JPH02155745A

JPH02155745A - 液体噴射記録装置

Info

Publication number: JPH02155745A
Application number: JP31019188A
Authority: JP
Inventors: Makoto Takemura; 誠竹村
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-12-09
Filing date: 1988-12-09
Publication date: 1990-06-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、液体噴射記録装置に関し、特に、記録ヘッド
に記録液を供給する大気開放型の記録液タンクを具えた
液体噴射記録装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の液体噴射記録装置では特に持ち運び時等
の非記録時に記録液がタンクから漏洩したり、またその
蒸発したりするのを防止するための種々の装置が開発さ
れており、その中でも特開昭５６−４０５６０号公報に
は、非記録時に供給路と空気通路との双方を閉塞し、記
録時にのみこれを開路する手段を設けたものが開示され
ている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上述したような従来の液体噴射記録装置
では、特に携帯用等の小型の装置の場合、記録中に誤っ
て移動させたりして装置を傾けるようなことがあると、
供給路も空気通路も共に開路状態に保たれているので、
タンク内の記録液、ひいては記録ヘッドに導かれていた
記録液までが空気通路を経て外部に漏出し、ために機器
の内部を汚し、と籾には機器外にまで流出して周辺を汚
損する虞があった。

本発明の目的は、上述従来の問題点に着目し、その解決
を図るべく、不使用時には勿論のこと、使用状態にあっ
ても、装置全体を移動させたり傾斜させたりした場合に
は供給路および空気通路を共に閉塞してインクがタンク
から漏出するのを防止することのできる液体噴射記録装
置を提供することにある。

（ＬＡＤを解決するための手段）かかる目的を達成するために、本発明は、大気に連通ず
る空気通路を具えた記録液タンクから供給路を介して記
録ヘッドに記録液を供給し、記録ヘッドから記録液を吐
出させて記録が行われる液体噴射記録装置において、当
装置の姿勢の変化を検知する姿勢変化検知手段と、姿勢
変化検知手段による検知に応動して供給路および空気通
路を閉塞する閉塞手段とを具えたことを特徴とするもの
である。

（作　用）本発明によれば、装置が移動されたり傾けられたりする
と、姿勢変化検知手段によりその変化が検知されると共
に、その検知動作に応動して開閉手段により記録液タン
クに通じる供給路および空気通路が閉塞されるので、装
置の８動時に記録液が空気通路等を介して漏洩し、周辺
部を汚したりするのを防止することができ、更に、その
開閉手段による閉塞動作と共に警告手段により表示やブ
ザーで使用者に注意を喚起させるようにすれば、それに
よって、８勤等を中止させるように督促することができ
る。

（実施例）以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す。第１図
は本発明にかかる記録液供給系の構成を主として示すも
ので、ここで、１はインク２を記録ヘッド３に供給する
ためのインクタンク、４はインクタンク１から大気に通
じる空気通路、５はインクタンク１から記録ヘッド３に
インクを供給する供給路であり、空気通路４および供給
路５は共に例えばゴムチューブなどの弾性管で形成され
る。ここで記録ヘッド３はインク吐出に利用されるエネ
ルギーを発生させるためのエネルギー発生手段としての
電気熱変換体を具え熱エネルギーを利用してインクを吐
出させるものであり、−性分の印字を行うために長尺化
された長尺タイプ記録ヘッドである。６は空気通路４お
よび供給路５の途中に介装され、非記録時に制御部７か
らの信号によりこれら双方の通路を同時に閉塞可能な第
１開閉手段、８は同じくこれら通路の途中にまたがって
介装され、後述する様にして、記録装置が傾けられたり
移動されたりすると、姿勢変化検知手段９からの信号に
応動してこれら双方の通路を閉塞可能な第２開閉手段で
ある。

１０はインクタンク１にインク２を補充するための補給
用カートリッジ、１１は供給ポンプ、１２は一方向弁、
１３はインクタンク１内のインク液面を検知するレベル
センサであり、レベルセンサ１３からの信号により液面
が所定の水位以下になったことが検知されると、制御部
７ではポンプ１１に駆動信号を送給して補給用カートリ
ッジ１０からインク２をインクタンク１に補充する。１
４は不図示の操作キーや警告のための表示装置等を具え
たパネル部である。

第２図は第１図に示したような記録液供給系を具えた液
体噴射記録装置の一例を示す。１６は記録シート１７を
記録位置に保持し、記録へラド３によって記録がなされ
るに連れてシート送りを実施するプラテンを兼ねた送給
ローラ、１８Ａおよび１８Ｂは送給ローラ１６との間に
記録シート１７を挟持し、送給ローラ１６に協動するピ
ンチローラ、１９は記録シート送給用のトレイ、２０は
図示の位置から上昇して記録ヘッド３の吐出面に冠着さ
れ、吐出口を密封するキャップ部材である。

第３図は、第１開閉手段６を構成している空気通路開閉
弁６＾および供給路開閉弁６Ｂ、第２開閉手段８を構成
している空気通路開閉弁８Ａおよび供給路開閉弁８Ｂの
構成例を示す。これらはいずれも同形の弁を流用するこ
とができる。すなわち、本例に示すものは電磁式の一方
交通開閉弁であり、ここで、２１はその弁本体、２２は
弁２１駆動用のソレノイド、２３は、ソレノイド２２に
よって駆動される押棒、２４＾および２４Ｂは弁２１を
２つに画成した第１室および第２室である。

また、２５はばね２６のばね力により封止用の０リング
２７に向けて偏倚され、第１室２４＾と第２室２４Ｂと
の間を閉塞する弁体のボール、２８は押棒２３と一体の
ピストン２３＾に取付けられ、第１室２４Ａと外界との
間を封止している０リング、２９はソレノイド２２が励
磁されないときに、ピストン２３＾および押棒２３を図
示の状態に保つための復帰ばねである。

なお、本例では各開閉弁６＾、６Ｂ、８＾、８Ｂ、がい
ずれも個々にソレノイド２２を具えるものとしたが、１
つのソレノイド２２で２つの開閉弁６＾および６Ｂある
いは８＾および８Ｂを協動させるようにすることができ
るのは勿論である。

第４Ａ図および第４Ｂ図は第１図に示す姿勢変化検知手
段９としての構成の１例を示す。ここで、３０はケース
３１の１隅に設けられた円筒状の導電体からなる検知筐
、３２は検知筺３０の中心から検知筐３０とは絶縁され
た状態で懸吊された導電体の重錘である。そこで、ケー
ス３１が正常な状態で例えば机上等に載置されている場
合は、第４Ａ図に示すように重錘３２が検知筺３０と非
接触であり、端子Ａ、　８間の回路が閉成されないが、
人手等によりケース３１を持ちあげようとして傾けたり
すると、その傾きが００となったところで第４Ｂ図に示
すように重錘３２が検知筺３０に接触し、端子Ａ、Ｂ間
の回路を閉成するので、端子間の抵抗変化等により、そ
の状態を検知することができる。

なお、この場合の角度θの設定にあたっては、インクタ
ンクｌ内のインク２が空気通路４の開放口４Ａから漏出
するに到らないような角度とすることが望ましく、重錘
３２の吊下げ長さや検知筺３０の径等も上述の配慮に従
って設定される。

このように構成した液体噴射記録装置において、記録時
には記録命令に応じて記録ヘッド３に電気信号が供給さ
れ、インク２の吐出により記録が行われる。このとき、
インク２は供給路５中に生じる吸引力によりタンク１か
ら記録ヘッド３に導かれるもので、記録中は第１開閉手
段６および第２開閉手段８における全ての弁を開放して
おくことにより、タンク１内のインク２が減少してもタ
ンク１内を負圧とすることなく、大気圧に保つことがで
きる。

記録動作に従ってタンク１内のインク２が減少すると、
その液面がレベルセンサ１３によって検知されることに
より制御部７ではポンプ１１を駆動し、補給用カートリ
ッジ１０からタンク１にインク２を補給することができ
る。なお、このときも開閉手段６および８における開閉
弁６Ａ、６Ｂおよび８＾、８Ｂは開弁されており、従っ
てタンク１内は常に大気圧に保たれる。

非記録時には第１開閉手段６の開閉弁６＾および６Ｂが
共に制御部７により閉成されるので、装置全体を持上げ
たり傾斜させたとしてもインク２が漏洩することもなく
、更にインクの蒸発や変質も抑制される。

以上のような作用に加えて記録時には先にも述べたよう
に第１開閉手段６および第２開閉手段８における全ての
弁が開弁されているが、その記録動作中に例えば装置が
持上げられたりしである程度の傾斜（傾斜角度θ゛）と
なると、姿勢変化検知手段としての変位検知センサ９が
これを検知することによって、制御部７では第２開閉手
段８のソレノイド２２を駆動して空気通路開閉弁８Ａお
よび供給路開閉弁８Ｂを閉成するので、第１開閉手段６
においては開閉弁６Ａおよび６Ｂが開放されているが、
インクが洩れるようなことがない、特に、本実施例のよ
うな長尺タイプの記録ヘッドにおいては記録ヘッドのノ
ズル配列方向が水平面に対して幀さ・を有していると、
両端部ノズル間に圧力差が生じるため、下側に位置した
端部ノズルからのインク漏出や、インク吐出性能の不均
衡などの問題点が指摘し得るが、本実施例によれば、こ
れらの問題点も解決できた。なお、この場合、装置が傾
斜したまま記録を続けているとパネル部１４に設けた表
示手段あるいは警報手段により使用者に警告を与え、正
常な状態に戻すことを促すようにすることもできる。

第５図は記録時中の移動動作に対処する制御動作の手順
を示す。すなわち、ステップＳ１で移動（姿勢の変化）
が検知されたか否かを判断し、検知されたならば、ステ
ップＳ２に進んで、第２開閉手段８の各開閉弁８Ａおよ
び８Ｂを閉成し、ステップＳ３で警告する。

第６Ａ図および第６Ｂ図は別の形態の姿勢変化検知手段
９の構成を示す。ここで、４０は密封型の導電性円筒形
検知筐、４１は検知筐４０内の流体３２に浮遊させた浮
子、４３は浮子４１の上部に立設した導電性の接触子で
ある。かくして、本例においても、ケース３１が傾けら
れ、その傾斜角度がθ°となると第６Ｂ図に示すように
端子Ａ、Ｂ間の回路が閉成されてその傾斜したことが検
知される。

第７図は本発明の更に他の実施例を示す。本例は、移動
および傾斜を検知する姿勢変化検知手段と、空気通路開
閉手段とを機械的に協動させるようにしたもので、ここ
で、４Ｂは空気通路４の開放口４＾の周りに設けた弁座
であり、５１は上下自在なかぎの平型の弁棒である。弁
棒５１はケース３１に摺動自在に支承されており、その
かぎ手の先端部には弁体５！＾が設けられていて、ばね
５２のばね力により破線矢印で示すように下方に向けて
偏倚される。

また、図示のような設置状態では弁棒５１の下端部５１
Ｂが床面５３に当接し、弁棒５１自体をばね力に抗して
上方に持上げ、弁体５１Ａを弁座４Ｂから引上げ、開放
口４八を開放状態に保つ。従って、装置全体が移動され
ない限り、弁座４Ｂが弁体５１Ａによって閉塞されるこ
とはないが、いま、装置が手で持上げられたりすると、
弁棒５１がばね５２のばね力によって下方に引下げられ
、弁体５１Ａによって開放口４ＡがｒＡＷされてインク
２の漏洩を防止することができる。

第８Ａ図および第８Ｂ図は本発明の更に他の実施例を示
す。これらの図において、６１は把手型レバーであり、
支持軸６２の周りに揺動自在に支持されていて、その一
端が把手８１Ａとしてケース３１の手掛は用凹部３１＾
に突出されており、他端には弁体６１Ｂが設けられてい
る。６３はレバー６１とケース３１との間に掛止された
ばねであり、そのばね力によってレバー６１をストッパ
６４に向けて偏倚させ、実線で示す状態に保ち、開放口
４Ａを開放状態に保つそこでいま、ケース３１の手掛は用凹部３１に手先を差
し入れてケース３１を持上げようとすると、レバー６１
がばね６３のばね力に抗して２点鎖線で示す位置にまで
揺動され、その弁体６１Ｂが弁座４Ｂに当接することに
よって開放口４＾を閉塞状態に保ち、インクの漏洩する
のを防止することができる。

本発明の姿勢変化検知手段は上述した構成に限ることな
く、装置の傾きを検知できるものであればよい。

（発明の効果）以上説明してきたように、本発明によれば、装置の姿勢
変更動作を検知する姿勢変化検知手段と、その姿勢変化
検知手段に応動して記録液供給路および空気通路を閉塞
可能な開閉手段とを設けたので、装置を記録動作中に誤
って移動させたり傾けたりしても記録液が記録液タンク
から漏洩して周辺を汚したりするようなことがなく、ま
た、姿勢変化検知手段からの検知信号に基づいて警告す
る警告手段を設けることにより、使用者に注意を喚起し
、移動等を中止させるようにすることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる記録液供給系の構成の一例を示
すブロック図、第２図は本発明の一実施例を示す斜視図、第３図は本発
明にかかる開閉弁の構成の一例を示す断面図、第４Ａ図および第４Ｂ図は本発明にかかる姿勢変化検知
手段の構成とその検知動作の説明図、第５図は本発明に
かかる移動時制御動作の手順の一例を示す流れ図、第６＾図および第６Ｂ図は本発明の第２実施例としての
姿勢変化検知手段の構成とその検知動作の説明図、第７図は本発明の第３実施例による姿勢変化検知手段お
よび開閉手段の構成図、第８Ａ図は本発明の第４実施例による姿勢変化検知手段
および開閉手段の構成図、第８Ｂ図は第８Ａ図の外観を示す斜視図である。１・・・インクタンク、２・・・インク、３・・・記録ヘッド、４・・・空気通路、５・・・供給路、６・・・第１開閉手段、７・・・制御部、８・・・第２開閉手段、６＾、８Ｂ、８Ａ、８Ｂ・・・開閉弁、９・・・姿勢変
化検知手段、１４・・・パネル部、２１・・・弁、２２・・・ソレノイド、３０．４０・・・検知筒、３１・・・ケース、３２・・・重錘、４１・・・浮子、４２・・・流体、４３・・・接触子、５１・・・弁棒、５１Ａ、６１Ｂ・・・弁体、５１Ｂ・・・下端部、６１・・・把手型レバー６１Ａ・・・把手。嘉１室巣２ｖ＼６Ａ、　６Ｂ、８Ａ、８Ｂ第３図第４Ｂ図第６Ａ回第６Ｂ図

Claims

【特許請求の範囲】大気に連通する空気通路を具えた記録液タンクから供給
路を介して記録ヘッドに記録液を供給し、前記記録ヘッ
ドから記録液を吐出させて記録が行われる液体噴射記録
装置において、当該装置の姿勢の変化を検知する姿勢変化検知手段と、該姿勢変化検知手段による検知に応動して前記供給路お
よび前記空気通路を閉塞する開閉手段と、を具えたことを特徴とする液体噴射記録装置。