JP2003112468A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2003112468A
JP2003112468A JP2001309765A JP2001309765A JP2003112468A JP 2003112468 A JP2003112468 A JP 2003112468A JP 2001309765 A JP2001309765 A JP 2001309765A JP 2001309765 A JP2001309765 A JP 2001309765A JP 2003112468 A JP2003112468 A JP 2003112468A
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JP2001309765A
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Inventor
Takeshi Koizumi
健 小泉
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 用紙の種類や雰囲気温度が変化してもγ補正
値を再設定することなく印刷濃度を一定に保つことが可
能な孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 印刷用紙Pの種類を設定する用紙種類設
定手段と、インキ温度検出手段17と、複数の印刷濃度
毎に設定された複数のγ補正基準値を記憶した記憶手
と、製版部3において中間調処理が行われる場合に、用
紙種類設定手段によって設定された用紙種類に基づいて
印刷用紙Pの搬送が安定して行われる印刷速度範囲を決
定した後、インキ温度検出手段17によって検出された
インキ温度及び用紙種類設定手段によって設定された用
紙種類から印刷速度範囲内での各速度毎の予想濃度をそ
れぞれ決定し、各予想濃度から最適濃度を選択した後に
該最適濃度に適合したγ補正基準値を記憶手段から呼び
出し、呼び出されたγ補正基準値に基づいて製版部3に
おけるマスタ27の製版動作及び印刷速度を制御する制
御手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は孔版印刷装置の制御
に関し、詳しくは中間調処理を行う際の製版動作及び印
刷速度の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡便な印刷方法としてデジタル式
感熱孔版印刷が知られている。これは、熱可塑性樹脂フ
ィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的に用いられ
る)と和紙繊維あるいは合成繊維あるいは和紙繊維と合
成繊維とを混抄したものとを貼り合わせてなるラミネー
ト構造のマスタに対して微細な発熱素子が直線的に並ん
だサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対してパ
ルス的に通電を行いながらマスタを搬送することでマス
タの熱可塑性樹脂フィルム面に画像情報に基づいた製版
画像を熱溶融穿孔製版した後、穿孔製版されたマスタを
版胴に巻装してプレスローラー等の押圧部材によって印
刷用紙を版胴の外周面に押圧することで、版胴開孔部及
びマスタ穿孔部からインキを滲出させてこれを印刷用紙
に転移させ、所望の印刷画像を得るものである。
【0003】この孔版印刷を行う孔版印刷装置では、画
像読取、製版、印刷、排版等の各工程を自動的かつ連続
的に行う全自動タイプのものが主に用いられており、こ
の全自動タイプの孔版印刷装置では、印刷すべき原稿の
画像は読取装置で読み取られ、サーマルヘッド、プラテ
ンローラー等を有する製版装置でマスタが製版された後
に自動的に版胴に巻装され、給紙部より給送された印刷
用紙が押圧部材によって版胴外周面に連続的に押圧され
ることで印刷が行われる。
【0004】また、この孔版印刷装置では一般的に印刷
速度を変化させることが可能に構成されており、この印
刷速度は印刷装置毎に複数が設定され、オペレーターに
よってこれらのうちの何れかを任意に設定可能に構成さ
れている。この印刷速度は、速度を上げることにより版
胴と印刷用紙との接触時間が短縮されて印刷用紙に転移
されるインキ濃度が低下し、速度を下げることにより版
胴と印刷用紙との接触時間が延長されて印刷用紙に転移
されるインキ濃度が上昇する。従って、雰囲気温度が高
くインキの流動性が向上する場合あるいは印刷用紙表面
が粗くインキが浸透し易い場合等には印刷用紙へのイン
キ転移量を抑えるために印刷速度を上げ、雰囲気温度が
低くインキが固化する場合あるいは印刷用紙表面がきめ
細かくインキが浸透し難い場合には印刷用紙へのインキ
転移量を確保するために印刷速度を下げることが一般的
に行われている。なお、雰囲気温度が常温であって通常
品質の印刷用紙を使用する通常時においては印刷速度を
最高速としても所定の画像品質は確保されるため、孔版
印刷装置は作業効率向上のために高速で使用されること
が一般的である。
【0005】さらに上述の孔版印刷装置では、文字や線
等の2値画像を再現する2値化処理と写真等の中間調画
像を再現する中間調処理との双方を行うことが可能に構
成されたものが知られている。2値化処理が選択された
場合には、画像データは2値化処理手段に送られて白か
黒かの2階調に処理され、中間調処理が選択された場合
には、画像データは中間調処理手段に送られて擬似的多
階調に処理される。この中間調処理手段には、画像デー
タを擬似的多階調に処理するための複数のγ補正基準値
が記憶されており、これら複数のγ補正基準値はそれぞ
れ印刷濃度別に設けられている。中間調処理手段は、印
刷物の濃度別に適合するγ補正基準値を呼び出し、呼び
出したγ補正基準値からγ補正絶対量を求め、このγ補
正絶対量に基づいて製版画像を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した印刷
速度の調整は印刷物の濃度調整の他、印刷用紙の搬送安
定性を確保する目的でも使用されている。使用される印
刷用紙が薄紙の場合あるいは厚紙の場合には、濃度調整
のために印刷速度を速くしすぎると印刷用紙がしわとな
ったり折れたりして搬送不良を引き起こす場合があるた
め、印刷用紙の種類によってはあまり印刷速度を速くす
ることができない。
【0007】従って、パーソナルコンピューター等の外
部装置から孔版印刷装置に対して画像データが送られ中
間調処理がなされる場合には、先ず外部装置側で画像デ
ータに基づいたγ補正処理が行われてγ補正がなされた
ラスタデータが孔版印刷装置側へと送られるが、孔版印
刷装置側では使用される用紙の種類や雰囲気温度に応じ
て印刷速度を変更する場合がある。上述したように印刷
速度が変更されると得られる印刷物の濃度が変化するた
めに外部装置側で行ったγ補正が狂ってしまい、γ補正
値を再調整しなくてはならないという問題点がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決し、用紙の種
類や雰囲気温度が変化してもγ補正値を再設定すること
なく印刷濃度を一定に保つことが可能な孔版印刷装置を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
マスタを製版する製版部と、前記マスタを巻装し複数の
速度で回転可能な版胴と、前記マスタに対してインキを
供給するインキ供給手段と、印刷用紙を給送する給紙部
とを具備し、前記製版部において中間調処理を行うこと
が可能な孔版印刷装置において、前記印刷用紙の種類を
設定する用紙種類設定手段と、前記インキの温度を検出
するインキ温度検出手段と、複数の印刷濃度毎に設定さ
れた複数のγ補正基準値を記憶した記憶手段とを具備
し、前記製版部において中間調処理が行われる場合に、
前記用紙種類設定手段によって設定された用紙種類に基
づいて前記印刷用紙の搬送が安定して行われる印刷速度
範囲を決定した後、前記インキ温度検出手段によって検
出されたインキ温度及び前記用紙種類設定手段によって
設定された用紙種類から前記印刷速度範囲内での各速度
毎の予想濃度をそれぞれ決定し、前記各予想濃度から最
適濃度を選択した後に該最適濃度に適合した前記γ補正
基準値を前記記憶手段から呼び出し、呼び出された前記
γ補正基準値に基づいて前記製版部における前記マスタ
の製版動作及び印刷速度を制御する制御手段を有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに前記用紙種類設定手段は前
記印刷用紙の厚み別である第1の種類と前記印刷用紙の
材質別である第2の種類とを設定可能であり、前記制御
手段は第1の種類に基づいて前記印刷速度範囲を、また
第2の種類に基づいて前記予想濃度をそれぞれ決定する
ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の孔
版印刷装置において、さらに前記予想濃度は前記印刷用
紙の表面が粗いほど高濃度側に、前記印刷用紙の表面が
きめ細かいほど低濃度側に決定されることを特徴とす
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の孔版印刷装置において、さらに
前記最適濃度は前記各予想濃度が3種類以上の場合には
高濃度と低濃度との中間値となるように選択され、前記
各予想濃度が2種類の場合には高濃度となるように選択
されることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置におい
て、さらに前記制御手段による前記製版動作の制御は、
呼び出された前記γ補正基準値に対応した擬似的多階調
パターンを作成し、前記γ補正基準値を用いてγ補正絶
対量を求め、該γ補正絶対量に基づいて画像データを作
成して製版画像を形成することを特徴とする。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を採用した孔
版印刷装置を示している。同図において孔版印刷装置1
は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部
6、画像読取部7を有しており、専用テーブル8上に載
置されている。
【0015】印刷装置本体9のほぼ中央に配設された印
刷部2は、版胴10とプレスローラー11とを有してい
る。版胴10は、インキ供給パイプを兼ねた支軸12に
回転自在に支持された図示しない一対のフランジと、各
フランジの外周面に巻装された図示しない多孔性支持板
とから主に構成されており、図示しない版胴駆動手段に
よって複数の回転速度で回転駆動されると共に印刷装置
本体9に対して着脱可能に構成されている。
【0016】版胴10の内部にはインキ供給手段13が
配設されている。インキ供給手段13は、支軸12、イ
ンキローラー14、ドクターローラー15等を有してい
る。インキローラー14は版胴10内に設けられた図示
しない側板間に回転自在に支持されており、その周面を
版胴10の内周面に近接して配置され、図示しない駆動
手段によって版胴10と同方向に回転駆動される。ドク
ターローラー15も前記側板間に回転自在に支持されて
おり、その周面をインキローラー14の周面に近接して
配置され、図示しない駆動手段によって版胴10とは逆
方向に回転駆動される。支軸12には複数の小さな孔が
穿設されており、支軸12から供給されたインキがイン
キローラー14とドクターローラー15との近接部に形
成される断面楔状の空間に溜まることによりインキ溜ま
り16が形成される。インキ溜まり16の近傍には、イ
ンキ温度検出手段としてのセンサー17が、インキ溜ま
り16に対して検知針17aを接触させて配設されてい
る。センサー17からのインキ温度情報は、後述する制
御手段87(図3参照)に向けて送られる。
【0017】版胴10の外周面上には版胴10の一母線
に沿った平面をなすステージ部18が形成されており、
ステージ部18上には版胴10の外周面上にマスタの先
端を保持させるクランパー19が配設されている。クラ
ンパー19は、版胴10が所定の位置まで回転されたと
きに図示しない開閉手段によって開閉される。
【0018】版胴10の下方にはプレスローラー11が
配設されている。プレスローラー11は金属製の芯部に
ゴム等の弾性体を巻成して構成されており、版胴10の
軸方向に延在して設けられている。プレスローラー11
はその両端部を図示しない一対のアーム部材によって回
転自在に支持されており、図示しない一対のアーム部材
は図示しない揺動手段によって揺動自在に構成されてい
る。これによりプレスローラー11は、図1に実線で示
す版胴10から離間した位置と、二点鎖線で示す版胴1
0に所定の圧接力で圧接する位置とに選択的に揺動され
る。
【0019】印刷装置本体9の右上部には製版部3が配
設されている。製版部3は、マスタ保持部材20、プラ
テンローラー21、サーマルヘッド22、切断手段2
3、マスタ搬送ローラー対24,25、画像メモリ26
等を有している。マスタ保持部材20は印刷装置本体9
の図示しない側板対にそれぞれ設けられており、熱可塑
性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ
27をロール状に巻成してなるマスタロール27aの芯
部27bの両端を回転自在かつ着脱自在に支持する。
【0020】マスタ保持部材20の左方に設けられたプ
ラテンローラー21は印刷装置本体9の図示しない側板
に回転自在に支持されており、図示しないステッピング
モーターによって回転駆動される。プラテンローラー2
1の下方に位置し多数の発熱素子を有するサーマルヘッ
ド22は印刷装置本体9の図示しない側板に取り付けら
れており、図示しない付勢手段の付勢力によってその発
熱素子面をプラテンローラー21に圧接されている。サ
ーマルヘッド22はマスタ27の熱可塑性樹脂フィルム
面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ2
7に対して熱溶融穿孔製版を行う。サーマルヘッド22
の作動は、図示しないサーマルヘッドドライバーを介し
て制御手段87によって制御される。
【0021】プラテンローラー21及びサーマルヘッド
22の左方には切断手段23が配設されている。印刷装
置本体9の図示しないフレームに固設された固定刃23
aと、この固定刃23aに移動自在に支持された可動刃
23bとを有する切断手段23は、固定刃23aに対し
て可動刃23bが回転移動することによりマスタ27を
切断する周知の構成である。
【0022】切断手段23の左方にはマスタ搬送ローラ
ー対24,25が配設されている。各マスタ搬送ローラ
ー対24,25は、印刷装置本体9の図示しない側板に
それぞれ回転自在に支持された駆動ローラーと従動ロー
ラーとを有しており、各駆動ローラーはそれぞれ図示し
ない駆動手段によってプラテンローラー21と同期して
回転駆動され、各従動ローラーは図示しない付勢手段に
よってそれぞれ対応する駆動ローラーに圧接されてい
る。画像メモリ26は印刷装置本体9の図示しない基盤
上に設けられており、そこには後述するRAM90(図
3参照)内に格納された1ページ分の画像データ信号が
送られて格納される。
【0023】製版部3の下方には給紙部4が配設されて
いる。給紙部4は、給紙トレイ28、給紙ローラー2
9、分離ローラー対30、レジストローラー対31、ガ
イド板32,33,34,35等を有している。上面に
多数の印刷用紙Pを積載可能な給紙トレイ28は印刷装
置本体9に上下動自在に支持されており、図示しない昇
降手段によって上下動される。
【0024】給紙トレイ28の上方には、表面に高摩擦
抵抗部材を有する給紙ローラー29が配設されている。
給紙ローラー29は印刷装置本体9に揺動自在に支持さ
れた図示しないブラケットに回転自在に支持されてお
り、給紙トレイ28が図示しない昇降手段によって上昇
されたときに所定の圧接力で給紙トレイ28上の最上位
の印刷用紙Pに圧接する。給紙ローラー29は図示しな
い給紙駆動手段によって回転駆動される。
【0025】給紙ローラー29の左方には、表面にそれ
ぞれ高摩擦抵抗部材を有する上ローラー30aと下ロー
ラー30bとからなる分離ローラー対30が配設されて
いる。上ローラー30aはギヤやベルト等の駆動力伝達
手段を介して給紙ローラー29に駆動連結されており、
給紙ローラー29の回転駆動時にこれと同期して同方向
に回転駆動される。下ローラー30bは図示しない付勢
手段の付勢力によって上ローラー30aに圧接されてお
り、上ローラー30aと同方向へのみ回転自在に構成さ
れている。
【0026】分離ローラー対30の左方にはレジストロ
ーラー対31が配設されている。駆動ローラー31aと
従動ローラー31bとからなるレジストローラー対31
は、図示しない版胴駆動手段からの回転駆動力をギヤや
カム等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達される
ことで駆動ローラー31aが版胴10と同期した所定の
タイミングで回転し、駆動ローラー31aに圧接された
従動ローラー31bとによって印刷用紙Pを印刷部2に
向けて所定のタイミングで給送する。
【0027】分離ローラー対30とレジストローラー対
31との間にはガイド板32,33が配設されている。
各ガイド板32,33はそれぞれ印刷装置本体9の図示
しない側板に固着されており、各ガイド板32,33に
よって印刷用紙Pの給紙路の前半部が構成されている。
レジストローラー対31と印刷部2との間にはガイド板
34,35が配設されている。各ガイド板34,35は
それぞれ印刷装置本体9の図示しない側板に固着されて
おり、各ガイド板34,35によって印刷用紙Pの給紙
路の後半部が構成されている。
【0028】印刷部2の左上方には排版部5が配設され
ている。排版部5は、上排版部材36、下排版部材3
7、排版ボックス38、圧縮板39等を有している。上
排版部材36は、駆動ローラー40、従動ローラー4
1、無端ベルト42等を有し、図示しない排版駆動手段
によって駆動ローラー40が図の時計回り方向に回転駆
動されることにより無端ベルト42が図の矢印方向に移
動する。下排版部材37は、駆動ローラー43、従動ロ
ーラー44、無端ベルト45等を有し、駆動ローラー4
0を回転駆動する図示しない排版駆動手段の駆動力をギ
ヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達
されることで、駆動ローラー43が図の反時計回り方向
に回転駆動されることにより無端ベルト45が図の矢印
方向に移動する。また、下排版部材37は図示しない移
動手段によって移動自在に設けられており、図に示す位
置と従動ローラー44の外周面上に位置する無端ベルト
45が版胴10の外周面に当接する位置とを選択的に占
める。
【0029】内部に使用済みマスタを貯容する排版ボッ
クス38は、印刷装置本体9に対して着脱自在に設けら
れている。上排版部材36と下排版部材37とによって
運ばれた使用済みマスタを排版ボックス38の内部に押
し込む圧縮板39は印刷装置本体9に上下動自在に支持
されており、図示しない昇降手段によって上下動され
る。
【0030】排版部5の下方には排紙部6が配設されて
いる。排紙部6は、剥離爪46、排紙ガイド板47、排
紙搬送部材48、排紙トレイ49等を有している。剥離
爪46は印刷装置本体9に揺動自在に支持されており、
図示しない爪揺動手段によってその先端が版胴10の外
周面に近接する図に示す位置と、クランパー19等の障
害物を回避するためにその先端が版胴10の外周面から
離隔する位置とを選択的に占める。図示しない爪揺動手
段は、図示しない版胴駆動手段からの駆動力を図示しな
い駆動力伝達手段により伝達され、版胴10の回転と同
期して剥離爪46を揺動させる。
【0031】剥離爪46の下方には、印刷装置本体9の
図示しない側板に固着された排紙ガイド板47が配設さ
れている。排紙ガイド板47は、プレスローラー11に
よって版胴10の外周面に圧接されてインキを転写され
た後に剥離爪46によって版胴10の外周面から剥離さ
れた印刷用紙Pを受け取り、排紙搬送部材48に向けて
案内する。
【0032】排紙搬送部材48は、駆動ローラー50、
従動ローラー51、無端ベルト52、吸引ファン53等
を有している。駆動ローラー50は図示しないユニット
側板に回転自在に支持されており、図示しない排紙駆動
手段によって回転駆動される。従動ローラー51も同側
板に回転自在に支持され、駆動ローラー50及び従動ロ
ーラー51には複数の開孔を有する複数の無端ベルト5
2が掛け渡されている。駆動ローラー50、従動ローラ
ー51、及び無端ベルト52の下方には吸引ファン53
が配設されている。排紙搬送部材48は、吸引ファン5
3の吸引力によって無端ベルト52上に印刷用紙Pを吸
引し、駆動ローラー50の回転によって印刷用紙Pを図
の矢印方向に搬送する。
【0033】排紙搬送部材48によって搬送された印刷
用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ49は、用紙搬
送方向に移動自在な一つのエンドフェンス54と、用紙
幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス55とを有し
ている。
【0034】印刷装置本体9の上部には画像読取部7が
配設されている。画像読取部7は、原稿を積載する原稿
受け台56、原稿を載置するコンタクトガラス57、原
稿を搬送する原稿搬送ローラー対58及び原稿搬送ロー
ラー59、搬送される原稿をガイドするガイド板60,
61、原稿をコンタクトガラス57に沿って搬送する複
数の原稿搬送ベルト62、読み取られた原稿の排出方向
を切り替える切換板63、コンタクトガラス57を除く
上記各部材を支持しコンタクトガラス57に対して接離
自在に設けられた圧板64、原稿画像を走査して読み取
る反射ミラー65,66及び蛍光灯67、走査された画
像を収束するレンズ68、収束された画像を処理するC
CD等の画像センサー69等を有している。
【0035】図2は孔版印刷装置1の操作パネルを示し
ている。印刷装置本体9の上部前面に設けられた操作パ
ネル70は、その上面に製版スタートキー71、印刷ス
タートキー72、試し刷りキー73、連続キー74、ク
リア/ストップキー75、テンキー76、エンターキー
77、プログラムキー78、モードクリアキー79、印
刷速度設定キー80、4方向キー81、7セグメントL
EDからなる表示装置82、LCDからなる表示装置8
3、第1の用紙種類設定手段としての紙厚設定キー8
4、第2の用紙種類設定手段としての紙質設定キー8
5、印刷モードを文字モードまたは文字・写真モードま
たは写真モードの何れかに切り換えるモード切換キー8
6等を有している。
【0036】製版スタートキー71は孔版印刷装置1に
製版動作を行わせる際に押下され、製版スタートキー7
1が押下されると排版動作及び原稿読取動作が行われた
後に製版動作が行われ、その後、版付け動作が行われて
孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。印刷スタートキ
ー72は孔版印刷装置1に印刷動作を行わせる際に押下
され、孔版印刷装置1が印刷待機状態となり各種印刷条
件が設定された後に印刷スタートキー72が押下される
ことにより印刷動作が行われる。試し刷りキー73は孔
版印刷装置1に試し刷りを行わせる際に押下され、各種
条件が設定された後に試し刷りキー73が押下されるこ
とにより1枚だけ印刷が行われる。連続キー74は製版
動作と印刷動作とを連続して行う際に製版スタートキー
71の押下前に押下され、連続キー74の押下後、印刷
条件が入力された後に製版スタートキー71が押下され
ると、排版動作、原稿読取動作、製版動作に引き続いて
印刷動作が行われる。
【0037】クリア/ストップキー75は孔版印刷装置
1の動作を停止させる際や置数のクリア時に押下され、
テンキー76は数値入力に用いられる。エンターキー7
7は各種設定時に数値等を決定する際に、プログラムキ
ー78はよく行う操作を登録したりそれを呼び出したり
する際にそれぞれ押下され、モードクリアキー79は各
種のモードをクリアして初期状態に戻す際に押下され
る。印刷速度設定キー80は印刷動作に先立って印刷速
度を設定する際に押下され、濃いめの画像を得たい場合
や雰囲気温度が低い場合等には印刷速度を遅く、薄めの
画像を得たい場合や雰囲気温度が高い場合等には印刷速
度を速く設定する。本実施例では、印刷速度は1速から
5速までの任意の速度に設定可能に構成されている。4
方向キー81は上キー81a、下キー81b、左キー8
1c、右キー81dを有しており、画像編集時に画像位
置を調整する場合や各種設定時に数値や項目等を選択す
る場合等に押下される。
【0038】7セグメントLEDからなる表示装置82
は、主に印刷枚数等の数字を表示する。LCDからなる
表示装置83は階層表示構造となっており、その下方に
設けられた選択設定キー83a,83b,83c,83
dを押下することにより、変倍や位置調整等の様々なモ
ードへの変更及び各モードでの設定が可能に構成されて
いる。また表示装置83には、図示したように「製版・
プリントできます」のような孔版印刷装置1の状態や、
アラーム等も表示される。
【0039】紙厚設定キー84は、給紙トレイ28上に
積載された印刷用紙Pの紙厚を印刷に先立って設定する
場合に押下される。紙厚設定キー84の左方には、紙厚
設定キー84によって設定された紙厚を表示するための
LED84aが配設されている。LED84aは、厚紙
用の「厚い」表示、普通紙用の「普通」表示、薄紙用の
「薄い」表示を備えており、初期状態時には「普通」表
示が点灯していて、紙厚設定キー84を押下する毎にこ
の表示が「普通」から「薄い」、「薄い」から「厚
い」、「厚い」から「普通」の順序で切り換えられる。
紙厚設定キー84で設定された紙厚設定信号は、後述す
る制御手段87に向けて送られる。
【0040】紙質設定キー85は、給紙トレイ28上に
積載された印刷用紙Pの紙質を印刷に先立って設定する
場合に押下される。紙質設定キー85の左方には、紙質
設定キー85によって設定された紙質を表示するための
LED85aが配設されている。LED85aは、表面
のきめが細かい紙用の「上質紙」表示、普通紙用の「中
質紙」表示、表面が粗い紙用の「ざら紙」表示を備えて
おり、初期状態時には「中質紙」表示が点灯していて、
紙質設定キー85を押下する毎にこの表示が「中質紙」
から「ざら紙」、「ざら紙」から「上質紙」、「上質
紙」から「中質紙」の順序で切り換えられる。紙質設定
キー85で設定された紙質設定信号は、後述する制御手
段87に向けて送られる。
【0041】モード切換キー86は、得たい印刷画像と
して中間調を再現するか否かを選択する場合に押下され
る。モード切換キー86の左方には、モード切換キー8
6によって設定された印刷モードを表示するためのLE
D86aが配設されている。LED86aは、文字や線
画等の2値化画像のみの再現を行う文字モードを示す
「文字」表示、2値化画像と写真等の中間調画像とが混
在した画像の再現を行う文字・写真モードを示す「文字
・写真」表示、中間調画像のみの再現を行う写真モード
を示す「写真」表示を備えており、初期状態時には「文
字」表示が点灯していて、モード切換キー86を押下す
る毎にこの表示が「文字」から「文字・写真」、「文字
・写真」から「写真」、「写真」から「文字」の順序で
切り換えられる。モード切換キー86で設定された印刷
モード設定信号は、後述する制御手段87に向けて送ら
れる。
【0042】図3は、孔版印刷装置1に用いられる制御
手段のブロック図を示している。この制御手段87は、
内部にCPU88、記憶手段としてのROM89、RA
M90を有する周知のマイクロコンピューターであり印
刷装置本体9の内部に設けられている。CPU88は、
操作パネル70からの各種信号(特に各キー84,8
5,86からの設定信号)及び印刷装置本体9に設けら
れた各種センサーからの検知信号(特にセンサー17か
らの温度検知信号)及びROM89から呼び出された動
作プログラムに基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部
4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各
駆動手段の作動を制御し、孔版印刷装置1全体の動作を
制御する。
【0043】ROM89には、孔版印刷装置1全体の動
作プログラムが記憶されていると共に、孔版印刷装置1
の速度に応じた濃度別(本実施例では1速〜5速の5段
階)に設定されたγ補正基準値のパターンテーブルが記
憶されている。これら複数のγ補正基準値はモード切換
キー86によって文字・写真モードあるいは写真モード
の何れかが選択された場合に呼び出され、この呼び出さ
れたγ補正基準値に基づいて擬似的多階調パターンが作
成される。作成された擬似的多階調パターンは図示しな
いサーマルヘッドドライバーに送られ、これに基づいて
サーマルヘッド22の発熱素子が選択的に発熱されてマ
スタ27に擬似的多階調パターンが製版される。なお、
ここで用いられる擬似的多階調パターンを作成する画像
処理方法としては、濃度パターン法、組織的ディザ法、
誤差拡散法等が挙げられ、本発明においては何れの画像
処理方法を採用してもよい。
【0044】RAM90は、CPU88の計算結果を一
時的に記憶する機能、操作パネル70上の各種キー及び
孔版印刷装置1の各種センサーから設定及び入力された
データ信号及びオン・オフ信号を随時記憶する機能の
他、画像読取部7において原稿画像が読み取られたとき
に、読み取られた画像データ信号を記憶する画像メモリ
としても機能する。
【0045】上述の構成に基づき、以下に孔版印刷装置
1の動作を説明する。オペレーターは、給紙トレイ28
上に印刷すべき印刷用紙Pを積載し、圧板64を開放し
てコンタクトガラス57上に印刷すべき原稿を載置した
後、再び圧板64を閉じる。その後、印刷すべき原稿の
画像に応じてモード切換キー86を押下し、製版モード
を文字モード、文字・写真モード、写真モードの何れか
に切り換えた後、給紙トレイ28上に積載された印刷用
紙Pに合わせて紙厚設定キー84及び紙質設定キー85
を押下し、紙厚及び紙質を設定する。そして、操作パネ
ル70上の各種キーによって製版条件を設定した後、オ
ペレーターは製版スタートキー71を押下する。先ず、
モード切換キー86によって文字モードが、紙厚設定キ
ー84によって普通紙が、紙質設定キー85によって中
質紙がそれぞれ設定された場合を説明する。
【0046】製版スタートキー71が押下されると、画
像読取部7では原稿画像の読取動作が行われる。原稿画
像の読取は、蛍光灯67によって露光された反射光を反
射ミラー65,66によって反射することにより行わ
れ、読み取られた原稿画像はレンズ68で収束された後
に画像センサー69に入射されて光電変換される。光電
変換された電気信号は印刷装置本体9内の図示しないA
/D変換器に入力された後、画像メモリとして機能する
RAM90内に画像データ信号として格納される。RA
M90内には、原稿1ページ分(1版分)の画像データ
が格納される。
【0047】なお、圧板64を開放しないで自動的に原
稿を搬送する場合には、原稿受け台56上に原稿を載置
した状態で製版スタートキー71を押下する。すると原
稿搬送ローラー対58が回転を開始し、図示しない原稿
の最上位の1枚がコンタクトガラス57上に搬送され、
上述と同様にその画像が読み取られる。画像を読み取ら
れた原稿は、原稿搬送ベルト62及び原稿搬送ローラー
59によって原稿搬送ベルト62の上部に配設された図
示しない原稿トレイに排出される。
【0048】画像読取部7での画像読取動作と並行し
て、排版部5では版胴10の外周面から使用済みマスタ
を剥離する排版動作が行われる。製版スタートキー71
が押下されると版胴10が回転を開始し、その外周面上
の使用済みマスタの先端が従動ローラー44の外周面上
に位置する無端ベルト45と対応する所定の排版位置に
達すると、版胴10の回転が停止される。その後、排版
駆動手段及び移動手段が作動し、各駆動ローラー40,
43が回転すると共に下排版部材37が版胴10側に移
動する。従動ローラー44の外周面上に位置する無端ベ
ルト45が使用済みマスタと当接すると版胴10が再び
回転し、無端ベルト45と当接してすくい上げられた使
用済みマスタは下排版部材37と上排版部材36とで挟
持されて版胴10の外周面より剥離される。剥離された
使用済みマスタは下排版部材37と上排版部材36とで
搬送されて排版ボックス38内に廃棄された後、圧縮板
39によって圧縮される。外周面より使用済みマスタが
全て剥離された後も版胴10は回転を継続し、所定の給
版待機位置まで回転して停止する。版胴10が給版待機
位置で停止すると、図示しない開閉手段が作動してクラ
ンパー19が開放され、孔版印刷装置1は給版待機状態
となる。
【0049】排版動作が完了して孔版印刷装置1が給版
待機状態となると、プラテンローラー21及び各マスタ
搬送ローラー対24,25が回転駆動されてマスタロー
ル27aよりマスタ27が引き出される。そして、マス
タ27の画像形成領域がサーマルヘッド22の発熱素子
と対応する位置に達すると、RAM90内に格納されて
いる画像データ信号が画像処理(変倍処理、切り取り処
理等)を施された後に1ラインアドレス毎に画像メモリ
26に一旦格納される。次に、画像メモリ26に格納さ
れている画像データ信号が順次呼び出され、この呼び出
された画像データ信号に基づいて2値化処理が行われ、
図示しないサーマルヘッドドライバーがサーマルヘッド
22の各発熱素子を選択的に発熱させ、これによりマス
タ27の熱可塑性樹脂フィルム面に文字モードである2
値化処理がなされた製版画像が形成される。マスタ27
は製版画像を形成されつつクランパー19へと送られ、
その先端部がクランパー19によって挟持可能な所定位
置まで達すると図示しない開閉手段が作動してクランパ
ー19が閉じられ、マスタ27はその先端部を版胴10
の外周面上に保持される。
【0050】その後、版胴10がマスタ27の搬送速度
と同じ周速度で図1において時計回り方向に回転駆動さ
れ、マスタ27の版胴10への巻装動作が行われる。そ
して画像メモリ26からの画像データ信号が途絶えると
サーマルヘッド22の作動が停止し、1版分のマスタ2
7が製版搬送されるとプラテンローラー21及び各マス
タ搬送ローラー対24,25の回転が停止されると共に
可動刃23bが回転移動してマスタ27が切断される。
切断されたマスタ27は版胴10の回転によって製版部
3より引き出され、版胴10がホームポジションまで回
転して停止することで製版動作及び給版動作が完了す
る。
【0051】給版動作に引き続き版付け動作が行われ
る。版胴10がホームポジションで停止すると、給紙ロ
ーラー29、上ローラー30a、駆動ローラー50、吸
引ファン53がそれぞれ駆動されると共に版胴10が低
速で図1の時計回り方向に回転駆動され、給紙トレイ2
8上に積載された印刷用紙Pの最上位の1枚が引き出さ
れて、その先端をレジストローラー対31に挟持され
る。そして、版胴10上に巻装されたマスタ27の版胴
回転方向における画像領域先端部がプレスローラー11
と対応する位置に到達する所定のタイミングで駆動ロー
ラー31aが回転駆動され、引き出された印刷用紙Pは
版胴10とプレスローラー11との間に向けて給送され
る。駆動ローラー31aの回転とほぼ同時にプレスロー
ラー11がその外周面を版胴10の外周面に圧接させ、
レジストローラー対31によって給送された印刷用紙P
が版胴10に巻装されたマスタ27に押圧される。この
押圧動作によりプレスローラー11と印刷用紙Pとマス
タ27と版胴10とが圧接し、インキローラー14によ
って版胴10の内周面に供給されたインキが版胴10の
開孔部より滲出し、版胴10の図示しない多孔性支持板
及び図示しないメッシュスクリーン、及びマスタ27の
多孔性支持体に充填された後にマスタ27の穿孔部を介
して印刷用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行われ
る。
【0052】版付けにより画像を転写された印刷用紙P
は、剥離爪46の先端によって版胴10の外周面より剥
離されて下方へと落下し、排紙ガイド板47に案内され
て排紙搬送部材48へと送られる。排紙搬送部材48へ
と送られた印刷用紙Pは、吸引ファン53の吸引力によ
って無端ベルト52の上面に引きつけられつつ左方へと
搬送され、排紙トレイ49上に排出される。その後、版
胴10が再びホームポジションまで回転して停止し、版
付け動作を終えて孔版印刷装置1は印刷待機状態とな
る。
【0053】孔版印刷装置1が印刷待機状態となった
後、印刷速度設定キー80によって印刷速度が入力され
た後に試し刷りキー73が押下されると試し刷りが行わ
れる。なお、印刷速度設定キー80による印刷速度入力
時において、CPU88は紙厚設定キー84によってど
の紙厚が選択されているかを判断する。本例では普通紙
が選択されているので、印刷速度設定キー80によって
1速から5速までの全ての速度のうちの何れかを選択す
ることができる。しかし、紙厚設定キー84によって厚
紙あるいは薄紙が選択されている場合には、CPU88
は印刷速度設定キー80による印刷速度の設定に制限を
設け、1速から3速までのうちの何れか1つしか速度設
定が行えないように制御を行う。これにより、厚紙ある
いは薄紙が高速で搬送されることによって生じる、用紙
搬送ジャムの発生を防止している。
【0054】試し刷りキー73が押下されると、設定さ
れた印刷速度で版胴10が回転駆動されると共に給紙部
4から印刷用紙Pが1枚給送される。給送された印刷用
紙Pはレジストローラー対31で一時停留された後に版
付け時と同様のタイミングで給送され、プレスローラー
11によって版胴10の外周面に圧接される。画像を転
写された印刷用紙Pは剥離爪46の先端によって版胴1
0の外周面から剥離され、排紙搬送部材48により搬送
されて排紙トレイ49上に排出される。
【0055】試し刷りにより画像の位置あるいは濃度等
が確認され、テンキー76によって印刷枚数が入力され
た後に印刷スタートキー72が押下されると、給紙部4
から印刷用紙Pが連続的に給送され、試し刷り時と同条
件で印刷動作が行われる。そして、設定された印刷枚数
が消化されると版胴10がホームポジションで停止し、
孔版印刷装置1は再び印刷待機状態となる。
【0056】次に、モード切換キー86によって写真モ
ード(文字・写真モードでも同様)が、紙厚設定キー8
4によって普通紙が、紙質設定キー85によって中質紙
がそれぞれ設定された場合を説明する。製版スタートキ
ー71が押下されると画像読取部7において上述と同様
に原稿画像が読み取られ、読み取られた原稿画像はRA
M90内に画像データ信号として格納される。画像読取
動作と並行して、排版部5では上述と同様に排版動作が
行われ、版胴10の外周面上に巻装されていた使用済み
マスタは排版ボックス38内に廃棄される。版胴10は
給版待機位置まで回転してクランパー19が開放され、
孔版印刷装置1は給版待機状態となる。
【0057】孔版印刷装置1が給版待機状態となると、
プラテンローラー21、各マスタ搬送ローラー対24,
25が回転駆動されてマスタ27が引き出され、マスタ
27の画像形成領域がサーマルヘッド22の発熱素子と
対応する位置に達すると、RAM90内に格納されてい
る画像データ信号が画像処理を施された後、1ラインア
ドレス毎に画像メモリ26に一旦格納される。
【0058】この格納時において、CPU88は紙厚設
定キー84によって設定された印刷用紙Pの紙厚から、
孔版印刷装置1において用紙搬送ジャムが発生すること
なく良好な搬送を行うことが可能な印刷速度範囲を先ず
選択する。本例では普通紙が選択されているので、印刷
速度範囲は1速〜5速の全ての印刷速度である。なお、
紙厚として厚紙あるいは薄紙が選択されている場合に
は、印刷速度範囲は1速〜3速の3つの印刷速度に制限
される。
【0059】次にCPU88は、紙質設定キー85によ
って設定された印刷用紙Pの紙質から、決定した印刷速
度範囲における各速度毎の予想濃度をそれぞれ決定す
る。本例では中質紙が選択されているので印刷用紙Pへ
のインキの滲みは中程度となり、これが紙質に依存する
予想濃度の基準値となる。ここで、紙質設定キー85に
よって印刷用紙Pの紙質が上質紙に設定されている場合
には、印刷用紙Pへのインキの滲みが中質紙よりも少な
くなるので予想濃度は基準値よりも低濃度側に移行し、
印刷用紙Pの紙質がざら紙に設定されている場合には、
印刷用紙Pへのインキの滲みが中質紙よりも多くなるの
で予想濃度は基準値よりも高濃度側に移行する。
【0060】さらにCPU88は、センサー17からの
インキ温度情報に基づいて、決定した印刷速度範囲にお
ける各速度毎の予想濃度をそれぞれ決定する。センサー
17からの温度情報が中温域(例えば15℃以上〜25
℃未満)である場合をインキ温度に依存する予想濃度の
基準値とし、温度情報が高温域(例えば25℃以上)で
ある場合には予想濃度は基準値よりも高濃度側に移行
し、温度情報が低温域(例えば15℃未満)である場合
には予想濃度は基準値よりも低濃度側に移行する。本例
では、センサー17からの温度情報が中温域であるもの
とする。
【0061】次にCPU88は、紙質に依存する予想濃
度及びインキ温度に依存する予想濃度から最適濃度を選
択する。本例では紙質に依存する予想濃度及びインキ温
度に依存する予想濃度が共に基準値であるので、最適濃
度は1速と5速との中間に位置する3速に対応した濃度
となる。ここで、紙厚として厚紙あるいは薄紙が選択さ
れている場合には、最適濃度は1速と3速との中間に位
置する2速に対応した濃度となる。
【0062】また、紙質が上質紙、インキ温度が中温域
である場合には、紙質の予想濃度が低濃度側に移行する
ために印刷速度が低速側に移行し、最適濃度は1速と4
速との中間である2速あるいは3速となるが、本発明で
は印刷速度よりも画質を優先しており、この場合の最適
速度は2速となる。以下、表1に紙質及びインキ温度に
基づく普通紙での各予想濃度に対応した印刷速度を、表
2に表1に示した各予想濃度に基づく最適濃度に対応し
た印刷速度を、表3に紙質及びインキ温度に基づく厚紙
あるいは薄紙での各予想濃度に対応した印刷速度を、表
4に表3に示した各予想濃度に基づく最適濃度に対応し
た印刷速度をそれぞれ示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】最適濃度が選択されると、画像メモリ26
に格納されている画像データ信号が順次呼び出されると
共に最適濃度に対応したγ補正基準値がROM89から
呼び出され、呼び出されたγ補正基準値に基づいて擬似
的多階調パターンが作成された後にγ補正絶対量が求め
られ、求められたγ補正絶対量に基づいて呼び出された
画像データ信号が処理される。処理された画像データ信
号は作成された擬似的多階調パターンに当てはめられ、
この擬似的多階調パターンに基づいて図示しないサーマ
ルヘッドドライバーがサーマルヘッド22の各発熱素子
を発熱させることにより、マスタ27の熱可塑性樹脂フ
ィルム面に中間調処理がなされた製版画像が形成され
る。マスタ27は製版画像を形成されつつクランパー1
9へと送られ、クランパー19が閉じられることにより
その先端部を版胴10の外周面上に保持される。
【0068】その後、上述と同様に版胴10へのマスタ
27の巻装動作が行われ、1版分の製版が完了すると切
断手段23によってマスタ27が切断される。切断され
たマスタ27は版胴10の回転によって製版部3より引
き出され、版胴10がホームポジションにて停止して製
版及び給版動作が完了する。
【0069】版胴10がホームポジションで停止する
と、上述と同様に版胴10が低速で回転駆動されると共
に給紙部4から1枚の印刷用紙Pが給送される。給送さ
れた印刷用紙Pはレジストローラー対31によって所定
のタイミングで版胴10とプレスローラー11との間に
向けて給送され、プレスローラー11によって版胴10
の外周面に押圧されることにより版付けが行われる。版
付け後、印刷用紙Pが排紙トレイ49上に排出された後
に版胴10がホームポジションで停止し、孔版印刷装置
1は印刷待機状態となる。
【0070】孔版印刷装置1が印刷待機状態となった
後、試し刷りキー73が押下されると試し刷りが行われ
る。なお、このときには既に最適濃度に基づいて印刷速
度が決定されているので印刷速度設定キー80からの入
力は無視され、試し刷りキー73が押下されると決定さ
れた印刷速度で版胴10が回転駆動されると共に給紙部
4より1枚の印刷用紙Pが給送される。給送された印刷
用紙Pは、レジストローラー対31で一時停留された後
に印刷部2へと送られ、プレスローラー11によって版
胴10に押圧されることで画像を転写された後、排紙搬
送部材48により搬送されて排紙トレイ49上に排出さ
れる。
【0071】試し刷りにより画像の位置が確認され、テ
ンキー76によって印刷枚数が入力された後に印刷スタ
ートキー72が押下されると、給紙部4から印刷用紙P
が連続的に給送されて印刷動作が行われる。この印刷動
作においても、版胴10は決定された最適濃度に基づい
た印刷速度で回転駆動される。そして、設定された印刷
枚数が消化されると版胴10がホームポジションで停止
し、孔版印刷装置1は再び印刷待機状態となる。
【0072】上述の構成により、中間調処理時において
印刷用紙の種類及びインキ温度に基づいて印刷速度及び
これに対応したγ補正基準値を自動的に設定するので、
用紙の種類や雰囲気温度が変化してもγ補正基準値を再
設定することなく印刷濃度を一定に保つことができると
共に、印刷速度を最適速度とすることにより用紙搬送ジ
ャムの発生を防止することができ、常に高品質の画像を
効率よく得ることが可能となる。
【0073】図4は、本発明の第2の実施例に用いられ
る孔版印刷装置91を示している。この孔版印刷装置9
1は、第1の実施例で示した孔版印刷装置1と比較する
と、画像メモリ26を有していない点、制御手段87に
代えて制御手段92を有する点、プリンタコントローラ
ー93を介してパーソナルコンピューター94に接続さ
れている点においてのみ相違しており、他の構成は同一
である。
【0074】制御手段92は図示しないCPU、RO
M、RAM等を有する周知のマイクロコンピューターで
あり、印刷装置本体9の内部に設けられている。CPU
及びRAMは制御手段87と同様であり、ROMには孔
版印刷装置91全体の動作プログラムのみが記憶されて
いる。
【0075】記憶手段として機能するプリンタコントロ
ーラー93は、その内部にCPU及びメモリを有してお
り、このメモリには孔版印刷装置91の速度に応じた濃
度別(本実施例では1速〜5速の5段階)に設定された
γ補正基準値のパターンテーブルが記憶されている。
【0076】ホストとして用いられるパーソナルコンピ
ューター94は、孔版印刷装置91に対して画像データ
信号を送信可能に構成されており、さらに第1の用紙種
類設定手段として紙厚を設定する機能、第2の用紙種類
設定手段として紙質を設定する機能、製版モードを設定
する機能、孔版印刷装置91に製版、試し刷り、印刷の
各動作を行わせる機能、各種製版条件及び印刷条件を設
定する機能等を備えている。
【0077】上述の構成に基づき、以下に第2の実施例
の動作を説明する。オペレーターは給紙トレイ28上に
印刷すべき印刷用紙Pを積載し、パーソナルコンピュー
ター94によって印刷用紙Pの紙厚及び紙質、製版モー
ド及び各種製版条件を設定し、これらの設定条件を印刷
すべき画像データ信号と共にプリンタコントローラー9
3を介して孔版印刷装置91に向けて送信する。
【0078】送信された画像データ信号は、一旦プリン
タコントローラ93内の図示しないRAMに格納され
る。この格納時において、制御手段92内の図示しない
CPUは、パーソナルコンピューター94から送られた
紙厚設定信号に基づいて第1の実施例と同様に印刷速度
範囲を設定する。次に図示しないCPUは、パーソナル
コンピューター94から送られた紙質設定信号及びセン
サー17から送られたインキ温度情報に基づいて、第1
の実施例と同様に各速度毎の予想濃度をそれぞれ決定
し、これらの予想濃度から第1の実施例と同様に最適濃
度を選択する。
【0079】最適濃度が選択されると、プリンタコント
ローラ93はその内部の図示しないRAMに格納されて
いる画像データ信号を呼び出すと共に、最適濃度に対応
したプリンタコントローラ93内のγ補正基準値に基づ
いて擬似的多階調パターンを作成した後にγ補正絶対量
を求め、求められたγ補正絶対量に基づいて呼び出した
画像データ信号が処理される。処理された画像データ信
号は作成された擬似的多階調パターンに当てはめられ、
孔版印刷装置91に1ラインアドレス毎に送信される。
孔版印刷装置91では、この送信されたデータに基づい
て図示しないサーマルヘッドドライバーがサーマルヘッ
ド22の各発熱素子を発熱させることにより、マスタ2
7の熱可塑性樹脂フィルム面に中間調処理がなされた製
版画像が形成される。
【0080】その後、第1の実施例と同様に版胴10へ
のマスタ27の巻装動作が行われ、切断手段23によっ
てマスタ27が切断された後に版胴10が回転し、版胴
10がホームポジションで停止することにより製版及び
給版動作が完了する。給版動作完了後、第1の実施例と
同様に版付け動作が行われた後に版胴10が再びホーム
ポジションで停止し、孔版印刷装置91は印刷待機状態
となる。
【0081】孔版印刷装置91が印刷待機状態となった
後、パーソナルコンピューター94から試し刷りの開始
信号が入力されると、孔版印刷装置91は第1の実施例
と同様に試し刷りを行い、印刷枚数が入力された後にパ
ーソナルコンピューター94から印刷の開始信号が入力
されると、孔版印刷装置91は第1の実施例と同様に印
刷動作を行う。この試し刷り時及び印刷時においても印
刷速度は最適濃度に対応して決定されており、印刷速度
の入力は無視される。
【0082】上述の構成により、第1の実施例と同様の
作用効果を奏すると共に、孔版印刷装置91から離れた
位置からパーソナルコンピューター94を操作すること
により印刷動作を容易に行うことができ、しかも孔版印
刷装置91側において設定を行う必要がないので、操作
の容易化及び効率化を図ることができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、中間調処理時において
印刷用紙の種類及びインキ温度に基づいて印刷速度及び
これに対応したγ補正基準値を自動的に設定するので、
用紙の種類や雰囲気温度が変化してもγ補正値を再設定
することなく印刷濃度を一定に保つことができると共
に、印刷速度を最適速度とすることにより用紙搬送ジャ
ムの発生を防止することができ、常に高品質の画像を効
率よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を採用した孔版印刷装置
の概略正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に用いられる操作パネル
を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施例に用いられる制御手段の
ブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例を採用した孔版印刷装置
の概略正面図である。
【符号の説明】
1,91 孔版印刷装置 3 製版部 4 給紙部 10 版胴 13 インキ供給手段 17 インキ温度検出手段(センサー) 27 マスタ 84 第1の用紙種類設定手段(紙厚設定キー) 85 第2の用紙種類設定手段(紙質設定キー) 87,92 制御手段 89 記憶手段(ROM) 93 記憶手段(プリンタコントローラー) P 印刷用紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタを製版する製版部と、前記マスタを
    巻装し複数の速度で回転可能な版胴と、前記マスタに対
    してインキを供給するインキ供給手段と、印刷用紙を給
    送する給紙部とを具備し、前記製版部において中間調処
    理を行うことが可能な孔版印刷装置において、 前記印刷用紙の種類を設定する用紙種類設定手段と、前
    記インキの温度を検出するインキ温度検出手段と、複数
    の印刷濃度毎に設定された複数のγ補正基準値を記憶し
    た記憶手段とを具備し、 前記製版部において中間調処理が行われる場合に、前記
    用紙種類設定手段によって設定された用紙種類に基づい
    て前記印刷用紙の搬送が安定して行われる印刷速度範囲
    を決定した後、前記インキ温度検出手段によって検出さ
    れたインキ温度及び前記用紙種類設定手段によって設定
    された用紙種類から前記印刷速度範囲内での各速度毎の
    予想濃度をそれぞれ決定し、前記各予想濃度から最適濃
    度を選択した後に該最適濃度に適合した前記γ補正基準
    値を前記記憶手段から呼び出し、呼び出された前記γ補
    正基準値に基づいて前記製版部における前記マスタの製
    版動作及び印刷速度を制御する制御手段を有することを
    特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】前記用紙種類設定手段は前記印刷用紙の厚
    み別である第1の種類と前記印刷用紙の材質別である第
    2の種類とを設定可能であり、前記制御手段は第1の種
    類に基づいて前記印刷速度範囲を、また第2の種類に基
    づいて前記予想濃度をそれぞれ決定することを特徴とす
    る請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】前記予想濃度は、前記印刷用紙の表面が粗
    いほど高濃度側に、前記印刷用紙の表面がきめ細かいほ
    ど低濃度側に決定されることを特徴とする請求項2記載
    の孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】前記最適濃度は、前記各予想濃度が3種類
    以上の場合には高濃度と低濃度との中間値となるように
    選択され、前記各予想濃度が2種類の場合には高濃度と
    なるように選択されることを特徴とする請求項1、請求
    項2または請求項3記載の孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段による前記製版動作の制御
    は、呼び出された前記γ補正基準値に対応した擬似的多
    階調パターンを作成し、前記γ補正基準値を用いてγ補
    正絶対量を求め、該γ補正絶対量に基づいて画像データ
    を作成して製版画像を形成することを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のうちの何れか1つに記載の孔版印刷
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3650943A1 (en) * 2018-11-07 2020-05-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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