JP2007050071A - 粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置 - Google Patents

粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置 Download PDF

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Abstract

【課題】床面上に落下飛散して不規則に堆積した粉粒体等の堆積物を衛生的に効率よく回収する粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置を提供すること。
【解決手段】粉体又は粒体26が不規則に飛散堆積した床面49を自走車11に設けた撮像手段12で撮像し、床面49上における粉体又は粒体26の堆積密度の分布を示すマップを作成し、作成されたマップを基に自走車11の走行経路を決定し、自走車11は走行経路上を走行して走行経路における粉体又は粒体26を吸引回収するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置に係り、特に床面上に不規則に飛散堆積した粉体や粒体を効率よく吸引回収する粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置に関する。
例えば、原子力発電所の原子炉格納施設の一部であるサプレッションチェンバは鋼板製であり、鋼板の表面すなわちサプレッションチェンバの内面は、耐食性、除染性等に優れた複数の塗料を重ね塗りすることにより塗装されている。その再塗装工事は、運転開始後10年前後を目安に実施されるが、再塗装工事の事前工事として、チェンバ内面の放射線物質を含む塗膜を研削し、塗装面を粗面化して素地調整する研削・除染作業が行われる。
この研削・除染作業は従来サンドブラスト工法により実施していた。サンドブラスト工法とは、高速エアで噴射したブラスト材であるサンドを被加工物に衝突させ、その衝撃力で被加工物の表面を研削し粗面化する工法である(例えば、特許文献1参照。)。
このときの使用済みブラスト材及び研削屑はサプレッションチェンバの床面上に落下飛散して不規則に堆積する。この堆積物は吸引機の吸引ノズルを把持した作業者によって吸引回収され、サプレッションチェンバの外部に排出されていた。
特開平9−109029号公報
しかしながら、従来の粉体、粒体等の堆積物の回収方法は人手による作業のため、非効率であるばかりでなく衛生面においても問題であった。 また、前述の特許文献1の記載は、サンドブラスト工法についての記載であり、床面上に落下飛散して不規則に堆積した使用済みブラスト材及び研削屑の回収については何ら記載されていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、床面上に落下飛散して不規則に堆積した粉粒体等の堆積物を衛生的に効率よく回収する粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置
を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を自走車で吸引して回収する粉粒体回収方法において、前記自走車に設けられた撮像手段で前記床面を撮像する工程と、撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成する工程と、作成された前記マップの中で、前記粉体又は粒体の堆積密度の高い位置から順に前記粉体又は粒体を吸引する回収工程と、によって前記粉体又は粒体を自動回収する粉粒体回収方法を提供するものである。
請求項1に記載の発明によれば、粉体又は粒体が不規則に飛散堆積した床面を自走車に設けた撮像手段で撮像し、床面上における粉体又は粒体の堆積密度の分布を示すマップを作成し、堆積密度の高い位置から順に粉体又は粒体を自走車で吸引回収するので、衛生的に効率よく堆積物を回収することができる。
請求項2に記載の発明は、床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を自走車で吸引して回収する粉粒体回収方法において、前記自走車に設けられた撮像手段で前記床面を撮像する工程と、撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成する工程と、作成された前記マップを基に、予め前記自走車の走行軌跡を作成する工程と、作成された前記走行軌跡に従って前記自走車を走行させ、走行経路における前記粉体又は粒体を吸引する回収工程と、によって前記粉体又は粒体を自動回収する粉粒体回収方法を提供するものである。
請求項2に記載の発明によれば、粉体又は粒体が不規則に飛散堆積した床面を自走車に設けた撮像手段で撮像し、床面上における粉体又は粒体の堆積密度の分布を示すマップを作成し、作成されたマップを基に自走車の走行軌跡を作成する。自走車は走行軌跡上を走行し、走行経路における粉体又は粒体を吸引回収する。このため、粉体又は粒体を最も効率よく回収することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記粉体又は粒体が、構造物の表面をブラスト加工する研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、回収する粉体又は粒体が単価の高いスポンジ片状のブラスト媒体であるから、回収効率に優れた本発明は特に効果的である。
請求項4に記載の発明は、床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を回収する粉粒体回収装置において、動力によって走行する自走車と、前記粉体又は粒体を吸引する吸引機と、前記吸引機とホースで接続されたリサイクル分離機と、前記自走車に取り付けられ、前記吸引機とホースで接続された吸引ノズルと、前記自走車に取り付けられ、前記床面を撮像する撮像手段と、撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成するデータ処理手段と、前記マップを基に前記自走車の走行経路を決定し、該走行経路に沿って前記自走車を走行させて、走行経路上の前記粉体又は粒体を前記吸引ノズルで吸引させる制御部と、を有し、前記粉体又は粒体を自動回収し、回収した粉体又は粒体を前記リサイクル分離機にて分別して再利用可能としたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、粉体又は粒体が不規則に飛散堆積した床面を自走車に設けた撮像手段で撮像し、床面上における粉体又は粒体の堆積密度の分布を示すマップを作成し、作成されたマップを基に自走車の走行経路を決定する。自走車は走行経路上を走行し、走行経路における粉体又は粒体を吸引回収する。また、回収した粉体又は粒体をリサイクル分離機にて分別する。このため、粉体又は粒体を衛生的に効率よく自動回収し再利用することができ経済的である。
請求項5に記載の発明は、床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を回収する粉粒体回収装置において、前記粉体又は粒体を吸引し収容する吸引タンク、該吸引タンクに接続された吸引ノズル、前記床面を撮像する撮像手段、及びバッテリーを搭載した自走車と、撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成するデータ処理手段と、前記マップを基に前記自走車の走行経路を決定し、該走行経路に沿って前記自走車を走行させて、走行経路上の前記粉体又は粒体を前記吸引ノズルで吸引させて前記吸引タンク内に回収させる制御部と、を有し、前記粉体又は粒体を自動回収することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、自走車は粉体又は粒体を吸引し収容する吸引タンク、吸引タンクに接続された吸引ノズル、床面を撮像する撮像手段、及びバッテリーを搭載しているので、太いホースを引きずること無しに床面上を自由に走行して粉体又は粒体を自動回収することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5の発明において、前記制御部は、前記粉体又は粒体の堆積密度の高い位置から順に前記粉体又は粒体を吸引するように前記自走車の走行経路を決定することを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、粉体又は粒体が不規則に飛散堆積した床面を自走車に設けた撮像手段で撮像し、床面上における粉体又は粒体の堆積密度の分布を示すマップを作成し、堆積密度の高い位置から順に粉体又は粒体を回収するように自走車の走行経路を決定するので、衛生的に効率よく堆積物を自動回収することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4、5、又は6のうちいずれか1項に記載の発明において、前記粉体又は粒体が、構造物の表面をブラスト加工する研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、回収する粉体又は粒体が単価の高いスポンジ片状のブラスト媒体であるから、回収効率に優れた本発明は特に効果的である。
本発明に係る粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置によれば、床面上に落下飛散して不規則に堆積した粉粒体等の堆積物を衛生的に効率よく回収することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係る粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置の好ましい実施の形態について詳説する。尚、各図において同一部材には同一の番号または記号を付している。
また、本実施の形態では、回収対象としての粉粒体が、構造物の表面をブラスト加工する研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体の場合を例にして説明する。
最初に、ブラスト材としてスポンジ片状のブラスト媒体を用いるスポンジブラスト装置によるスポンジブラスト工法について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、スポンジブラスト装置20の基本構成を示した説明図である。この工法で使用するブラスト材としてのブラスト媒体26は、図2に示すように用途に応じて異なる材質(スチールグリット、アルミナ、スターライト、ユリア樹脂等)の研削材(ユニア樹脂の場合には研掃材ともいう)をスポンジ片(多孔質弾性体)24に固着させたものであり、このブラスト媒体26を高圧エアによって塗膜28に噴射し、塗膜28を研削するとともに塗装面30を粗面化して素地調整を行う工法である。
また、例えば原子力発電所の原子炉格納施設の一部であるサプレッションチェンバ内に設けられたベント管のように塗膜28が放射線により汚染されている場合には、ブラスト媒体26によって塗装面30を除染することができる。
スポンジブラスト工法によれば、図2(A)の如くブラスト媒体26が塗膜28に衝突すると、図2(B)の如くブラスト媒体26が偏平になり、混入した研削材22、22…が塗膜28に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、図2(C)の如く塗膜28を研削することができる。
また、通常では空中に漂うことになる粉塵32、32…がスポンジ片24の中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散も防止することができる。また、反発力もスポンジ片24によって吸収されるため、ブラスト媒体26の跳ね返りも抑制できる。
スポンジブラスト装置20は図1の如く、スポンジブラスト供給装置34、コンプレッサ36、ノズル38、吸引機40、リサイクル分離機42及びホッパ44から構成されている。
スポンジブラスト供給装置34には、コンプレッサ36から高圧エアが供給されるとともに、ホッパ44からブラスト媒体26(図2参照)が供給される。このブラスト媒体26は、コンプレッサ36からの高圧エアによりホース46を介してエア搬送されてノズル38の先端から対象物48に向けて高速で噴射される。そして、使用済みのブラスト媒体26は、粉塵32、32…(図2(C)参照)を取り込んだ状態でそのまま落下し、その落下位置近傍に設置された吸引ノズル50から吸引機40に吸引され、リサイクル分離機42に送り込まれる。
リサイクル分離機42は、篩の目のサイズが大、中の2つの篩52、54が加振機56上に積み重ねられて構成される。ブラスト媒体26は、まず、目のサイズが大の篩52に送り込まれ、加振機56のバイブレータによって篩52が加振されることにより、ここで大サイズのブラスト媒体26が選別されて篩52から取り出される。また、篩52を通過したブラスト媒体26は篩54に落下し、同じくバイブレータによって加振されている篩54によって中サイズのブラスト媒体26が選別されて取り出される。
篩52、54から取り去れた大、中サイズのブラスト媒体26は、そのまま使用できるためホッパ44に搬送される。また、篩54を通過した細かいブラスト媒体26は、再使用不能のため容器58に溜められて廃棄される。なお、再使用可能なブラスト媒体26は、全体の約90%である。以上がスポンジブラスト装置20の基本構成である。
次に、使用済みのブラスト媒体26を回収する本発明の粉粒体回収装置について説明する。図3は粉粒体回収装置の構成を表す概念図である。粉粒体回収装置10は、バッテリー13を搭載して指令どおりの経路を走行可能な自走車11、自走車11に取り付けられた吸引ノズル50、自走車11に搭載された撮像手段12、吸引機40、吸引機40と吸引ノズル50とを接続するフレキシブルなホース51、吸引回収した粉粒体であるブラスト媒体26を分別するリサイクル分離機42、データ処理手段18、制御部19等で構成されている。
吸引ノズル50は、図3に示すように、自走車11の前面に突出して設けてもよいが、自走車11のボデイの下面に設けてもよい。自走車11の前面に突出して設けた場合は、床面49の角部の吸引が容易であり、自走車11のボデイの下面に設けた場合は、吸引力のハンドル操作への影響が少なく、スムーズな走行ができる。
撮像手段12は、360度視野カメラ12Aとカメラ回路部14とからなっている。360度視野カメラ12Aは超広角魚眼レンズを組み込んだCCDカメラで、水平視野角が360度、垂直視野角が90度の撮影が可能であり、床面49全面を撮像することができる。
データ処理手段18は、画像処理部18A,演算回路部18B、及びメモリ18Cからなり、撮像手段12で撮像した床面49の撮像データを画像処理部18Aで画像処理してメモリ18Cに記憶させ、演算回路部18Bでブラスト媒体26の堆積密度の分布を示すマップを作成する。
制御部19は、作成されたブラスト媒体26の堆積密度の分布を示すマップのデータを基に、自走車11の走行経路を決定し、走行経路に沿って自走車11を走行させる。また、自走車11、データ処理手段18、及び制御部19には夫々図示しない発信機及び受信機が設けられており、自走車11とデータ処理手段18との間、及び自走車11と制御部19との間は夫々無線で信号の授受が行われるようになっている。
次に、前述のように構成された粉粒体回収装置10を用いた粉粒体回収方法について説明する。図4は、粉粒体回収方法の工程の流れを表すフローチャートである。最初に制御部19の指令によって、自走車11を所定の原点位置に所定の姿勢で停止させる。所定の原点位置としては床面49の中央付近が好ましい。
次に、自走車11に搭載した撮像手段12の360度視野カメラ12Aによって床面49を撮像する。撮像データはカメラ回路部14で信号処理されてデータ処理手段18に無線で送信される(ステップS1)。
撮像データを受信したデータ処理手段18では、このデータを画像処理部18Aで画像処理し、例えば2値化データとしてメモリ18Cに記憶させる。図5は、このように画像処理された2値化画像を表したものである。この2値化画像によってブラスト媒体26の床面49上の堆積状況が把握できる。演算回路部18Bでは、この2値化画像データを基にブラスト媒体26の堆積密度の分布を示すマップを作成する(ステップS2)。
このブラスト媒体26の堆積密度の分布を示すマップのデータは制御部19に送られる。制御部19は堆積密度の分布を示すマップのデータを基に、自走車11の走行経路を決定し、予め走行軌跡を作成する(ステップS3)。
走行経路は、例えばブラスト媒体26の堆積密度の高い順にブラスト媒体26を吸引回収するように決定し、走行軌跡を作成する。このように、堆積密度の高い順にブラスト媒体26を吸引回収するように走行軌跡を作成した場合は、回収したブラスト媒体26のリサイクル再利用に供することができる量を短時間で確保することができる。
あるいは、ブラスト媒体26の堆積密度の低い順にブラスト媒体26を吸引回収するように決定し、走行軌跡を作成してもよい。堆積密度の低い順にブラスト媒体26を吸引回収するように走行軌跡を作成した場合は、自走車11の車輪でブラスト媒体26を踏み潰すことが少なく、回収したブラスト媒体26のリサイクル再利用に供することができる割合が高まる。
次に、制御部19は作成した走行軌跡に従って自走車11を走行させ、走行経路上のブラスト媒体26を吸引ノズル50で吸引回収し、吸引機40からリサイクル分離機42に送り込む。リサイクル分離機42では、送り込まれたブラスト媒体26を分別処理し、再利用可能なブラスト媒体26をスポンジブラスト装置20のホッパ44に供給する(ステップS4)。以上が粉粒体回収装置10を用いた粉粒体回収方法である。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。図6は、別の実施形態に係わる粉粒体回収装置10Aの構成を表す概念図である。粉粒体回収装置10Aは、バッテリー13を搭載して指令どおりの経路を走行可能な自走車11A、自走車11Aに取り付けられた吸引タンク40A及び吸引タンク40Aに接続された吸引ノズル50、自走車11に搭載された撮像手段12、データ処理手段18、制御部19等で構成されている。
粉粒体回収装置10Aの前述した粉粒体回収装置10との相違点は、自走車11Aが吸引タンク40Aを搭載していることである。吸引タンク40Aは、小型の吸引機と収容タンクとからなり、粉粒体であるブラスト媒体26を吸引して収容する。このため外部の吸引機40が必要なく、外部の吸引機40と自走車11とを接続するフレキシブルなホース51も必要ない。なお、その他の部材は前述した粉粒体回収装置10と共通であるため、説明は省略する。
粉粒体回収装置10Aはこのように構成されているため、自走車11Aが床面49上を自由に走行して粉粒体であるブラスト媒体26を吸引し、収容タンクに回収することができる。
以上説明したように、本発明の粉粒体回収方法及び粉粒体回収装置によれば、粉体又は粒体が不規則に飛散堆積した床面を自走車に設けた撮像手段で撮像し、床面上における粉体又は粒体の堆積密度の分布を示すマップを作成し、作成されたマップを基に自走車の走行経路を決定して走行軌跡を作成する。自走車は走行軌跡に沿った走行経路上を走行し、走行経路における粉体又は粒体を吸引回収する。このため、粉体又は粒体を衛生的に効率よく自動回収することができる。
なお、前述した実施の形態では、粉粒体をスポンジブラスト装置20の使用済みブラスト媒体26を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、種々の粉体や粒体の回収に用いてもブラスト媒体26の場合と同様の効果を得ることができる。
また、撮像手段12として360度視野カメラ12Aを用いたが、通常のカメラを回転させて画像を取り込むようにしてもよい。また、自走車11はバッテリー13を搭載した自走車11で説明したが、電力線を引き回してもよく、更に、自走車11とデータ処理手段18との間、及び自走車11と制御部19との間の信号の授受を無線としたが、信号線を引き回すようにしてもよい。
スポンジブラスト装置の基本構成を示した説明図 スポンジブラストのメカニズムを説明した図 本発明の実施の形態に係わる粉粒体回収装置の構成を説明する概念図 本発明の実施の形態に係わる粉粒体回収方法を説明するフローチャート 撮像画像の2値化画像を表す概念図 本発明の別の実施形態に係わる粉粒体回収装置の構成を説明する概念図
符号の説明
10・10A…粉粒体回収装置、11・11A…自走車、12…撮像手段、12A…360度視野カメラ、18…データ処理手段、19…制御部、22…研削材、24…スポンジ片(多孔質弾性体)、26…ブラスト媒体(粉粒体、粉体又は粒体)、40…吸引機、40A…吸引タンク、42…リサイクル分離機、50…吸引ノズル、51…ホース

Claims (7)

  1. 床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を自走車で吸引して回収する粉粒体回収方法において、
    前記自走車に設けられた撮像手段で前記床面を撮像する工程と、
    撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成する工程と、
    作成された前記マップの中で、前記粉体又は粒体の堆積密度の高い位置から順に前記粉体又は粒体を吸引する回収工程と、
    によって前記粉体又は粒体を自動回収する粉粒体回収方法。
  2. 床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を自走車で吸引して回収する粉粒体回収方法において、
    前記自走車に設けられた撮像手段で前記床面を撮像する工程と、
    撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成する工程と、
    作成された前記マップを基に、予め前記自走車の走行軌跡を作成する工程と、
    作成された前記走行軌跡に従って前記自走車を走行させ、走行経路における前記粉体又は粒体を吸引する回収工程と、
    によって前記粉体又は粒体を自動回収する粉粒体回収方法。
  3. 前記粉体又は粒体が、構造物の表面をブラスト加工する研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉粒体回収方法。
  4. 床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を回収する粉粒体回収装置において、
    動力によって走行する自走車と、
    前記粉体又は粒体を吸引する吸引機と、
    前記吸引機とホースで接続されたリサイクル分離機と、
    前記自走車に取り付けられ、前記吸引機とホースで接続された吸引ノズルと、
    前記自走車に取り付けられ、前記床面を撮像する撮像手段と、
    撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成するデータ処理手段と、
    前記マップを基に前記自走車の走行経路を決定し、該走行経路に沿って前記自走車を走行させて、走行経路上の前記粉体又は粒体を前記吸引ノズルで吸引させる制御部と、を有し、
    前記粉体又は粒体を自動回収し、回収した粉体又は粒体を前記リサイクル分離機にて分別して再利用可能としたことを特徴とする粉粒体回収装置。
  5. 床面上に不規則に飛散堆積した粉体又は粒体を回収する粉粒体回収装置において、
    前記粉体又は粒体を吸引し収容する吸引タンク、該吸引タンクに接続された吸引ノズル、前記床面を撮像する撮像手段、及びバッテリーを搭載した自走車と、
    撮像された画像データを画像処理し、前記粉体又は粒体の前記床面上における堆積密度の分布を示すマップを作成するデータ処理手段と、
    前記マップを基に前記自走車の走行経路を決定し、該走行経路に沿って前記自走車を走行させて、走行経路上の前記粉体又は粒体を前記吸引ノズルで吸引させて前記吸引タンク内に回収させる制御部と、を有し、
    前記粉体又は粒体を自動回収することを特徴とする粉粒体回収装置。
  6. 前記制御部は、前記粉体又は粒体の堆積密度の高い位置から順に前記粉体又は粒体を吸引するように前記自走車の走行経路を決定することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の粉粒体回収装置。
  7. 前記粉体又は粒体が、構造物の表面をブラスト加工する研削材が多孔質弾性体内に包含されたスポンジ片状のブラスト媒体であることを特徴とする請求項4、5、又は6のうちいずれか1項に記載の粉粒体回収装置。
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