光源部は、出射する光の色を切り替え可能であり、前記制御部は、前記光源部が出射する光の色を切り替えることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至請求項14の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記光源部の点灯パターンを制御する制御部を備え、前記光源部は、出射する光の色を切り替え可能であり、前記制御部は、前記光源部が出射する光の色を切り替えることを特徴とする。
上記発明によれば、模様は受けた光を拡散して発光するので、照明する光の色を変えることで模様の発光色が変わる。たとえば、模様が光を拡散する白色の塗料で描かれている場合には、模様は照射された光の色で発光する。模様が赤や緑など特定の色で描かれている場合は、ほぼ模様の塗料の色と照射された光の色とを混合した色が模様の発光色になる。たとえば、光源として光の3原色を用意すれば、これらを組み合わせてフルカラー発光が可能になり、様々な色で模様を発光させることが可能になる。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至請求項15の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記受け部は、前記遊技装置に一体的に形成されていることを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至請求項15の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置において、前記受け部は、前記遊技装置に一体的に形成されていることを特徴とする。
上記発明によれば、表示プレートを装着するだけの容易な作業で装飾表示装置を遊技装置に設置でき、つまり受け部を遊技装置に取り付ける作業が省略されると共に、遊技装置と一体感のある美観に優れた装飾表示装置となる。
請求項1の発明によれば、光源部から表示プレートの端面に光を照射することで表示プレートの模様自体が発光するので、発光しない箇所とのコントラストが強く、高い装飾効果を得ることができる。また、照射する光の色を変えることで模様自体の色を変更しなくても模様の発光色が変わるので、変化に富む装飾効果を得ることができる。
さらに、遊技装置に設けられた受け部で表示プレートを着脱可能に支持しているので、表示プレートの交換や保守点検等が容易となり、加えて、表示プレートの端面に光を照射するだけで模様自体が発光するので、表示プレートの交換や取り外しの際に配線を切り離したり接続し直したりする必要がなくなり、取り扱いに優れ作業効率が向上する。また、表示プレートを取り替えることで模様を変更できるので、低コストでのデザイン変更が可能になる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、表示プレートが光源部に直接衝突しなくなり、互いの接触による光源や表示プレートの破損等を防止することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、表示プレートを受け部の定位置にセットするだけで、表示プレートの端面と光源部とを適正な位置に配置することができ、光の適切な照射状態が確保される。また、光源を別途取り付ける必要がなく、遊技装置への装飾表示装置の取り付け作業が簡略化される。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れかの発明の効果に加え、光源部の近くに生じる光の筋が覆い隠されて、見栄えが向上する。
請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れかの発明の効果に加え、遊技装置の表面から突出する表示プレートの端面から出射された光を、遊技盤や遊技装置に照射するようにしたり遊技者に直接見せるようにすることで、さらに装飾効果が高まる。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れかの発明の効果に加え、装飾表示装置が遊技装置の表面から突出することがないので、装飾表示装置が何かに衝突して破損や故障する可能性が低くなると共に、遊技盤面を落下する遊技球の通り道を考慮する必要がない。
請求項7の発明によれば、請求項1乃至請求項5の何れかの発明の効果に加え、様々な趣向を凝らした形状の装飾表示装置を製作できる。また、曲面状に形成された箇所に模様を付して発光することもでき、さらに装飾効果が高まる。
請求項8の発明によれば、請求項1乃至請求項4の何れかまたは請求項6の発明の効果に加え、表示プレートの外部に光が漏れ難くなり、模様の発光強度を強めることができる。
請求項9の発明によれば、請求項1乃至請求項8の何れかの発明の効果に加え、光源部からの直接光が到達しない範囲に模様が存在しなくなり、各模様が適切に発光する。
請求項10の発明によれば、請求項1乃至請求項9の何れかの発明の効果に加え、光源からの光を効率よく表示プレート内に入射させることができ、模様の発光強度を高めることができる。
請求項11の発明によれば、請求項1乃至請求項10の何れかの発明の効果に加え、印刷するだけで表示プレートの模様を変えることができ、迅速且つ低コストでデザインの変更が可能になる。さらに、光源の発光色(波長)に対して適宜印刷色を選択することで、所望する色及び発光強度にて模様を発光させることができ、極めて装飾効果が高まる。
請求項12の発明によれば、請求項1乃至請求項10の何れかの発明の効果に加え、フィルムシートを貼り替えるだけで表示プレートの模様を変えることができ、低コストでデザインの変更が可能になる。さらに、光源の発光色(波長)に対して適宜フィルムシートに印刷する色を選択することで、所望する色及び発光強度にて模様を発光させることができ、極めて装飾効果が高まる。
請求項13の発明によれば、請求項12の発明の効果に加え、模様の形にカットしたフィルムシートを導光板に貼着するようにしたので、貼着するフィルムシートの組み合わせ方や配置を変えるだけで様々なデザインの表示プレートを形成することができ、容易に装飾効果を高めることができる。
請求項14の発明によれば、請求項1乃至請求項13の何れかの発明の効果に加え、発光ダイオードの取り付け基板の表面に設けた光の反射層により、発光ダイオードから出射された光が正面に集中するので、表示プレートに入射する光量が増加して模様の発光強度が向上する。また、光源に発光ダイオードを用いたので、コンパクト(薄い)、低消費電力、長寿命の光源部を提供できるとともに、発光色を選択することで様々な色で表示プレートを発光させることができる。
請求項15の発明によれば、請求項1乃至請求項14の何れかの発明の効果に加え、照射する光の色を変えるだけで模様自体の色を変更しなくても模様の発光色が変わるので、簡易な装置構成でありながら、変化に富む高い演出効果及び装飾効果を得ることができる。
請求項16の発明によれば、請求項1乃至請求項15の何れかの発明の効果に加え、受け部を別途取り付ける必要がなく、遊技装置への装飾表示装置の設置作業が簡略化される。また、受け部を遊技装置に一体的に形成したことにより、遊技装置と一体感のある美観に優れた装飾表示装置を提供できる。
以下に、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1は、遊技機1の全体正面図であり、図2は、特別図柄表示装置45の拡大正面図である。本実施形態の遊技機1は、図1に示すように、図示しない遊技島に固定される外枠18と、この外枠18に取り付けられた内枠21とから構成されており、内枠21には、その前面側の上部にガラス扉枠17と、下部に皿扉枠24とが設けられている。これらの外枠18、内枠21、ガラス扉枠17及び皿扉枠24は、木またはプラスチックで形成されている。
内枠21は、外枠18に対しヒンジにて前方に開放可能に取り付けられており、さらにガラス扉枠17及び皿扉枠24は、内枠21に対し前方に開放可能に取り付けられている。内枠21を開放するには、皿扉枠24の右上部に設けられた錠28に所定の鍵を差し込んで右回転させることで行い、一方ガラス扉枠17を開放するには、鍵を左回転させることで行う。つまり鍵の回転方向の違いによって、一つの錠28で内枠21とガラス扉枠17とが開放できるようになっている。なお皿扉枠24の開放は、ガラス扉枠17を開放した後、図示しない押圧ボタンをプッシュすることによりワンタッチで行うことが可能となっている。
まず内枠21には、ガラス扉枠17に臨む遊技盤6が着脱自在に取り付けられており、遊技盤6には、打ち出された遊技球を誘導する打球誘導レール3と、打ち出された遊技球が一定範囲内で飛球するよう設けられた遊技領域形成レール4と、打球誘導レール3及び遊技領域形成レール4によって囲われた遊技領域5と、遊技領域5に打ち出された遊技球を不測の方向へ変化を与える風車20と、特別図柄が回転する様子を示す擬似的な表示(以下、スクロール表示ともいう)を行う特別図柄表示装置45と、遊技球が入賞することによって特別図柄表示装置45に特別図柄の変動表示を開始させる始動入賞口(電動チューリップ)11と、特別図柄表示装置45における結果が予め定められた態様になった場合、遊技者に有利に開口される大入賞口7と、遊技球が通過することによって普通図柄表示装置46に普通図柄の変動表示を開始させる普通図柄作動ゲート19と、入賞することによって賞球が払い出される普通入賞口14と、遊技領域5の最下部に設けられた遊技球を回収するアウト口16とが設けられている。
特別図柄表示装置45には、図2に示すように、所定の画像を表示する液晶パネル等で構成される画像表示部30と、画像表示部30において3つの特別図柄をそれぞれ個別に表示する左図柄表示部8、中図柄表示部9、右図柄表示部10と、特別図柄の変動表示中に遊技球が始動入賞口11へ入賞した場合に、当該変動表示が終了した後に、あと何回変動表示するか(通常では最高4回)を遊技者に報知するための保留記憶の点灯表示を順次行う4つの保留LED22と、一桁の普通図柄を表示し、その普通図柄が予め定められた普通図柄である場合、始動入賞口11としての電動チューリップの羽根を開放する7セグメントLEDで構成された普通図柄表示装置46と、普通図柄表示装置46が普通図柄の変動表示中に遊技球が普通図柄作動ゲート19を通過した場合に、当該変動表示が終了した後に、あと何回変動表示するか(通常では最高4回)を遊技者に報知するための保留記憶の点灯表示を順次行う4つの保留LED23と、上部壁49に取り付けられ本発明の要部となる後に詳述する装飾表示装置50とが設けられている。
図1に戻り、またガラス扉枠17には、各種の効果音を拡声するスピーカ39と、各遊技状態に応じて点灯あるいは点滅する遊技効果ランプ15と、遊技領域5を覆う図示しないガラス板とが設けられている。
また皿扉枠24には、前記した錠28の他、遊技者が操作することにより後述する打球発射装置43(図14参照)を作動させる打球操作ハンドル2と、遊技球を打球発射装置43に供給するための打球供給皿12と、この打球供給皿12に入りきらない球を貯留することができると共に、図示しない貯留球箱に遊技球を移動できるようになっている余剰玉受皿13とが設けられている。
図3は、特別図柄表示装置45に取り付けられた装飾表示装置50の分解斜視図である。装飾表示装置50は、特別図柄表示装置45の上部壁49に一体的に形成された受け部62と略蒲鉾状に形成された表示プレート55とから構成されており、表示プレート55は、受け部62に矩形箇所が嵌合された後、図示しない螺子を介して受け部62に固定されるようになっている。つまり表示プレート55は、受け部62から容易に着脱可能になっている。なお、図中60は、表示プレート55に施された模様(印刷部)である。
図4は、特別図柄表示装置45の上部壁49の一部となる受け部62を示すものであり、同図(A)は平面図、(B)は背面図、(C)は(A)のA−A断面図である。図3及び図4に示すように、受け部62は、基部ガイド片63と、左右の側ガイド片64a、64bと、背板65とから構成されている。基部ガイド片63と側ガイド片64a、64bとは全体で略コの字状の枠をなしている。
受け部62は、コの字の開放部分を上に向けた状態で、左右の側ガイド片64a、64bのガイド溝に沿って表示プレート55が上方から嵌め込まれ、図4(C)に示す嵌合溝48に表示プレート55の下端部を嵌合するようになっている。つまり、受け部62には、表示プレート55が装着される表示プレート55と同じ矩形状の空洞部が有り、その表面のみが基部ガイド片63と側ガイド片64a、64bとにより略コの字状に形成されている。
図4(B)に示す背板65の下部に形成された切欠68は、ヒートシンクの役割と後述するワイヤハーネス67(図7参照)を通過させる役割のために設けてある。また、図4(A)(C)に示すように基部フレーム63の左右端部内側にはストッパ片47a、47bが設けてある。ストッパ片47a、47bは、表示プレート55を受け部62に装着したときに、表示プレート55の下端面54と基部ガイド片63の内部に設けられるLED71との間に適正なクリアランスを保つ(接触防止も含む)為に形成してある(図8参照)。なお背板65は、所望の色で着色してもよい。
図5は、LED基板70の平面図(同図(A))と正面図(同図(B))である。図5に示すように、本実施形態においてLED基板70には、赤LED71aと青LED71bと緑LED71cの3個を一組としたものが5組一列に並べて取り付けてある。赤LED71aは5φ(直径5ミリ)のものを、青LED71b及び緑LED71cは3φ(直径3ミリ)のものを使用している。赤は青や緑に比べて発光強度が弱いので、5φの赤LED71aを使用することで発光強度の差を補っている。
LED基板70は、同一サイズのLED取付基板72とベース基板73とを2枚重ねにした構造をなしている。また、LED取付基板72の右端には雌コネクタ75が設けてあり、さらにLED取付基板72及びベース基板73の左右両端には、LED基板70を螺子により受け部62に取り付ける為の取付穴76a、76bが設けてある(図7参照)。
LED取付基板72及びベース基板73の大きさは、赤LED71a、青LED71b、緑LED71cの組数に応じて設計されるもので、本実施形態のように赤LED71a、青LED71b、緑LED71cの組数が5組のときは、たとえば、幅(7〜10mm)×長さ(60〜200mm)程度の大きさにて作成可能である。つまりLED基板70の長さは、最小のもので15mm(赤LED71a、青LED71b、緑LED71cの組数が1組)程度から作成でき、一方最大のものは、生基板(基板が切り出される前の基板)の寸法や強度・取り扱いの観点から30mm未満が望ましく、それ以上に長くしたいときは、複数枚のLED基板70をコネクタ等で連結して用いるようにすればよい。
図6は、LED71、LED取付基板72及びベース基板73の組立て状態を示すLED基板70の部分断面図である。本実施の形態で使用する赤LED71aは、図6に示すように頭部より台座部が太く、青LED71bは寸胴の形状をなしている。LED取付基板72には、赤LED71aの取り付け箇所に対応する位置に赤LED71aの頭部が通過可能で台座部が通り得ない大きさの穴が開けてある。また青LED71bや緑LED71cの取り付け箇所に対応する位置にはこれらのLED71b、71cの端子は通るが本体部は通り得ない大きさのスルーホールが開けてある。ベース基板73には各LED71a、71bの端子が通るスルーホールが形成されているとともに、裏面73aに配線パターンが施されている。
LED基板70を組み立てるときは、まず、ベース基板73に赤LED71aの端子を挿入した後、赤LED71aの上からLED取付基板72を被せて赤LED71aの台座部にLED取付基板72を当接させる。その後、LED取付基板72の上から該当する穴に青LED71bの端子を通し、青LED71bの胴部でLED取付基板72を上から押圧した状態にする。この状態で各LED71a、71b、71cの端子をベース基板73の裏面の配線パターンにハンダ接続して固定する。
これにより別途の取り付け部材を設けることなくLED取付基板72とベース基板73とを2枚重ねの状態に保持することができる。また、青LED71bや緑LED71cは、その端子がLED取付基板72とベース基板73の双方を通過するので、より強固にベース基板73に取り付けられることになる。すなわち、LED取付基板72は、LED71をLED基板70に強固に取り付ける機能を果たしている。
さらに、LED取付基板72の表面には、LED71の光を反射可能な反射層74が設けられている。この反射層74は、光を反射可能なものであれば特に材質などを限定するものではなく、たとえば基板上の導体層にハンダ等の金属メッキを施すことで形成してもよい。
LED71のタイプは、表示プレート(導光板)55の長さによって、その輝度や指向性を適宜選択するのが好ましく、一般的に表示プレート55の長さが短ければ(たとえば20cm以下)、視野角として45〜60度程度のもので、それほど輝度の高いタイプでなくてもよい。さらにこの場合、LED71のピッチも広めに設計することができるので(たとえば2cm以上)コストダウンとなる。
一方、表示プレート55の長さが長ければ(たとえば40cm以上)、他端部での光量を適度に確保するためには、たとえば、視野角が20〜35度程度で、高輝度タイプのものが好ましい。この場合、LED71のピッチも狭くすることが望ましい(たとえば1cm以下)。このようにすると、極力コストダウンをはかりながら、表示プレート55の発光強度を維持することができる。
図7(A)は、受け部62(基部ガイド片63)内にLED基板70を設置した状態を示す平面図であり、図7(B)は、受け部62(基部ガイド片63)内にLED基板70を設置した状態を示す正面図である。なお、図7(B)は基部ガイド片63及び側ガイド片64a、64bの前面板(二点鎖線で示す部分)を取り除いた状態を示している。図7に示すように、LED基板70は、ストッパ片47a、47bの間に嵌合した状態となっており、この状態では、LED基板70を点灯した際の熱は背板65に開設された切欠68から外部へ放出される。
なお、受け部62の背面から出ているワイヤハーネス67は、受け部62に内蔵されるLED基板70と遊技機1に設置された後述のランプ制御回路37とを電気的に接続するためのケーブルである。さらに図中、右端の切欠68はワイヤハーネス67の通過口になっている(図4(B)参照)。なお、図中、77は、雌コネクタ75に連結された雄コネクタであり、ワイヤハーネス67はこの雄コネクタ75に繋がっている。
図8は、表示プレート55を基部ガイド片63に取り付けた状態の装飾表示装置50をその内部構造とともに示した正面図である。表示プレート55の下端54がストッパ片47a、47bに突き当たることで、LED基板70の各LED71と表示プレート55の下端54との間にわずかなクリアランスが確保されている。
図9は、表示プレート55、反射テープ56、反射シート58の分解斜視図である。表示プレート55の周縁部には、反射テープ56が貼着され、表示プレート55の裏面側には反射シート58が貼着される。なお反射テープ56は、LED71が臨む箇所となる表示プレート55の下端54には形成されないようになっている。
反射シート58は、白色や光沢のある色が着色されたシートであればよい。さらに模様(印刷部)60に重なる部分のみに反射シート58を設け、それ以外の箇所に所望の背景色を施すようにしてもよい。つまり反射シート58は、模様(印刷部)60の発光強度を向上させるため、少なくとも模様(印刷部)60に重なる部分のみにあればよい。
反射テープ56は、反射シート58と同様、白色や光沢のある色が着色されたテープであればよい。これらにより、表示プレート55の内部を通過する光が外界との境界で反射されて外部への漏れが防止され、模様(印刷部)60の発光強度が向上する。
導光板としての表示プレート55は、肉厚が略5mmにて形成されており、その裏側(反射シート58側)には光を拡散する模様(発光部)としての印刷部(FEVERの文字)60がスクリーン印刷されている。この印刷に使用される塗料(インキ)は、拡散反射特性を有し散乱材を含有するもので、材料としては、パール材やガラス、ビーズ顔料、白色顔料等があり、さらに拡散性や発色性を持たせ発光強度を向上させるため有機蛍光誘導体と非有機系化合物を加えるようにしてもよい。
具体的には、シリコーン樹脂粒子やポリスチレン樹脂粒子等の透明有機樹脂粒子、Al2O3、TiO2、SiO2等の金属酸化物粒子、BaSO4等の硫酸塩粒子、CaCO3等の炭酸塩粒子、ガラス微粉末やガラスバルーンなどの無機化合物粒子、ミクロエアーセル等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を併用して使用することができる。
反射効率や塗料の印刷性等を考慮した場合、これら材料の粒子の平均粒径は0.01〜20μm程度、特に0.05〜1μm程度であることが好ましく、また、光反射層中の含有量は0.5〜50重量%程度、特に3〜20重量%程度であることが好ましい。なお、塗料は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいはアクリル系、ゴム系、エラストマー系等の粘着剤をバインダーとするものを用いることができる。
なお、印刷は、スクリーン印刷以外に、たとえばオフセット印刷、グラビヤ印刷、凸版印刷、パッド印刷、インクジェット印刷等の印刷方式を採用でき、好ましくは表示プレート55の成型工程において、インライン方式で印刷するのがよい。また、印刷の厚さは、過度に薄いと光反射効率が十分でなく、逆に過度に厚くても光反射効率には大差がないにもかかわらず、印刷コストの高騰や印刷の剥離の問題も生じてくるため、これらを勘案して適切に選択するのが好ましく、通常は20〜200μm程度の厚さとすることが好ましい。
また、表示プレート55を構成する導光板の材料としては、屈折率が高い透明材料が用いられ、メタクリル樹脂(PMMA)、アクリル樹脂等が好ましく、それ以外にもプラスチック、エラストマーなどの中から目的に応じて適宜選択することができ、たとえば、ポリスチレン、スチレン・メチルメタクリレート共重合体、ポリメチルペンテン、アリルグリコールカーボネート樹脂、スピラン樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリアリルサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ジアリルフタレート、フッ素樹脂、ポリエステルカーボネート、ノルボルネン系樹脂(ARTON)、脂環式アクリル樹脂(オプトレッツ)、シリコーン樹脂、アクリルゴム、シリコーンゴム等の透明材料が挙げられる。
また、導光板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)の製法としては、セルキャスト製法や押出し製法があり、製造過程の違いから押出し板はキャスト板に比べ分子量が低く、物性的に耐熱温度・耐衝撃性・表面硬度などが若干劣るものの、熱成形しやすいメリットがあり、この製法についても目的に応じて適宜選択すればよい。本実施の形態では、キャスト板を使用している。
このように表示プレート55は、光を拡散する模様である発光部60を印刷により形成できるので、自由な色で様々な文字やデザインを発光部として極めて容易に採用できるようになる。なお、印刷は、LED71が臨む表示プレート55の下端54から1.5〜2cm程度間隔をあけて印刷するようにするとよい。これは、この端面のあまり近くに印刷すると、LED71の指向性により、印刷部60がきれいに発光しないからである。
そして、装飾表示装置50の模様60を変更したいときは、既存の模様60が施された表示プレート55を、螺子を取って受け部62から引き抜いた後、新しい模様60が施された表示プレート55を、ストッパ片47a、47bに当接するまで受け部62にスライド挿入し、この新しい表示プレート55を螺子で再び受け部62に固定するという極めて簡単な作業で行うことが可能となる。
さらに、模様60は表示プレート55に印刷するだけなので、新しい模様60を表示プレート55に施す場合においても、極めて容易且つ安価に行うことができる。またさらに、装飾表示装置50は、特別図柄表示装置45の上部壁49とほぼ同一平面上に形成されるので何かに衝突して破損や故障する恐れがなく、また仮に衝突しても、表示プレート55は丈夫な導光板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)で形成されているので、破損や故障を防止したり最小限に抑えることができる。加えて、同一平面上に形成されていれば、遊技盤6を落下する遊技球の通り道も考慮する必要がなく、また遊技球が衝突しても、摩耗や損傷することがなく耐久性が高い。
図10(A)、図10(B)は、LED71の指向性と照射領域との関係を示している。図10(A)において赤LED71aに注目すると、斜線部59で示す部分にはいずれの赤LED71aからも直接光が到達していない。直接光が到達する部分と到達しない部分では明暗の差が大きいので、光の筋が生じてしまう。そこで、直接光の到達しない斜線部59が基部ガイド片63内に収まるように設計し、光の筋を基部ガイド片63で覆い隠すとよい。図8に示す装飾表示装置50では、図10(A)と同様に、表示プレート55の下端54が基部ガイド片63の内側に数cm入り込んでおり、基部ガイド片63が光の筋を隠す目隠し部材としての機能を果たしている。
また、図10(B)に示すように、LED71からの直接光の到達しない範囲59が基部ガイド片63内にすべて収まらない場合でも、その範囲59を避けて模様60を印刷すればよい。したがって、光の筋の影響や模様の印刷を避けるべき範囲の大きさなどの事項を踏まえてLED71のピッチや指向性(視野角)、及び基部ガイド片63の幅等を設計するとよい。
なお、表示プレート55の肉厚は、5mm以外でも良く、ほぼ3〜7mmの範囲が望ましい。この範囲未満(3mm未満)になると、発光強度が低下し、一方、この範囲を超過(7mmを超過)すると、発光強度は問題ないが、表示プレート55が厚くなり、嵩張ったり、重くなったりして取り扱い上好ましくない。
図11(A)は、LED71から入射した光の表示プレート55内部における伝播経路を示しており、図11(B)は、LED71から入射した光が印刷部60で反射する様子を示している。LED71から発せられた光は、一例として入射光51に示すように表示プレート55の内部を通過し、表示プレート55の縁部に到達した入射光51は、反射テープ56で反射して再び表示プレート55の内部を通過する。そして、このような経路を辿る過程で入射光51が印刷部60に到達すると、前記拡散反射特性により図11(B)に示すような拡散した反射光52が発生し、この光が表示プレート55の外部に出射し、印刷部60が発光するように見える。なお、表示プレート55のLED71が臨む端面54は、バフ(磨き…鏡面加工)をかけるのが好ましく、これによりさらに模様(印刷部)60の発光強度が増す。
図12は、装飾表示装置50の模様(印刷部60)が発光する様子を模式的に示したものである。表示プレート55全体が光るのではなく、表示プレート55に付した模様(印刷部60)だけが光るので、高い装飾効果を得ることができる。
ところで、模様(印刷部)60の発光色は、印刷部60の印刷色とLED71の発光色(波長)とにより決定される。すなわち、印刷部60の印刷色が無色や白色であれば、ほぼLED71の発光色が模様(印刷部60)の発光色になる。印刷部60の印刷色が有色であれば、ほぼ印刷部60の印刷色とLED71の発光色とを混合した色が模様(印刷部60)の発光色になる。またLED71の発光色が白色であれば、ほぼ印刷部60の印刷色が模様(印刷部60)の発光色となる。
図13は、LED71の発光色(波長)と模様(印刷部)60の印刷色との組み合わせ方と印刷部60の発光強度との関係を示す説明図である。図中の「A」は発光強度が強いことを「B」はやや強いことを、「C」はやや弱いことを、「D」は非常に弱いことを、「E」が発光しないことをそれぞれ表している。
模様(印刷部)60の発光強度は、LED71の発光色(波長)と印刷部60の印刷色の双方に依存している。印刷部60の印刷色が黒色(若しくはそれに近い色)の場合には、LED71の発光色にかかわらず黒となり、模様(印刷部60)はほとんど発光しない。また、LED71の発光色と印刷部60の印刷色とが同じ場合には発光強度が強く、LED71の発光色と印刷部60の印刷色とが補色の関係に近づくほど発光強度は弱くなる。
たとえば、LEDの色が「赤」で印刷色が「緑」や「青」の場合は、補色の関係あるいは補色に近い関係にあるので発光強度は非常に弱い「D」になっている。またLEDの色が「青」で印刷色がその補色の「赤」の場合にも発光強度はやや弱い「C」になる。したがって、表示プレート55に青の模様と赤の模様とを印刷しておき、点灯するLEDの色を青と赤とに切り替えれば、赤LEDの点灯時には赤の模様だけが発光し、青LEDの点灯時には青の模様だけが発光するので、発光する箇所が切り替わり、変化に富む装飾効果を得ることが可能になる。
この様に構成される遊技機1は、図1に示すように、まず遊技者の打球操作ハンドル2の操作により、打球発射装置43から遊技球が発射され、打球誘導レール3と遊技領域形成レール4の間を通って遊技球が遊技盤6の遊技領域5に打ち出される。そして、遊技球は遊技領域5を自重により落下し、落下する過程においては、遊技領域5に植設される図示しない遊技釘や風車20によって落下する方向に変化を与えられ、始動入賞口11や普通入賞口14に入賞したり、普通図柄作動ゲート19を通過したり、全ての入賞口に入賞しなかった場合には、アウト口16に回収されるようになっている。
遊技球が始動入賞口11に入賞した場合には、所定の賞品球を遊技者に与えると共に、後述する始動口センサ32(図14参照)によって遊技球を検出し、特別図柄表示装置45の各図柄表示部8、9、10に特別図柄を所定時間変動表示(スクロール表示)させた後に左図柄表示部8をまず停止させ、次に中図柄表示部9を停止し、最後に右図柄表示部10を停止して確定表示させる大当り抽選(以下、大当り抽選ゲームともいう)を行う。
そして画像表示部30において、左図柄表示部8の特別図柄と中図柄表示部9の特別図柄とが停止した時点で大当りを構成する特別図柄の組合せ(たとえば同一の特別図柄の組合せ)である場合にはリーチとなり、画像表示部30にて所定のリーチアクションが表示されるようになっており、その後右図柄表示部10の特別図柄が停止した時点で確定表示された特別図柄が予め定められた特別図柄の組合せ(大当り図柄、たとえば同一の特別図柄の組合せ)である場合には大当りとなり、大入賞口7としてのアタッカを所定の態様で開放する大当り遊技が実行されるようになっており、これら以外の特別図柄の組合せである場合には、はずれとなる。
また、遊技球が普通入賞口14に入賞した場合には、所定の賞品球が遊技者に与えられる。また、遊技球が普通図柄作動ゲート19を通過した場合には、普通図柄表示装置18に普通図柄を変動表示させて抽選を行い、確定表示された普通図柄が予め定められた普通図柄である場合には当りとなり、始動入賞口(電動チューリップ)11の羽根を所定時間開放するようなっている。
ここで本実施形態の遊技機1では、各図柄表示部8、9、10には特別図柄として「1」〜「14」の数字が表示されるようになっており、特別図柄の組合せとしてリーチになるのは左図柄表示部8及び中図柄表示部9に「1、1」〜「14、14」が表示された場合であり、特別図柄の組合せとして大当りになるのは各図柄表示部8、9、10に大当り図柄「1、1、1」〜「14、14、14」が表示された場合である。
また大当り図柄のうち奇数のゾロ目の数字図柄(「1、1、1」「3、3、3」「5、5、5」「7、7、7」「9、9、9」「11、11、11」「13、13、13」)は特定大当図柄、偶数のゾロ目の数字図柄(「2、2、2」「4、4、4」「6、6、6」「8、8、8」「10、10、10」「12、12、12」「14、14、14」)は通常大当図柄となり、特定大当図柄は、通常大当図柄よりも遊技者にとってさらに有利な特別遊技が付与されるようになっている。
即ち特定大当図柄が確定表示された場合には特別遊技として、この特定大当図柄が確定表示されてから所定回数(たとえば100回)の大当り抽選ゲームが消化されるまでは、あるいは次の大当りが来るまでは、大当りになる抽選確率(以下、大当り確率ともいう)を上昇すると共に、普通図柄が当りになる抽選確率(以下、当り確率ともいう)を上昇し、普通図柄の変動時間を短縮し、始動入賞口11の開放時間を延長し、及び特別図柄の変動時間を短縮する、いわゆる確変遊技が付与される。一方通常大当図柄が確定表示された場合には特別遊技として、確変状態のうち大当り確率の上昇のみが無い、いわゆる時短遊技が付与される。
次に遊技機1(内枠21)の裏側に設けられたメイン制御回路25を図14を用いて説明する。図14は、本実施形態の遊技機1に配備された制御系統の要部ブロック図である。メイン制御回路25は、ワンチップマイクロコンピュータ26と、入出力回路27等により構成されている。ワンチップマイクロコンピュータ26は、その内部にCPU29、RAM30、ROM31等を備えている。
ワンチップマイクロコンピュータ26は、入出力回路27を介して各種制御回路、各種駆動装置及び各種スイッチ等に結ばれている。すなわち、入出力回路27には、始動入賞口11対して設けられた始動口センサ32、その他入賞センサ類(たとえば、普通図柄作動ゲート19への遊技球の通過を検出する普通図柄始動スイッチ)が接続されている。
また、入出力回路27には中継回路33が接続され、中継回路33には大入賞口7を開放動作するためのソレノイド34、大入賞口7へ入賞した遊技球を検出するカウントセンサ35、大入賞口7内に設けられた特定領域15への遊技球の通過を検出する特定領域センサ36が接続されている。さらに、入出力回路27には、本発明の要部である装飾表示装置50、及び遊技盤面に配備されているLED(たとえば、保留LED22や保留LED23)や各種表示ランプ(たとえば、遊技効果ランプ15)等を点灯制御するランプ制御回路37、スピーカ39より各種の効果音を拡声させるための音声制御を行う音声制御回路38及びその他ソレノイド類(たとえば、始動入賞口(電動チューリップ)11を拡開動作させるソレノイド)が接続されている。
また、入出力回路27には払出制御回路40及び表示制御回路44が接続されている。払出制御回路40は、内部に制御用CPU(図示せず)、このCPUの作業領域や各賞球コマンドに対応した賞品球数等を保持記憶するための記憶エリアを備えたRAM及び制御データ及び賞球払出しのための制御プログラム等が記憶されたROMなどを備えている。払出制御回路40は、メイン制御回路25から指令される賞球コマンドに従って賞球払出装置41を駆動制御し、賞品球の払出制御を行う。払出制御回路40には、前述のメイン制御回路25が通信接続されている他、発射制御回路42を介して遊技領域5に向けてパチンコ球を弾発するための打球発射装置43が接続されており、打球発射装置43の動作停止/動作停止解除を制御する。
表示制御回路44は、特別図柄表示装置45及び普通図柄表示装置46が接続されている。また、表示制御回路44は、内部に表示制御用CPU(図示せず)、画像データ及びこのCPUによる作業領域等を備えたRAM及び各コマンドに対応した表示制御データ及びキャラクタや図柄が記憶されたROMなどを備えている。
表示制御回路44はメイン制御回路25からストローブ信号が入力されると、前記CPUは表示制御用コマンドを認識する。この表示制御用コマンドに対応するデータエリアから表示制御データ及びキャラクタや図柄が前記ROMから読み出され、画像データを記憶する前記RAMに格納される。格納された画像データは表示順がくると前記RAMから画像データが読み出され、液晶表示板(画像表示部30)に表示される。なお、装飾表示装置50は、ランプ制御回路37に接続せずに、表示制御回路44に接続するようにしてもよい。
図15は、メイン制御回路25のCPU29が実行する装飾表示装置表示処理を示すフローチャートである。電源投入直後、CPU29は初期化処理を行い、スタックの設定や以下の処理に必要な各フラグ、各レジスタ及び各記憶エリアの初期化を行う。その後、装飾表示装置表示処理に移行すると、CPU29は、遊技機1の種々の遊技状態に応じて装飾表示装置50を様々な態様にて点灯制御する。なお装飾表示装置表示処理は、所定の周期(数ミリ秒)で繰り返し実行される。
まずステップS10の図柄変動表示処理は、特別図柄表示装置45にて大当り抽選ゲームが表示されている場合に装飾表示装置50を所定の図柄変動点灯パターンにて表示するもので、大当り抽選ゲームが表示されていない場合には、CPU29は、ステップS20の大当り表示処理へ移行する。この大当り表示処理は、大当り遊技が実行されている場合に装飾表示装置50を所定の大当り点灯パターンにて表示するもので、大当り遊技が実行されていない場合には、CPU29は、ステップS30の時短表示処理へ移行する。
この時短表示処理は、前記時短遊技が実行されている場合に装飾表示装置50を所定の時短点灯パターンにて表示するもので、時短遊技が実行されていない場合には、CPU29は、ステップS40の確変表示処理へ移行する。この確変表示処理は、前記確変遊技が実行されている場合に装飾表示装置50を所定の確変点灯パターンにて表示するもので、確変遊技が実行されていない場合には、CPU29は、ステップS50の通常表示処理へ移行する。この通常表示処理は、装飾表示装置表示処理のステップS10〜S40の何れの処理も実行されていない場合に(遊技者による遊技が実行されていない場合も含む)、装飾表示装置50を所定の通常点灯パターンにて表示するようになっている。つまり装飾表示装置50は、装飾表示装置表示処理のステップS10〜S50の何れかの処理が実行されることにより、図柄変動点灯パターン、大当り点灯パターン、時短点灯パターン、確変点灯パターン及び通常点灯パターンのうちの何れかの点灯パターンにて表示されるようになっている。
なお、これらの点灯パターンの点灯態様は特に限定するものではないが、たとえば次のようにしてもよい。図柄変動点灯パターンは、赤の低速点滅(たとえば点滅周期1秒)を基本とし、リーチ状態になったら青と緑の交互高速点滅(たとえば点滅周期80msec)とする。大当り点灯パターンは、橙の低速点滅(たとえば点滅周期1.2秒)とする。時短点灯パターンは、水色の低速点滅(たとえば点滅周期1.4秒)とする。確変点灯パターンは、紫の低速点滅(たとえば点滅周期1.6秒)とする。通常点灯パターンは、赤、青、緑、橙、紫、水色の交互グラデーション(徐々に色の濃淡をつけて点灯または消灯する態様、いわゆるフェードイン・フェードアウト、たとえば点灯周期8秒)とする。
このようにすれば遊技機1の装飾効果と演出効果が高まると共に、遊技者は、装飾表示装置50の点灯色または点滅周期により遊技状態が現在どのようになっているかを認識することができるようになる。なお、橙は赤LED71aと緑LED71cとの同時点灯、紫は赤LED71aと青LED71bとの同時点灯、水色は青LED71bと緑LED71cとの同時点灯で発色する。また、点灯パターンまたは点灯色の種類は上記に限定されるものではなく、たとえば色等は赤LED71a、青LED71b、緑LED71cを同時点灯してさらに種類を増やすようにしてもよい。なお色の調節は、点灯するLEDの組み合わせ方や各LEDの発光強度を変えることで無限に可能になる。たとえば、LED71に流す電流の値やオン時間を抵抗値やソフトにて制御することで発光強度を調整することができる。
またさらに、時短点灯パターンまたは確変点灯パターンの表示中にリーチ状態が発生した場合には、図柄変動点灯パターンを優先表示するようにしても良い。このようにすると、さらに遊技の興趣が増大する。そしてこの場合には、リーチ状態を示す点灯色は、時短のときには赤、確変のときには緑の高速点滅にするとよい。これは、時短のときに点灯している水色は、青LED71bと緑LED71cとの2つで発色させているので、水色の発色に使用していない赤にすることで色の差が大きくなり、リーチ状態を示す点灯色を目立たせることができるからである。従って確変のとき(紫)、リーチ状態を示す点灯色を緑にしたのは、同様な理由からである。このように色の違いを目立つようにすることで装飾効果と演出効果が高まる。
図16は、表示プレート55の他の一例を示す斜視図である。なお、これ以降に説明する他の実施形態において、前述した構成と同様な構成については同じ符号を記す。さて、これまでは表示プレート55に光を拡散する性質の模様を直接印刷にて形成したが、この例では、光を拡散する模様(発光部)60の印刷されたフィルムシート78を表示プレート(導光板)55に貼着する構成になっている。フィルムシート78は、表示プレート55と同じ形にカットされたフィルム状のシートである。
この場合、フィルムシート78の裏面側(表示プレート55への貼着面と反対側)に模様(発光部)60を印刷するとよい。この理由は、表示プレート55とフィルムシート78とを隙間ができないように密着して貼着することができ、それにより模様の発光強度を増すことができるからである。
図17は、表示プレート55のさらに他の一例を示す斜視図である。ここでは、模様(発光部)60の印刷されたフィルムシートをその模様の形にカットしたカッティングシート79を表示プレート55に貼着する構成になっている。この場合にも、上記と同様な理由から、カッティングシート79の裏面側に模様(発光部)60を印刷するとよい。
なお、模様を裏面側に設ける場合には有色透明または無色透明のフィルムシート78及びカッティングシート79を使用する。模様を表面側に設ける場合は、フィルムシート78及びカッティングシート79を不透明にしてもよく、フィルムシート78及びカッティングシート79自体に背景色を出す機能や反射材としての機能を持たせるようにしてもよい。
図16や図17のように模様を印刷したフィルムシートを表示プレート55に貼着するようにすれば、装飾表示装置50のデザインを、シート(カッティングシートまたはフィルム状のシート)を剥がしたり貼ったりするだけの作業で極めて容易に変更することが可能となり、デザイン変更時のコストダウンに繋がる。特にカッティングシート79では、複数のカッティングシート79の組み合わせ方や表示プレート55に貼着する際の配置を変えることで様々なデザインを形成することができる。
なお、表示プレート55に模様を直接印刷する場合でも、元の印刷を消して新しいデザインの模様を印刷するようにすれば、プレート材(導光板)のリサイクルも可能になる。
図18は、表示プレート55のさらに他の一例を示す斜視図である。この例は、表示プレートの形状を、その中央部を略半円状の曲面に形成した表示プレート155としている。つまり表示プレート155は、その上下部に形成された平面部152と、その中央部に形成された曲面部151とで形成され、模様(発光部)60は上部の平面部152と曲面部151にそれぞれ形成されている。従って、この表示プレート155を製作する場合には、まず平板状の導光板の裏面に印刷(曲面部151用の印刷と平面部152用の印刷)を施し、その後、中央部を略半円状に曲加工すればよい。なお、前述した反射テープ56や反射シート58を、表示プレート155に貼着するようにしてもよい。
曲加工では熱処理が発生するので、ここでは熱成形しやすい押出し製法により製造した押出し板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)を導光板として採用するのが好ましい。但し、前述したように押出し板はキャスト板に比べ耐衝撃性・表面硬度などが劣るので、ここではこれらを考慮して表示プレート155には、曲面部151と平面部152の表面を保護する傷付き防止コーティング147を設けている。なお傷付き防止コーティング147には、汚れを分解する光触媒(酸化チタン)を混入させてもよい。
またLED基板70は、図8に示したものと同様の方法で受け部162に取り付けられ、表示プレート155の下端面149から光りを照射する構成になっている。ただし受け部162は、前述した形状と異なっており、すなわち側ガイド片164a、164bが垂直に形成されているので、従って表示プレート155を受け部162に装着する場合には、下側の平面部152を受け部162に嵌合した後、必ず螺子等で受け部162に表示プレート155を固定する必要がある。また、基部フレーム163の左右端部内側に設けられるストッパ片47a、47bは、前述したものに比して横幅を小さく形成するのが好ましい。これは、表示プレート155に入射した光が左右両端まで行き届くようにするためである。
従って、このように構成された表示プレート155を、上記したように受け部162に装着して成る装飾表示装置150は、遊技機1に取り付けられると、LEDから発せられた光は曲面部151と平面部152とで形成される略半円状の形状に沿って表示プレート155の内部を伝播し、平面部152の模様(発光部)60のみならず、曲面部151の模様(発光部)60も発光する。すなわち装飾表示装置150は、平面だけでなく曲面の表示プレート155も採用できるので、従って周囲に目立たせることができ、高い装飾効果を得ることができる。なお、装飾表示装置150の左右両側には、曲面部151と特別図柄表示装置45の上部壁49表面との隙間を隠す装飾板等を設けるようにしてもよい。
図19は、表示プレート55のさらに他の一例を示す斜視図である。この例は、表示プレートの形状を、その上部を手前側に折り曲げて略L字状に形成した表示プレート255としている。つまり表示プレート255は、垂直及び水平に形成された平面部252と、その連結部に形成された小さな曲面部251とで形成され、模様(発光部)60は平面部252にそれぞれ形成されている。
表示プレート255の印刷面(光を拡散する模様のある面)は、水平の平面部252では図において下側に、垂直の平面部252では図において奥側になっている。従って、この表示プレート255を製作する場合には、まず平板状の導光板の両面に印刷(平面部252用の印刷)を施し、その後、略L字状に曲加工すればよい。上記したように、曲加工では熱処理が発生するので、ここでも押出し板を導光板として採用すると共に、平面部252の表面を保護する傷付き防止コーティング147を設けている。
また表示プレート255の前端部253側から光りを照射する構成となっており、表示プレート255の前端部253には反射テープを貼らずに、前端部253から出射される透過光233(図20参照)により装飾効果を高めるようになっている。その為、バフ(磨き…鏡面加工)は、下端部249側だけでなく、前端部253側にもかけてあり、これにより透過光233を強めている。但し、その分、模様の発光強度は若干弱まる。
またLED基板70は、図7に示したものと同様の方法で受け部62に取り付けられ、表示プレート255の下端部249から光りを照射する構成になっている。これにより、LEDから発せられた光はL字の形状に沿って表示プレート255の内部を伝播し、表示プレート255の前端部253側から放出される。従って、このように構成された表示プレート255を、上記したように受け部62に装着(表示プレート255を左右の側フレーム64a、64bに螺子等で固定してもよい)して成る装飾表示装置250は、図20に示すように、特別図柄表示装置45の上部壁49に取り付けられると平面部252の模様(発光部)60のみならず、表示プレート255の前端部253も発光するので、高い装飾効果を得ることができると共に、加えて水平の平面部252が遊技領域5を落下する遊技球の進路を変更する障害装置や誘導装置の役目も果たすので、極めて使い勝手がよい。
なお、図20は、特別図柄表示装置45の上部壁49に取り付けられた装飾表示装置250の前端部253が発光する様子を模式的に示したものである。また、この装飾表示装置250の構成では、前述したストッパ片47a、47bは省略してもよい。この理由は、表示プレート255を受け部62に装着するとき、水平の平面部252がストッパ片47a、47bの役割を果たすからである。
図21は、装飾表示装置50の他の一例を示す正面図である。この例は、特別図柄表示装置45に一体的に形成する装飾表示装置50ではなく、大入賞口270としてのアタッカに一体的に形成した装飾表示装置350を示すものである。図21に示すように、装飾表示装置350は、大入賞口270の上部壁に前述した装飾表示装置50と同様に形成されている。
この例では、前述した装飾表示装置表示処理において大当り表示処理に次のような処理を加えるようにしてもよい。すなわち、大当り遊技が実行されている場合に、特定領域センサ36が大入賞口270内に設けられた特定領域を通過した遊技球を検出したとき、あるいはカウントセンサ35が大入賞口270に入賞した遊技球を検出したとき、所定の大当り点灯パターンとは異なる点灯パターン(たとえば所定色による高速点滅)にて装飾表示装置350を点灯制御する。このようにすると、遊技者は、大当り遊技中において装飾表示装置350の点灯色及び点滅周期により、遊技球が特定領域を通過したか否か、あるいは大入賞口270に遊技球が何個入賞したかという重要な情報認識がさらに容易になると共に、演出効果と装飾効果がさらに高まる。
図22は、装飾表示装置50のさらに他の一例を示す正面図である。この例は、始動入賞口311としての電動チューリップに一体的に形成した装飾表示装置450を示すものである。図22に示すように、装飾表示装置450は、始動入賞口311の前面壁の下側に前述した装飾表示装置50と略同様に形成されている。
この例では、前述した装飾表示装置表示処理において次のような処理を加えるようにしてもよい。すなわち、始動口センサ32が始動入賞口311に入賞した遊技球を検出したとき、所定の点灯パターン(たとえば所定色による高速点滅)にて装飾表示装置450を点灯制御する。さらにこの場合、保留記憶(保留LED22)の数に応じて点灯色を変更するようにするとよい。このようにすると、遊技者は、装飾表示装置350の点灯色及び点滅周期により、始動入賞口311に遊技球が入賞したか否か、及び今回の始動入賞口311への遊技球の入賞により保留記憶がいくつになったかという重要な情報認識がさらに容易になると共に、演出効果と装飾効果がさらに高まる。
なお、普通図柄作動ゲート19にも、この例と同様に、装飾表示装置を一体的に形成して同様な装飾表示装置表示処理(普通図柄作動ゲート19を通過した遊技球を検出したとき及びこの場合における保留LED23の数に応じて、所定の点灯パターンによる点灯制御)を行うようにしてもよい。このようにしても、上記と同様な作用効果を奏する。
図23は、装飾表示装置50のさらに他の一例を示す正面図である。この例は、風車320に一体的に形成した装飾表示装置550を示すものである。図23に示すように、装飾表示装置450は、風車320の遊技盤6への取付基板の下側に前述した装飾表示装置50と略同様に形成されている。
このように図21〜23にて装飾表示装置の様々な態様を例示したが、装飾表示装置を一体的に設ける遊技盤6に取り付けられる遊技装置は、上記したもの以外の遊技装置であってもよい。また、これらの態様において表示プレートを嵌合する受け部の形状を、図に示すように様々な形状のものを採用することで、さらに装飾効果を高めることができる。なお受け部に内蔵するLED基板70の大きさは、装飾表示装置を取り付ける遊技装置のサイズに合わせて、前述したように適宜設計すればよい。さらに、表示プレートの光の入射端面と反対側の端面から透過光が出射されるよう、この端面(光の放射端面)には反射テープ56を貼らずに鏡面加工を施すようにしてもよい。このようにすると、当該遊技装置が取り付けられた遊技盤6近辺を照射することができ、これによっても装飾効果を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、表示プレート55が1枚の装飾表示装置50を説明したが、表示プレート55が複数枚のものも、上記に準じて構成してもよい。具体的には、模様60がそれぞれ印刷された表示プレート55を前後に重ね合わせ、光源(LED71)はそれに合わせて前後に配置するようにすればよい。ただしこの場合には、それぞれの表示プレート55に対して配置された光源から発せられる光が、他の表示プレート55に侵入するのを防止する遮蔽板を設けることが好ましい。このような構成にすると、模様60を立体的に発光表示させることができ、さらにそれぞれの表示プレート55に対して配置された光源を個別に制御することで、より演出効果の優れた発光表示を実現できる。
また背板65に設けた切欠68の数、大きさ、配置は実施の形態で例示したものに限定されない。また、図8に示す装飾表示装置50では、基部ガイド片63が光の筋を隠す目隠し部材としての機能を果たすように基部ガイド片63の内側に表示プレート55の下端54が数cm入り込むようにしたが、どの程度の範囲を目隠しするかは適宜に設定すればよい。数ミリであってもかまわない。また、光の筋を装飾効果として意図的に遊技者に見せるように構成してもよい。なお、受け部自体に目隠し機能を持たせる代わりに、別体の目隠し部材を受け部や表示プレートに取り付けるようにしてもよい。
また反射層74に変えて、LED取付基板72の表面全体に模様(印刷部)60と同じ光を拡散する塗料を印刷するようにしても良い。このようにすると、発光ダイオードの背後に出射された光によりLED取付基板72の表面が面発光し、表示プレートに入射する光量が増加して模様(印刷部)60の発光強度が強まると共に、光の筋のない均一な発光が可能となる。
このほか、装飾表示装置は、所定時間が経過すると自動的に点灯態様が変化するように構成してもよい。たとえば、朝、昼、夜で点灯色を、それに合った色調に変更するなどである。
LED71はフルカラーのLEDを採用しても良く、さらに、ランプ型に限らず、表面実装型のチップLEDであってもよい。
このほか実施の形態では、表示プレートの1つの端面のみから光源の光を照射するように構成したが、2以上の端面から光を照射してもよい。たとえば、表示プレートが縦方向に長くて一方の端面から光を照射しただけでは光が他端まで到達し難い場合には、対向する両端面から光を照射するように構成するとよい。
また、表示プレートの表面に半透明状の有色(たとえば黒)のシートやプレートを付設するようにしてもよい。このようにすると、LED71が点灯していないときは模様60が見えにくくなり、一方LED71が点灯すると、模様60が何もないところから出現するような演出が可能となり、演出効果が向上する。
また、実施の形態では光を拡散する模様60を印刷により形成したが、エッチングや彫刻により導光板に直接模様を形成してもよい。彫られた箇所は導光板内の光を拡散して発光する。
また、実施の形態では装飾表示装置は、遊技盤6に取り付けられる遊技装置(表示装置、入賞装置、誘導装置、振分装置、風車等)に設けるようにしたが、単体として遊技盤6に直接設けるようにしたり、あるいは内枠21や外枠18、または打球供給皿12や余剰球受皿13に設けるようにしてもよく、さらにパチンコ遊技機1に限らず、スロットマシーンやアレンジ、雀球等の遊技機に適宜適用してもよい。
次に特許請求の範囲の構成と、本発明の実施形態との主な対応を説明する。遊技盤は遊技盤6に相当し、遊技装置は特別図柄表示装置45、大入賞口(アタッカ)270、始動入賞口(電動チューリップ)311、風車320に相当し、装飾表示装置は装飾表示装置50、150、250、350、450、550に相当し、模様は模様(印刷部)60に相当し、表示プレートは表示プレート55、155、255に相当し、受け部は受け部62、162に相当し、表示プレートの光が入射する端面は表示プレートの下端(光の入射端面)54、149、249に相当し、光源部はLED基板70、LED71に相当し、遊技機は遊技機1に相当し、目隠し部は基部ガイド片63、163に相当し、光が出射する端面は表示プレートの上端(光の放射端面)253に相当し、反射材は反射テープ56に相当し、フィルムシートはフィルムシート78、カッティングシート79に相当し、発光ダイオードは赤LED71a、青LED71b、緑LED71cに相当し、取り付け基板はLED取付基板72に相当し、反射層は反射層74に相当し、制御部はメイン制御回路25に相当する。
1…遊技機、 2…打球操作ハンドル、
3…打球誘導レール、 4…遊技領域形成レール、
5…遊技領域、 6…遊技盤、 7…大入賞口(アタッカ)、
8…左図柄表示部、 9…中図柄表示部、
10…右図柄表示部、 11…始動入賞口(電動チューリップ)、
12…打球供給皿、 13…余剰球受皿、
14…普通入賞口、 15…遊技効果ランプ、
16…アウト口、 17…ガラス扉枠、
18…外枠、 19…普通図柄作動ゲート、
20…風車、 21…内枠、 22…保留LED、
23…保留LED、 24…皿扉枠、 25…メイン制御回路、
26…ワンチップマイクロコンピュータ、 27…入出力回路、
28…錠、 29…CPU、
30…画像表示部、 32…始動口センサ、
33…中継回路、 34…ソレノイド、
35…カウントセンサ、 36…特定領域センサ、
37…ランプ制御回路、 38…音声制御回路、
39…スピーカ、 40…払出制御回路、
41…賞球払出装置、 42…発射制御回路、
43…打球発射装置、 44…表示制御回路、
45…特別図柄表示装置、 46…普通図柄表示装置、
47a、47b…ストッパ片、 48…嵌合溝、 49…上部壁、
50…装飾表示装置、 51…入射光、 52…反射光、
54…表示プレートの下端(光の入射端面)、
55…表示プレート、 56…反射テープ、
58…反射シート、 59…斜線部、
60…模様(印刷部)、 62…受け部、
63…基部ガイド片、 64a、64b…側ガイド片、
65…背板、 67…ワイヤハーネス、
68…切欠、 70…LED基板、 71…LED、
71a…赤LED、 71b…青LED、 71c…緑LED、
72…LED取付基板、 73…ベース基板、
73a…裏面、 74…反射層、 75…雌コネクタ、
76a、76b…取付穴、 77…雄コネクタ、
78…フィルムシート、 79…カッティングシート、
147…傷付き防止コーティング、 149…表示プレートの下端(光の入射端面)、
150…装飾表示装置、 151…曲面部、
152…平面部、 155…表示プレート、
162…受け部、 163…基部ガイド片、
164a、164b…側ガイド片、 233…透過光、
249…表示プレートの下端(光の入射端面)、 250…装飾表示装置、
251…曲面部、 252…平面部、
253…表示プレートの上端(光の放射端面)、 255…表示プレート、
270…大入賞口(アタッカ)、 311…始動入賞口(電動チューリップ)、
320…風車、 350…装飾表示装置、
450…装飾表示装置、 550…装飾表示装置
3…打球誘導レール、 4…遊技領域形成レール、
5…遊技領域、 6…遊技盤、 7…大入賞口(アタッカ)、
8…左図柄表示部、 9…中図柄表示部、
10…右図柄表示部、 11…始動入賞口(電動チューリップ)、
12…打球供給皿、 13…余剰球受皿、
14…普通入賞口、 15…遊技効果ランプ、
16…アウト口、 17…ガラス扉枠、
18…外枠、 19…普通図柄作動ゲート、
20…風車、 21…内枠、 22…保留LED、
23…保留LED、 24…皿扉枠、 25…メイン制御回路、
26…ワンチップマイクロコンピュータ、 27…入出力回路、
28…錠、 29…CPU、
30…画像表示部、 32…始動口センサ、
33…中継回路、 34…ソレノイド、
35…カウントセンサ、 36…特定領域センサ、
37…ランプ制御回路、 38…音声制御回路、
39…スピーカ、 40…払出制御回路、
41…賞球払出装置、 42…発射制御回路、
43…打球発射装置、 44…表示制御回路、
45…特別図柄表示装置、 46…普通図柄表示装置、
47a、47b…ストッパ片、 48…嵌合溝、 49…上部壁、
50…装飾表示装置、 51…入射光、 52…反射光、
54…表示プレートの下端(光の入射端面)、
55…表示プレート、 56…反射テープ、
58…反射シート、 59…斜線部、
60…模様(印刷部)、 62…受け部、
63…基部ガイド片、 64a、64b…側ガイド片、
65…背板、 67…ワイヤハーネス、
68…切欠、 70…LED基板、 71…LED、
71a…赤LED、 71b…青LED、 71c…緑LED、
72…LED取付基板、 73…ベース基板、
73a…裏面、 74…反射層、 75…雌コネクタ、
76a、76b…取付穴、 77…雄コネクタ、
78…フィルムシート、 79…カッティングシート、
147…傷付き防止コーティング、 149…表示プレートの下端(光の入射端面)、
150…装飾表示装置、 151…曲面部、
152…平面部、 155…表示プレート、
162…受け部、 163…基部ガイド片、
164a、164b…側ガイド片、 233…透過光、
249…表示プレートの下端(光の入射端面)、 250…装飾表示装置、
251…曲面部、 252…平面部、
253…表示プレートの上端(光の放射端面)、 255…表示プレート、
270…大入賞口(アタッカ)、 311…始動入賞口(電動チューリップ)、
320…風車、 350…装飾表示装置、
450…装飾表示装置、 550…装飾表示装置
Claims (16)
- 遊技盤に取り付けられる遊技装置に設けられる装飾表示装置であって、光を拡散する模様を導光板に付した表示プレートと、前記遊技装置に設けられ、前記表示プレートを着脱可能に支持する受け部と、この受け部に装着された表示プレートの端面に光を照射する光源部とを有することを特徴とする遊技機における装飾表示装置。
- 前記受け部に装着された表示プレートの端面とこの端面に臨む前記光源部との間に、所定の隙間が確保されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記光源部は、前記受け部に内蔵されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記受け部は、装着された表示プレートのうち前記光源部から所定距離の範囲内にある部分を覆い隠す目隠し部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面から、入射された光が出射するようにすると共に、少なくともこの光が出射する端面を前記遊技装置の表面から突出するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレート及び前記受け部の表面は略平面状に形成され、前記遊技装置の表面に形成された平面とほぼ同一平面上に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレートは、その一部または全部が曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面に反射材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかまたは請求項6に記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレートには、前記光源部に臨む端面の近傍において光源部からの直接光が到達しない範囲を避けて模様を付してあることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記光源部からの光が入射される前記表示プレートの端面に鏡面加工を施したことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を導光板に印刷したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記フィルムシートは、模様の形に切り取られたものであることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
- 前記光源部の光源は発光ダイオードであり、この発光ダイオードの取り付け基板の表面に光の反射層を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項13の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記光源部の点灯パターンを制御する制御部を備え、前記光源部は、出射する光の色を切り替え可能であり、前記制御部は、前記光源部が出射する光の色を切り替えることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
- 前記受け部は、前記遊技装置に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れかに記載の遊技機における装飾表示装置。
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2005
- 2005-04-08 JP JP2005112105A patent/JP2006288599A/ja active Pending
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