JP4141821B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版印刷装置に関し、詳しくは、製版・印刷動作を連続して行うことができる孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿画像読取手段に原稿を1枚ずつ自動供給する自動原稿供給装置(ADF)を備え、複数枚の原稿を用いて製版・印刷動作を連続的に行うことができる孔版印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、自動原稿供給装置を備えた孔版印刷装置において、排版収納部に送り込んだ孔版原紙が所定枚数を越え、収納部が満杯になりそうなときには、排版動作を禁止することが開示されている。
【0004】
特許文献2には、印刷処理の途中に製版キーが押された場合に、まず注意を喚起し、再度、製版キーが押された場合に製版動作を実行し、製版キーの誤操作による動作時間の無駄及びマスタの無駄を防止するようにした印刷装置が開示されている。
【0005】
特許文献3には、消耗品の消耗の程度に応じて、印刷を途中で中断することを防止できるような運転モード、あるいは、印刷が途中で中断してもその後の手当てを的確にできるような運転モードを、ユーザーが選択することが可能である孔版印刷装置及び孔版印刷システムが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−132670号公報
【特許文献2】
特開平11−240238号公報
【特許文献3】
特開2002−211094号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように自動供給装置を備え複数枚の原稿について製版・印刷を連続的に行う孔版印刷装置の場合、一旦、製版・印刷動作を開始すると、エラーが発生するなどの不測の場合を除いては、途中で中断することなく、設定した所定枚数の印刷が完了するまで、一連の製版・印刷動作を自動的に実行する。
【0008】
しかし、場合によっては、1版を製版するたびに印刷イメージを確認し、その状況に応じて、次に行うべき動作種別を選択することが必要となることも考えられる。例えば、孔版原紙の耐刷性などの対応を目的とした再製版や、満足したイメージが得られない場合の再製版(追加製版)などである。
【0009】
また、従来、製版・印刷時に用紙ジャムなどのエラーが発生した場合、エラー解除後においては、状況にかかわらず、予め決められた一連のリカバリー動作を自動的に行うため、ユーザーには、次に行うべき動作種別を選択できる余地がなかった。
【0010】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、多様なユーザーのニーズに対応することができ、ユーザーにとって使いやすい孔版印刷装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の孔版印刷装置を提供する。
【0012】
孔版印刷装置は、複数の画像情報の製版・印刷動作を連続して行う連続モードで作動させることができるタイプのものである。孔版印刷装置は、予め決めた工程終了後に、製版・印刷動作を中断し、次の動作の指示を待つ中断モードで作動させることも選択可能である。
【0013】
上記構成において、連続モードでは、画像情報の読み取り、製版、版胴への孔版原紙の装着(給版)、所定枚数の印刷、版胴からの孔版原紙の取り外し(排版)という一連の製版・印刷動作を、各画像情報について自動的に連続して行う。一方、中断モードでは、製版・印刷動作は、所定工程終了後に中断し、次の動作の指示を待つ。これによって、ユーザーはそれまでの動作の結果を確認した後に、次の適切な動作を実行させることができる。例えば、印刷結果を見て、製版をやり直すなど、柔軟な操作が可能となる。
【0014】
上記構成によれば、孔版印刷装置は、連続モードだけでなく、中断モードで作動させることもできる。
【0015】
したがって、多様なユーザーのニーズに対応することができ、ユーザーにとって使いやすい孔版印刷装置を提供することができる。
【0016】
好ましくは、上記中断モードが選択された場合、各画像情報の所定枚数の印刷が完了するたびに、製版・印刷動作を中断し、次の動作の指示を待つ。
【0017】
上記構成によれば、例えば、印刷結果を見て、同じ版を用いてさらに印刷させたり、同じ画像情報又は次の画像情報の製版・印刷動作に移行させるなどの動作の指示ができ、次の動作を指示するタイミングとして好適である。
【0018】
好ましくは、上記中断モードが選択された場合、製版・印刷動作を中断したときの次の動作の指示は、表示された複数の動作から選択することにより行う。
【0019】
上記構成によれば、中断モードにおける次の動作の指示は、ユーザーにとって簡単な操作とすることができる。
【0020】
好ましくは、上記中断モードが選択された場合、製版・印刷動作を中断したときの次の動作として指示可能な動作は、所定枚数の印刷が完了した当該画像情報について、もう一度、製版・印刷動作を行う再製版・印刷動作と、当該画像情報の次の画像情報について、製版・印刷動作を行う継続動作と、当該画像情報について、さらに印刷動作を行う追加印刷動作と、すべての画像情報について製版・印刷動作を止める終了動作との少なくとも一つを含む。
【0021】
好ましくは、画像情報を生成する原稿読取手段に原稿を1枚ずつ供給する自動原稿供給装置を備える。孔版印刷装置は、製版・印刷動作の開始前に上記自動原稿供給装置に原稿がセットされたときに、上記連続モード又は上記中断モードの選択を促す。
【0022】
一般に、複数枚の原稿の製版・印刷を行うときに自動原稿供給装置を用いるので、上記構成によれば、連続モード又は中断モードの選択操作のタイミングとして好適である。
【0023】
好ましくは、孔版印刷装置に設けられた操作部材、又は孔版印刷装置に接続された外部機器により、上記連続モード又は上記中断モードの選択と、上記中断モードが選択された場合において製版・印刷動作を中断したときの次の動作の指示との少なくとも一方を行うことができる。
【0024】
上記構成によれば、ユーザーは、操作部材又は外部機器を用いて、孔版印刷装置を操作することができる。
【0025】
また、本発明は、以下の構成の孔版印刷装置を提供する。
【0026】
孔版印刷装置は、複数の画像情報の製版・印刷動作を連続して行うことができるタイプのものである。孔版印刷装置は、製版・印刷動作中にエラーが発生したときには動作を中断し、そのエラーの解除後は予め決めた所定の動作を行う自動復帰モード、又は製版・印刷動作中にエラーが発生したときには動作を中断し、そのエラーの解除後の動作の指示を待つ手動復帰モードで、選択的に作動させることが可能である。
【0027】
上記構成において、孔版印刷装置は、自動復帰モードでは、例えば用紙ジャム(搬送経路における用紙の詰まり)等のエラーが発生したときに、その用紙が取り除かれる等、エラーが解除された後に、印刷の再開など、予め決められた所定の動作を自動的に行う。エラー解除後の動作は、エラーの種類ごとに異なる動作を予め決めておいてもよい。
【0028】
一方、手動復帰モードでは、エラー解除後の動作は、毎回、ユーザーからの動作の指示を受け、その指示に従う。これによって、ユーザーは、エラーの発生状況を確認した後に、次の適切な動作を実行させることができる。例えば、印刷を継続したり、製版をやり直すなど、種々のエラー対処が可能となる。
【0029】
上記構成によれば、孔版印刷装置は、自動復帰モードだけでなく、手動復帰モードで作動させることもできる。
【0030】
したがって、多様なユーザーのニーズに対応することができ、ユーザーにとって使いやすい孔版印刷装置を提供することができる。
【0031】
好ましくは、上記手動復帰モードが選択された場合、エラー解除後の動作の指示は、表示された複数の動作から選択することにより行う。
【0032】
上記構成によれば、手動復帰モードにおけるエラー解除後の動作の指示は、ユーザーにとって簡単な操作とすることができる。
【0033】
好ましくは、上記手動復帰モードが選択された場合、エラー解除後の動作として指示可能な動作は、エラー発生時の画像情報について、もう一度、製版・印刷動作を行い、その後、残りの画像情報についても製版・印刷動作を行うリピート動作と、エラー発生時の画像情報についての製版・印刷動作を止め、残りの画像情報について製版・印刷動作を行うスキップ動作と、エラー発生時の画像情報について、そのままの版で印刷動作を行い、その後、残りの画像情報について製版・印刷動作を行う継続動作と、すべての画像情報について製版・印刷動作を止める終了動作との少なくとも一つを含む。
【0034】
好ましくは、画像情報を生成する原稿読取手段に原稿を1枚ずつ供給する自動原稿供給装置を備える。孔版印刷装置は、製版・印刷動作の開始前に上記自動原稿供給装置に原稿がセットされたときに、上記自動復帰モード又は上記手動復帰モードの選択を促す。
【0035】
一般に、複数枚の原稿の製版・印刷を行うときに自動原稿供給装置を用いるので、上記構成によれば、自動復帰モード又は手動復帰モードの選択操作のタイミングとして好適である。
【0036】
好ましくは、孔版印刷装置に設けられた操作部材、又は孔版印刷装置に接続された外部機器により、上記自動復帰モード又は上記手動復帰モードの選択と、上記手動復帰モードが選択された場合において製版・印刷動作中にエラーが発生したときのエラー解除後の動作の指示との少なくとも一方を行うことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として実施例を図1〜図10に基づいて説明する。
【0038】
図1の構成図に模式的に示すように、孔版印刷装置10は、画像読取部20、製版給版部30、排版部40、給紙台部50、印刷ドラム部60、排紙部80、排紙台部70などの機構部を有する。
【0039】
画像読取部20は、自動原稿供給装置23が内蔵された原稿押さえ板22が、装置本体12に固定された原稿台24に、開閉自在に支持されている。原稿台24内には、原稿台ガラス25を通して原稿画像を読み取るため、照明用の原稿ランプ26、光路折り曲げ用のミラー27、CCD(受光素子)28などが配置されている。照明ランプ26及びミラー27は、原稿台ガラス25上に置かれた原稿を読み取るときには、不図示の駆動装置により、光路長を一定に保ちながら移動する。自動原稿供給装置23を用いる場合には、照明ランプ26及びミラー27が図示した所定位置に静止した状態で、原稿画像を読み取る。
【0040】
製版給版部30は、ロール状の孔版原紙32を、サーマルヘッド34で加熱穿孔して製版した後、所定寸法に切断して、印刷ドラム部60の印刷ドラム62に装着する。
【0041】
印刷ドラム部60は、印刷ドラム62と、印刷ドラム62の内周面にインクを塗布するためのインク供給機構(インクローラ64など)とを備え、装置本体12に着脱できるように一体的に構成されている。
【0042】
排版部40は、印刷ドラム62に装着された孔版原紙を剥がし、排版ロール42として巻き上げる。
【0043】
給紙台部50は、給紙台54に載置された用紙52を、給紙ローラ56及びさばき板58により、上から1枚ずつ分離する。
【0044】
分離された用紙は、装置本体12内のフィードローラ対13,14により、所定のタイミングで印刷ドラム62の下に送られ、プレスローラ15によって印刷ドラム62側に押圧され、印刷される。印刷された用紙は、排紙部80から排紙台部70へ搬送される。
【0045】
排紙部80は、排紙ベルト82とファンユニット84とを備える。排紙ベルト82は、上側部分が用紙搬送経路に沿って移動するように循環する。排紙ベルト82には多数の貫通孔(図示せず)が形成され、排紙ベルト82の下方には、空気を吸引するファンユニット19が配置されている。ファンユニット19の吸引により、排紙ベルト82の貫通孔を介して、印刷された用紙を排紙ベルト82に吸着する。吸着された用紙は、排紙ベルト82の循環に伴って、紙受台部70へ搬送される。
【0046】
排紙部80の上方には、印刷された用紙が印刷ドラム62(厳密には、印刷ドラム62に装着された孔版原紙)から剥がれるのを促進するために、用紙に引っ掛かる紙剥がし爪16や、印刷ドラム62と用紙との間に空気を吹き付ける剥離ファン17が設けられている。
【0047】
排紙台部70は、装置本体12から排出された用紙を紙受台72上の所定位置に揃えて載置するために、用紙先端に当接する止めガイド板76と、用紙両側を揃える一対の幅ガイド板74とを備える。ガイド板74,76は、用紙に対して接離する方向に往復移動し、排紙ベルト82から排出された用紙を用紙寸法に対応する位置に移動させ、排紙台72上に整列して積載されるようにする。
【0048】
図2は、孔版印刷装置10の制御系の主要部分のブロック図である。制御を統括するCPU100には、操作パネル110と、制御プログラムなどを記録したROM102と、データを一時的に記録するRAM104と、製版給版部30及び排版部40の製版・給排版部機構部120と、給紙台50、印刷ドラム部60、排紙部80及び排紙台部70の印刷機構部130と、画像読取部20のスキャナ機構部140と、製版に用いる画像データなどを一時的に記憶する画像メモリ150と接続されている。スキャナ機構部140には、自動原稿供給装置23の原稿検知センサ142が接続されている。
【0049】
CPU100は、所定のプログラムに従って、孔版印刷装置10の動作を制御する。例えば、CPU100は、ユーザーによるモード設定操作や、動作指示操作に従って、製版・印刷動作の開始、中断や再開、終了などの制御を行う。
【0050】
操作パネル110には、いずれも図示していないが、液晶パネルなどの表示部と、押し釦(例えば、製版キー、選択キー、決定キー)などの操作部材とが配置されている。表示部には、例えば選択可能な項目が表示され、ユーザーに操作を促す。ユーザーは、表示部の表示を見ながら操作部材を操作することにより、原稿サイズ、印刷枚数、印刷速度などのデータの設定や、モードの選択、次の動作の指示などを行うことができる。
【0051】
画像メモリ150は、例えばフラッシュメモリやハードディスクなど、不揮発性の記録媒体を用いて構成する。画像メモリ150には、原稿をスキャナ機構部24で読み取った原稿画像データや、外部機器200から送信された原稿画像データなど、製版に用いるためのデータが一時的に格納される。また、再製版に利用できるように、製版給版部30が製版のために用いた製版用データ(サーマルヘッド34の制御用データ)も一時的に格納される。
【0052】
画像メモリ150は、原稿画像データや孔版印刷装置10の設定データなどが格納されたPCカード154が装着されるインターフェース152と、外部機器200と接続するためのインターフェース156と接続されている。
【0053】
外部機器200は、例えば、有線又は無線により、直接又はLAN等のネットワークを介して、孔版印刷装置10と接続される。外部機器200は、ホスト機(例えばパソコン本体)210と、モニタ212と、孔版印刷装置10のインターフェース156と接続するためのインターフェース202とを含む。
【0054】
外部機器200と孔版印刷装置10とが接続されたとき、ユーザーは、モニタ212の表示を見ながら、例えばキーボードやマウスを操作して、ホスト機210から、孔版印刷装置10に対して、原稿サイズ、印刷枚数、印刷速度などのデータの設定や、動作モードの選択、次の動作の指示などを行うことができる。
【0055】
孔版印刷装置10は、所定の操作により、自動原稿供給装置23にセットされた複数の原稿を順次読み取り、製版・印刷動作を自動的に連続して行うことができる。つまり、孔版印刷装置10は、通常動作モードでは、「製版/印刷 動作」及び「エラー処理動作」は、自動的、連続的に行う。しかし、以下のようにモード設定することにより、1原稿の製版・印刷動作が完了するたびに次の動作を個別に指示できるようにしたり、エラー発生後の動作をエラー発生のたびに個別に指示できるようにすることも可能である。
【0056】
次に、図3〜図10を参照しながら、製版・印刷動作の前に行うモード設定操作や、製版・印刷動作の中断時に次の動作を指示する操作について説明する。
【0057】
1原稿の製版・印刷動作が完了するたびに、次の動作を個別に指示できるようにする場合について、図3〜図6を参照しながら説明する。
【0058】
CPU100は、原稿検知センサ142により、自動原稿供給装置23に原稿がセットされたことを検知すると、操作パネル110の表示部に、例えば図3に示す画面300を表示させ、ユーザーに、通常動作モード(すなわち、「連続モード」及び「自動復帰モード」に相当する)又は特殊動作モード(「中断モード」又は「自動復帰モード」に相当する)の選択を促す。このとき、操作パネル110の選択キーを押すごとに、通常動作モードの表示302と特殊動作モードの表示304とが交互に反転する。図3は、特殊動作モードが選択されたときの画面表示である。
【0059】
特殊動作モードを選択した状態で、操作パネル110の決定キーを押せば、次に特殊動作モード設定を行うことができる。
【0060】
すなわち、操作パネル110の選択キーを操作することにより、通常モード又はエラーモードを選択する。このとき、操作パネル110の表示部には、例えば図4に示す画面400が表示され、選択キーを押すごとに、通常モードの表示402とエラーモードの表示404とが交互に反転する。図4は、エラーモードが選択されたときの画面表示である。
【0061】
通常モードを選択した状態で、操作パネル110の決定キーを押せば、次に通常モード設定を行う。
【0062】
すなわち、操作パネル110の選択キーを操作することにより、オートモード(「連続モード」に相当する)又はマニュアルモード(「中断モード」に相当する)を選択する。このとき、操作パネル110の表示部には、例えば図5に示す画面500が表示され、選択キーを押すごとに、オートモードの表示502とマニュアルモードの表示504とが交互に反転する。図5は、マニュアルモードが選択されたときの画面表示である。
【0063】
オートモード又はマニュアルモードを選択した状態で、操作パネル110の決定キーを押せば、選択したオートモード又はマニュアルモードに設定することができる。
【0064】
マニュアルモードに設定した後、操作パネル110から印刷枚数などの所定のデータを入力して製版キーを押すと、孔版印刷装置10は、製版・印刷動作を開始する。CPU100は、製版・印刷動作開始後は、1原稿の製版・印刷動作が完了するごとに、動作を一旦中断させ、操作パネル110に、例えば図6に示す画面600を表示させ、ユーザーに対して次の動作の指示を促す。ユーザーは、操作パネル110の選択キーを操作することにより、次の4つの動作の表示602,604,606,608から、一つの動作を選択することができる。
(1)次の原稿を読み込んで製版した後、製版・印刷動作を行う「次ページ製版」(「継続動作」に相当する)
(2)もう一度同じ原稿について製版を行い、製版・印刷動作を行う「同ページ再製版」(「再製版・印刷動作」に相当する)
(3)同じ孔版原紙を用いてさらに印刷を行う「印刷」(「追加印刷動作」に相当する)
(4)すべての原稿について製版・印刷動作を止める「終了」(「終了動作」に相当する)
【0065】
すなわち、選択キーを押すたびに、次ページ製版、同ページ再製版、印刷、又は終了の各動作の表示602,604,606,608が順に反転する。図6は、次ページ製版が選択されたときの画面表示である。決定キーを押すことにより、選択した動作が実行される。
【0066】
次に、図7〜図10を参照しながら、エラー発生後の動作をエラー発生のたびに個別に指示できるようにする場合について説明する。
【0067】
上記と同様に、自動原稿供給装置23に原稿をセットした後、図7に示すように特殊動作モードを選択し、決定キーを押す。次に、図8に示すように、特殊動作モード設定においてエラーモードを選択した後、決定キーを押す。
【0068】
そして、図9に示すようにエラーモード設定においてマニュアルモード(「手動復帰モード」に相当する)を選択した後、決定キーを押す。
【0069】
すなわち、操作パネル110の選択キーを操作することにより、オートモード(「自動復帰モード」に相当する)又はマニュアルモード(「手動復帰モード」に相当する)を選択する。このとき、画面700には、オートモードの表示702とマニュアルモードの表示704とが表示され、選択キーを押すごとに、表示が交互に反転する。図9は、マニュアルモードが選択されたときの画面表示である。
【0070】
オートモード(「自動復帰モード」に相当する)を設定すると、エラー処理後(エラー解除後)、自動的に製版・印刷動作を継続する。例えば、切断した孔版原紙が版胴に適切に装着されないマスタセットミスなどの製版時のエラーの場合、ユーザーが孔版原紙を版胴から取り除くなどのエラー処理後(エラー解除後)、自動的に同じ画像情報に対して製版・印刷動作を継続する。又、用紙ジャムのような印刷時のエラーの場合、ユーザーが詰まった用紙を取り除くなどのエラー処理後(エラー解除後)、自動的に残りの設定枚数分の印刷動作を継続する。(用紙ジャム時の枚数はカウントダウンされていない。
【0071】
マニュアルモードを設定すると、CPU100は、製版・印刷動作開始後は、エラー発生ごとに、エラー処理後(エラー解除後)、図10に示すマニュアルモード設定の画面800を、操作パネル110の表示部に表示させ、次の動作の指示を促す。ユーザーは、操作パネル110の選択キーを操作して、次の4つの動作の表示802,804,806,808から一つを選択することにより、エラー解除後の動作を指示できる。
(1)次の原稿について製版を行い、製版・印刷動作を継続する次ページ製版(「スキップ動作」に相当する)
(2)同じ原稿について再製版し、新しい孔版原紙を用いて製版・印刷動作を継続する同ページ再製版(「リピート動作」に相当する)
(3)孔版原紙はそのままで製版・印刷動作を継続する印刷(「継続動作」に相当する)
(4)すべての原稿について製版・印刷動作を止める終了(「終了動作」に相当する)
【0072】
図10は、次ページ製版が選択されたときの画面表示である。
【0073】
以上説明したように、孔版印刷装置10は、種々のモード設定が可能であり、多様なユーザーのニーズに対応することができ、ユーザーにとって使いやすい。
【0074】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0075】
例えば、操作パネル110からモード設定や動作指示などの操作をする代わりに、外部機器200から操作するようにしてもよい。また、製版のための画像は、PCカード154や外部機器200から孔版印刷装置10に与えるようにしてもよい。また、モード設定の操作タイミングは適宜に決めればよく、例えば製版キーを押した直後に行うようにしてもよい。
【0076】
さらには、モード設定操作は、要すれば行うことができる操作としてもよい。この場合、モード設定操作が行われないときには、例えば、連続モード及び自動復帰モードに設定されているものとみなして、孔版印刷装置の制御を行うようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す孔版印刷装置の構成図である。
【図2】 本装置のブロック図である。
【図3】 モード設定時の画面表示である。
【図4】 モード設定時の画面表示である。
【図5】 モード設定時の画面表示である。
【図6】 モード設定時の画面表示である。
【図7】 モード設定時の画面表示である。
【図8】 モード設定時の画面表示である。
【図9】 モード設定時の画面表示である。
【図10】 モード設定時の画面表示である。
【符号の説明】
10 孔版印刷装置
23 自動原稿供給装置
140 スキャナ機構部(画像読取手段)

Claims (7)

  1. 画像情報を生成する原稿読取手段に原稿を1枚ずつ順番に供給する自動原稿供給装置と、上記原稿読取手段によって生成された1枚ごとの画像情報を格納する画像メモリを有し、上記複数の画像情報の製版・印刷動作を連続して行う連続モードと、予め決めた工程終了後に製版・印刷動作を中断し、次の動作の指示を待つ中断モードとを選択して作動させることができる孔版印刷装置において、
    上記中断モードが選択された場合、1枚の上記画像情報について、所定枚数の印刷が完了した時に上記製版・印刷動作を中断させ、その後、製版・印刷動作を中断したときの次の動作として指示可能な動作は、
    所定枚数の印刷が完了した当該画像情報について、前記画像メモリに格納されている画像情報に基づいて、もう一度、製版・印刷動作を行う再製版・印刷動作と、
    前記自動原稿供給装置によって当該画像情報の次の原稿を読み込んで次の画像情報として画像メモリに格納し、製版・印刷動作を行う継続動作と、
    当該画像情報について、同じ孔版原紙を用いてさらに印刷動作を行う追加印刷動作と、
    すべての画像情報について製版・印刷動作を止める終了動作を含むことを特徴とする、孔版印刷装置。
  2. 上記中断モードが選択された場合、製版・印刷動作を中断したときの次の動作の指示は、表示された複数の動作から選択することにより行うことを特徴とする、請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 製版・印刷動作の開始前に上記自動原稿供給装置に原稿がセットされたときに、上記連続モード又は上記中断モードの選択を促すことを特徴とする、請求項1又は2に記載の孔版印刷装置。
  4. 孔版印刷装置に設けられた操作部材、又は孔版印刷装置に接続された外部機器により、上記連続モード又は上記中断モードの選択と、上記中断モードが選択された場合において製版・印刷動作を中断したときの次の動作の指示との少なくとも一方を行うことができることを特徴とする、請求項1からのいずれか1つに記載の孔版印刷装置。
  5. 画像情報を生成する原稿読取手段に原稿を1枚ずつ順番に供給する自動原稿供給装置と、上記原稿読取手段によって生成された1枚ごとの画像情報を格納する画像メモリを有し、複数の画像情報の製版・印刷動作を連続して行うことができる孔版印刷装置において、
    1枚の上記画像情報について、製版・印刷動作中にエラーが発生したときには動作を中断し、そのエラーの解除後は予め決めた所定の動作を行う自動復帰モード、又は
    製版・印刷動作中にエラーが発生したときには動作を中断し、そのエラーの解除後の動作の指示を待つ手動復帰モードで、選択的に作動させることが可能であり、
    上記手動復帰モードが選択された場合、エラー解除後の動作の指示は、
    エラー発生時の画像情報について、前記画像メモリに格納されている画像情報に基づいて、もう一度、製版・印刷動作を行い、その後、残りの画像情報についても製版・印刷動作を行うリピート動作と、
    エラー発生時の画像情報についての製版・印刷動作を止め、前記自動原稿供給装置によって当該画像情報の次の原稿を読み込んで次の画像情報として画像メモリに格納し、残りの画像情報について製版・印刷動作を行うスキップ動作と、
    エラー発生時の画像情報について、そのままの版で印刷動作を行い、その後、残りの画像情報について製版・印刷動作を行う継続動作と、
    すべての画像情報について製版・印刷動作を止める終了動作と、
    の動作を表示し、表示された上記複数の動作から少なくとも一つ選択することにより行うことを特徴とする、孔版印刷装置。
  6. 画像情報を生成する原稿読取手段に原稿を1枚ずつ供給する自動原稿供給装置を備え、
    製版・印刷動作の開始前に上記自動原稿供給装置に原稿がセットされたときに、上記自動復帰モード又は上記手動復帰モードの選択を促すことを特徴とする、請求項記載の孔版印刷装置。
  7. 孔版印刷装置に設けられた操作部材、又は孔版印刷装置に接続された外部機器により、上記自動復帰モード又は上記手動復帰モードの選択と、上記手動復帰モードが選択された場合において製版・印刷動作中にエラーが発生したときのエラー解除後の動作の指示との少なくとも一方を行うことができることを特徴とする、請求項5又は6に記載の孔版印刷装置。
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