JP2004107809A - ポリアミドマルチフィラメントおよびストッキングおよびインナーウエアー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリアミドマルチフィラメントとして、無機化合物を0.5〜8重量%添加し、断面形状の扁平度を1.5〜5とする。また、ストッキングのレッグ部のqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kを10〜15W/g、インナーウエアーの生地肌側のKを18〜25W/cm2とする。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、織編物とし、着用したとき接触冷感を感じられるポリアミドマルチフィラメントに関するものであり、特にインナーやストッキングなど直接肌に接触する衣料として用いたとき、特に夏場での着用快適性を付与できるものである。また、接触冷感を感じられるストッキングとインナーウエアーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまでポリアミドマルチフィラメントは、優れた強度、やわらかさ、鮮やかな発色性を生かしてインナーやストッキングに用いられてきた。これらは直接肌に触れる場所で使用されており、肌触りや温冷感が重要視され、さまざまな提案が行われてきた。
【0003】
例えば、酸化チタンを比較的多く添加したいわゆるフルダル糸は以前から用いられており、パウダータッチが特徴となっていた。しかしながら、例えば特許文献1に提案されているように断面の一部に白色顔料の含有量が5〜30重量%である不透明白色ポリマー層を断面内に構成することによって防透け性を狙っているものであり、染色性を改善するために表面にはほとんど粒子が現れないので、接触冷感も実感できるレベルには達してはいなかった。
【0004】
また例えば特許文献2にて提案されているように扁平な繊維横断面形状を有する長繊維をカバリング用糸に用いることで、良好な透明性、フラット性、艶感、耐久性の効果を得られる。しかしながら、接触冷感を上げる狙いはなく、また、接触面積を上げるだけでは接触冷感は実感できるものではなかった。同様に特許文献3にて光沢やドライ感、防シワ性を狙いとして扁平糸織物が提案されていることからも判るように単に断面形状を扁平にしただけでは接触冷感を実感できるレベルではなかった。
【0005】
その他、例えば特許文献4に井型断面中空糸や、特許文献5に相反する方向に2箇所屈曲した中心軸を有する扁平型などが提案されているが、いずれも光沢感、シャリ感、吸水性を狙いとしたものであり、接触冷感を狙いとするものではなく、接触冷感は感じられなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−217225号公報([0007]段落)
【特許文献2】
特開平7−157902号公報([0100]段落)
【特許文献3】
特開平5−331736号公報([0002]〜[0004]段落)
【特許文献4】
特開平10−110324号公報([0038]段落)
【特許文献5】
特開平8−291424号公報([0004]〜[0005]段落)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的は、盛夏時に着用する際、または入浴後に着用する際、心地よいひんやり感を実感できる織編物が得られるポリアミドマルチフィラメントを提供することである。また、着用時の心地よいひんやり感を実感できるストッキングおよびインナーウエアーを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
(1)無機化合物を0.5〜8重量%添加し、扁平度が1.5〜5であることを特徴とするポリアミドマルチフィラメント。
【0009】
(2)吸湿成分を添加してなるポリアミドマルチフィラメントであって、前記ポリアミドマルチフィラメントの最高吸湿率A(%)と標準吸湿率B(%)との差A−B(%)が3.5〜5%であることを特徴とする(1)記載のポリアミドマルチフィラメント。
【0010】
(3)前記無機化合物の屈折率Riとポリアミドベースポリマーの屈折率Rpの差│Ri−Rp│が0.25以下であることを特徴とする(1)または(2)記載のポリアミドマルチフィラメント。
【0011】
(4)弾性糸を芯糸として鞘糸として(1)〜(3)記載のポリアミドマルチフィラメントをカバリング糸として巻き付けたカバリング糸を少なくともレッグ部の一部に用いてなるストッキングであって、前記レッグ部のqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kが10〜15W/gであることを特徴とするストッキング。
【0012】
(5)(1)〜(3)記載のポリアミドマルチフィラメントを用いてなるインナーウェアであって、前記インナーウェアの一部のqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kが18〜25W/cm2であることを特徴とするインナーウエアー。
により構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のポリアミドマルチフィラメントは無機化合物を0.5〜8重量%以下添加し、扁平度が1.5〜5であることによって構成されている。
【0014】
すなわちポリアミドは有機物であり比較的熱伝導率が低く、ポリカプラミドで0.3W/m℃程度である。したがって、衣服として肌に直接着用しても接触冷感は実感しない。そこで、ポリアミドに比べて熱伝導率が高く、熱容量の低い無機化合物を1.0重量%以上添加することにより、着用時に肌からの熱を繊維側に素早く移動させ、接触冷感を得ることが本発明の狙いである。ここでいう接触冷感とは衣類が肌に直接接触した瞬間感じられる冷感覚であり、着用中の温冷感とは異なる。
【0015】
ここで、添加物として無機化合物を選択する理由としては、ポリアミドマルチフィラメント製造時や染色時に悪影響を及ぼさないこと、糸物性を保つこと、さらに耐光性など使用時にポリマーに着色等の発生させないためである。このような悪影響をポリアミドマルチフィラメントに与えない無機化合物であれば特に限定されるものではない。また、糸物性を低下させる要因としては無機化合物の粒子径による影響が大きく、10μmを大きく超える粗大粒子がない方が好ましい。一方、微細すぎると接触冷感が低下する場合もあるため、平均粒子径としては0.01〜3μmであることが好ましい。
【0016】
さらに無機化合物の屈折率Riとポリアミドベースポリマーの屈折率Rpの差│Ri−Rp│が0.25以下とすることにより、無機化合物をポリアミドベースポリマーに対して透明にすることができる。すなわち、ポリカプラミドに対して酸化チタンを添加した場合、添加量にしたがってダル感が強くなり不透明となり、発色性もパステル調の色調となり鮮明性に欠けてくる。一方、無機化合物の屈折率を上記のごとく特定範囲とすることによりインナーやストッキングにとって重要な特性である鮮明な発色性を持たせることが可能となりより好ましい。
【0017】
無機化合物として特に限定される物ではないが、熱伝導率と屈折率が上記範囲に入る無機化合物として例えばカオリナイト、ナクライト、デイツカイト、メタハロイサイト、ハロイサイト、セリサイト、モンモリロナイト、ムライト、明ばん石、二酸化珪素、酸化マグネシウム、タルク、パイロフィライト、硫酸バリウム、緑泥石、炭酸カルシウム、酸化アルミニウを主成分として含むことが挙げられる。ここで主成分とは90%以上占めることであり、天然鉱物を利用する場合でもできる限り純粋な無機粒子を用いることが、特性、操業性から重要である。これら無機化合物の中でも製糸工程や製編織時のガイド摩耗を抑制するためにモース硬度は6.5以下であるカオリナイト、ナクライト、デイツカイト、メタハロイサイト、ハロイサイト、セリサイト、モンモリロナイト、硫酸バリウム、緑泥石、パイロフィライト、タルク、明ばん石が好ましい。また、接触冷感を高めるためには無機化合物の熱伝導率は高い方が効果的であり、1W/m℃以上であることが好ましい。
【0018】
無機化合物の添加量としては、少ないと熱伝導性を高めることができないため、接触冷感を高くすることは難しく、0.5重量%以上とする必要がある。また、多いほど接触冷感を高くすることができるが、糸強度が低下すること、透明性が低下すること、製糸性が悪化するため、8重量%以下にする必要がある。接触冷感の効果と製糸性、糸物性等を勘案すると0.8〜5重量%にすることがより好ましい。
【0019】
接触冷感は糸が肌に生地に触れた直後に、肌側の貯えられた熱量が、低温側の生地に移動する単位面積当たりの熱流速に依存する。したがって、移動する熱量は接触面積に依存することになり、接触冷感を狙いとする本発明においては接触面積の大きい断面形状であるI型(図1)や凸レンズ断面形状(図2)、またはそれに類する断面形状において、扁平度が1.5以上である必要がある。ここで扁平度とは外接円直径(図1、図2中のR)と内接円直径(図1、図2中のr)の比を意味する。扁平度は高いほど接触冷感に効果があり、扁平度2.0以上であることがより好ましい。一方、扁平度が高くなるに従い、糸強度は低下する傾向にあり、扁平度が5以下である必要がある。
【0020】
逆に異形断面においても図3〜4に示すように肌との接触面積が小さくなる断面形状では肌からフィラメントへの熱移動が少なくなるために接触冷感を実感することは期待できないため、本発明においては好ましくない。
【0021】
先にも述べたように衣料としたとき扁平度が高いと肌との接触面積が高くなる。そのため、着用中暑い環境下においては肌離れが悪くなりベタつき感が嫌われる傾向があった。しかしながら本発明のポリアミドマルチフィラメントを用いたとき、無機化合物の一部が表面に現れているため、さらさらとしたパウダータッチとなっており、蒸し暑くてもべたつかず爽やかな肌触りが心地よくなることからも好ましい。すなわち、肌とフィラメントの接触は面で接触するのではなく、表面に現れた無機粒子と接触するために肌との滑りが良く、扁平度を高くしたときに起こりがちな肌へのまとわりつきがなく、一方、扁平度の高いフィラメントであるため、肌と接触する無機粒子が多くなり、接触冷感を実感できるレベルとなる。したがって、無機粒子がフィラメント表面に現れている必要があり、フィラメント表面からの露出している無機粒子がフィラメント表面に1,000〜100,000個/mm2存在することが好ましく、さらに好ましくは5,000〜50,000個/mm2である。
【0022】
接触冷感を求められる環境としては夏場を中心とした比較的暑い環境下である。したがって、発汗による水蒸気を衣服の肌側から外側に速やかに移動させることが求められる。肌側の水蒸気を外側に排出する方法として換気を行う他に吸湿性の高い繊維を用いることが挙げられる。湿度の高い肌側から比較的湿度の低い外気側へ繊維を通して水蒸気が移動する速度の一つの指標として最高吸湿率A(%)と標準吸湿率B(%)との差A−B(%)がある。この値が高いと肌側の水蒸気を速やかに吸湿し、繊維を通して外気に排出するからである。したがって、最高吸湿率A(%)と標準吸湿率B(%)との差A−B(%)が3.5%以上であるとき、衣服内の蒸れ感が低減され好ましい。また4.0%以上である場合には蒸れ感抑制が効果的でさらに好ましい。しかしながら最高吸湿率A(%)と標準吸湿率B(%)との差A−B(%)が5%を超えるためには吸湿成分を多量に添加する必要があり、ポリアミドの物性は低下し、洗濯堅牢度も悪化するため、好ましくない。
【0023】
最高吸湿率A(%)と標準吸湿率B(%)との差A−B(%)を3.5%以上とするためにはポリアミドに吸湿成分を添加する必要があり、製糸性の悪化や物性の著しい低下、著しい着色がないものであれば、無機物、有機物を問わず限定されない。そのなかでも糸物性を比較的低下させることなく効果の高い物質としては、多孔質のシリカやポリビニルピロリドン、ポリエーテルアミド、ポリエーテルアミド、エチレンオキサイドなどが挙げられる。
【0024】
本発明の接触冷感に優れたポリアミドフィラメントは触感冷感に特徴を有している。すなわち、肌に直接触れるインナーやストッキングにおいて最もその特徴を生かすことができる。これらの分野では強度やソフトな風合いが要求されることからポリアミドマルチフィラメントが好ましく用いられている。ここでいうポリアミドとしては、いわゆる炭化水素基が主鎖にアミド結合を介して連結された高分子量体であって、その種類は特に制限されないが、好ましくは、染色性、洗濯堅牢性、機械特性に優れる点から主としてポリカプラミドまたはポリヘキサメチレンアジパミドからなるポリアミドであることが好ましい。ここで言う主としてとは、カプラミド単位、またはヘキサメチレンアジパミド単位として80モル%以上であることを言い、さらに好ましくは90モル%以上であることが好ましい。その他の成分としては、特に制限はないが、例えば、ポリドデカノアミド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンアゼラミド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサメチレンドデカノアミド、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリヘキサメチレンテレフタラミド、ポリヘキサメチレンイソフタラミド等を構成するモノマーである、アミノカルボン酸、ジカルボン酸、ジアミンなどの単位が挙げられる。さらに必要に応じて光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、末端基調節剤、染色性向上剤等が添加されていてもよい。
【0025】
ポリアミドマルチフィラメントの繊度とフィラメント数は、用途と狙いとする風合いにより適宜選択すればよいが、繊度6〜150デシテックス、フィラメント数が2〜144のマルチフィラメントの範囲で選択することが好ましい。
【0026】
さらに、用いるポリアミドマルチフィラメントの断面形状としては、接触面積が広くなる形状が好ましく、例えばI型や凸レンズ型、およびそれに類する断面形状などが挙げられる。
【0027】
本発明のポリアミドマルチフィラメントの用途としては特に限定するものではないが、透明性と接触冷感を実感できるように肌に直接接する衣料分野が好ましく、例えばストッキングやランジェリー・ファンデーションといったインナー、水着等が挙げられる。その他、スポーツ衣料、シャツなどといった分野においても接触冷感の特徴を生かせる分野である。
【0028】
着用時に接触冷感を実感するためには、本発明のポリアミドマルチフィラメントを単に使用するだけではなく、畝などを設けずに肌に接触する面積を大きくするためにフラットな組織とすることが好ましい。
【0029】
これにより、弾性糸を芯糸として鞘糸としてポリアミドマルチフィラメントをカバリング糸として巻き付けたカバリング糸を少なくともレッグ部の一部に用いたストッキングにおいて、レッグ部のqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kが10〜15W/gとすることができ、接触冷感を実感できるレベルとすることが可能となる。なお、従来のストッキングはおおむね8〜9W/gのレベルであり、着用直後に接触冷感は感じられなかった。また、K値が11以上となると従来のストッキングに比べて接触冷感を強く感じられる。15を超えるK値とするためには、無機化合物を8%を超えて添加したり、扁平度を5を超える形状とする必要があり、耐久性が低下するため、好ましくない。
【0030】
また、インナーウエアーも肌に接する側の生地の一部においてqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kが18〜25W/gとすることが可能となる。測定ポイントとしては、縫い目やレース部などを避け、フラットな生地部において肌側面を測定するのが一般的である。一般に生地目付が重くなるほど熱容量は大きくなるため、qmaxは高くなる傾向にあるが、接触冷感が好まれる春〜夏の商品は一般に薄地である。薄地においてもKを18〜25W/gとすることにより、接触冷感を実感できるレベルとすることが可能となる。ちなみに接触冷感素材と言われるレーヨンにおいても16〜17W/g程度であるのが一般的である。
【0031】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。
【0032】
なお、実施例および比較例における各測定値は、次の方法で得たものである。
【0033】
A.冷温感評価値qmax(W/cm2)
室温を20℃、相対湿度60%に調整した室内にサンプルと装置(KES−F7 THERMO LABO II TYPE(カトーテック(株)製))を1昼夜放置しておく。生地に接触させて熱の移動量を測定するT−BOXを室温より10℃高くするために蓄熱する熱板BTを30℃に設定し、BTを暖めるためにBTの回りでガードしている熱板G−BTを20.3℃に設定し、安定させる。生地の裏(着用時に肌側になる)面を上に向けたサンプルを置き、T−BOXをサンプルの上に素早くのせてqmaxを測定する。なお、サンプルの目付(g/cm2)は測定部の生地を10cm四方に切断し、重量を測定して算出した。
【0034】
B.最高吸湿率Aおよび標準吸湿率B
試料のマルチフィラメントを筒編み地として、精練を行い表面の油剤を除去する。乾燥後サンプル量を約1gに調整した後、ガラス秤量瓶(風袋重量F)に入れ、110℃の乾燥機の中で2時間乾燥する。その秤量瓶を密封し、デシケーターの中で30分放冷した後、試料(絶乾状態の試料)の入った秤量瓶の総重量(K)を測定する。次に20℃、65%RHに設定した恒温恒湿槽((株)田葉井製作所製の恒温恒湿槽「レインボー」)に開放状態で入れ、24時間放置する。その後再び密封状態でデシケーター中に30分放置した後、試料の入った秤量瓶の重量(H)を測定する。引き続き、30℃、90%RHに設定した恒温恒湿槽に開放状態にした秤量瓶を入れ、24時間後の総重量(S)を同様に測定する。以上の各値から下記式により算出する。
【0035】
最高吸湿率A(%)=[(S−K)/(K−F)]×100
標準吸湿率B(%)=[(H−K)/(K−F)]×100
C.フィラメント表面に露出した粒子数
フィラメント表面のSEM写真(株式会社ニコンインステック(Nikon Instech)環境制御型電子顕微鏡ESEM−2700)を倍率2500倍程度で10箇所ランダムに撮影し、フィラメント表面から無機粒子が露出している数をカウントし、単位面積当たりの粒子数を計算する。
【0036】
[実施例1]
カオリナイト添加マスターチップ(土屋カオリン株式会社、CLIP516、平均粒子径1.4μm、熱伝導率5W/m・℃、カオリナイト添加率3.0重量%、ベースポリカプラミドηr=2.7)と添加物を含まないポリカプラミドチップ(ηr=2.7)をブレンド後、カオリナイト添加率2重量%となるようにチップブレンドした。
【0037】
上記チップブレンド用い、紡糸温度265℃とし、ダンベル形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状はI型であり、扁平度は3.0であった。
【0038】
[実施例2]
実施例1と同様にカオリナイト添加マスターチップと添加物を含まないポリカプラミドチップ、さらにポリビニルピロリドン(以下PVP)を20重量%添加したポリカプラミドのチップ(ベースポリカプラミドηr=2.7)をブレンド後、カオリナイト添加率2重量%、PVP添加率5重量%となるようにチップブレンドした。
【0039】
上記チップブレンドを用い、紡糸温度を260℃とする以外は、実施例1と同様な紡糸を行い、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。得られたポリアミドマルチフィラメントの扁平度は3.0であった。
【0040】
[実施例3]
シリカ添加マスターチップ(シリカ:塩野義製薬株式会社製カープレックスCS−7、平均粒子径3.1μm、熱伝導率8W/m・℃、添加率10.0重量%、ベースポリカプラミドηr=2.7)と添加物を含まないポリカプラミドチップをブレンド後、シリカ添加率0.8%となるようにチップブレンドした。
【0041】
上記チップブレンド用い、紡糸温度265℃とし、ダンベル形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、56デシテックス26フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状はI型であり、扁平度は3.0であった。
【0042】
[実施例4]
硫酸バリウム添加マスターチップ(硫酸バリウム:堺化学工業株式会社製BF−40、平均粒子径0.6μm、添加率20.0重量%、ベースポリカプラミドηr=2.7)と添加物を含まないポリカプラミドチップ、さらにポリビニルピロリドン(以下PVP)を20重量%添加したポリカプラミドのチップをブレンド後、硫酸バリウム添加率2重量%、PVP添加率5重量%となるようにチップブレンドした。
【0043】
上記チップブレンド用い、紡糸温度260℃とし、凸レンズ形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状は凸レンズ型であり、扁平度は2.1であった。
【0044】
[実施例5]
実施例4に用いた硫酸バリウム添加マスターチップと添加物を含まないポリカプラミドチップをブレンド後、硫酸バリウム添加率5重量%となるようにチップブレンドした。
【0045】
上記チップブレンド用い、紡糸温度260℃とし、凸レンズ形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状は凸レンズ型であり、扁平度は2.1であった。
【0046】
[実施例6]
酸化チタンを1.8重量%添加されたチップ(酸化チタン:富士チタン工業株式会社製TA−500、平均粒子径0.4μm、熱伝導率8W/m・℃、ηr=2.6)を用い、紡糸温度265℃とし、凸レンズ形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、56デシテックス26フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状は凸レンズ型であり、扁平度は2.1であった。
【0047】
[比較例1]
添加物を含まないポリカプラミドチップを用い、紡糸温度265℃とし、丸形の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状は丸型であった。
【0048】
[比較例2]
添加物を含まないポリカプラミドチップを用い、紡糸温度265℃とし、ダンベル形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状はI型であり、扁平度は3.0であった。
【0049】
[比較例3]
添加物を含まないポリカプラミドチップとポリビニルピロリドン(以下PVP)を20重量%添加したポリカプラミドのチップをブレンド後、PVP添加率5重量%となるようにチップブレンドした。
【0050】
上記チップを用い、紡糸温度260℃とし、ダンベル形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状はI型であり、扁平度は3.0であった。
【0051】
[比較例4]
実施例6のチップを用い、紡糸温度265℃とし、丸型の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、11デシテックス5フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状は丸型であった。
【0052】
[比較例5]
添加物を含まないポリカプラミドチップを用い、紡糸温度265℃とし、Y形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、冷却、給油、引取りを行い、引き続き、伸度が45%になるように延伸した後、155℃で熱処理してから4000m/分で巻き取り、56デシテックス26フィラメントのポリアミドマルチフィラメントをそれぞれ巻き取った。巻き取られたポリアミドマルチフィラメントの断面形状はY型であり、内接円と外接円の直径比は1.8であった。
【0053】
実施例1、2、4、6および比較例1〜4のポリアミドマルチフィラメントをカバリング用糸に用い、東レデュポン社製“ライクラ”((登録商標)、178Cタイプ、繊度20dtexを芯糸とし、カバリングドラフト2.9倍に設定し、それぞれS撚およびZ撚方向に撚数2000t/mにてシングルカバリング糸(SCY)を製造した。
【0054】
これらSCYをS撚、Z撚を交互に編機の給糸口に供給してレッグ部に用いたパンティーストッキングを編成し(永田精機(株)製 MODEL P−482(針数400本))、定法にてプリセット、染色、仕上げ及び型板セットしてパンティーストッキング製品とした。これらカバリング、編、染の工程は他の実施例、比較例においても同様に行った。
【0055】
得られたパンティーストッキング製品のレッグ部についてベテラン開発技術者5名による官能評価により接触冷感と透明感について評価し、優れたものから○、△、×の順に3段階で評価した(接触冷感の判断基準 ○:接触冷感を感じる、△:接触冷感はあるが弱い、×:通常ポリアミドマルチフィラメントと同様)(透明性の判断基準 ○:透明性が高い、△:透明である、×:透明性が低い)。また、触感について官能評価を行い、これら官能評価結果を表2に示した。また、qmaxおよび目付を測定し、K値を算出した。
【0056】
また、日常生活での着用評価の結果、実施例1、2、4、6を用いたサンプルは比較例のサンプルより着用するときの接触冷感だけでなく、そよ風の吹き始めに涼しさを感じること。さらに実施例2、4を用いたサンプルは着用中の蒸れ感を他のサンプルに比べて感じにくいことが判った。
【0057】
実施例3、5および比較例5のポリアミドマルチフィラメントとスパンデックス(東洋紡株式会社製、エスパT−665 33デシテックス)をそれぞれ混率80:20の割合で用いて交編にて丸編み(38本/インチ、ゲージ数28)を行い、定法にしたがって染色・仕上げ加工を行った。
【0058】
また同じく実施例3、5および比較例5のポリアミドマルチフィラメントとスパンデックス(東レデュポン株式会社製、ライクラT−127C 280デシテックス)を用いてサテンネット(生機 ウエル/コース=32.5/150本/インチ)を編成し、定法にしたがって染色・仕上げ加工を行った。
【0059】
上記サンプルを用いて下着を縫製し、表2と同様、接触冷感、触感、さらに光沢について官能評価を行い、表3にまとめた。また、qmaxおよび目付を測定し、K値を算出した。比較例5に比べて実施例3、5のサンプルは着用するときに接触冷感を強く感じるだけでなく、風合いも柔らかく、肌触りの良い物であった。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【発明の効果】
本発明のポリアミドマルチフィラメントは、これまでにない接触冷感とパウダータッチの肌触りが得られるため、肌に直接触れて夏場を中心に着用する衣類、特にストッキングやインナー分野で好ましく用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一態様であるI型断面形状のポリアミドマルチフィラメントを示す模式図である。
【図2】本発明の好ましい一態様である凸レンズ型断面形状のポリアミドマルチフィラメントを示す模式図である。
【図3】異形断面形状(凹凸扁平型)のポリアミドマルチフィラメントを示す模式図である。
【図4】異形断面形状(W型)のポリアミドマルチフィラメントを示す模式図である。
Claims (5)
- 無機化合物を0.5〜8重量%添加し、扁平度が1.5〜5であることを特徴とするポリアミドマルチフィラメント。
- 吸湿成分を添加してなるポリアミドマルチフィラメントであって、前記ポリアミドマルチフィラメントの最高吸湿率A(%)と標準吸湿率B(%)との差A−B(%)が3.5〜5%であることを特徴とする請求項1記載のポリアミドマルチフィラメント。
- 前記無機化合物の屈折率Riとポリアミドベースポリマーの屈折率Rpの差│Ri−Rp│が0.25以下であることを特徴とする請求項1または2記載のポリアミドマルチフィラメント。
- 弾性糸を芯糸として鞘糸として請求項1〜3記載のポリアミドマルチフィラメントをカバリング糸として巻き付けたカバリング糸を少なくともレッグ部の一部に用いてなるストッキングであって、前記レッグ部のqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kが10〜15W/gであることを特徴とするストッキング。
- 請求項1〜3記載のポリアミドマルチフィラメントを用いてなるインナーウェアであって、前記インナーウェアの一部のqmax(W/cm2)を目付(g/cm2)で除した値Kが18〜25W/cm2であることを特徴とするインナーウエアー。
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