JP6193294B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、端面から照射された光によって図柄を発光表示することができる透明パネルを備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)が配設されて、該枠状装飾体の開口部を介して複数の図柄を変動表示する液晶式やドラム式等の表示装置(表示手段)を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾体の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞装置や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。この種のパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、所定数の賞球が払い出されると共に、前記表示装置での図柄変動演出に伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、前記特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成される。
このようなパチンコ機では、LED等の発光体を備えた発光演出装置が配設されて、前記表示装置の図柄変動演出に合わせて発光体を点灯・点滅等することにより演出効果の向上を図ることが行われている。このような発光演出装置として、凹凸により文字等の図柄が形成された乱反射領域を有する透明パネルと、該透明パネルの端面に対向するように配設した基板と、透明パネルの端面に整列するように基板に配設された複数の発光体とを備え、該発光体を点灯することで透明パネルの端面から導入された光を乱反射領域で乱反射させることで、透明パネルに形成した図柄が発光表示されるよう構成された発光演出装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−245124号公報
特許文献1に開示のパチンコ機では、枠状装飾体の外側に画成される遊技領域に発光演出装置を配設しているため、該発光演出装置の発光演出による効果は限定的であり、更なる演出効果が期待できる構成が求められている。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、興趣に富む発光演出を実現し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に記載の発明は、
遊技球が流下可能な遊技領域(23)が前面側に形成された遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に配設され、開口部(34a)を介して表示装置(17)の表示部(17a)を前側に臨ませる枠状装飾体(34)とを備える遊技機において、
前記枠状装飾体(34)の内側下縁に設けられ、前記遊技領域(23)に開口する受入口部(41a)から飛び込んだ遊技球を一時的に受け入れて該遊技球の流下方向を振り分けるステージ(41)と、
前記枠状装飾体(34)の開口部(34a)内に配設されると共に、外周端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成された透明パネル(57)と、
前記透明パネル(57)の外周端面へ向けて光を照射可能な発光手段(79)とを備え、
前記透明パネル(57)は、前記受入口部(41a)の上端から上方に延在して、該受入口部(41a)からステージ(41)内に飛び込んだ遊技球がステージ(41)より後方へ移動するのを規制するよう構成され
前記ステージ(41)は、
左右方向に延在して遊技球が左右方向に移動可能な球転動部(42a)と、
前記球転動部(42a)の後端から上方に延在し、球転動部(42a)上を移動する遊技球の後方への移動を規制する後壁部(47a)と、
前記後壁部(47a)の上端から前方に延在し、前記球転動部(42a)との間に前記受入口部(41a)を画成する天井壁(43b)とを備え、
前記透明パネル(57)は、前記天井壁(43b)の上端から上方に延在するよう構成されると共に、該透明パネル(57)は、前面が前記天井壁(43b)の前端に略揃う位置に位置決めされるように、前記枠状装飾体(34)に対して固定部材(67,68)を介して裏側から固定されるよう構成されたことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、枠状装飾体の開口部内で興趣のある発光演出を行うことができる。また、発光演出を行う透明パネルによって遊技球がステージの後方へ移動するのを防止することができ、別途専用の部材を設ける必要はなく、構成を簡略化し得ると共にコストを低減し得る。
また、天井壁より高く跳ねた遊技球が後方へ移動するのを透明パネルによって防止することができる。
更に、天井壁の上面に遊技球が載ってしまうのを防止することができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記透明パネル(57)は、前記枠状装飾体(34)の開口部(34a)を介して後方が視認可能な領域の全体を塞ぐように該開口部(34a)内に設けられることを要旨とする。
これによれば、枠状装飾体の開口部内においてインパクトのある発光演出を行うことができ、演出効果を向上し得る。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記枠状装飾体(34)における左右何れか一方の側縁部内側に設けられた第1被固定部(48)と、
前記枠状装飾体(34)における前記第1被固定部(48)が設けられる側とは反対の側縁部に設けられ、遊技球が通入可能な球入口(45a)が前記遊技盤(20)の前面より前側で前記遊技領域(23)内に開口すると共に、該球入口(45a)から通入した遊技球を遊技盤(20)の前面より後側に偏倚した位置を移動するように案内する球通路部(46c)の球出口(46b)が前記ステージ(41)に連通する球導入部(44)と、
前記球導入部(44)の球通路部(46c)における前記第1被固定部(48)より後側に位置する裏面に設けられた第2被固定部(50)とを備え、
前記枠状装飾体(34)に透明パネル(57)を固定する前記固定部材(67,68)は、前記第1被固定部(48)に着脱自在に固定される第1固定部材(67)と、前記第2被固定部(50)に着脱自在に固定される第2固定部材(68)とからなり、
前記第1固定部材(67)および第2固定部材(68)は、対応する被固定部(48,50)に固定した際に前記透明パネル(57)の前面が前記天井壁(43b)の前端に略揃う位置に位置決めされるように前後方向の長さ寸法が異なるように設定されていることを要旨とする。
これによれば、透明パネルを枠状装飾体に固定するための固定部材によって、枠状部材に設けられた被固定部の前後位置の違いに対応し得るようにしたので、枠状装飾体に突出長の異なる被固定部を設ける必要はなく、コスト低減に寄与し得る。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項2に記載の発明は、
遊技球が流下可能な遊技領域(23)が前面側に形成された遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に配設され、開口部(34a)を介して表示装置(17)の表示部(17a)を前側に臨ませる枠状装飾体(34)とを備える遊技機において、
前記枠状装飾体(34)の内側下縁に設けられ、前記遊技領域(23)に開口する受入口部(41a)から飛び込んだ遊技球を一時的に受け入れて該遊技球の流下方向を振り分けるステージ(41)と、
前記枠状装飾体(34)の開口部(34a)内に配設されると共に、外周端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成された透明パネル(57)と、
前記透明パネル(57)の外周端面へ向けて光を照射可能な発光手段(57)と、
前記透明パネル(57)の端縁部に配設され、前記発光手段(79)を透明パネル(57)の外周端面に向けて光を照射する姿勢で保持する保持部材(59)を備え、
前記保持部材(59)に、前記枠状装飾体(34)に対する固定部(66)が設けられ
前記透明パネル(57)は、前記受入口部(41a)の上端から上方に延在して、該受入口部(41a)からステージ(41)内に飛び込んだ遊技球がステージ(41)より後方へ移動するのを規制するよう構成されたことを要旨とする。
請求項2の発明によれば、枠状装飾体の開口部内で興趣のある発光演出を行うことができる。また、発光演出を行う透明パネルによって遊技球がステージの後方へ移動するのを防止することができ、別途専用の部材を設ける必要はなく、構成を簡略化し得ると共にコストを低減し得る。
更に、透明パネルに配設されて発光手段を保持する保持部材に設けた固定部を枠状装飾体に固定するようにしたので、発光手段と透明パネルとの関係を一定に保持することができ、該透明パネルの好適な発光演出が図られる。
本発明に係る遊技機によれば、ステージの後方へ遊技球が移動するのを規制し得ると共に、興趣のある発光演出を行うことができる。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す概略正面図である。 実施例に係る枠状装飾体、パネル発光装置、遊技盤および設置部材を分解して前側から視た概略斜視図である。 実施例に係るパネル発光装置を配設した枠状装飾体を後側から視た概略斜視図である。 実施例に係る枠状装飾体の要部縦断正面図である。 実施例に係る枠状装飾体からステージおよび球導入部を分解して後側から視た概略斜視図である。 実施例に係るパネル発光装置を分解して前側から視た概略斜視図である。 実施例に係るパネル発光装置を分解して後側から視た概略斜視図である。 実施例に係る第1固定部材を分解して示す要部概略斜視図であって、(a)は前側から視た図であり、(b)は後側から視た図である。 実施例に係る第2固定部材を分解して示す要部概略斜視図であって、(a)は前側から視た図であり、(b)は後側から視た図である。 実施例に係る枠状装飾体の要部横断平面図である。 図11における第1固定部材の配設部位を示す拡大図である。 実施例に係る枠状装飾体の第2被固定部と透明パネルの第2固定部材との固定部位を示す拡大断面図である。 実施例に係る枠状装飾体を配設した遊技盤を縦断して示す要部左側面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、複数種類の図柄を変動表示可能な表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
図1に示す如く、前記前枠13には、窓部13aを囲繞するようランプ装置(発光手段)18が配設されると共に、前枠13の上部位置に、音声や効果音を出力可能なスピーカ(音出力手段)19が配設されている。すなわち、前記ランプ装置18に設けられたLED等の発光体(図示せず)を点灯・点滅したり、前記スピーカ19から適宜の音声を出力することで、前記表示装置17で行われる各種の表示演出(図柄変動演出)に合わせて光による演出や音による演出を行い得るよう構成されている。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成して中枠12に対して開閉可能に組み付けるようにしてもよい。
また、前記前枠13の右下方位置には、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられている。前記操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで前記打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を操作することで、前記遊技盤20に形成された第1球流下経路23a(後述)をパチンコ球が流下する所謂「左打ち」と、該遊技盤20に形成された第2球流下経路23b(後述)をパチンコ球が流下する所謂「右打ち(ゴム打ち)」とを打ち分け得るようになっている。
(遊技盤20について)
実施例の前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材から所定板厚の略矩形状に形成された平板状の透明板(遊技領域形成部材)であって、該遊技盤20の裏側に前記表示装置17が着脱自在に組み付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール21によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域23が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域23内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20には、該遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材(収容空間画成部材)22が配設されており、収容空間には、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出手段が設置されている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体34(後述)の開口部34aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。なお、遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材等の非光透過性の板部材の表面に装飾シール等を貼付したものであってもよい。
前記案内レール21は、図2,図3に示す如く、前記遊技盤20の左下部から右上部に至るよう左方向に膨出する円弧状に形成された外レール24と、遊技盤20の右上部、右下部および左上部に至るよう右方向に膨出する円弧状に形成された内レール25,26とから構成されている。前記内レール25,26は、外レール24の右上端部に連接して遊技盤20の右上部から下部に亘って配設され、左端縁が右方に凹む円弧状に形成された盤面飾り部材25と、遊技盤20の下部から左上部に亘って配設されて盤面飾り部材25の下端部に連接し、前記外レール24の右方(内側)に離間して位置するレール部材26とから構成され、該外レール24およびレール部材26により1個のパチンコ球が通過可能な発射通路21aが画成されている。ここで、前記内レールを構成するレール部材26は、前記遊技盤20の左上部に開放端を臨ませて外レール24との間に遊技領域23に開口する打出し口21bを画成するよう構成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が発射通路21aの下方開口から飛翔して、レール部材26の開放端側の打出し口21bから遊技領域23内に打ち出されるようになっている。
図2に示す如く、前記外レール24と盤面飾り部材25との接続位置は、外レール24および盤面飾り部材25の曲率の相違から段差が形成されており、該段差部分に緩衝ゴム27が配設されている。すなわち、前記外レール24の終端位置に臨むように緩衝ゴム27が配設されて、前記打球発射装置から発射されて外レール24に沿って終端位置まで移動して緩衝ゴム27に当接したパチンコ球を減勢し得るようになっている。なお、前記緩衝ゴム27は、前記第2球流下経路23bに位置している。
前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口が前記遊技領域23内に複数開設されて、各装着口に対して各種遊技構成部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域23の最下部位置には、該遊技領域23に開口するアウト口28が開設されており、遊技領域23に打ち出されてアウト口28に入球したパチンコ球が機外に排出されるよう構成される。また、前記遊技盤20には、前記遊技領域23内に多数の遊技釘29が設けられると共に、後述する枠状装飾体34の左側方に、遊技領域23(第1球流下経路23a)を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する回転案内部材30が回転自在に支持されており、遊技釘29や回転案内部材30との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成されている。前記回転案内部材30は、所謂「風車」とも称される部材であって、該回転案内部材30の回転に伴ってパチンコ球を弾くように左右方向へ放出する部材である。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に対して取り付けられる各種遊技構成部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜決定される。
実施例の前記遊技盤20には、図3に示す如く、前記案内レール21で囲まれた遊技領域23の略中央の大部分が開口する装着口33に、前後に開口する開口部34aが形成された枠状装飾体34が取り付けられ、該枠状装飾体34の開口部34aを介して表示装置17の表示部17aが遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。また、遊技盤20には、枠状装飾体34の外側における遊技領域23に臨む位置に、該遊技領域23を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞部31が配設されており、始動入賞部31の始動入賞口へのパチンコ球の入賞を契機として、所定数のパチンコ球が賞球として前記上下の球受け皿14,15に払い出されると共に前記表示装置17の表示部17aにおいて図柄変動演出が開始されるようになっている。また、枠状装飾体34に、特別入賞部32が配設されている。そして、表示装置17での図柄変動演出の結果、該表示装置17の表示部17aに所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生し、これにより特別入賞部32へのパチンコ球の入賞が許容されて多数の賞球を獲得し得るようになっている。また、遊技盤20には、前記始動入賞部31より左側の遊技領域23(第1球流下経路23a)に臨む位置に、複数の普通入賞部39が設けられており、該普通入賞部39の入賞口へのパチンコ球の入賞を契機として、所定数のパチンコ球が賞球として前記上下の球受け皿14,15に払い出されるよう構成される。
(設置部材22について)
前記設置部材22は、図3に示す如く、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板と、該背面板の外周縁部から前方に突出する画壁部22bとから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部22bの開口前端部を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材22とがネジにより固定される。また、前記設置部材22の背面板には、前記枠状装飾体34の開口部34aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板の裏側に前記表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部22aを介して表示装置17の表示部17aが遊技盤20の前側に臨むようになっている。
(枠状装飾体34について)
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体34は、図2,図3,図4に示す如く、前記遊技盤20に開設された前記装着口33の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部35と、該枠状基部35に設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域23と表示装置17の表示部17aを区切って該遊技領域23の内周を画成する庇状部36と、該庇状部36の後縁から外方に延出する薄板状の台板部37とを備える。そして、前記枠状基部35を装着口33に挿入すると共に台板部37を遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部37をネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体34が遊技盤20に取り付けられる。ここで、前記庇状部36は、図2に示す如く、前記枠状装飾体34(枠状基部35)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するように設けられており、開口部34a側、すなわち表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
前記庇状部36は、図2に示す如く、最上部位置から左右方向に下方傾斜するよう形成されて、遊技領域23に打ち出されたパチンコ球が庇状部36上で滞ることなく前記枠状装飾体34の左側方または右側方へ誘導されるよう形成されている。前記開口部34aの上方に臨む庇状部36は、左右方向の所定領域が上側に凸となる略弧状に形成された転動面36aを有しており、該転動面36aの頂部は遊技盤20の左右方向の略中央に位置している。また、庇状部36には、転動面36aにおける左端部(第1球流下経路23a側の端部)に接続して、該転動面36aから所定高さで下がる段部36bが設けられている。そして、実施例では、庇状部36と案内レール21とで画成される遊技領域23において、前記転動面36aの左端部を境界として、該左端部より左側が第1球流下経路23aとされ、該左端部より右側が第2球流下経路23bとされ、前記案内レール21の打出し口21bは、第1球流下経路23aの上方で開口している。また、転動面36aは、前記外レール24から下方(内側)に離間して対向するように位置し、第2球流下経路23bを画成する転動面36aと外レール24との間は、パチンコ球1個分の幅寸法より大きく、かつ遊技球2個分の幅寸法より小さな幅寸法に設定されている。
すなわち、前記遊技盤20に画成された遊技領域23には、前記枠状装飾体34における庇状部36の左側方をパチンコ球が流下する第1球流下経路23a、および該枠状装飾体34における庇状部36の上方から右側方をパチンコ球が流下する第2球流下経路23bが設けられており、前記庇状部36の段部36bに当ったパチンコ球は第1球流下経路23aを流下し、該庇状部36の転動面36aに到来したパチンコ球は第2球流下経路23bを流下するようになっている。換言すると、前記打球発射装置により遊技領域23内に発射されたパチンコ球は、到達位置に応じて前記枠状装飾体34の庇状部36およびレール部材26(内レール26)の間に形成される第1球流下経路23aか、或いは枠状装飾体34の庇状部36、外レール24および盤面飾り部材25(内レール25)の間に形成される第2球流下経路23bの何れかを流下する。そして、実施例に係るパチンコ機10では、前記第1球流下経路23aをパチンコ球が流下する場合(左打ちした場合)に、パチンコ球が第2球流下経路23bを流下する場合に較べて前記始動入賞部31にパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されると共に、該第2球流下経路23bをパチンコ球が流下する場合(右打ちの場合)に、パチンコ球が第1球流下経路23aを流下する場合に較べて前記特別入賞部32へパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されている。
前記庇状部36に設けた段部36bは、図2に示す如く、前記案内レール21に設けた打出し口21bの右上方に位置して、該打出し口21bから遊技領域23に打ち出されたパチンコ球が当り得るよう構成される。そして、一般的に「左打ち」を行う遊技者は、打球発射装置から打ち出されたパチンコ球が段部36bに当るように、前記操作ハンドル16の操作レバー16aの回動量を調節している。
前記枠状装飾体34には、図6に示す如く、前記枠状基部35における下側の内側面に、開口部34a内側に張り出す支持縁部40が設けられ、該支持縁部40に、ステージ41および球導入部44が配設されている。ここで、図3に示す如く、前記庇状部36は、枠状装飾体34における左側の支持縁部40に配設された球導入部44の上端から、該枠状装飾体34の支持縁部40に配設されたステージ41の右端までの領域が切欠かれて、当該領域においては遊技領域23から開口部34a内にパチンコ球が飛び込み得るよう構成される。そして、庇状部36が切欠かれている領域(庇状部36が形成されていない領域)に位置する前記支持縁部40は、前記装着口33の外側まで延出して、当該支持縁部40の端縁部が遊技盤20の前面に当接するよう構成されている(図14参照)。言い替えると、庇状部36が切欠かれている領域に位置する支持縁部40の端縁部が、前記台板部37を構成するようになっている。また、支持縁部40における前側に露出する前面には、所定の意匠が施されて装飾効果を向上し得るよう構成される。
(ステージ41について)
前記ステージ41は、前記枠状装飾体34の内側下縁に設けられて、前記遊技領域23に開口する後述する受入口部41aから飛び込んだパチンコ球を一時的に受け入れて、該パチンコ球の流下方向を振り分けるように機能するものであって、実施例のステージ41は、図6に示す如く、前記支持縁部40の後側に配設される複数の部材42,43から構成される。実施例では、左右方向に所定長さで延在して、パチンコ球が左右方向に移動可能な球転動部42aが上面に形成された第1ステージ部材42と、前記支持縁部40に後側から配設されて球転動部42a上を移動するパチンコ球の後方および上方への移動を規制する第2ステージ部材43とからステージ41が構成されている。第2ステージ部材43は、図14,図5に示す如く、第1ステージ部材42における球転動部42aの後端から上方に延在する後壁部43aと、該後壁部43aの上端から前方に延在する天井壁43bとを備え、球転動部42aと天井壁43bとの間に、前方(遊技領域23)に開口する受入口部41aが形成されて、遊技領域23のパチンコ球が当該受入口部41aから球転動部42a(ステージ41)に飛び込み得るよう構成される。そして、前記後壁部43aが、球転動部42a上を移動するパチンコ球の後方への移動を規制すると共に、前記天井壁43bが、球転動部42aに飛び込んだパチンコ球が該球転動部42a上で跳ねた際に後壁部43aを越えて後方(表示部17a側)へ移動するのを規制するべく機能する。なお、前記支持縁部40には、球転動部42aの前側に臨む位置に、左右方向に所定長さに亘って開口部34a内側に延出しない排出部40aが形成されており、球転動部42a上を左右に移動したパチンコ球が、受入口部41aおよび排出部40aを介して前記始動入賞部31が配設されている遊技領域23に排出されるようになっている。なお、実施例のパチンコ機10では、ステージ41から遊技領域23に排出されるパチンコ球の始動入賞部31への入賞率が、ステージ41に通入することなく遊技領域23(第1球流下経路23a)を流下するパチンコ球の始動入賞部31への入賞率より高くなるように、始動入賞部31と排出部40aとの位置関係が設定されている。
(球導入部44について)
前記球導入部44は、図6に示す如く、前記支持縁部40の前側および後側に配設される複数の部材45,46,47から構成される。実施例では、支持縁部40における左端部の前側に配設されて遊技領域23に突出する第1導入部材45と、該支持縁部40の後側に配設されて後方に開口する第2導入部材46と、該支持縁部40の後側に配設されて第2導入部材46の後部開口を塞ぐ第3導入部材47とから構成されている。実施例では、第3導入部材47が前記第2ステージ部材42の左端部に一体に形成されているが、該第3導入部材47を、第2ステージ部材42とは別体で構成したものであってもよい。
前記第1導入部材45は、図6に示す如く、後側に開口する筒状の部材であって、該第1導入部材45には、当該第1導入部材45を支持縁部40の前側に取り付けた状態で、遊技盤20の前面より前側で前記遊技領域23(第1球流下経路23a)に開口して、該遊技領域23(第1球流下経路23a)を流下するパチンコ球が通入可能な球入口45aが形成されている(図4参照)。前記第2導入部材46は、図6に示す如く、後方に開口する樋状の部材であって、該第2導入部材46を支持縁部40の後側に取り付けた状態で第1導入部材45の後側に重なる位置に、該第1導入部材45に連通する通口46aが形成されると共に、前記ステージ41の左端部に対向する端部に、ステージ側に開口する球出口46aが形成されている(図5参照)。また、前記第3導入部材47は、図6に示す如く、前記第2導入部材46の形状に対応する形状に形成された後壁部47aと、該後壁部47aにおける開口部34a側に臨む端縁から前方に延在する天井壁47bとを備え、当該第3導入部材47を前記支持縁部40の後側に配設した状態で、後壁部47aによって第2導入部材46の後部開口を塞ぐことで、第2導入部材46と第3導入部材47とによってパチンコ球が通過可能な球通路部46cが画成されるようになっている。この球通路部46cは、第2導入部材46の通口46aを介して第1導入部材45の球入口45aに連通し、該球通路部46cの下流端の球出口46bがステージ41における前記球転動部42aの上側で開口するよう構成される。すなわち、前記遊技盤20に配設された前記枠状装飾体34では、前記遊技領域23から球入口45aに通入したパチンコ球は、遊技盤20の前面より後側に偏倚した位置を球通路部46cに沿って移動した後に、該球通路部46cの球出口46bからステージ41の球転動部42a上に通出されるようになっている。
ここで、実施例では、前記第3導入部材47は、前記第2ステージ部材43と一体に形成されて、図5に示す如く、第2ステージ部材43の天井壁43bと第3導入部材47の天井壁47bとは隙間なく連設されて、これら天井壁43b,47bによって前記枠状装飾体34の開口部34aの一部が画成されるようになっている。言い替えると、前記枠状装飾体34に設けられた天井壁43b,47bは、何れも開口部34a(設置開口)を画成する部材であって、この開口画成部材43b,47bの内側に近接して後述する透明パネル57の外周端が位置することで、該透明パネル57によって開口部43a(設置開口)が塞がれるよう構成される。
(被固定部48,50について)
前記枠状装飾体34には、前記ステージ41より右側の支持縁部40(左右方向の一方の側縁部内側)に、第1被固定部48が設けられている。第1被固定部48は、図11,図12に示す如く、後方に向けて突出するボスに、後方に向けてネジ孔48aを開口するよう形成した部分であって、該第1被固定部48に、後述する透明パネル57の第1固定部材67がネジ止め固定されるよう構成される。なお、支持縁部40には、図6に示す如く、第1被固定部48に近接して後方に突出する位置決め突部49が突設されており、該位置決め突部49を介して前記第1固定部材67が位置決めされるようになっている。また、枠状装飾体34には、支持縁部40における第1被固定部48が設けられる部位の前側に装飾部品が配設されて、該第1被固定部48と後述する第1固定部材67との固定部位が前側から覆われて前側に露出しないよう構成されている。
前記枠状装飾体34における第1被固定部48が設けられる側とは左右方向の反対側の端縁部に設けられた前記球導入部44における後壁部47aに、第2被固定部50が設けられている。第2被固定部50は、図6,図13に示す如く、後壁部47aから後方に向けて突出するボスに、後方に向けてネジ孔50aを開口するよう形成した部分であって、該第2被固定部50に、後述する透明パネル57の第2固定部材68がネジ止め固定されるよう構成される。なお、前記第3導入部材47には、後壁部47aにおける天井壁47bが延出する端縁側に、該端縁に沿って離間して一対の位置決め片51,51が突設されており、該位置決め片51,51を介して前記第2固定部材68が位置決めされるようになっている。また、第2被固定部50と後述する第2固定部材68との固定部位は、球導入部44(具体的には第2導入部材46)によって前側から覆われて前側に露出しないよう構成されている。
ここで、前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記始動入賞部31の左側の第1球流下経路23aにおいて、前記回転案内部材30と始動入賞部31との間に、該始動入賞部31へ向けて下方傾斜する直線状に連続して前記遊技釘29が設けられている。また、始動入賞部31の右側の第2球流下経路23bにおいて、前記枠状装飾体34における庇状部36が切欠かれている領域の右端に対応する位置から始動入賞部31までの間に、該始動入賞部31へ向けて下方傾斜する直線状に連続して前記遊技釘29が設けられている。なお、以下の説明では、始動入賞部31へ向けて下方傾斜する直線状に連続した遊技釘群を案内連釘52と指称するものとする。また、実施例では、パチンコ球が通過可能な間隔で上下方向に離間して2段で案内連釘52,52が平行に設けられており、上段の案内連釘52について上案内連釘52と指称すると共に、下段の案内連釘52について下案内連釘52と指称して区別する場合がある。なお、各案内連釘52,52を構成する遊技釘29は、適宜位置でパチンコ球が通過可能な隙間が空くよう設けられており、該案内連釘52,52上を移動するパチンコ球が前記普通入賞部39やアウト口28側へ流下し得るようになっている。
前記第1球流下経路23aおよび第2球流下経路23bに設けられる各上案内連釘52は、図2に示す如く、前記枠状装飾体34における前記支持縁部40に連設される台板部37の端縁に近接した位置を、該端縁に沿って延在するように設けられている。具体的に上案内連釘52は、台板部37の端縁との間にパチンコ球1個分より小さい隙間で離間した位置を延在しており、上案内連釘52上を流下するパチンコ球が台板部37(支持縁部40)の前面に接触するよう構成される。そして、遊技領域23(第1球流下経路23a,23b)を流下するパチンコ球が上案内連釘52に接触して跳ね上がった際には、前記受入口部41aを介して前記ステージ41内に容易に飛び込み得るよう構成される。
前記枠状装飾体34には、図2,図4に示す如く、上部側の前記庇状部36から内側に延在する取着部53が設けられており、該取着部53の前側に、パチンコ機10のモチーフとなるロゴやキャラクタ等の意匠が施されて、内部に配設されたLED等の発光体によって発光演出可能な電飾役物54が配設されている。この電飾役物54は、左右方向に横長に形成されて、該電飾役物54によって、前記表示装置17の表示部17aを前側に臨ませる開口部34aの上端縁が画成されている。また、取着部53には、左右方向に離間して複数箇所(実施例では2箇所)に、後方へ向けて突出する上部被固定部55,55が設けられている(図8参照)。そして、前記枠状基部35の開口内側において電飾役物54の下側に画成される開口部34aを覆うパネル発光装置(発光演出装置)56の上部が、複数の上部被固定部55,55を介して枠状装飾体34に固定されるように構成される。実施例では、上部被固定部55,55は、取着部53における電飾役物54の裏側に重なる位置において左右方向に離間する2箇所に設けられて、電飾役物54によってパネル発光装置56の上部と上部被固定部55,55との固定箇所が隠れるよう構成される。各上部被固定部55は円柱状に形成されると共に、後方に向けてネジ孔55aが開口するように形成されている。
(パネル発光装置56について)
前記パネル発光装置56は、図3に示す如く、前記設置部材22における開口部22aの前方に位置する透明パネル57を備えており、当該透明パネル57が前記表示装置17の表示部17aの前方に重なるように位置している。すなわち、表示装置17の表示部17aは、前記パネル発光装置56の透明パネル57を介して遊技盤20の前方から視認し得るようになっている。そして、パネル発光装置56では、透明パネル57を用いた発光演出を表示部17aの前側で行うことで演出の興趣を向上するよう構成されている。
前記パネル発光装置56は、図4,図5に示す如く、前記表示装置17の表示部17aの前方に重なるように前記枠状装飾体34の開口内側に配置されると共に前側から後方を透視可能な透明な前記透明パネル57と、該透明パネル57の外周部(上部)に設けられ、当該透明パネル57へ向けて光を照射する照明部58とを備えており、当該照明部58から透明パネル57の外周面(外周端面)へ向けて照射された光により、前側から視認可能となる図柄が表示装置17の表示部17aの前方に表示されるよう構成されている。すなわち、前記透明パネル57は、前記遊技盤20に形成された装着口33の開口内側に位置するよう配設されると共に、当該装着口33の内周面と透明パネル57の外周面との間に照明部58(後述する発光体基板78)が配設されている。また、前記パネル発光装置56は、前記枠状装飾体34において前記電飾役物54、ステージ41、球導入部44等の各種遊技構成部品を取り付けた状態で画成される開口領域(ステージ41より上方の開口領域)の全体を塞ぐように構成されている。すなわち、前記枠状装飾体34に形成された開口部34aは、パネル発光装置56により全体が塞がれるよう構成されている。なお、前記枠状装飾体34において、前記電飾役物54、ステージ41、球導入部44等の各種遊技構成部品を取り付けた状態で画成される開口領域を、パネル発光装置56の設置開口と称する場合がある。
(透明パネル57について)
前記透明パネル57は、図7,図8に示す如く、上端部が左右方向(照明部58の発光体基板78と平行な方向)に直線上に延在すると共に、前記枠状装飾体34における設置開口に沿う外郭形状に形成された透明な平板状の部材であって、当該透明パネル57の外周端が前記枠状基部35の内周面および前記天井壁43b,47bの上面(設置開口を画成する面)に略隙間なく対向するよう構成されている(図4,図5参照)。なお、透明パネル57における左右方向に直線上に延在する外周端面について、以後、光導入端面57aと指称するものとする。
前記透明パネル57は、パネル保持部材(保持部材)59および固定部材67,68を介して前記枠状装飾体34に対して後側から着脱可能に取り付けられるようになっている。そして、透明パネル57を枠状装飾体34における前記枠状基部35の内側に取り付けた状態で、透明パネル57が枠状装飾体34の開口部34aの開口内側に位置するよう構成される。また、前記パネル保持部材59には、前記照明部58が着脱可能に取り付けられるよう構成されて、当該透明パネル57を枠状装飾体34に取り付けることで、パネル発光装置56が枠状装飾体34に配設されるようになっている。
ここで、前記透明パネル57の裏面には、微小な凹凸を形成することで所要の図柄が描かれており、該透明パネル57の外周端面から内部に入射した光が図柄を表わす微小凹凸部分で反射することで、該図柄が明輝されて前側から視認し得るよう構成される。この透明パネル57の図柄は、透明パネル57の透明性を損なわない程度の密度および大きさの凹凸により描かれており、該透明パネル57の外周端面から内部に光が入射していない状態で前面側から殆ど視認し得ないようになっている。更に、透明パネル57の後方に重なった前記表示装置17の表示部17aの表示内容に前記透明パネル57に描かれた図柄が紛れることで、遊技盤20の前側から視認し難くなっている。また、透明パネル57に対して前面および後面から照射される光は前記図柄を表す微小凹凸部分で殆ど反射することなく透過して、該図柄を前側から殆ど視認し得ないよう構成される。すなわち、透明パネル57の図柄は、裏側に位置する前記表示装置17の表示部17aの光が照射されたときには浮き出るように表示されることなく、前記照明部58から照射された光が外周端面から内部に導入されたときに前側から視認可能となって浮き出るように表示される。なお、透明パネル57に形成する図柄としては、パチンコ機10のモチーフとなるキャラクターに関連する図柄や、一般的な幾何学模様、その他の模様であってもよく、また模様に限らず文字等であってもよい。
また、前記透明パネル57に対する図柄の形成方法としては、レーザー彫刻方法等、各種の方法を用いることが可能である。例えば、印刷基材の表面に印刷によってインクの凹凸からなる印刷パターンを形成し、この印刷パターンを有する印刷基材を配置した成形金型を用いて透明パネルを成形し、得られた透明パネルから印刷基材および印刷パターンを剥離することで、インクによる凹凸の転写により形成された凹凸からなる図柄を表面に形成する方法を採用できる。また、フィルムの表面に、透明な紫外線硬化樹脂による転写用の凸模様と、その凸模様に施した転写用の印刷インク層とを形成し、凸模様の印刷インク層をキャビティに向けて配置した金型を用いてインモールド成形により透明パネルを成形し、得られた透明パネルからフィルムを剥離することで、紫外線硬化樹脂による印刷インク層の転写により図柄を表面に形成する方法も採用可能である。
(パネル保持部材59について)
前記パネル保持部材59は、図7,図8に示すように、前記枠状装飾体34の開口部34aを横切るように左右方向に直線状に延在する前保持体60および後保持体61を備え、前記透明パネル57における光導入端面57a側の端縁部(実施例では上端縁部)を両保持体60,61で前後から覆うように挟んだ状態で、該透明パネル57にパネル保持部材59が取り付けられる。前保持体60および後保持体61は、何れも非光透過性に構成されて、外部の光が透明パネル57の光導入端面57aに入射するのを防止するようになっている。
前記透明パネル57の上端部には、図7,図8に示す如く、左右方向に所定長さで上方に延出する取付部57bが設けられており、該取付部57bの上端面が前記光導入端面57aとなっている。この取付部57bには、光導入端面57aの延在方向(左右方向)に離間して前後に貫通する複数(実施例では2つ)の貫通孔57cが形成されており、各貫通孔57cに、前記パネル保持部材59の後保持体61に設けた後述する位置決め突部64aが挿通されるようになっている。なお、取付部57bにおける左右の端部から対応する左右の貫通孔57c,57cまでの離間間隔は異なるように設定されて、透明パネル57の前後面を反転した状態では、後保持体61に設けた位置決め突部64aの一方が透明パネル57の板面に当接して貫通孔57cには挿通不能となるよう構成されて、後保持体61に対して透明パネル57の前後面が逆向きで取り付けられることは防止されるようになっている。
(前保持体60について)
前記前保持体60は、図7,図8,図14に示す如く、前記透明パネル57における取付部57bの前面(光導入端面57aの前側)全体を覆う前面被覆部62と、該前面被覆部62の上端部に連設されて前側に偏倚してから上方に延在するように形成されて前面被覆部62の全長に亘って延在する前支持部63とから断面がクランク形状をなすよう形成されている。前面被覆部62には、前記取付部57bに形成された各貫通孔57cに対応する位置に、後保持体61に設けた後述する位置決め突部64aを支持する受部62aが設けられている。また、前支持部63には、後方に突出する支持突部63aが、該前支持部63の略全長に亘って延在するように形成されており、該支持突部63aが、後述するレンズ部材80の前面に当接するよう構成される。更に、前支持部63の上端に、左右方向に離間して2つの突片63b,63bが突設されると共に、該前支持部63の上端には、両突片63b,63bの間に臨む位置に、左右方向に離間して2つの位置決め片63c,63cが設けられており、これら突片63b,63bおよび位置決め片63c,63cによって後述する発光体基板78を位置決めするよう構成される。なお、位置決め片63cは、前支持部63の上面から上方に延出した後に後方に延出する逆L字状に形成されており、前記支持突部63aに載置された発光体基板78の上面に位置決め片63cの後方に延出する延出部が当接して、該発光体基板78の上下方向の変位を規制するよう構成される。また、前記前保持体60の前支持部63には、当該前保持体60を後保持体61に固定するネジが前側から挿通される通孔63dが、左右方向の両端部に夫々形成されている。
(後保持体61について)
前記後保持体61は、図7,図8,図14に示す如く、前記前保持体60における前面被覆部62の後方に対向する横長矩形板状に形成されて透明パネル57における取付部57bの後面(光導入端面57aの後側)全体を覆う後面被覆部64と、当該後面被覆部64の上端部に連設されて後側に偏倚してから上方に延在するように形成されて後面被覆部64の全長に亘って延在する後支持部65とから断面がクランク形状をなすよう形成されている。後面被覆部64には、前記取付部57bに形成された各貫通孔57cに対応する位置に、該貫通孔57cに挿通可能な位置決め突部64aが前方に向けて突設されている。また、後保持体61の後支持部65には、左右方向の両端部にネジ孔65aが夫々形成されている。そして、前記透明パネル57の各貫通孔57cに後側から挿通されて前方に突出する各位置決め突部64aを、前記前保持体60の対応する受部62aで支持した状態で、前保持体60の通孔63dに前側から挿通したネジを後保持体61のネジ孔65aに螺挿することで、透明パネル57を挟んで前後の保持体60,61が位置決め固定されるようになっている。
前記後面被覆部64における前記前保持体60の前支持部63と対向する位置には、左右方向に離間する複数箇所に、前方に突出する規制突部64bが、上下方向に延在するように形成されている。また、後保持体61の左右両端部に、前方に延出する側壁61aが夫々形成されると共に、各側壁61aにおける後面被覆部64と対応する位置の内側(他方の側壁61aを向く側)に、前記照明部58における後述するレンズ部材80の対応する位置決め部80bが収容状態で支持される凹部64cが前方および内側に開口するように設けられている。そして、レンズ部材80の位置決め部80bを対応する凹部64cに収容すると共に、該レンズ部材80の後面を規制突部64bに当接した状態で、前記前保持体60の支持突部63aをレンズ部材80の前面に当接して該前保持体60を後保持体61にねじ止め固定することで、レンズ部材80が前記透明パネル57の光導入端面57aに対向するように位置決め保持されるよう構成される(図5,図14参照)。
前記後保持体61の各側壁61aにおける後支持部65と対応する位置の内側に、前記照明部58における後述する発光体基板78の対応する位置決め端部78aが収容状態で支持される支持溝65bが前方および内側に開口するように設けられている。また、後支持部65には、図7に示す如く、左右方向に離間する複数箇所(実施例では2箇所)に、発光体基板78の厚み寸法で上下方向に離間する一対の突片からなる挟持部65cが設けられている。そして、発光体基板78の位置決め端部78aを対応する支持溝65bに収容状態で支持すると共に、該発光体基板78の後端部を各挟持部65cで挟持した状態で、前記前保持体60の位置決め片63cを発光体基板78の前面および上面に当接して該前保持体60を後保持体61にネジ止め固定することで、発光体基板78が前記レンズ部材80の上面に対向するように位置決め保持されるよう構成される(図5,図14参照)。
前記後保持体61の後支持部65には、図4,図5,図7,図8に示す如く、左右方向に離間する複数箇所(実施例では2箇所)に上部固定部(固定部)66が設けられており、該上部固定部66を前記枠状装飾体34の前記上部被固定部55に固定することで、前記パネル発光装置56の上部側が枠状装飾体34に取り付けられるよう構成される。前記上部被固定部55は、前保持体60との間に透明パネル57を挟持した状態で、該前保持体60の上端より上方に延出する部分であって、該上部固定部66には、前側に開口する凹部66aが設けられると共に、該凹部66aの底側には前後に貫通する通孔が形成されている。そして、前記取着部53の後方に突出する上部被固定部55の後端を凹部66aに挿入した状態で、上部固定部66の通孔に裏側から挿通したネジを上部被固定部55のネジ孔55aに螺挿することで、パネル発光装置56の上部側が枠状装飾体34に位置決め固定されるようになっている。
(第1固定部材67について)
前記透明パネル57の外周縁には、前記枠状装飾体34に設けられた2つの被固定部48,50と対応する位置に、当該被固定部48,50に着脱自在に固定される固定部材67,68が着脱自在に配設されている。実施例では、右側に配設される固定部材67を第1固定部材67と指称し、左側に配設される固定部材67を第2固定部材67と指称する。前記第1固定部材67は、図9に示す如く、透明パネル57の前面に当接する第1固定具69と、透明パネル57の後面に当接する第1支持具70とからなり、該第1固定具69と第1支持具70とで透明パネル57を前後から挟んだ状態で、該第1固定具69と第1支持具70とをネジ止め固定することで、第1固定部材67が透明パネル57に取り付けられるよう構成される。
前記第1固定部材67と透明パネル57との固定構造を具体的に説明する。前記透明パネル57の右下部位置に、図7に示す如く、外形が角形形状に形成された第1取着部位71が設けられると共に、該第1取着部位71には前後方向に貫通する第1貫通孔71aが穿設されている。前記第1固定部材67の第1固定具69は、図9(a),(b)に示す如く、平板状の前面壁69aと、該前面壁69aの右側縁および下縁から後方に延出する側壁69bとを備えると共に、該前面壁69aには後方に突出する第1固定ボス69cが設けられている。この第1固定ボス69cには、後方に開口するネジ孔69dが形成されている。そして、第1固定ボス69cを第1取着部位71の第1貫通孔71aに前側から挿通すると共に、側壁69bを第1取着部位71の外縁に沿わすことで(図5参照)、第1取着部位71に対して第1固定具69が位置決めされる。また、第1固定具69における側壁69bおよび第1固定ボス69cの前面壁69aからの突出寸法は、前記透明パネル57の厚み寸法より大きく設定されており、前面壁69aの後面を透明パネル57(第1取着部位71)の前面に当接した状態で、該側壁69bおよび第1固定ボス69cが透明パネル57の後方に突出するよう構成される(図12参照)。
前記第1固定部材67の第1支持具70は、図9に示す如く、矩形状の部材であって、該第1支持具70には、前側に開口する凹部70aが設けられると共に、該凹部70aの底側には前後に貫通する通孔が形成されている。前記第1取着部位71の前側に位置決めした第1固定具69に対し、前記透明パルネ57の後方に突出する側壁69bに対応する側縁および下縁を当接すると共に該透明パネル57の後方に突出する第1固定ボス69cの後端を凹部70aに挿入した状態とすることで、透明パネル57および第1固定具69に対して第1支持具70が位置決めされるよう構成される(図12参照)。そして、第1支持具70の通孔に裏側から挿通したネジを第1固定ボス69cのネジ孔69dに螺挿することで、透明パネル57を第1固定具69と第1支持具70とで前後から挟持した状態で、該透明パネル57に第1固定部材67が位置決め固定される。
前記第1固定具69には、透明パネル57の外側方(右側方)に位置する側壁69bの外側に、該側壁69bの前後方向と同じ前後寸法で第1固定突部72が設けられている。この第1固定突部72には、前側に開口する凹部72aが設けられると共に、該凹部72aの底側には前後に貫通する通孔72bが形成されている。また、第1固定具69の前面壁69aには、前記第1固定ボス69cに近接する位置に、前後方向に貫通する位置決め孔73が穿設されている。そして、前記枠状装飾体34の支持縁部40に設けた第1被固定部48の後端を第1固定突部72の凹部72aに挿入すると共に、該支持縁部40に設けた前記位置決め突部49を位置決め孔73に挿入した状態で、第1固定突部72の通孔72bに後側から挿通したネジを第1被固定部48にネジ孔48aに螺挿することで、透明パネル57の右下部が枠状装飾体34に位置決め固定されるよう構成される。
(第2固定部材68について)
前記第2固定部材68は、図10に示す如く、透明パネル57の前面に当接する第2固定具74と、透明パネル57の後面に当接する第2支持具75とからなり、該第2固定具74と第2支持具75とで透明パネル57を前後から挟んだ状態で、該第2固定具74と第2支持具75とをネジ止め固定することで、第2固定部材68が透明パネル57に取り付けられるよう構成される。
前記第2固定部材68と透明パネル57との固定構造を具体的に説明する。図7に示す如く、前記透明パネル57の左下部位置に第2取着部位76が設けられ、該第2取着部位76には、前後方向に貫通する2つの第2貫通孔76a,76aが上下方向に離間して穿設されている。また、第2取着部位76には、該第2取着部位76の外周端部における両第2貫通孔76a,76aの間に対応する位置に切欠部76bが形成されている。前記第2固定部材68の第2固定具74は、図10(a),(b)に示す如く、平板状の前面壁74aに、後方に開口するネジ孔74cが形成された2つの第2固定ボス74b,74bが、第2取着部位76の第2貫通孔76a,76aと対応する位置において後方に突設されている。また、前面壁74aには、第2取着部位76の切欠部76bに嵌り込み可能な形状に形成されて後方に延出する位置規制部74dが設けられている。そして、第2固定ボス74b,74bを第2取着部位76の第2貫通孔76a,76aに前側から挿通すると共に、位置規制部74dを第2取着部位76の切欠部76bに嵌めることで(図5参照)、第2取着部位76に対して第2固定具74が位置決めされる。また、第2固定具74における第2固定ボス74b,74bおよび位置規制部74dの前面壁74aからの突出寸法は、前記透明パネル57の厚み寸法より大きく設定されており、前面壁74aの後面を透明パネル57(第2取着部位76)の前面に当接した状態で、該第2固定ボス74b,74bおよび位置規制部74dが透明パネル57の後方に突出するよう構成される。
前記第2固定部材68の第2支持具75には、図10(a),(b)に示す如く、第2取着部位76に設けた第2貫通孔76a,76aと対応する位置に、前側に開口する凹部75aが夫々設けられると共に、各凹部75aの底側には前後に貫通する通孔が形成されている。また、第2支持具75には、第2取着部位76に設けた切欠部76bと対応する位置に、前記第2固定具74の位置規制部74dが嵌り込み可能な切欠部75bが設けられている。そして、前記第2取着部位76の前側に位置決めした第2固定具74に対し、前記透明パルネ57の後方に突出する位置規制部74dを切欠部75bに嵌め込むと共に、該透明パネル57の後方に突出する第2固定ボス74b,74bの後端を凹部75a,75aに挿入した状態とすることで、透明パネル57および第2固定具74に対して第2支持具75が位置決めされるよう構成される。そして、第2支持具75の各通孔に裏側から挿通したネジを対応する第2固定ボス74bのネジ孔74cに螺挿することで、透明パネル57を第2固定具74と第2支持具75とで前後から挟持した状態で、該透明パネル57に第2固定部材68が位置決め固定される。
前記第2固定具74の位置規制部74dにおける後端には、前記透明パネル57の外側方に延在する第2固定突部77が設けられている。この第2固定突部77には、図13に示す如く、前側に開口する凹部77aが設けられると共に、該凹部77aの底側には前後に貫通する通孔77bが形成されている。そして、第2固定突部77における位置規制部74dとの連設部を、前記球導入部44の後壁部47aに設けた一対の位置決め片51,51間に嵌め合わせると共に、該後壁部47aに設けた第2被固定部50の後端を第2固定突部77の凹部77aに挿入した状態で、第2固定突部77の通孔77bに後側から挿通したネジを第2被固定部50にネジ孔50aに螺挿することで、透明パネル57の左下部が枠状装飾体34に位置決め固定されるよう構成される。
前記第1固定部材67における第1固定突部72と、前記第2固定部材68における第2固定突部77との透明パネル57の裏面からの突出寸法(前後方向の長さ寸法)は異なるように設定されており、図11に示す如く、第1固定突部72を第1被固定部48に固定すると共に、第2固定突部77を第2被固定部50に固定した状態で、前記透明パネル57の前面は、前記ステージ41および球導入部44の天井壁43b,47bの前端に略揃う位置に位置決めされるように構成される(図14参照)。すなわち、透明パネル57の前面にパチンコ球が当接した状態で、該パチンコ球が天井壁43b,47bの上面に接触しないよう構成されて、前記遊技領域23を流下するパチンコ球が遊技釘29(上案内連釘52)で跳ねて枠状装飾体34の開口部34a内に飛び込んだとしても、該パチンコ球が前記表示装置17の表示部17a側に入り込むのを防止すると共に、天井壁43b,47bの上にパチンコ球が乗って停留してしまうことがないようになっている。
(照明部58について)
前記照明部58は、図5,図14に示すように、非光透過性の前記パネル保持部材59に配設されて前記透明パネル57の光導入端面(外周端面)57aに対向する発光体基板78と、該発光体基板78に配設されて透明パネル57の光導入端面(外周端面)57aに向けて光を照射するパネル発光体(発光手段)79とを備えている。また、照明部58は、パネル発光体79から照射される光の直進性を高めるレンズ部材80を備える。すなわち、前記照明部58のパネル発光体79を発光させることで、前記透明パネル57に形成された図柄が浮き上がるように表示されて前側から視認可能となるよう構成される。
(発光体基板78について)
前記照明部58の発光体基板78は、図5,図7,図8に示すように、前記透明パネル57において左右方向に直線状に延在する光導入端面57aと対向する横長矩形状に形成され、実装面を下に向けた姿勢で前記パネル保持部材59によって光導入端面57aに沿って延在するように保持されている。そして、発光体基板78の下面(光導入端面57aと対向する面)に、透明パネル57へ向けて光を個別に照射可能な前記パネル発光体79が配設されている。なお、実施例では、パネル発光体79として表面実装型のLEDが設けられているが、これに限られるものではなく、従来公知の発光体を採用可能であることは当然である。
図7,図8に示す如く、前記発光体基板78の左右方向の両端部に、前記パネル保持部材59における前記後保持体61の支持溝65bに収容可能な位置決め端部78aが夫々設けられている。そして、両位置決め端部78a,78aを対応する支持溝65b,65bに収容すると共に、該発光体基板78の後端部を後保持体61の挟持部65c,65cで挟持することで、後保持体61に対して発光体基板78が正しい位置および向きで取り付けられる。また、発光体基板78の前端部には、前記前保持体60の各位置決め片63cと対応する位置に、位置決め凹部78bが夫々設けられており、該発光体基板78の前端部を前保持体60の支持突部63aに載置した状態で、位置決め凹部78bに位置決め片63cを嵌めることで、前保持体60に対して発光体基板78が正しい位置および向きで取り付けられる。
(パネル発光体79)
前記発光体基板78には、図5に示すように、前記パネル発光体79として、前記透明パネル57の光導入端面57aに対向すると共に当該透明パネル57に沿って直線状に列をなすよう配設された複数のパネル発光体79が設けられている。そして、パネル発光体79を発光することにより、前記表示装置17の表示部17aの前側において透明パネル57に形成された図柄が前側から視認可能に明輝される。具体的に、前記複数のパネル発光体79は、前記発光体基板78に対して、前記透明パネル57の光導入端面57aに沿って一定間隔で離間するよう一列に設けられており、発光体基板78に配設された複数のパネル発光体79を同時に発光させて透明パネル57に形成された図柄の全体を前側から視認可能に明輝させ得るようになっている。なお、発光体基板78は、上面に設けられたコネクタ部78cが、図示しない制御装置に電気的に接続されて、該制御装置によってパネル発光体79が発光制御される。
(レンズ部材80)
図5,図14に示すように、前記照明部58は、前記パネル発光体79と透明パネル57との間に、当該透明パネル57の光導入端面57aに沿って延在するレンズ部材80が配設されている。そして、パネル発光体79から照射されてレンズ部材80を透過した光が透明パネル57の光導入端面57aから入射するようになっている。
前記レンズ部材80は、図5,図7,図8に示すように、前記透明パネル57側(実施例では下側)へ膨出する凸レンズ部80aが複数形成されている。すなわち、レンズ部材80の下面は、パネル発光体79の数だけ凸レンズ部80aが左右方向に連続した波形状に形成されて、該パネル発光体79の光が対応する凸レンズ部80aを個別に透過するようになっている。すなわち、パネル発光体79から照射される光を凸レンズ部80aに透過させることで、光の直進性を高めて、透明パネル57において発光体基板78から離間する端部まで光が届くよう構成されている。
図7,図8に示すように、前記レンズ部材80には、左右両端部から外方へ突出する位置決め部80bが夫々形成されており、該レンズ部材80の位置決め部80bを前記後保持体61に設けた対応する凹部64cに収容することで、当該レンズ部材80の上面がパネル発光体79の下方に対向すると共に、該レンズ部材80の下面(凸レンズ部80a)が透明パネル57の光導入端面57aに対向する所定位置に位置決めされるようになっている。そして、前記後保持体61に前保持体60をネジ止め固定することで、両保持体60,61でレンズ部材80が前後から挟持された状態で保持されるよう構成される(図14参照)。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
実施例のパチンコ機10は、前記遊技領域23の内縁を画成する枠状装飾体34に形成された開口部34aの開口内側にパネル発光装置56が配設されて、図柄変動演出が行われる表示装置17の表示部17aの前方に当該パネル発光装置56が重なるよう構成されている。このパネル発光装置56は、透明パネル57が表示装置17の表示部17aの前方に重なるように備えており、当該パネル発光装置56のパネル発光体79を発光することで、透明パネル57に形成された図柄を明輝させて前側から視認し得るよう表示したり、パネル発光体79を消灯することで、透明パネル57に形成された図柄を前側から視認し得ないように非表示の状態にすることができる。すなわち、前記遊技盤20に形成された遊技領域23の内側で興趣のある発光演出を行うことができ、興趣を向上し得る。また、表示装置17の表示部17aの前方にパネル発光装置56を配置したことで、当該表示部17aでの表示内容に重ね合わせるように透明パネル57に形成された図形を表示させて、意外性の高い発光演出を行うことができる。また、表示装置17の表示部17aで行われる図柄変動演出とは表示方法が異なった見え方の違う透明パネル57の図柄を図柄変動演出に重なり合わせることで、興趣のある遊技演出を実現できる。
実施例のパネル発光装置56は、パネル発光体79の列に対応してレンズ部材80が配設されている。このレンズ部材80には、図5に示す如く、前記透明パネル57側に膨出する凸レンズ部80aが、パネル発光体79の個々に対応して設けられているから、各パネル発光体79を発光させた際に、レンズ部材80を透過して透明パネル57に入射される光の直進性を高めることができる。このため、透明パネル57の上端部(外周端面)から内部に導入されたパネル発光体79の光を、当該透明パネル57の下端部側まで効果的に届かせることができ、透明パネル57に形成された図柄全体を明瞭に明輝させて、図柄が浮き上がるように表示させることが可能になる。また、前記レンズ部材80の凸レンズ部80aにより光の直進性を高めることで、当該透明パネル57の図柄を形成する微少な凹凸に対して照射される光の強度を高めることができるから、透明パネル57の図柄をより明瞭に明輝させて浮かび上がらせることができる。このため、透明パネル57の後方側で重なった状態で行われる表示装置17の演出と紛れにくい図柄を、パネル発光体79の光により透明パネル57に視認可能に表示させて遊技者に知覚させることができるから、パネル発光体79に形成した図形の表示・非表示の切り替わりによる演出効果を高めることができる。
また、前記発光体基板78を挟持する非光透過性のパネル保持部材59によって、図14に示す如く、前記透明パネル57における光導入端面57a側の端部を前後から覆うように構成したので、外部からの光が光導入端面57aに入射するのを防止することができ、意図しないときに透明パネル57の図柄が表示されてしまうのを防止することができる。しかも、パネル保持部材59に、パネル発光装置56を枠状装飾体34に取り付けるための上部固定部66を設け、該パネル保持部材59をパネル発光装置56を枠状装飾体34に取り付けるための部材としても機能させるよう構成したので、光導入端面57aに外部から光が入射するのを防止する部材を別途設ける必要はなく構成を簡単化し得る。
前記透明パネル57を、前記後保持体61の位置決め突部64a,64aと透明パネル57に形成した貫通孔57c,57cとによって適正な関係に維持し得るパネル保持部材59に、前記発光体基板78を前後の保持体60,61に設けた支持突部63a、突片63b、位置決め片63c、支持溝65b、挟持部65cによって位置決め保持するよう構成したので、透明パネル57の光導入端面57aに対してパネル発光体89を適正な位置に安定して保持することができる。また、パネル保持部材59に、前記レンズ部材80を前後の保持体60,61に設けた支持突部63a、規制突部64b、凹部64cによって位置決め保持するよう構成したので、透明パネル57の光導入端面57aおよびパネル発光体89に対してレンズ部材80を適正な位置に安定して保持することができる。
実施例のパチンコ機10では、前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記遊技盤20に設けた遊技領域23内に打ち出される。遊技領域23内に打ち出されたパチンコ球が第1球流下経路23aを流下し、該パチンコ球が前記球導入部44の球入口45aに通入すると、該パチンコ球は遊技盤20の前面より後側に位置する前記球通路部47cを移動し、該球通路部47cの球出口46bから前記ステージ41における球転動部42a上に通出される。このパチンコ球は、球転動部42aを左右方向に移動した後に、前記支持縁部40の排出部40aから前記始動入賞部31が配設されている遊技領域23に排出される。そして、遊技領域23に排出されたパチンコ球が始動入賞部31に入賞すると、前記表示装置17の表示部17aで図柄変動演出が実行される。そして、表示装置17での図柄変動演出の結果、該表示装置17の表示部17aに所定の図柄組み合わせで図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生(遊技者にとって有利な状態が発生)し、これにより特別入賞部32へのパチンコ球の入賞が許容される大当り遊技が付与されて多数の賞球を獲得し得るようになる。
ここで、前記ステージ41から遊技領域23に排出されるパチンコ球は、前記ステージ41に通入することなく遊技領域23(第1球流下経路23a)を流下するパチンコ球に比べ、前記始動入賞部31への入賞率が高くなるよう構成されている。すなわち、遊技者は、遊技領域23を流下するパチンコ球が、前記球導入部44を介してステージ41に通入することを期待して遊技を行っている。
実施例のパチンコ機10では、前記球導入部44を構成する第1導入部材45が遊技盤20の前面より前側に突出して、該第1導入部材45の球入口45aに通入したパチンコ球をステージ41に案内する球通路部47cを、遊技盤20の前面より後側に偏倚した位置に設けている。これにより、第1導入部材45の配設位置より下側においては、球導入部44を経ることなく遊技領域23からステージ41にパチンコ球が直接飛び込み易く構成されている。また、図2に示す如く、前記上案内連釘52は、前記ステージ41の下側前部に位置する前記台板部37(支持縁部40)の端縁に近接して延在するように配設されているので、前記球導入部44の球入口45aに通入することなく第1球流下経路23aを流下して上案内連釘52に至ったパチンコ球は、該上案内連釘52で跳ねて前記受入口部41aからステージ41に飛び込み易くなっている。すなわち、実施例のパチンコ機10は、遊技領域23を流下するパチンコ球が球導入部44に通入しない場合であっても、該遊技領域23からパチンコ球がステージ41に飛び込み易い構造になっているので、パチンコ球の動きに対する遊技者の関心を高めて遊技の興趣を向上し得る。
前述したように、前記遊技領域23からパチンコ球がステージ41に飛び込み易い構成では、前記上案内連釘52で跳ねたパチンコ球が、ステージ41を越えて表示装置17側へ入ってしまうおそれがある。しかしながら、実施例のパチンコ機10では、前記ステージ41の受入口部41aを画成する天井壁43bや前記球導入部44の天井壁47bで画成される設置開口の全体が、前記パネル発光装置56の透明パネル57で塞がれているので(図4,図5参照)、パチンコ球がステージ41の後方へ移動するのを透明パネル57で規制することができる。しかも、透明パネル57は、単にパチンコ球がステージ後方へ移動するのを規制する機能だけでなく、前述したように図柄を表示する演出を行うものであるので、パチンコ球がステージ後方へ移動するのを防止するための専用の部材を設ける場合に比べ、構成を簡略化し得ると共にコストを低減し得る。
また、前記透明パネル57は、前記ステージ41の受入口部41aを画成する天井壁43bの上端から上方に延在しているので、前記上案内連釘52で跳ねたパチンコ球が、該天井壁43bより高く跳ね上がったとしても、該パチンコ球がステージ41の後方へ移動するのを該透明パネル57によって確実に防止することができる。また、透明パネル57の前面は、図14に示す如く、天井壁43bの前端に略揃う位置に位置決めされているので、透明パネル57の前側において天井壁43bの上面にパチンコ球が載ってしまうのを防止し得る。
前記透明パネル57は、前記枠状装飾体34の支持縁部40に設けられた第1被固定部48および前記第3導入部材47の後壁部47aに設けられて第1被固定部48から後方に離間位置する第2被固定部50とに、対応する第1固定部材67および第2固定部材68を固定することで、該透明パネル57の前面が前記天井壁43bの前端に略揃う位置に位置決めされる(図11参照)。すなわち、遊技領域23からパチンコ球がステージ41に飛び込み易くするために、遊技盤20の前面より後方に設けた第3導入部材47の後壁部47aに第2被固定部50を設けた場合であっても、透明パネル57に配設される第1固定部材67(具体的には第1固定突部72)および第2固定部材68(具体的には第2固定突部77)の前後方向の長さ寸法を異ならせているので、枠状装飾体34に突出長の異なる被固定部を設ける必要はなく、コスト低減に寄与し得る。
また、前記第1被固定部48および第2被固定部50は、ステージ41を左右方向で挟む位置に設けられて、第1被固定部48がステージ41の右端に近接すると共に、第2被固定部50がステージ41の左端に近接している。すなわち、前記透明パネル57の下部におけるステージ41を挟む両側で、該透明パネル57を枠状装飾体34に固定しているので、遊技領域23から開口部34a側に飛び込むパチンコ球が透明パネル57に当っても、該透明パネル57が位置ずれするのは防止され、前記照明部58により透明パネル57に形成された図柄を明輝させて前側から視認し得るように表示する演出に支障を来たすのは防止される。言い替えると、第1被固定部48と前後方向で同じ位置に第2被固定部50を設けるために、該第2被固定部50を第3導入部材47を避けた位置に設けると、該第2被固定部50と第1被固定部48とが離間して透明パネル57の下部側(ステージ41側)を安定して保持することができなくなるが、実施例のパチンコ機10ではこのような問題が生ずるのを防ぐことができる。
実施例では、枠状装飾体34に配設される透明パネル57(パネル発光装置56)の該枠状装飾体34に対する固定部は、前記電飾役物54、装飾部品、球導入部44によって前側に露出しないように構成されているので、該固定部が透明パネル57で行われる図柄を表示する演出を阻害することはなく、演出効果を向上し得る。また、透明パネル57は、枠状装飾体34に対して裏側から固定されているので、該透明パネル57の前面にパチンコ球が衝突した衝撃によって固定部が弛むのは抑制され、透明パネル57を適正な位置に保持し得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、パネル発光装置に配設される透明パネルが1枚の場合で説明したが、複数枚の透明パネルを前後に重なるように配設する構成を採用することができ、このように透明パネルを複数枚とする構成では、各透明パネルに対応して発光体基板に配設する発光体(発光手段)の列数やレンズ部材の配設数を設定すればよい。なお、複数枚の透明パネルを前後方向に重ねる場合は、各透明パネルにおける光導入端面側の端部間に、非光透過性の遮光部材を配設し、各透明パネルに対応する発光手段を発光した際に、対応しない透明パネルの光導入端面に光が入射しないようにすることが推奨される。
(2) 実施例では、透明パネルの上端部に沿って延在するよう発光体基板(発光手段)を配設したが、当該透明パネルの左右側端部に沿って延在するよう発光体基板(発光手段)を設けるようにしてもよい。また、発光体基板が対向する透明パネルの端部(外周端面)は直線状に延在させる必要はなく、当該端部(外周端面)を曲線状に形成することもできる。例えば、発光体基板として厚み方向に可撓変形可能なフレキシブル基板を採用して、曲線状に形成した透明パネルの端部(外周端面)に沿って延在するよう発光体基板を配設することが可能である。
(3) 実施例では、枠状装飾体に透明パネルを固定する固定部材(第1固定部材および第2固定部材)を、透明パネルを前後で挟む固定具と支持具とで構成したが、透明パネルに対する固定部と被固定部に対する固定部(固定突部)とを備える単一の部材で構成されたものであってもよい。
(4) 実施例では、ステージを2つのステージ部材から構成し、第1ステージ部材の球転動部を移動するパチンコ球の後方への移動を第2ステージ部材によって防止するよう構成したが、ステージを第1ステージ部材のみから構成し、該第1ステージ部材の後端まで透明パネルを延在するよう構成して、球転動部を移動するパチンコ球の後方への移動も透明パネルで規制する構成を採用し得る。
(5) ステージを構成する天井壁は、後端から前端に向かうにつれて下方傾斜するよう構成し、該天井壁にパチンコ球が載った場合であっても該パチンコ球が前側に転がり落ちる構成を採用し得る。
(6) 実施例では、ステージと球導入部とを別部材で構成したが、同一部材で構成することができ、該ステージと球導入部とを構成する部材における枠状装飾体の開口部を画成する天井壁に対して、透明パネルの端縁部が近接するように位置することで、枠状装飾体の開口部の全体を該透明パネルで塞ぐ構成を採用し得る。
(7) 実施例では、枠状装飾体にステージ部材や導入部材を取り付けることでステージおよび球導入部が形成されるよう構成したが、枠状装飾体に一体的にステージおよび導入部材を形成するものであってもよい。
(8) 実施例では、枠状装飾体とパネル発光装置(パネル保持部材)との固定部を、電飾役物で前側から覆う(隠す)よう構成したが、枠状装飾体とパネル発光装置(パネル保持部材)との固定部を隠す部材は、発光演出を行わない装飾部材であってもよい。
(9) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
17 表示装置
17a 表示部
20 遊技盤
23 遊技領域
34 枠状装飾体
34a 開口部
41 ステージ
41a 受入口部
42a 球転動部
43b 天井
7a 後壁
7 透明パネル
59 パネル保持部材(保持部材)
66 上部固定部(固定部)
67 第1固定部材(固定部材)
68 第2固定部材(固定部材)
79 パネル発光体(発光手段)

Claims (2)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域が前面側に形成された遊技盤と、該遊技盤に配設され、開口部を介して表示装置の表示部を前側に臨ませる枠状装飾体とを備える遊技機において、
    前記枠状装飾体の内側下縁に設けられ、前記遊技領域に開口する受入口部から飛び込んだ遊技球を一時的に受け入れて該遊技球の流下方向を振り分けるステージと、
    前記枠状装飾体の開口部内に配設されると共に、外周端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成された透明パネルと、
    前記透明パネルの外周端面へ向けて光を照射可能な発光手段とを備え、
    前記透明パネルは、前記受入口部の上端から上方に延在して、該受入口部からステージ内に飛び込んだ遊技球がステージより後方へ移動するのを規制するよう構成され
    前記ステージは、
    左右方向に延在して遊技球が左右方向に移動可能な球転動部と、
    前記球転動部の後端から上方に延在し、球転動部上を移動する遊技球の後方への移動を規制する後壁部と、
    前記後壁部の上端から前方に延在し、前記球転動部との間に前記受入口部を画成する天井壁とを備え、
    前記透明パネルは、前記天井壁の上端から上方に延在するよう構成されると共に、該透明パネルは、前面が前記天井壁の前端に略揃う位置に位置決めされるように、前記枠状装飾体に対して固定部材を介して裏側から固定されるよう構成され
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が流下可能な遊技領域が前面側に形成された遊技盤と、該遊技盤に配設され、開口部を介して表示装置の表示部を前側に臨ませる枠状装飾体とを備える遊技機において、
    前記枠状装飾体の内側下縁に設けられ、前記遊技領域に開口する受入口部から飛び込んだ遊技球を一時的に受け入れて該遊技球の流下方向を振り分けるステージと、
    前記枠状装飾体の開口部内に配設されると共に、外周端面から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成された透明パネルと、
    前記透明パネルの外周端面へ向けて光を照射可能な発光手段と、
    前記透明パネルの端縁部に配設され、前記発光手段を透明パネルの外周端面に向けて光を照射する姿勢で保持する保持部材を備え、
    前記保持部材に、前記枠状装飾体に対する固定部が設けられ
    前記透明パネルは、前記受入口部の上端から上方に延在して、該受入口部からステージ内に飛び込んだ遊技球がステージより後方へ移動するのを規制するよう構成された
    ことを特徴とする遊技機。
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