JP2004106100A - 表面清浄処理装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】防塵用のマスクやめがねを不要にし、良好な視界を維持しつつ作業を継続できる処理装置を提供する。
【解決手段】多数の粒状体を貯留する貯留手段としての貯留タンク1と、空気を圧縮する圧縮手段として圧縮ポンプ3と、貯留タンク1からの粒状体を圧縮ポンプ3により圧縮された空気により被処理物表面に噴射する噴射ノズル5とが1つの筐体に装備する。この貯留タンク1に貯留する粒状体は、スポンジ片に研磨剤を付着させて成り、研磨材には、砂のほか、セラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子を用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】多数の粒状体を貯留する貯留手段としての貯留タンク1と、空気を圧縮する圧縮手段として圧縮ポンプ3と、貯留タンク1からの粒状体を圧縮ポンプ3により圧縮された空気により被処理物表面に噴射する噴射ノズル5とが1つの筐体に装備する。この貯留タンク1に貯留する粒状体は、スポンジ片に研磨剤を付着させて成り、研磨材には、砂のほか、セラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子を用いる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被処理物の表面に、粒状体を多数噴射して被処理物表面を清浄する表面清浄処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンテナや船舶、自動車の外壁等の金属壁や、プラスチック成形品等の被処理物表面に付着した錆、酸化膜や汚れなどを除去する場合、サンドブラストと称される処理装置が使用される。この種の処理装置では、研磨材として微細な砂を水分と一緒に圧縮空気により被処理物表面に噴射し、被処理物表面を研磨するようになっている。その他、研磨材として、用途に応じてセラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子が用いられる。具体例として、特許文献1、特許文献2に記載のような装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−225983号公報(第2−3頁)
【特許文献2】
特開平10−156722号公報(第2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の装置の場合、砂やセラミック系、ガラス系、金属系等の微小粒子など、比較的硬質のものを研磨材として用いるため、図3(a)に示すように、これら硬質の研磨材Bを被処理物Tに向けて噴射すると、同図(b)に示すように研磨材Bにより被処理物T表面の錆や酸化膜等が剥離され、噴射時の勢いもあって、同図(c)に示すように、剥離された錆や酸化膜等の被膜片が大小さまざまな粒径の粉塵Pとなって周辺に飛散し、視界が遮られて作業能率の低下を招くという問題点があった。
【0005】
しかも、作業者は防塵用のマスクやめがねを装着して作業しなければならず、これらマスク等を必ず準備しなければならないという問題点もあった。
【0006】
そこで、本発明は、防塵用のマスクやめがねを不要にし、良好な視界を維持しつつ作業を継続できる処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明にかかる表面清浄処理装置は、被処理物の表面に、粒状体を多数噴射して前記被処理物表面を清浄する表面清浄処理装置において、前記粒状体が、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させたものであることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る粒状体を多数噴射することにより、穂処理物表面から剥離された被膜片が飛散せずにスポンジ片と一緒に落下するため、従来のように剥離された被膜片が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片に付着した研磨材の研磨作用により被処理物表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することができる。
【0009】
このとき、スポンジ片に付着させる研磨剤には、従来から用いられている砂のほか、セラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子を用いることが望ましい。
【0010】
また、本発明にかかる表面清浄処理装置は、多数の前記粒状体を貯留する貯留手段と、空気を圧縮する圧縮手段と、前記貯留手段からの前記粒状体を前記圧縮手段により圧縮された空気により前記被処理物表面に噴射する噴射ノズルとを備えていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によれば、圧縮手段により圧縮された空気と共に、貯留手段からの粒状体が被処理物表面に噴射されるため、剥離された被膜片の飛散を防止しつつ、被処理物表面を研磨して効率よく清浄することができる。
【0012】
また、本発明にかかる表面清浄処理方法は、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る多数の粒状体を噴射して前記被処理物表面を清浄することを特徴としている。
【0013】
このような構成によれば、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る粒状体を多数噴射することにより、従来のように剥離された被膜片の飛散が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片に付着した研磨材の研磨作用により被処理物表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態について図1及び図2を参照して説明する。但し、図1は概略構成図、図2は動作説明図である。
【0015】
本実施形態における表面清浄処理装置は、図1に示すように、多数の粒状体を貯留する貯留手段としての貯留タンク1と、空気を圧縮する圧縮手段として圧縮ポンプ3と、貯留タンク1からの粒状体を圧縮ポンプ3により圧縮された空気により被処理物表面に噴射する噴射ノズル5とがひとつの筐体に装備されて構成されている。
【0016】
貯留タンク1に貯留される粒状体は、スポンジ片に研磨剤を付着させたものであり、研磨材には、砂のほか、セラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子が用いられている。このとき、研磨材をスポンジ片に付着させる手法としては、例えば水分や液状の粘着剤を用いて付着させるとよい。また、スポンジ片の大きさや研磨材の材質や粒径は、被処理物の材質や、剥離する錆、酸化膜等の被膜の厚さ等に応じて選定するのが望ましい。
【0017】
そして、図2(a)に示すように、スポンジ片Sに研磨剤Bを付着させて成る粒状体Gを被処理物Tに向けて噴射すると、同図(b),(c)に示すように粒状体Gにより被処理物T表面の錆や酸化膜等の被膜が剥離される。このとき、粒状体Gが被処理物Tに噴射されると、同図(b)に示すように、粒状体Gのスポンジ片Sが偏平状態に変形し、広い面積にわたって被処理物T表面に付着するため、偏平のスポンジ片Sにより剥離された錆や酸化膜等の被膜片の飛散が抑制され、その結果、同図(c)に示すように、剥離された被膜片のほとんどが、従来のように粉塵となって飛散することなくスポンジ片Sと一緒に落下していく。
【0018】
従って、上記した実施形態によれば、従来のように剥離された被膜片が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片Sに付着した研磨材Bの研磨作用により被処理物T表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することができる。
【0019】
また、作業終了後に落下した粒状体Gを回収する場合にも、比較的大粒のスポンジ片Sを用いているため、従来の砂のような研磨材を回収するのに比べて、極めて容易に回収することができる。
【0020】
しかも、スポンジ片Sは再利用が可能であるため、一度使用した粒状体Gのスポンジ片Sであっても、何度も使用することができて非常に経済的である。
【0021】
更に、スポンジ片Sの色を用途毎に変えておけば、清浄作業に不慣れな作業者であっても、スポンジ片Sの色に基づき、清浄対象となる被処理物に応じて最適な粒状体Gを間違えることなく選択することができる。
【0022】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0023】
例えば、研磨材をスポンジ片に付着させる手法は、上記した水分や液状の粘着剤を用いるものに限られないのは勿論であり、要するにスポンジ片の内部及び表面にほぼ満遍なく付着させることができれば、どのような手法であっても構わない。
【0024】
また、スポンジ片Sは天然の海綿のほか、人工的な海綿状の合成製品であってもよい。
【0025】
更に、上記したスポンジ片Sを貯留した貯留タンク1のほかに、従来より使用されている研磨材である砂やセラミック系、ガラス系、金属系等の微小粒子等を貯留した別の貯留タンクを筐体に搭載し、切換バルブ等から成る切換手段を切換操作することにより、スポンジ片S、または、従来の微小粒子のいずれか一方を択一的に圧縮空気により噴射できるようにしても構わない。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、請求項1、3に記載の発明によれば、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る粒状体を多数噴射することにより、剥離された被膜片がスポンジ片と一緒に落下するため、従来のように剥離された被膜片が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片に付着した研磨材の研磨作用により被処理物表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することが可能になる。
【0027】
また、請求項2に記載の発明によれば、圧縮手段により圧縮された空気と共に、貯留手段からの粒状体が被処理物表面に噴射されるため、剥離された被膜片の飛散を防止しつつ、被処理物表面を研磨して効率よく清浄することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図3】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 貯留タンク(貯留手段)
3 圧縮ポンプ(圧縮手段)
5 噴射ノズル
G 粒状体
S スポンジ片
B 研磨材
T 被処理物
【発明の属する技術分野】
この発明は、被処理物の表面に、粒状体を多数噴射して被処理物表面を清浄する表面清浄処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンテナや船舶、自動車の外壁等の金属壁や、プラスチック成形品等の被処理物表面に付着した錆、酸化膜や汚れなどを除去する場合、サンドブラストと称される処理装置が使用される。この種の処理装置では、研磨材として微細な砂を水分と一緒に圧縮空気により被処理物表面に噴射し、被処理物表面を研磨するようになっている。その他、研磨材として、用途に応じてセラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子が用いられる。具体例として、特許文献1、特許文献2に記載のような装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−225983号公報(第2−3頁)
【特許文献2】
特開平10−156722号公報(第2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の装置の場合、砂やセラミック系、ガラス系、金属系等の微小粒子など、比較的硬質のものを研磨材として用いるため、図3(a)に示すように、これら硬質の研磨材Bを被処理物Tに向けて噴射すると、同図(b)に示すように研磨材Bにより被処理物T表面の錆や酸化膜等が剥離され、噴射時の勢いもあって、同図(c)に示すように、剥離された錆や酸化膜等の被膜片が大小さまざまな粒径の粉塵Pとなって周辺に飛散し、視界が遮られて作業能率の低下を招くという問題点があった。
【0005】
しかも、作業者は防塵用のマスクやめがねを装着して作業しなければならず、これらマスク等を必ず準備しなければならないという問題点もあった。
【0006】
そこで、本発明は、防塵用のマスクやめがねを不要にし、良好な視界を維持しつつ作業を継続できる処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明にかかる表面清浄処理装置は、被処理物の表面に、粒状体を多数噴射して前記被処理物表面を清浄する表面清浄処理装置において、前記粒状体が、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させたものであることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る粒状体を多数噴射することにより、穂処理物表面から剥離された被膜片が飛散せずにスポンジ片と一緒に落下するため、従来のように剥離された被膜片が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片に付着した研磨材の研磨作用により被処理物表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することができる。
【0009】
このとき、スポンジ片に付着させる研磨剤には、従来から用いられている砂のほか、セラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子を用いることが望ましい。
【0010】
また、本発明にかかる表面清浄処理装置は、多数の前記粒状体を貯留する貯留手段と、空気を圧縮する圧縮手段と、前記貯留手段からの前記粒状体を前記圧縮手段により圧縮された空気により前記被処理物表面に噴射する噴射ノズルとを備えていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によれば、圧縮手段により圧縮された空気と共に、貯留手段からの粒状体が被処理物表面に噴射されるため、剥離された被膜片の飛散を防止しつつ、被処理物表面を研磨して効率よく清浄することができる。
【0012】
また、本発明にかかる表面清浄処理方法は、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る多数の粒状体を噴射して前記被処理物表面を清浄することを特徴としている。
【0013】
このような構成によれば、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る粒状体を多数噴射することにより、従来のように剥離された被膜片の飛散が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片に付着した研磨材の研磨作用により被処理物表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態について図1及び図2を参照して説明する。但し、図1は概略構成図、図2は動作説明図である。
【0015】
本実施形態における表面清浄処理装置は、図1に示すように、多数の粒状体を貯留する貯留手段としての貯留タンク1と、空気を圧縮する圧縮手段として圧縮ポンプ3と、貯留タンク1からの粒状体を圧縮ポンプ3により圧縮された空気により被処理物表面に噴射する噴射ノズル5とがひとつの筐体に装備されて構成されている。
【0016】
貯留タンク1に貯留される粒状体は、スポンジ片に研磨剤を付着させたものであり、研磨材には、砂のほか、セラミック系、ガラス系、金属系、樹脂系の微小粒子が用いられている。このとき、研磨材をスポンジ片に付着させる手法としては、例えば水分や液状の粘着剤を用いて付着させるとよい。また、スポンジ片の大きさや研磨材の材質や粒径は、被処理物の材質や、剥離する錆、酸化膜等の被膜の厚さ等に応じて選定するのが望ましい。
【0017】
そして、図2(a)に示すように、スポンジ片Sに研磨剤Bを付着させて成る粒状体Gを被処理物Tに向けて噴射すると、同図(b),(c)に示すように粒状体Gにより被処理物T表面の錆や酸化膜等の被膜が剥離される。このとき、粒状体Gが被処理物Tに噴射されると、同図(b)に示すように、粒状体Gのスポンジ片Sが偏平状態に変形し、広い面積にわたって被処理物T表面に付着するため、偏平のスポンジ片Sにより剥離された錆や酸化膜等の被膜片の飛散が抑制され、その結果、同図(c)に示すように、剥離された被膜片のほとんどが、従来のように粉塵となって飛散することなくスポンジ片Sと一緒に落下していく。
【0018】
従って、上記した実施形態によれば、従来のように剥離された被膜片が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片Sに付着した研磨材Bの研磨作用により被処理物T表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することができる。
【0019】
また、作業終了後に落下した粒状体Gを回収する場合にも、比較的大粒のスポンジ片Sを用いているため、従来の砂のような研磨材を回収するのに比べて、極めて容易に回収することができる。
【0020】
しかも、スポンジ片Sは再利用が可能であるため、一度使用した粒状体Gのスポンジ片Sであっても、何度も使用することができて非常に経済的である。
【0021】
更に、スポンジ片Sの色を用途毎に変えておけば、清浄作業に不慣れな作業者であっても、スポンジ片Sの色に基づき、清浄対象となる被処理物に応じて最適な粒状体Gを間違えることなく選択することができる。
【0022】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0023】
例えば、研磨材をスポンジ片に付着させる手法は、上記した水分や液状の粘着剤を用いるものに限られないのは勿論であり、要するにスポンジ片の内部及び表面にほぼ満遍なく付着させることができれば、どのような手法であっても構わない。
【0024】
また、スポンジ片Sは天然の海綿のほか、人工的な海綿状の合成製品であってもよい。
【0025】
更に、上記したスポンジ片Sを貯留した貯留タンク1のほかに、従来より使用されている研磨材である砂やセラミック系、ガラス系、金属系等の微小粒子等を貯留した別の貯留タンクを筐体に搭載し、切換バルブ等から成る切換手段を切換操作することにより、スポンジ片S、または、従来の微小粒子のいずれか一方を択一的に圧縮空気により噴射できるようにしても構わない。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、請求項1、3に記載の発明によれば、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る粒状体を多数噴射することにより、剥離された被膜片がスポンジ片と一緒に落下するため、従来のように剥離された被膜片が粉塵として飛散することを防止でき、しかもスポンジ片に付着した研磨材の研磨作用により被処理物表面を研磨して清浄することができ、防塵用のマスクやめがねが不要になり、良好な視界を維持しつつ作業を継続することが可能になる。
【0027】
また、請求項2に記載の発明によれば、圧縮手段により圧縮された空気と共に、貯留手段からの粒状体が被処理物表面に噴射されるため、剥離された被膜片の飛散を防止しつつ、被処理物表面を研磨して効率よく清浄することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図3】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 貯留タンク(貯留手段)
3 圧縮ポンプ(圧縮手段)
5 噴射ノズル
G 粒状体
S スポンジ片
B 研磨材
T 被処理物
Claims (3)
- 被処理物の表面に、粒状体を多数噴射して前記被処理物表面を清浄する表面清浄処理装置において、
前記粒状体が、スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させたものであることを特徴とする表面清浄処理装置。 - 多数の前記粒状体を貯留する貯留手段と、空気を圧縮する圧縮手段と、前記貯留手段からの前記粒状体を前記圧縮手段により圧縮された空気により前記被処理物表面に噴射する噴射ノズルとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の表面清浄処理装置。
- 被処理物の表面を清浄する表面清浄処理方法において、
スポンジ片の内部及び表面に微小粒径の研磨材を付着させて成る多数の粒状体を噴射して前記被処理物表面を清浄することを特徴とする表面清浄処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270899A JP2004106100A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 表面清浄処理装置及びその方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002270899A JP2004106100A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 表面清浄処理装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004106100A true JP2004106100A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32268362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002270899A Pending JP2004106100A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | 表面清浄処理装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004106100A (ja) |
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-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002270899A patent/JP2004106100A/ja active Pending
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