JP2003054102A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003054102A
JP2003054102A JP2001243933A JP2001243933A JP2003054102A JP 2003054102 A JP2003054102 A JP 2003054102A JP 2001243933 A JP2001243933 A JP 2001243933A JP 2001243933 A JP2001243933 A JP 2001243933A JP 2003054102 A JP2003054102 A JP 2003054102A
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JP2001243933A
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Tomohiro Mizutani
友広 水谷
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Riso Kagaku Corp
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Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既に片面に印刷が施されている印刷用紙を再
利用して印刷を行なう際に、新しく印刷された面の判別
を容易に行なうことを可能にする。 【解決手段】 孔版印刷手段9が、原稿読取手段2によ
り読み取られた原稿画像情報に基づいて印刷用紙31の
一方の面に印刷を行ない、インクジェット印刷手段10
が、カラースキャナ6により読み取られた印刷用紙31
の他方の面の画像の印刷されている色と異なる色で、印
刷用紙31の他方の面に、該他方の面に既に印刷されて
いる印刷像の無効を意味する画像を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に詳しくは、片面が既に使用されている印刷用紙
を再利用して印刷を行なう画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題に対する関心が世界的に
高まり、リサイクルや省資源化を推進する活動が広く行
なわれている。また、企業や学校等においては、経費を
削減するためにも、再利用できるものは再利用しようと
いう姿勢が定着しつつある。
【0003】特に、企業や学校で使用されている複写機
等の画像形成装置により日々使用されている印刷用紙の
量は膨大なものであり、この印刷用紙の使用量を減らす
ことは原材料である木材の使用量を減らすことにも繋が
るため、環境保全および経費削減の両面から、印刷用紙
の使用量の削減は重要課題となっている。そこで、一度
印刷に使用された用紙の裏側に再び印刷を行なって再利
用することが日常的に行なわれている。
【0004】しかしながら、印刷用紙を再利用して裏側
に再び印刷を行なうと、どちらの面が新しく印刷された
面であるか判別し難い場合があった。特に、印刷済みの
面と同じ種類の情報を裏側に印刷した場合には、新しく
印刷された面を判別することができなくなってしまうこ
ともある。この問題に対し、既に片面に印刷が施されて
いる印刷用紙を再利用して裏側に印刷を行なう際に、古
い面に、破棄または無効を意味するマークを印刷して新
しい面と区別することができるようにした孔版印刷装置
が提案されている(特開平11-34464号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この孔
版印刷装置においては、破棄または無効を意味するマー
クの印刷用の色は予め設定されたものであるため、例え
ばマークの印刷用の色が黒色に設定されていて、既に印
刷されている面の印刷されている色も黒色である場合に
は、マークが既存の印刷像に紛れて見難くなってしまう
可能性がある。また、マークの印刷用の色が例えば青色
のように黒色以外に設定されていたとしても、既に印刷
されている面の印刷されている色は黒に限られるもので
はないため、マークと既存の印刷像の色が同色になって
しまうこともあると考えられる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、既に片面に印
刷が施されている印刷用紙を再利用して印刷を行なう際
に、常に、新しく印刷された面を容易に判別することを
可能にした画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、任意の画像を印刷用紙の一方の面に印刷する第1
の印刷手段と、所定の画像を印刷用紙の他方の面に印刷
可能な第2の印刷手段と、印刷用紙の他方の面の印刷さ
れている色を読み取る色読取手段とを備え、第2の印刷
手段が、色読取手段により読み取られた印刷されている
色と異なる色で、所定の画像を他方の面に印刷するもの
であることを特徴とするものである。
【0008】ここで、第2の印刷手段によって印刷用紙
の他方の面に印刷される所定の画像とは、他方の面の印
刷像が無効であることを一目で分かるように示す画像で
あることが好ましく、一例として「この面は無効で
す。」という文字からなる画像、用紙全体に大きく目立
つ「×」マーク、他方の面の略全体を薄く塗りつぶした
ような画像などを挙げることができる。
【0009】また、第2の印刷手段を、印刷する色を自
動的に設定可能なものとし、色読取手段により読み取ら
れた印刷されている色に基づいて、該印刷されている色
と異なる色を自動的に印刷する色として設定するものと
してもよい。この場合、例えば第2の印刷手段として、
複数色のインクカートリッジを予め装填することが可能
であり、使用するインクの色を自動的に切り替えて印刷
を行なうことができるインクジェット印刷手段などを利
用することができる。
【0010】また、本発明による画像形成装置を、色読
取手段により読み取られた印刷されている色と、第2の
印刷手段において設定されている色とが同色であること
を警告する警告手段をさらに備えたものとし、第2の印
刷手段を、印刷する色を手動で変更可能なものとするこ
ともできる。この場合には、例えば第2の印刷手段とし
て、一色のインクカートリッジのみの装填が可能な孔版
印刷手段を利用することができる。
【0011】警告手段とは、色読取手段により読み取ら
れた印刷されている色と第2の印刷手段において設定さ
れている色とが同色であることを印刷作業を行なってい
るオペレータ等に警告することが可能なものであればい
かなるものでもよく、例えば「インク色を交換してくだ
さい。」等の警告メッセージを表示する表示手段や、音
声や音で警告する手段などを採用することができる。
【0012】また、本発明の画像形成装置を、第2の印
刷手段による印刷を選択的に実行可能とするモード選択
手段をさらに備えたものとすることもできる。
【0013】ここで、モード選択手段を、例えば、オペ
レータ等が第2の印刷手段による印刷の実行を手動で選
択することが可能なタッチパネル等の入力手段やスイッ
チなどとしてもよい。
【0014】また、本発明の画像形成装置を、印刷用紙
の他方の面の印刷像の有無を検知する検知手段とをさら
に備えたものとし、モード選択手段を、検知手段による
検知結果に基づいて、他方の面に印刷像を有する印刷用
紙のみに対して第2の印刷手段による印刷を行なうよう
に自動的に選択するものとすることもできる。すなわ
ち、モード選択手段を、検知手段による検知結果に基づ
いて、印刷用紙毎に、第2の印刷手段による印刷を行な
うか否かを自動的に切り替えるものとすることもでき
る。
【0015】ここで、検知手段とは、各印刷用紙の他方
の面に印刷像が存在しているか否かを検知することがで
きるものであればいかなるものでもよく、色を読み取る
色読取手段が、読み取った色に基づいて他方の面の印刷
像の有無を判別することができれば検知手段を兼ねるこ
とも可能である。
【0016】また、第2の印刷手段により印刷可能な所
定の画像を表わす画像情報を記憶している画像記憶手段
をさらに備え、第2の印刷手段を、画像記憶手段から画
像情報を呼び出して印刷を行なうものとしてもよい。ま
た、画像記憶手段を、複数種類の所定の画像の画像情報
を記憶することが可能なものとし、本発明の画像形成装
置を、複数種類の所定の画像の中から他方の面に印刷す
る画像の種類を選択することが可能な手段をさらに備え
たものとしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明による画像形成装置によれば、第
2の印刷手段が、色読取手段により読み取られた他方の
面の印刷されている色と異なる色で、該他方の面に該他
方の面の印刷像が無効であることを示すような所定の画
像を印刷するから、所定の画像が他方の面の印刷像に紛
れてしまうことがなく、無効の面と新しく印刷された面
とを容易に判別することができる。
【0018】また、第2の印刷手段を、印刷する色を自
動的に設定可能なものとすれば、印刷用紙毎に、他方の
面に既に印刷されている印刷像の色が異なっていたとし
ても、印刷用紙毎に自動的に色を変更して所定の画像を
印刷することができるから便利である。
【0019】また、色読取手段により読み取られた印刷
されている色と、第2の印刷手段において設定されてい
る色とが同色であることを警告する警告手段をさらに備
えたものとすれば、第2の印刷手段として一色のインク
のみの使用が可能な印刷手段を利用することも可能であ
り、特に、コストが安く、同じ画像を大量に印刷する場
合に適している孔版印刷装置を利用することもできる。
【0020】また、第2の印刷手段による印刷を選択的
に実行可能とするモード選択手段を備えたものとすれ
ば、例えば新しい印刷用紙を用いて印刷を行なう場合に
は第2の印刷手段による印刷を行なわないようにするな
ど、使用する印刷用紙にあわせた選択が可能になる。特
に、印刷用紙の他方の面の印刷像の有無を検知し、その
結果に基づいて自動的に第2の印刷手段による印刷の実
行を選択するものとすれば、新しい印刷用紙と使用済み
の印刷用紙が混在して設置されていても、新しい印刷用
紙の他方の面に所定の画像を印刷してしまうことを防ぐ
ことができるため経済的である。
【0021】なお、第2の印刷手段により印刷可能な所
定の画像を表わす画像情報を記憶している画像記憶手段
をさらに備えたものとすれば、この画像記憶手段に複数
種類の所定の画像の画像情報を記憶し、他方の面に既に
印刷されている印刷像の特性にあわせて、複数種類の所
定の画像の中から適切な画像を選択して印刷することが
できるから、より効果的である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態
における画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0023】本実施形態の画像形成装置は、図1に示す
ように、装置本体1と、装置本体1の上面部に設けられ
た原稿読取手段2と、装置本体1の一側面に設けられ
た、印刷用紙31が積載された給紙台3と、装置本体1
の反対側の側面に設けられた、印刷済みの用紙を積載す
る排紙台4とにより構成されている。
【0024】装置本体1には、給紙台3に積載された印
刷用紙31の上方の装置本体1側に設けられたピックア
ップローラ32を含む給紙搬送手段5が備えられ、給紙
搬送手段5の下方には、搬送されている印刷用紙31の
裏面(下側の面)の印刷されている色を読み取るカラー
スキャナ(色読取手段)6が、また給紙搬送手段5の下
流には、印刷用紙31の表面(上側の面)に印刷を行な
う、版胴7とプレスローラ8とからなる孔版印刷手段
(第1の印刷手段)9がそれぞれ設けられている。ま
た、孔版印刷手段9の上部には、製版された孔版原紙2
1を版胴7に供給する製版部12が、版胴7の孔版原紙
搬送方向下流側には、使用済みの孔版原紙21を収納す
る排版部13が設けられ、さらに孔版印刷手段9の用紙
搬送方向下流側には、印刷用紙31の裏面に印刷を行な
うインクジェット印刷手段(第2の印刷手段)10と、
排紙される印刷用紙31をエア吸引して排紙台3まで搬
送する排紙搬送手段11とが備えられている。
【0025】製版部12は、ロール状に保持された孔版
原紙21と、原稿読取手段2により読み取られた原稿の
画像に基づいて、繰り出されてきた孔版原紙21に対し
て感熱穿孔を施すサーマルヘッド22と、サーマルヘッ
ド22との間に孔版原紙21を押圧しつつ繰り出すため
のプラテンローラ23と、感熱穿孔済みの孔版原紙21
が版胴7に所定の状態に着版されると、その後端部をロ
ール状の未穿孔の孔版原紙21側から切り離すカッター
機構24とを備えている。
【0026】また、本実施形態の画像形成装置には、図
示しない操作パネルと画像記憶手段が設けられている。
操作パネルは、所望の印刷モードや印刷開始命令などを
オペレータが入力することができる入力手段であり、具
体的には、各種設定用の画面やメッセージ等を表示する
表示手段と、スタートボタンやストップボタン等により
構成される。この表示手段には、裏面無効印刷の実行を
選択する際に利用される印刷モード選択画面(モード選
択手段)や、裏面無効印刷の画像の種類を選択する際に
利用される画面なども表示される。
【0027】画像記憶手段には、裏面無効印刷を行なう
際に選択することができる画像の画像情報が記憶されて
いる。本実施形態においては、図2に示すような、「こ
の面は無効です。」という文字列からなる画像a、用紙
の略全体に亘る大きな「×」マークの画像b、用紙の略
全体を薄く塗りつぶしたような画像cの3種類の画像を
表わす画像情報が画像記憶手段に記憶されているものと
する。
【0028】次に、上記構成をなす画像形成装置を制御
するための制御装置の構成を説明する。図3は本実施形
態の画像形成装置を制御する制御装置の概略構成を示す
図である。図3に示すように、本実施形態における制御
装置にはCPU(中央演算装置)が設けられ、このCP
Uには、原稿読取手段2、画像記憶手段、操作パネル、
カラースキャナ6それぞれから各種データや信号が入力
可能な状態となっている。また、このCPUからは、給
紙搬送手段5、製版部12、排版部13、孔版印刷手段
9、インクジェット印刷手段10、排紙搬送手段11そ
れぞれに各種データや命令等が出力可能な状態となって
いる。
【0029】次に、本実施形態の画像形成装置の作用を
説明する。片面に既に印刷が施されている印刷用紙を再
利用して印刷を行なう際には、まず給紙台3に、使用さ
れている面を下向きにして印刷用紙31を積載し設置す
る。
【0030】オペレータが操作パネルの表示手段に表示
されている印刷モード選択画面において「裏面無効モー
ド」を選択すると、表示手段の画面が切り替わり、裏面
無効印刷の画像として選択可能な3つの画像が表示され
る(図2参照)。例えば、オペレータがこの3つの画像
の中から「この面は無効です。」という文字列からなる
画像aを選択してスタートボタンを押すと、画像記憶手
段から画像aを表わす画像情報が呼び出され、CPUを
介してインクジェット印刷手段10に入力される。
【0031】一方、原稿読取手段2においては原稿画像
の読取りが行なわれ、読み取られた原稿画像を表わす原
稿画像情報がCPUを介して製版部12に入力される。
製版部12においては、入力された原稿画像情報に基づ
いてサーマルヘッド22により孔版原紙21への穿孔が
施され製版が行なわれる。製版が終了すると、カッター
機構24によりカットされた孔版原紙21が版胴7に搬
送されて巻装される。なお、版胴7に既に巻装されてい
る使用済み孔版原紙21は、新しい孔版原紙21が搬送
される前に排版部13に収納される。
【0032】版胴7に孔版原紙21が巻装されると印刷
動作が開始される。ピックアップローラ32が給紙台3
に積載された使用済みの印刷用紙31を一枚ずつ分離し
て装置本体1の内部に引き込み、給紙搬送手段5が印刷
用紙31の搬送を行なうと、給紙搬送手段5の下方にあ
るカラースキャナ6が印刷用紙31の裏面(下側の面)
に既に印刷されている画像の印刷されている色を読み取
り、その色情報がCPUに入力される。
【0033】CPUにおいては、入力された色情報に基
づいて、印刷用紙31の裏面の印刷されている色と異な
る色をインクジェット印刷手段10における印刷用の色
として定め、その印刷用の色を示す印刷用色情報をイン
クジェット印刷手段10に出力する。ここでは、一例と
して、カラースキャナ6により読み取られた印刷用紙3
1の裏面の印刷されている色を黒色とし、CPUにおい
て定められたインクジェット印刷手段10における印刷
用の色を赤色とし、赤色を示す印刷用色情報がCPUか
らインクジェット印刷手段10に対して出力されるもの
とする。なお、印刷用紙31の裏面の印刷されている色
と、インクジェット印刷手段10における印刷用の色と
の組み合わせは、各印刷されている色毎に予め定め、C
PUに接続されている記憶手段(図示せず)に記憶させ
ておくことが望ましい。
【0034】給紙搬送手段5により印刷用紙31が版胴
7まで搬送されると、版胴7は巻装された孔版原紙21
の内側からインクを滲み出させ、孔版原紙21に印刷用
紙31を接触させ、印刷用紙31の裏面側からプレスロ
ーラ8で押圧することにより、孔版原紙21に製版され
た原稿画像を印刷用紙31の表面に転写して形成する。
【0035】孔版印刷手段9において印刷が施された印
刷用紙31は、次にインクジェット印刷手段10に送ら
れる。ここでは、CPUから入力された印刷用色情報に
基づいて、赤色のインクが設定されている。インクジェ
ット印刷手段10では、画像記憶手段から呼び出されて
インクジェット印刷手段10に入力された画像aを表わ
す画像情報に基づいて、「この面は無効です。」という
文字列からなる画像aが赤色で印刷用紙31の裏面に印
刷される。
【0036】孔版印刷手段9とインクジェット印刷手段
10により印刷を施された印刷用紙31は、排紙搬送手
段11によってエア吸引されながら搬送され排紙台4上
に積載される。
【0037】本実施形態による画像形成装置によれば、
インクジェット印刷手段10により印刷された「この面
は無効です。」という文字列が、使用済みの印刷用紙3
1の裏面(使用済み面)に既に印刷されている画像の印
刷されている色の黒色とは異なる赤色で印刷されるため
識別し易くなり、容易に使用済み面を判別することがで
きる。
【0038】以下、本発明の具体的な第2の実施形態に
ついて説明する。図4は本実施形態における画像形成装
置の概略構成を示す図である。なお、図4において、第
1の実施形態と同等の要素については図1と同じ番号を
付すものとし、その要素についての説明は特に必要のな
い限り省略する。
【0039】本実施形態の画像形成装置は、図4に示す
ように、2つの孔版印刷手段を備えて構成される。具体
的には、装置本体1の給紙搬送手段5の下流に印刷用紙
31の表面(上側の面)に印刷を行なう第1の孔版印刷
手段9a(第1の印刷手段)が設けられ、第1の孔版印
刷手段9aのさらに下流には、印刷用紙31の裏面(下
側の面)に印刷を行なう第2の孔版印刷手段9b(第2
の印刷手段)が設けられている。第1の孔版印刷手段9
aおよび第2の孔版印刷手段9bは、それぞれ、第1の
版胴7aと第1のプレスローラ8a、および第2の版胴
7bと第2のプレスローラ8bとから構成され、また、
第1の孔版印刷手段9aの上部の左右近傍には第1の製
版部12aと第1の排版部13aが、第2の孔版印刷手
段9bの下部の左右近傍には第2の製版部12bと第2
の排版部13bがそれぞれ設けられている。さらに第2
の孔版印刷手段9bの下流には、第2の孔版印刷手段9
bにより裏面に印刷が施された印刷用紙31を受けて積
載することが可能な状態で排紙台4が設けられている。
【0040】また、本実施形態の画像形成装置には、第
1の実施形態と同様に、表示手段とボタン等により構成
される操作パネルと、裏面無効印刷を行なう際に選択す
ることができる画像の画像情報を記憶している画像記憶
手段とが設けられている。
【0041】次に、本実施形態の画像形成装置の作用を
説明する。片面に既に印刷が施されている印刷用紙31
を、使用されている面を下向きにして給紙台3に積載
し、オペレータが裏面に印刷する所望の画像(例えば画
像a)を選択してスタートボタンを押すと、画像記憶手
段から画像aを表わす画像情報が呼び出され、CPUを
介して第2の製版部12bに入力される。第2の製版部
12bにおいては、入力された画像aの画像情報に基づ
いて製版が行なわれ、製版された孔版原紙21bが第2
の版胴7bに搬送されて巻装される。なお、第2の版胴
7bに既に巻装されている使用済み孔版原紙21bは、
新しい孔版原紙21bが搬送される前に第2の排版部1
3bに収納される。
【0042】一方、原稿読取手段2においては原稿画像
の読取りが行なわれ、読み取られた原稿画像を表わす原
稿画像情報がCPUを介して第1の製版部12aに入力
される。第1の製版部12aにおいては、入力された原
稿画像情報に基づいて製版が行なわれ、製版された孔版
原紙21aが第1の版胴7aに搬送されて巻装される。
なお、第1の版胴7aに既に巻装されている使用済み孔
版原紙21aは、新しい孔版原紙21aが搬送される前
に第1の排版部13aに収納される。
【0043】第1の版胴7aおよび第2の版胴7bにそ
れぞれ孔版原紙21aおよび孔版原紙21bが巻装され
ると印刷動作が開始される。ピックアップローラ32が
給紙台3に積載された使用済みの印刷用紙31を一枚ず
つ分離して装置本体1の内部に引き込み、給紙搬送手段
5が印刷用紙31の搬送を行なうと、給紙搬送手段5の
下方にあるカラースキャナ6が印刷用紙31の裏面(下
側の面)に既に印刷されている画像の印刷されている色
を読み取り、その色情報がCPUに入力される。ここで
は、印刷用紙31の裏面の印刷されている色を黒色とす
る。
【0044】CPUにおいては、入力された色情報(黒
色)と、第2の孔版印刷手段9bにおいて設定されてい
る印刷用の色を示す印刷用色情報との比較を行なう。こ
の際、印刷用色情報は、第2の孔版印刷手段9bにイン
クをセットした際に予めCPUに入力されているものと
する。ここで、CPUによる色の比較の結果、例えば第
2の孔版印刷手段9bにおいて設定されている印刷用の
色が裏面の印刷されている色と同色の黒色であった場合
には、操作パネルの表示手段に「インク色を交換してく
ださい。」等のメッセージが表示され、印刷動作は中断
される。このメッセージが表示されたときには、オペレ
ータが手動で第2の版胴7bを別のインク色を持つ版胴
に交換して印刷動作を再開させることができる。
【0045】一方、第2の孔版印刷手段9bにおいて設
定されている印刷用の色が例えば赤色であった場合に
は、入力された色情報に基づく裏面の印刷されている色
(黒色)と異なるため、印刷動作は続行される。給紙搬
送手段5により印刷用紙31が第1の版胴7aまで搬送
されると、第1の版胴7aは巻装された孔版原紙21a
の内側からインクを滲み出させ、孔版原紙21aに印刷
用紙31を接触させ、印刷用紙31の裏面側から第1の
プレスローラ8aで押圧することにより、孔版原紙21
aに製版された原稿画像を印刷用紙31の表面に転写し
て形成する。
【0046】第1の孔版印刷手段9aにおいて印刷が施
された印刷用紙31は、第2の孔版印刷手段9bに送ら
れる。第2の孔版印刷手段9bにおいては、第2の版胴
7bが巻装された孔版原紙21bの内側から赤色のイン
クを滲み出させ、孔版原紙21aに印刷用紙31を接触
させ、印刷用紙31の表面側から第2のプレスローラ8
bで押圧することにより、孔版原紙21bに製版された
画像aを印刷用紙31の裏面に形成する。
【0047】第1の孔版印刷手段9aと第2の孔版印刷
手段9bにより印刷を施された印刷用紙31は、排紙台
4上に積載される。
【0048】本実施形態による画像形成装置によれば、
第2の孔版印刷手段9bのインク色と、印刷用紙31の
裏面に既に印刷されている画像の印刷されている色とが
異なるときに第2の孔版印刷手段9bによる印刷を行な
うから、無効を意味する画像aが既に印刷されている画
像に紛れてしまうことなく、識別が容易である。また、
第2の孔版印刷手段9bのインク色と、印刷用紙31の
裏面に既に印刷されている画像の印刷されている色とが
同色のときには、表示手段に警告を表示するから、無効
を意味する画像aが既に印刷されている画像と同色にな
り、紛れてしまうことを防ぐことができる。
【0049】なお、上記各実施形態における、孔版印刷
手段およびインクジェット印刷手段の構成については、
上記以外にも様々な形態が考えられ、その構成について
限定するものではない。
【0050】また、上記各実施形態のように、オペレー
タが裏面無効印刷の実行を選択する形態のほか、カラー
スキャナ6が色を読み取るとともに裏面の画像の有無を
検知し、裏面に画像がある場合にのみ、自動的に裏面無
効印刷を実行する形態でもよい。この場合、例えば、裏
面の画像の色や形態によって、自動的に裏面無効印刷の
画像の種類を選択するようにしてもよい。例えば、裏面
の画像の色が複数色であるときには、図2の「×」マー
クの画像bのような、印刷用紙の略全体にかかる画像を
自動的に選択して印刷を行なうようにすることもでき
る。
【0051】また、印刷用紙31の裏面に無効を意味す
る画像を印刷する方法の他、図1に点線で示すように、
インクジェット印刷手段10′を排紙搬送手段11の上
方に設けることにより、孔版印刷手段9に設定されてい
るインクの色と異なる色で印刷用紙31の表面に「この
面が有効です。」という文字列からなる画像等の有効を
意味する画像を印刷することもできる。この形態におい
ても、容易に、新しく印刷された面を判別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像形成装置の概略
構成図
【図2】裏面無効印刷の画像の例を示す図
【図3】図1の画像形成装置を制御する制御装置の概略
構成を示す図
【図4】本発明の別の実施形態による画像形成装置の概
略構成図
【符号の説明】
1 装置本体 2 原稿読取手段 3 給紙台 4 排紙台 5 給紙搬送手段 6 カラースキャナ 7 版胴 8 プレスローラ 9 孔版印刷手段 10 インクジェット印刷手段 11 排紙搬送手段 12 製版部 13 排版部 31 印刷用紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の画像を印刷用紙の一方の面に印刷
    する第1の印刷手段と、 所定の画像を該印刷用紙の他方の面に印刷可能な第2の
    印刷手段と、 前記印刷用紙の他方の面の印刷されている色を読み取る
    色読取手段とを備え、 前記第2の印刷手段が、前記色読取手段により読み取ら
    れた前記印刷されている色と異なる色で、前記所定の画
    像を前記他方の面に印刷するものであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の印刷手段が、印刷する色を自
    動的に設定可能なものであり、前記色読取手段により読
    み取られた前記印刷されている色に基づいて、該印刷さ
    れている色と異なる色を自動的に前記印刷する色として
    設定するものであることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記色読取手段により読み取られた前記
    印刷されている色と、前記第2の印刷手段において設定
    されている色とが同色であることを警告する警告手段を
    さらに備え、前記第2の印刷手段が、印刷する色を手動
    で変更可能なものであることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の印刷手段による印刷を選択的
    に実行可能とするモード選択手段をさらに備えたもので
    あることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷用紙の他方の面の印刷像の有無
    を検知する検知手段をさらに備え、前記モード選択手段
    が、前記検知手段による検知結果に基づいて、前記他方
    の面に前記印刷像を有する前記印刷用紙のみに対して前
    記第2の印刷手段による印刷を行なうように自動的に選
    択するものであることを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の印刷手段により印刷可能な前
    記所定の画像を表わす画像情報を記憶している画像記憶
    手段をさらに備え、前記第2の印刷手段が、該画像記憶
    手段から前記画像情報を呼び出して印刷を行なうもので
    あることを特徴とする請求項1から5記載の画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342946A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2007245462A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Seiko Epson Corp 両面印刷装置および両面印刷プログラム、並びに両面印刷方法
JP2009248461A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Riso Kagaku Corp インクジェット記録装置

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