JP2011247993A - 装飾装置 - Google Patents

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浩次 桐野
Junya Fujita
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Abstract

【課題】エネルギー消費を抑制しつつ、空間的な明暗分布を生じさせることが可能な装飾装置を提供する。
【解決手段】装飾装置(5、210)は、複数の点光源(51)と、複数の点光源(51)のそれぞれから発した光を拡散させる拡散部(54)と、複数の点光源(51)と拡散部(54)の間に配置され、拡散部(54)の少なくとも一部に対して特定の方向から入射する光の強度が他の方向から入射する光の強度よりも大きくなるように複数の点光源(51)のそれぞれからの光の方向を調整する光方向調整部(52、53)とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源からの光を用いた装飾装置に関する。
従来より、回動遊技機または弾球遊技機などの遊技機において、ロゴマークまたはキャラクターなどのデザインが描かれた表示パネルのような装飾装置が設けられることがある。特に、回動遊技機では、一般的に、その構造上、回動部である発光ドラムの下部に下パネルと呼ばれる装飾装置が設けられる。また、回動遊技機が設置されている場所の周辺では、遊技者が回転する発光ドラムの絵柄を視認し易いように、室内照明が暗めに、例えば、遊技施設の通常の室内照明の照度の約1/2の照度となるように調光されている。そのため、回動遊技機に設けられた下パネルによっては、そのような暗照明下での視認性を高めるために、下パネル裏面から照明光を照射することで、下パネルの前面全体が発光するように構成されている。
また、照明光を発する光源によるエネルギー消費量を削減するために、このような装飾装置の光源として、発光ダイオード(LED)が使用されることも多くなっている。
さらに、臨場感などを高めて遊技者の興趣を高めるために、遊技機に設けられる装飾装置には、遊技者に対して強いインパクトを与えることが望まれている。
そこで、遊技機に設けられる、照明光を用いた装飾装置として、縮み印刷にて形成された散乱層をその背後に設けられたLEDからの光で照明することにより、明暗を生じさせて立体感を出す装飾装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
さらに、表示画面に均等に光を照射できるように、複数のLEDからの光を、表示画面の背面と対向するように設けられ、表面に不規則な凹凸を有する反射板により乱反射するバックライトユニットが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2002−210091号公報 特開2006−267245号公報
特許文献1に開示された技術では、1個のLEDを用いて散乱層を照明している。しかし、下パネルのように、比較的大きな装飾装置では、LEDのような1個の点光源からの照明光だけでは、散乱層全体を照明することはできず、その結果として照明ムラが生じてしまう。
また、散乱層を、特許文献2に開示されたバックライトユニットを用いて照明すると、散乱層の各点は、複数の方向からの光で照射されるため、散乱層の各点が拡散光を発することになる。そのため、空間的な明暗分布が失われてしまう。その結果、立体感も失われてしまう。
そこで、本発明は、エネルギー消費を抑制しつつ、空間的な明暗分布を生じさせることが可能な装飾装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの形態として、装飾装置が提供される。この装飾装置は、複数の点光源と、複数の点光源のそれぞれから発した光を拡散させる拡散部と、複数の点光源と拡散部の間に配置され、拡散部の少なくとも一部に対して特定の方向から入射する光の強度が他の方向から入射する光の強度よりも大きくなるように複数の点光源のそれぞれからの光の方向を調整する光方向調整部とを有する。
この装飾装置において、光方向調整部は、複数の点光源のそれぞれから放射された光をそれぞれ同一の方向へ向かう平行光にするコリメート光学系を有することが好ましい。
この場合において、光方向調整部は、コリメート光学系と拡散部との間に配置され、コリメート光学系から出射した平行光を特定方向に向ける導光部材をさらに有することが好ましい。そして導光部材は、コリメート光学系からの平行光にその導光部材内部を伝播させる所定の厚みを持つシート状に形成され、導光部材の側面に平行光が入射する入射面が形成され、導光部材の前面が拡散部材の背面と面し、かつ、導光部材の背面にはその平行光を特定方向へ向けて反射する複数の反射面が形成される。また複数の点光源は、導光部材の入射面と対向するように入射面の長手方向に沿って一列に配列され、かつコリメート光学系は、複数の点光源と導光部材の入射面との間に配置されることが好ましい。
さらに、導光部材が有する複数の反射面は、平行光の進行方向に沿って並べて配置され、複数の反射面のそれぞれの導光部材の背面からの高さは、その反射面が入射面から離れるにつれて高くなることが好ましい。
あるいは、導光部材の厚さは入射面から離れるにつれて薄くなり、導光部材の背面が導光部材内を直進する平行光と交差するように導光部材が配置されることが好ましい。
本発明に係る装飾装置は、エネルギー消費を抑制しつつ、空間的な明暗分布を生じさせることができるという効果を奏する。
本発明の一つの実施形態に係る装飾装置を備えた回動遊技機の概略構成図である。 (a)は、本発明の一つの実施形態に係る装飾装置の概略側面図であり、(b)は、装飾装置の分解斜視図である。 (a)は、コリメート光学系の一例であるコリメートレンズの一例の概略側面図であり、(b)は、(a)に示されたコリメートレンズを導光部材側から見た概略正面図である。 (a)は、コリメートレンズの他の一例の概略側面図であり、(b)は、(a)に示されたコリメートレンズを導光部材側から見た概略正面図である。 (a)は、導光部材の一例の概略斜視図であり、(b)は、(a)に示された導光部材の一部分の概略側面図である。 (a)は、導光部材の他の一例の概略側面図であり、(b)は、(a)に示された導光部材の一部分の拡大側面図である。 拡散部材の一部を拡大した拡散部材の拡大側面図である。 (a)は、本発明の一つの実施形態による装飾装置における光線追跡図であり、(b)は、従来技術による導光部材を用いた装飾装置における光線追跡図である。 コリメート光学系の他の一例の概略構成図である。 本発明の一つの実施形態に係る装飾装置を備えた弾球遊技機の概略斜視図である。
以下、本発明の一つの実施形態による装飾装置を、図を参照しつつ説明する。この装飾装置は、光を拡散させる拡散部材の少なくとも一部の領域に、特定の方向からの光しか入射しないように、複数の点光源から発した光をコリメートレンズで同一の方向へ向くように平行光化し、その平行光を導光部材によって拡散部材へ向ける。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る装飾装置を備えた回動遊技機の概略構成図である。図1に示すように、回動遊技機100は、遊技機本体である本体筺体1と、発光ドラム2a〜2cと、スタートレバー3と、ストップボタン4a〜4cと、装飾装置5とを有する。
また回動遊技機100は、本体筺体1内に、回動遊技機100の各部を制御する制御回路(図示せず)、回動遊技機100の各部に電力を供給する電源回路(図示せず)及び制御回路からの制御信号に応じてメダルを一時貯留し、かつメダルを排出するためのメダル貯留及び排出機構を有する。
本体筺体1の前面の中央上部には開口11が形成されており、その開口11を通じて、発光ドラム2a〜2cが視認可能になっている。また開口11の下側の枠12の上面には、メダルを投入するためのメダル投入口13が形成されている。
発光ドラム2a〜2cは、制御回路からの制御信号に応じて、本体筺体1の前面に対して略平行かつ略水平な回転軸(図示せず)を回転中心として、それぞれ、別個に回転可能となっている。各発光ドラム2a〜2cの表面は、それぞれ、回転方向に沿って複数の略同一幅を持つ領域に区切られ、領域ごとに様々な図柄が描かれている。なお、発光ドラム2a〜2cの代わりに、液晶ディスプレイなどの表示装置が、その表示画面が開口11を介して視認可能なように設けられてもよい。この場合、表示装置は、制御回路からの制御信号に応じて、複数のドラムを模擬的に示した画像を表示画面に表示させる。
スタートレバー3は、本体筺体1の枠12の前面に向かって左側に設けられている。また、枠12の前面略中央には、ストップボタン4a〜4cが設けられている。ストップボタン4a〜4cは、それぞれ、発光ドラム2a〜2cに対応する。
本体筺体1の前面の下部には、下パネルとして、本発明の一つの実施形態に係る装飾装置5が設けられている。なお、装飾装置5の詳細については後述する。
さらに、装飾装置5の下方において、本体筺体1には、メダルを排出するためのメダル排出口14が形成されている。そしてメダル排出口14の下方には、排出されたメダルが落下することを防止するためのメダル受け皿15が取り付けられている。
メダルがメダル投入口13に投入された後に、スタートレバー3が操作されると、スタートレバー3が操作されたことを示す信号が制御回路へ伝達される。そして制御回路は、発光ドラム2a〜2cの回転を開始させる。
その後、本体筺体1の枠12の前面略中央に設けられたストップスイッチ4a〜4cの何れかが押下されると、制御回路は、その押下されたスイッチから押下されたことを示す信号を受信し、その押下されたスイッチに対応する発光ドラムの回転を停止させる。あるいは、制御回路は、発光ドラム2a〜2cのうち、回転を開始してから所定期間が経過するまでに、対応するストップスイッチが押下されなかった発光ドラムを、その所定期間経過後に停止させる。
そして全ての発光ドラムが停止した時点で、同一の図柄が全ての発光ドラムにわたって一列に並んでいると、制御回路は、その図柄に応じた所定枚数のメダルをメダル排出口14を通じて排出する。
次に、装飾装置5について詳細に説明する。
図2(a)は、装飾装置5の概略側面図であり、図2(b)は、装飾装置5の分解斜視図である。図2(a)及び図2(b)に示されるように、装飾装置5は、複数の点光源51と、複数のコリメートレンズ52と、導光部材53と、拡散部材54とを有する。
複数の点光源51は、それぞれ、複数のコリメートレンズ52の一つを挟んで導光部材53の側面に設けられた入射面53aと対向するように配置される。また導光部材53は、導光部材53の前面53bが拡散部材54の背面54bに近接するように配置される。そして装飾装置5は、拡散部材54の前面54aが本体筺体1の前面と略平行となり、点光源51、コリメートレンズ52及び導光部材53が本体筺体1の内部に収容されるように、本体筺体1に取り付けられる。
複数の点光源51は、それぞれ、拡散部材54をその背面54bから照明するための照明光を発する。そのために、本実施形態では、各点光源51は白色LEDにより構成される。しかし、各点光源51は、赤色LED、緑色LEDまたは青色LEDなどの単色点光源であってもよい。また複数の点光源51が、それぞれ、異なる色の光を発してもよい。
本実施形態において、各点光源51は、本体筺体1内において光を出射させる前面53bが鉛直方向に沿うように配置された導光部材53の側面の一端に形成された入射面53aの長手方向と、コリメートレンズ52を挟んで対向するように一列に並べて配置される。そして各点光源51は、本体筺体1内部の下方に、本体筺体1の前面に略平行に並べて配置され、上方へ向けて光を発する。
また、複数の点光源51から発した光が拡散部材54全体を照明できるように、点光源51の数は、拡散部材54の水平方向長を、個々の点光源51から発し、コリメートレンズ52により平行光化された光の幅で割った数とすることが好ましい。
複数のコリメートレンズ52及び導光部材53は、拡散部材54の少なくとも一部に対して特定の方向から入射する光の強度が他の方向から入射する光の強度よりも大きくなるように、各点光源51から発した光の向きを調整する光方向調整部を構成する一例である。そして複数のコリメートレンズ52は、それぞれ、一つの点光源51と対応する。そして各コリメートレンズ52は、対応する点光源51から発せられた光を平行光にするコリメート光学系の一例である。そのため、各コリメートレンズ52は、その前側焦点に対応する点光源51が位置し、かつ各コリメートレンズ52が規定する光軸が平行となるように配置される。
また、各コリメートレンズ52は、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネートといった、可視光に対して透明な樹脂を成型することにより作成される。あるいは、各コリメートレンズ52は、ガラスを研磨あるいは成型することにより作成されてもよい。
図3(a)は、コリメート光学系の一例であるコリメートレンズの一例の概略側面図であり、図3(b)は、図3(a)に示されたコリメートレンズを導光部材側から見た概略正面図である。
図3(a)及び図3(b)に示された例では、各コリメートレンズ52は、点光源51が配列された方向及び導光部材53の入射面53aの長手方向を含む面において正の屈折力を持つように、その面内で有限の曲率半径を持つ二つのレンズ面52a、52bを持つシリンドリカルレンズとして形成される。なお、各コリメートレンズ52は、球面状のレンズ面をもつ両凸レンズであってもよい。さらに、各コリメートレンズ52のレンズ面52a、52bの少なくとも何れか一方は、球面収差を軽減するように非球面状に形成されてもよい。
図4(a)は、コリメートレンズの他の一例の概略側面図であり、図4(b)は、図4(a)に示されたコリメートレンズを導光部材側から見た概略正面図である。
図4(a)及び図4(b)に示された例では、各コリメートレンズ52は、導光部材53の入射面53aに対向するレンズ面52bがフレネルレンズとして形成されている。これにより、レンズ面52bの頂点(すなわち、レンズ面52bと光軸が交差する点)の光軸に沿った高さが減少するので、コリメートレンズ52の点光源51側のレンズ面52aと導光部材53間の距離を短くできる。そのため、装飾装置5全体を小さくできる。また、導光部材53の厚さ方向に広がる光のうち、導光部材53に入射する部分が多くなるので、より均一に拡散部材54を照明できる。
なお、各コリメートレンズ52の点光源51側のレンズ面52aがフレネルレンズとして形成されてもよい。あるいは、各コリメートレンズの二つのレンズ面のうち、少なくとも何れか一方を回折レンズとしてもよい。回折レンズは、屈折レンズと逆の色分散を持つので、一方のレンズ面を回折レンズとすることで、コリメートレンズ52は、色収差を軽減できる。
各コリメートレンズ52から出射した平行光は、導光部材53の入射面53aに入射する。
導光部材53は、コリメートレンズ52により平行光となった光に導光部材53内部を伝播させ、拡散部材54へ向けるようその平行光の向きを変える。そのために、導光部材53は、例えば、PMMAまたはポリカーボネートといった、可視光に対して透明な樹脂またはガラスにより形成される。
図5(a)は、導光部材53の一例の概略斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に示された導光部材の一部分の概略側面図である。図5(a)及び(b)に示されるように、本実施形態では、導光部材53は、PMMA(d線に対する屈折率nd=1.49)が拡散部材54と略同一の面積を持つ略長方形のシート状に形成されたものである。
導光部材53の背面53cには、入射面53aから入射した平行光を反射して、前面53b全体から均一に出射させ、かつその出射光が平行光となり、拡散部材54の背面54bに対して垂直方向に入射するように、複数のプリズム531が形成されている。
複数のプリズム531は、入射面53aから入射した入射光の進行方向に沿って所定のピッチで並べて形成される。各プリズム531は、背面53cにおいて、入射面53aからの入射光の進行方向に対して略垂直な方向に沿った略三角形状の溝として形成される。そして各プリズム531は、背面53cに対して所定の角度をなす反射面532を有する。所定の角度は、入射光の進行方向及び導光部材53から光を出射させる方向に応じて決定される。本実施形態では、入射光の進行方向は背面53cに対して略平行であり、かつ導光部材53は、前面53bに対して垂直に光を出射させる。そのため、各反射面532は、背面53cに対して略45°をなすように形成される。この場合、入射光の各反射面532に対する入射角は臨界角よりも大きくなるため、入射光は各反射面532において全反射する。そのため、導光部材53は、入射光の損失を抑制できる。
また、前面53bから出射される光の強度が場所によらず均一となるように、隣接するプリズム531間のピッチは一定となるように形成されることが好ましい。さらに、入射面53aから離れるほど、プリズム531の高さ(すなわち、背面53cからの深さ)は、例えば一次関数的に大きくなることが好ましい。
一例として、導光部材53は、入射光の進行方向に対して180mmの長さを有する。また導光部材53の厚さ(すなわち、前面53bと背面53c間の距離)は3mmである。そして隣接するプリズム531間のピッチは0.3mmに設定される。また、入射面53aに最も近いプリズム531の高さは0.01mmであり、入射面53aから最も離れたプリズム531の高さは0.3mmである。
図6(a)は、導光部材53の他の一例の概略側面図であり、図6(b)は、図6(a)における領域600内に含まれる導光部材53の拡大側面図である。この例では、導光部材53の厚さが入射面53aから離れるほど薄くなるように、導光部材53は形成される。そしてこの場合、導光部材53は、その前面53bが拡散部材54の背面54bと略平行となり、かつ、導光部材53内を直進する入射光の進行方向と、前面53bの法線とを含む面内において導光部材53の背面53cが導光部材53内部を直進する入射光と交差するように配置される。そのため、背面53c全体が入射光に対して略均一に照明される。このため、各プリズムの高さを一定とすることができる。
例えば、入射面53aにおける導光部材53の厚さは3mmであり、入射面53aの反対側の端部における導光部材53の厚さは1mmである。また隣接するプリズム531間のピッチは0.5mmに設定される。そして各プリズム531の高さは0.22mmである。
拡散部材54は、導光部材53からの光を拡散させることで、空間的な明暗分布を生じさせる。
図7は、拡散部材54の一部を拡大した拡散部材54の拡大側面図である。拡散部材54は、可視光に対して透明な樹脂またはガラスなどによって形成される基材541と、基材541の一方の面に設けられた拡散層542とを有する。なお、基材541の外周には、拡散部材54を支持し、拡散部材54を本体筺体1に取り付けるための外枠543(図2(b)を参照)が設けられる。
基材541の何れかの表面には、所定のデザインが描画される。また本実施形態では、拡散層542は、基材541の背面、すなわち、拡散部材54の背面54b全体に設けられる。
本実施形態では、拡散層542は、縮み印刷により、具体的には、紫外線硬化するインクを背面54bに塗布し、そのインクに対して紫外線を照射してインクを硬化させてその表面に凹凸を生じさせることによって形成した。拡散層542は凹凸を有するので、すなわち、位置によって表面の傾きが異なるので、拡散層542に入射した光は、位置によって異なる方向へ屈折され、あるいは散乱される。その結果、拡散層542は、空間的な明暗分布を生じさせることができる。
なお、拡散層542は、拡散部材54の前面54a側に設けられてもよい。また、拡散層542は、前面54aまたは背面54bの何れかの面の一部領域だけを覆うように設けられてもよい。また拡散層542は、位置ごとに異なる色の染料または顔料を含んでもよい。
さらに、拡散層542は、基材541の前面54aまたは背面54bに、光拡散フィルムを貼付することにより形成されてもよい。また拡散層542は、リップマンホログラムであってもよい。あるいは、拡散層542は、一方の面に所定の凹凸ができるように、基材を形成する材料を射出成型することによって形成されてもよい。この場合、拡散層542と基材541とは一体的に形成される。
図8(a)は、上記の実施形態による装飾装置5における光線追跡図であり、図8(b)は、従来技術による導光部材を用いた装飾装置における光線追跡図である。なお、図8(a)及び(b)において、拡散層の効果を分かり易くするために、拡散部材の右側半分にのみ拡散層が形成されている。また図8(a)及び(b)において、各実線801が、それぞれ1本の光線に相当する。
図8(a)に示されるように、上記の実施形態による装飾装置5では、点光源51から発した光はコリメートレンズ52によって平行光化され、導光部材53によって直角に反射されている。そのため、各光線は互いに平行となって拡散部材54に入射している。そして拡散部材54に入射した光線のうち、拡散層542が形成された領域に入射した光線は、拡散層542によって拡散され、一方、拡散層542が無い領域に入射した光線は拡散部材54を直進して透過する。そのため、拡散層542が有する凹凸に応じた明暗分布が生じるので、立体感が生じる。
一方、図8(b)に示されるように、従来技術による導光部材を用いた装飾装置60では、導光部材63がその背面に光をランバート反射させる反射面631を有し、拡散部材64と対向する前面に拡散シート642を有している。そのため、LEDなどの点光源61から発して導光部材63に入射した光は、その反射面631及び拡散シート642で乱反射され、様々な方向へ向けて導光部材63から出射する。その結果、拡散部材64上の各点は、様々な方向からの光によって照射される。そのため、拡散層641が設けられた部分を通った光は、様々な方向へ向けて出射する。同様に、拡散層641が無い部分を通った光も様々な方向へ向けて出射する。そのため、拡散部材64の各点の輝度は一様となり、空間的な明暗分布は生じない。
以上に説明してきたように、この装飾装置は、LEDのような消費電力が少ない複数の点光源を用いて拡散部材をムラ無く照明できる。またこの装飾装置は、拡散部材の各点に入射する光の方向が一方向に限定されているので、拡散部材によって空間的な明暗分布を生じさせることができる。そのため、この装飾装置は、その装飾装置に描画されたデザインに立体感を与えることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、拡散部材の背後に光源を配置する十分なスペースがある場合、導光部材は省略されてもよい。この場合、各点光源は、例えば、拡散部材全体を照明できるように、拡散部材の背後に、拡散部材の形状に合わせて配置される。例えば、拡散部材の出射面(すなわち、遊技機に取り付けられた状態で光が出射する面)が矩形状である場合、複数の点光源は2次元アレイ状に配置される。あるいは、拡散部材の出射面がリング状であれば、複数の点光源はその出射面の形状に合わせた一列または複数列のリング状に配置される。そして各点光源と拡散部材の間に、複数のコリメートレンズが配置される。各コリメートレンズは、それぞれ、一つの点光源に対応し、各コリメートレンズの前側焦点に対応する点光源が配置される。そのため、各点光源から発した光は、コリメートレンズによって平行光化され、かつコリメートレンズによって規定される光軸に略平行な方向に沿って拡散部材に入射する。この場合も、拡散部材の各点は、その光軸に略平行な方向の光によってのみ照射されるので、拡散部材は、空間的な明暗分布を生じさせることができる。
また、拡散部材に入射する光は、拡散部材の背面に対して垂直以外の方向から拡散部材に入射してもよい。例えば、拡散部材に入射する光は、拡散部材の背面の法線に対して、30°、45°または60°をなす角度で入射してもよい。さらに、拡散部材の各点において、特定の方向から入射する光の強度が他の方向から入射する光の強度よりも十分に高ければ(例えば、特定の方向から入射する光の強度が他の方向から入射する光の強度の10倍以上であれば)、拡散部材上の位置に応じて、拡散部材に入射する光の方向は異なっていてもよい。例えば、上記の実施形態において、導光部材の背面に設けられた複数の反射面のうち、点光源に近い側の反射面は、背面に対して45°よりも大きい角をなし、点光源から離れるにつれて、背面に対してなす角が小さくなってもよい。この場合、拡散部材は、放射状に拡がる光によって照明される。この場合でも、拡散部材の各点によって拡散される光の強度は、その点に入射する特定方向の光の強度によってほぼ決定されるので、拡散部材は、空間的な明暗分布を生じさせることができる。
また、拡散部材の各点の位置ごとに、拡散部材に入射する光の方向を異ならせることにより、遊技者の視点によって明るく見える部分が変わるので、この変形例は、装飾性を高めることができる。
また、点光源からの光を平行光化するコリメート光学系も、コリメートレンズに限定されない。図9は、コリメート光学系の他の一例の概略構成図である。図9に示されるように、コリメート光学系90は、複数のミラー91〜94を有する。また、図9において、光源51から発する各線は、それぞれ、1本の光線に対応する。
ミラー91、92は、それぞれ、各点光源51の正面に配置され、導光部材の入射面の法線に対して45°をなし、かつ導光部材の厚さ方向の中心と点光源51の頂点を含む面と直交する反射面を持つ。そしてミラー91とミラー92は、対応する点光源の頂点を通り、かつ導光部材の入射面に垂直な線Aを対称軸とする線対称となるように配置される。
またミラー93は、ミラー91の反射面と対向する1以上の反射面を持ち、かつミラー91から導光部材の入射面の長手方向に平行な方向に所定距離離れた位置に配置される。同様に、ミラー94は、ミラー92の反射面と対向する1以上の反射面を持ち、かつミラー92から線導光部材の入射面の長手方向に平行な方向に所定距離離れた位置に配置される。
点光源51から発した光の一部は、ミラー91にて反射され、その大部分は線Aに略直交し、導光部材の入射面の長手方向に対して略平行な方向へ進行する。その光の大部分は、ミラー93により再度反射され、導光部材へ向かう。同様に、点光源51から発した光の他の一部は、ミラー92にて反射され、その大部分は線Aに略直交し、導光部材の入射面の長手方向に対して略平行な方向へ進行する。その光の大部分は、ミラー94により再度反射され、導光部材へ向かう。このように、このコリメート光学系の変形例も、各点光源からの光の大部分を平行光化し、同一方向へ向けることができる。
また、上記の実施形態またはその変形例による装飾装置は、弾球遊技機に搭載されてもよい。
図10は、上記の実施形態またはその変形例による装飾装置を備えた弾球遊技機の概略斜視図である。図10に示すように、弾球遊技機200は、上部から中央部の大部分の領域に設けられ、遊技機本体である遊技盤201と、遊技盤201の下方に配設された球受け部202と、ハンドルを備えた操作部203と、遊技盤201の略中央に設けられた表示装置204と、遊技盤201の前面において表示装置204の周囲に配置され、遊技の演出に用いられる役物部205とを有する。さらに、遊技盤201上には、遊技球が接触することにより回転し、その回転によって遊技球を不規則な方向に導く回転装飾装置206が配設されている。また遊技盤201の側方にはレール207が配設されている。また遊技盤201上には多数の障害釘208及び複数の入賞装置209が設けられている。
操作部203は、遊技者の操作に応じて、操作部203の回動量に応じて図示しない発射装置より所定の力で遊技球を発射する。発射された遊技球は、レール207に沿って上方へ移動し、多数の障害釘208の間を落下する。そして遊技球が、何れかの入賞装置209に入ると、遊技盤201の背面に設けられ、図示しない制御回路は、遊技球が入った入賞装置209に応じた所定個の遊技球を玉払い出し装置(図示せず)を介して球受け部202へ払い出す。さらに制御回路は、表示装置204に様々な映像を表示させる。
また役物部205は、表示装置204の左右の両側に上記の実施形態または変形例による装飾装置210を含んでいる。そしてこの装飾装置210は、遊技盤201の前面に位置するデザインが描画された拡散部材を、遊技盤201の背面側に配置された複数の点光源及び光方向調節部を用いて背面から照明し、そのデザインに空間的な明暗分布を生じさせて立体感を与えることにより、遊技者の興趣を高めている。
そして制御回路は、遊技球が何れかの入賞装置に入ったときに、装飾装置210が有する各点光源を点滅させたり、点光源の発光輝度を増加または低下させてもよい。
さらに、この装飾装置は、その他の遊技機、または照明光を用いた装飾を用いる各種装置または設備に実装されてもよい。
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
100 回動遊技機
1 本体筺体
2a〜2c 回転ドラム
3 スタートレバー
4a〜4c ストップボタン
5 装飾装置
51 点光源
52 コリメートレンズ
53 導光部材
531 プリズム
532 反射面
54 拡散部材
200 弾球遊技機
201 遊技盤
202 球受け部
203 操作部
204 表示装置
205 役物部
206 回転装飾装置
207 レール
208 障害釘
209 入賞装置
210 装飾装置

Claims (5)

  1. 複数の点光源と、
    前記複数の点光源のそれぞれから発した光を拡散させる拡散部と、
    前記複数の点光源と前記拡散部の間に配置され、前記拡散部の少なくとも一部に対して特定の方向から入射する光の強度が他の方向から入射する光の強度よりも大きくなるように前記複数の点光源のそれぞれからの光の方向を調整する光方向調整部と、
    を有することを特徴とする装飾装置。
  2. 前記光方向調整部は、前記複数の点光源のそれぞれから放射された光をそれぞれ同一の方向へ向かう平行光にするコリメート光学系を有する、請求項1に記載の装飾装置。
  3. 前記光方向調整部は、前記コリメート光学系と前記拡散部との間に配置され、前記コリメート光学系から出射した平行光を前記特定方向に向ける導光部材をさらに有し、
    前記導光部材は、前記平行光に該導光部材内部を伝播させる所定の厚みを持つシート状に形成され、該導光部材の側面に、前記平行光が入射する入射面が形成され、該導光部材の前面が前記拡散部材の背面と面し、かつ、該導光部材の背面には前記平行光を前記特定方向へ向けて反射する複数の反射面が形成され、
    前記複数の点光源は、前記導光部材の前記入射面と対向するように前記入射面の長手方向に沿って一列に配列され、かつ前記コリメート光学系は、前記複数の点光源と前記導光部材の前記入射面との間に配置される、請求項2に記載の装飾装置。
  4. 前記複数の反射面は、前記平行光の進行方向に沿って並べて配置され、
    前記複数の反射面のそれぞれの前記背面からの高さは、当該反射面が前記入射面から離れるにつれて高くなる、請求項3に記載の装飾装置。
  5. 前記導光部材の厚さは、前記入射面から離れるにつれて薄くなり、前記導光部材の背面が前記導光部材内を直進する前記平行光と交差するように前記導光部材が配置される、請求項3に記載の装飾装置。
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