JP4650165B2 - 装飾装置及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機の装飾装置に関し、より詳しくはパチンコ機の遊技盤前面を装飾する装飾装置に関する。
従来、この種の装飾装置として、浅い溝状の表示部を形成した透過性のシート材(以下、導光板という)を遊技盤の前面に配置し、さらにその導光板の端面に光源を配置して、光源からの光で導光板の表示部を照明する装飾装置が知られており、パチンコ機などの遊技機(以下単に遊技機という)に組み込まれ、遊技盤面を装飾することにより遊技性を高めるようにしている(特許文献1参照)。
また、遊技盤に透光性を有する装飾部材を設け、その装飾部材の遊技盤側に鋸歯状に反射面を形成することにより、遊技盤上に設けられたLED光源からの光をその反射面で反射して、遊技盤を装飾する遊技機も知られている(特許文献2参照)。
近年、遊技機は遊技盤面中央のセンター役物に液晶表示装置などが組み込まれ、著名なキャラクタ又は人物の像などを遊技者に対して表示して、強いインパクトを与えるようにしている。一方では前記役物の周囲すなわち盤面の中央領域においても、装飾性を高めることにより、役物の演出との相乗効果を出して、一層の演出効果を行なうことが期待されている。
しかしながら、上記の特許文献1に開示された装飾装置では、遊技盤の外側に光源を配置するために、光源から遠い中央領域の輝度が低下してしまう課題があった。
一方、光源を中央に配置すれば中央部分の輝度を高めることができるが、上述したように盤面中央には大型の役物が配置される傾向にあるため、光源を薄い導光板に照射させようとすると、光源を配置するためだけの新たに無駄な空間を生じることになり、活用できる遊技盤面領域が狭くなってしまうという課題があった。
また、導光板自体は薄い部材であるために、光源からの出射光の限られた一部しか導光板内に入射せず、利用効率が低いために、導光板の表示部を高輝度で光らせるためには、消費電力が大きく、高輝度の光源を用いなければならないという課題があった。
さらに、特許文献2に開示された遊技機においても、LED光源からの距離によって到達する光量が異なるため、装飾部材からの反射光にムラが生じることは避けられなかった。
実開昭62−1682号公報 特開2004−337527号公報
上記の問題点に鑑み、遊技盤の役物部近傍を高輝度で光らせることができる装飾装置を提供することを目的とする。
また本発明の別の目的として、本発明は、光源からの距離によらず、ほぼ均一な明るさで装飾物を光らせることができる装飾装置を提供することを目的とする。
本発明のさらに別の目的として、光源からの出射光を効率よく利用可能な装飾装置を提供することを目的とする。
本発明のさらに別の目的として、遊技盤を大型化することなく、遊技盤上の装飾物を光らせることができる装飾装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る装飾装置は、遊技盤前面に配置される導光板であって、導光板の側面に設けられる入射面から入射した光が全反射によって内部を伝搬し、且つ光を視認可能な導光板の前面を経て外部へ拡散する拡散部を備える導光板と、遊技盤前面に配設される役物部の枠体と、役物部を遊技盤に固定する孔を形成する遊技盤内壁と、孔に内設される役物部外壁とからなる空隙に配置され、且つ入光面から入射する光束を導光板内へ導く導光部材と、導光部材の入光面に対向して配置される光源と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、遊技盤と役物部との間の空隙を有効に活用して、光源からの光を導光板に導くことが可能となるため、遊技盤を大型化することなく、少ないスペースで装飾装置を配設することができる。また、役物部の近傍部分に拡散部を多数設けて、役物部の近傍部分を高輝度で光らせることも可能である。
また、導光部材の入光面は、正の屈折力を有し、且つ導光板の前面及び入射面にそれぞれ垂直な平面内における光束の幅が、入射面において、導光板の厚さ以下に集光されることが好ましい。
このような構成とすることにより、光源から照射される光を有効に利用できるとともに、拡散部により構成される図柄パターン又は文字などの装飾物を、光源からの距離によらず、ほぼ均一な明るさで光らせることができる。
また、上記の平面内で、導光部材の厚さが、導光板の厚さ以上であり、且つ導光部材の厚さが、入光面の曲率半径の2倍以下であることが好ましい。導光部材の厚さが導光板の厚さ以上であることにより、光源からの照明光をより多く利用できるとともに、導光板に入射する光の入射角が広範囲にわたり、導光板内を様々な全反射角度で光が伝搬するため、より均一な照明が可能になる。また、導光部材の厚さが、入光面の曲率半径の2倍以下とすることで、導光部材の配置のために余分なスペースを必要としなくて済むためである。
なお、導光部材は、複数の部材で構成してもよく、一方、単一の部材で構成してもよい。導光部材を複数の部材で構成すると、導光部材毎に光源の伝搬方向を変えることができるため、装飾の自由度を高めることが可能である。また、導光部材を複数種類の装飾装置に利用可能なように、規格化することもできるため、導光部材の低コスト化を図ることができる。一方、導光部材を単一部材で構成すると、役物部の形状に応じて導光部材を配置可能なように設計できるため、役物部の形状についてデザインの制限が少なくなり、装飾の自由度を高めることができる。
さらに、本発明に係る遊技機は、上記の装飾装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、遊技盤の役物部近傍を高輝度で光らせることができる装飾装置を提供することが可能となる。
また、光源からの距離によらず、ほぼ均一な明るさで装飾物を光らせることができる装飾装置を提供することが可能となる。
さらに、光源からの出射光を効率よく利用可能な装飾装置を提供することが可能となる。
さらに、遊技盤を大型化することなく、遊技盤上の装飾物を光らせることができる装飾装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明の一例に係る装飾装置について詳細に説明する。
図1に、本発明の一例に係る装飾装置を備えたパチンコ機の遊技機1の概略斜視図を示す。
本発明の一例に係る装飾装置10は、遊技盤2の背面側に配置した光源40からの光を、役物部12と遊技盤2との間に配設した導光部材41により、遊技盤2の前面(遊技者に対して表示される面をいう。以下同じ)に配置された導光板20へと導き、その照明光を導光板20内で全反射させながら伝搬させ、且つ導光板の遊技盤2側に適宜配置された拡散部30で、その照明光を導光板20外へ拡散する。このような構成として、遊技盤2上の何れに配置した、拡散部30で構成される図柄パターン又は文字などの装飾物もほぼ同じ輝度で光らせることが可能で、且つ遊技盤2を大型化することのない装飾装置である。
図1に示すように、遊技機1は、上部から中央部の大部分の領域に設けられた遊技盤2と、下部に配設された玉受け部3及びハンドルを備えた操作部4などで構成される。遊技者の操作に応じて、操作部4の回動量に応じて図示しない発射装置より所定の力で遊技球を発射する。発射された遊技球は、遊技盤2の側方に設けられたレール15に沿って上方へ移動し、遊技盤2上に設けられた多数の障害釘16の間を落下する。遊技盤2には、障害釘16の他に、液晶表示装置などで構成され、遊技者に様々な情報を提供する表示装置11と、表示装置11の周囲に配置され、遊技の演出に用いられる役物部12と、遊技球が入ると複数個の遊技球を獲得することができる入賞装置13と、遊技球を不規則な方向に導く風車14などが配設されている。
また遊技盤2の前面は、遊技球が落下する領域として機能する他、遊技者に対する演出を行う領域であり、遊技の状況に合わせて遊技盤2の特定の領域に設けられた装飾物を光らせ、又はその光の強度や色を変えるために、上記の表示装置11及び役物部12以外に、本発明の一例に係る装飾装置10が備えられる。
次に、本発明の一例に係る装飾装置10を備えた遊技盤2について説明する。
図2に、遊技盤2の正面図を示す。また、図3に、遊技盤2の分解斜視図を示す。
遊技盤2が備える装飾装置10は、導光板20と、複数の入光ユニット21で構成される。導光板20は、遊技盤2の前面に配設される。また、導光板20は、光学プラスチック又は光学ガラスなどの光透過性材料で作製される。なお、導光板20は、導光板20と遊技盤2の間に空気層ができるように、導光板20の端部近傍に配置された数箇所の固定点(図示せず)で遊技盤2にネジ止めされ、導光板20内を光が全反射しつつ伝搬することが可能となっている。さらに、導光板20の遊技盤2側の面(以下、導光板20の裏面という)には、射出成形若しくはプリント加工などの微細加工によって、導光板20内を伝搬する光を導光板20の前面を経て外部へ拡散するための複数の拡散部30が設けられる。この拡散部30を、特に光らせたい図柄パターンとして配置することにより、遊技者にとって光って見える装飾物が形成される。
導光板20及び遊技盤2には、表示装置11及び役物部12を配置するために、中央部に孔が設けられている。そして、その孔の周囲に沿って、且つ役物部12と、遊技盤2及び導光板20との間に、導光板20内を伝搬する照明光を供給する複数の入光ユニット21が配置される。そして、入光ユニット21から供給される照明光は、導光板20内を放射状に拡がるように伝搬する。
なお、図3において、説明の簡便化、及び明瞭化のために、入賞装置13、風車14、及びレール15については省略し、また役物部12の形状も簡略化している。
次に、入光ユニット21の詳細について説明する。図4に、入光ユニット21の分解斜視図を示す。また、図5に、図2の矢視A−Aにおける遊技盤2の断面図を示し、入光ユニット21を、表示装置11を支える表示装置フレーム17に取り付けた様子を示す。
入光ユニット21は、複数の光源40と、光源40からの照明光を導光板20に導くための導光部材41と、光源を取り付けるための光源基板42と、導光部材41及び光源基板42を固定し、入光ユニット21を表示装置フレーム17に取り付けるためのホルダ43から構成される。
光源40には、発光ダイオードを使用する。また、この発光ダイオードからの発光をできる限り導光部材41に入射させるように、発光光の指向性が高いものを用いることが好ましい。なお、光源40として、青色、緑色、赤色、白色などの各色の発光ダイオードを並べてもよい。複数色の発光ダイオードを使用すると、状況に応じて遊技者に見せる照明光の色を変えられるため、遊技者に対してよりインパクトの強い装飾を行うことができる。
また、光源40として、光源を薄型化するために、有機EL発光素子や無機EL発光素子を代わりに用いてもよい。
導光部材41は、光源40からの照明光を導光板20に導くためのものであり、光学プラスチックであるポリカーボネート(PC)又はポリメチルメタクリレート(PMMA)などの光学プラスチック材料を使用し、射出成形によって所定の形状に形成される。また、光学ガラスなどの光透過性材料を切削・研磨して作成してもよい。
また図5に示すように、導光部材41は、遊技盤2と役物部12との空隙18に配置される。詳しくは、遊技盤2との空隙18を遊技者から見えないように隠蔽するとともに、装飾として機能する、遊技盤2の前面に配設される役物部枠体12aと、役物部12を遊技盤2に挿通する孔を形成する遊技盤内壁2aと、その孔に内設される役物部外壁12bとからなる空隙18に配置される。このように遊技盤2に役物部12を取付ける際に必要な空隙を導光部材41の先端が配置できる程度に設けるだけで、遊技盤2と役物部12との間の空隙に導光部材の先端を導光板20の入射面31へ臨ませることができ、役物部外壁12b近傍に導光部材41及び光源40を配設可能とし、遊技盤2の遊技盤面領域を狭めることなく遊技台を形成することができる。
なお、導光部材41の形状及び構造については、装飾装置10全体の動作の説明とともに後述する。
光源基板42は、光源40を固定するための樹脂製板状部材であり、導光部材41と光源40とが光学設計において決定される所定の位置関係を維持しつつ固定するための光源取り付け部42aと、長手方向の両端近傍に設けられた孔部42bを備える。また、光源40に電力を供給するための配線(図示せず)を備え、外部への接続のための図示しないコネクタを配設する。さらに、光源40を駆動するための駆動回路を備えてもよい。
ホルダ43は、樹脂成形品であり、ホルダ43の底部の両端近傍に設けた孔部43aと、光源基板42の孔部42bを貫通させたネジにより、導光部材41をネジ止めすることにより、導光部材41及び光源40の位置関係を固定する。さらに、図4及び図5に示すように、ホルダ43の底面の長手方向中央部に設けられた突起部43bを、表示装置フレーム17の取り付け用孔部に嵌合させ、且つホルダ43の長手方向両端近傍で張り出すように設けられた孔部43cにネジを通して表示装置フレーム17にネジ止めすることにより、ホルダ43を表示装置フレーム17に固定する。表示装置フレーム17には、全ての入光ユニット21を取り付けることができるため、表示装置11を遊技盤2に取り付けることにより、全ての入光ユニット21を、導光板20に対して同時に位置合わせすることができる。
次に、本発明の一例に係る装飾装置10の動作を説明する。
図6に、光源40から出射した光が導光部材41を経て導光板20内を伝搬する様子を示す。
ここで、本実施例に係る導光部材41は、光源40からの照明光を内部伝搬させ、導光板20へ導く。そのために、導光部材41は、光透過性材料であり、d線屈折率1.59を有するポリカーボネートで作成される。また、光源40に対向して入光面50が設けられる。そして、入光面50に連続して、照明光が伝搬する導光部53が形成される。導光部53を経て、入光面50と反対側の端部には、導光部材41の光軸とのなす角が36°となるように、反射面51が形成される。すなわち、この反射面51は、装飾装置10を組み立てた状態において導光板20の前面と54°の角をなす。
入光面50の反対側の端部近傍で、反射面51と対向する面には、導光部材41内を伝搬した光が出射する出射面52が形成される。そして、導光部材41は、出射面52が、導光板20の端部に設けられた入射面31と近接するように配置される。
なお、導光板20の前面及び導光板20の入射面31に垂直な平面(図6において紙面と平行な面)内において、導光部53の短手方向の長さ(厚さ)の中心を通る線が光軸となる。また、入光面50は、上記平面内において、光軸上に中心を有する曲率半径3mmの凸状の円弧となり、一方、上記平面と直交し、入光面50と平行な方向(図6において紙面と直交する方向、以下導光部材41の幅方向という)に対しては有限の曲率半径を有さない、すなわち導光部材41の幅方向には屈折力を有さないシリンドリカルレンズとして形成される。
また導光部材41は、入光面50から、反対側の端部まで37mmの長さを有する。また、導光部材41の幅方向の長さは60mmであり、導光部材41の導光部53の厚さは6mmである。
導光板20は、厚さ2mmのポリカーボネートで作成され、裏面側にエンボス加工により導光板20内に凹状に形成された複数の拡散部30を備える。拡散部30は、約10μmから約1mmの直径を有し、導光板20の外部へ拡散させたい光量に応じて適宜設計される。直径が大きいほど、照射される照明光が多くなるため、外部へ拡散する光量も増大する。
光源40として、発光輝度1000mcd、指向特性が輝度半減角30°の発光ダイオード素子を使用する。また、発光ダイオード素子のカバー外径の直径は3mmである。また光源40を、入光面50から約1mmの距離で、且つ導光部材41の光軸上に配置する。なお、通常は1枚の導光部材41に対して、複数の光源が使用され、各光源は入光面50に対して等距離で配置されるが、ここでは簡単化のため1個の光源についてのみ説明する。
図6に示すように、光源40から発した照明光は、導光部材41の入光面50を通って導光部材41の内部を通り、反射面51に到達する。そして、照明光は、反射面51で反射されて出射面52へ向かう。導光部材41の出射面52を出射した照明光は、導光板20の入射面31を通じて導光板20内へ入射する。また、その照明光は、入光面50及び光源40として使用した発光ダイオード素子が有するレンズのレンズ作用により、導光板20の入射面31近傍で最も収束され、照明光の光束の幅は、導光板20の前面及び入射面31に垂直な平面内において、入射面31での導光板20の厚さ以下となる。そして、導光板20内を全反射によって伝搬する。ここで、導光板20内を伝搬する照明光が拡散部30に当たると、照明光は拡散されて、その大部分は導光板20の前面に対して大きな角度を有する光となり、導光板20の前面で全反射せずに外部へ出射する。一方、拡散部30に当たらない照明光は、そのまま全反射を繰り返して導光板20内を伝搬する。そのため、遊技者には、拡散部30が発光しているように見える。拡散部30をユーザに見せたい形状となるように配置することで、所望の装飾を行うことができる。また、照明光は、拡散部30に当たらない限り、導光板20内を全反射によって伝搬するため、伝搬損失がなく、導光板20の入射面31からの距離に依存することなく、すなわち光源40からの距離に依存することなく、遊技盤2全体に照明光を行き渡らせることができる。したがって、遊技盤2上の場所に関わらず、ほぼ同じ明るさで拡散部30を光らせることができる。一方、拡散部30が形成されていない領域については、遊技者は遊技盤2を直接見ることができる。そこで、光らせる必要のない図柄については、拡散部30と重ならないように遊技盤2上に描いておくことで、遊技者に視認させることができる。
この様子を図7に示す。例えば、導光板20において、複数の拡散部30を、アルファベットの‘A’の形に配置する。すると、光源40からの照明光が、導光部材41を経て入射面31から導光板20に入射して、拡散部30で拡散されることにより、この‘A’の文字を光らせる。拡散部30を多数集中して配置することによって装飾物を形成すれば、その集中しているところから拡散される照明光の光量が大きくなるため、高輝度で光る装飾物を実現することができる。なお、図7においては、簡略化のために遊技盤2及び導光板20を矩形状としているが、実際には役物部の形状に合わせて、入射面31が円弧形状または多角形状となっている。
さらに、上述したように、導光部材41の入光面50は、厚さ方向に正の屈折力を有し、幅方向には屈折力を有さないシリンドリカル面として構成されている。そのため、導光部材41の厚み方向に拡散する光を、入光面50を平面状に形成した場合よりも多く導光部材41内に導くことが可能であり、光源40からの照明光をより効率よく利用することができる。一方、導光部材41の幅方向(光源を複数使用する場合、光源の並び方向でもある)には、照明光はそのまま拡散するため、導光板20の入射面31において照明光が一様となり、光源の配置に対応した照明光の強度分布が生じることを防止できる。
また、導光部材41に入射した照明光の光束が、導光板20の入射面31において、導光板20の入射面31における厚み以下に集光されることが好ましい。このように照明光を集光することで、導光部材41に入射した照明光のほぼ全部を、装飾に利用することができるためである。このような集光を行うために、例えば光源40の像を導光板20の入射面31上に結像するように、導光部材41の入光面50のレンズの屈折力を設計すればよい。このような結像関係を満たす配置は、近軸光学で使用されるアッベの不変量などの公式を用いて当業者が容易に決定することができる。また、反射面51を凹面鏡若しくは凸面鏡に形成して光学屈折力を持たせ、入光面50と協働する光学系を形成し、光源40の像を導光板20の入射面31上に結像させてもよい。
なお、上記の構成においては、光源40を導光部材41の光軸上に配置したが、反射面51の角度及び入光面50の曲率半径を適切に設計することにより、光軸外に配置することもできる。また、入光面50を、光軸から離れるにつれて、曲率が緩やかになる非球面で形成してもよい。このような非球面を使用することで、必要に応じて球面収差などの収差を低減することができる。さらに、反射面51を直線上に形成する代わりに、折線状、円弧状、若しくは自由曲線で形成することもできる。この反射面51の形状は、遊技盤2、役物部12などのデザインに応じて決まる、入光ユニット21を配置することが可能なスペースの大きさに合わせて導光部材41を最適化する際に、導光部材41の長さ、厚み、材質に基づいて適切な形状に設計することができる。
また、反射面51は、全反射面とすることが好ましい。反射面51での照明光のエネルギーのロスを生じさせず、より効率よく照明光を利用できるためである。さらに、光学設計上、反射面51への照明光の入射角による制約から、一部領域のみ全反射にすることが可能な場合には、全反射可能な領域については反射面51の外部を空気層で構成して全反射面とし、全反射にすることが不可能な領域については、反射面に金属膜を蒸着して通常の反射面を形成するようにしてもよい。
導光部材41の厚さは、導光板20の厚さよりも厚いことが好ましい。導光板20内を全反射により伝搬可能な全てのモードに対応する照明光を導光板20に供給することができるからである。一方、導光部材41の厚さは、入光面50に設けられるレンズの曲率半径の2倍以下であることが好ましい。曲率半径の2倍より厚くしても、入光面50の端部近傍ではレンズ面を形成することができない。したがって、そのようなレンズ面を有さないところから導光部材41内に入射した照明光は、反射面51まで到達せずに導光部材41から出射してしまい、利用可能な照明光の光量を増やすことができないためである。
なお、本発明に係る装飾装置は、上記の例に限られない。例えば、入光ユニットの一部を反転し、遊技盤2中央の表示装置11が配置される内側へ向けて光を出射するように構成すれば、表示装置11に表示される内容と同期して照明光の輝度を変化させることにより、表示装置11の表示内容と照明光とを重畳してインパクトの強い装飾を行うことができる。また、図8に示すように、役物部12の形状に合わせて遊技盤2に取り付けられるように、導光部材41を一部材として構成することもできる。このような導光部材41は、金型を所望の形状に基づいて適切に設計することにより、光学プラスチックを射出成形することによって作成できる。このように導光部材41を一部材として構成すると、役物の形状設計の自由度を高めることができ、且つ取り付け時に複数のユニットの位置決めを行う必要がないので、導光部材41の取り付けを容易に行うことができる。
本発明の一例に係る装飾装置を備えた遊技機の概略斜視図である。 本発明の一例に係る装飾装置を備えた遊技盤の概略正面図である。 本発明の一例に係る装飾装置を備えた遊技盤の分解斜視図である。 入光ユニットの分解斜視図である。 図2の矢視A−Aにおける遊技盤の断面図である。 光源から出射した光が導光部材を経て導光板内を伝搬する様子を示す概略説明図である。 導光板に設けられた拡散部が発光する様子を示す概略説明図である。 本発明の別の一例に係る装飾装置を備えた遊技盤の分解斜視図である。
符号の説明
1 遊技機
2 遊技盤
2a 遊技盤内壁
3 玉受け部
4 操作部
10 装飾装置
11 表示装置
12 役物部
12a 役物部枠体
12b 役物部外壁
13 入賞装置
14 風車
15 レール
16 障害釘
17 表示装置フレーム
18 空隙
20 導光板
21 入光ユニット
30 拡散部
31 入射面
40 光源
41 導光部材
42 光源基板
42a 光源取り付け部
42b 孔部
43 ホルダ
43a、43c 孔部
43b 突起部
50 入光面
51 反射面
52 出射面
53 導光部

Claims (6)

  1. 遊技盤前面に配置される導光板であって、該導光板の側面に設けられる入射面から入射した光が全反射によって内部を伝搬し、且つ該光を視認可能な導光板の前面を経て外部へ拡散する拡散部を備える導光板と、
    前記遊技盤前面に配設される役物部の枠体と、該役物部を前記遊技盤に固定する孔を形成する遊技盤内壁と、該孔に内設される役物部外壁とからなる空隙に配置され、且つ入光面から入射する光束を前記導光板内へ導く導光部材と、
    前記導光部材の入光面に対向して配置される光源と、
    を有することを特徴とする装飾装置。
  2. 前記入光面は、正の屈折力を有し、且つ前記導光板の前面及び入射面にそれぞれ垂直な平面内における前記光束の幅が、前記入射面において、前記導光板の厚さ以下に集光されることを特徴とする請求項1に記載の装飾装置。
  3. 前記平面内で、前記導光部材の厚さが前記導光板の厚さ以上であり、且つ前記導光部材の厚さが前記入光面の曲率半径の2倍以下である、請求項2に記載の装飾装置。
  4. 前記導光部材を複数の部材で構成することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の装飾装置。
  5. 前記導光部材を単一部材で構成することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の装飾装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の装飾装置を有する遊技機。
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