JP6263101B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6263101B2 JP6263101B2 JP2014158190A JP2014158190A JP6263101B2 JP 6263101 B2 JP6263101 B2 JP 6263101B2 JP 2014158190 A JP2014158190 A JP 2014158190A JP 2014158190 A JP2014158190 A JP 2014158190A JP 6263101 B2 JP6263101 B2 JP 6263101B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- panel
- transparent
- light emitter
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
発光演出を行う発光演出装置(53)を備える遊技機において、
前記発光演出装置(53)は、
外周端面である光導入端面(55a,56a)から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が夫々形成され、前後に重なる複数の透明パネル(55,56)と、
前後に隣り合う前記透明パネル(55,56)の間に配設されて、前記図柄の形成領域外で前記光導入端面(55a,56a)に沿って延在する非光透過性の仕切り板(61)と、
前記複数の透明パネル(55,56)の光導入端面(55a,56a)に沿って延在する発光体基板(74,75)と、
前記発光体基板(74,75)における前記複数の透明パネル(55,56)との対向面に、前記仕切り板(61)を挟んで前後に位置する各透明パネル(55,56)の光導入端面(55a,56a)に沿って列をなすよう夫々配設され、当該対応する透明パネル(55,56)の光導入端面(55a,56a)へ向けて光を個別に照射可能な複数の発光体(76,77)とを備え、
前後に隣り合う前記各透明パネル(55,56)に対応する一方の発光体(76)と他方の発光体(77)とは、前後方向で重ならないように透明パネル(55,56)の光導入端面(55a,56a)に沿う方向でずれて配置され、
遊技球が流下可能な遊技領域(21a)が前面側に形成された遊技領域形成部材(21)を備え、該遊技領域形成部材(21)に形成されて前方または後方へ開口する嵌合部(21b)に、開口部(42a)が形成された枠状の保持部材(42)が取り付けられ、
前記保持部材(42)は、前記遊技領域形成部材(21)の前面より前方に突出して該保持部材(42)の開口部(42a)の後方に位置する表示装置(17)の表示部(17a)と前記遊技領域(21a)とを区切る庇状部(44)と、前記開口部(42a)の下縁部を画成する前記庇状部(44)より下側に形成されて左右方向に延在し、前記遊技領域(21a)から遊技球が飛び込み得ると共に飛び込んだ遊技球を遊技領域(21a)に排出するステージ(46)とを備え、
前記複数の透明パネル(55,56)は、前記保持部材(42)の開口部(42a)の内側に取り付けられて、該複数の透明パネル(55,56)の外周部が保持部材(42)で覆われると共に、前記複数の透明パネル(55,56)が前記遊技領域形成部材(21)の嵌合部(21b)の開口内側に位置するよう構成され、
前記各透明パネル(55,56)における前記発光体(76,77)から光が照射される前記光導入端面(55a,56a)と対向する該各透明パネル(55,56)の下端面と前記保持部材(42)の庇状部(44)との間に、前後方向に開口して前記仕切り板(61)によって前後の透明パネル(55,56)の間に画成される空間を開放する隙間(S)が形成され、
前記隙間(S)は、前記ステージ(46)の左右方向の幅寸法より大きく設定されると共に、該隙間(S)は横長の略矩形状に形成され、
前記表示装置(17)の表示部(17a)と前記隙間(S)との間に演出部材(28)が配置されて、該演出部材(28)によって前記隙間(S)から前記表示部(17a)が直接視認し得ないよう構成したことを要旨とする。
また、透明パネルにおける隙間に臨む外周端面から放熱し得るので、発光体からの熱や周囲温度によって透明パネルが熱変形するのを防止することができ、図柄を適正に表示し得る。しかも、前後に重なる透明パネルの間の空間が隙間を介して開放するので、該空間に熱気がこもるのを抑制することができ、透明パネルの熱変形を抑制し得る。
更に、透明パネルと庇状部との間に隙間を画成するようにしたので、該隙間を介して透明パネルの後側に位置する演出部材が前側から直接視認可能となり、演出の興趣を向上し得る。
また、遊技領域の内側で興趣のある発光演出を行うことができる。
前記各透明パネル(55,56)に対応する複数の発光体(76,77)は、該透明パネル(55,56)の前記光導入端面(55a,56a)に沿って直線状に並ぶよう配置され、
前記仕切り板(61)における前記発光体基板(74,75)との対向面に、前後に隣り合う前記発光体(76,77)の間に臨む遮光部(61a)が設けられ、
前記遮光部(61a)は、前後の厚みが、該遮光部(61a)を挟んで前後に隣り合う各透明パネル(55,56)に対応する一方の発光体(76)の列と他方の発光体(77)の列との間の離間寸法より小さく、かつ該遮光部(61a)の突出端が対向する前記発光体基板(74,75)に接触しないよう構成されていることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、発光体を配設するために必要となる前後寸法をより小さく抑えることができる。
また、隣り合う別の透明パネルに向けて照射される光によって意図しない透明パネルの図柄が表示されてしまうのを防止することができる。
更に、透明パネルにおける発光体から光が照射される光導入端面に、外部からの光が照射されて意図しないときに図柄が表示されてしまうのを防止し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な表示装置17(図3参照)が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
実施例の前記遊技盤20は、図3に示すように、パチンコ球が流下可能な遊技領域21aが前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)21と、該板状部材21の裏側に配設され、当該板状部材21との間に収容空間27を画成する設置部材(収容空間画成部材)22とから構成されている。前記板状部材21は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域21aが画成されている。実施例の板状部材21は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間27を板状部材21の前面側から透視し得るようになっている。また、前記板状部材21と設置部材22との間の収容空間27には、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出部材28(図3参照)が設置されており、透明な板状部材21を介して遊技盤20の前面側から当該収容空間27内の演出部材28を遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22cおよび枠状装飾体42(後述)の開口部42aに配設されたパネル発光装置53を介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。
前記設置部材22は、前記板状部材21の外郭形状より小さな略矩形状に形成された背面板22aと、該背面板22aの外周縁部から前方に突出する外周壁部22bとから前方に開口した箱状に形成されて(図3参照)、該外周壁部22bの開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材22とがネジにより固定される。また、前記設置部材22の背面板22aには、図3に示す如く、前記枠状装飾体42の開口部42aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22cが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板22aの裏側に前記表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部22cを介して表示装置17の表示部17aが設置部材22(遊技盤20)の前側に臨むようになっている。そして、前記設置部材22において開口部22cを囲繞する周囲に各種演出部材28が設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。
次に、前記枠状装飾体42について詳細に説明する。前記枠状装飾体42は、図2,図3,図4に示す如く、前記板状部材21に開設された枠状装飾体42が配設される装着口(嵌合部)21bの内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部43と、該枠状基部43に設けられて前記板状部材21の前面より前方に突出し、前記遊技領域21aと表示装置17の表示部17aを区切る庇状部44と、該庇状部44の後縁から外方に延出する薄板状の台板部45とを備える。そして、前記枠状基部43を装着口21bに挿入すると共に台板部45を板状部材21の前面に当接した状態で、該台板部45をネジ等の固定手段で板状部材21に固定することで、枠状装飾体42が板状部材21に取り付けられて、該枠状装飾体42の外側、具体的には庇状部44と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域21aが画成されるようになっている。なお、枠状装飾体42を板状部材21に取り付けた状態で、庇状部44の後端縁から外方に延出する台板部45が板状部材21の前面に沿って延在して、該台板部45の前側をパチンコ球が通り得るよう構成される。また、枠状装飾体42は、全体が透明な合成樹脂製とされており、透明な板状部材21の前側に台板部45を重ねた状態で、該台板部45および板状部材21を介して裏側を透視可能に構成されている。
前記上部発光演出装置50は、当該上部発光演出装置50の略全体が前記設置部材22に開設された開口部22cの開口上縁よりも上方に位置するよう配置されており、当該設置部材22の背面板22aの前方に上部発光演出装置50が位置している(図3参照)。上部発光演出装置50は、前記枠状基部43に取り付けられる取付基体52の前面に上部発光基板50aが配設されると共に、該上部発光基板50aの前面には前側に向けて光を照射するLED等の発光体50bが所要のパターンで複数実装されている。また取付基体52には、光拡散処理が施された光透過性の光拡散部材50cが、前記上部発光基板50aの前側を覆うように取り付けられており、発光体50bから照射された光によって光拡散部材50cの全体が明輝して発光演出効果を向上し得るようになっている。更に、取付基体52には、光拡散部材50cの前側の一部を覆う光透過性の光透過装飾部材50dが取り付けられている。この光透過装飾部材50dは、透明部材を光透過度が不均一となるように着色して構成されており、裏側の光拡散部材50cが明輝した際には光透過装飾部材50dの光透過度の違いによって発光演出効果が向上し得るようにしてある。
前記上部可動演出装置51は、図3に示す如く、前記取付基体52に配設されたソレノイド等の駆動手段51aと、前記光拡散部材50cの前側に配置された可動体51bと、駆動手段51aと可動体51bとを連結する作動機構51c(図4参照)とを備える。そして、駆動手段51aを駆動することで、可動体51bが待機位置(図2の実線位置)と作動位置(図2の二点鎖線位置)との間で移動するよう構成される。実施例の可動体51bは、前記光透過装飾部材50dと同様に光透過性に構成されると共に、該光透過装飾部材50dと待機位置で合体して1つの意匠を形成するよう構成されている。そして、可動体51bを待機位置から作動位置に移動することで、意匠が分離する演出を行い得るようになっている。なお、実施例では、前記取付基体52に2つの上部可動演出装置51が配設されて、待機位置において一対の可動体51b,51bが光透過装飾部材50dの下側で左右に並ぶと共に、作動位置では各可動体51b,51bが光透過装飾部材50dから下側に離間して前記パネル発光装置53の前側上部に重なるように構成されている。また実施例では、前記上部発光演出装置50と上部可動演出装置51,51とは、取付基体52を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。
前記パネル発光装置53は、図3に示す如く、前記設置部材22における開口部22cの前方に位置する図柄パネル体54を備えており、当該図柄パネル体54が前記表示装置17の表示部17aの前方に重なるように位置している。すなわち、表示装置17の表示部17aは、前記パネル発光装置53の図柄パネル体54を介して遊技盤20の前方から視認し得るようになっている。そして、パネル発光装置53では、図柄パネル体54の後述する透明パネル55,56を用いた発光演出を表示部17aの前側で行うことで演出の興趣を向上するよう構成されている。
前記図柄パネル体54は、図3,図4に示すように、外周端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成されて前後に重なる複数(実施例では2つ)の透明パネル55,56と、該透明パネル55,56を保持するパネル保持部材(基板保持部材)58とから構成され、パネル保持部材58および透明パネル55,56が前記枠状装飾体42に対して着脱可能に取り付けられるようになっている。そして、図柄パネル体54を板状部材21の枠状基部43の内側に取り付けた状態で、複数の透明パネル55,56が板状部材21の前記装着口21bの開口内側に位置するよう構成されている(図3参照)。また、前記パネル保持部材58には、前記照明部73が着脱可能に取り付けられるよう構成されて、当該図柄パネル体54を枠状装飾体42に取り付けることで、パネル発光装置53が枠状装飾体42に配設されるようになっている。
前記図柄パネル体54は、図3,図4に示すように、前側に位置する透明な第1の透明パネル55と、当該第1の透明パネル55の裏側に重なるよう配設される透明な第2の透明パネル56とから構成される。前記第1の透明パネル55は、上端部が左右方向(照明部73の発光体基板74,75と平行な方向)に直線上に延在すると共に前記枠状装飾体42における枠状基部43の内周縁に沿う外郭形状に形成された透明な平板状の部材であって、図柄パネル体54を枠状装飾体42に取り付けた状態で、当該第1の透明パネル55の前面外周部が枠状基部43の前記支持縁部47の後面に当接するよう構成されている(図11参照)。なお、第1の透明パネル55における左右方向に直線上に延在する外周端面について、以後、第1光導入端面55aと指称するものとする。
前記パネル保持部材58は、図4,図8に示すように、前記枠状装飾体42の開口部42aを横切るように左右方向に直線状に延在する前保持体59および後保持体60を備え、前後に重ね合わせた前記透明パネル55,56における光導入端面55a,56a側の端部(実施例では上端部)を両保持体59,60で前後から覆うように挟んだ状態で、該透明パネル55,56にパネル保持部材58が取り付けられる。また、パネル保持部材58は、両透明パネル55,56における光導入端面55a,56a側の端部(実施例では上端部)の間に配設される仕切り板61を備え、該仕切り板61によって両透明パネル55,56の離間間隔を一定に保持するよう構成される。そして、前記上部発光演出装置50を取り付けた状態での枠状装飾体42における開口部42aを、パネル保持部材58が上部発光演出装置50の下端縁に沿って横切るように延在している。
前記前保持体59は、表面に装飾が施された非光透過性の装飾部材であって、図5に示す如く、前記第1の透明パネル55における上端部の前面(第1光導入端面55aの前側)全体を覆う前面被覆部59aと、該前面被覆部59aの下端部から後方へ突出するように形成されて前面被覆部59aの全長に亘って延在する下壁部59bとから断面が略L字状をなすよう形成されている。また、前保持体59の裏面に、前記透明パネル55,56に形成された貫通孔55b,56bと対応する位置に、後方に突出する固定突部62が夫々設けられている。そして、各固定突部62を透明パネル55,56の対応する貫通孔55b,56bに前方から挿通すると共に、下壁部59bの後端を第1の透明パネル55の前面に当接することで、両透明パネル55,56に対して前保持体59が位置決めされるようになっている(図10参照)。各固定突部62は円柱状に形成されると共に、後方に向けてネジ孔62aが開口するように形成されている。
前記後保持体60は、非光透過性の部材であって、図6,図7に示す如く、前記前保持体59の前面被覆部59aの後方に対向する横長矩形板状に形成されて第2の透明パネル56における上端部の前面(第2光導入端面56aの後側)全体を覆う後面壁部60aと、当該後面壁部60aの上端から前方へ延出する上壁部60bと、後面壁部60aの左右両端部に設けられて前方に突出する規制壁部60c,60cとを備える。後面壁部60aの下端部には、前記前保持体59の固定突部62と前後に整列する位置に、前方に開口する第1嵌凹部66が形成されると共に、該第1嵌凹部66には前後に貫通する通孔66aが形成されている。そして、前記第2の透明パネル56の第2貫通孔56bから後方に突出する固定突部62の突出端部を対応する第1嵌凹部66に嵌合すると共に後面壁部60aを第2の透明パネル56の裏面に当接した状態で、通孔66aに後側から挿通したネジを固定突部62のネジ孔62aに螺挿することで、2枚の透明パネル55,56を挟んで前後の保持体59,60が固定されるようになっている。
前記透明パネル55,56に前記パネル保持部材58を取り付けた状態で、前後の保持体59,60によって前記照明部73の後述する発光体基板74,75を前後から挟持するよう構成される(図10参照)。また、前記後保持体60における後面壁部60aの前面には、図6,図7に示す如く、左右方向に離間して複数の基板保持部68,69,70が設けられている。これら基板保持部68,69,70は、前記前保持体59に設けた各基板保持部63,64,65と前後に対向する位置に設けられており、前後の基板保持部63,64,65,68,69,70によって発光体基板74,75を位置決め保持するよう構成されている。前後の基板保持部は、左右方向の中央に位置する前後の中央基板保持部63,68と、左側に位置する前後の左基板保持部64,69および右側に位置する前後の右基板保持部65,70からなり、中央基板保持部63,68と左基板保持部64,69との間に後述する第1の発光体基板74を位置決め保持すると共に、中央基板保持部63,68と右基板保持部65,70との間に後述する第2の発光体基板75を位置決め保持するよう構成される。
図10に示す如く、前記第1の透明パネル55と第2の透明パネル56との間には、両透明パネル55,56の上端部において光導入端面55a,56aに沿って直線状に延在する前記仕切り板61が挟持されている。この仕切り板61は、非光透過性の板状部材であって、両透明パネル55,56に形成されている図柄の形成領域外において光導入端面55a,56aの左右方向の全幅に亘って延在している。また、仕切り板61の前後方向の厚みは、前記第2の透明パネル56の後面に突設された前記嵌合部56eの突出寸法と同じに設定されており、第1の透明パネル55および第2の透明パネル56は、全体が仕切り板61および嵌合部56e,56eによって一定間隔で離間するように保持される。
前記照明部73は、図8,図10に示すように、前記図柄パネル体54の上部に配設された非光透過性の前記パネル保持部材58に配設されて前記図柄パネル体54(第1および第2の透明パネル55,56)の光導入端面(外周端面)55a,56aに対向する発光体基板74,75と、該発光体基板74,75に配設されて図柄パネル体54(第1および第2の透明パネル55,56)の光導入端面(外周端面)に向けて光を照射するパネル発光体(発光体)76,77とを備えている。すなわち、前記照明部73のパネル発光体76,77を発光させることで、前記図柄パネル体54(第1および第2の透明パネル55,56)に形成された図柄が浮き上がるように表示されて前側から視認可能となるよう構成される。
前記照明部73は、左右方向に並んで2枚の発光体基板74,75を備えている。左側に位置する第1の発光体基板74は、図5,図6に示すように、前記図柄パネル体54において左右方向に直線状に延在する光導入端面55a,56aにおける左右方向の中央から左側の領域に対向する横長矩形状に形成され、実装面を下に向けた姿勢で前記パネル保持部材58によって光導入端面55a,56aに沿って延在するように保持されている。そして、第1の発光体基板74の下面(図柄パネル体54の光導入端面55a,56aと対向する面)に、図柄パネル体54へ向けて光を個別に照射可能な前記パネル発光体76,77が配設されている。また、右側に位置する第2の発光体基板75は、図5,図6に示すように、前記図柄パネル体54において左右方向に直線状に延在する光導入端面55a,56aにおける左右方向の中央から右側の領域に対向する横長矩形状に形成され、実装面を下に向けた姿勢で前記パネル保持部材58によって光導入端面55a,56aに沿って延在するように保持されている。そして、第2の発光体基板75の下面(図柄パネル体54の光導入端面55a,56aと対向する面)に、図柄パネル体54へ向けて光を個別に照射可能な前記パネル発光体76,77が配設されている。なお、実施例では、パネル発光体76,77として表面実装型のLEDが設けられているが、これに限られるものではなく、従来公知の発光体を採用可能であることは当然である。
前記第1および第2の発光体基板74,75には、図7,図8,図10に示すように、前記パネル発光体76,77として、前記第1の透明パネル55の第1光導入端面55aに対向すると共に当該第1の透明パネル55に沿って直線状に列をなすよう配設された複数の第1のパネル発光体76と、前記第2の透明パネル56の第2光導入端面56aに対向すると共に当該第2の透明パネル56に沿って直線状に列をなすよう配設された複数の第2のパネル発光体77とが前後2列で設けられている。そして、第1のパネル発光体76を発光することにより、前記表示装置17の表示部17aの前側において第1の透明パネル55に形成された図柄が前側から視認可能に明輝されると共に、第2のパネル発光体77を発光することにより、表示装置17の表示部17aの前側において第2の透明パネル56に形成された図柄が前側から視認可能に明輝されるようになっている。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
本願発明は、前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、遊技領域が形成された遊技領域形成部材(板状部材)に形成した嵌合部(装着口)に枠状装飾体を配設して、当該枠状装飾体の開口内側にパネル発光装置の透明パネルを位置させることで、当該枠状装飾体を介して透明パネルが嵌合部(装着口)の開口内側に配設されるよう構成したが、当該枠状装飾体を介することなく透明パネルを嵌合部の開口内側に直接配設するようにしてもよい。また、枠状装飾体とは別の部材を遊技領域形成部材(板状部材)に形成した嵌合部(装着口)に配設して、当該別部材の開口部に透明パネルを位置させる構成であってもよい。
(2) 実施例では2枚の透明パネルを前後に重なるように配設したが、透明パネルの配設数は3つ以上であってもよく、透明パネルの配設数に応じて発光体基板に配設する発光体の列数を設定すればよい。
(3) 実施例では複数の透明パネルに挟持された仕切り板に設けた遮光部が発光体基板に接触しない場合で説明したが、該遮光部の延出端を発光体基板の対向面(発光体の実装面)に当接させる構成を採用し得る。
(4) 実施例では、透明パネルの光導入端面(外周端面)に向けて光を照射する発光体が配設される発光体基板を2つに分割した場合で説明したが、発光体基板は1つであっても3つ以上であってもよい。
(5) 実施例の透明パネルは、表示装置の表示部の前面全体が重なる大きさで形成したが、表示装置の表示部の一部と透明パネルとが重なるようにしてもよい。
(7) 実施例では、透明パネルの上端部に沿って延在するよう発光体基板を配設したが、当該透明パネルの左右側端部や下端部に沿って延在するよう発光体基板を設けるようにしてもよい。また、発光体基板が対向する透明パネルの端部(外周端面)は直線状に延在させる必要はなく、当該端部(外周端面)を曲線状に形成することもできる。例えば、発光体基板として厚み方向に可撓変形可能なフレキシブル基板を採用して、曲線状に形成した透明パネルの端部(外周端面)に沿って延在するよう発光体基板を配設することが可能である。
(8) 実施例では、遊技領域が形成された遊技領域形成部材(板状部材)に形成した嵌合部(装着口)に枠状装飾体を配設して、当該枠状装飾体の開口内側にパネル発光装置の複数の透明パネルを位置させるよう構成したが、表示装置の表示部の前方に重なるように透明パネルが位置する構成であれば、遊技領域形成部材(板状部材)に透明パネルを配設する構成でなくともよい。すなわち、前後に重なる複数の透明パネルは、表示装置の表示部の前方に位置するよう配設されて当該表示装置の表示部の前方に重なるように位置し、外周端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成された構成とすることができる。
(9) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機等の各種遊技機を採用し得る。すなわち、遊技領域が形成された遊技領域形成部材と、遊技領域形成部材の裏側に配設された空間画成部材と、空間画成部材の裏側に配設された表示装置とを備えるよう構成された遊技機に対して好適に採用可能である。
17a 表示部
21 板状部材(遊技領域形成部材)
21a 遊技領域
21b 装着口(嵌合部)
28 演出部材
42 枠状装飾体(枠状の保持部材)
42a 開口部
44 庇状部
46 ステージ
53 パネル発光装置(発光演出装置)
55 第1の透明パネル(透明パネル)
55a 第1光導入端面(光導入端面)
56 第2の透明パネル(透明パネル)
56a 第2光導入端面(光導入端面)
58 パネル保持部材(基板保持部材)
61 仕切り板
61b 遮光部
74 第1発光体基板(発光体基板)
75 第2発光体基板(発光体基板)
76 第1のパネル発光体(発光体)
77 第2のパネル発光体(発光体)
S 隙間
Claims (2)
- 発光演出を行う発光演出装置を備える遊技機において、
前記発光演出装置は、
外周端面である光導入端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が夫々形成され、前後に重なる複数の透明パネルと、
前後に隣り合う前記透明パネルの間に配設されて、前記図柄の形成領域外で前記光導入端面に沿って延在する非光透過性の仕切り板と、
前記複数の透明パネルの光導入端面に沿って延在する発光体基板と、
前記発光体基板における前記複数の透明パネルとの対向面に、前記仕切り板を挟んで前後に位置する各透明パネルの光導入端面に沿って列をなすよう夫々配設され、当該対応する透明パネルの光導入端面へ向けて光を個別に照射可能な複数の発光体とを備え、
前後に隣り合う前記各透明パネルに対応する一方の発光体と他方の発光体とは、前後方向で重ならないように透明パネルの光導入端面に沿う方向でずれて配置され、
遊技球が流下可能な遊技領域が前面側に形成された遊技領域形成部材を備え、該遊技領域形成部材に形成されて前方または後方へ開口する嵌合部に、開口部が形成された枠状の保持部材が取り付けられ、
前記保持部材は、前記遊技領域形成部材の前面より前方に突出して該保持部材の開口部の後方に位置する表示装置の表示部と前記遊技領域とを区切る庇状部と、前記開口部の下縁部を画成する前記庇状部より下側に形成されて左右方向に延在し、前記遊技領域から遊技球が飛び込み得ると共に飛び込んだ遊技球を遊技領域に排出するステージとを備え、
前記複数の透明パネルは、前記保持部材の開口部の内側に取り付けられて、該複数の透明パネルの外周部が保持部材で覆われると共に、前記複数の透明パネルが前記遊技領域形成部材の嵌合部の開口内側に位置するよう構成され、
前記各透明パネルにおける前記発光体から光が照射される前記光導入端面と対向する該各透明パネルの下端面と前記保持部材の庇状部との間に、前後方向に開口して前記仕切り板によって前後の透明パネルの間に画成される空間を開放する隙間が形成され、
前記隙間は、前記ステージの左右方向の幅寸法より大きく設定されると共に、該隙間は横長の略矩形状に形成され、
前記表示装置の表示部と前記隙間との間に演出部材が配置されて、該演出部材によって前記隙間から前記表示部が直接視認し得ないよう構成した
ことを特徴とする遊技機。 - 前記発光体基板を前後から挟持する非光透過性の基板保持部材を備え、前記複数の透明パネルにおける前記光導入端面側の端部を該基板保持部材により前後から覆うよう構成され、
前記各透明パネルに対応する複数の発光体は、該透明パネルの前記光導入端面に沿って直線状に並ぶよう配置され、
前記仕切り板における前記発光体基板との対向面に、前後に隣り合う前記発光体の間に臨む遮光部が設けられ、
前記遮光部は、前後の厚みが、該遮光部を挟んで前後に隣り合う各透明パネルに対応する一方の発光体の列と他方の発光体の列との間の離間寸法より小さく、かつ該遮光部の突出端が対向する前記発光体基板に接触しないよう構成されている請求項1記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158190A JP6263101B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158190A JP6263101B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016034360A JP2016034360A (ja) | 2016-03-17 |
JP6263101B2 true JP6263101B2 (ja) | 2018-01-17 |
Family
ID=55522652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014158190A Active JP6263101B2 (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6263101B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6122829B2 (ja) * | 2014-11-21 | 2017-04-26 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100858A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Daiichi Shokai Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2012237826A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Funai Electric Co Ltd | 液晶モジュール |
JP2013172902A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機用の発光表示装置、およびそれを設置した遊技機 |
JP5926657B2 (ja) * | 2012-09-07 | 2016-05-25 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
2014
- 2014-08-01 JP JP2014158190A patent/JP6263101B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016034360A (ja) | 2016-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6215870B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6199842B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5284056B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6193294B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6181024B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6263101B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6326159B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2013075223A (ja) | 遊技機 | |
JP2012205761A (ja) | 遊技機 | |
JP6114712B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6190203B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017169623A (ja) | 遊技機 | |
JP6433478B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6099514B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7112841B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015029851A (ja) | 遊技機 | |
JP6072641B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6193044B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2012205767A (ja) | 遊技機 | |
JP6276808B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010042043A (ja) | 遊技機 | |
JP5980741B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6433479B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6491634B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6284869B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170428 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6263101 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |