JP2009248461A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17596Ink pumps, ink valves

Abstract

【課題】装置が振動したときにリザーバ内のインク液面が変動しても、この変動がインク吐出面のメニスカスに伝わることを防止又は抑止する。
【解決手段】インクタンク2と、リザーバ3と、インクヘッド4とを備え、インクタンク2とリザーバ3の間及びリザーバ3とインクタンク4の間がそれぞれ経路接続されてインク供給系を形成し、リザーバ3の大気開放によってインクヘッド4のインク吐出面に負圧を発生させてメニスカスを形成しているインクジェット記録装置1Aにおいて、インク供給系の経路6b,6cを開放・遮断する制御電磁弁21a,21bと、制御電磁弁21a,21bを開閉制御する弁開閉制御手段22とを備え、装置1Aが振動するときに弁開閉制御手段22によって前記弁21a,21bを閉制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクヘッドからインクを吐出して印字するインクジェット記録装置に係り、この装置が振動したときや、装置の定期的な振動を予測してインク供給系の経路を遮断することでインク吐出面のメニスカスの破壊を防止するインクジェット記録装置に関する。
従来より、画像データに応じてインクヘッドからインクを吐出して印刷用紙などの記録媒体に印字するインクジェット記録装置がある。図8は一般的なインクジェット記録装置の経路構成を示す図である。
図8に示すように、インクジェット記録装置101は、交換可能なインクボトル2と、インクボトル2から供給されたインクを一時貯留するリザーバ3と、リザーバ3から供給されたインクを吐出口5から吐出するインクヘッド4とを備えている。また、このインクジェット記録装置101は、インクボトル2とリザーバ3の間、及びリザーバ3とインクヘッド4の間がそれぞれ経路6a,6bによって接続されてインク供給系を形成している。さらに、インクボトル2とリザーバ3の間の経路6aには、インクボトル2からのインク供給時に開閉制御することによってこの経路6aを開放したり遮断したりする電磁弁7aが設けられている。なお、インクボトル2は、インクボトル2内を大気開放するための大気開放口8aを備えている。
リザーバ3には、オーバーフロータンク11を介して廃液タンク12が経路接続されている。オーバーフロータンク11は、例えば、インクボトル2からリザーバ3に供給されたインクが多過ぎた場合などにインクを流入させるために設けられている。そして、オーバーフロータンク11に流入したインクは廃液タンク12に収容されるようになる。なお、このオーバーフロータンク11は、経路6cを通じてリザーバ3内を大気開放するための大気開放口8bを備えている。
さらに、リザーバ3には加圧ポンプ13が接続されている。加圧ポンプ13は、主にパージ用としてインク供給系からインクを押し出すために設けられている。また、リザーバ3と加圧ポンプ13の間には、パージ時に開制御してリザーバ3と加圧ポンプ13の間の経路6dを開放する電磁弁7bが設けられている。
インクヘッド(インクジェットヘッド)4は大気開放口8cを備えており、大気開放口4aには電磁弁7cが設けられている。この電磁弁7cは、通常は大気開放口4aを開放しており、インク充填時にのみ閉制御して大気開放口4aを遮断する。さらに、吐出口5は、インクヘッド4の印刷用紙と対向する面に配設されている。
なお、インクヘッド4として、例えば、加熱により気泡を発生させてインクを吐出するサーマル方式や、電圧によって変形するピエゾ素子を用いたピエゾ方式などがあるが、この場合ではどれが採用されてもよい。また、インクヘッド4には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色ごとに搬送方向Xと直交する方向に沿って配列されたラインヘッド方式が採用されてもよいし、搬送方向Xと直交する方向に移動するシリアルヘッド方式が採用されてもよい。
また、各電磁弁7a〜7cは、図示しない弁開閉制御手段によって開閉制御するものである。
さらに、図8に示すように、インクヘッド4の吐出口5の直下には、吐出口5から一定の距離を保持して印刷用紙を所定の搬送方向Xに搬送するための搬送手段14が設けられている。搬送手段14は、一対のローラ15,15と、ローラ15,15間に掛け回された搬送ベルト16とを備えている。図示しないが、一対のローラ15,15のうちの一方は駆動ローラに接続された駆動ローラであり、他方は従動ローラである。
また、搬送ベルト16は、無端状のベルトからなり、印刷用紙の搬送面となる表面と、裏面との間を貫通した図示しない多数の吸気孔が設けられている。さらに、搬送ベルト16の裏面側には図示しない吸引ファンが設けられている。この吸引ファンは、搬送ベルト16の吸気孔を介して空気を吸引することで、印刷用紙の搬送中、搬送ベルト16の表面上に印刷用紙を吸着するものである。
特開2005−131811号公報
ところで、上述した(図8の)インクジェット記録装置101は、インクヘッド4による印字動作中、又は印字動作が行われない印字停止中において、図9(a)に示すように、リザーバ3内を大気開放することでリザーバ3内のインク液面とインクヘッド4の吐出口5におけるインク吐出面5aの高さの差(水頭差H)によってインク吐出面5aに負圧を発生させてメニスカスを形成している。しかしながら、インクジェット記録装置101が、例えば衝撃を受けて振動すると、図9(b)に示すように、リザーバ3内のインク液面が変動し、このインク液面の変動がインク吐出面5aのメニスカスに伝わり、メニスカスが壊れることがある。メニスカスが壊れると、インクヘッド4の吐出口5から気泡が混入してインク吐出不良の原因となってしまう。
また、上記特許文献1には、衝撃や振動が作用したときに、それに応じてインク供給を遮断してノズルからのインク漏れを防止する機構を備えたインクジェットプリンタが開示されている。図10に示すように、インク漏れ防止機構201は、インクヘッドにインクを供給するインク供給路202を開閉する弁体203と、弁体203を閉じ位置に向けて付勢する付勢部材204と、錘205と、錘205が移動自在となって載っている載置面206を有し、錘205の重量によって弁体203を開き位置に保持する弁制御部材(第1スイングレバー207、第2スイングレバー208)とから略構成されている。この構成によれば、プリンタに衝撃又は振動が作用したときや、プリンタが傾いたときに、錘205が載置面206から一時的に離れる。錘205が載置面206から離れると、第2スイングレバー208がスイングして第1スイングレバー207との係合が外れて、第1スイングレバー207がスイング可能になる。この結果、弁体203が付勢部材204の付勢力によって閉じ位置に移動してインク供給路202を遮断し、ノズルからのインク漏れを防止することができる。
ところが、上述したインク漏れ防止機構(特許文献1)では、物理的にインク供給路202の開閉を制御するため、プリンタが振動してからインク供給路202を閉じるまでに僅かながら時間のずれがある。これでは、リザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面のメニスカスに伝わらないようにするには速度的に不十分である。また、図10に示すように、その構成が複雑且つ精密なため、メンテナンスなどの作業が煩雑となる。
さらに、上述したインク漏れ防止機構は、実際にプリンタに振動などが作用しなければインク供給路202を遮断しないため、予測可能な振動(例えば、内部機構の動作による定期的な振動)に対しては不向きなものである。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、装置が振動したときにリザーバ内のインク液面が変動しても、この変動がインク吐出面のメニスカスに伝わることを防止又は抑止してインク吐出不良を防止し、また、予測可能な振動に対して効果的に利用することが可能となり、さらに、簡単な構成とするインクジェット記録装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のインクジェット記録装置は、インクタンク2と、前記インクタンク2から供給されたインクを一時貯留するリザーバ3と、前記リザーバ3から供給されたインクを吐出して印字するインクヘッド4とを備え、前記インクタンク2と前記リザーバ3の間及び前記リザーバ3と前記インクタンク2の間がそれぞれ経路接続されてインク供給系を形成し、前記リザーバ3の大気開放によって前記インクヘッド4のインク吐出面に負圧を発生させてメニスカスを形成しているインクジェット記録装置1(1A,1B)において、
前記インク供給系の所定経路に設けられ該経路を開放したり遮断したりする弁21a(21b)と、前記弁21a(21b)を開閉制御するための弁開閉制御手段22とを備え、前記インクジェット記録装置1が振動するときに前記弁開閉制御手段22によって前記弁21a(21b)を閉制御することを特徴としている。
請求項2記載のインクジェット記録装置は、前記振動の検知のために前記インクヘッド4の前記インク吐出面5aにかかる圧力を検知する圧力検知手段が設けられていることを特徴としている。
請求項3記載のインクジェット記録装置は、前記弁21aが前記インク供給系における前記リザーバ3と前記インクヘッド4の間の経路に設けられ、前記弁開閉制御手段22は、前記インクヘッド4による印字動作中に前記弁を閉制御するとともに印字動作と印字動作の間の印字休止時間では該弁21aを開制御することを特徴としている。
請求項4記載のインクジェット記録装置は、前記印字動作中に前記圧力検知手段によって前記インクヘッド4の前記インク吐出面5aの圧力変動が検知されたときは、前記弁開閉制御手段22は前記印字休止時間であっても前記圧力変動が所定範囲内になるまで前記弁21aを閉制御することを特徴としている。
請求項5記載のインクジェット記録装置は、前記印字動作が行われない印字停止中において前記圧力検知手段によって前記インクヘッド4の前記インク吐出面5aの圧力変動が検知されたときは、前記弁開閉制御手段22は前記圧力変動が所定範囲内になるまで前記弁21aを閉制御することを特徴としている。
請求項6記載のインクジェット記録装置は、前記印字動作中に発生したエラーを解析するためのエラー解析手段を備え、
前記印字動作中にエラーによって該印字動作が停止した場合において、前記弁開閉制御手段22は当該エラーが前記エラー解析手段によって所定のエラーと判断されたときには前記弁21aを閉制御することを特徴としている。
請求項7記載のインクジェット記録装置は、前記エラー解析手段によって前記所定のエラーと判断されたときに、前記弁開閉制御手段22は前記エラー解析手段による前記判断から前記印字動作を停止するまでの間に前記弁21aを閉制御することを特徴としている。
請求項8記載のインクジェット記録装置は、前記所定のエラーが用紙詰まりを含むものであり、前記弁開閉制御手段22は、前記エラー解析手段によって用紙詰まりと判断されたときは前記弁21aを閉制御し、用紙詰まりが解消されてから所定時間経過後に該弁21aを開制御することを特徴としている。
請求項9記載のインクジェット記録装置は、前記所定のエラーが用紙切れを含むものであり、前記弁開閉制御手段22は、前記エラー解析手段によって用紙切れと判断されたときは前記弁21aを閉制御し、用紙補給が完了してから所定時間経過後に該弁21aを開制御することを特徴としている。
請求項10記載のインクジェット記録装置は、前記エラー解析手段によって用紙切れと判断されたときであっても、該エラー解析手段が用紙切れと判断した用紙以外の用紙に印字する場合には、前記弁開閉制御手段22は前記弁21aを開制御することを特徴としている。
請求項11記載のインクジェット記録装置は、前記弁21bが前記インク供給系における前記リザーバ3の大気開放口8bに通じる経路6cに設けられ、
前記弁開閉制御手段22は、前記インクヘッド4による印字動作が行われない印字停止中に前記弁21bを閉制御するとともに該印字停止中に前記圧力検知手段によって前記インクヘッド4の前記インク吐出面5aの圧力変動が検知されたときは該弁21bを一定時間開制御することを特徴としている。
請求項12記載のインクジェット記録装置は、請求項1記載のインクジェット記録装置1(1B)が、更に製版済みの孔版原紙が取り付けられたドラム31と、前記ドラム31に対して上下動しながらプレスするプレスローラ32とを備え、
前記弁開閉制御手段22は、少なくとも前記プレスローラ32が上下動しているときは前記弁21a(21b)を閉制御することを特徴としている。
請求項13記載のインクジェット記録装置は、前記弁開閉制御手段22は、前記プレスローラ32によるプレス圧が高いほど長時間となるように前記弁21a(21b)を閉制御することを特徴としている。
請求項14記載のインクジェット記録装置は、請求項1〜13の何れか1つに記載のインクジェット記録装置1(1A,1B)の電源OFF時に前記インク供給系の前記経路6b,6cを開放することを特徴としている。
本発明の請求項1によれば、インクジェット記録装置が振動するときに弁開閉制御手段によってインク供給系の経路に設けられた弁を閉制御してこの経路を遮断することで、リザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わることを防止又は抑止可能となる。これにより、外的作用などによって装置が振動してもインク吐出面に形成されたメニスカスが壊れることはなくなり、この結果、インク吐出不良を防止することができる。
また、請求項2によれば、インク吐出面の圧力を検知することで振動検知が容易になるとともに、振動以外によってインク吐出面のメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
さらに、請求項3によれば、弁がリザーバとインクヘッドの間の経路にあることで、この弁を閉制御して経路を遮断すればリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わることを直接的に遮断することがきる。また、インクヘッドへのインク供給に悪影響を及ぼすことなく、印字動作中の予測不能な振動や衝撃に際してもインク吐出面のメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
また、請求項4によれば、インク吐出面の圧力がメニスカスが壊れない所定範囲内の値(安全値)になるまで弁を閉制御してリザーバとインクヘッドの間の経路を遮断することで、メニスカスが壊れることを確実に防ぐことができる。通常はリザーバとインクヘッドの間の経路を開放している印字休止時間であっても、インク吐出面の圧力が安全値になるまではこの経路を遮断するため、リザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらないようになる。
さらに、請求項5によれば、印字停止中の装置が外的作用によって振動しても、インク吐出面の圧力がメニスカスが壊れない所定範囲内の値(安全値)になるまで弁を閉制御してリザーバとインクヘッドの間の経路を遮断することで、メニスカスが壊れることを防ぐことができる。印字停止中であればインク供給に支障がないことから、リザーバとインクヘッドの間の経路を遮断してリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わることを直接的に遮断することがきる。
また、請求項6によれば、エラー解析手段に、例えば、装置が振動するようなエラー(所定のエラー)を予め設定登録することで、エラー(振動)によるリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらないようになる。
さらに、請求項7によれば、印字動作の停止によって装置が振動してもリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらないようになる。
また、請求項8によれば、用紙詰まりによって装置が振動してもリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらなくなることに加えて、用紙詰まりを解消するための作業中の振動によってメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
さらに、請求項9によれば、用紙切れによって装置が振動してもリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらなくなることに加えて、用紙補給の作業中の振動によってメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
また、請求項10によれば、用紙切れとなった用紙以外の用紙を使用することで装置が振動することはなくなるため、不要な弁制御をする必要がなくなる。
さらに、請求項11によれば、弁がリザーバの大気開放口に通じる経路にあることで、この弁を閉制御してリザーバの大気開放を遮断して印字停止中のリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わることを抑えることができる。
また、請求項12によれば、印刷ドラムを備えるハイブリッドのインクジェット記録装置の場合に、プレスローラの定期的な上下動によるリザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらないようになる。
さらに、請求項13によれば、プレスローラのプレス圧が高いほど長時間振動するため、この時間に応じて弁を閉制御することで、リザーバ内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらないようになる。
また、請求項14によれば、電源OFF時に消費電力を抑えることができる。
以下、本発明によるインクジェット記録装置を各実施の形態ごとに図面を参照して説明する。
第1の実施の形態
図1は本発明によるインクジェット記録装置の第1の実施の形態の経路構成を示す図、図2〜4は同実施の形態におけるリザーバとインクヘッドの相互関係を示す図である。
この実施の形態は、画像データに応じてインクヘッドの吐出口からインクを吐出して印刷用紙などの記録媒体に印字するインクジェット記録装置である。
なお、この実施の形態は、その構成の大部分が上述したインクジェット記録装置101(図8参照)と同一であるため、以下において、上述したインクジェット記録装置101と同等又は同一箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1に示すように、インク供給系におけるリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bには、弁開閉制御手段22によって開閉制御することで経路6bを開放したり遮断したりする制御電磁弁21aが設けられている。また、インク供給系におけるリザーバ3の大気開放口8bに通じる経路6cには、前記弁開閉制御手段22によって開閉制御することでこの経路6cを開放したり遮断したりする制御電磁弁21bが設けられている。これらの制御電磁弁21a,21bは、一般的な電磁弁に比べて応答速度が速いものである。
また、制御電磁弁21a,21bを開閉制御するための弁開閉制御手段22は、上述した電磁弁7a〜7cを開閉制御する弁開閉制御手段と同一のものであってもよいし、制御電磁弁21a,21bを開閉制御するためだけに設けられたものであってもよい。なお、図1では前者の構成を採用しており、一つの弁開閉制御手段22によって三つの電磁弁7a〜7cと二つの制御電磁弁21a,21bを一括して開閉制御可能とした構成となっている。
さらに、リザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bにおける制御電磁弁21aよりもインクヘッド4側には、インクヘッド4のインク吐出面5aの圧力を検知するために前述した圧力検知手段としての図示しない圧力計が設けられている。
ここから、図2〜4を参照して印字動作中又は印字停止中のリザーバ内のインク液面とインクヘッドの吐出口におけるインク吐出面の相互関係を説明する。
図2に示すように、インクヘッド4の印字動作中において、リザーバ3内のインク液面が安定していれば、このインク液面との水頭差Hによってインクヘッド4(吐出口5)のインク吐出面5aに形成されたメニスカスも安定している。このとき、インク供給のために、弁開閉制御手段22(図1参照)によって制御電磁弁21aを開制御してリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを開放する。
図3に示すように、例えば、人や物などが衝突するなどの外的作用によって装置1(1A)が振動したときには、リザーバ3内のインク液面が変動する。この変動がインク吐出面5aに伝わった瞬間、圧力計がインク吐出面5aの圧力変動を検知する。圧力計によってインク吐出面5aの圧力変動が検知されると、弁開閉制御手段22(図1参照)によって速やかに制御電磁弁21aを閉制御し、これ以上のリザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わらないようにリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを遮断する。これにより、インク吐出面5aのメニスカスはリザーバ3内のインク液面の変動に影響されず依然として安定したままとなる。制御電磁弁21aは、圧力計がインク吐出面5aのメニスカスが壊れない安全値を検知するまで経路6bを遮断する。なお、印字動作中における印字動作と印字動作の間の印字休止時間には、弁開閉制御手段22は制御電磁弁21aを開制御して経路6bを開放するが、圧力計がインク吐出面5aの圧力変動を検知した場合には、この印字休止時間であっても圧力計がインク吐出面5aのメニスカスが壊れない安全値を検知するまで制御電磁弁21aを閉制御して経路6bを遮断する。
また、図4に示すように、インクヘッド4の印字動作が行われない印字停止中において、装置1Aが振動したときには、圧力計によってインク吐出面5aの圧力変動が検知されると、弁開閉制御手段22(図1参照)によって速やかに制御電磁弁21bを閉制御し、リザーバ3の大気開放口8bに通じる経路6cを遮断する。これにより、リザーバ3内に余計な空気が入り込まないようになり、空気の流入による圧力変化を抑えることができる。この結果、インク吐出面5aのメニスカスへの影響を軽減することができる。制御電磁弁21bは、上述した制御電磁弁21aと同様に圧力計がインク吐出面5aのメニスカスが壊れない安全値を検知するまで大気開放口8bを遮断する。
ここでは、図5を参照して印字動作中に装置が振動したときにリザーバとインクヘッドの間を遮断し、印字停止中に装置が振動したときにリザーバの大気開放口を遮断することの有効性について説明する。
本発明の発明者はインクヘッドによる印字動作中のインクジェット記録装置に対して人為的に振動を与える実験を行い、この実験により、図5(a)に示すような結果を得た。
まず、装置1Aが振動したときにリザーバ3とインクヘッド4の間を遮断した場合は、大小の揺れ、縦揺れや横揺れなどの揺れ全般に対して通常の印字結果と変わらない良好な印字結果であり、リザーバ3とインクヘッド4の間を遮断すると大きな揺れに有効であることがわかった。一方、リザーバ3とインクヘッド4の間を遮断することで短時間で経路6bのインクが無くなり、インク供給に悪影響を与えやすいことがわかった。
次に、装置1Aが振動したときにリザーバ3の大気開放口8bを遮断した場合は、横揺れに対して良好な印字結果であったが、縦揺れではインク吐出不良が発生した。この結果、リザーバ3の大気開放口8bを遮断すれば縦揺れや大きな揺れに弱いということがわかった。一方、インク供給への影響は小さいものであった。
そこで本発明の発明者は、図5(b)に示すように、印字動作中においてはリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを原則遮断し、インクヘッド4による印字動作と印字動作の間、つまり、印字する印刷用紙と次に印字する印刷用紙の間(紙間)でのみこの経路6bを開放するように制御電磁弁21aを開閉制御することとした。また、印字停止中においてはリザーバ3の大気開放口8bに通じる経路6cを遮断し、圧力計によってインクヘッド4のインク吐出面5aの圧力変動が検知されるとこの経路6cを開放するように制御電磁弁21bを開閉制御することとした。
さらに、印字停止中に装置1Aが振動し、圧力計によってインク吐出面5aの圧力変動が検知されると制御電磁弁21aによってリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを遮断するが、振動が治まったら、つまり、圧力計が安全値を検知したらこの経路6bを開放するように制御電磁弁21aを開閉制御することとした。なお、装置1Aは電源ON時に必ずメンテナンス動作を行うため、装置1Aの電源OFF時には二つの経路6a,6cを共に開放するようにした。
また、この実施の形態は、印字動作中に発生したエラーを解析するためのエラー解析手段を備えている。エラー解析手段は、装置1Aが振動するようなエラーを予め設定登録している。予め設定登録するエラーとしては、用紙詰まりエラーや用紙切れエラーなどがある。いずれもエラー時又はエラーを解消して正常状態に復帰するときに、装置1Aが振動する可能性があるものである。
例えば、エラー解析手段によって用紙詰まりエラーと判断されたときには、弁開閉制御手段22によって制御電磁弁21aを閉制御してリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを遮断し、リザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わらないようにする。そして、弁開閉制御手段22は、用紙詰まりが解消されてから所定時間経過後に制御電磁弁21aを開制御して経路6bを開放する。
さらに、例えば、エラー解析手段によって用紙切れエラーと判断されたときには、弁開閉制御手段22によって制御電磁弁21aを閉制御し、上記同様にリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを遮断してリザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わらないようにする。そして、弁開閉制御手段22は、用紙補給が完了してから所定時間経過後に制御電磁弁21aを開制御して経路6bを開放する。また、エラー解析手段によって用紙切れエラーと判断されたときでも、弁開閉制御手段22は、エラー解析手段が用紙切れと判断した用紙以外の印刷用紙に印字する場合には制御電磁弁21aを開制御して経路6bを開放する。つまり、例えば、A4版の用紙が用紙切れの状態であっても、B4版の用紙に印字可能な場合には印字動作が停止しないので装置1Aが振動することはない。そのため、制御電磁弁21aを閉制御する必要はない。
なお、装置1Aにエラーが発生したときには、エラー解析手段が上述した所定のエラーと判断してから印字動作を停止するまでの間に制御電磁弁21aを閉制御して経路6bを遮断する。
また、装置1Aの電源OFF時には、制御電磁弁21a,21bを開放して消費電力を抑える。
第2の実施の形態
図6は本発明によるインクジェット記録装置の第2の実施の形態の経路構成を示す図、図7は同実施の形態における印字動作中の各部の相互関係を示すタイミングチャートである。
この実施の形態は、画像データに応じてインクヘッドの吐出口からインクを吐出して印刷用紙などの記録媒体に印字するとともに、更に印刷ドラムを備えるハイブリッドのインクジェット記録装置である。
なお、この実施の形態は、その構成の大部分が上述したインクジェット記録装置101(図8参照)及び第1の実施の形態と同一であるため、以下において、上述したインクジェット記録装置101及び第1の実施の形態と同等又は同一箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、製版済みの孔版原紙が取り付けられた印刷ドラム31の下方には、搬送ローラ33,33によって搬送される印刷用紙Pを印刷ドラム31に押し付けるためのプレスローラ32が設けられている。プレスローラ32は、印刷ドラム31に対して所定の周期で上下動している。さらに、印刷ドラム31には、ドラム31の回転を検知して基準設定するための基準センサ34が設けられている。
ここで、図7を参照して印字動作中のプレスローラ、制御電磁弁、及びインクヘッドの印字動作に伴うインク吐出の関係を説明する。
図7に示すように、この実施の形態では、印刷ドラム31が回転を始めると、カウンタによるカウントが開始される。プレスローラ32は所定のカウント値T11−T21の間に印刷ドラム31に対してプレスを開始する。また、制御電磁弁21a(21b)を弁開閉制御手段22の制御下、所定のカウント値T31−T41の間で閉制御する。印刷ドラム31が回転を終えると、カウンタは一旦リセットされる。そして、印刷ドラム31が次の回転を始めると、再びカウンタによるカウントが開始され、プレスローラ32が所定のカウント値T12−T22の間に印刷ドラム31に対してプレスを開始し、制御電磁弁21a(21b)を所定のカウント値T32−T42の間で閉制御する。つまり、プレスローラ32によるプレスを開始するときに、制御電磁弁21a(21b)を閉制御してリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6b(リザーバ3の大気開放口8bに通じる経路6c)を遮断することによって、プレスローラ32の上下動により装置1(1B)が振動してリザーバ3内のインク液面が変動しても、この変動がインク吐出面5aに伝わらないようになる。なお、インクヘッド4は、制御電磁弁21aが経路6bを開放しているとき(図7における所定のカウント値T41−T32の間)にインク吐出する。
上述した第1,第2の実施の形態によれば、装置1(1A,1B)が振動するときに、弁開閉制御手段22によってインク供給系の所定位置に設けられた制御電磁弁21a,21bを閉制御してリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6b又はリザーバ3の大気開放口8bに通じる経路6cを遮断することで、リザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わることを防止又は抑止可能となる。これにより、外的作用などによって装置1(1A,1B)が振動してもインク吐出面5aに形成されたメニスカスが壊れることがなくなる。この結果、インク吐出不良を防止することができる。
また、圧力計によってインク吐出面5aの圧力を検知することで振動検知が容易になるとともに、振動以外によってインク吐出面5aのメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
さらに、制御電磁弁21aがリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bにあることで、この弁21aを閉制御して経路6bを遮断すればリザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わることを直接的に遮断することがきる。また、インクヘッド4へのインク供給に悪影響を及ぼすことなく、印字動作中の予測不能な振動や衝撃に際してもインク吐出面5aのメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
また、印字動作中の装置1(1A,1B)が振動しても、インク吐出面5aの圧力がメニスカスが壊れない所定範囲内の値(安全値)になるまで制御電磁弁21aを閉制御して経路6bを遮断することで、メニスカスが壊れることを確実に防ぐことができる。通常はリザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを開放している印字休止時間であっても、インク吐出面5aの圧力が安全値になるまではこの経路6bを遮断するため、リザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面に伝わらない。
さらに、エラー解析手段に、用紙詰まりエラーや用紙切れエラーなどのように装置1(1A,1B)が振動する可能性があるエラーを予め設定登録し、装置1にエラーが発生したときにエラー解析手段が上述したエラーと判断すれば、制御電磁弁21aを閉制御して経路6bを遮断する。これにより、エラーによって装置1(1A,1B)が振動してもリザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わらなくなることに加えて、正常状態に復帰するための作業中の振動によりメニスカスが壊れることを防ぐことができる。
また、印字停止中の装置1(1A,1B)が外的作用によって振動しても、インク吐出面5aの圧力がメニスカスが壊れない所定範囲内の値(安全値)になるまで制御電磁弁21bを閉制御して経路6cを遮断することで、メニスカスが壊れることを防ぐことができる。なお、印字停止中であればインク供給に支障がないことから、リザーバ3とインクヘッド4の間の経路6bを遮断してもよい。これにより、リザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わることを直接的に遮断することがきる。
さらに、上述した第2の実施の形態によれば、印刷ドラム31を備えるハイブリッドのインクジェット記録装置1Bの場合に、プレスローラ32の定期的な上下動を予測して制御電磁弁21aを閉制御して経路6bを遮断することで、リザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わらないようになる。
また、プレスローラ32のプレス圧が高いほど振動が長時間続くため、この時間に応じて制御電磁弁21aを閉制御して経路6bを遮断することで、プレスローラ32のプレス圧が高いときでもリザーバ3内のインク液面の変動がインク吐出面5aに伝わらないようになる。
なお、上述した第1,第2の実施の形態では、圧力計によってインクヘッド4(吐出口5)のインク吐出面5aの圧力を検知する構成としているが、振動計などによって直接的に振動を検知する構成としてもよい。
本発明によるインクジェット記録装置の第1の実施の形態の経路構成を示す図である。 同実施の形態におけるリザーバとインクヘッドの相互関係を示す図である。 同実施の形態の印字動作中のリザーバとインクヘッドの相互関係を示す図である。 同実施の形態の印字停止中のリザーバとインクヘッドの相互関係を示す図である。 (a)リザーバとインクヘッドの間を遮断したときとリザーバの大気開放口を遮断したときの実験結果を示す対比図である。 (b)同実施の形態の動作状況に応じた制御内容を示す図である。 本発明によるインクジェット記録装置の第2の実施の形態の経路構成を示す図である。 同実施の形態の印字動作中の各部の相互関係を示すタイミングチャートである。 従来のインクジェット記録装置の経路構成を示す図である。 (a),(b)同装置におけるリザーバとインクヘッドの相互関係を示す図である。 従来のインク漏れ防止機構を示す図である。
符号の説明
1(1A,1B)…インクジェット記録装置
2…インクボトル
3…リザーバ
4…インクヘッド
5a…インク吐出面
6b…経路
6c…経路
21a,21b…弁(制御電磁弁)
22…弁開閉制御手段
31…ドラム
32…プレスローラ

Claims (14)

  1. インクタンクと、前記インクタンクから供給されたインクを一時貯留するリザーバと、前記リザーバから供給されたインクを吐出して印字するインクヘッドとを備え、前記インクタンクと前記リザーバの間及び前記リザーバと前記インクタンクの間がそれぞれ経路接続されてインク供給系を形成し、前記リザーバの大気開放によって前記インクヘッドのインク吐出面に負圧を発生させてメニスカスを形成しているインクジェット記録装置において、
    前記インク供給系の所定経路に設けられ該経路を開放したり遮断したりする弁と、前記弁を開閉制御するための弁開閉制御手段とを備え、前記インクジェット記録装置が振動するときに前記弁開閉制御手段によって前記弁を閉制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記振動の検知のために前記インクヘッドの前記インク吐出面にかかる圧力を検知する圧力検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記弁が前記インク供給系における前記リザーバと前記インクヘッドの間の経路に設けられ、
    前記弁開閉制御手段は、前記インクヘッドによる印字動作中に前記弁を閉制御するとともに印字動作と印字動作の間の印字休止時間では該弁を開制御することを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記印字動作中に前記圧力検知手段によって前記インクヘッドの前記インク吐出面の圧力変動が検知されたときは、前記弁開閉制御手段は前記印字休止時間であっても前記圧力変動が所定範囲内になるまで前記弁を閉制御することを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記印字動作が行われない印字停止中において前記圧力検知手段によって前記インクヘッドの前記インク吐出面の圧力変動が検知されたときは、前記弁開閉制御手段は前記圧力変動が所定範囲内になるまで前記弁を閉制御することを特徴とする請求項3又は4記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記印字動作中に発生したエラーを解析するためのエラー解析手段を備え、
    前記印字動作中にエラーによって該印字動作が停止した場合において、前記弁開閉制御手段は当該エラーが前記エラー解析手段によって所定のエラーと判断されたときには前記弁を閉制御することを特徴とする請求項3又は4又は5記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記エラー解析手段によって前記所定のエラーと判断されたときに、前記弁開閉制御手段は前記エラー解析手段による前記判断から前記印字動作を停止するまでの間に前記弁を閉制御することを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記所定のエラーが用紙詰まりを含むものであり、前記弁開閉制御手段は、前記エラー解析手段によって用紙詰まりと判断されたときは前記弁を閉制御し、用紙詰まりが解消されてから所定時間経過後に該弁を開制御することを特徴とする請求項6又は7記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記所定のエラーが用紙切れを含むものであり、前記弁開閉制御手段は、前記エラー解析手段によって用紙切れと判断されたときは前記弁を閉制御し、用紙補給が完了してから所定時間経過後に該弁を開制御することを特徴とする請求項6又は7又は8記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記エラー解析手段によって用紙切れと判断されたときであっても、該エラー解析手段が用紙切れと判断した用紙以外の用紙に印字する場合には、前記弁開閉制御手段は前記弁を開制御することを特徴とする請求項9記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記弁が前記インク供給系における前記リザーバの大気開放口に通じる経路に設けられ、
    前記弁開閉制御手段は、前記インクヘッドによる印字動作が行われない印字停止中に前記弁を閉制御するとともに該印字停止中に前記圧力検知手段によって前記インクヘッドの前記インク吐出面の圧力変動が検知されたときは該弁を一定時間開制御することを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  12. 請求項1記載のインクジェット記録装置が、更に製版済みの孔版原紙が取り付けられたドラムと、前記ドラムに対して上下動しながらプレスするプレスローラとを備え、
    前記弁開閉制御手段は、少なくとも前記プレスローラが上下動しているときは前記弁を閉制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 前記弁開閉制御手段は、前記プレスローラによるプレス圧が高いほど長時間となるように前記弁を閉制御することを特徴とする請求項12記載のインクジェット記録装置。
  14. 請求項1〜13の何れか1つに記載のインクジェット記録装置の電源OFF時に前記インク供給系の前記経路を開放することを特徴とするインクジェット記録装置。
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