JP5864357B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、板部材と裏ユニットとを備える遊技盤が取り付けられた遊技機に関するものである。
一般に、パチンコ機等に代表される遊技機は、遊技演出の一環としての発光演出を行うために、遊技盤や前枠などに各種の発光装置を備えている。そして、遊技盤が備える発光装置としては、例えば、複数の発光ダイオードを実装した発光基板をセンター役物の後方に配置し、発光ダイオードの光によってセンター役物を照らすもの(例えば特許文献1参照)などが従来提案されている。
特開2008−92992号公報(図22,図25等)
ところが、近年のパチンコ機は、複数の可動体(または大型化した可動体)を備える傾向にある。そして、これらの可動体は、例えば、センター役物の後方に配置され、センター役物に設けられた開口部内などを通過するようになっている。この場合、センター役物の後方空間が可動体によって占められてしまう可能性が高い。その結果、センター役物の後方に発光装置の設置スペースを確保することが困難になるため、発光装置からの光によってセンター役物を照射することができない可能性がある。なお、可動体の移動領域外であるセンター役物の側方に発光装置の設置スペースを確保することも考えられる。しかし、この場合、発光装置がセンター役物から離間してしまうため、発光装置からの光によってセンター役物を効果的に照射できないという問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光装置の設置スペースを確実に確保することができ、かつ、センター役物を効果的に照射することが可能な遊技機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1(手段1)に記載の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域が区画された略矩形板状の板部材と、前記板部材の背面に重ねて配置さる枠状の裏ユニットとを備える遊技盤が取り付けられた遊技機であって、前記板部材に、透光性を有する装飾部材を備えるセンター役物が装着され、前記裏ユニットにおいて前記装飾部材の裏側となる位置よりも外周側の領域に、発光装置と、前記発光装置からの光を反射させる反射部材とが互いに隣接して設けられ、前記発光装置は、前記裏ユニットにおいて前記反射部材よりも外周側に配置され、前記発光装置の発光面は、前記裏ユニットの裏面から前記反射部材側に傾斜しており、前記反射部材は、前記発光装置からの光を前記装飾部材側に反射させる反射面を有し、前記反射面は、前記裏ユニットの裏面から前記発光装置側に傾斜して前記発光面と対向しており、前記装飾部材には、前記発光装置からの光と、前記反射部材によって反射された光とが照射されることを特徴とする遊技機をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明では、センター役物の後方空間が上記した可動体によって占められてしまう場合であっても、可動体の移動領域外、具体的には、裏ユニットにおいて装飾部材の裏側となる位置よりも外周側の領域を、発光装置の設置スペースとして確実に確保することができる。しかも、裏ユニットにおいて装飾部材の裏側となる位置よりも外周側の領域には反射部材が設けられており、装飾部材には、発光装置からの光に加えて、反射部材によって反射された光も照射されるようになっている。従って、上記した領域を発光装置の設置スペースとして確保したために、発光装置がセンター役物から離間する場合であっても、センター役物において特に照射したい部位である装飾部材を、効果的に照射することができる。
なお、板部材は、着色された材料によって形成されていてもよいし、無色透明の材料によって形成されていてもよい。仮に、板部材を着色された材料によって形成すれば、板部材を装飾性を有する部材として用いることができる。一方、板部材を無色透明の樹脂材料によって形成すれば、裏ユニットに図柄表示装置を取り付けた際に、図柄表示装置の表示画面が板部材を介して視認可能となる。
また、請求項に記載の発明によると、発光装置の発光面が裏ユニットの裏面から反射部材側に傾斜しているため、発光装置からの光が反射部材側に向かって進むようになる。その結果、発光装置からの光が反射部材によって反射されて確実に装飾部材に到達するようになるため、装飾部材をより効果的に照射することができる。
請求項(手段3)に記載の発明は、請求項において、前記発光装置は、発光体が実装される発光基板と、前記発光基板を収容するケース部材と、前記発光体の前側を覆うように前記ケース部材に取り付けられ、光拡散処理が施された前記発光面を有するレンズ部材とを備え、前記レンズ部材は、前記反射面に沿って配置されており、前記発光体が発する光を拡散可能に構成されるとともに、前記反射面によって反射された光を受光可能に構成され、前記発光体が発する光の進行方向を変更する機能と、前記反射部材によって反射された光をさらに反射させる機能とを有することをその要旨とする。
従って、請求項に記載の発明によると、発光体の前側にレンズ部材を設けたことにより、発光体が発する光の進行方向を確実に変更することができるとともに、反射部材によって反射された光を確実に反射させることができる。特に、発光体が発光ダイオードであるような場合には、指向性が強くて照射角が狭いという性質があり、そのままでは発光体が点状に光ってしまうという問題がある。その点、請求項に記載の発明によれば、上記のレンズ部材を設けたことにより、指向性が強くて照射角が狭い光の角度が変更される結果、発光ダイオードが点状に光ることを防止できる。また、レンズ部材を設けた請求項に記載の発明によれば、発光体を確実に保護することができる。
なお、発光体としては、電気エネルギーを光エネルギーに変換する任意の発光体のうちから、任意に選択することが可能である。ここで、好適な発光体としては、エネルギー変換部としてフィラメント等のような抵抗体の発熱発光現象を利用した小型電球(ランプ)、放電現象を利用した蛍光管、エレクトロルミネッセンス現象を利用したエレクトロルミネッセンス素子(EL素子)、半導体の性質を利用した発光ダイオード(LED)などが挙げられるが、特には、発光ダイオードであることが好ましい。発光ダイオードは、消費電力が少なく、寿命が長いため、遊技機の低コスト化を図ることができる。また、発光ダイオードは小型化が容易であるため、複数の発光体を実装面に実装したとしても、発光基板、ひいては発光装置全体の大型化を抑えることができる。
レンズ部材は、透光性を有する材料(例えば樹脂やガラス等)によって形成されることが好ましく、特に割れにくい光透過性樹脂によって形成されることが好適である。レンズ部材の発光面に施される光拡散処理としては特に限定されないが、例えば、発光面に微細な凹凸を設ける加工(ディンプル加工、シボ加工、溝加工、サンドブラスト加工、ショットプブラスト加工など)を施したものであることがよい。
請求項(手段4)に記載の発明は、請求項またはにおいて前記反射面と前記発光面との間隔は、前記板部材側に行くに従って徐々に広くなっていることをその要旨とする。
従って、請求項に記載の発明によると、反射部材が発光装置の発光面と対向する反射面を有しているため、発光装置からの光を確実に装飾部材側に反射させることができる。よって、反射部材によって反射された光が確実に装飾部材に到達するようになるため、装飾部材をよりいっそう効果的に照射することができる。
なお、前記反射面は、前記発光装置側に凸となる湾曲形状をなしていることが好ましい
このようにした場合、反射面が発光装置側に凸となる湾曲形状をなしているため、反射面によって反射された光は幅広い範囲に照射されるようになる。よって、反射部材によって反射された光がより確実に装飾部材に到達するようになるため、装飾部材をよりいっそう効果的に照射することができる。
請求項(手段6)に記載の発明は、請求項乃至のいずれか1項において、前記反射部材は、前記発光装置側において開口する切欠凹部を有し、前記切欠凹部の底面は前記反射面であり、前記切欠凹部の内壁面は、前記反射面によって反射された光を反射させる再反射面であり、前記再反射面は、前記発光面側または前記反射面側に向けて配置されていることをその要旨とする。
従って、請求項に記載の発明によると、反射面によって反射された光が再反射面によって再度反射されることにより、より複雑な方向に照射されるようになる。その結果、多様な発光態様を実現することができ、装飾部材をよりいっそう効果的に照射することができる。
以上詳述したように、請求項1〜に記載の発明によれば、発光装置の設置スペースを確実に確保することができ、かつ、センター役物を効果的に照射することが可能な遊技機を提供することができる。特に、請求項に記載の発明によれば、発光装置からの光が反射部材によって反射されて確実に装飾部材に到達するようになるため、装飾部材をより効果的に照射することができる。
本発明におけるパチンコ機を示す正面図。 遊技盤を示す正面図。 センター役物を正面側から見たときの状態を示す斜視図。 センター役物を背面側から見たときの状態を示す斜視図。 センター役物を示す分解斜視図。 裏ユニットを示す正面図。 裏ユニットを示す正面図。 図6のA−A線断面図。 図6のB−B線断面図。 裏ユニットを示す要部正面図。 裏ユニットを示す要部断面図。 (a)は発光装置を正面側から見たときの状態を示す分解斜視図、(b)は発光装置を背面側から見たときの状態を示す分解斜視図。 (a)は反射部材を正面側から見たときの状態を示す斜視図、(b)は反射部材を背面側から見たときの状態を示す斜視図。
以下、本発明の遊技機をパチンコ機10に具体化した一実施形態を図面に基づき説明する。
(1)パチンコ機10全体の概略構成
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されている。このパチンコ機10は機体の外郭をなす縦長方形状の外枠11を備えている。外枠11の開口前面側には、機体を構成する縦長方形状の中枠12が、開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、前枠14が横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14は、中央部に窓口14aを有するとともに、窓口14aの下方に上球皿15が一体的に組み付けられた構造を有している。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス(図示略)が組み付けられている。
また、前枠14の前面には、上側枠ランプ16a、左側枠ランプ16b及び右側枠ランプ16cが設けられている。各枠ランプ16a〜16cは、図示しない発光体(発光ダイオードなど)を備え、同発光体にレンズ部材を覆い被せて構成されている。これらの枠ランプ16a〜16cでは、パチンコ機10の各種遊技の演出態様(大当り、リーチなど)に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光装飾が行われるようになっている。
図1に示されるように、前枠14の左上部には左スピーカ17aが配設され、前枠14の右上部には右スピーカ17bが配設されている。左スピーカ17a及び右スピーカ17bは、各種音声を出力して音声演出を行うためのものである。左スピーカ17a及び右スピーカ17bは前枠14の裏面側に装着され、前枠14の前面側において左スピーカ17a及び右スピーカ17bと対応する箇所には複数の放音孔(図示略)が形成されている。
さらに、中枠12の前面側において前枠14の下方には、下球皿18が開閉可能に組み付けられている。下球皿18の右方には、遊技球を発射する際に遊技者によって回動操作される操作ハンドル19が装着されている。また、下球皿18の左方には、各種音声を出力して音声演出を行う下スピーカ17cが配設されている。なお、下スピーカ17cは中枠12に装着されている。
(2)遊技盤13の構成
図2,図6,図7等に示されるように、遊技盤13は、パチンコ機10に取り付けられており、板部材31と、板部材31の背面に重ねて配置された裏ユニット41とを備えている。板部材31及び裏ユニット41は、複数のネジ(図示略)によって互いに固定されている。板部材31は、ベニヤ板などの木製基板の表面に樹脂製のセルを貼付することによって略矩形板状に形成されている。一方、裏ユニット41は、板部材31と略同じ外形を有し、樹脂材料(例えば、無色透明のABS樹脂等)の射出成形によって略矩形枠状に形成されている。なお、裏ユニット41の裏側には、図柄表示装置(図示略)が着脱自在に取り付けられるようになっている。本実施形態の図柄表示装置は液晶式であるが、ドットマトリクス式、エレクトロルミネッセンス素子式、7セグメント式の図柄表示装置であってもよい。図柄表示装置では、変動画像(または画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、図柄表示装置では、表示演出に関連して、複数種類の図柄を3列で変動させて図柄組み合わせを導出させる図柄変動ゲームが表示されるようになっている。
(2−1)板部材31の構成
図1,図2に示されるように、板部材31の前面(即ち、遊技盤13の遊技盤面13a)には、遊技球が流下可能な遊技領域32を区画する内レール33a及び外レール33bが略円形状に敷設されている。内レール33aと外レール33bとの間に生じる発射経路には、操作ハンドル19を操作した際に発射された遊技球が通過するようになっている。そして、発射経路を通過した遊技球は、発射経路の終端部から遊技領域32に進入し、遊技領域32内を流下するようになっている。
図1〜図5に示されるように、遊技盤面13aの略中央部には、開口部50aを有する枠状のセンター役物50が装着されている。センター役物50の下部には、遊技領域32から導入された遊技球が転動するステージ71が設けられている。センター役物50の左下部には、遊技領域32からステージ71に遊技球を誘導するワープ通路72が設けられている。また、ワープ通路72の左上方には、遊技領域32内を流下する遊技球が通過するスルーチャッカ73が設けられている。ワープ通路72は、略筒状をなす通路部材74によって構成されている。通路部材74は、上流側端部がスルーチャッカ73内に連通するとともに、下流側端部がステージ71において開口している。また、開口部50aの下側部分は、ステージ71の後壁77によって塞がれている。
さらに、センター役物50の右側部(図4では左側部)には、右側装飾部材75が取り付けられている。右側装飾部材75は、センター役物50の右側部の大部分を覆っており、下端部がステージ71に当接するようになっている。また、右側装飾部材75は、開口部50aの開口方向に沿って裏ユニット41側に延びている。なお、右側装飾部材75は、樹脂材料(例えば、黒色に着色したABS樹脂等)の射出成形によって形成されている。そして、右側装飾部材75の表面全体には、鏡面処理が施されるとともに、光拡散処理(本実施形態では波模様)が施されている。
図1〜図5に示されるように、センター役物50の左側部(図4では右側部)には、左側装飾部材78が取り付けられている。左側装飾部材78は、センター役物50の左側部の大部分を覆っており、下端部にスルーチャッカ73が配置されている。また、左側装飾部材78は、左側に凸となる湾曲形状をなしている。さらに、左側装飾部材78は、板部材31の厚さ方向に沿って裏ユニット41側に延びており、発光面が遊技盤面13aに対して略垂直に配置されている。なお、左側装飾部材78は、樹脂材料(例えば、赤色に着色した透光性を有するABS樹脂等)の射出成形によって形成されている。そして、左側装飾部材78の表面全体には、光拡散処理(本実施形態では波模様)が施されている。
図1,図2に示されるように、遊技盤面13a上におけるセンター役物50の下方位置には、始動入賞口51aが形成された始動入賞装置51が配設されている。なお、始動入賞装置51への遊技球の入賞を契機として図柄表示装置による図柄変動ゲームが開始されると、所定数(本実施形態では3個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。
また、遊技盤面13a上における始動入賞装置51の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口扉52aを備えた大入賞装置52が配設されている。大入賞装置52では、大入賞口への遊技球の入賞を契機として、所定数(本実施形態では15個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。さらに、遊技盤面13a上におけるセンター役物50の左側には、遊技球の通過を検知する機能を有するゲート53が設けられている。ゲート53は、上下方向に開口しており、遊技領域32内を流下する遊技球が上方から通過可能になっている。
図1,図2に示されるように、遊技盤面13aにおいて始動入賞装置51の左方には、左下外普通入賞装置58a、左下中普通入賞装置58b及び左下内普通入賞装置58cが配設されている。各普通入賞装置58a〜58cは、遊技球が常時入賞可能となっており、互いに連なった状態に配置されている。さらに、遊技盤面13aにおいて始動入賞装置51の右上方には、右普通入賞装置58dが配設されている。右普通入賞装置58dには遊技球が常時入賞可能となっている。なお、各普通入賞装置58a〜58dでは、遊技球の入賞を契機として、所定数(本実施形態では10個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。
また、遊技領域32内には風車34が配設され、遊技領域32の略全域には複数の遊技釘35が植設されている。風車34及び遊技釘35は、遊技領域32内を流下する遊技球の方向を変更するとともに、各入賞装置51,52,58a〜58cに向けて遊技球を誘導可能となっている。また、遊技領域32の最下部(内レール33aの下端部)には、いずれの入賞装置51,52,58a〜58dにも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口57が配置されている。
(2−2)裏ユニット41の構成
図6,図7等に示されるように、裏ユニット41は、正面視略矩形板状の本体部42と、本体部42の外周縁から前側に延びる4つの壁部43,44,45,46とによって箱状に構成されている。本体部42の略中央には、図柄表示装置が取り付けられる略矩形状の表示装置取付孔47が設けられている。表示装置取付孔47は、図柄表示装置の表示画面と略同じ大きさ及び形状をなしている。よって、図柄表示装置の表示画面は、表示装置取付孔47及びセンター役物50の開口部50aを介して板部材31の前面側から視認可能となる。また、本体部42の前面側には、普通入賞装置58a〜58cに連通する左普通入賞装置用球通路(図示略)、右普通入賞装置58dに連通する右普通入賞装置用球通路48、及び、始動入賞装置51に連通する始動入賞装置用球通路49が設けられている。
さらに、本体部42における表示装置取付孔47の下側には、始動入賞装置裏基板取付部61が設定されている。始動入賞装置裏基板取付部61には、発光ダイオードの発光などによる遊技演出を実行させる制御を行うためのランプ中継信号基板(図示略)が取り付けられている。また、本体部42における表示装置取付孔47の右下側には、右普通入賞装置裏基板取付部62が設定されている。右普通入賞装置裏基板取付部62には、主制御基板(図示略)から統括制御基板(図示略)に出力される信号を中継する電源中継基板(図示略)が取り付けられている。
図6〜図10に示されるように、本体部42における表示装置取付孔47の左上側には、中継基板63が取り付けられる中継基板取付部64が設定されている。また、本体部42には、中継基板63の前面を覆う基板カバー21が取り付けられている。そして、基板カバー21には、前側に突出する略円筒状のボス22,23が設けられている。ボス22,23には、先端面(前端面)において開口するネジ穴が設けられている。さらに、ボス23には、先端面から突出する位置決めピンが設けられている。
また、本体部42における中継基板取付部64の下側には、前側に突出する略円筒状のボス25が設けられ、本体部42における中継基板取付部64の右側にも、前側に突出する略円筒状のボス26が設けられている。ボス25,26には、先端面において開口するネジ穴が設けられている。さらに、ボス25には、先端面から突出する位置決めピンが設けられている。
図6,図7に示されるように、本体部42における表示装置取付孔47の開口端下部には、基台111が取り付けられている。基台111は、樹脂材料(例えば、赤色に着色したABS樹脂等)の射出成形によって形成されている。基台111は、表示装置取付孔47の開口部下端縁に沿って横方向に延びるとともに、両端部が上方に延びる形状をなしている。基台111の左側部分には、前側に突出する略円筒状の基台側ボス(図示略)が3箇所に設けられている。各基台側ボスには、先端面において開口するネジ穴が設けられている。さらに、各基台側ボスのうちの1つには、先端面から突出する位置決めピンが設けられている。
また、本体部42における表示装置取付孔47の右下側には、右下可動体(図示略)が取り付けられる右下可動体取付部65が設定されている。本体部42における表示装置取付孔47の右上側には、右上可動体66(図1,図2参照)が取り付けられる右上可動体取付部67が設定されている。本体部42における表示装置取付孔47の上側には、第1上部可動体68及び第2上部可動体69(図1,図2参照)が取り付けられる上部可動体取付部70が設定されている。なお、上述した複数の可動体のうち、右上可動体66、第1上部可動体68及び第2上部可動体69は、センター役物50の裏側の空間に配置されている。
(3)第1上部可動体68の構成
図6〜図9等に示されるように、第1上部可動体68は、正面視で略円弧状をなす一対の可動体本体101を備えている。両可動体本体101は、樹脂材料(例えば、黒色に着色したABS等)の射出成形によって形成され、表面には鏡面処理(本実施形態では金色のめっき)が施されている。可動体本体101は、一方の端部に設けられた接続部材103を介して、裏ユニット41の裏面41aに対して垂直に延びる軸102に取り付けられている。両可動体本体101は、軸102を中心として揺動し、かつ、互いに開閉するようになっている。なお、左側の可動体本体101は、反射部材141の裏側に設定された待機位置(図7参照)、及び、表示装置取付孔47内の中央領域に設定された露出位置(図6参照)の間を揺動する。左側の可動体本体101が待機位置にある場合(即ち、両可動体本体101が開状態にある場合)、左側の可動体本体101は、反射部材141の裏側に位置するために視認困難である。このとき、左側の可動体本体101は、発光装置81及び反射部材141の裏側の空間S1(図8参照)を占めている。そして、左側の可動体本体101が待機位置から露出位置に移動する際(即ち、両可動体本体101が閉状態に移行する場合)に、左側の可動体本体101は、センター役物50の開口部50aを介して視認可能となるとともに、反射部材141の表面に映り込むようになる。
(4)発光装置81の構成
図6〜図12に示されるように、裏ユニット41において左側装飾部材78の裏側となる位置よりも外周側の領域であって、本体部42において表示装置取付孔47よりも左側となる領域には、発光装置81が設けられている。発光装置81は、右上可動体66、第1上部可動体68及び第2上部可動体69の占有領域外及び移動領域外に配置されている。具体的に言うと、発光装置81は、第1上部可動体68を構成する左側の可動体本体101の移動領域よりも前側に配置されている。発光装置81は、発光基板82、ケース部材83及びレンズ部材84を備えている。発光基板82は、略矩形板状をなし、外周縁において開口する切欠部85を複数箇所に有している。また、発光基板82の実装面82aには、複数の発光ダイオード86(発光体)が実装されている。
ケース部材83は、樹脂材料(例えば、無色透明のABS樹脂等)の射出成形によって形成されている。ケース部材83は、正面視略矩形板状の本体部87と、本体部87の外周縁から前側に延びる4つの壁部88,89,90,91とによって箱状に形成されている。なお、壁部90,91は本体部87に対して直交しているが、壁部88,89は本体部87に対して互いに同一方向及び同一角度で傾斜している。
図12(a)に示されるように、本体部87には、前側に突出する位置決めリブ92が複数箇所に設けられている。各位置決めリブ92は壁部89に接続されている。各位置決めリブ92の高さは、壁部88〜91の高さよりも低く設定されている。また、本体部87には、前側に突出する略円筒状のボス93が複数箇所に設けられ、同じく前側に突出する位置決めピン94が複数箇所に設けられている。各ボス93及び各位置決めピン94は、壁部88または壁部89に接続されている。各ボス93の高さは、壁部88〜91の高さと等しく設定され、各位置決めピン94の高さは、壁部88〜91の高さよりも高く設定されている。そして、ケース部材83には発光基板82が収容されている。具体的に言うと、発光基板82は、裏面82bが各位置決めリブ92の先端面に当接するとともに、各切欠部85内に各ボス93及び各位置決めピン94が配置された状態で、発光基板82に収容されている。なお、発光基板82の実装面82aは、裏ユニット41の裏面41aから反射部材141側に傾斜している。本実施形態において、実装面82aと裏面41aとがなす傾斜角度θ1(図11参照)は60°に設定されている。
図6〜図12に示されるように、本体部87における壁部88との接続部分には、後側に延びる一対の張出部95,96が設けられている。両張出部95,96の基端側にはネジ孔97が設けられ、両張出部95,96の先端側には位置決め孔98が設けられている。また、本体部87における壁部91との接続部分には後側に延びるリブ99が設けられ、リブ99における壁部89との接続部分には、リブ99の外側面から突出する張出部121が設けられている。張出部121の中央部分にはネジ孔122が設けられている。さらに、壁部89との壁部90との接続部分には、壁部90の外側面から突出する張出部123が設けられている。張出部123の基端側には位置決め孔124が設けられ、張出部123の先端側にはネジ孔125が設けられている。なお、張出部95の位置決め孔98にボス23の位置決めピンを係合させ、張出部96の位置決め孔98にボス25の位置決めピンを係合させた状態で、各張出部95,96のネジ孔97を挿通したネジをボス23,25のネジ穴に螺着させる。また、張出部121のネジ孔122を挿通したネジをボス22のネジ穴に螺着させる。さらに、張出部123の位置決め孔124に基台側ボスの位置決めピンを係合させた状態で、張出部123のネジ孔125を挿通したネジを基台側ボスのネジ穴に螺着させる。その結果、壁部88,89が裏ユニット41の裏面41aと平行に配置されるとともに、壁部90,91が裏面41aと垂直に配置された状態で、ケース部材83が本体部42に固定される。
図6〜図12に示されるように、レンズ部材84は、各発光ダイオード86の前側を覆うようにケース部材83に取り付けられている。レンズ部材84は、樹脂材料(例えば、無色透明のABS樹脂等)の射出成形によって形成されており、光拡散処理(本実施形態では網目模様)が施された発光面126を有している。レンズ部材84は、発光面126を有する正面視略矩形板状の本体部127と、本体部127の外周縁からケース部材83側に延びる4つの壁部128,129,130,131とによって形成されている。
図12(b)等に示されるように、本体部127には、ケース部材83側に突出する位置決めリブ132が複数箇所に設けられている。各位置決めリブ132は壁部128に接続されている。各位置決めリブ132の高さは、壁部128〜131の高さよりも高く設定されている。また、本体部127には、ネジ孔を有するボス133と位置決め穴を有するボス134とが複数箇所に設けられている。各ボス133,134は、壁部128または壁部129に接続されている。各ボス133,134は、ケース部材83側に突出しており、各ボス133,134の高さは、壁部128〜131の高さと等しく設定されている。なお、レンズ部材84は、ボス134の位置決め穴に位置決めピン94を係合させた状態で、ボス133のネジ孔を挿通したネジをボス93のネジ穴に螺着させることにより、ケース部材83に取り付けられる。このとき、ケース部材83内に収容されている発光基板82は、ケース部材83とレンズ部材84との間に挟み込まれ、ケース部材83側の位置決めリブ92の先端面とレンズ部材84側の位置決めリブ132の先端面とに当接した状態で固定される。また、レンズ部材84の発光面126は、裏ユニット41の裏面41aから反射部材141側に傾斜しており、発光基板82の実装面82aと平行に配置されている。本実施形態において、発光面126と裏面41aとがなす傾斜角度θ2(図11参照)は60°に設定されている。なお、発光面126の下端部は、裏面41aに対して垂直に配置されている。また、レンズ部材84は、各発光ダイオード86が発する光の進行方向を、反射部材141側(図11の矢印F1参照)とセンター役物50の左側装飾部材78側(図11の矢印F2参照)とに変更する機能を有している。さらに、レンズ部材84は、反射部材141によって反射された光をさらに左側装飾部材78側に反射させる機能も有している。
(5)反射部材141の構成
図6〜図11,図13に示されるように、裏ユニット41において左側装飾部材78の裏側となる位置よりも外周側の領域であって、本体部42において表示装置取付孔47よりも左側となる領域には、反射部材141が設けられている。反射部材141は、発光装置81からの光を反射させるとともに、反射した光をセンター役物50側の左側装飾部材78に照射する機能を有している。なお、反射部材141は、裏ユニット41において発光装置81と隣接するように配置され、かつ、発光装置81よりも内周側に配置されている。また、反射部材141は、右上可動体66、第1上部可動体68及び第2上部可動体69の占有領域外及び移動領域外に配置されている。具体的に言うと、反射部材141は、第1上部可動体68を構成する左側の可動体本体101の移動領域よりも前側に配置されている。反射部材141を構成する反射部材本体142は、本体部42における表示装置取付孔47の上側から表示装置取付孔47の下側まで延びている。また、反射部材本体142は、裏ユニット41の壁部45側に凸となる湾曲形状をなしている。
反射部材本体142は、樹脂材料(例えば、黒色に着色したABS等)の射出成形によって形成され、全面に鏡面処理(本実施形態では金色のめっき)が施されている。反射部材本体142は、正面視略円弧状の前板部143と、前板部143の外周縁から後側に延びる4つの壁部144,145,146,147とによって形成されている。前板部143の外側面は、裏ユニット41の裏面41aから内周側に傾斜している。本実施形態では、前板部143の外側面と裏面41aとがなす傾斜角度は30°に設定されている。反射部材本体142の外周側(発光装置81側)の壁部144及び内周側(表示装置取付孔47側)の壁部145は、前板部143に対して互いに同一方向及び同一角度で傾斜するとともに、壁部45側(及び発光装置81側)に凸となる湾曲形状をなしている。また、反射部材本体142の上端部側の壁部146及び下端部側の壁部147は、前板部143に対して直交している。
図6,図7,図9〜図11,図13に示されるように、外周側の壁部144における後端部分には、外周側に延びる3個の張出部148,149,150が互いに離間した状態で配設されている。各張出部148〜150の中央部分にはネジ孔151が設けられている。なお、最も上側にある張出部148のネジ孔151を挿通したネジをボス26のネジ穴に螺着させる。また、残り2つの張出部149,150を挿通したネジを、それぞれ基台側ボスのネジ穴に螺着させる。その結果、反射部材本体142が裏ユニット41の本体部42に固定される。
また、反射部材本体142には発光基板152が収容されている。具体的に言うと、発光基板152は、実装面153を前板部143側に向けた状態で反射部材本体142に収容されている。なお、発光基板152の実装面153には、複数の発光ダイオード(図示略)が実装されている。そして、反射部材本体142の前板部143には、3つのレンズ部材154が発光ダイオードの前側を覆うように取り付けられている。各レンズ部材154は、反射部材本体142が延びる方向に沿って等間隔に配置されている。各レンズ部材154は、正面視での形状が略台形状をなし、反射部材本体142の内周側から見たときの形状が略三角形状をなしている。各レンズ部材154は、樹脂材料(例えば、無色透明のABS樹脂等)の射出成形によって形成され、表面には各種の模様が施されている。
なお、本実施形態の反射部材141は、従来から用いられている反射部材の一部を切り欠くことによって形成されたものである。具体的に言うと、図6〜図11,図13に示されるように、反射部材本体142は、外周側の壁部144の一部を切り落とすことによって形成された平坦面155を有している。平坦面155は、発光装置81側のレンズ部材84の発光面126に対向配置され、かつ、発光面126の下端部と平行に配置されている。
さらに、反射部材本体142は、発光装置81側において開口する切欠凹部156を有している。切欠凹部156は、反射部材本体142において最も上側に位置するレンズ部材154の近傍から反射部材本体142において真ん中に位置するレンズ部材154の下側まで延びている。切欠凹部156の底面は、発光装置81からの光を左側装飾部材78側(図11に示す矢印F3方向)に反射させる反射面157である。反射面157の幅は、反射部材本体142の前板部143の幅の3分の1程度に設定されている。反射面157の長さは、レンズ部材84の上端から下端までの長さとほぼ等しく設定されている。反射面157は、裏ユニット41の裏面41aから発光装置81側に傾斜して発光面126と対向している。本実施形態では、反射面157と裏面41aとがなす傾斜角度θ3は45°に設定されている。よって、反射面157と発光面126との間隔は、板部材31側、即ち前方(図11では上方)に行くに従って徐々に広くなっている。さらに、反射面157は、発光装置81側に凸となる湾曲状をなしている。
図6,図7,図9〜図11,図13に示されるように、切欠凹部156の内壁面は、反射面157の両端にそれぞれ接続され、反射面157によって反射された光を反射させる再反射面158,159である。各再反射面158,159は、裏ユニット41の裏面41aに対して垂直に配置されている。反射面157の上端に接続される再反射面158は、発光面126側に向けて配置され、反射面157によって反射された光を発光面126側(図10に示す矢印F4方向)に反射させるようになっている。また、反射面157の下端に接続される再反射面159は、反射面157側に向けて配置され、反射面157によって反射された光を再度反射面157側に反射させるようになっている。
次に、センター役物50の左側装飾部材78を照らす発光演出を説明する。
発光装置81内の発光ダイオード86が光を発すると、光の進行方向は、レンズ部材84を通過する際に、反射部材141の反射面157側(図11に示す矢印F1方向)やセンター役物50の左側装飾部材78側(図11に示す矢印F2方向)に変更される。進行方向が矢印F2方向に変更された光は、そのまま左側装飾部材78に照射される。一方、進行方向が矢印F1方向に変更された光が反射面157に到達すると、到達した光は、反射面157によって反射される。その結果、光は、進行方向が左側装飾部材78側(図11に示す矢印F3方向)に変更され、左側装飾部材78に照射される。つまり、左側装飾部材78には、発光装置81からの直接光に加えて、反射部材141によって反射された反射光も照射されるようになる。
なお、反射面157によって反射された光の一部が、左側装飾部材78側ではなく、再反射面158,159側に進行する可能性がある。光の一部が再反射面158側に進行した場合、進行した光は、再反射面158に到達した際に再反射面158によって反射される。その結果、光の進行方向が発光装置81を構成するレンズ部材84の発光面126側(図10に示す矢印F4方向)に変更され、矢印F4方向に進行方向が変更された光は、発光面126側に進行する。その後、レンズ部材84の発光面126は、反射部材141の反射面157によって反射された光をさらに反射させ、左側装飾部材78などを照射する。
一方、反射面157によって反射された光の一部が再反射面159側に進行した場合、進行した光は、再反射面159に到達した際に再反射面159によって反射される。その結果、光の進行方向が反射面157側に変更され、進行方向が変更された光は、反射面157側に進行する。その後、反射面157は、一度反射面157によって反射された光を再度反射させ、左側装飾部材78などを照射する。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のパチンコ機10では、センター役物50の後方空間が可動体(右上可動体66、第1上部可動体68、第2上部可動体69)によって占められてしまうが、可動体66,68,69の移動領域外、具体的には、裏ユニット41において左側装飾部材78の裏側となる位置よりも外周側の領域を、発光装置81の設置スペースとして確実に確保することができる。しかも、裏ユニット41において左側装飾部材78の裏側となる位置よりも外周側の領域には反射部材141が設けられており、左側装飾部材78には、発光装置81からの光に加えて、反射部材141によって反射された光も照射されるようになっている。従って、上記した外周側の領域を発光装置81の設置スペースとして確保したために、発光装置81がセンター役物50から離間する本実施形態においても、センター役物50において特に照射したい部位である左側装飾部材78を、効果的に照射することができる。具体的に言うと、本来、左側装飾部材78は、発光面が遊技盤面13aと平行に配置されており、左側装飾部材78の裏側に配置した発光装置81から照射された光によって光るものである。しかし、発光装置81は、センター役物50の後方空間が可動体によって占められるのに伴って、裏ユニット41において左側装飾部材78の裏側となる位置よりも外周側に追いやられている。この場合、左側装飾部材78を発光装置81から照射された光によって光らせることができない。また、可動体の移動領域が左側装飾部材78によって覆われてしまうため、可動体を確実に見せるためには、左側装飾部材78の発光面を遊技盤面13aに対して略垂直に配置しなければならない。この場合、左側装飾部材78の発光面の裏側に発光装置81の発光面126が位置するため、左側装飾部材78は一応光るようになるが、発光装置81が左側装飾部材78から離れた位置にあるため、左側装飾部材78を効率良く全体的に光らせることは困難である。そこで、本実施形態では、発光装置81からの光と反射部材141によって反射された光との両方を左側装飾部材78に照射するようにしている。その結果、左側装飾部材78を効率良く全体的に光らせることができる。
(2)本実施形態では、可動体(右上可動体66、第1上部可動体68及び第2上部可動体69)の占有領域及び移動領域を避けた領域に発光装置81及び反射部材141を設置しているため、可動体の占有領域内及び移動領域内に大型の可動体を配置することができる。換言すると、大型の可動体を配置したとしても、発光装置81及び反射部材141の設置スペースが確実に確保されるため、発光装置81からの光と、反射部材141によって反射された光とによって、左側装飾部材78を確実に光らせることができる。
(3)発光装置81を、左側装飾部材78の後方ではなく、左側装飾部材78の側方に設置した本実施形態の場合であっても、左側装飾部材78を確実に光らせることができるため、より大型化した左側装飾部材を光らせることもできる。
(4)本実施形態の発光装置81では、発光基板82に実装された複数の発光ダイオード86の前側に、光拡散処理を施した発光面126を有するレンズ部材84が設けられている。発光ダイオード86には、指向性が強くて照射角が狭いという性質があり、そのままでは光を確実に混ぜ合わせることができず、各発光ダイオード86が点状に光ってしまうという問題がある。その点、本実施形態によれば、レンズ部材84を設置したことによって、レンズ部材84を通過する際に光が拡散されるため、各発光ダイオード86の光を確実に混ぜ合わせることができる。それゆえ、この構成によれば発光装飾効果を高めることができる。
(5)本実施形態の発光基板82は、一部がケース部材83とレンズ部材84との間に挟み込まれた状態となっている。このため、単に発光基板82をケース部材83に対してネジ止めする場合に比べて、発光基板82の固定強度が向上する。なお、本実施形態では、複数の可動体が移動するために、可動体からの振動が発光基板82に伝わりやすくなるが、発光基板82を挟み込んで固定することにより、発光基板82の位置ずれが防止され、ひいては、発光ダイオード86からの光を安定的に照射させることができる。
なお、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の発光装置81及び反射部材141は、裏ユニット41の本体部42において表示装置取付孔47よりも左側となる領域に配置されていたが、本体部42において表示装置取付孔47よりも右側となる領域、本体部42において表示装置取付孔47よりも上側となる領域、及び、本体部42において表示装置取付孔47よりも下側となる領域などに配置してもよい。同様に、発光装置81からの光と反射部材141によって反射された光とが照射される左側装飾部材78は、センター役物50の左側部に取り付けられた装飾部材であったが、センター役物50の右側部、上側部及び下側部などに取り付けられていてもよい。
・上記実施形態では、反射部材141を構成する反射部材本体142の全面に対して、金色のめっきが鏡面処理として施されていた。しかし、銀色などの他の色のめっきを、鏡面処理として施すようにしてもよい。また、鏡面処理は必ずしもめっきに限定される訳ではなく、金属箔の貼付、蒸着、反射材を含む塗料の塗布、鏡面研磨などを鏡面処理として施してもよい。また、上記実施形態では、反射部材本体142の全面に鏡面処理が施されていたが、鏡面処理は、少なくとも反射面157及び再反射面158,159に施されていればよい。
次に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段3において、前記発光体は発光ダイオードであることを特徴とする遊技機。
(2)上記手段1乃至6のいずれか1つにおいて、前記反射部材は、従来から用いられている反射部材の一部を切り欠くことによって形成されたものであることを特徴とする遊技機。
(3)上記手段1乃至6のいずれか1つにおいて、前記反射部材は、全面に鏡面処理が施されていることを特徴とする遊技機。
(4)上記手段1乃至6のいずれか1つにおいて、前記裏ユニットは複数の可動体を備え、前記複数の可動体は前記センター役物の裏側の空間を占めており、前記可動体の占有領域外及び移動領域外に、前記発光装置及び前記反射部材が配置されることを特徴とする遊技機。
(5)上記手段3において、前記レンズ部材は、前記板部材の面方向に対して傾斜しており、前記発光基板と平行に配置されていることを特徴とする遊技機。
10…遊技機としてのパチンコ機
13…遊技盤
31…板部材
32…遊技領域
41…裏ユニット
41a…裏ユニットの裏面
50…センター役物
78…装飾部材としての左側装飾部材
81…発光装置
82…発光基板
83…ケース部材
84…レンズ部材
86…発光体としての発光ダイオード
126…発光装置の発光面
141…反射部材
156…切欠凹部
157…反射面
158,159…再反射面

Claims (4)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域が区画された略矩形板状の板部材と、前記板部材の背面に重ねて配置さる枠状の裏ユニットとを備える遊技盤が取り付けられた遊技機であって、
    前記板部材に、透光性を有する装飾部材を備えるセンター役物が装着され、
    前記裏ユニットにおいて前記装飾部材の裏側となる位置よりも外周側の領域に、発光装置と、前記発光装置からの光を反射させる反射部材とが互いに隣接して設けられ、
    前記発光装置は、前記裏ユニットにおいて前記反射部材よりも外周側に配置され、
    前記発光装置の発光面は、前記裏ユニットの裏面から前記反射部材側に傾斜しており、
    前記反射部材は、前記発光装置からの光を前記装飾部材側に反射させる反射面を有し、
    前記反射面は、前記裏ユニットの裏面から前記発光装置側に傾斜して前記発光面と対向しており、
    前記装飾部材には、前記発光装置からの光と、前記反射部材によって反射された光とが照射される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光装置は、発光体が実装される発光基板と、前記発光基板を収容するケース部材と、前記発光体の前側を覆うように前記ケース部材に取り付けられ、光拡散処理が施された前記発光面を有するレンズ部材とを備え、
    前記レンズ部材は、
    前記反射面に沿って配置されており、
    前記発光体が発する光を拡散可能に構成されるとともに、前記反射面によって反射された光を受光可能に構成され、
    前記発光体が発する光の進行方向を変更する機能と、前記反射部材によって反射された光をさらに反射させる機能とを有する
    ことを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 記反射面と前記発光面との間隔は、前記板部材側に行くに従って徐々に広くなっていることを特徴とする請求項またはに記載の遊技機。
  4. 前記反射部材は、前記発光装置側において開口する切欠凹部を有し、
    前記切欠凹部の底面は前記反射面であり、
    前記切欠凹部の内壁面は、前記反射面によって反射された光を反射させる再反射面であり、
    前記再反射面は、前記発光面側または前記反射面側に向けて配置されている
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の遊技機。
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