JP2011063896A - 布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用時に快適で、且つ、長時間の運動等による多量の発汗時にベタツキ感や冷え感を軽減する布帛を提供すること。
【解決手段】布帛の表側に配置される繊維の比表面積と裏側に配置される繊維の比表面積との比(表/裏比表面積比)が1.00を超え4.00以下であり、200g/m水分付与時の接触冷感性が240W/m・℃以下であり、かつ、吸水時間が5秒以下であることを特徴とする布帛。
【選択図】なし

Description

本発明は布帛に関する。本発明は、より詳細には、運動等により発汗した際に、その汗によるベタツキ感や濡れ感を感じない肌DRY性に優れた衣料用途に好ましい布帛に関する。
スポーツウェア等の衣服は、着用時運動等による発汗を衣服が吸汗するため、肌と衣服上に存在する汗とが接触し、いわゆるベタツキ感や運動後の冷え感を生じる。このベタツキ感や冷え感は、特にマラソンやサッカーなど長時間行う運動により大量に発汗した場合に顕著に感じる不快感である。
これらの不快感を防止するための方法として、汗を衣服の肌側から表側に移行させ、肌側に水分を残さないことが有効であり、種々の布帛の検討が進められている。その中でも使用する糸の単糸繊度等を変えることによってベタツキ感や冷え感を軽減した布帛が各種提案されている。
例えば、以下の特許文献1には、内層と外層の単糸デニールに勾配を付けた多層構造糸を用いることによってトランスポート特性を高めた編織物が提案されているが、糸構造によるトランスポート機能だけではベタツキ感や冷え感の軽減効果には限界がある。
また、以下の特許文献2には、表面層の合成繊維フィラメントの単糸繊度を、裏面層の合成繊維フィラメントの単糸繊度よりも小さくすることで、汗を表面へトランスポートさせる汗取りバンドが提案されているが、単糸数や単糸形状等の影響が考慮されていないため、裏面層に水分を保持してしまい、ベタツキ感を抑制できない場合がある。また、汗取りバンドは通常の衣類より厚く、また常時肌に密着した状態で用いられるため、スポーツウェア等の、着用時に肌との接触状態が変動する(密着したり離れたりする)衣料における貼りつき感の抑制に関する示唆はない。
さらに、以下の特許文献3には編地表側の単糸繊度を編地裏側の単糸繊度よりも大きくすることで吸水・速乾性に優れた編地が提案されているが、肌側に撥水加工された繊維が存在していることから、汗の処理が充分に行われずにベタツキ感は大きく、衣料用途として肌DRY性は不十分である。
このように、多量の発汗時にベタツキ感や冷え感、貼りつき感を抑制する布帛は見当たらないのが現状である。
特開2000−8245号公報 特開2000−170016号公報 特開2005−105441号公報
本発明が解決しようとする課題は、着用時に快適で、且つ、長時間の運動等による多量の発汗時にベタツキ感や冷え感、貼りつき感を軽減する布帛を提供することである。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究し実験を重ねた結果、布帛表裏に使用する繊維の比表面積比を特定範囲とし、接触冷感性が特定値以下とし、かつ、吸水時間を特定値以下とした布帛により、上記課題が達成されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は以下の通りである。
[1]布帛の表側に配置される繊維の比表面積と裏側に配置される繊維の比表面積との比(表/裏比表面積比)が1.00を超え4.00以下であり、200g/m水分付与時の接触冷感性が240W/m・℃以下であり、かつ、吸水時間が5秒以下であることを特徴とする布帛。
[2]前記布帛のいずれか一方の表面における凸部と凹部の高さの差が0.15〜0.50mmである、前記[1]に記載の布帛。
[3]前記布帛のいずれか一方の表面に、凹部を有する扁平度2.0〜4.0の繊維が配置されている、前記[1]又は[2]に記載の布帛。
本発明の布帛を使用すれば、着用時に快適で、且つ、長時間の運動等による多量の発汗時にベタツキ感や冷え感を軽減する布帛が製造可能で、スポーツウェア、インナー、アウターなどの衣服に製造した時に、快適な着用感が得られる。
本発明の布帛組織図の一例である。 本発明の布帛組織図の一例である。 本発明の布帛組織図の一例である。 本発明の布帛組織図の一例である。 本発明の布帛組織図の一例である。 本発明の布帛組織図の一例である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の布帛は、布帛の表側に配置される繊維の比表面積と裏側に配置される繊維の比表面積の比(表/裏比表面積比)が1.00を超え4.00以下であることを特徴とする。
本明細書中、比表面積の大きい繊維が配置される面を表側又は表面、他方の面を裏側又は裏面と記載する。したがって、編織物製造時に通常呼称される表面又は裏面とは、必ずしも一致しない場合もあるが、一致していることが好ましい。
本発明の布帛の表側に配置される繊維の比表面積と裏側に配置される比表面積との比(表/裏比表面積比)は、好ましくは1.03以上3.00以下、より好ましくは1.05以上2.00以下である。
本発明の布帛の表側を、衣類の外気側と、裏側を、衣類の肌側とすることが望ましく、こうすることで毛細管現象を発現させて肌側から外気側へ水分を移動させることができ、多量の発汗時でも肌面に水分が残りにくく、着用時のベタツキ感や冷え感、貼りつき感を軽減することができる。
布帛の表側に配置される繊維の比表面積と布帛の裏側に配置される比表面積との比(表/裏比表面積比)が1.00以下では、布帛の裏側に水分を保持してしまい、布帛の裏側から表側に水分を移動させにくくなり、着用時のベタツキ感や冷え感、貼りつき感を感じ、不快なものとなる。一方、布帛の表側に配置される繊維の比表面積と布帛裏側に配置される繊維の比表面積との比(表/裏比表面積比)が4.00を超えると、布帛の裏側から表側への水分の移動は良くなるが、必然的に使用される繊維の繊度が、布帛の表側には極細繊度、布帛の裏側には極太繊度となり、布帛表側のピリング性能や布帛裏側の肌触りが悪化することがある。
なお、比表面積の比は(布帛の表側に配置される繊維の比表面積)/(布帛の裏側に配置される繊維の比表面積)で計算したものである。また、布帛の表側又は裏側に配置される繊維の比表面積は、丸断面の場合、総繊度/単糸数にて単糸繊度を算出し、単糸を円柱と仮定した時の円柱の断面積から直径を算出し、そこから単糸断面の周長を算出する。その後、円周×10000mの表面積から総繊度で除したものを比表面積(1g当たりの表面積)とした。断面が異型の場合は、電子顕微鏡等で同倍率拡大撮影した異型単糸断面と丸断面の周長を測定し、丸断面の周長に対しての比率を算出し、丸断面の時の周長×比率×10000mの表面積から総繊度で除したものを比表面積(1g当たりの表面積)とした。
布帛の表側に配置される繊維の比表面積と布帛の裏側に配置される繊維の比表面積との比(表/裏比表面積比)を、1.00を超え4.00以下にするための方法としては、布帛の表側に配置される繊維に異型断面の繊維や単糸繊度の小さい繊維、単糸数の多い繊維を使用し、布帛の裏側に配置される繊維に丸断面の繊維や単糸繊度の小さい繊維、単糸数の少ない繊維を使用することが効果的で、これらを併用することでも達成できる。例えば、布帛の表側に配置される繊維に丸断面の単糸繊度が1.17dtexである84dtex72f(比表面積3281cm/g)、布帛の裏側に配置される繊維に丸断面の単糸繊度が2.33dtexである84dtex36f(比表面積2320cm/g)を使用すれば、表/裏比表面積比が1.41となり、また、この布帛の裏側に配置される繊維をW断面の単糸繊度が2.80dtexである84dtex30f(比表面積2464cm/g)に変更すれば、表/裏比表面積比が1.33となる。あるいは、布帛の表側に配置される繊維にW断面の単糸繊度が1.40dtexである84dtex60f(比表面積3643cm/g)、布帛の裏側に配置される繊維に丸断面の単糸繊度が3.50dtexである84dtex24f(比表面積1894cm/g)を使用すれば、表/裏比表面積比は1.92となる。
更に、布帛表側に配置される繊維に異型度の高い繊維を用いることで、布帛裏側に配置される繊維が表側に配置される繊維より単糸繊度が小さくても、比表面積比を本発明の範囲内とすることができる。従来の技術(例えば、特許文献2や3に記載された技術)では、例えば、肌触りを改善する為に布帛裏側に配置される繊維の単糸繊度を小さくするような設計が必要な場合に、布帛表側に配置される繊維の単糸繊度を極端に小さくするしかないため、布帛強度等の面で問題が発生する可能性があったが、本発明では、布帛表側に配置される繊維の単糸繊度を小さくしなくても、ベタツキ感や冷え感の抑制効果を発現することができる。
本発明の布帛は、200g/mの水分を付与した時の接触冷感性が240W/m・℃以下であることを特徴とする。該接触冷感性は、好ましくは220W/m・℃以下、より好ましくは200W/m・℃以下、さらに好ましくは180W/m・℃以下である。接触冷感性の測定は、カトーテック社製のサーモラボIIを使用する。この装置は温められた熱板を試料上に置いたときの熱の移動量を測定するものである。具体的な測定方法としては、測定に使用する試料を20℃、65%RH環境下で24時間調湿した後、8cm×8cmにサンプリングされ、布帛裏側を上にして置かれた布帛サンプルに、20℃、65%RH環境下で30℃に温められた熱板を置いた瞬間の最大熱移動量を測定する。
200g/mの水分を付与したときの水分は、だらだら汗をかくような運動をした時に布帛が吸う汗の水分量を想定した条件である。測定時の水分の付与方法は、試料の裏側に霧吹きにて、8cm×8cmにサンプリングされた試料の重量が+1.28gになるように水分を付与すればよい。このときの霧吹き内の水温は20℃である。
布帛の肌に接触する側に水分が残っていると、水の熱伝導率が高いため、熱板から熱を多く奪い、接触冷感性が大きくなる。すわなち、接触冷感性が大きい試料はベタツキ感が大きいことを意味し、ベタツキ感を感じる接触冷感性は、上記測定方法で240W/m・℃を超えるものである。従来のベタツキ性が改良されたとされる布帛では、本測定のような多量の水分を付与された時の接触冷感性を改善することは困難であったが、本発明では、上記測定方法での接触冷感性が240W/m・℃以下である、多量の水分が付与された状態でもベタツキ性が改良された布帛を見出したものである。
本発明の布帛は、布帛裏側表面に40μlの水滴を1cmの高さから落として、完全に吸水するまでの時間(本発明では、吸水時間と称する)が5秒以下であることを特徴とする。該吸水時間は、より好ましくは2秒以下である。吸水時間が早いほど、肌の水分を速やかに吸収することができ、ベタツキ感や冷え感、貼りつき感の抑制効果が優れる。このためには布帛に吸水加工を施すことが望ましく、その際の吸水加工剤の濃度は布帛の3〜10重量%が望ましい。
本発明の布帛は、いずれか一方の表面層、好ましくは布帛裏面側に凹凸を有しており、凸部と凹部の高さの差が0.15〜0.50mmであることが好ましい。本発明においては、凸部と凹部の高さの差が0.15mm未満では肌との接触面積が凹凸のないものと変わらないことから、凹凸があるとはいえず、布帛のベタツキ感、貼りつき感が大きくなるため好ましくない。凸部と凹部の高さの差が0.15mm以上であれば、布帛裏側を衣料の肌面として着用した時の肌と布帛裏側の接触面積が少なくなり、布帛が水分を吸った時にベタツキ感が低減される。一方、凸部と凹部の高さの差が0.50mmを超えると、着用等で圧力がかかったときに、凸部が折れ曲がり、結果的には接触面積が大きくなり、ベタツキ感が大きくなることがあり、また、布帛として厚みの大きいものとなり、蒸れる等の着用感を損なうことがあるため好ましくない。
凸部と凹部の高さの差は、布帛の断面写真を電子顕微鏡等で撮影し、凸部を有する点における布帛の厚みを5か所測定し、平均する(A)。また、凹部を有する面における布帛の厚みを5か所測定し、平均する(B)。それぞれの平均値から下記式(1)により算出する:
凸部と凹部の高さの差(mm)=(A)−(B) 式(1)
凸部と凹部との差は、より好ましくは0.20〜0.50mmであり、さらに好ましくは0.23〜0.45mm、特に好ましくは0.24〜0.40mmである。
布帛裏側に凹凸を得る方法としては、編地の場合、編み組織としてタックリバーシブル、デンプルメッシュ、コンフォート等のタック編みを使用した組織が好ましい。また、布帛裏側を針抜きにすることも有効である。
本発明の布帛の表側に使用する繊維の単糸繊度は任意のものが使用できるが、好ましくは0.5〜3.0dtex、より好ましくは1.0〜2.3dtexである。
布帛の表側に使用する繊維の単糸繊度が0.5dtex未満では、スナッグ等の消費性能が悪化することがあり、一方、布帛の表側に使用する繊維の単糸繊度が3.0dtexを超えると、生地表側への毛細管現象が起こりにくくなる。
本発明の布帛の裏側に使用する繊維の単糸繊度は任意のものが使用できるが、好ましくは1.5〜4.0dtex、より好ましくは2.0〜3.5dtexである。
布帛の裏側に使用する繊維の単糸繊度が1.5dtex未満では、毛細管現象が起こり易くなり、布帛裏側で拡散してしまい、ベタツキ感や冷え感を感じ、肌DRY性が悪くなることがあり、一方、布帛の裏側に使用する繊維の単糸繊度が4.0dtexを越えると、硬い風合いのものになり、肌触りが悪くなることがある。
本発明の布帛に使用する繊維の断面形状としては丸、三角、L型、T型、Y型、W型、H型、♯型、八葉型、ドッグボーン型等の異型状のものや、これらの糸に中空部を有するものを用いることができ、更に単糸の糸長方向に凹部が連続あるいは部分的に有していてもよい。その中でも表面積が大きい断面形状に凹部を有するW断面のような異型状の単糸断面がより好ましい。W断面は糸の凹部に水が保持され、吸水性や濡れ戻り性が良好となることから、布帛の表面使用に有効であるが、単糸断面が扁平であることから、よりソフトな風合いが得られることから、布帛の肌面に使用することもできる。その時の布帛の表面に使用する繊維は、布帛の肌面に使用する繊維よりも比表面積が大きい繊維を使用することが、ベタツキ感や冷え感といった肌DRY性を達成する上で必要である。
さらに、本発明の布帛に使用する繊維の断面形状としては扁平度が2.0〜4.0である異型断面が好ましく、ソフトな風合いが得られる。単糸の扁平度が2.0未満では、風合いが硬くなり、単糸の扁平度が4.0を超えると、ソフトな風合いは得られるが、製糸段階において、紡糸が不安定になることがある。本発明において扁平度とは、電子顕微鏡等で撮影した断面写真の単糸断面に外接する長方形を書き、この長方形の長辺Lを短辺Hで割った値(L/H)をいう。
本発明の布帛を構成する糸素材としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアクリルニトリル等の合成繊維マルチフィラメント糸、レーヨン、キュプラ、アセテート等の再生繊維マルチフィラメント糸やこれらから得られるスパン糸及び加工糸、混繊糸が挙げられる。更に綿、ウール、麻、絹等の天然繊維やこれらの混紡糸なども挙げられるが、これらに限定されるものではない。その中でも速乾性の面から、ポリエステルマルチフィラメントが好ましい。また、本開発の効果を得るために、布帛の表側にキュプラのような吸水性フィラメント繊維を使用することも好ましい。更に、ポリウレタン繊維を上記糸とカバリングした糸や、ポリウレタン繊維単体を上記糸と引き揃えで使用し、ストレッチ性を付与するのも好ましい。更に合成繊維マルチフィラメント糸は、二酸化チタン等の艶消剤、リン酸等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤等が含有されていてもよい。
本発明の布帛に使用する繊維の総繊度は、衣料等で一般的に使用されている範囲のものでよいが、その中でも総繊度が16〜200dtexのものが好ましい。
本発明の布帛に使用する素材は、捲縮や毛羽を有していてもよく、主に布帛の表側には毛細管現象が起こりやすい低捲縮糸、主に布帛の裏側には肌との接触面積が小さくなる高捲縮糸が好ましい。低捲縮糸とは、捲縮伸長率が0〜25%であるもの、そして高捲縮糸とは、捲縮伸長率が25〜250%であるものをいう。なお、仮撚糸の捲縮伸長率は、下記条件にて測定したものである。
捲縮糸の上端を固定し、下端に1.77×10-3cN/dtの荷重をかけ、30秒後の長さ(A)を測定する。次いで、1.77×10-3cN/dtの荷重を取り外し、0.088cN/dtの荷重をかけ、30秒後の長さ(B)を測定し、下記式(2)により捲縮伸長率を求める:
捲縮伸長率(%)=((B−A)/A)×100 式(2)
本発明の布帛としては、織物や編物等布帛として得られるものであれば特に組織等限定されない。例えば、織物としては、一重織物、二重織物、ヨコ二重織物、タテ二重織物、タテ・ヨコ二重織物等で構成したものであることができ、編物としては、シングルジャージ、ダブルジャージ、シングルトリコット、ダブルトリコット、シングルラッセル、ダブルラッセル等で構成したものであることができる。特に二重織物やダブルジャージ等の多層にした織物や編物は、布帛の表裏がはっきりし、布帛表側への水分の移動により肌側への水分が残りにくくてよい。更に布帛表側の表面層を構成する編地又は織物の密度を、裏側の表面層を構成する編地又は織物の密度よりも大きくすることにより、毛細管現象が発現し、裏側から表側へ水分を移動させることができるため、多量の発汗時でも肌面に水分が残りにくく、着用時のベタツキ感や冷え感を軽減することができる。表裏の密度を変える方法としては、表裏に使用する繊維の単糸繊度を異ならせる方法や、編地のコース数やウェル数、織物のたて糸密度やよこ糸密度を表裏で異ならせる方法が挙げられる。例えば、編地では、裏側のウェル数(ウェル方向単位長さあたりのループ数)を表側のウェル数の1.0〜4.5倍、好ましくは1.2〜4.2倍、より好ましくは1.3〜4.0倍にすることにより、表裏の密度を変えることができる。
この場合、表側密度が裏側の密度の1.0倍未満では、毛細管現象が起こりにくくなり、毛細管現象による水分移行によるベタツキの改善効果は期待できない。一方、表側の密度が裏側の密度の4.5倍を超えると、毛細管現象による水分の移行は大きいが、裏側が粗い組織となり、着用した時のチクチク感等の風合いが悪くなり、またスナッキング性も悪くなることが懸念される。
表裏の密度は、編地の場合、幅2.54cm(1インチ)当たりの編目ループの数をデンシメーターやリネンテスター等で測定する。ここでループ数とは、ニットループの編目の数であり、タックループやシンカーループといった編目はループ数に含まない。編地の、表側と裏側の密度を変える方法としては、特に限定されないが、編地裏側を針抜き組織にする方法や、ダイアル側とシリンダ側のゲージ数が違うダブル丸編機を使用する方法、該丸編み機を使用した上で針抜き組織にする方法が好ましい。
本発明の布帛を製造する方法として、織物の場合、WJL織機、AJL織機、レピア織機、ニードル織機等が使用できる。編物の場合、横編機やシングル丸編機、ダブル丸編機、トリコット編機、ラッセル編機等を使用できる。
本発明の布帛の目付は特に限定されないが、50〜300g/mが好ましく、より好ましくは80〜250g/mである。
厚みについても特に限定されないが、0.4〜2.0mmが好ましく、より好ましくは、0.6〜1.2mm、更に好ましくは0.7〜0.9mmである。なお、布帛の厚みは、Peacock社製の厚み測定器を用い、φ3.0cmの測定部を5gの荷重にて布帛に接触させ、3か所測定し、平均する。
本発明の布帛の裏側には、起毛加工による毛羽を有していてもよい。これにより、布帛裏側を衣服の肌面に使用したときに、肌との接触面積が低くなり、ベタツキ感や冷え感の軽減に有功であるが、風合い向上等の目的で布帛の表面に起毛加工したり、布帛の両面に起毛加工したりしてもよい。更に、起毛加工としては、染色加工前に行う方法や染色加工後に行う方法があるが、どちらでもよい。
本発明の布帛は、スポーツウェアやインナー等の汗処理機能が必要な衣料用途に特に好適であるがこれに限定されず、アウターや裏地等の衣料や、シーツ等の寝具、さらには失禁パンツやおむつ等の衛生物品にも適用でき、水分によるベタツキ感や冷え感を低減する効果を発揮する。
以下、実施例により本発明を詳述する。無論、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例における評価は以下の方法により測定した。
(1)着用試験
染色加工された布帛の裏側が肌面になるように作成されたシャツを着用し、28℃、65%RH環境の人口気候室にて10分間安静にした後に、大武・ルート工業社製トレッドミルORK−3000にて時速8kmで30分の走行運動を行い、再び10分間安静にした。走行運動後のベタツキ感、冷え感、貼りつき感(以下、まとめて「ベタツキ感」ともいう。)を官能評価した:
○:ベタツキ感、冷え感、貼りつき感を感じない;
×:ベタツキ感、冷え感、貼りつき感を感じる。
表1中、「ベタツキ感」を上記格付けで示す。
[実施例1]
ダイアル側が18GG、シリンダ側が24GGであるダブル異ゲージ丸編機を使用し、シリンダ側に単糸繊度1.9dtex、扁平度3.0、比表面積3140cm/gのポリエステルW型断面加工糸56dtex/30fを2本引きそろえ、単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面原糸84dtex/36fを5:1の割合で給糸し、ダイアル側には単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36fと単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2341cm/gのポリエステル丸型断面加工糸110dtex/48fを交互に給糸して図1の組織で構成されたタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸及び丸型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は1.29であった。この生機を液流染色機にて80℃×20分で精練、水洗した後に、ピンテンターにて幅出し率20%で180℃×90秒のプレセットを行った。その後、液流染色機にて130℃でのポリエステル染色、アニオン性親水性ポリエステル樹脂“SR−1800”(高松油脂(株)製)3重量%を用いて吸水加工を行い、水洗を行った後に、ピンテンターにてしわが取れる程度に伸長し、150℃×90秒のファイナルセットを行い、目付153g/m、厚み0.82mmの2層編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.32mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は194W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例2]
実施例1と同じ丸編み機を使用し、シリンダ側に単糸繊度1.4dtex、扁平度3.0、比表面積3643cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/60fを、ダイアル側には単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36fをそれぞれ給糸して図2の組織で構成されたタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は1.57であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付118g/m、厚み0.82mmの2層編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.30mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は195W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例3]
実施例1と同じ丸編機を使用し、シリンダ側に単糸繊度2.8dtex、扁平度3.0、比表面積2464cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/30fを、ダイアル側に単糸繊度が2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36fをそれぞれ給糸して図3の組織で構成されたタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は1.06であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付115g/m、厚み0.82mmの2層編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.37mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は168W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例4]
ダイアル側、シリンダ側とも28GGであるダブル丸編機を使用し、シリンダ側に単糸繊度1.4dtex、扁平度3.0、比表面積3643cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/60fを、ダイアル側には単糸繊度3.5dtex、扁平度1.0、比表面積1894cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/24fをそれぞれ給糸して図4の組織で構成されたタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は1.92であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付147g/m、厚み0.97mmの2層編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.30mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は174W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例5]
吸水加工剤を2重量%にした以外は実施例1と同様にして、目付153g/m、厚み0.82mmの2層編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.32mmであった。さらに編地の吸水時間は4秒、水分200g/m付与時の接触冷感値は210W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例6]
28GGのシングル丸編み機を使用し、主に表側に単糸繊度1.4dtex、扁平度3.0、比表面積3643cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/60f、主に裏側に単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36fになるように図5の組織で構成されたタック組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は1.57であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付118g/m、厚み0.81mmのシングル編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.22mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は229W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例7]
WJL織機を使用し、主に表側に単糸繊度1.4dtex、扁平度3.0、比表面積3643cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/60f、主に裏側に単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36fになるように図6の織組織で構成された2重織物の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は1.57であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付140g/m、厚み0.72mmの織物を得た。この織物の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.16mmであった。さらに織物の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は230W/m・℃であり、この織物から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例8]
シリンダ側に単糸繊度1.2dtex、扁平度1.0、比表面積3281cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/72fを、ダイアル側に単糸繊度2.8dtex、扁平度3.0、比表面積2464cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/30fをそれぞれ給糸した以外は実施例1と同じ編み機、編み組織にてタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステル丸型断面加工糸と、裏側にあるポリエステルW型断面加工糸の比表面積の比は1.33であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付122g/m、厚み0.80mmの編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.31mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は218W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[実施例9]
シリンダ側に単糸繊度0.6dtex、扁平度1.0、比表面積4640cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/144fを、ダイアル側に単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36fをそれぞれ給糸した以外は実施例1と同じ編み機、編み組織にてタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステル丸型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は2.00であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付137g/m、厚み0.82mmの編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.32mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は223W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感のないものであった。
[比較例1]
ダイアル側、シリンダ側とも28GGであるダブル丸編機を使用し、シリンダ側に単糸繊度2.8dtex、扁平度3.0、比表面積2464cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/30fを、ダイアル側には単糸繊度1.3dtex、扁平度1.0、比表面積3118cm/gのポリエステル丸型断面加工糸93dtex/72fをそれぞれ給糸して図4の組織で構成されたタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステル丸型断面加工糸の比表面積の比は0.79であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付143g/m、厚み0.82mmの2層編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.29mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は320W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感の大きいものであった。
[比較例2]
シリンダ側に単糸繊度2.3dtex、扁平度1.0、比表面積2320cm/gのポリエステル丸型断面加工糸84dtex/36f、ダイアル側に単糸繊度2.8dtex、扁平度3.0、比表面積2464cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/30fをそれぞれ給糸した以外は実施例1と同じ編み機、編み組織にてタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステル丸型断面加工糸と、裏側にあるポリエステルW型断面加工糸の比表面積に比は0.94であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付125g/m、厚み0.83mmの編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.36mmであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は263W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感の大きいものであった。
[比較例3]
シリンダ側に単糸繊度2.8dtex、扁平度3.0、比表面積2464cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/30f、ダイアル側に単糸繊度1.4dtex、扁平度3.0、比表面積3643cm/gのポリエステルW型断面加工糸84dtex/60fをそれぞれ給糸した以外は実施例1と同じ編み機、編み組織にてタックメッシュ組織の生機を得た。この時の表側にあるポリエステルW型断面加工糸と、裏側にあるポリエステルW型断面加工糸の比表面積の比は0.68であった。この生機の加工を実施例1と同様にして、目付140g/m、厚み0.79mmの編地を得た。この編地の裏側には凹凸部が存在し、凸部と凹部の高さの差は0.31mmであった。さらに水分200g/m付与時の接触冷感値は356W/m・℃であり、この編地から得たシャツの着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感の大きいものであった。
[比較例4]
ベタツキ感が少なく、肌離れが良いと謳われている市販のスポーツシャツAを入手した。このスポーツシャツAに使用された編物は、表側及び裏側に単糸繊度1.2dtex、扁平度1.0、比表面積3281cm/gのポリエステル加工糸84dtex/72fを使用したシングル丸編地で、主に表側にあるポリエステル加工糸と、主に裏側にあるポリエステル加工糸の比表面積の比は1.00であり、目付115g/m、厚み0.48mmであった。この編地裏側の凸部と凹部の高さの差は0.12mmであり、凹凸とは言えないレベルであった。さらに編地の吸水時間は1秒以下、水分200g/m付与時の接触冷感値は359W/m・℃であり、着用試験ではベタツキ感や冷え感、貼りつき感の大きいものであった。
Figure 2011063896
本発明による布帛を用いれば、着用時に快適で、且つ、長時間の運動等による多量の発汗時にベタツキ感や冷え感、貼りつき感を軽減する衣服が製造可能で、スポーツウェア、インナー、アウターなどの衣服等において、快適な着用感が得られる。

Claims (3)

  1. 布帛の表側に配置される繊維の比表面積と裏側に配置される繊維の比表面積との比(表/裏比表面積比)が1.00を超え4.00以下であり、200g/m水分付与時の接触冷感性が240W/m・℃以下であり、かつ、吸水時間が5秒以下であることを特徴とする布帛。
  2. 前記布帛のいずれか一方の表面における凸部と凹部の高さの差が0.15〜0.50mmである、請求項1に記載の布帛。
  3. 前記布帛のいずれか一方の表面に、凹部を有する扁平度2.0〜4.0の繊維が配置されている、請求項1又は2に記載の布帛。
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