JP2015076308A - 遊技機 - Google Patents

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睦志 大浦
Mutsuyuki Oura
睦志 大浦
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Abstract

【課題】導光板の発光効率を向上させる遊技機を提供する。【解決手段】パチンコ遊技機で、端面111から入射した光L1,L2を前方に導光して発光させる導光板110と、これを発光させるための光L1,L2の出射面122が導光板110の端面111と対向配置されたLED発光基板120のLED発光部121とを有する発光演出装置100を備える。また、LED発光部121から導光板110の端面111側の端部112までを覆って遮光空間S1を形成する遮光カバー部材130,140が設けられる。その内面には、LED発光部121側から導光板110の端部111側に向かうに従って遮光空間S1が狭くなるように傾斜した反射面となって光L2を端面111に導く傾斜面131,141を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関し、特に、発光演出装置を備えた遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機等の遊技機の中には、外周端面から入射した光を反射させて前方に導光して発光させる導光板と、導光板の外周端面に対向配置された光源とを有する発光演出装置を備えており、この発光演出装置によって所定の発光演出を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−119664号公報
これに対し、近年、インパクトのある発光演出を行うために、前記したような導光板の大型化が進んでいる。ここで、大型化した導光板を明るく発光させるためには、導光板の厚さ方向の寸法を薄くすると共に、大型の光源を用いて光源からの出射光量を増加させることが好ましい。しかしながら、導光板が薄くなると、光源からの光が導光板の端面において当該導光板の外側に漏れ易くなり、発光効率が低下してしまうという問題が生じていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、導光板における発光効率を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、端面から入射した光を所定箇所に導光して発光させる導光板と、該導光板を発光させるための光を出射し、当該光の出射面が前記導光板の前記端面と対向するように配置された光源とを有する発光演出装置を備え、前記光源から前記導光板の前記端面側の端部までを覆って遮光空間を形成する遮光カバー部材が設けられており、該遮光カバー部材の内面には、前記光源側から前記導光板の前記端部側に向かうに従って前記遮光空間が狭くなるように傾斜した傾斜面を有しており、該傾斜面は、前記光源から出射した光を前記導光板の前記端面に導く反射面となっている遊技機としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、導光板における発光効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。 同パチンコ遊技機の遊技盤ユニットの斜視図である。 図2の遊技盤ユニットの分解斜視図である。 同パチンコ遊技機の導光板にLED発光基板と前遮光カバー部材と後遮光カバー部材を組み付けた状態の斜視図である。 図4のLED発光基板、前遮光カバー部材及び後遮光カバー部材付近の拡大側面図である。 同パチンコ遊技機の前遮光カバー部材の斜視図である。 同パチンコ遊技機の後遮光カバー部材の斜視図である。 同パチンコ遊技機の導光板にLED発光基板と前遮光カバー部材と後遮光カバー部材を組み付けた変形例におけるLED発光基板、前遮光カバー部材及び後遮光カバー部材付近の拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態における遊技機として、パチンコ遊技機を例にして図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、パチンコ遊技機を遊技者から見て、手前側をパチンコ遊技機の前側(表面側)とし、奥側をパチンコ遊技機の後側(裏面側)として、前後方向を規定する。また、パチンコ遊技機を遊技者から見て、左手側をパチンコ遊技機の左側とし、右手側をパチンコ遊技機の右側として、左右方向を規定する。
まず、本実施の形態におけるパチンコ遊技機全体の概略構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、図2は、同パチンコ遊技機の遊技盤ユニット5の斜視図であり、図3は、図2の遊技盤ユニット5の分解斜視図である。
本実施の形態におけるパチンコ遊技機は、図1に示すように、外枠1、前枠2、窓枠3及び当該窓枠3に覆われた遊技盤6を含む遊技盤ユニット5(図2)などを備えている。また、図示は省略するが、パチンコ遊技機の裏面には、液晶ディスプレイ型の表示装置20(図2)等の表示制御や可動演出装置(図示省略)及びLEDなどの発光装置(図示省略)等による遊技演出の制御を行う表示演出サブ制御基板等のサブ制御基板、入賞時におけるパチンコ遊技機の動作等を含むパチンコ遊技機の主要な動作を制御する主制御基板、遊技球の払い出し動作を制御する払出基板、各基板等に電源を供給する電源基板等の各種基板が取り付けられている。
具体的に、外枠1は、図1に示すように、パチンコホールの台島に設置されており、前後面が開口するように四角形状に形成されている。前枠2は、外枠1の前端面に左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。また、図1に示すように、この前枠2には、窓枠3と、下皿ユニット4と、遊技盤6を含む遊技盤ユニット5(図2)とが取り付けられている。
窓枠3は前枠2の前面に装着されている。この窓枠3は前枠2と一体となって、前記した軸を中心に回動可能となっている。窓枠3の中央には、図1に示すように、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成されている。この窓枠開口部7は、ガラス又はアクリル等の透明板8により被覆されている。また、窓枠開口部7の下方には、上皿ユニット9が配設されており、ここに、賞球や貸球を受けて貯留し、当該遊技球を発射装置(図示省略)に導く上皿10が配置されている。また、窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ11がそれぞれ配設されている。また、窓枠3には複数の装飾LED(図示省略)が配設されている。
下皿ユニット4は、図1に示すように、前枠2の下部であって窓枠3の下方に取り付けられている。この下皿ユニット4の中央部には、上皿10から溢れた遊技球が貯留される下皿12が配設されている。また、下皿ユニット4の右部であって下皿12の右方には、上皿10に貯留された遊技球を後述する遊技領域6Aに発射するための発射装置を遊技者が操作する操作ハンドル14が配設されている。
遊技盤ユニット5は、図2及び図3に示すように、遊技球が転動する遊技領域6Aを有する遊技盤6を前側に有し、遊技演出に関する画像を表示する表示装置20を後側に有しており、遊技盤6と表示装置20の間に、当該表示装置20を裏側から取り付けると共に遊技盤6などを表側から取り付けるベースとなる裏箱部材20B、当該裏箱部材20Bの表側に取り付けられて遊技盤6の裏側に配置される左装飾部材20Cと右装飾部材20Dと上装飾部材20E、同じく裏箱部材20Bの表側に取り付けられて遊技盤6の裏側に配置されて発光演出を行う発光演出装置100を有する構成となっている。そして、裏箱部材20Bに、裏側から表示装置20を取り付け、表側から発光演出装置100を取り付けた上で、左装飾部材20Cと右装飾部材20Dと上装飾部材20Eを取り付け、さらに表側から遊技盤6を取り付けて、これらの部材が一体化した遊技盤ユニット5となっている。
なお、図3における左装飾部材20Cと右装飾部材20Dと上装飾部材20Eについては、装飾が施されるベース部分のみを図示し、装飾部分の図示を省略している。また、図2及び図3における遊技盤6については、装飾の一部の図示を省略している。また、裏箱部材20B、左装飾部材20C、右装飾部材20D、上装飾部材20Eについては、前記した概略説明に留め、詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態の遊技盤6及び表示装置20について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。遊技盤6は、図2に示すように、透明な板状の遊技板6Kを備えた部材であり、この遊技板6Kにおける遊技者側の面である表面側に、遊技球が転動する領域である遊技領域6Aが形成される部材である。遊技盤6は、窓枠3の後方であって、正面視で前枠2の下部を除く略全面に渡って配置されている。なお、遊技盤6の遊技領域6Aは、窓枠3の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板8を介して視認可能に構成されている。
遊技板6Kには、図2に示すように、表面側に、外側ガイドレール6Bと内側ガイドレール6Cが固定されており、この外側ガイドレール6Bと内側ガイドレール6Cの間に、発射装置から発射された遊技球の発射通路6Dが区画形成されている。また、外側ガイドレール6B及び内側ガイドレール6Cで囲まれた内側領域に、遊技球が転動する遊技領域6Aが区画形成されている。この遊技領域6Aには、複数の遊技釘6Lが打ち込まれており、発射通路6Dを通して遊技領域6A内に放出された遊技球は、遊技釘6Lに当りながら転動して遊技領域6A内を流下し、最終的に後述する何れかの入賞口又は遊技領域6Aの最下方に位置するアウト口6Eに入る転動遊技を行う。
遊技盤6の遊技領域6Aのほぼ中央部の後方には、図2及び図3に示すように、液晶ディスプレイ型の表示装置20が配置されており、正面視でこの表示装置20を囲むように遊技板6Kに装飾枠6Fが配設されている。また、表示装置20は、大当り遊技状態を発生させるか否かの判定結果に基づき変動演出表示を行う広い面積の表示画面20Aを有している。
また、図2に示すように、遊技領域6A内において、装飾枠6Fの下方には、第一始動入賞口15と第二始動入賞口16が上下に配置されている。この第一始動入賞口15と第二始動入賞口16は、遊技球が入賞することによって、遊技者に有利な大当り遊技状態を発生させるか否かの判定を行う起点となるものであり、上方に開口して遊技球が入賞するように形成されている。
また、図2に示すように、第一始動入賞口15及び第二始動入賞口16の右方には、大入賞口17が配置されている。この大入賞口17は、駆動装置により開閉する開閉蓋17Aを備えている。この開閉蓋17Aは、遊技状態が大当り遊技状態になると可動し、その際には大入賞口17が上方に向かってポケット状に幅広く開口し、多数の遊技球が同時かつ連続的に大入賞口17に入賞可能となる。
また、図2に示すように、遊技領域6A内の所定位置には、遊技球が入賞可能な一般入賞口19が上方に開口するポケット状に形成されている(本実施の形態では、遊技領域6Aの左下部に複数の一般入賞口19が形成されている)。
次に、本実施の形態の発光演出装置100について、図3〜図7を用いて説明する。図4は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の導光板110にLED発光基板120と前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140を組み付けた状態の斜視図であり、図5は、図4のLED発光基板120、前遮光カバー部材130及び後遮光カバー部材140付近の拡大側面図であり、図6は、同パチンコ遊技機の前遮光カバー部材130の斜視図であり、図7は、同パチンコ遊技機の後遮光カバー部材140の斜視図である。
発光演出装置100は、図3に示すように、遊技盤ユニット5における遊技盤6の後方に配置され、かつ、表示装置20の前方に重なる位置に配置されている。この発光演出装置100は、図4に示すように、無色透明の導光板110と、光源としてのLED発光部121(図5に図示)を備えたLED発光基板120と、当該LED発光基板120を前後から挟み込んでLED発光部121から導光板110の上部の端面111側の端部112までを覆って遮光空間S1を形成する遮光カバー部材としての前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140とを有しており、これらが一体に組み付けられて発光演出装置100を構成している。そして、LED発光部121から導光板110の上部の端面111(図5に図示)に光L1,L2(図5に図示)を入射させ、その光L1,L2が導光板110の所定箇所で反射して前方に導光されることで、前方の遊技者からホログラムのように浮き上がった所定の図形等が視認可能となるように構成されている。以下、発光演出装置100の各構成について、詳細に説明する。
本実施の形態の導光板110は、図4に示すように、表示装置20の表示画面20Aの前方に重なる位置に配置された無色透明の薄板形状の部材であり、アクリル樹脂やABS樹脂等のプラスチック樹脂で構成されている(ここでは、透明度が高いとの理由から無色透明のアクリル樹脂で構成されている)。この導光板110は、表示画面20Aとほぼ同じ大きさに形成されており、発光していないときには、後方の表示画面20Aに表示された画像が遊技者からクリアに視認可能となるように構成されている。また、発光させたときでも、発光状態の導光板110を介して、後方の表示画面20Aに表示された画像が遊技者から視認可能に構成されている。
また、導光板110の裏面の所定箇所には、所定の図形や文字等を形作るように、レーザー加工やエッチング等によって当該裏面を粗面化した反射部(図示省略)が設けられている。そして、この反射部に上部の端面111側から入射した光L1,L2が当たると、この反射部で光L1,L2が反射して、光L1,L2を遊技者側である前方に導光されるようになっている。そして、この前方に反射された光L1,L2を遊技者から見ると、所定の図形や文字等が視認可能となるように構成されている。
また、LED発光基板120は、図4に示すように、遊技機の左右方向が導光板110の上部の端面111と略同じ長さに形成されており、導光板110の上部の端面111とLED発光基板120上に配置された、図5に示すようなLED発光部121の光L1,L2の出射面122が対向するように配設されている。また、LED発光部121は、LED発光基板120の左右方向に所定間隔(例えば10mm間隔)で複数配置されている。これにより、表示演出サブ制御基板からの信号に応じて、LED発光基板120は、LED発光部121から光L1,L2を発光させ、この光L1,L2が導光板110の上部の端面111から入射して、反射部まで導光されるようになっている。
また、図5に示すように、このLED発光部121の前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法W2は、導光板110の上部の端面111における前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法W1より大きく構成されており、平面視で導光板110の厚さ方向の寸法W1に対して、LED発光部121が前後に突出するように配置されている。
また、図5に示すように、LED発光部121から導光板110の上部の端面111側の端部112までを覆って、導光板110の上部の端面111にLED発光部121からの光L1,L2以外の光が入射しないように外部の光から遮光するための遮光空間S1を形成する遮光カバー部材が設けられている。本実施の形態では、当該遮光カバー部材として、不透明な白色のABS樹脂で構成され、LED発光部121の前方位置(図5におけるLED発光部121の左方位置)から導光板110の上部の端面111側の端部112の表面側(導光板110の表面側である図5における導光板110の左側)までを前側から覆う前遮光カバー部材130と、同じく不透明な白色のABS樹脂で構成され、LED発光部121の後方位置(図5におけるLED発光部121の右方位置)から導光板110の上部の端面111側の端部112の裏面側(導光板110の裏面側である図5における導光板110の右側)までを後側から覆う後遮光カバー部材140を有しており、双方の遮光カバー部材130,140でLED発光部121から導光板110の上部の端面111側の端部112までの前後を挟持するようになっている。
また、図5に示すように、前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140におけるLED発光部121から導光板110の上部の端面111側の端部112にかけての内面には、前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法W2が大きいLED発光部121から前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法W1がLED発光部121より小さい導光板110の上部の端面111側の端部112に向かうに従って遮光空間S1が狭くなるように傾斜した傾斜面131,141を有している。すなわち、当該傾斜面131,141同士の間に形成された遮光空間S1は、LED発光部121を覆う上部の前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法H2が大きく、導光板110の上部の端面111側の端部112を覆う下部の前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法H1が小さくなる平面のテーパ形状となっている。そして、双方の傾斜面131,141は、LED発光部121から発せられた光L1,L2のうちの前後方向(導光板110の厚さ方向)における端側(前端側及び後端側)の光L2を導光板110の上部の端面111に導くように不透明で滑らかな面に形成された反射面となっている。
さらに詳述すると、導光板110の上部の端面111と対向するように配置されたLED発光部121における出射面122からは、光L1,L2が下方に向けて出射されるようになっている。ここで、LEDの光は略直線状に進むため、LED発光部121から出射される光L1,L2のうちの中心部分の光L1(具体的には、平面視で導光板110の前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法W1内に重なる位置のLED発光部121から下方に出射される光L1)は、そのまま導光板110の上部の端面111に導かれて、当該端面111から導光板110の内部に導光されるようになっている。
これに対し、LED発光部121から出射される光L1,L2のうちの前端側及び後端側の光L2(具体的には、平面視で導光板110の前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法W1と重なる位置から外れて前側及び後側に突出した部分から下方に出射される光L2)は、傾斜面131,141がないとそのまま導光板110の上部の端面111から外れた位置を下方に進んで導光板110の上部の端面111に入射しないものである。しかし、本実施の形態では、光L2が下方に向かう光路上に反射面となっている傾斜面131,141を有しているため、光L2が当該傾斜面131,141で遮光空間S1の内側に反射し、その結果、反射した光L2が、導光板110の上部の端面111に導かれるようになっている。
このように、LED発光部121から出射される光L1,L2のうち、直接、導光板110の上部の端面111に入射する中心部分の光L1に加えて、直接は導光板110の上部の端面111に入射しないが、反射面となった傾斜面131,141で反射して導かれる光L2が、導光板110の上部の端面111に入射するようになっているため、反射面となった傾斜面131,141を有する遮光カバー部材130,140を有していない場合と比べて、端側の光を集光させて導光板110をより明るく発光させることができ、導光板110の発光効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態の傾斜面131,141は、前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140の材質(不透明な白色のABS樹脂)が、反射面として光L2を充分に反射可能なものであるため、その面形状を滑らかな平面のテーパ形状とするだけで、光L2を反射させて導光板110の上部の端面111に導くことができる。しかし、これに限るものではなく、光をより反射させ易くするために、傾斜面にコーティング層を形成したり、反射板を取り付けたりして、反射面を構成するようになっていても良い。
また、前遮光カバー部材130及び後遮光カバー部材140の材質は、不透明なABS樹脂に限るものではなく、不透明なポリカーボネイト樹脂等の他の樹脂で構成されていても良い。また、前遮光カバー部材130及び後遮光カバー部材140の色は、白色に限るものではなく、光を反射し易い色であれば適宜の色であっても良い。
また、図4に示すように、前遮光カバー部材130は、遊技機の左右方向が導光板110の上部の端面111と略同じ長さに形成された部材であり、図5及び図6に示すように、前遮光カバー部材130には、傾斜面131よりも上部に、LED発光基板120を保持するための保持部132が形成されている。本実施の形態の保持部132は、LED発光基板120を上から押さえるようにLED発光基板120と略平行に突出形成された突起状部であり、左右に2箇所形成されている。そして、傾斜面131の上部からLED発光基板120と略平行に延びる平面部134と、当該平面部134の端部から上方に延びる立壁部135から突出形成された保持部132との間に、LED発光基板120が挿入されることで、LED発光基板120が保持されるようになっている。
また、平面部134の端部から上方に延びる立壁部135には、図6に示すように、取付孔133が複数箇所に形成されており、この取付孔133を介して、LED発光基板120が保持された状態の前遮光カバー部材130を裏箱部材20Bに取り付けるようになっている。
また、図4に示すように、後遮光カバー部材140は、遊技機の左右方向が導光板110の上部の端面111と略同じ長さに形成された長細形状の部材であり、図5及び図7に示すように、その上部角部が斜めにカットされたテーパ形状となって傾斜面141を形成している。そして、この後遮光カバー部材140が導光板110の後面に当接すると共に、LED発光基板120の下部に当接するようになっている。
そして、このような構成のパチンコ遊技機1において、遊技者が操作ハンドル14を操作して発射装置から遊技球を発射させ、発射通路6Dを通って遊技領域6Aに放出された遊技球が転動しながら流下し、第一始動入賞口15又は第二始動入賞口16に入賞すると、主制御基板において所定の抽選を行う。その抽選の判定結果を、表示装置20に複数の図柄を変動後に停止させた組合せで表示し、判定結果が大当り遊技状態を発生させるものであった場合には、その複数の図柄の組合せを特定の大当り組合せで表示する。その後、大入賞口17の開閉蓋17Aを開状態に可動させて大入賞口17を上方に向かって開口させ、多数の遊技球が連続的に大入賞口17に入賞可能となる大当り遊技状態を発生させる。
この大当り遊技状態の際には、遊技者が遊技球を遊技領域6Aの右側に向かうように発射させる。すると、遊技球が発射通路6Dから遊技領域6Aに放出された後、遊技領域6Aの上側及び右側(装飾枠6Fの上方及び右方)を通り、遊技領域6Aの右側に位置する大入賞口17に到達し、多数の遊技球が当該大入賞口17に入賞する。
また、このような遊技中、所定条件が成立したとき(例えば大当り予告時等)には、後方の表示装置20の表示画面20Aに表示された画像に重なって、発光演出装置100の導光板110に所定の図形等が浮かび上がって視認可能となるように構成されている。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機(遊技機)は、端面111から入射した光L1,L2を前方(所定箇所)に導光して発光させる導光板110と、該導光板110を発光させるための光L1,L2を出射し、当該光L1,L2の出射面122が前記導光板110の前記端面111と対向するように配置されたLED発光基板120のLED発光部(光源)121とを有する発光演出装置100を備え、前記LED発光部(光源)121から前記導光板110の前記端面111側の端部112までを覆って遮光空間S1を形成する前遮光カバー部材(遮光カバー部材)130と後遮光カバー部材(遮光カバー部材)140が設けられており、前記前遮光カバー部材(遮光カバー部材)130と前記後遮光カバー部材(遮光カバー部材)140の内面には、前記LED発光部(光源)側121から前記導光板110の前記端部112側に向かうに従って前記遮光空間S1が狭くなるように傾斜した傾斜面131,141を有しており、該傾斜面131,141は、前記LED発光部(光源)121から出射した光L2を前記導光板110の前記端面111に導く反射面となっているパチンコ遊技機(遊技機)としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、LED発光基板120のLED発光部(光源)121から導光板110の端面111側の端部112までを覆うように、光L2を導光板110の端面111に導く反射面となった傾斜面131,141を内面に有する前遮光カバー部材(遮光カバー部材)130と後遮光カバー部材(遮光カバー部材)140を有することで、例えば、導光板110の端面111における導光板110の厚さ方向の寸法W1よりも出射面122における導光板110の厚さ方向の寸法W2が大きく構成されたLED発光部(光源)121から出射された光L2が、導光板110の端面111に導かれるようになっているため、導光板110における発光効率を向上させることができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、パチンコ遊技機を用いて説明したが、これに限るものではなく、本発明は、パチスロ遊技機や雀球遊技機、アレンジボール等の他の遊技機にも適用可能である。
また、前記した実施の形態では、前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140の双方の傾斜面131,141が導光板110の端面111側の端部112側に向かうに従って遮光空間S1が狭くなるように傾斜したテーパ形状となっていたが、これに限るものではない。例えば、図8に示す変形例のように、発光演出装置100AにおけるLED発光基板120AのLED発光部121Aが、導光板110Aの端面111Aに対して遊技機の前方にずれて配置されている場合などには、前遮光カバー部材130Aの傾斜面131AはLED発光部121Aから導光板110Aの端面111A側の端部112Aに向かうに従って遮光空間S2が狭くなるように傾斜したテーパ形状に形成されるが、後遮光カバー部材140Aの非傾斜面141Aはテーパ形状に形成されずに導光板110Aの端面111Aと略垂直面に形成される、というように、全ての遮光カバー部材130A,140Aの面131A,141Aが導光板110Aの端面111Aに向かうに従って遮光空間S2が狭くなるようには形成されておらず、一部の遮光カバー部材130Aの傾斜面131Aだけが導光板110Aの端面111A側の端部112Aに向かうに従って遮光空間S2が狭くなる形状で、面131A,141Aで覆われる遮光空間S2の全体として、LED発光部(光源)121Aを覆う上部の遮光空間S2における前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法H4が大きく、導光板110Aの上部の端面111A側の端部112Aを覆う下部の遮光空間S2における前後方向(導光板110の厚さ方向)の寸法H3が小さくなる形状となっていても良い。
また、前記した実施の形態では、前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140の傾斜面131,141は、導光板110の端面111側の端部112に向かうに従って遮光空間S1が狭くなる形状として平面のテーパ形状に形成されていたが、これに限るものではなく、導光板の端面側の端部に向かうに従って遮光空間が狭くなる形状で、光源からの光を導光板の端面に導くことができる形状であれば、適宜の形状を適用することができる。その例としては、導光板の端面側の端部に向かうに従って曲率が変化する湾曲形状の面で遮光空間が狭くなる形状などが挙げられる。
また、前記した実施の形態では、遮光カバー部材として前遮光カバー部材130と後遮光カバー部材140を有しており、双方の遮光カバー部材130,140で導光板110を挟み込む構成となっていたが、これに限るものではなく、遮光カバー部材が1つの部材で構成されていたり、3つ以上の部材で構成されていたりしても良い。また、本発明の作用効果を得られる形状であれば、その部材の形状も適宜で良い。
また、前記した実施の形態では、導光板110は無色透明に構成されていたが、これに限るものではなく、後方の表示装置20の表示画面20Aが遊技者から問題なく視認可能であれば、導光板は有色透明であっても良い。
また、前記した実施の形態では、導光板として、上部の端面111から光を入射させた後、遊技機の前方に向けて反射させて、前方から見た箇所が発光するように導光する導光板110を用いて説明したが、これに限るものではない。例えば、上部以外の下部や左右側部から光を入射させる構成の導光板であっても良いし、端面から光を入射させた後、遊技機の前方以外の方向に向けて反射させる構成の導光板であっても良いし、端面から光を入射させた後、反射させずに反対側の端面に光を導光し、反対側の端面が発光するようになっている導光板であっても良い。
さらに、上部又は下部から光を入射させる光源と、左側部又は右側部から光を入射させる光源の、2つの光源を有しており、上部又は下部から光を入射させたときと、左側部又は右側部から光を入射させたときとで、異なる表示がなされるように構成されていても良い。この場合には、2つの光源の双方に遮光カバー部材を設けておく必要がある。
また、導光板、光源、遮光カバー部材、遮光カバー部材の傾斜面などの大きさや形状、材質などは、遊技機において配設される位置やその他の遊技部品との関係などに応じて、適宜に決定すれば良い。
100,100A…発光演出装置、110,110A…導光板、111,111A…端面、112,112A…端部、121,121A…LED発光部(光源)、122,122A…出射面、130,130A…前遮光カバー部材(遮光カバー部材)、140,140A…後遮光カバー部材(遮光カバー部材)、131,131A,141…傾斜面、S1,S2…遮光空間

Claims (1)

  1. 端面から入射した光を所定箇所に導光して発光させる導光板と、
    該導光板を発光させるための光を出射し、当該光の出射面が前記導光板の前記端面と対向するように配置された光源とを有する発光演出装置を備え、
    前記光源から前記導光板の前記端面側の端部までを覆って遮光空間を形成する遮光カバー部材が設けられており、
    該遮光カバー部材の内面には、前記光源側から前記導光板の前記端部側に向かうに従って前記遮光空間が狭くなるように傾斜した傾斜面を有しており、該傾斜面は、前記光源から出射した光を前記導光板の前記端面に導く反射面となっていることを特徴とする遊技機。
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