JP2010099175A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1始動口への遊技球の入賞に伴う第1保留数と第2始動口への遊技球の入賞に伴う第2保留数を表示する装置の装飾性を高め、しかも、第1,第2保留数を判り易く表示することができる、パチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】第1保留数を表示する複数の光透過性のある第1表示部材41を有する第1保留ランプ構造40、第2保留数を表示する複数の光透過性のある第2表示部材51を有する第2保留ランプ構造50を備え、第1保留ランプ構造40の1つの第1表示部材41と第2保留ランプ構造50の1つの第2表示部材51とを有する1組の保留表示手段60を複数組並べて設け、各保留表示手段60は、第1,第2表示部材41,51を隣接させて立体的に形成するとともに、第1,第2表示部材41,51の表示色を異ならせる。
【選択図】 図12

Description

本発明はパチンコ遊技機に関し、特に、第1始動口への遊技球の入賞に伴う第1保留数と第2始動口への遊技球の入賞に伴う第2保留数を表示するようにしたものである。
従来、遊技盤の第1始動口への遊技球の入賞を契機に第1図柄を変動後停止させる第1表示部と、遊技盤の第2始動口への遊技球の入賞を契機に第2図柄を変動後停止させる第2表示部を備えたパチンコ遊技機には、第1始動口に入賞した遊技球の数であって第1図柄の変動に供していない第1保留数を表示する複数(例えば、4つ)の第1保留ランプと、第2始動口に入賞した遊技球の数であって第2図柄の変動に供していない第2保留数を表示する複数(例えば、4つ)の第2保留ランプが設けられ、第1保留数に相当する数の第1保留ランプを点灯させ、第2保留数に相当する数の第2保留ランプを点灯させる。
この種のパチンコ遊技機は、第1,第2図柄(第1,第2特別図柄)の一方が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として開閉式の大入賞口を開放させるもの、或いは、第1図柄(特別図柄)が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として開閉式の大入賞口を開放させるとともに、第2図柄(普通図柄)が当り図柄で変動停止した場合に、補助遊技として開閉式の第1始動口を開放させるものになっている。
通常、複数の第1,第2保留ランプは、平面的に同一色で表示するシンプルな構造になっている。そして、複数の第1保留ランプは第1保留数を判り易くする表示するために並設され、同様に、複数の2保留ランプは第2保留数を判り易くする表示するために並設され、また、複数の第1保留ランプと複数の第2保留ランプは、それらの表示(第1保留数と第2保留数)を識別可能に互いに離隔した位置に配置されるのが一般的である。
ここで、特許文献1に記載のパチンコ遊技機には、特別図柄用の特別図柄保留数を表示するために、鏡餅の形をした被照明部材が設けられている。この被照明部材は3段の餅と蜜柑とで4つの表示部を形成し、各表示部の後側にLEDが配置され、特別図柄保留数に相当する数の表示部がLEDで照明されて点灯する。尚、特許文献1には、鏡餅以外にしめ縄の形をした被照明部材も開示され、また、この被照明部材を普通図柄用の普通図柄保留数を表示するものとして適用可能であることも記載されている。
尚、特許文献2に記載のパチンコ遊技機では、4つの保留ランプの各々が、発光色の異なる3つのLEDとレンズを備えてカラー表示することができ、遊技状態(例えば、通常遊技状態、時短遊技状態)等に応じて保留ランプの表示色を異ならせている。
特開2002−153615号公報 特開2002−136693号公報
前記複数の第1,第2保留ランプを備えたパチンコ遊技機では、通常、複数の第1,第2保留ランプが、平面的に同一色で表示するシンプルな構造になっているため、また、複数の第1保留ランプと複数の第2保留ランプは互いに離隔した位置に配置されるのが一般的であるため、機種によっては遊技者が何処に保留ランプがあるのか判りにくいものもあり、第1,第2保留ランプによる装飾性が乏しいという課題がある。
しかも、複数の第1保留ランプと複数の第2保留ランプが互いに離隔した位置に配置されると、機種によっては遊技者が何処に保留ランプがあるのか判りにくいものもあるという理由の他、遊技者が第1,第2保留数を第1,第2保留ランプを見て認識する為の目の動きが煩雑になるため、そして、それは第1,第2保留ランプの離隔距離が大きくなる程顕著になるため、第1,第2保留数を判り易く表示できないという課題が生じる。
そこで、遊技者は、遊技を楽しむために、通常、遊技盤に比較的大きく設けられた画像表示器に表示される演出を見て遊技を行うため、その画像表示器の周辺部に複数の第1,第2保留ランプを配置することが好ましいが、前記のような従来構造では、第1,第2保留ランプによる装飾性を改善することは難しい。
特許文献1に記載のパチンコ遊技機では、鏡餅(或いはしめ縄)の形をした被照明部材が4つの表示部を形成し、この被照明部材を用いて特別図柄保留数又は普通図柄保留数を最大4つまで表示することができるが、1つの被照明部材で特別図柄保留数と普通図柄保留数の両方を表示するものではない。そして、被照明部材の4つの表示部は隣接しているため、遊技者が被照明部材を見て、点灯している表示部の数を容易に瞬時に把握すること、つまり、保留数を一目瞭然に把握することが難しいという課題がある。
しかも、被照明部材の各表示部の後側にLEDが配置され、そのLEDで各表示部を後側から照明するため、被照明部材の形状・配置に制約を受けること、その点で装飾性を高めるのに限界があること、被照明部材の4つの表示部は隣接しているために、LEDが決められた表示部以外の表示部を照明する虞があること(特許文献1にはその対策は何ら開示されていない)、そうなると点灯している表示部の数を容易に瞬時に把握することが一層難しくなること、等の課題がある。
特許文献2には、4つの保留ランプの各々がカラー表示できる技術が開示されているが、この技術を従来のパチンコ遊技機(特に、特許文献1に記載のパチンコ遊技機)に採用したとしても、上記課題を改善することは難しい。
本発明の目的は、第1始動口への遊技球の入賞に伴う第1保留数と第2始動口への遊技球の入賞に伴う第2保留数を表示する装置の装飾性を高め、しかも、第1,第2保留数を判り易く表示することができる、パチンコ遊技機を提供することである。
請求項1のパチンコ遊技機は、遊技盤に設けられた第1,第2始動口と、第1始動口への遊技球の入賞を契機に第1図柄を変動後停止させる第1表示部と、第2始動口への遊技球の入賞を契機に第2図柄を変動後停止させる第2表示部とを備えたパチンコ遊技機において、前記第1始動口に入賞した遊技球の数であって第1図柄の変動に供していない第1保留数を表示する複数の光透過性のある第1表示部材を有する第1保留ランプ構造と、前記第2始動口に入賞した遊技球の数であって第2図柄の変動に供していない第2保留数を表示する複数の光透過性のある第2表示部材を有する第2保留ランプ構造とを備え、前記第1保留ランプ構造の1つの第1表示部材と第2保留ランプ構造の1つの第2表示部材とを有する1組の保留表示手段を複数組並べて設け、各保留表示手段は、第1,第2表示部材を隣接させて立体的に形成するとともに、第1,第2表示部材の表示色を異ならせるように構成したことを特徴としている。
第1,第2保留数が、夫々、設定された第1,第2最大保留数(例えば、4つ)まで記憶され、第1,第2表示部材は、夫々、第1,第2最大保留数と同数(例えば、4つ)設けられ、第1保留数に相当する数の第1表示部材が点灯し、第2保留数に相当する数の第2表示部材が点灯する。第1,第2表示部材(第1,第2最大保留数)を同数にすることで、その同数組(例えば、4組)の保留表示手段が過不足なく構成される。
ここで、前記複数組の保留表示手段は、遊技盤に設けたセンタ役物に形成されたステージの上面側に並設された構成(請求項2)、前記第1,第2保留ランプ構造は、前記ステージの内部に設けられた第1,第2光源を含み、この第1,第2光源の光を夫々干渉させないように導いて第1,第2表示部材を照明する第1,第2照明手段を有する構成(請求項3)、前記第1,第2表示部材が上下に隣接された構成(請求項4)、前記第1,第2表示部材の一方は、ステージにその上面と前面の少なくとも一方に露出するように埋込まれた台座からなり、第1,第2表示部材の他方は、前記台座に置かれた置物からなる構成(請求項5)を採用することができる。
また、前記遊技盤に開閉式の大入賞口が設けられ、前記第1,第2図柄の一方が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として大入賞口を開放させる構成(請求項6)、前記遊技盤に開閉式の大入賞口が設けられ、前記第1始動口が開閉式の始動口からなり、前記第1図柄が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として大入賞口を開放させるとともに、前記第2図柄が当り図柄で変動停止した場合に、補助遊技として第1始動口を開放させる構成(請求項7)を採用することができる。
請求項1のパチンコ遊技機によれば、第1保留数を表示する複数の光透過性のある第1表示部材を有する第1保留ランプ構造、第2保留数を表示する複数の光透過性のある第2表示部材を有する第2保留ランプ構造を備え、第1保留ランプ構造の1つの第1表示部材と第2保留ランプ構造の1つの第2表示部材とを有する1組の保留表示手段を複数組並べて設け、各保留表示手段は、第1,第2表示部材を隣接させて立体的に形成するとともに、第1,第2表示部材の表示色を異ならせるように構成した。
つまり、各保留表示手段において、第1,第2表示部材が何れも点灯しない、第1表示部材だけが第1表示色で点灯する、第2表示部材だけが第1表示色と異なる第2表示色で点灯する、第1,第2表示部材の両方が第1,第2表示色で点灯する、の4つの表示形態の何れかになり、しかも、立体的な表示となり、そして、この保留表示手段を複数組並べて設けたので、この複数組の保留表示手段により装飾性を高めることができ、しかも、遊技者は複数組の保留表示手段(即ち、複数の第1,第2表示部材)を全体的に容易に見ることができるので、第1,第2保留数を容易に瞬時に一目瞭然に把握することができ、つまり、第1,第2保留数を判り易く表示することができる。
請求項2のパチンコ遊技機によれば、複数組の保留表示手段は、遊技盤に設けたセンタ役物に形成されたステージの上面側に並設されたので、装飾性が増すとともに、遊技者は、遊技を楽しむために、通常、センタ役物(センタ役物に設けられた画像表示器に表示される演出等)を見て遊技を行うことから、第1,第2保留数を一層容易に把握すること、つまり、第1,第2保留数を確実に判り易く表示することができる。
請求項3のパチンコ遊技機によれば、第1,第2保留ランプ構造は、ステージの内部に設けられた第1,第2光源を含み、この第1,第2光源の光を夫々干渉させないように導いて第1,第2表示部材を照明する第1,第2照明手段を有するので、第1光源の光で第2表示部材を点灯させないように、また、第2光源の光で第1表示部材を点灯させないようにして、第1,第2保留数を明確に表示することができる。
請求項4のパチンコ遊技機によれば、第1,第2表示部材が上下に隣接されたので、複数の第1表示部材同士は、その間に第2表示部材を介在させずに並設することができ、また、複数の第2表示部材同士は、その間に第1表示部材を介在させずに並設することができ、故に、第1,第2保留数を判り易く表示することができる。
請求項5のパチンコ遊技機によれば、第1,第2表示部材の一方は、ステージにその上面と前面の少なくとも一方に露出するように埋込まれた台座からなり、第1,第2表示部材の他方は、台座に置かれた置物からなるので、第1,第2表示部材のマッチングを図り、全体で意味のあるものにして装飾性をより高めることが可能になる。
請求項6のパチンコ遊技機によれば、遊技盤に開閉式の大入賞口が設けられ、第1,第2図柄の一方が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として大入賞口を開放させるので、第1大当り図柄用の第1保留数と第2大当り図柄用の第2保留数とを判り易く表示することができる。
請求項7のパチンコ遊技機によれば、遊技盤に開閉式の大入賞口が設けられ、第1始動口が開閉式の始動口からなり、第1図柄が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として大入賞口を開放させるとともに、第2図柄が当り図柄で変動停止した場合に、補助遊技として第1始動口を開放させるので、大当り図柄用の第1保留数と普通図柄用の第2保留数とを判り易く表示することができる。
本発明のパチンコ遊技機は、遊技盤に設けられた第1,第2始動口と、第1始動口への遊技球の入賞を契機に第1図柄を変動後停止させる第1表示部と、第2始動口への遊技球の入賞を契機に第2図柄を変動後停止させる第2表示部とを備え、第1始動口への遊技球の入賞に伴う第1保留数と第2始動口への遊技球の入賞に伴う第2保留数を表示するパチンコ遊技機に適用されるものである。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技者が操作する発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、例えば、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球は、ガイドレール8で案内されて遊技領域5の上部に投入される。
図2、図3に示すように、遊技盤4には、遊技領域5に、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、普通入賞口14、センタ役物15、画像表示器16、保留数表示装置17が装着され、遊技領域5外に遊技表示盤18が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物15の下側に配置され、所謂電チューを含む構成で、第1始動口に相当する上始動入賞口11a、第2始動口に相当する下始動入賞口11b、下始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、上始動入賞口11aに入賞した遊技球を検出する上始動口SW11d、下始動入賞口11bに入賞した遊技球を検出する下始動口SW11e、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11fを有する。開閉部材11cは、2つの短い羽根部材が盤面直角方向の軸回りに対称に動作するように構成され、閉塞位置で下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開放位置で下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。図2の開閉部材11cは閉塞位置にある。
ゲート12はセンタ役物15の左側に配置され、このゲート12を通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。ゲート12を遊技球が通過することを契機に行われる当り抽選で当選した場合に、始動入賞口装置11が作動して、通常は閉塞の下始動入賞口11bが開閉するように開閉部材11cを動作させる。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、盤面平行方向の軸回りに動作するように構成され、閉塞位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開放位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。図2の開閉部材13bは開放位置にある。
始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選で当選した場合に、大当り遊技が発生し、大入賞口装置13が作動して、通常は閉塞の大入賞口13aが開閉するように開閉部材13bを動作させる。普通入賞口14は複数設けられ、この普通入賞口14に入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW14aが付設されている。
センタ役物15は遊技領域5の上部から中央部分に亙って大きく配置され、このセンタ役物15に画像表示器16と保留数表示装置17が装備されている。センタ役物15には、その本体部に比較的大きな開口15aが形成され、その開口15aに画面が臨むように画像表示器16が取付けられている。また、センタ役物15の本体部には、開口15aの下側部分に画像表示器16画面よりも前方へ張出すステージ15bが形成され、ステージ15bの前面15cは鉛直面に形成され、ステージ15bの上面15dは左右方向に細長い水平面に形成され、このステージ15bに保留数表示装置17が組込まれている。
画像表示器16は液晶ディスプレイからなり、この画像表示器16には、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に大当り抽選演出が表示され、その大当り抽選演出では、演出図柄を用いて図柄変動や大当り抽選の結果が表示され、また、大当り遊技中には大当り演出が表示される。尚、保留数表示装置17については後で詳しく説明する。
遊技表示盤18は、遊技領域5の下部右側に前方へ向けて配置され、7セグメントの第1特別図柄表示器18a、7セグメントの第2特別図柄表示器18b、○×で表示する普通図柄表示器18c、4つの第1特別図柄保留ランプ18d、4つの第2特別図柄保留ランプ18e、4つの普通図柄保留ランプ18fを備え、これら表示器18a〜18fはLEDを発光源としている。
第1特別図柄表示器18aでは、上始動入賞口11aへの遊技球の入賞を契機に第1図柄に相当する第1特別図柄が変動後停止するように表示され、第2特別図柄表示器18bでは、下始動入賞口11bへの遊技球の入賞を契機に第2図柄に相当する第2特別図柄が変動後停止するように表示され、普通図柄表示器18cでは、ゲート12への遊技球の通過を契機に普通図柄が変動後停止するように表示される。
上始動入賞口11aに入賞した遊技球の数であって第1特別図柄の変動に供していない第1保留数が最大で4つまで保留され、その第1保留数が相当数の第1特別図柄保留ランプ18dを点灯して表示される。同様に、下始動入賞口11bに入賞した遊技球の数であって第2特別図柄の変動に供していない第2保留数が最大で4つまで保留され、その第2保留数が相当数の第2特別図柄保留ランプ18eを点灯して表示される。また、ゲート12を通過した遊技球の数であって普通図柄の変動に供していない保留数が最大で4つまで保留され、その保留数が相当数の普通図柄保留ランプ18fを点灯して表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口19から遊技領域5外へ排出される。
図3に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、メイン制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成され、サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成されている。
メイン制御基板22が、上始動口SW11d、下始動口SW11e、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、普通入賞口SW14aから検出信号を受けて、また、払出制御基板26から制御情報を受けて、電チューソレノイド11e、大入賞口ソレノイド13d、保留表示装置17、遊技表示盤18を制御する。
メイン制御装置21は、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に大当り抽選を行い、この大当り抽選で当選した場合に大当り遊技として大入賞口13aを大当り開閉パターンで開閉させるように大入賞口装置13を制御するとともに、ゲート12への遊技球の通過を契機に当り抽選を行い、この当り抽選で当選した場合に補助遊技として下始動入賞口11bを補助開閉パターンで開閉させるように始動入賞口装置11を制御し、また、大当り抽選での当選時に確変抽選を行い、この大当り遊技後の大当り抽選の当選確率を確変抽選で落選した場合に低確率(例えば、約1/300)に設定し且つ確変抽選で当選した場合に低確率よりも高い高確率(例えば、約1/30)に設定する。
大当り開閉パターンは、大入賞口13aを開放した後に規定数の遊技球の大入賞口13aへの入賞又は規定時間の経過により大入賞口13aを閉塞して終了するラウンドを複数ラウンド継続させるものであり、この大当り開閉パターンとして、例えば、規定数は共通の10個であるが、ラウンド数が15Rで規定時間が約30秒の第1の大当り開閉パターンと、ラウンド数が2Rで規定時間が約1秒の第2の大当り開閉パターンがある。
そして、メイン制御装置21は、大当り抽選で当選した場合、確変抽選で落選した場合には第1の大当り開閉パターンにて、また、確変抽選で当選した場合には選択された第1,第2の大当り開閉パターンの何れかにて、大入賞口装置11を制御する。
払出制御基板26は、メイン制御基板22から制御情報を受けて、払出駆動モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払い出す。演出制御基板27は、メイン制御基板22から制御情報を受けて、また、演出ボタン31から入力信号を受けて、画像制御基板28とランプ制御基板29に夫々制御情報を出力する。演出ボタン31は例えば貯留皿6に設けられている。
画像制御基板28は、演出制御基板27から制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ32を制御する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27から制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ33と盤ランプ34と可動役物35を制御する。例えば、スピーカ32と枠ランプ33は開閉扉3に設けられ、盤ランプ34と可動役物35は遊技盤4に設けられている。
次に、図4〜図10に基づいてメイン制御装置21が実行する処理・制御について説明する。尚、この処理・制御を実現するプログラムはメイン制御装置21(メイン制御基板22のROM)に格納されている。
先ず、図4に示すように、メイン制御装置21のメイン処理では、乱数更新処理(S1)、始動口SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、普通図柄処理(S5)、大入賞口処理(S6)、電チュー処理(S7)、賞球処理(S8)、出力処理(S9)が順次実行され、その後、S10の初期値乱数の更新とS11の変動パターン乱数の更新が繰り返し実行され、S1〜S9の処理については微小時間間隔毎の割込み処理にて実行される。
図5に示すように、S2の始動口SW処理では、上始動口SW11dがONになった場合(S20;Yes )、第1保留数Uが4未満の場合に(S21;Yes )、第1保留数UがU+1にインクリメントされ(S22)、大当り乱数、第1大当り図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数が取得格納され(S23)、一方、下始動口SW11eがONになった場合(S24;Yes )、第2保留数Dが4未満の場合に(S25;Yes )、第2保留数DがD+1にインクリメントされ(S26)、大当り乱数、第2大当り図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数が取得格納され(S27)、リターンする。前記各乱数はS1の乱数更新処理において所定範囲内において逐次更新され、S23とS27では、始動口SW11d,11eがONになった時に発生している乱数が取得格納される。
図6に示すように、S4の特別図柄処理では、大当り中でない場合(S30;No)、第1,第2特別図柄の何れも変動中でない場合に(S31;No)、第2保留数Dが1以上の場合には(S32;Yes )、第2保留数DがD−1にディクリメントされ(S33)、大当り判定処理(S36)が実行され、一方、第2保留数Dが0の場合に(S32;No)、第1保留数Uが1以上の場合には(S34;Yes )、第1保留数UがU−1にディクリメントされ(S35)、大当り判定処理(S36)が実行される。
図7に示すように、S36の大当り判定処理では、先ず、S50において、S34;Yes のときにはS23で取得格納された最も古い大当り乱数の判定が行われ、S32;Yes のときにはS27で取得格納された最も古い大当り乱数の判定が行われる。ここで、図8に示すように、その大当り乱数が、通常遊技状態の場合には1/300の割合で大当り特定乱数(例えば、「3」)と一致すると、大当りと判定され、確変遊技状態の場合には10/300の割合で大当り特定乱数(例えば、「3」、「7」、「37」・・)と一致すると、大当りと判定され、また、6/300の割合で小当り特定乱数(例えば、「0」、「50」、「100」・・)と一致すると、小当りと判定される。
そして、大当りの場合(S51;Yes )、S52において、S34;Yes のときにはS23で取得格納された最も古い第1大当り図柄乱数の判定が行われ、S32;Yes のときにはS27で取得格納された最も古い第2大当り図柄乱数の判定が行われる。ここで、図9に示すように、第1大当り図柄乱数の場合、その第1大当り図柄乱数が、4/10の割合で「4」〜「7」の何れかと一致した場合(S53;Yes )、確変図柄Aがセットされ(S54)、2/10の割合で「8」〜「9」の何れかと一致した場合(S53;No、S55;Yes )、確変図柄Bがセットされ(S56)、4/10の割合で「0」〜「3」の何れかと一致した場合(S53;No、S55;No)、通常図柄がセットされ(S57)、リターンする。
また、図10に示すように、第2大当り図柄乱数の場合、その第2大当り図柄乱数が、6/10の割合で「4」〜「9」の何れかと一致した場合(S53;Yes )、確変図柄Aがセットされ(S54)、4/10の割合で「0」〜「3」の何れかと一致した場合(S53;No、S55;No)、通常図柄がセットされ(S57)、リターンする。一方、S51;No、つまり、大当りでない場合、小当りの場合には(S58;Yes )、小当り図柄がセットされ(S59)、小当りでない場合には(S58;No)、ハズレ図柄がセットされ(S60)、リターンする。
図6に示すように、S36の大当り判定処理の後、変動パターン選択処理(S37)が実行されて、S23又はS27で取得格納された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数等に基づいて変動パターン(変動時間)が選択され、次に、S37で選択された変動パターンとS36でセットされた図柄と遊技状態の情報を含む変動開始コマンドがセットされ(S38)、続いて、S39において、S34;Yes のときには第1特別図柄表示器18aで第1特別図柄の変動が開始され、S32;Yes のときには第2特別図柄表示器18bで第2特別図柄の変動が開始され、その変動時間の計測が開始され(S40)、リターンする。尚、S38でセットされたコマンド、また、後の説明でセットされるコマンドは、S9の出力処理において、サブ制御装置25に出力される。
一方、S31;Yes 、つまり、第1,第2特別図柄の何れかが変動中の場合、S40から計測開始された変動時間が所定時間に達して、変動時間終了の場合には(S41;Yes )、変動停止コマンドがセットされ(S42)、変動中の第1,第2特別図柄の何れかが変動停止されて(S43)、S54、S56、S57でセットされた図柄が表示され、変動時間がリセットされ(S44)、停止中処理(S45)が実行されて、リターンする。
図4に示すS6の大入賞口処理では、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる大当り抽選で当選し、図7の大当り判定処理で図柄が確変図柄A又は通常図柄になった場合には、大当り遊技として大入賞口13aを開放した後に規定数;10個の遊技球の大入賞口13aへの入賞又は規定時間;約30秒の経過により大入賞口13aを閉塞して終了するラウンドを15ラウンド継続させる開閉パターンとなるように大入賞口装置13が制御される。
また、図7の大当り判定処理で図柄が確変図柄Bになった場合には、大当り遊技として大入賞口13aを開放した後に規定数;10個の遊技球の大入賞口13aへの入賞又は規定時間;約1秒の経過により大入賞口13aを閉塞して終了するラウンドを2ラウンド継続させる開閉パターンとなるように大入賞口装置13が制御され、この大当り遊技が実質出球を得られない大入賞口13の開閉を行う突確大当り遊技となる。始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に行われる小当り抽選で当選し、図7の大当り判定処理で図柄が小当り図柄になった場合には、大入賞口13aの開閉を突確大当り遊技の場合と同様に行う開閉パターンとなるように大入賞口装置13が制御される。
次に、保留表示装置17について説明する。
図2、図11〜図13に示すように、保留表示装置17は、前記第1保留数Uを表示する複数の光透過性のある第1表示部材41を有する第1保留ランプ構造40と、前記第2保留数Dを表示する4つの光透過性のある第2表示部材51を有する第2保留ランプ構造50とを備え、第1保留ランプ構造40の1つの第1表示部材41と第2保留ランプ構造50の1つの第2表示部材51とを有する1組の保留表示手段60を4組並べて設け、各保留表示手段60は、第1,第2表示部材41,51を隣接させて立体的に形成するとともに、第1,第2表示部材41,51の表示色を異ならせるように構成されている。
つまり、保留表示装置17は、4つの第1保留ランプ構造40と4つの第2保留ランプ構造50とを備え、各第1保留ランプ構造40が第1表示部材41を有し、各第2保留ランプ構造50が第2表示部材51を有し、第1,第2表示部材41,51を1つずつ組合わせた保留表示手段60を4組つくり、第1,第2保留数を、夫々、相当数の第1,第2表示部材41,51を点灯させて表示する。尚、この保留表示装置17を設けたことで、遊技表示盤18の第1,第2特別図柄保留ランプ18d,18eを省略できる。
4組の保留表示手段60は、遊技盤4に設けたセンタ役物15に形成された前記ステージ15bの上面15d側に左右方向に並設されている。ここで、一般に、画像表示器16には第1,第2保留数の少なくとも一方を表示しているが、この保留表示装置17を設けたことで、画像表示器16への第1,第2保留数の表示を省略できる。
4組の保留表示手段60は同一構造であり、各保留表示手段60の第1,第2表示部材41,51が上下に隣接されて、一体的に固定され、第1表示部材41は、ステージ15bにその前面15cと上面15dの両方に露出するように埋込まれたアクリル製の台座41からなり、第1表示部材51は、台座41に置かれたアクリル製の置物51からなる。
例えば、台座41は、平面視正六角形に形成され、一側面が前方へ向く前面41aとなり、この前面41aがステージ15bの前面15cに臨むとともに、その上面41bがステージ15bの上面15dに臨むように配置され、その後端がステージ15bの後端と一致するように構成されている。例えば、置物51は、渦巻き状の糞からなり、平面視にて台座41よりも小さく形成され、台座41の中央部分に載置されている。この台座41において、前面41aと上面41bのうち置物51の周囲が明るく光る部分となり、置物51において、下面以外の表面全体が立体的に明るく光る部分となる。
各第1,第2保留ランプ構造40,50は、ステージ15bの内部に設けられた第1,第2光源としての第1,第2LED43,53を含み、この第1,第2LED43,53の光を夫々干渉させないように導いて第1,第2表示部材41,51を照明する第1,第2照明手段42,52を有する。
ステージ15bの内部には、その上面15dから下方へ離隔した位置に、第1,第2保留ランプ構造40,50に共通の左右方向に延びるLED基板61が取付けられ、このLED基板61の上面に、各第1,第2保留ランプ構造40,50の第1,第2LED43,53が実装され、この第1,第2LED43,53がメイン制御装置21により点灯/消灯制御される。
第2照明手段52においては、第2LED53が第2表示部材51の中央部の下方位置に配置されている。上下方向に長い合成樹脂製の遮光筒54が設けられ、その遮光筒54の下部内部に第2LED53が収容されるとともに、遮光筒54の上部が第1表示部材41の中央部に形成された孔41cを挿通して第2表示部材51の下面に近接している。第2表示部材51にはその下面中央部から下方へ突出するあるアクリル製の導光ピン55が一体的に設けられ、その導光ピン55が遮光筒54の上部に内嵌されている。第1,第2表示部材41,51の間には遮光膜56が形成されている。
こうして、第2LED53の光は、遮光筒54の内部から、第2表示部材41の上面41bよりも下側において遮光筒54の外部へ漏れないように、導光ピン55を介して第2表示部材51の下面に導かれて内部に入り、遮光膜56で第1表示部材41の方へ極力漏れないようにして、第2表示部材51を照明する。例えば、第2LED53の発光色は白色で、第2表示部材51の全体又は表面が黄色で着色され、故に、第2表示部材51が黄色で点灯し表示される。尚、遮光膜56については、第1,第2表示部材41,51を接着する接着剤で形成することが可能である。
第1照明手段42においては、第1LED43が第2LED53(遮光筒54)の前方位置に配置されている。例えば、盤面直角方向と平行な左右1対の遮蔽板44が設けられ、各遮蔽板44は、第1表示部材41よりも左右方向外側に配置されて、その下端部がLED基板61に固定され、その上端部がステージ15bの上面15dを形成する上壁に近接している。第1表示部材41の下面には、複数の凹凸45(例えば、前後方向(又は左右方向)と直交する3角波ローレット45)が形成されている。
こうして、第1LED43の光は、1対の遮蔽板44により、これら遮蔽板44間から左右方向外部へ漏れないようにして、また、遮蔽筒54により、その遮蔽筒54の内部に入らないようにして、第1表示部材41の下面に達して複数の凹凸45で拡散さられて内部に入り、遮光膜56で第2表示部材51の内部に極力入らないようにして、第1表示部材41を(この場合、第1表示部材41の少なくとも前側部分を確実に)照明する。
ここで、第1,第2表示部材41,51は、遮蔽筒54及び導光ピン55と共に一体化された状態で、ステージ15bに着脱可能に組付けられ、その組付構造65は、例えば、前後1対の爪部材66を、第1表示部材41の前後両端部から下方へ一体的に突出させて弾性の有るものにして、この1対の爪部材66が、ステージ15bの前面15cを形成する前壁の後面部に形成された係合穴(図示略)と、ステージ15bの後壁15eの前面部に形成された係合穴(図示略)に係合解除可能に係合されるようにしている。
以上説明した保留表示装置17の作用・効果について説明する。
第1保留数(U)を表示する4つの光透過性のある第1表示部材41を有する第1保留ランプ構造40、第2保留数(D)を表示する4つの光透過性のある第2表示部材51を有する第2保留ランプ構造50を備え、第1保留ランプ構造40の1つの第1表示部材41と第2保留ランプ構造50の1つの第2表示部材51とを有する1組の保留表示手段60を4組並べて設け、各保留表示手段60は、第1,第2表示部材41,51を隣接させて立体的に形成するとともに、第1,第2表示部材41,51の表示色(黄色、青色)を異ならせるように構成した。
つまり、各保留表示手段60において、第1,第2表示部材41,51が何れも点灯しない、第1表示部材41だけが第1表示色で点灯する、第2表示部材51だけが第1表示色と異なる第2表示色で点灯する、第1,第2表示部材41,51の両方が第1,第2表示色で点灯する、の4つの表示形態の何れかになり、しかも、立体的な表示となり、そして、この保留表示手段60を4組並べて設けたので、この4組の保留表示手段60により装飾性を高めることができ、しかも、遊技者は4組の保留表示手段60(即ち、4つの第1,第2表示部材41,51)を全体的に容易に見ることができるので、第1,第2保留数を容易に瞬時に一目瞭然に把握することができ、つまり、第1,第2保留数を判り易く表示することができる。
4組の保留表示手段は、遊技盤4に設けたセンタ役物15に形成されたステージ15bの上面15d側に並設されたので、装飾性が増すとともに、遊技者は、遊技を楽しむために、通常、センタ役物15に設けられた画像表示器16に表示される演出を見て遊技を行うことから、第1,第2保留数を一層容易に把握すること、つまり、第1,第2保留数を確実に判り易く表示することができる。
第1,第2保留ランプ構造40,50は、ステージ15bの内部に設けられた第1,第2LED43,53光源を含み、この第1,第2LED43,53の光を夫々干渉させないように導いて第1,第2表示部材41,51を照明する第1,第2照明手段42,52を有するので、第1LED43の光で第2表示部材51を点灯させないように、また、第2LED53の光で第1表示部材41を点灯させないようにして、第1,第2保留数を明確に表示することができる。
第1,第2表示部材41,51が上下に隣接されたので、複数の第1表示部材41同士は、その間に第2表示部材51を介在させずに並設することができ、また、複数の第2表示部材51同士は、その間に第1表示部材41を介在させずに並設することができ、故に、第1,第2保留数を判り易く表示することができる。
第1表示部材41は、ステージ15bの前面15cと上面15dの両方に露出するように埋込まれた台座41からなり、第2表示部材51は、台座41に置かれた置物51からなるので、第1,第2表示部材41,51のマッチングを図り、全体で意味のあるものにして装飾性をより高めることが可能になる。
尚、前記実施例を部分的に次のように変更可能である。
(1)第1保留ランプ構造40が、上始動入賞口11a又は下始動入賞口11cに入賞した遊技球の数であって第1又は第2特別図柄の変動に供していない第1保留数を表示するものにし、第2保留ランプ構造40が、ゲート12に入賞した遊技球の数であって普通図柄の変動に供していない第2保留数を表示するものにしてもよい。
(2)保留表示手段60の数、つまり、第1,第2表示部材41,51の数については、4つ以外に種々設定可能である。
(3)第1表示部材41の台座と第2表示部材52の置物については、種々のものを適用可能である。また、第1,第2表示部材41,52については、上下に隣接するもの以外に、左右に隣接するもの等、隣接するものであれば種々の形状を採用可能である。
(4)複数組の保留表示手段60をステージ25bの上面25d側以外に、種々の部位(例えば、センタ役物15の上端部等)に並設してもよい。
(5)第1LED43については、複数設けてもよく、これにより、第1表示部材41の確実に明るく点灯させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、本発明は、第1始動口への遊技球の入賞に伴う第1保留数と第2始動口への遊技球の入賞に伴う第2保留数を表示するようにした種々のパチンコ遊技機に適用できるものである。
パチンコ遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 大当り乱数表である。 第1大当り図柄乱数表である。 第2大当り図柄乱数表である。 センタ役物及び保留表示装置の要部の斜視図である。 図11のXII −XII 線断面図である。 図11のXIII−XIII線断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
11a 上始動入賞口(第1始動口)
11b 下始動入賞口(第2始動口)
13a 大入賞口
15 センタ役物
15b ステージ
17 保留数表示装置
18a 第1特別図柄表示器(第1表示部)
18b 第2特別図柄表示器(第2表示部)
40 第1保留ランプ構造
41 第1表示部材(台座)
42 第1照明手段
43 第1LED
50 第2保留ランプ構造
51 第2表示部材(置物)
52 第2照明手段
53 第2LED
60 保留表示手段

Claims (7)

  1. 遊技盤に設けられた第1,第2始動口と、第1始動口への遊技球の入賞を契機に第1図柄を変動後停止させる第1表示部と、第2始動口への遊技球の入賞を契機に第2図柄を変動後停止させる第2表示部とを備えたパチンコ遊技機において、
    前記第1始動口に入賞した遊技球の数であって第1図柄の変動に供していない第1保留数を表示する複数の光透過性のある第1表示部材を有する第1保留ランプ構造と、
    前記第2始動口に入賞した遊技球の数であって第2図柄の変動に供していない第2保留数を表示する複数の光透過性のある第2表示部材を有する第2保留ランプ構造とを備え、
    前記第1保留ランプ構造の1つの第1表示部材と第2保留ランプ構造の1つの第2表示部材とを有する1組の保留表示手段を複数組並べて設け、各保留表示手段は、第1,第2表示部材を隣接させて立体的に形成するとともに、第1,第2表示部材の表示色を異ならせるように構成したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記複数組の保留表示手段は、遊技盤に設けたセンタ役物に形成されたステージの上面側に並設されたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記第1,第2保留ランプ構造は、前記ステージの内部に設けられた第1,第2光源を含み、この第1,第2光源の光を夫々干渉させないように導いて第1,第2表示部材を照明する第1,第2照明手段を有することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記第1,第2表示部材が上下に隣接されたことを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記第1,第2表示部材の一方は、ステージにその上面と前面の少なくとも一方に露出するように埋込まれた台座からなり、第1,第2表示部材の他方は、前記台座に置かれた置物からなることを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記遊技盤に開閉式の大入賞口が設けられ、
    前記第1,第2図柄の一方が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として大入賞口を開放させることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記遊技盤に開閉式の大入賞口が設けられ、
    前記第1始動口が開閉式の始動口からなり、
    前記第1図柄が大当り図柄で変動停止した場合に、大当り遊技として大入賞口を開放させるとともに、前記第2図柄が当り図柄で変動停止した場合に、補助遊技として第1始動口を開放させることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のパチンコ遊技機。
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