JP2003154291A - 慣性分級装置 - Google Patents

慣性分級装置

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JP2003154291A
JP2003154291A JP2001359304A JP2001359304A JP2003154291A JP 2003154291 A JP2003154291 A JP 2003154291A JP 2001359304 A JP2001359304 A JP 2001359304A JP 2001359304 A JP2001359304 A JP 2001359304A JP 2003154291 A JP2003154291 A JP 2003154291A
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belt
fine powder
air
powder
granular material
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JP2001359304A
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Inventor
Yasutsugu Matsukawa
安次 松川
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JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生処理後の粉粒体を分級しながら該粉粒体
の粒子表面に静電気的に付着している微粉を効率的に除
去できる慣性分級装置を提供する。 【解決手段】 ベルトコンベヤ1の走行経路の先端部近
くに、該先端部から放出される粉粒体Mにエアージェッ
トを吹き付けて粉粒体Mの粒子径に応じて粉粒体Mの飛
行経路を曲げる空気流分断用空気ノズル4が設けられ
る。粉粒体放出後のベルト10面に向けてエアーを吹き
付けて該ベルト面上に静電気的に付着している微粉Nを
除去する微粉除去用空気ノズル5と、その除去された微
粉を吸引する集塵ダクト6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳物砂等の粒粒体
を分級する慣性分級装置に係り、より詳しくは粉粒体表
面に静電気的に付着している微粉を効率的に除去できる
ようにした慣性分級装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物砂等の粉粒体の慣性分級装置として
は、たとえば、先に本出願人により提案した図2に示す
ごとき慣性分級装置がある(特開2000−24617
9号公報)。その慣性分級装置は、ベルトコンベヤ1、
粉粒体の定量供給部2、ベルトコンベヤ1の先端部側に
設置した粉粒体回収部3、及びベルトコンベヤ1の先端
部近傍に設けた空気ノズル4を備えている。かくして、
予め再生処理された鋳物砂等の粉粒体Mが、定量供給部
2からベルトコンベヤ1の上にそのベルト幅方向に均一
に投入される。ベルトコンベヤ1の走行によってその放
出側に運ばれた粉粒体Mはその走行経路の先端部から空
中に放出される。その放出直後の粉粒体Mは空気ノズル
4からエアージェットを吹き付けられ、これにより粉粒
体Mの粒子の飛行経路に同伴する空気流が分断され、粉
粒体Mの粒子の質量に応じて飛行経路が曲げられて粉粒
体回収部3に分級回収される。
【0003】対象の粉粒体Mである鋳物砂は、上記のよ
うに分級される前に、予め再生処理により砂粒表面に付
着している粘結材等付着物の除去が行われるが、その付
着物は、ほとんどの場合、化学的あるいは物理的に比較
的に堅固に付着しているため、研磨処理によって削除さ
れる。この研磨処理による再生処理法については、すで
に多くの方法が実用化されている。再生処理により砂粒
表面に付着している微粉が砂粒表面から引き離される
と、静電気の特性により、砂粒は正に、付着物は微粉と
なって負に帯電する(場合によっては、極性が反転する
ことがある。)。このため、一旦剥離された微粉は、砂
粒表面に静電気的に付着する。従来、この種微粉の除去
に際しては、空気を吹き込んで粉粒体を流動化させ、空
気の流れによって微粉を砂粒表面から除去する流動層式
微粉除去装置が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる流動
層式微粉除去装置が微粉除去のために使用している流動
層では攪拌状態が比較的緩やかなため、砂粒表面から微
粉が十分に除去されにくく、また砂粒表面から一旦剥離
しても静電気により再付着するため、砂粒表面に静電気
的に付着した微粉を除去することは容易ではなかった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題を解決
するためになされたものであり、再生処理後の粉粒体を
分級しながら該粉粒体の粒子表面に静電気的に付着して
いる微粉の除去が容易にかつ効率的に行なえる慣性分級
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の慣性分級装置
は、再生処理されて表面に微粉を静電気的に付着した粉
粒体が、ベルトコンベヤのベルト上に投入され、該ベル
トコンベヤの走行によってその走行経路の先端部から空
中に放出され、粉粒体の粒径による飛行距離の違いを利
用して分級が行われるようにした、慣性分級装置におい
て、前記ベルトが前記粉粒体との摩擦で帯電する材質か
らなり、前記粉粒体放出後のベルト面に向けてエアーを
吹き付けて該ベルト面上に静電気的に付着している微粉
を除去する微粉除去用空気ノズルと、その除去された微
粉を吸引する集塵ダクトとを備えていることに特徴を有
するものである。
【0007】この場合において、前記ベルトコンベヤの
走行経路の先端部近くに空気流分断用空気ノズルを設置
し、この空気ノズルから吹き出されるエアージェットに
より粉粒体の粒子の飛行経路に同伴する空気流を分断
し、粒子径に応じて方向変換させて分級することもでき
る。
【0008】
【作用】上記構成の慣性分級装置によれば、再生処理さ
れて表面に微粉が静電気的に付着している粉粒体が高速
度で走行しているベルトコンベヤのベルト上に投入され
ると、ベルトと粉粒体は著しく摩擦して両者は帯電す
る。このとき、ベルトの材質を帯電列中の位置関係にお
いて粉粒体の材質から遠い材質のものにしておくと、粉
粒体及び微粉と、ベルトの両者は正負に強く帯電し、粉
粒体及び微粉はベルトに静電気的に付着するが、粉粒体
は、ベルト先端部の放出点まで運ばれてくると、慣性力
によって、そのまま空中に放出されて分級され、一方、
微粉は、慣性力より静電気の力の方が大きいので、ベル
トに付着したまま微粉除去用空気ノズルの位置まで運ば
れる。当該位置では、微粉が、微粉除去用空気ノズルか
ら吹き出されるエアーでベルトから吹き飛ばされ、集塵
ダクトに吸引される。このように粉粒体表面に静電気的
に付着した微粉は、それとは逆の電位に帯電したベルト
に吸着されて、効果的に除去される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面に
基づき説明する。図1は慣性分級装置の側面図である。
【0010】本発明の慣性分級装置はベルトコンベヤ
1、粉粒体の定量供給部2、粉粒体回収部3、及び空気
流分断用空気ノズル4を備えることは、図2に示す慣性
分級装置と同じである。図2に示す慣性分級装置と相違
するところは、更に、微粉除去用空気ノズル5と集塵ダ
クト6を備える点である。
【0011】微粉除去用空気ノズル5は、ベルトコンベ
ヤ1のベルト10の下側(戻り側)のベルト面、即ち粉
粒体放出後のベルト面に向けてエアーを吹き付けるよう
に設置されている。一方、集塵ダクト6は、微粉除去用
空気ノズル5からのエアー吹き付けによりベルト10面
から除去される微粉を吸引するようにベルトコンベヤ1
の下側に設置され、集塵機(図示せず)に導通されてい
る。
【0012】しかるときは、研磨により再生処理されて
表面に微粉Nを静電気的に付着した鋳物砂等粉粒体Mが
定量供給部2から高速度でX方向に走行しているベルト
コンベヤ1のベルト10上に投入される。すると、ベル
ト10と粉粒体Mは著しく摩擦して両者は帯電する。こ
のとき、ベルト10の材質を、帯電列中の位置関係にお
いて鋳物砂である粉粒体Mから遠い材質のもの、例えば
ポリエステルにすると、ベルト10は負、粉粒体Mとこ
の表面に付着の微粉Nは正に強く帯電し、粉粒体Mと微
粉Nはベルト10に静電気的に付着する。粉粒体Mは、
ベルト10上の先端部である放出点にまで運ばれてくる
と、慣性力によって、そのまま前方に放出され、放出直
後の粉粒体Mは空気ノズル4からエアージェットを吹き
付けられることにより粉粒体Mの粒子の質量に応じて飛
行経路が曲げられて粉粒体回収部3に分級回収される
が、微粉Nは、慣性力より静電気の力の方が大きいの
で、ベルト10に付着したまま微粉除去用空気ノズル5
の位置まで運ばれる。すると、微粉Nは微粉除去用空気
ノズル5から吹き出されるエアーでベルト10から吹き
飛ばされ、集塵ダクト6に吸引されて集塵機に捕捉され
る。
【0013】以上のように、再生処理後の粉粒体Mの表
面に静電気的に付着した微粉Nは、それとは逆の電位に
帯電したベルト10に吸着されて、効果的に除去される
ので、従来の流動層式微粉除去装置と比較して、非常に
高い清浄度が得られる。ベルト10に付着した微粉Nは
微粉除去用空気ノズル5でベルト10から確実に除去さ
れるので、ベルト10上に微粉Nが蓄積するようなこと
もない。粉粒体Mの投入時又は微粉除去用空気ノズル5
からエアーを吹き付ける際に、イオン化した空気又は加
湿した空気W(湿度60〜95%)で除電すれば、更に
微粉除去効果が向上する。
【0014】ベルトコンベヤ1のベルト10の材質は、
帯電列中の位置関係において、砂粒と離れた位置関係に
あって帯電量を大きくするポリエステルに限定されるも
のではなく、それ以外に、砂粒と離れた位置関係にあ
る、例えば、ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ四弗素化エチレン等
であってもよい。
【0015】上記実施例のように、ベルトコンベヤ1の
走行経路の先端部近くに空気流分断用空気ノズル4を設
置し、この空気ノズル4から吹き出されるエアージェッ
トにより粉粒体Mの粒子の飛行経路に同伴する空気流を
分断し、粒子径に応じて方向変換させて分級すること
が、含有比率の多い粒子(ピーク粒子)の飛行経路に同
伴する空気の流れによる影響が他の粒径の粒子の飛行経
路に及びにくくなり、それぞれの粒径の粒子に各粒径に
応じた正しい飛行軌跡を描かせて分離効率を向上させる
ことができる点で好ましい。しかし、本発明は、必ずし
も、そのような空気流分断用空気ノズル4を設置した慣
性分級装置に限られず、空気流分断用空気ノズル4を設
置せずして、ベルトコンベヤ1のベルト10上に投入さ
れた粉粒体Mを該ベルトコンベヤの走行によってその走
行経路の先端部から空中に放出し、粉粒体Mの粒径によ
る飛行距離の違いを利用して分級を行なうようにした、
慣性分級装置にも同様に適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生処理後の粉粒体を分級しながら該粉粒体の表面に静
電気的に付着した微粉を容易にかつ効率的に除去できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の慣性分級装置の側面図である。
【図2】従来例の慣性分級装置の側面図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ 2 定量供給部 3 粉粒体回収部 4 空気流分断用空気ノズル 5 微粉除去用空気ノズル 6 集塵ダクト 10 ベルト M 粉粒体 N 微粉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生処理されて表面に微粉を静電気的に
    付着した粉粒体が、ベルトコンベヤのベルト上に投入さ
    れ、該ベルトコンベヤの走行によってその走行経路の先
    端部から空中に放出され、粉粒体の粒径による飛行距離
    の違いを利用して分級が行われるようにした、慣性分級
    装置において、 前記ベルトが前記粉粒体との摩擦で帯電する材質からな
    り、前記粉粒体放出後のベルト面に向けてエアーを吹き
    付けて該ベルト面上に静電気的に付着している微粉を除
    去する微粉除去用空気ノズルと、その除去された微粉を
    吸引する集塵ダクトとを備えていることを特徴とする、
    慣性分級装置。
  2. 【請求項2】 再生処理されて表面に微粉を静電気的に
    付着した粉粒体が、ベルトコンベヤのベルト上に投入さ
    れ、該ベルトコンベヤの走行によってその走行経路の先
    端部から空中に放出されるとともに、前記ベルトコンベ
    ヤの走行経路の先端部近くに設置した空気流分断用空気
    ノズルからのエアージェットにより粉粒体の粒子の飛行
    経路に同伴する空気流が分断され、粒子径に応じて方向
    変換されるようにした、慣性分級装置において、 前記ベルトが前記粉粒体との摩擦で帯電する材質からな
    り、前記粉粒体放出後のベルト面に向けてエアーを吹き
    付けて該ベルト面上に静電気的に付着している微粉を除
    去する微粉除去用空気ノズルと、その除去された微粉を
    吸引する集塵ダクトとを備えていることを特徴とする、
    慣性分級装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014732A (ja) * 2012-07-05 2014-01-30 Shibaura Institute Of Technology 静電選別装置
JP2017155354A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 セイコーエプソン株式会社 古紙処理装置、古紙処理方法、シート製造装置
WO2017150185A1 (ja) * 2016-03-01 2017-09-08 セイコーエプソン株式会社 古紙処理装置、古紙処理方法、シート製造装置
JP2018506425A (ja) * 2015-02-13 2018-03-08 セパレーション テクノロジーズ エルエルシー ベルトタイプセパレータデバイスのための縁空気ノズル
JP2019076870A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 セイコーエプソン株式会社 分別装置およびシート製造装置

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