JP2004115000A

JP2004115000A - ペーパーリールの搬送システム、搬送方法、および運搬装置

Info

Publication number: JP2004115000A
Application number: JP2003156446A
Authority: JP
Inventors: Walter Braendli; ウォルター　ブレーンドリ; Hugo Allemann; ヒューゴ　アレマン
Original assignee: VR Systems AG
Current assignee: VR Systems AG
Priority date: 2002-09-23
Filing date: 2003-06-02
Publication date: 2004-04-15
Also published as: CN1485259A; CA2428878A1; ATE337247T1; TW200404728A; MY135546A; KR100541293B1; KR20040026592A; TWI226305B; US20040056140A1; EP1400472A1; ES2269642T3; EP1400472B1; CN100347060C; DE50207942D1

Abstract

【課題】ペーパーリール搬送システムを提供する。
【解決手段】ペーパーリール１０を担持する非動力駆動式台車９ａとリール芯用のバスケット１１を担持する別の台車９ｂとに電磁式連結部品によって連結できる運搬装置１２は載荷用軌道４上を床下で移動でき、載荷用軌道４はターンテーブル３を経由して到達し得る。運搬装置は、台車９ｂを貯蔵用軌道８からスライディングプラットフォーム５に引き出し、台車９ｂはスライディングプラットフォーム５からリール・スタンド６まで押し出され、ここで、リール芯用のバスケット１１がリール芯を受け取った後、台車９ｂは貯蔵用軌道８に押し戻される。その後、運搬装置１２は、ペーパーリール１０を運搬する台車９ａの待機ステーションまで走行し、台車９ａと連結してスライディングプラットフォーム５まで引っ張り、台車９ａを切り離し、貯蔵用軌道８に移動する。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に印刷作業で使用されるようにペーパーリールを少なくとも１つのリール・スタンドに供給するための搬送システムと、このような搬送システムおよび同様な搬送システムにおいて使用される運搬装置を操作する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
汎用型のシステムおよび方法は長年にわたって知られている。例えば、米国特許第５０７６７５１号参照。例えば、ＥＰ特許出願公開明細書第０　５８７　０１５号に記載されている搬送システムは載荷用軌道および軌道セクション上で使用され、この搬送システムでは、リールを担持する台車が、軌道に沿って回転する搬送チェーンと摩擦係合する。レールで案内されるリール搬送用の動力駆動台車を有する別のシステムについては、ドイツ特許出願公開明細書第１９８　６０４７５号、イギリス特許出願公開明細書２　１８１　１１７号、および米国特許第６　１５５　５１６号を参照されたい。ペーパーリールをリール・スタンドに供給する他の搬送システムは、自動搬送車（ＡＧＶ）装置として知られている。ＡＧＶ装置は、床に敷設されたワイヤをたどる制御可能な動力駆動台車（例えば、ＥＰ特許出願公開明細書第０　３３４　３６６号参照）を有し、例えば、蓄電池によってエネルギーを供給され、無線制御される。
【０００３】
最初に述べたタイプのシステムは搬送チェーンを全体または一部に装備でき、そのようなチェーンを備えていないシステム各部では、台車は手作業で動かされる。搬送チェーンを備えた設備は比較的複雑である。スライディングプラットフォームおよび任意でターンテーブルは、別個の搬送チェーンと、対応する駆動装置とを備えている必要があり、したがって、それはまさにリール・スタンドの自動装着である。リール・スタンドの周囲は危険領域であるので、リール・スタンドの自動装着は特に望ましいが、これは比較的高度な複雑さを要する。２番目に述べたタイプのシステムでは、特に比較的多数の台車が使用される場合に、駆動装置および制御装置のコストが重大な要素になる。
【０００４】
本願明細書の請求項９の前提文に記載されている運搬装置は、ドイツ特許出願公開明細書第２３　３４　１４１号に開示されているものである。この運搬装置は、蒸留材料を担持している台車を、蒸留工場の床に敷設されたレールシステム上で移動させるのに役立つ。しかしながら、この運搬装置は、本発明によるシステムで使用するには、ほとんど適していない。ペーパーリールはかなりの重量を有しているが、動力駆動型の運搬装置に載っていないために、動力駆動輪の圧力に寄与せず、必ずしも十分な牽引が保証されない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、軌道と台車の両方が比較的簡素で低コストである汎用型の搬送システムを提供することである。この目的は、請求項１の特徴文の構成要件によって達成される。
【０００６】
本発明によるシステムでは、軌道内の複雑な搬送手段が不要である。同時に、比較的高価な駆動装置と制御装置の個数を少数に抑えることが可能である。一般に、駆動装置および制御装置の個数はリール・スタンドの個数と一致しているが、台車の個数をずっと多くすることができ、したがって、例えば比較的多数のリールを取り扱うことができ、これらのリールを台車上に一時保管することが可能である。本発明による実施態様は、リール・スタンドだけは自動装着されるが、リールの搬送は手作業で動かされる台車によって行われる搬送システムの場合に特に有利である。また、本発明による搬送システムの適切な操作方法が提供される。
【０００７】
さらにまた、本発明による搬送システムで使用するのに特に適した運搬装置が提供される。この目的は、請求項９の特徴文の構成要件によって達成される。本発明による運搬装置では、駆動可能輪が、その重量と関係なくレールに押しつけられ、それによって十分な摩擦係合が保証される。
【０００８】
実施態様のみを示す図面を参照しながら、本発明を以下にさらに詳しく説明する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明による搬送システムは、開梱されて接着パッチが設けられたペーパーリール、すなわちリール交換用に準備されたペーパーリールを保持するためのペーパーリール貯蔵部、特に一時的な在庫貯蔵部１を有し（図１）、この貯蔵部１から複数のターンテーブル３を介して真っ直ぐな供給用軌道２が延びており、スライディングプラットフォーム５、すなわちリール・スタンド６の昇降プラットフォームまで延びる載荷用軌道４が、各ターンテーブル３から直角に分岐している。スライディングプラットフォーム５が移載位置にあるとき、スライディングプラットフォーム５の供給側では、載荷用軌道４がスライディングプラットフォーム５上の軌道部７と揃っている。供給側から遠ざかる方向を向いている側には、載荷用軌道５と揃った隣接する貯蔵用軌道８がある。
【００１０】
ペーパーリール１０を受け取ることができる非動力駆動式の台車９ａは、各載荷用軌道４の上で移動でき、使用済みのペーパーリール１０のリール芯を受け取るリール芯用バスケット１１が、貯蔵用軌道８上に通常置かれている別の非動力駆動式の台車９ｂの上に配置されている。運搬装置１２は、２つの台車９ａ、９ｂの間を載荷用軌道４、軌道部７、および貯蔵用軌道８上で走行でき、該運搬装置１２は、ペーパーリールを搬送するのに役立つ台車９ａとリール芯用のバスケット１１を運搬する台車９ｂの両方に連結できる。
【００１１】
運搬装置１２は枠１３を有し（図２〜４）、枠１３の下側には、車輪対１４、１５が運搬装置の２つの端部のそれぞれの近傍に取り付けられている。車輪対１４を支持する車軸は、ステップダウン歯車１７と、フレーム１３の下側から吊り下げられているマイタ歯車１７とを介して電動機１６によって駆動される。電動機１６は、集電装置１９と変換器を有する電源ユニット２０とを介して電力供給され、制御装置２１によって制御される。マーカ２２は、下記に詳述されるように、運搬装置１２の位置を判断するのに役立つ。運搬装置１２のほぼ中央で、フレーム１３の内側に取り付けられているのは、一対の圧力車輪２３である。この圧力車輪２３は、無載荷の状態で開始位置にあるときは車輪１４、１５をわずかに越えて突出しているが、弾性的な復元力に逆らって押し下げることが可能である。台車９に連結するためのバッファのような切換可能な電磁式連結部品２４が枠１３の両端に取り付けられている。また、スイッチ２５の形態をしていて、台車９が運搬装置１２に連結されているか否かを判断するセンサが、連結部品２４の下に取り付けられている。電磁式連結部品２４は、それぞれが巻線２６を有し（図３）、巻線２６は、平坦な接触面を端部に有する突出した巻心２７を取り囲んでいる。前記接触面は、連結された台車９のハウジングの端面に支えられている。スイッチ２５は、連結された台車９によって、圧力バネ２９の力に逆らって、引っ込められた位置に保持されるピン２８を有する。
【００１２】
台車９は、床下で軌道上を走行可能なシャシ３０と、床の上方に配置され、ペーパーリールまたはリール芯用バスケット等を受け取るようになっており、ウェブによってシャシ３０に連結されているトラフ３１と共に、それ自体公知の方法で形成される。この点で、台車は、ＥＰ特許出願公開明細書第０　５８７　０１５号に記載されている台車と同様である。シャシ３０は、長軸方向に対して垂直であり、強磁性材料から成る端壁３２で形成され、運搬装置１２の連結部品２４が係合できる端面を両端に有する。
【００１３】
軌道は床下に敷設され、対面するＵ字形断面の形の２本のレール３３をそれ自体公知の方法で備え（図４）、支持用の輪郭と溝底の境界によって支持されている。軌道は、コンクリート中に形成され、カバープレート３４に覆われている。カバープレート３４はレール３３に支えられ、レール３３上方の中央に位置する狭い間隙３５があいているのみである。レール３３の下側フランジの内側は、車輪１４、１５が走る走行面を形成し、他方、圧力車輪２３は上側フランジの内側を弾性的に押すので、動力駆動輪１４が走行面に対して押しつけられ、レール３３を確実に摩擦把持する。車輪１４、１５および圧力車輪２３の直径は好ましくは同じであり、レール３３のフランジ間の距離よりわずかに小さいことが好ましい。集電装置１９と接触状態の２本の導体レール３６が両走行面間の中央に敷設されている。ケーブルダクト３７が、一方のレール３３に沿って、その外側に平行に延びている。運搬装置１２はほぼ両レール３３間にあり、カバープレート３４より上に突出していないので、床に置かれている物体またはヒトとの衝突を心配する必要がない。
【００１４】
運搬装置１２は固定式の制御装置によって実質的に制御可能であるが、制御装置２１は各ケースで基本的な作用しか行わない。マーカ２２が軌道上の能動的なセンサによって検出されることによって運搬装置１２の位置が監視される。多くの場合、各ケース毎に運搬装置１２が特定の停止ポイントまたは他の切換ポイントに存在していることが検出されるだけで十分である。他方、例えば車輪の回転を監視することによって走行距離を計算することにより、運搬装置１２の位置を制御装置２１によって常に更新することも可能であるが、この検出は位置の再調整をもたらすものに過ぎない。この場合、各ケースにおいて、規則的に通過して再調整を誘発するただ１つのセンサで足りる場合もある。
【００１５】
マーカ２２の代りに、能動的なセンサを備えることも可能であるが、そのセンサによって検出されるマーカだけが軌道上に取り付けられる。マーカは一意的に識別されるか、または識別不能にすることができ、また、特定の位置だけに配置したり、一定の間隔で配置することができる。検出情報は、運搬装置１２によって導体レール３６を介して無線または変調された赤外線ビームによって制御装置に伝達できる。運搬装置１２上の反射装置とやりとりする軌道内の測定光線によって位置監視することも考えられるが、この場合、運搬装置および台車の断面が送信装置と反射装置との間の測定光線を妨げてはならず、さらに、位置監視はスライディングプラットフォーム５の軌道部７に追加の装置を要する。
【００１６】
運搬装置１２は、「停止」、「低速前進」、「高速前進」、「低速後進」、「高速後進」（ここで「高速」は例えば０．２ｍ／秒に対応し、「低速」はその約１／５に対応する）などのある走行状態であってよい。運搬装置１２は、各ケース毎に、制御装置からの特定の切換コマンドによって特定の走行状態に切り換えることができ、この走行状態は、別の切換コマンドを受信するまで存続する。あるいは、対応するコマンドを定期的に受信している限り、ある状態にとどまり、コマンドがなくなると”停止”などの基本状態に戻ることも可能である。
【００１７】
通常、運搬装置１２は高速で駆動できるが、マーカ２２が停止ポイントにおいてセンサに検出され、「停止」への切換が行われると、ほぼ瞬時に停止できるように、接近する停止ポイントの上流にある別のセンサを通過するときに「低速」に切り換えることができる。コマンドを、再び制御装置によって、導体レール３６を介して無線または変調された赤外線ビームによって運搬装置１２に送信することができる。運搬装置１２が能動的なセンサを担持している場合、センサが停止ポイントまたはその上流の切換ポイントに応答するのであれば、例えば「低速前進」−「停止」または「高速前進」−「低速前進」といった、ある推移をセンサの信号によって直接トリガすることも可能である。
【００１８】
導体レール３６を介してエネルギーを供給する代わりに、他の任意の方法でエネルギーを運搬装置１２に供給することもできる。例えば、恒久的なエネルギー伝達が必須でなくてもよいように、運搬装置１２はエネルギー蓄積装置、例えば蓄電器を担持していてもよい。
【００１９】
載荷用軌道４のいずれかにおけるリールの交換を、図５〜８を参照しながら以下に説明する。
【００２０】
図５（ａ）は、リールの交換後、およびリール芯すなわち残ったリールを新しいペーパーリールと交換する前の開始位置を示す。２本のアームを有するリール・スタンド６は、空のリール芯またはほぼ空のリール芯、すなわちほぼ完全に使い尽くされて分離された残りのリールと、巻き戻されたばかりのペーパーリール（図示せず）を支持している。スライディングプラットフォーム５の供給側では、接着パッチが設けられた新しい開梱されたペーパーリール１０を積載した台車９ａがターンテーブル３の近傍の、載荷用軌道４の待機ステーションに駐車させられ、運搬装置１２が、スライディングプラットフォーム５に隣接し、移載位置にある停止ポイントに駐車させられている。リール芯用のバスケット１１を備えた台車９ｂが貯蔵用軌道８上にある。
【００２１】
リール芯をリール・スタンド６から取り外すために、運搬装置１２は最初にスライディングプラットフォーム５のレール部７の上を貯蔵用軌道８の切換ポイントまで「高速前進」で走行し、この切換ポイントにおいて「低速前進」に切換えられる。運搬装置１２は、連結部品をオンにした状態で、リール芯用バスケット１１を担持している台車９ｂまで低速で走行し、前方の連結部品のセンサが応答するとすぐに「停止」に切換えられる（図５（ｂ））。次に、運搬装置１２は軌道部７まで「高速後進」で走行し、切換ポイントを通過するとすぐに「低速後進」に切り換えられ、かくして停止ポイントに接近し、停止ポイントにおいて「停止」に切り換えられて停止する。
【００２２】
リール芯用のバスケット１１が中心に配置された台車９ｂがスライディングプラットフォーム上にある（図５（ｃ））。軌道部７は短すぎて運搬装置１２を完全に収容できないので、連結部品がオフに切り換えられ、運搬装置１２は載荷用軌道４上の停止ポイントまで短距離を「高速後進」で移動させられ、そのため、軌道部７から離れる（図５（ｄ））。ここで、スライディングプラットフォーム５は、リール芯用バスケット１１がリール芯の下に位置するまで、リール・スタンド６に対して押され、次にリール・スタンド６の円錐部によって離脱させられてリール芯用バスケット１１の中に落ちる（リール芯３８、図６（ａ））。スライディングプラットフォーム５が移載位置まで戻され（図６（ｂ））、それから台車９ｂが運搬装置１２によって貯蔵用軌道８に押し戻される（図６（ｃ））。
【００２３】
ペーパーリール１０を供給する場合、運搬装置１２は再び「高速後進」で停止位置の前の切換ポイントまで短距離を走行し、それから連結部品をオンした状態で台車９ａと接触するまで「低速後進」で走行し続けて前記台車と連結し、「停止」に切り換えられる（図６（ｄ））。運搬装置１２は「高速前進」に切り換えられ、今度は台車９ａと共に載荷用軌道４上をスライディングプラットフォーム５まで戻り、そこで再び切換ポイントを通過し、「低速前進」に切り換えられ、停止ポイントに接近し、停止ポイントではペーパーリール１０がスライディングプラットフォーム５の中心に配置される。（図７（ａ））。ペーパーリール１０が台車９ａの中心に常に正確に配置されない場合、または、さまざまなリール幅を使用する可能性がある場合、ペーパーリールの前縁端の通過または前縁端と後縁端との通過を光バリアによって検出し、停止ポイントに到達する前に調整用変位を実施できる。
【００２４】
それから運搬装置１２が切り離され、貯蔵用軌道８上の停止ポイントまで動かされ、貯蔵用軌道８上では運搬装置１２は軌道部７から離れている（図７（ｂ））。その後、スライディングプラットフォーム５が台車９ａと共にリール・スタンド６に向かって動かされ、ペーパーリール１０が、ペーパーリール１０を排出することによって空いた円錐部の間に挟持され（図７（ｃ））、台車９ａから持ち上げられる。それから、スライディングプラットフォーム５は台車９ａと共に移載位置に戻される（図７（ｄ））。次に運搬装置は、台車９ａと接触して連結するまで、連結部品２４をオンにした状態でスライディングプラットフォーム５の軌道部７へ低速で走行する（図８（ａ））。その後、運搬装置１２は、軌道部７および載荷用軌道４上を待機ステーションの上流の切換ポイントまで「高速後進」で走行し、それから停止ポイントに到達するまで「低速後進」で走行するが、停止ポイントにおいて、同時に台車９ａが待機ステーションを占有している（図８（ｂ））。それから連結部品２４がオフに切り換えられ、運搬装置１２はスライディングプラットフォーム５に隣接するその停止ポイントまで戻される（図８（ｃ））。こうして、台車９ａがペーパーリールを担持していない点が異なるが、再び開始位置に達する。
【００２５】
その後、台車９ａを手作業で動かすことができ、ペーパーリールが載荷され、同様に待機ステーションまで手作業で動かされる台車９ａと交換できる。搬送システムが適切に装備されていれば、例えばクレーン装置によって、一時在庫格納部から直接運び出された新しいペーパーリールを待機ステーションで台車９ａに載荷することも可能である。
【００２６】
前述のシステムの多数の変形例および拡張例が可能であることは言うまでもない。このように、例えば、リール芯用バスケットがいっぱいになるとすぐに、リール芯が搬送システムを介して処分されるようになっていれば、別の貯蔵用軌道を貯蔵用軌道と平行にスライディングプラットフォームの変位領域に形成することができ、運搬装置をこの別の貯蔵用軌道上に邪魔にならないように仮駐車させることができ、また、リール芯用バスケット付きの台車を軌道部および載荷用軌道上を廃棄ステーションまで手作業で動かすことができる。
【００２７】
供給用軌道とターンテーブルを介して供給するのではなく、スライディングプラットフォームの形の可動式台車によって載荷用軌道に供給することも可能であるし、載荷用軌道をリール・スタンドの列と平行に移動させて、横方向、すなわち載荷用軌道と平行に方向付けられた軌道部を担持し、その端部に、運搬装置の連結部品とセンサに対応するものを設けて、台車を載荷位置に保持することも可能である。載荷位置の可動式の台車上にある台車は、この場合、クレーンまたは伸縮アームによって一時在庫貯蔵部で載荷され、それから可動式の台車は、その軌道部が、選択された載荷用軌道と揃うまで動かされ、すると運搬装置が軌道部の上を走行し、台車を連結して載荷用軌道上をスライディングプラットフォームまで引っ張る。一時在庫貯蔵部からのリールの供給は、この場合、自動的に実施される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による搬送システムの平面図である。
【図２】本発明による運搬装置の側面図である。
【図３】運搬装置の端部と、運搬装置に連結された台車の隣接する端部の縦断面図である。
【図４】図２記載の運搬装置の正面図と、前記運搬装置が走行できる軌道の断面図である。
【図５】図６乃至図８と共に、リール芯の除去、又は、それと交換される残ったリールを含む、本発明の搬送システムによる、リール・スタンドへの新しいペーパーリールの供給を示す図であり、図５（ａ）は、リール供給の開始時の、図１記載の本発明による搬送システムの一部を示す図であり、図５（ｂ）は、リール供給の第１のステップ後の、図５（ａ）記載の搬送システムの一部を示す図であり、図５（ｃ）は、リール供給の第２のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図５（ｄ）は、リール供給の第３のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図である。
【図６】本発明の搬送システムによる、リール・スタンドへの新しいペーパーリールの供給を示す図であり、図６（ａ）は、リール供給の第４のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図６（ｂ）は、リール供給の第５のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図６（ｃ）は、リール供給の第６のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図６（ｄ）は、リール供給の第７のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図である。
【図７】本発明の搬送システムによる、リール・スタンドへの新しいペーパーリールの供給を示す図であり、図７（ａ）は、リール供給の第８のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図７（ｂ）は、リール供給の第９のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図７（ｃ）は、リール供給の第１０のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図７（ｄ）は、リール供給の第１１のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図である。
【図８】本発明の搬送システムによる、リール・スタンドへの新しいペーパーリールの供給を示す図であり、図８（ａ）は、リール供給の第１２のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図８（ｂ）は、リール供給の第１３のステップ後の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図であり、図８（ｃ）は、リール供給の終了時の、図５（ａ）の搬送システムの一部を示す図である。
【符号の説明】
１　　一時在庫
２　　供給用軌道
３　　ターンテーブル
４　　積載用軌道
５　　スライディングプラットフォーム
６　　リール・スタンド
７　　軌道部
８　　貯蔵用軌道
９、９ａ、９ｂ　　台車
１０　　ペーパーリール
１１　　リール芯用のバスケット
１２　　運搬装置
１３　　枠
１４　　車輪
１５　　車輪
１６　　電動機
１７　　ステップダウン歯車
１８　　マイタ歯車
１９　　集電装置
２０　　電源ユニット
２１　　制御装置
２２　　マーカ
２３　　圧力車輪
２４　　連結部品
２５　　スイッチ
２６　　巻線
２７　　巻心
２８　　ピン
２９　　圧力ばね
３０　　シャシ
３１　　トラフ
３２　　端壁
３３　　レール
３４　　カバープレート
３５　　間隙
３６　　導体レール
３７　　ケーブルダクト
３８　　リール芯

Claims

軌道部（７）を有する少なくとも１つののスライディングプラットフォーム（５）と、供給側から前記スライディングプラットフォーム（５）まで延び、前記スライディングプラットフォーム（５）が移載位置にあるときに前記軌道部（７）と揃う載荷用軌道（４）と、ペーパーリール（１０）を受け取る少なくとも１つの非動力駆動式の台車（９ａ）とを有する、少なくとも１つのリール・スタンド（６）にペーパーリールを供給するための搬送システムにおいて、
前記載荷用軌道（４）および前記軌道部（７）上を走行できる少なくとも１つの動力駆動型の運搬装置（１２）とをさらに有し、前記運搬装置（１２）と前記台車（９ａ）は、それぞれが、前記運搬装置（１２）を前記台車（９ａ）に連結できる少なくとも１つの連結装置を有していることを特徴とする搬送システム。
前記載荷用軌道（４）が床下に配置され、前記運搬装置（１２）が床下で前記載荷用軌道（４）上を走行できる、請求項１に記載の搬送システム。
前記軌道部（７）は前記スライディングプラットフォーム（５）を途切れずに通るように形成され、前記供給側から遠ざかる方向を向いている側において、前記載荷用軌道（４）と揃う貯蔵用軌道（８）が前記スライディングプラットフォーム（５）と隣接している、請求項１または２に記載の搬送システム。
複数のスライディングプラットフォーム（５）と、互いに平行な載荷用軌道（４）と、供給用軌道（２）とを有し、前記供給用軌道（２）がペーパーリール貯蔵部から前記載荷用軌道（４）まで延び、かつターンテーブル（３）によって前記各載荷用軌道（４）に接続される、請求項１乃至３のいずれか１項に記載の搬送システム。
請求項１乃至４のいずれか１項に記載の搬送システムを操作する方法であって、ペーパーリール（１０）が積み込まれた台車（９ａ）を、載荷用軌道（４）を介して待機ステーションから移載位置にあるスライディングプラットフォーム（５）まで動かされ、次に、前記ペーパーリール（１０）がリール・スタンド（６）に移載され、前記スライディングプラットフォーム（５）を前記台車（９ａ）と共に前記リール・スタンド（６）の下で動かされ、前記ペーパーリール（１０）が前記台車（９ａ）から持ち上げられ、次に、前記スライディングプラットフォーム（５）が移載位置に戻され、それと同時に前記台車（９ａ）が前記待機ステーションまで戻される搬送システム操作方法において、
前記台車を前記スライディングプラットフォーム（５）まで動かすために、動力駆動型の運搬装置（１２）が、前記台車（９ａ）の、前記スライディングプラットフォーム（５）に面した端部に連結され、次に前記運搬装置が前記台車（９ａ）を前記スライディングプラットフォーム（５）まで引っ張り、前記ペーパーリール（１０）を前記リール・スタンド（６）に移載した後、前記台車を前記待機ステーションに押し戻すことを特徴とする搬送システム操作方法。
前記ペーパーリール（１０）を前記リール・スタンド（６）に移載する前に、前記運搬装置（１２）が前記台車（９ａ）から切り離され、前記貯蔵用軌道（８）上に動かされる、請求項３または４に記載の搬送システムを操作するための請求項５に記載の方法。
前記台車（９ａ）が前記待機ステーションから前記スライディングプラットフォーム（５）へ動かされる前に、前記運搬装置（１２）は、前記貯蔵用軌道（８）に位置しかつリール芯用バスケット（１１）を装着した台車（９ｂ）に連結され、それから前記運搬装置は前記台車（９ｂ）を、前記移載位置にある前記スライディングプラットフォーム（５）まで引っ張り、それから、リール芯（３８）を前記リール・スタンド（６）から移載するために、前記スライディングプラットフォーム（５）が前記台車（９ｂ）と共に前記リール・スタンド（６）の下で動かされ、前記リール芯（３８）は前記リール芯用バスケット（１１）に排出され、前記スライディングプラットフォーム（５）が前記移載位置に戻され、それと同時に前記台車（９ｂ）が前記運搬装置（１２）によって前記貯蔵用軌道（８）に押し戻され、前記運搬装置（１２）が切り離されることを特徴とする、請求項３または４に記載の搬送システムを操作するための請求項５に記載の方法、または請求項６に記載の方法。
前記リール芯（３８）を前記リール・スタンド（６）から移載する前に、前記運搬装置（１２）が前記台車（９ｂ）から切り離され、前記載荷用軌道（４）上に動かされる、請求項７に記載の方法。
少なくとも２対の車輪（１４、１５）と、前記運搬装置（１２）を前記台車（９）に離脱可能に連結する少なくとも１つの連結手段とを有し、前記車輪対のうちの少なくとも一対（１４）が前記運搬装置（１２）を移動させるために駆動可能であり、
非載荷状態のときに前記車輪対（１４、１５）よりも突出し、復元力に逆らって押し下げることができる少なくとも１対の圧力車輪（２３）を有することを特徴とする、請求項２乃至４のいずれか１項に記載の搬送システム用運搬装置。
前記少なくとも１つの連結手段は、オンとオフを切り換えることができる電磁式連結部品の形式である、請求項９に記載の運搬装置。
少なくとも１つの連結手段（２４）がバッファの形態をしている、請求項９または１０に記載の運搬装置。
連結手段を各端部に有する、請求項９乃至１１のいずれか１項に記載の運搬装置。
連結された任意の台車（９）を検出するセンサが各連結手段と連係して働く、請求項９乃至１２のいずれか１項に記載の運搬装置。
前記センサがスイッチ（２５）の形態をしている、請求項１３に記載の運搬装置。