JP2004136545A - プリンタおよびプリンタによる印刷方法 - Google Patents

プリンタおよびプリンタによる印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷用紙の用紙幅を適切なタイミングで検出すること。
【解決手段】印刷ジョブを入力する入力手段1と、入力手段1を介して新たな印刷ジョブが入力されたことを検出する印刷ジョブ検出手段2と、印刷ジョブ検出手段2によって新たな印刷ジョブが検出された場合には、印刷用紙5の用紙幅を検出する用紙幅検出手段3と、入力手段1を介して入力された印刷ジョブに対応する情報を印刷用紙5に印刷する印刷手段4と、を具備している。このため、適切なタイミングで用紙幅を検出するとともに、用紙幅の検出処理が負荷となって処理が全体として遅延することを防止できる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタおよびプリンタによる印刷方法に関し、特に、用紙の幅を検出するプリンタおよびプリンタによる印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カットシートやロール紙等の種々の用紙に印刷できるプリンタが存在する。このようなプリンタにおいては、任意の大きさの用紙を任意の位置にセット可能であることから、用紙の右端および左端(以下、「両端」と略記する。)を検出し、用紙以外の部分(例えば、プラテンローラ)に印刷がされて、当該部分が汚損することを防止するとともに、シリアルプリンタにおいてはプリントヘッドが破損することを防止している。
【0003】
ところで、用紙の両端を検出する処理では、プリントヘッドを用紙上で左右に一往復させ、プリントヘッドに具備されているセンサで両端を検知しているため、カットシートの場合には、1枚毎にこのような処理を実行すると、印刷に時間がかかってしまう。
【0004】
そこで、従来の技術では、カットシートの場合には、電源が投入された後、用紙がセットされたことを用紙の幅決め部材が操作されたことで検出している。そしてセットされた多数枚のカットシートから1枚目の(最初の)カットシートが吸入されたときに、用紙の両端の検出を行い、それ以降は両端を検出する処理を省略することにより、当該処理が負荷となって処理が遅延することを防止している。
【0005】
また、印字データなし状態が所定の時間以上継続して検出された場合は、その後、給紙装置から給紙される最初のカットシートの紙幅を検出する方法も本願出願人によって既に提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特許公開公報2001−328330号公報(要約および特許請求の範囲)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電源が投入され、用紙の幅決め部材が操作されたことによって用紙の両端の検出がなされた後に、幅決め部材の位置をそのままにして小幅の用紙に変更される場合もある。また、用紙サイズの異なる印刷要求が前述の所定の時間よりも短い間隔内に連続してなされる場合もある。そのような場合には、用紙の範囲外に誤って印刷される場合があるという問題点がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、用紙の両端検出を効率良く実行するとともに、用紙の範囲外への誤印刷を防止することを可能とするプリンタおよびプリント方法を提供しよう、とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、印刷ジョブの入力を受ける入力手段と、入力手段を介して新たな印刷ジョブが入力されたことを検出する印刷ジョブ検出手段と、印刷ジョブ検出手段によって新たな印刷ジョブが検出された場合には、印刷用紙の用紙幅を検出する用紙幅検出手段と、入力手段を介して入力された印刷ジョブに対応する情報を印刷用紙に印刷する印刷手段と、を有している。
【0010】
このため、入力手段を介して新たな印刷ジョブが入力された場合に、印刷ジョブ検出手段がこれを検出し、用紙幅検出手段が用紙幅を検出し、検出した用紙幅に基づいて印刷手段が印刷するので、適切なタイミングで用紙幅を検出することが可能になる。
【0011】
また、本発明では、上述の発明に加えて、印刷手段は、印刷ジョブによって指定された印刷範囲が、用紙幅検出手段によって検出された用紙幅を越える場合には、その越える部分については印刷しないようにしている。
【0012】
このため、用紙以外の部分に印刷が行われて、その部分が汚損したり、プリントヘッドが破損したりすることを防止できる。
【0013】
また、本発明では、上述の発明に加えて、印刷手段は、印刷ジョブによって指定された印刷範囲が、用紙幅検出手段によって検出された用紙幅を越える場合には、印刷を停止するようにしている。
【0014】
このため、用紙以外の部分に印刷が行われて、その部分が汚損したり、プリントヘッドが破損したりすることを防止できるとともに、意図しない画像等が印刷されて用紙を浪費することを防止できる。
【0015】
また、本発明では、上述の発明に加えて、用紙幅検出手段は、印刷用紙がカットシートである場合には、新たな印刷ジョブ受信した後、最初に吸引するカットシートについて用紙幅の検出を1度だけ行うようにしている。
【0016】
このため、用紙幅の検出回数を減少させ、装置にかかる負担を軽減させることが可能になる。
【0017】
また、本発明では、上述の発明に加えて、用紙幅検出手段は、印刷用紙がロール紙である場合には、新たな印刷ジョブ受信した後、印刷を開始する前に用紙幅の検出を1度だけ行うようにしている。
【0018】
このため、用紙幅の検出回数を減少させ、装置にかかる負担を軽減させることが可能になる。
【0019】
また、本発明では、上述の発明に加えて、用紙幅検出手段は、印刷用紙がカットシートである場合には、印刷ジョブが入力される毎に用紙幅を検出し、印刷用紙がロール紙である場合には、そのロール紙がセットされたときまたはそのロール紙に対する最初の印刷ジョブが入力されたときの1回のみ用紙幅を検出するようにしている。
【0020】
このため、用紙の種類に応じて最適なタイミングで用紙の有無を検出することが可能になる。
【0021】
また、本発明では、上述の発明に加えて、印刷用紙の有無を検出する用紙検出手段を更に有し、印刷用紙検出手段は、印刷の対象となる印刷用紙がカットシートの場合には、1枚毎に印刷用紙の有無を検出するようにしている。
【0022】
このため、カットシートが無くなった場合には、これを直ちに検出して、ユーザに用紙の補充を促すことができる。
【0023】
また、本発明では、上述の発明に加えて、用紙検出手段は、印刷の対象となる印刷用紙がロール紙の場合には、紙送りを行う毎に印刷用紙の有無を検出するようにしている。
【0024】
このため、印刷用紙であるロール紙の有無を確実に検出することが可能になる。
【0025】
また、本発明では、上述の発明に加えて、印刷ジョブは、印刷属性を示す属性データと、実データとを有し、印刷手段は、属性データと用紙幅検出手段によって検出された値とを比較参照し、比較結果によって異なる処理を実行するようにしている。
【0026】
このため、属性データに合致する場合と合致しない場合で処理が異なることになり、属性データと合致する場合には、その形式で実データを印刷用紙に確実に印刷することが可能になる。
【0027】
また、本発明では、上述の発明に加えて、用紙幅検出手段は、印刷ジョブ中の印刷属性を示す属性データが入力された場合には、新たな印刷ジョブであると判断して、用紙幅を検出するようにしている。
【0028】
このため、属性データを検出することにより、新たな印刷ジョブが入力されたことを確実に検出することが可能になる。
【0029】
また、本発明のプリンタによる印刷方法では、印刷ジョブの入力を受ける入力ステップと、入力ステップを介して新たな印刷ジョブが入力されたことを検出する印刷ジョブ検出ステップと、印刷ジョブ検出ステップによって新たな印刷ジョブが検出された場合には、印刷用紙の用紙幅を検出する用紙幅検出ステップと、入力ステップを介して入力された印刷ジョブに対応する情報を印刷用紙に印刷する印刷ステップと、を有する。
【0030】
このため、入力ステップを介して新たな印刷ジョブが入力された場合に、印刷ジョブ検出ステップがこれを検出し、用紙幅検出ステップが用紙幅を検出し、検出した用紙幅に基づいて印刷ステップが印刷するので、適切なタイミングで用紙幅を検出することが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0032】
図1は、本発明の動作原理を説明するための原理図である。この図に示すように、本発明のプリンタは、入力手段1、印刷ジョブ検出手段2、用紙幅検出手段3および印刷手段4によって構成されている。
【0033】
ここで、入力手段1は、例えば、図示せぬパーソナルコンピュータから送信された印刷ジョブの入力を受ける。なお、「印刷ジョブ」とは、パーソナルコンピュータ等において実行されるアプリケーションプログラムにおいて、印刷を実行する操作がなされた場合に発生されるジョブをいい、主に、属性データと実データとから構成されている。
【0034】
印刷ジョブ検出手段2は、入力手段1を介して新たな印刷ジョブが入力された場合にはこれを検出する。
【0035】
用紙幅検出手段3は、印刷ジョブ検出手段2によって新たな印刷ジョブが検出された場合には、印刷用紙5の用紙幅を検出する。
【0036】
印刷手段4は、入力手段1を介して入力された印刷ジョブに対応する情報を印刷用紙5に印刷する。
【0037】
次に、以上の原理図の動作について説明する。
【0038】
先ず、装置に電源が投入されると、各部が動作可能の状態になる。なお、このとき、紙幅の検出等は行わない。
【0039】
次に、図示せぬパーソナルコンピュータにおいてアプリケーションプログラムが実行され、例えば、画像や文書データが作成されたとする。そして、これらのデータを印刷するために、アプリケーションプログラムの印刷ボタン等が操作されたとすると、属性データと実データとからなる印刷ジョブが生成され、入力手段1に対して送信される。
【0040】
入力手段1は、図示せぬパーソナルコンピュータから送信された印刷ジョブの入力を受け、印刷ジョブ検出手段2に供給する。
【0041】
印刷ジョブ検出手段2は、例えば、入力手段1から供給されたデータの属性データを検出することにより、新たな印刷ジョブが入力されたことを検出し、用紙幅検出手段3に対して新たな印刷ジョブが入力されたことを通知する。
【0042】
用紙幅検出手段3は、印刷ジョブ検出手段2から新たな印刷ジョブが入力されたことが通知されると、印刷用紙(この例では、カットシート)5を吸引した後、その右端および左端の位置を検出し、印刷手段4に通知する。
【0043】
印刷手段4は、用紙幅検出手段3によって検出された印刷用紙5の両端の位置を参照して、印刷ジョブに含まれている属性情報において定義されている印刷範囲と用紙サイズが用紙の範囲(印刷可能範囲)に適合している場合には印刷処理を実行する。一方、印刷範囲と用紙サイズが用紙の範囲に適合していない場合には、例えば、印刷可能範囲内に収まっている実データのみを印刷するように処理する。または、印刷処理を行わず、パーソナルコンピュータ側に警告表示をする処理を行う。
【0044】
そして、1枚目の印刷用紙5の印刷処理が終了した場合には、印刷手段4は、1枚目の印刷用紙5を排出するとともに、印刷すべき実データが更に存在するか否かを判定し、存在している場合には、次の印刷用紙5を吸引し、用紙幅検出処理は実行せずに印刷処理を直ちに実行する。また、印刷すべき実データが存在しない場合には、印刷用紙5を排出するとともに、印刷処理を終了する。
【0045】
最初の印刷ジョブの印刷処理が終了した後に、次の印刷ジョブが入力された場合には、先に述べた場合と同様に、印刷ジョブ検出手段2が新たな印刷ジョブが入力されたことを検出し、用紙幅検出手段3に通知する。
【0046】
用紙幅検出手段3は、印刷用紙5が吸引される際に、その両端を検出し、印刷手段4に通知する。
【0047】
印刷手段4は、用紙幅検出手段3の検出結果に基づいて、印刷ジョブに含まれている実データを、印刷用紙5に印刷する。
【0048】
以上に説明したように、本発明では、印刷ジョブが入力される毎に、印刷用紙5の両端を検出するようにしたので、例えば、印刷ジョブ毎に用紙が変更されたような場合であっても、印刷用紙5の印刷可能な範囲を的確に検出し、誤印刷を防止することが可能になる。
【0049】
すなわち、本発明では、印刷対象となる用紙の種類は、同一の印刷ジョブにおいては不変であることおよび用紙の変更がなされるのは、新規な印刷ジョブが実行される前であることに基づいて、印刷ジョブ単位で用紙幅の検出を行うことにより、用紙検出処理の回数を減少させるとともに、適切なタイミングで用紙幅を検出して誤印刷を防止することとするものである。
【0050】
次に、本発明の一実施の形態について説明する。
【0051】
図2は、本発明の一実施の形態の構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の一実施の形態は、プラテンロール(以下、単に「プラテン」と称する。)10、プリントヘッド11、センサ12、ガイド軸14、DC(Direct Current)モータ15、ベルト16、両端検出部17、制御部18、位置監視部19、主制御部20、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read OnlyMemory)22、RAM(Random Access Memory)23、センサ群24および入力部25等によって構成され、外部にはPC(Personal Computer)26が接続されている。
【0052】
ここで、プラテン10は、硬質ゴム等によって構成され、プリントヘッド11と印刷用紙30との間隔が適正になるように印刷用紙30を保持するとともに、それ自体が回転することにより、印刷用紙30を搬送する。
【0053】
印刷手段4としてのプリントヘッド11は、例えば、インクカートリッジ、インクカートリッジホルダおよびインクジェットノズル等によって構成されており、主制御部21の制御に応じてインクカートリッジに格納されているインクをインクジェットノズルを介して印刷用紙30に噴射し、所定の図形等を描画する。
【0054】
センサ12は、例えば、フォトダイオード等の反射式光学センサであり、印刷用紙30の両端を検出し、位置監視部19に通知する。
【0055】
ガイド軸14は、プリントヘッド11が左右に移動する際に、所定の経路を移動するようにガイドとしての役割を担っている。
【0056】
DCモータ15は、制御部18によって制御され、ベルト16を駆動することにより、プリントヘッド11を図の左右方向に移動させる。
【0057】
ベルト16は、DCモータ15によって駆動され、プリントヘッド11を図の左右方向に移動させる。
【0058】
用紙幅検出手段3としての両端検出部17は、センサ12、制御部18および位置監視部19等によって構成され、印刷用紙30の両端を検出し、主制御部20に通知する。
【0059】
制御部18は、主制御部20の制御に応じて、DCモータ15を駆動し、プリントヘッド11の位置を制御する。
【0060】
位置監視部19は、プリントヘッド11に具備されているセンサ12からの検出信号と、ガイド軸14に沿って配置されている図示せぬリニアエンコーダからの信号とを参照し、プリントヘッド11の現在位置を検出する。
【0061】
入力手段1および印刷ジョブ検出手段2としての主制御部20は、CPU21、ROM22およびRAM23によって構成され、PC26から供給された印刷ジョブに応じて各部を制御し、印刷用紙30に所望の図形等を印刷する。
【0062】
CPU21は、ROM22に格納されているプログラム等に応じて、装置の各部を制御するとともに、各種演算処理を実行する。
【0063】
ROM22は、CPU21が実行する基本的なプログラムやデータ等を格納している。
【0064】
RAM23は、CPU21が各種処理を実行する際に、実行対象となるプログラムや、演算途中のデータ等を一時的に格納する。
【0065】
用紙検出手段としてのセンサ群24は、例えば、用紙検出センサを含む複数のセンサによって構成されており、各センサによって検出されたデータを主制御部20に供給する。
【0066】
入力部25は、例えば、操作パネルに配置されている電源ボタン、給排紙ボタンおよびプリントヘッド11をクリーニングするためのクリーニングボタン等によって構成されており、ユーザーの操作に応じたデータを主制御部20に供給する。
【0067】
PC26は、図示せぬHDD(Hard Disk Drive)等に格納されているアプリケーションプログラムを実行することにより画像や文書等の印刷データを生成するとともに、アプリケーションプログラムの印刷ボタンが操作された場合には印刷ジョブを生成して出力する。なお、PC26と、主制御部20とは、例えば、USB(Universal Serial Bus)や、LAN(Local Area Network)等を介して接続されている。
【0068】
図3は、印刷用紙であるロール紙31またはカットシート32と、各部との対応関係を示す図である。なお、図3(A)は、図2に示す実施の形態を紙面に対して垂直方向手前から眺めた場合の図であり、図3(B)は、図2に示す実施の形態を紙面に対して水平方向右側から眺めた場合の図である。また、図3(A)と図3(B)は各部の位置関係が対応するように描画してある。
【0069】
この図に示すように、ロール紙31は、用紙送りローラ50,51によってそれぞれ挟持され、これらが回転することにより、図の左側から右側へ搬送される。なお、カットシート32も同様にして左側から右側へ搬送される。
【0070】
ベルト16は、図3(B)に示すように、上側の部分がプリントヘッド11の一部に連結されているので、DCモータ15が回転すると、プリントヘッド11が図3(A)の上下方向に移動する。
【0071】
プリントヘッド11は、ベルト16によって駆動力を与えられ、ガイド14に沿って図3(A)の上下方向に移動する。
【0072】
ロール紙31は、図3(B)に示すように、用紙送りローラ50を介して吸い込まれ、プラテン10を経由して、用紙送りローラ51によって送り出される。
【0073】
カットシート32は、シートフィーダ34に載置されており、ピックアップローラ33によって1枚ずつ取り出され、用紙送りローラ50を介して吸い込まれ、プラテン10を経由して、用紙送りローラ51によって送り出される。
【0074】
次に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0075】
PC26において、アプリケーションプログラムが実行され、例えば、画像や文書等が作成された後、アプリケーションプログラムの印刷ボタンが操作されると、OS(Operation System)に組み込まれたプリンタドライバによって、本装置に適合するフォーマットのデータに変換される。また、プリンタを制御するための属性データも同時に生成され、これらが組み合わされて印刷ジョブが生成される。
【0076】
図4は、印刷ジョブのフォーマットの一例を示す図である。この図に示すように、印刷ジョブ60は、属性データ61と実データ62とから構成されており、属性データ61は、A4,B5等の用紙の大きさや葉書、宛名シール等の用紙の種類を示す。実際に印刷される範囲を示す用紙種類61a、用紙厚さ61b、印刷範囲61cおよび印刷枚数61dのそれぞれを示す情報等から構成されている。すなわち、属性データ61は、印刷処理を実行する際にプリンタを設定するために必要なデータであり、実データ62は実際に印刷するデータである。
【0077】
このようにして生成された印刷ジョブ60は、OSが管理している印刷スプールキューに追加され、要求がなされた順に、プリンタに対して送信され、印刷処理が実行される。なお、印刷スプールキューは、プリンタに送ろうとする印刷ジョブと、各印刷ジョブに関する情報(要求のステータス、要求を送信しようとするユーザーのユーザー名、要求を送信しようとするシステムのホスト名、ジョブ番号など)からなる印刷ジョブの一覧である。
【0078】
印刷スプールキューに格納されている印刷ジョブ60がプリンタに送信されると、主制御部20がこれを受信し、以下に示す印刷処理を実行する。なお、以下では、印刷用紙30がカットシート32の場合と、ロール紙31の場合とに分けて説明する。
【0079】
(1)印刷用紙30がカットシート32の場合
【0080】
印刷用紙30がカットシート32の場合、CPU21は、ピックアップローラ33、用紙送りローラ50,51およびプラテン10を制御して、カットシート32をシートフィーダ34から最初に1枚だけ吸引する。なお、吸引動作によってもカットシート32が検出されない場合には、用紙切れであるとして、PC26に警告メッセージを表示し、カットシート32を補充するようにユーザーに促す。そして、カットシート32が補充された場合には、以下の処理を実行する。
【0081】
次に、CPU21は、ホームポジション(図2の右端)に位置しているプリントヘッド11の左側への移動を開始させる。そして、CPU21は、位置監視部19からの出力を参照し、カットシート32の右端(カットシート32は上側から吸引されるので、カットシート32を基準にするとその左端)を検出し、RAM23に格納する。
【0082】
続いて、CPU21は、位置監視部19からの出力を参照し、カットシート32の左端(前述の場合と同様の理由により、カットシート32を基準にするとその右端)を検出し、RAM23に格納する。このようにして、カットシート32の両端が検出され、印刷可能範囲と用紙のサイズが特定される。
【0083】
続いて、CPU21は、1枚のカットシート32に対して1枚の画像等を印刷する印刷処理を実行する。なお、このとき、属性データ61に格納されている用紙種類61aおよび印刷範囲61cによって特定される印刷範囲と用紙サイズが、前述の印刷可能範囲に適合している場合には、印刷処理を実行する。一方、印刷範囲と用紙サイズが適合していない場合には、越えている範囲については印刷を停止し、範囲内に収まっている部分についてのみ印刷する。あるいは、印刷範囲が印刷可能範囲を越えている場合や用紙サイズが適合していない場合には、PC26の図示せぬ表示装置に警告メッセージを表示させ、印刷を停止する。
【0084】
このようにすることにより、印刷用紙30としてカットシート32が使用された場合において、プラテン10が汚損したり、プリントヘッド11が破損したりすることを防止できる。
【0085】
1枚目のカットシート32の印刷が終了した場合には、2枚目の印刷が必要か否かを判断し、必要である場合には2枚面のカットシート32を吸引して前述の場合と同様に印刷処理を実行する。なお、2枚目以降の印刷では、用紙幅の検出は実行しない。
【0086】
そして、その印刷ジョブで指定された枚数のカットシート32に対して、全ての印刷が完了した場合には処理を終了し、それ以外の場合には印刷が完了するまで前述の場合と同様の処理を繰り返す。なお、印刷中にシートフィーダ34に格納されているカットシート32が無くなった場合には、例えば、PC26に警告メッセージを表示させるとともに印刷処理を一時的に停止し、カットシート32が補充された場合には印刷処理を継続する。
【0087】
なお、以上の処理は、印刷ジョブ単位で実行されるので、ある印刷ジョブが実行された後に、他の印刷ジョブが実行された場合には、それぞれの印刷ジョブに対する印刷処理を開始する際に、用紙の両端が検出されることになる。したがって、ある印刷ジョブにおいて、例えば、A4サイズの用紙が使用された後、残りのA4サイズの用紙の上にB5サイズの用紙が重ねて載置された後、他の印刷ジョブにおいてB5サイズの用紙が指定された場合でも、印刷可能範囲を誤ることなく、印刷処理を実行することができる。
【0088】
(2)印刷用紙30がロール紙31の場合
【0089】
CPU21は、センサ群24に含まれている用紙検出センサからの出力を参照し、ロール紙31がセットされているか、または、用紙切れになっていないかを検出する。用紙切れになっている場合にはロール紙31を補充するようにPC26に対して警告メッセージを表示させる。その結果、ロール紙31が補充された場合には、以下の処理を実行する。
【0090】
印刷用紙30がロール紙31の場合、CPU21は、ホームポジション(図2の右端)に位置しているプリントヘッド11の左側への移動を開始させる。そして、CPU21は、位置監視部19からの出力を参照し、ロール紙31の右端(ロール紙32は上側から吸引されるので、ロール紙31を基準にするとその左端)を検出し、RAM23に格納する。
【0091】
続いて、CPU21は、位置監視部19からの出力を参照し、ロール紙31の左端(前述の場合と同様の理由により、ロール紙31を基準にするとその右端)を検出し、RAM23に格納する。このようにして、ロール紙31の両端が検出され、印刷可能範囲が特定される。
【0092】
なお、用紙の両端を検出する処理は、印刷が開始される前に1回だけ実行される。
【0093】
続いて、CPU21は、ロール紙31に画像等を連続して印刷する印刷処理を実行する。なお、このとき、属性データ61に格納されている用紙種類61aおよび印刷範囲61cによって特定される印刷範囲が、前述の印刷可能範囲を越えている場合には、越えている範囲については印刷を停止し、範囲内に収まっている部分についてのみ印刷する。あるいは、印刷範囲が印刷可能範囲を越えている場合には、PC26の図示せぬ表示装置に警告メッセージを表示させ、印刷を停止する。
【0094】
印刷処理の際には、CPU26は、ロール紙31の用紙切れを検出するために、1ライン分の印刷が終了して紙送り処理を行う際に、センサ群24に含まれている用紙検出センサからの出力を参照して、用紙切れになっていないか否かを判定する。用紙切れになっている場合にはPC26に警告メッセージを表示させる。その結果、ロール紙31が補充された場合には、印刷処理を継続し、それ以外の場合にはロール紙31が補充されるまで待機する。
【0095】
以上の処理により、印刷用紙30としてロール紙32を使用した場合でも、前述のカットシート32の場合と同様に、印刷ジョブ毎に用紙幅検出を行うことで、プラテン10が汚損したり、プリントヘッド11が破損したりすることを防止できる。
【0096】
次に、図5〜図9に示すフローチャートを参照して、図2および図3に示す実施の形態において実行される処理の一例について説明する。
【0097】
先ず、図5は、PC26から印刷ジョブ60を受信した場合に実行される処理である。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0098】
ステップS10:
CPU21は、PC26から印刷ジョブ60を受信したか否かを判定し、受信した場合にはステップS11に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0099】
ステップS11:
CPU21は、印刷ジョブ60の属性データ61に格納されている用紙種類61aを参照し、カットシート32が選択されているか否かを判定し、カットシート32が選択されている場合には、ステップS12に進み、それ以外の場合には後述する図8のステップS70に進む。
【0100】
ステップS12:
CPU21は、属性データ61に格納されている用紙種類61a、用紙厚さ61b、印刷範囲61cおよび用紙枚数61d等を参照して、プリンタの各部を設定する設定処理を実行する。
【0101】
ステップS13:
CPU21は、ピックアップローラ33、用紙送りローラ50,51およびプラテン10を回転させることにより、用紙であるカットシート32を1枚だけ吸引する。
【0102】
ステップS14:
CPU21は、用紙の有無を検出する用紙検出処理(詳細は、図6を参照して後述する。)を実行する。
【0103】
ステップS15:
CPU21は、用紙幅を検出する用紙幅検出処理(詳細は、図7を参照して後述する。)を実行し、用紙の印刷可能範囲を特定する。
【0104】
ステップS16:
CPU21は、1枚のカットシートについて1枚分の実データ62を印刷する印刷処理を実行する。
【0105】
ステップS17:
CPU21は、印刷ジョブが終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップS18に進み、それ以外の場合には処理を終了する。なお、印刷ジョブが終了したか否かの判断は、例えば、属性データ61に格納されている印刷枚数61d等を参照することにより判断することができる。
【0106】
ステップS18:
CPU21は、CPU21は、ピックアップローラ33、用紙送りローラ50,51およびプラテン10を回転させることにより、次のカットシート32を1枚だけ吸引する。
【0107】
ステップS19:
CPU21は、用紙の有無を検出する用紙検出処理(詳細は、図6を参照して後述する。)を実行する。そして、ステップS16に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。
【0108】
次に、図6を参照して、図5のステップS14およびステップS19に示す用紙検出処理の詳細について説明する。図6に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0109】
ステップS30:
CPU21は、センサ群24に含まれている用紙検出センサからの出力を参照し、用紙があるか否かを判定し、用紙がある場合にはもとの処理に復帰し、それ以外の場合にはステップS31に進む。なお、このステップS30においては、カットシートの設定であるにも拘わらず、ロール紙がセットされている場合についてもその不具合を検出し、次のステップS31においてエラー処理を行う。
【0110】
ステップS31:
CPU21は、例えば、PC26に対して用紙切れが発生した旨を通知し、ユーザーに通知する処理(エラー処理)を実行する。
【0111】
ステップS32:
CPU21は、センサ群24に含まれている用紙検出センサからの出力を参照し、用紙が補充されたか否かを判定し、用紙が補充された場合にはもとの処理に復帰し、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0112】
次に、図7を参照して、図5のステップS15に示す用紙幅検出処理の詳細について説明する。図7に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0113】
ステップS50:
CPU21は、制御部18に対して制御信号を送り、ホームポジション(図2の右端)に位置しているプリントヘッド11を、図の左側に向けて移動を開始させる。
【0114】
ステップS51:
CPU21は、位置監視部19からの出力を参照して印刷用紙の右端を検出したか否かを判定し、右端を検出した場合にはステップS52に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0115】
ステップS52:
CPU21は、検出された用紙の右端位置をRAM23に記憶させる。
【0116】
ステップS53:
CPU21は、位置監視部19からの出力を参照して印刷用紙の左端を検出したか否かを判定し、左端を検出した場合にはステップS54に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0117】
ステップS54:
CPU21は、検出された用紙の左端位置をRAM23に記憶させる。
【0118】
ステップS55:
CPU21は、制御部18に対して制御信号を送り、プリントヘッド11をホームポジションへ復帰させる。なお、ホームポジションではなく、印刷開始位置にプリントヘッド11を復帰させるようにしてもよい。なお、用紙の右端、左端検出は、ホームポジションから左側へプリントヘッド11が進行していく際には、用紙の左右端を検出せず、ホームポジションに戻る際に、まず、用紙の左端を検出し、その後、用紙の右端を検出し、その後、ホームポジションに戻るようにしてもよい。また、行きと帰りのそれぞれに両端を検出し、その平均をとるようにしてもよい。またさらには、行きと帰りのそれぞれで検出し、その検出値の差が一定範囲内のときは、帰りの値を採用し、その差が一定の範囲を超える場合には再度用紙幅を検出するようにしてもよい。
【0119】
次に、図8を参照して、図5に示すステップS11の処理において、ロール紙31が選択されていると判断された場合に実行される処理について説明する。このフローチャートが開始されると、以下の処理が実行される。
【0120】
ステップS70:
CPU21は、属性データ61に格納されている用紙種類61a、用紙厚さ61b、印刷範囲61cおよび用紙枚数61d等を参照して、プリンタの各部を設定する設定処理を実行する。
【0121】
ステップS71:
CPU21は、図6を参照して前述した、用紙の有無を検出する用紙検出処理を実行する。このとき、セットされた用紙がロール紙であるか否かも検出し、ロール紙である場合にはステップS72に進み、ロール紙でない場合にはCPU21は、PC26に警告メッセージを表示させ、ロール紙がセットされたことを検出するまで処理を停止する。
【0122】
ステップS72:
CPU21は、図7を参照して前述した、用紙幅を検出する用紙幅検出処理を実行し、用紙の印刷可能範囲を特定する。
【0123】
ステップS73:
CPU21は、ロール紙31について実データ62を印刷する印刷処理(詳細は、図9を参照して後述する。)を実行する。
【0124】
ステップS74:
CPU21は、印刷ジョブが終了したか否かを判定し、終了していない場合にはステップS73に戻り、それ以外の場合には処理を終了する。なお、印刷ジョブが終了したか否かの判断は、例えば、実データ62の末尾に付加されているシンボルEOF(End Of File)等を参照することにより判断することができる。
【0125】
次に、図9を参照して、図8のステップS73に示す印刷処理の詳細について説明する。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0126】
ステップS90:
CPU21は、プリントヘッド11およびDCモータ15を制御して、ロール紙31に1ライン分だけ印刷する。
【0127】
ステップS91:
CPU21は、用紙送りローラ50,51およびプラテン10を回転させて、ロール紙31を所定量だけ送る紙送り制御を実行する。
【0128】
ステップS92:
CPU21は、図6を参照して前述した用紙検出処理を実行し、もとの処理に復帰する。
【0129】
以上の処理によれば、図2および図3のプリンタを使用して前述した機能を実現することが可能になる。
【0130】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。例えば、以上の実施の形態では、入力手段1が、外部に接続されたPC26から供給される印刷ジョブ60を処理を終了する度に新たに受信するようにしたが、プリンタ内部で印刷ジョブ60を生成し、これを入力することも可能である。一例としては、ディジタルカメラで撮影された画像を記録した可搬型の記録媒体がプリンタに挿入され、印刷する画像が指定された場合に、印刷ジョブを生成する場合がある。
【0131】
また、以上の実施の形態では、印刷ジョブによって特定される印刷範囲と用紙サイズが検出された印刷可能範囲に適合しているか否かによって、その処理を異ならせるようにしたが、印刷ジョブ中の印刷範囲と印刷可能範囲との比較のみ、または、印刷ジョブ中の用紙サイズと検出された印刷可能範囲との比較のみでその後の処理を異ならせるようにしてもよい。
【0132】
また、以上の実施の形態では、印刷ジョブ検出手段2として、属性データ61を検出した場合に、新たな印刷ジョブ60が受信されたと判断するようにしたが、例えば、印刷データの末尾にEOF等を格納しておき、これが検出された後に入力される印刷ジョブについては新たな印刷ジョブであると判断するようにしてもよい。
【0133】
また、上述の実施の形態では、カットシート32の場合にもロール紙31の場合にもともに、印刷ジョブ毎に用紙幅を検出するようにしたが、カットシート32の場合には印刷ジョブ毎に用紙幅検出処理を行い、ロール紙31の場合には印刷ジョブ毎の用紙幅検出ではなく、ロール紙31がセットされた最初の1回にのみ用紙幅を検出するようにしてもよい。
【0134】
また、印刷ジョブの属性データ中の用紙種類を比較し、前の印刷ジョブ中のものと同一である場合には、同一の用紙がセットされている判断し、用紙幅の検出を行わないようにしてもよい。この制御を前述の実施の形態の制御に組み込んだり、前述のロール紙31のみ処理を異ならせる処理に組み込んだりすることができる。
【0135】
また、用紙幅検出手段3として、プリントヘッダ11に光学的なセンサ12を具備して用紙幅を光学的に検出するようにしたが、機械式のセンサによって用紙幅を検出することも可能である。また、センサ12をプリントヘッド11ではなく、ベルト16に取り付けてもよい。
【0136】
また、以上の実施の形態では、印刷手段4として、インクジェット型のプリンタを例に挙げて説明したが、レーザプリンタや昇華型のプリンタについても本発明を適用することが可能である。
【0137】
また、以上の実施の形態では、用紙検出手段として、センサ群24に含まれている光学的なセンサによって用紙の有無を検出するようにしたが、前述の紙幅検出手段3の場合と同様に、機械式のセンサによって用紙の有無を検出することも可能である。
【0138】
更に、以上の実施の形態では、印刷ジョブがPC26側の印刷スプールキューに蓄積され、プリンタ側へ順次送信するようにしたが、プリンタ側に印刷スプールキューを設けて順次処理することも可能である。そのような構成によれば、複数のPCから受信した印刷ジョブを順次処理することが可能になる。
【0139】
【発明の効果】
本発明によれば、入力手段を介して新たな印刷ジョブが入力された場合に、印刷ジョブ検出手段がこれを検出し、用紙幅検出手段が用紙幅を検出し、検出した用紙幅に基づいて印刷手段が印刷するので、適切なタイミングで用紙幅を検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明するための原理図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタの主要部の構成例を示す図である。
【図3】図2に示すプリンタに使用される印刷用紙であるロール紙またはカットシートと、各部との関係を示す図である。
【図4】図2に示すプリンタで実行される印刷ジョブのフォーマットの一例を示す図である。
【図5】図2のプリンタがPCから印刷ジョブを受信した場合に実行する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図6】図5に示す用紙検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図7】図5に示す用紙幅検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図5に示すフローチャートにおいて、ロール紙を選択した場合に実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8に示す印刷処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力手段
2 用紙幅検出手段
3 印刷ジョブ検出手段
4 印刷手段
5 印刷用紙
10 プラテン
11 プリントヘッド(印刷手段)
12 センサ
14 ガイド軸
15 DCモータ
16 ベルト
17 両端検出部(用紙幅検出手段)
18 制御部
19 位置監視部
20 主制御部(入力手段、印刷ジョブ検出手段)
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 センサ群(用紙検出手段)
25 入力部
26 PC
30 印刷用紙
31 ロール紙
32 カット紙
33 ピックアップローラ
34 シートフィーダ
50,51 用紙送りローラ

Claims (11)

  1. 印刷ジョブの入力を受ける入力手段と、
    上記入力手段を介して新たな印刷ジョブが入力されたことを検出する印刷ジョブ検出手段と、
    上記印刷ジョブ検出手段によって新たな印刷ジョブが検出された場合には、印刷用紙の用紙幅を検出する用紙幅検出手段と、
    上記入力手段を介して入力された印刷ジョブに対応する情報を上記印刷用紙に印刷する印刷手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記印刷手段は、前記印刷ジョブによって指定された印刷範囲が、前記用紙幅検出手段によって検出された前記用紙幅を越える場合には、その越える部分については印刷しないことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記印刷手段は、前記印刷ジョブによって指定された印刷範囲が、前記用紙幅検出手段によって検出された前記用紙幅を越える場合には、印刷を停止することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 前記用紙幅検出手段は、前記印刷用紙がカットシートである場合には、新たな印刷ジョブ受信した後、最初に吸引するカットシートについて用紙幅の検出を1度だけ行うことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  5. 前記用紙幅検出手段は、前記印刷用紙がロール紙である場合には、新たな印刷ジョブ受信した後、印刷を開始する前に用紙幅の検出を1度だけ行うことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  6. 前記用紙幅検出手段は、前記印刷用紙がカットシートである場合には、印刷ジョブが入力される毎に用紙幅を検出し、前記印刷用紙がロール紙である場合には、そのロール紙がセットされたときまたはそのロール紙に対する最初の印刷ジョブが入力されたときに1回のみ用紙幅を検出することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  7. 前記印刷用紙の有無を検出する用紙検出手段を更に有し、
    上記印刷用紙検出手段は、印刷の対象となる印刷用紙がカットシートの場合には、1枚毎に前記印刷用紙の有無を検出することを特徴とする請求項6記載のプリンタ。
  8. 前記用紙検出手段は、印刷の対象となる印刷用紙がロール紙の場合には、紙送りを行う毎に前記印刷用紙の有無を検出することを特徴とする請求項7記載のプリンタ。
  9. 前記印刷ジョブは、印刷属性を示す属性データと、実データとを有し、
    前記印刷手段は、前記属性データと前記用紙幅検出手段によって検出された値とを比較参照し、比較結果によって異なる処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  10. 前記用紙幅検出手段は、前記印刷ジョブ中の印刷属性を示す前記属性データが入力された場合には、新たな印刷ジョブであると判断して、前記用紙幅を検出することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  11. 印刷ジョブの入力を受ける入力ステップと、
    上記入力ステップを介して新たな印刷ジョブが入力されたことを検出する印刷ジョブ検出ステップと、
    上記印刷ジョブ検出ステップによって新たな印刷ジョブが検出された場合には、印刷用紙の用紙幅を検出する用紙幅検出ステップと、
    上記入力ステップを介して入力された印刷ジョブに対応する情報を上記印刷用紙に印刷する印刷ステップと、
    を有することを特徴とするプリンタによる印刷方法。
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