JPH0780389A - 粉体コーティング運転における微細粉体粒子の制御及び使用のための装置及び方法 - Google Patents

粉体コーティング運転における微細粉体粒子の制御及び使用のための装置及び方法

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JPH0780389A
JPH0780389A JP6176784A JP17678494A JPH0780389A JP H0780389 A JPH0780389 A JP H0780389A JP 6176784 A JP6176784 A JP 6176784A JP 17678494 A JP17678494 A JP 17678494A JP H0780389 A JPH0780389 A JP H0780389A
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spray
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Harry J Lader
ジェー. ラダー ハリイ
William R Rehman
アール. レーマン ウィリアム
Gerald W Crum
ダヴリュ. クラム ゲラルド
Richard C Morgan
シー. モルガン リチャード
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Nordson Corp
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    • B05D1/02Processes for applying liquids or other fluent materials performed by spraying
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    • B05B14/10Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material the excess material being particulate
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 粉体コーティング・システム内で微細粒子を
使用し制御する装置及び方法。 【構成】 微細粒子をスプレ装置に戻して、部品にスプ
レする。微細粒子は、部品への塗布によって連続的にシ
ステムから取り除かれ、これによって微細粒の蓄積が防
止される。微細粒子は特別構成のスプレ・ガンを介して
スプレされ、これによって微細粉体材料スプレの特別な
利点を得ることができる。微細粒子の蓄積前に微細粉体
粒子をシステムから取り除くことによって、本発明は種
々の観点から粉体コーティング運転を改良することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体スプレ・ブース内
において空気で搬送される固体粒子状の粉体材料を粉体
スプレ・ガンからワークピースに向けてスプレする粉体
コーティング・システムに関する。特に、本発明は静電
粉体コーティング運転において微細な粒子状の粉体材料
を制御及び使用するシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体スプレ・ブース内において、空気で
搬送される固体粒子状の粉体材料を静電粉体スプレ・ガ
ンからワークピースに向けてスプレする粉体スプレ・シ
ステムは、何年も前から使用されて来ている。このよう
な粉体スプレ・システムは従来、オーバースプレされた
材料を収集してそれを再使用している。このリサイクル
・システムは、オーバースプレされた粉体コーティング
材料を粉体コーティング・ブースから収集器内に吸引す
るファンを有する。この収集器は一組のカートリッジ・
フィルタか、またはサイクロン形の回収システムから構
成され、前者のカートリッジ・フィルタは、空気から実
質的にすべての粉体を分離してその分離した粉体をスプ
レ・ガンに戻し、後者のサイクロン形の回収システムは
基本的には空気から中間サイズの粉体粒子及び大径サイ
ズの粉体粒子を取り出し、それらの粒子をスプレ・ガン
に戻す。サイクロン・システムにあっては、サイクロン
内で空気から分離されない微細粒子は、下流側の一組の
フィルタ・カートリッジ又はフィルタ・バッグで補足さ
れ、この補足された微細粒は通常廃棄される。
【0003】これらのシステムで使用される典型的な粉
体コーティングは、サイズ、即ち大きさがサブミクロン
〜200ミクロン(μ)の粒子を含む。粉体コーティン
グ材料のスプレ及びリサイクル・システム、特にサイク
ロン形の回収システムに対立するものとしてカートリッ
ジ・フィルタ形の収集器を使用するスプレ及びリサイク
ル・システムは、過剰な微細粒子又は「微細粒」の蓄積
の問題がしばしば存在する。この微細粒は一般に平均径
が10μ以下の粒子として定義される。また微細粒は、
或る粉体コーティング材料について相対的な意味で所与
の粒子径の分布における小径の粒子として定義すること
もできる。
【0004】微細粉体粒子がシステム中に蓄積する理由
に関する理論がいくつか唱えられている。一つの理論は
次の通りである。即ち粒子がガンからコーティングすべ
き物品に向けてスプレされると、重い粒子は運動量が大
きいので、物品又はその物品の周囲領域に容易に到達す
るが、しかしながら微細粒子は運動量が小さいので、ス
プレ・ブース内の空気流から離れるのが困難である。別
の説は次の通りである。即ち、粒子への帯電イオンの見
かけ上の吸引力は、大径粒子の方が小径粒子よりも大き
いので、微細粒子よりも粗大粒子の方が帯電し易い。こ
の為、大径粒子の電荷が大きくなるので、大径粒子はよ
り大きな力でコーティングすべき部品に引き付けられ
る。また、微細粒子の蓄積の要因は表面反発作用である
とも考えられている。即ち、低運動量および低電荷の微
細粒子がたとえ部品の近傍に到達できたとしても、大径
粒子と小径粒子とは同一極性に帯電されているので、微
細粒子は部品に既に付着している大径粒子によって反発
される可能性が高い。従って、大径の帯電粒子はコーテ
ィングすべき物品の電気的接地表面に引き付けられる
が、微細粒子は、小径粒子と同一極性に帯電された物品
表面上の大径粒子によって反発される可能性が非常に高
くなる。
【0005】上述の種々の要因や多分その他の要因の為
に、微細粒子は、大径粒子と同一の頻度では部品に付着
せず、スプレ・ブースの空気流に乗って収集システム内
に運ばれる。サイクロン形の収集システムの場合には、
微細粒の多くはサイクロン内で空気から分離されず、最
終瀘過システムに達し、ここで、廃棄され(即ち、捨て
られ)、これによってシステムから取り除かれる。ま
た、カートリッジ・フィルタ形の収集システムの場合に
は、微細粒は、他の回収された粉体と共に空気から分離
される。サイクロン形の回収システム又はカートリッジ
形の回収システムから戻された微細粒は、その後再びス
プレ・ガンからスプレされ、ここで上述の要因が再び作
用することになり、この結果、微細粒子は、ほとんど部
品には付着せず、回収システムに収集される。こうし
て、特にカートリッジ・フィルタ形の回収システムの場
合には、微細粒子はシステム内にずっと蓄積されてしま
う。
【0006】微細粒子が粉体コーティング・システム内
に蓄積すると、種々の悪影響が生ずる。詳述すると、微
細粒子の濃度が高くなり過ぎると、コーティング被膜の
厚さが低下し、また、供給および再生利用ホッパー内の
流動化が低下し、またポンプや供給ラインやガン内に微
細粒子の塊状集積物が過剰に発生し(即ち、閉鎖が発生
し)、また微細粒子による目詰りによってフィルタやふ
るいの効率が低下し、またガンやブース表面への粉体付
着が増大してしまう。微細粒子がブース表面に特に引き
付けられてしまう理由の一つは、ファンデルワールス力
である。このファンデルワールス力は小さな粒子をブー
ス壁のような大質量の大きな物質の方へ引き付ける力で
ある。ブース壁への粉体の付着量が増大すると、粉体コ
ーティングの色を変える時のブースの洗浄が困難になる
と共に多大な時間を要することになる。また、微細粒子
によってフィルタの目詰りが生ずるので、フィルタを頻
繁に交換しなければならず、この為、効率が低下し、時
間の無駄が発生し、コストアップを招来する。
【0007】粉体コーティングのユーザーのなかには、
カートリッジ・フィルタ形の回収システムを具備したシ
ステムから微細粒を除去する為に、微細粒の濃度が過度
になった時にシステム内の粉体を全部投棄してしまう人
もいる。サイクロン形の回収システムでは、微細粒は連
続的に少しづつ投棄され、これによってシステム内の微
細粒濃度を低下させる。しかしながら、いずれのタイプ
の回収システムにあっても、微細粒は、しばしば廃棄さ
れるので、効率的な使用が行われない。
【0008】全粉体をシステムから定期的に投棄するこ
と、又はサイクロン・システムの微細粒を連続的に投棄
することを回避する為に、粉体コーティングのユーザー
によっては、微細粒を粉体コーティング材料製造メーカ
ーに送り返して再処理を依頼したり、又は粉体コーティ
ング材料製造メーカーに、粉体の出荷前に微細粒を予め
除去することを依頼したりしている。しかしながら、こ
のような方法は、粉体コーティング材料のコストの上昇
をもたらすことになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉体コーティ
ング・システムにおいて微細粒及び微細粒子の使用及び
制御装置及び方法を提供することによって、微細粉体粒
子の浪費及び微細粒子の過度の高濃度化から生ずる公知
の装置の種々の問題を解決するものである。本発明は微
細粒子を分離して、分離した微細粒子を専用のスプレ装
置に送り、これにより効率的に部品に塗布する。こうし
て、微細粒子はシステムから取り除かれる。このよう
に、微細粒子がコーティングすべき部品に連続的に塗布
されるので、微細粒子の蓄積が防止される。微細粒子が
蓄積する前に、又は微細粒子がサイクロン形回収システ
ムを通過し投棄される前に、上述のようにしてシステム
から微細粒子を取り除くことによって、本発明は全粉体
コーティング・システムを改良し、上述の種々の問題を
解決する。
【0010】微細粒子がコーティングすべき部品に付着
するのに影響を及ぼす上述の要因の一つは、微細粒子が
比較的帯電しにくいことである。中間サイズや大径サイ
ズの(即ち、粗大)粉体コーティング粒子の存在下で微
細粒子をスプレする場合には、粗大粉体粒子への帯電用
イオンの引寄力が見かけ上大きいので、微細粒子の帯電
可能性が低下してしまう。そこで、本発明では、一本以
上の別個の静電スプレ・ガンが微細粒子のスプレ専用に
用意される。これによって、微細粒子は粗大粒子と帯電
イオンを「競う」必要がなくなり、従って、帯電イオン
が微細粒子に引き寄せられ、その微細粒子を帯電させ、
これによって帯電した微細粒子はコーティングすべき部
品に従来よりも容易に静電付着する。この方法を使用す
れば微細粉体粒子はサイクロン形回収システムによって
浪費されることがなくなり、またカートリッジ回収シス
テムを使用するシステムでは過度に高濃度化することも
なくなる。更に、微細粉体粒子のスプレ専用のスプレ・
ガンを用意することによって、微細粒子のみをスプレす
る利点、例えば製品の或る部分の表面仕上げを一層良好
にできるといった利点が実現可能となる。
【0011】本発明は、上述に示唆したように、前記に
定義したような微細粉体粒子をより一層効率的に使用す
る方法を開示すると共に、更に、粉体コーティング運転
中に存在する所与の粒子サイズの分布中のより小さい粒
子として相対的用語で述べ得る「より微細」な粉体粒子
を一層効率的に使用する方法も開示する。こうして、本
発明は、広い粒子サイズ分布をガンでスプレした場合よ
りも狭い粒子サイズ分布をガンでスプレした場合の方が
全体として粉体帯電がより効果的となることを開示す
る。
【0012】換言すると、より微細な粒子の蓄積問題
は、より微細な粒子自体の存在に関係するよりも粒子サ
イズ分布曲線の広がりに大きく関係する。即ち、平均粒
子サイズが小さい粉体は、その分布が狭い場合には効率
的に帯電されるものと思われる。従って、本発明は、ス
プレされた粉体のすべて又は一部を、バージン粉体より
ももっと狭い分布を持つ二つ以上のサイズ範囲に分粒す
ることによって、より微細な粒子の蓄積問題に対する解
決方法を示すものである。より微細な粉体は、専用のス
プレ・ガン、及び最も好ましくはより微細な粒子を帯電
及びスプレするように特に構成されたスプレ・ガンから
スプレされる。より微細な粉体を特別構成のスプレ・ガ
ンからスプレすることによって、及びバージン粉体より
ももっと狭い粒子サイズ分布をこれらのスプレ・ガンに
おいて使用することによって、より微細な粉体を部品に
一層効率的にコーティングすることができる。
【0013】粗大粒子よりも微細粉体の方が、仕上げが
滑らかかつ薄くなることは公知である。従って、本発明
は、より微細な粒子の浪費や蓄積に対する解決策を提供
するばかりでなく、コーティング工程においてより微細
な粒子による種々の利点をも提供するものである。即
ち、より微細な粉体を、特別構成の機器によって被膜を
薄くしまた仕上げ面を良好にする必要のある領域に向け
てスプレすることによって、最適状態での粉体コーティ
ングを行うことができる。この新規な方法によると、粗
大粉体は、表面仕上げが余り重要でない内部表面や、厚
いコーティングが望まれる摩耗領域や、重い粉体の大き
な運動量によって粉体の侵入力を増大させる必要がある
深い凹部に対して使用することができる。
【0014】本発明はまた、より微細な粒子のスプレ及
び分離に必要な複数の部材を組み合わせて単一のユニッ
トに構成した一体化分離器アッセンブリを提供するもの
で、この単一ユニットは既存のシステムに後から容易に
取付が可能である。
【0015】本発明の粉体コーティング・システムは、
固体の粒子状粉体をワークピースにスプレする手段と、
オーバースプレされた粉体を回収する手段と、上記回収
手段に接続され、微細粒子をその他の粒子から分離する
分粒器と、上記微細粒子を、上記ワークピースにスプレ
する為に上記スプレ手段に戻す手段とを具備し、これに
よって、上述の利点やその他の利点を奏する。
【0016】本発明の別の態様によると、粉体コーティ
ング方法は、静電スプレ手段を使用して固体粒子状の粉
体をワークピースにスプレする工程と、オーバースプレ
された粉体を回収する工程と、微細粒子をその他の粒子
から分離する工程と、微細粒子を、ワークピースにスプ
レする為に上記スプレ手段に戻す工程とを具備する。
【0017】
【実施例】図1乃至図10は公知例と、本発明の方法を
実施するのに使用される本発明の装置の種々の実施例と
を夫々示したものである。図1は参照番号100〜19
9を使用し、図2の実施例は参照番号200〜299を
使用し、図3の実施例は参照番号300〜399を使用
し、その他の図も同様である。そうでないと述べられて
いない限り、下二桁の数字が同一である参照番号が付さ
れた部材は、同一又は類似のものである。例えば図3の
実施例の部材340は、図2の実施例の部材240と類
似又は同一である。
【0018】図面を詳細に参照する。まず最初に図1
は、公知の粉体システム100を概略的に示したもの
で、収集器101はスプレ・ブース103の一部として
構成され、スプレ・ブース103からのオーバースプレ
粉体を回収する手段である。ファン105は、オーバー
スプレ粉体をブース103から収集器101に吸引し
て、そこに収集する。収集器101は米国特許第4,5
90,884号に示されたようなカートリッジ・フィル
タ式の収集器である。尚、この米国特許第4,590,
884号はこの引用により本明細書の一部を構成するも
のである。収集器101は一群のカートリッジ・フィル
タを内臓し、これらのカートリッジ・フィルタは清浄空
気プレナムによってファン105に接続されている。フ
ァン105によって吸引された瀘過済の空気は、その後
に最終フィルタ106を通過した後に、この設備内に戻
される。ファン105はブース103から収集器101
への一定の空気流を発生させる。部品131は電気的に
接地されたコンベアによってブース103を貫通搬送さ
れる。
【0019】静電スプレ・ガン128からスプレされた
粉体のうち、接地部品131に静電付着しなかった粉体
は、オーバースプレ粉体としてブース103から収集器
101内に吸引される。この空気流がカートリッジを通
過する時にこの空気流によって搬送されていた粉体は、
フィルタ・カートリッジの所で空気流から分離され、そ
のカートリッジの外面に集積する。各カートリッジは定
期的に逆流パルス洗浄が行われ、集積粉体をカートリッ
ジ外面から打ち落とし、これによって、落下した粉体は
再生利用ホッパー107に入る。バージン粉体108
は、コーティング運転中に使用された粉体を補充する為
に、システム内に導入されるが、この導入は再生利用ホ
ッパー107への投入によって行われる。粉体は再生利
用ホッパー107から移送ポンプ109によってミニ・
サイクロン110にポンプ移送される。尚、ミニ・サイ
クロン110の機能は、ポンプ109によって供給され
た搬送空気を粉体流から取除くことである。詳述する
と、この粉体流は接線方向にミニ・サイクロン110に
流入し、これによって粉体粒子のうち重い方の粒子はサ
イクロンの内壁に沿って流れてミニ・サイクロン110
の底部に降下する。ミニ・サイクロン内に粉体を運んだ
搬送空気は、ミニ・サイクロン110の底部で向きを上
方に変えて、ミニ・サイクロン110の長手方向軸に沿
って上昇し、ミニ・サイクロン110の頂部から流出す
る。尚、ミニ・サイクロン110の機能は、搬送空気を
取除くことのみであって、粉体をそのサイズに応じて分
類、即ち分粒することではないが、しかし、必然的に微
細粉体粒子のいくらかは、中間サイズの粒子や大サイズ
の粒子と共にミニ・サイクロン110の底部に落下する
ことはなく、搬送空気中に留まり、搬送空気と共にミニ
・サイクロン110の頂部から排出される。
【0020】これらの微細粒子は、搬送空気と共に、再
生利用ホッパー107内に流入する。大きい即ち大径の
粒子はミニ・サイクロン110を退出して、ふるい11
1を通過する。粉体の大きな集塊物や過大サイズの粉体
粒子やその他の不純物は、このふるい111の所でシス
テムから取除かれて、廃棄される。残の粉体粒子は、ふ
るい111を通過して、流動化床形の供給ホッパー11
6に収集される。この供給ホッパー116は、粉体をス
プレ・ガンに供給する。
【0021】尚、流動化床形供給ホッパーの代表例は米
国特許第5,018,909号に示されたホッパーであ
り、この米国特許はこの引用によって本明細書の一部を
構成するものである。供給ホッパー116からの流動化
空気は、収集器101に通気され、即ち流入するが、微
細粒子は、ホッパーの上部に集中し易いので、多量の微
細粉体粒子が上述の流動化空気に乗って一緒に運ばれ
る。粉体は、ホッパー116からポンプ124によって
スプレ・ガン128にポンプ移送され、このスプレ・ガ
ン128によって部品131にスプレされる。スプレ・
ガン128からのオーバースプレは、上述のように再び
収集器101に戻る。
【0022】上述の公知のシステム100にあっては、
回収された粉体とバージン粉体とは、ガン128から部
品131にスプレされるが、この回収粉体は再生利用ホ
ッパー107内に集積し、他方バージン粉体108は定
期的に再生利用ホッパー107に導入されてシステム内
の粉体を補充する。
【0023】このような公知のシステム100の問題
は、システム内に微細粒子が蓄積しがちである点であ
る。ミニ・サイクロン110内で粗大粒子から分離され
た微細粒子は、収集器101に戻され、こうして、収集
器101から再生利用ホッパー107、搬送ポンプ10
9、ミニ・サイクロン110を通って再び収集器101
に戻る閉ループ内を循環移動する。更に、ミニ・サイク
ロン110の底部から流出して供給ホッパー116内に
流入する微細粉体粒子は、ホッパー116からの流動化
空気と一緒に収集器101に戻る可能性が大きい。この
為、微細粒子の多くがスプレ・ガン128に到達せず、
従って部品にスプレされずシステム内に留まってしま
う。更に、たとえ、微細粒子がスプレ・ガン128に到
達したとしても、その微細粒子は、上述した理由の為
に、部品131にうまくコーティングされない場合が多
く、部品を通り越して収集器101に戻ってしまいがち
である。この結果、微細粒子は、システム外に流出する
途がないので、そこに蓄積してしまう傾向がある。
【0024】別の公知のシステムは、カートリッジ・フ
ィルタ形の収集器101の代りにサイクロンを使用する
ものである。この公知のシステムは図9を参照して後に
説明される。微細粒は、上述のように典型的には連続的
に廃棄されるので、サイクロン・システム内に高濃度に
留まることはない。
【0025】次に説明する図2乃至図8は、カートリッ
ジ・フィルタ型のオーバースプレ回収収集器を用いた本
発明の使用法を示したものである。本発明は便宜上、こ
の種の収集器に関連して基本的に説明されるが、しかし
ながら、サイクロン型のオーバースプレ回収収集器と共
に使用することもでき、この場合にも種々の利点を奏す
るものである。この場合の本発明の方法の一例を図10
を参照して後述する。
【0026】図2のシステム200は図1の公知のシス
テムと以下の点で類似している。即ち、図2のシステム
200は、スプレ・ブース203の一部を構成すると共
にオーバースプレ粉体回収手段であるカートリッジ・フ
ィルタ形収集器201を具備し、この収集器201は、
最終フィルタ206に接続されたファン205と、再生
利用ホッパー207の上に配置された一群のフィルタ・
カートリッジとを有し、ホッパー207には搬送ポンプ
209が付設され、更に、バージン粉体208が、粉体
コーティング運転中に消費された粉体の補充の為に再生
利用ホッパー207内に添加され、これによってシステ
ム中に導入される。しかしながら、本システムにあって
は、ポンプ209によってホッパー207から搬送され
た回収粉体及びバージン粉体は、ふるい211を通って
分粒器214に送出される。このふるい211は、粉体
の大きな塊状集積体や過大サイズの粉体粒子やその他の
不純物を取除いて廃棄し、他方、残りの粒子を分粒器2
14に送出する。この分粒器214は、流入した粉体を
相対的に微細な粒子と、相対的に粗大な粒子とに分け
て、その微細粒子を分粒器の頂部から流出させ、また粗
大な粒子を分粒器214の底部から流出させる。尚、こ
のような目的に使用することができる粒子サイズ分粒器
の一例は、ニュージャージィー州、SummitのMi
cron Powder Systems社製の「Al
pine Miltiplex(登録商標)MZF F
lybed Zig−Zag Classifier」
である。
【0027】粗大粒子は重力によって分粒器214の底
部から降下し、他方、微細粒子は搬送空気と共に分粒器
214の頂部から流出する。このような作用は、多くの
粒子分粒器の一般的な原理に基づくものであり、重い方
の粒子が重力によって搬送空気流から落下し、これによ
って微細粒子を粗大(即ち重い)粒子から分離する。こ
の時、多くの微細粒子は搬送空気中に残存する。システ
ム200では、粗大粒子が分粒器214の底部から供給
ホッパー216に落下し、他方、分粒器214の頂部か
ら流出した微細粒子は、収集器に戻るのではなく、供給
ホッパー216内の混合器223に送出される。この混
合器223は、微細粒子を粗大粒子と混合した後に、ス
プレ・ガン228にポンプ移送する。こうして、微細粒
子のいくらかがファンデルワールス力によって粗大粒子
に付着し、その粗大粒子と共に部品231に塗布され
る。
【0028】しかしながら、ここで注意すべきことは、
ホッパー216は流動化空気を逃がす必要があるので、
微細粒子のいくらかがこの流動化空気と一緒にホッパー
216から収集器201に戻ることになるが、しかし、
図1の公知のシステム100の場合よりももっと多くの
微細粒子がポンプ224からガン228にポンプ移送さ
れる点である。従って、微細粒子は、大径の粉体粒子に
付着して部品231に付着するか又は自身が充分に帯電
して部品231に付着する可能性が非常に大きくなるの
で、システム内に滞留してしまうことがなくなる。しか
しながら、図2のシステム200の問題は、大きな粒子
に付着しなかった微細粒子は上述の理由により大部分が
コーティングすべき部品231にも付着せずに、収集器
210に戻ってしまうことである。
【0029】図3は、微細粒子を高度に利用するシステ
ム300を示したもので、微細粒子は特別な微細粒用の
ガンに供給され、部品にスプレされる。図3のシステム
300は、スプレ・ブース303の一部を構成するフィ
ルタ・カートリッジ形の収集器301とファン305と
最終フィルタ306と再生利用ホッパー307と搬送ポ
ンプ309とふるい311と分粒器314とを具備する
点で上述のシステム200に類似している。バージン粉
体308はコーティング運転中に消費された粉体の補充
の為に再生利用ホッパー307に追加投入されて、これ
によって、システムに導入される。大径の粒子は分粒器
314から供給ホッパー316内に落下する。この供給
ホッパー316はポンプ324によってスプレ・ガン3
28に粉体を供給する。分粒器314からの微細粒子
は、特別な微細粒用の収集器319に供給される。尚、
この微細粒用の収集器319は、収集器301のような
カートリッジ・フィルタ形の収集器を使用することがで
きる。
【0030】ファン320は、分粒器314から搬送空
気と共にフィルタ・カートリッジに送出された微細粒子
を吸引し、それから瀘過済の空気を最終フィルタ321
に送りそこを通過させて、再び設備に戻す。微細粒用の
収集器319内のフィルタ・カートリッジは定期的にパ
ルス振動されて粉体を打ち落とし、微細粒用ホッパー3
22内に落下させる。搬送ポンプ327は、比較的微細
な粉体をホッパー322からスプレ・ガン330に移送
する。このスプレ・ガン330は好適実施例では、微細
粉体粒子を帯電して部品331にスプレすることができ
る特別構成のガンが使用される。好適なガンの一例は、
本件発明の所有者に譲渡されている米国特許出願第07
/956,615号に開示されている。この米国特許出
願もこの引用によって本明細書の一部を構成するもので
ある。部品331に静電付着しない微細粒用のガン33
0からの過剰粉体、即ちオーバースプレは、ガン328
からのオーバースプレと一緒に収集器301内に吸引さ
れる。
【0031】しかしながら、これらの微細粒子は、ポン
プ309によって再生利用ホッパー307から分粒器3
14内にポンプ移送されると、微細粒用の収集器319
に戻され、再び微細粒用のガン330に送られ、これに
よって帯電され、部品331に塗布される。微細粒子
は、このように処理されるので、図1に示したシステム
のようにシステム内に連続的に蓄積されることはない。
【0032】更に、微細粉体は粗大粉体よりも仕上げが
滑らかかつ薄くできることが知られているので、システ
ム300は、微細粒子の利点を使って特別構成の微細粒
用のガン330から微細粒子をスプレすることによって
微細粒子の蓄積の問題を解決する。こうして、本プロセ
スは、微細粒子の蓄積の問題を解決するばかりでなく、
スプレすべき部品の仕上げを一層良好にすることもでき
る。
【0033】微細粒子用の別個のスプレ・ガンを使用し
た図3の概念は、バージン粉体のみをスプレする専用ガ
ンを設けることによって、更に一段の進歩をとげるもの
である。これは図4のシステム400に示されている。
図4のシステム400は、スプレ・ブース403の一部
を構成する収集器401とファン405と最終フィルタ
406と再生利用ホッパー407と搬送ポンプ409と
ふるい411とフィルタ・カートリッジ形の分粒器41
4と供給ホッパー416とを具備する点で図3のシステ
ム300に類似している。供給ホッパー416からの粉
体は、ポンプ424を使ってスプレ・ガン428に供給
される。分粒器414からの微細粒子は微細粒用の収集
器419に送られ、ここで微細粒用のホッパー422内
に降下し、その後ポンプ427を使って微細粒用のガン
430にポンプ移送される。
【0034】しかしながら、本例ではバージン粉体を再
生利用ホッパー407に導入する代りに、バージン粉体
408を特別な供給ホッパー418を介してシステムに
導入する。尚、この供給ホッパー418はバージン材料
のみを収容するのに使用される。バージン材料は、ふる
い413を介して供給ホッパー418に流入する。この
ふるい413は、バージン供給部内に存在する恐れのあ
る粉体の大きな塊り等を分離する。バージン粉体供給ホ
ッパー418用の流動化空気は、微細粒用の収集器41
9に通気され、これによってホッパー418から流動化
された微細粒子は微細粒用の収集器419に送られる。
供給ホッパー418からのバージン粉体は、その後ポン
プ425によってバージン粉体用の別個のスプレ・ガン
429に送られる。部品431に付着しなかったオーバ
ースプレ・バージン粉体は、ガン428及び430から
のオーバースプレと一緒にファン405によって収集器
401に吸引され、上述の再生利用システムで再使用さ
れる。
【0035】システム400は、バージン粉体を専用の
ガン429によって部品431に塗布する。再生粉体よ
りもバージン粉体の方が大きな粒径の粒子濃度が高く、
この大きな粒径の粒子は非常に帯電し易く部品431に
塗布し易いので、バージン粉体を再生粉体に混合せずに
両者を分離しておくことは好都合である。再生粉体は、
おそらく中間サイズの粒子〜小サイズ粒子の濃度が高
い。こうして、各ガン428,429,430は、粒子
サイズの分布がかなり狭くなり、従って、それぞれ狭い
分布の粒子はより均一かつ一様に帯電されるので、各ガ
ンからスプレされる粉体粒子は、これまでよりももっと
多量に部品に静電付着する。
【0036】尚、図4のバージン粉体ガン429からス
プレされるバージン粉体は、実際には微細粉体粒子と粗
大粉体粒子との混合物であり、またバージン粉体中の微
細粉体は、別個のバージン粉体ガンからスプレする代り
に、微細粒用のガンからスプレすることもできる。この
場合には、バージン粉体の残りは、回収粉体と混合する
ことができる。このような概念が図5のシステム500
に示されている。図5のシステム500は、スプレ・ブ
ース503の一部として構成された収集器501とファ
ン505と最終フィルタ506と再生利用ホッパー50
7と搬送ポンプ509とふるい511と分粒器514と
供給ホッパー516とを具備する点でシステム400に
類似している。システム500は2本のガン、即ち基本
のガン528と微細粒用のガン530を使用するもの
で、これらの基本のガン528と微細粒用のガン530
は図3のガン328と330に類似している。
【0037】バージン粉体508は、米国再発行特許第
32,841号に示された「Nordson(登録商
標)Bulk Unloader」のようなバルク容器
518に装填される。尚、この特許はの引用によって本
明細書の一部を構成するものである。ポンプ526は容
器518からのバージン粉体をふるい512を介して分
粒器514に移送する。この分粒器514にはまた再生
利用ホッパー507からの再生粉体が搬送ポンプ509
によって流入する。分粒器514は、微細粒子を微細粒
用の収集器519に送ると共に、粗大粒子を供給ホッパ
ー516に送る。バージン粉体からの微細粒子は、回収
材料からの微細粒子と一緒に微細粒用の収集器519か
ら微細粒用のホッパー522に送られ、このホッパー5
22からポンプ527によって微細粒用のガン530に
送られて部品531にスプレされる。他方、バージン材
料からの大きいサイズの粒子は回収材料からの大きいサ
イズの粒子と一緒に分粒器514によって供給ホッパー
516内に降下し、この供給ホッパー516からポンプ
524によって再生利用ガン528に供給される。
【0038】図6のシステム600は、図2及び図5の
システム200及び500の概念を組み合わせたもので
ある。図6のシステム600は、スプレ・ブース603
の一部として構成されたフィルタ・カートリッジ形の収
集器601とファン605と最終フィルタ606と再生
利用ホッパー607と搬送ポンプ609とふるい611
とを具備する点でシステム500に類似している。図6
のシステム600は分粒器614を具備するが、この分
粒器614から上方に流出した微細粒子は、別個の微細
粒用のガンにポンプ移送されるのではなく、供給ホッパ
ー616に関連する混合器623に供給され、この混合
器623において、分粒器614から供給ホッパー61
6に供給された大きなサイズの粒子と混合される。混合
器623は衝突形の混合器を使用することができ、ホッ
パー616内の大きなサイズの粒子の流動化床に向けて
微細粒子をスプレする。この混合工程中に、微細粒子の
少なくともいくらかが大きな粒子と集塊化し、集塊化粒
子として部品631に塗布される。
【0039】図5のシステム500に対する別の代替例
が図7のシステム700に示されている。システム50
0では、バージン粉体に含まれている微細粒子は、従来
のガンでバージン粉体の残部と一緒に微細粒子をスプレ
するのではなく、微細粒用のガンでうまく使用すること
ができる。しかしながら、システム500は、回収粉体
と同一のスプレ・ガンでバージン粉体の残りをスプレす
る。微細粒子が取り除かれた状態のバージン粉体は、シ
ステム400のように別個のバージン・ガンにうまく使
用されるかもしれない。これは図7のシステム700で
達成され、このシステム700では、バージン粉体は、
スプレ・ガンへ送出する前に、微細粒子を粗大粒子から
直接に分離することによって分粒される。図7のシステ
ム700は、スプレ・ブース703の一部として構成さ
れた収集器701とファン705と最終フィルタ706
と再生利用ホッパー707と搬送ポンプ709とふるい
711と分粒器714と供給ホッパー716とを具備す
る点で図5のシステム500に類似する。分粒器714
からの微細粒子は微細粒用のホッパー722に送られ
る。バージン粉体はバルク容器718に供給され、この
バルク容器718からポンプ726によってふるい71
2を介して第2の分粒器715に供給される。
【0040】分粒器714からの微細粒子は、分粒器7
15からの微細粒子と一緒に微細粒用の収集器719に
送られ、この収集器719からポンプ727によって微
細粒用のガン730に送られる。分粒器715からの大
径サイズの粒子は供給ホッパー717に送られ、この供
給ホッパー717からの分粒済の粉体はポンプ725に
よって専用のガン729に送られる。従って、ガン72
9は、微細粉体粒子を取り除くように分粒されたバージ
ン粉体のみをスプレする。こうして、ガン729は、比
較的狭い粒子サイズ分布の粉体を帯電し、これにより、
粉体はうまく帯電されかつ部品731に付着する粉体量
が増大する。従って、このガン729は、非常に効率的
に運転され、他のスプレ・ガンに比べてオーバースプレ
の量を低減するであろう。
【0041】図2乃至図7に示した「リモート分粒器」
の手法の変形例は、図8の実施例であり、この図8では
分粒器が収集ホッパーに組み込まれている。このような
例では、一体化分粒器70はハウジング71を具備し、
このハウジング71は一組のフィルタ・カートリッジ7
2と分粒器/微細粒用ホッパーのアッセンブリ73との
両方を支持している。フィルタ・カートリッジ72は粉
体コーティング・ブースからのオーバースプレ粉体を通
常の方法で収集する。清浄空気プレナム75を介して作
用するファン74とカートリッジ72とは、粉体コーテ
ィング・ブースからのオーバースプレ粉体をカートリッ
ジ72に吸引する。これらのカートリッジ72は、逆パ
ルス弁76によって定期的にパルス洗浄されて、カート
リッジ72の外面から粉体を打ち落とし収集ホッパー7
7及び78に落下させる。しかしながら、この実施例に
よると、ホッパー77及び78の底部に配置されたポン
プ79及び80は、収集された粉体を小型の分粒サイク
ロン81のような分粒器内に移送する。粉体はサイクロ
ン81に接線方向に流入し、サイクロン81の内部の周
囲に渦巻き、これによって、重い粒子が内壁に衝突して
サイクロン81の底部に落下し、他方、軽い粒子は搬送
空気と共に出口82を介してサイクロンの頂部から流出
して微細粒収集室83に流入する。サイクロン81の底
からの重い(即ち、粗大)粒子は、ダクト84を通って
ふるい85に入り、ここで塊や不純物が取り除かれた後
に、供給ホッパー86に流入する。この重い粉体は、ポ
ンプ87によって、ホッパー86から粗大粉体スプレ専
用のスプレ・ガンに移送される。
【0042】微細粒収集室83に流入した微細粉体粒子
は、清浄空気プレナム75を介して作用するファン74
によって、フィルタ・カートリッジ88に吸引される。
このカートリッジ88はパルス弁89によって定期的に
逆パルス洗浄されて、微細粒子をカートリッジ88から
微細粒収集ホッパー90内に落下させる。流動化空気プ
レナム91はホッパー90の下に配置され、ホッパー9
0内の粉体を流動化し、これによって、この粉体はポン
プ92によってふるい及び供給ホッパー(不図示)に移
送され、その後に微細粒子スプレ専用のスプレ・ガンに
送られる。
【0043】一体化分粒器70の代替実施例は、ホッパ
ー77の構造とホッパー78の構造とを次のように定め
るものである。即ちホッパー77は、6本のフィルタ・
カートリッジ72全体の下に位置する大きさと、ホッパ
ー78は、分粒用のサイクロン81の下端のみの下に丁
度位置する大きさとする。このような代替実施例による
と、ポンプ79だけが分粒用のサイクロン81に接続さ
れ、またポンプ80はサイクロン81からの粗大粒子を
ふるい85に移送する。
【0044】いずれの実施例にあっても、一体化分粒器
70は、既存のシステムに後から取付可能な単一ユニッ
トとすることができ、微細粉体粒子を微細粒用スプレ・
ガンに供給するために微細粉体粒子を分粒する。図2乃
至図8は、カートリッジ・フィルタ形のオーバースプレ
収集器を具備した粉体コーティング・システムに本発明
を適用した例であったが、本発明はサイクロン形の回収
システムにも適用可能である。図9はサイクロン形のオ
ーバースプレ回収ユニットを使用した公知の粉体システ
ム900を示したもので、慣性分離器、即ちサイクロン
902はスプレ・ブース903に接続されている。スプ
レ・ブース903から同伴空気(containmen
t air)によって運ばれたオーバースプレ粉体は接
線方向にサイクロン902に流入し、重い大径粒子がサ
イクロン902の内壁に沿って流れてサイクロン902
の底部に降下する。微細粒子と、粉体をサイクロン90
2に運んだ搬送空気とは、サイクロンの底で上方に向き
を変えて、サイクロンの長手軸に沿って上昇しサイクロ
ンの頂部から流出する。この流出した微細粒子は搬送空
気と共に、カートリッジ・フィルタ収集器904に流入
し、搬送空気はこの収集器904からファン905によ
って排出され最終フィルタ906に流れる。微細粒子
は、逆パルス流によって収集器904のカートリッジか
ら取り除かれ、収集器から廃棄ホッパー922内に落下
する。
【0045】大径の粒子は、サイクロン902の底部か
ら流出してふるい911を通過する。粉体の塊状集積物
や過大サイズの粉体粒子やその他の不純物は、ふるい9
11においてシステムから取り除かれ廃棄される。残り
の粉体粒子はふるい911を通過して、流動化された再
生利用ホッパー907に収集される。バージン粉体90
8は典型的には、コーティング運転中に消費された粉体
の補充の為に、再生利用ホッパー907に添加され、こ
れによりシステムに導入される。粉体は再生利用ホッパ
ー907からスプレ・ガン928にポンプ移送され、こ
のスプレ・ガン928から部品931にスプレされる。
ガン928からのオーバースプレは上述のように再びサ
イクロン902に戻される。微細粒子の大部分はサイク
ロン902によってシステムから分離され、このサイク
ロン902からホッパー922に収集されて、廃棄され
又は粉体材料製造者に返還される。
【0046】図10は本発明を図9の公知システムに適
用した一実施例を示したもので、図10のシステム10
00はサイクロン又はその他の分粒器1002を具備
し、このサイクロン1002はスプレ・ブース1003
に接続れ、スプレ・ブース1003からのオーバースプ
レ粉体がふるい1011を介してサイクロン1002に
搬送される。ふるい1011は粉体の大きな集塊物や過
大サイズの粉体粒子やその他の不純物を分離して、これ
らの粒子をサイクロン1002への到達前に取り除き廃
棄する。バージン粉体1008は、コーティング工程中
に消費された粉体の補充の為にふるい1011を介して
サイクロン1002に投入され、これによってシステム
に導入される。大径の粒子はサイクロン1002の底部
から流動化された再生利用ホッパー1007内に降下
し、このホッパー1007からスプレ・ガン1028に
ポンプ移送される。
【0047】他方、微細粒子は搬送空気と共にサイクロ
ン1002の頂部から流出し、カートリッジ収集器10
04に流入し、このカートリッジ収集器1004におい
て搬送空気がファン1005によって最終フィルタ10
06を介して廃棄される。収集器1004内の微細粒子
は、逆流パルスによって収集器1004のカートリッジ
から微細粒用のホッパー1022内に落下され、このホ
ッパー1022からポンプ1027によって微細粒用の
ガン1030にポンプ移送される。このガン1030は
微細粉体粒子を帯電しかつ部品1031にスプレするの
に特に適した構成を有する。こうして、微細粒子を他か
ら分離しかつ専用の微細粒用ガン1030に送ることに
よって、微細粉体粒子はサイクロン形の回収システム1
000によって無駄に消費されることがなくなる。
【0048】本発明はいくつかの特別な実施例に関して
示され説明が行われたが、これは、限定を加えるもので
はなく、例示が目的である。従って、当業者にとって、
図示の特別な実施例のその他の変形例や変更例の存在は
明らかであろうし、これらの変形例や変更例は本発明の
教示の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタ・カートリッジ形の収集器を使用する
公知の粉体回収及び供給システムを示した概略図。
【図2】微細粒子が供給ホッパー内で大サイズの粒子と
混合される構成の本発明の一実施例を示した図1と同様
の概略図。
【図3】微細粒子が別個のスプレ・ガンからスプレされ
る構成の本発明の別の実施例を示した図1及び図2と同
様の概略図。
【図4】バージン粉体が別個のガンからスプレされる構
成の本発明の別の実施例を示した図1乃至図3と同様の
概略図。
【図5】バージン粉体が前もって分粒され、別個にスプ
レする為に微細粒子を取り除く構成の本発明の別の実施
例を示した図1乃至図4と同様の概略図。
【図6】バージン粉体が分粒されかつ微細粒子が供給ホ
ッパー内で大径サイズの粒子と混合される構成の本発明
の別の実施例を示した図1乃至図5と同様の概略図。
【図7】バージン粉体が分粒され、微細粒子が別個にス
プレされ、かつ分粒されたバージン粉体が別個にスプレ
される構成の本発明の別の実施例を示した図1乃至図6
と同様の概略図。
【図8】本発明と共に使用される一体化された分離器を
概略的に示した斜視図。
【図9】サイクロン形のオーバースプレ回収ユニットを
使用した別の公知の粉体回収及び供給システムを示した
図1と同様の概略図。
【図10】サイクロン形の粉体オーバースプレ回収ユニ
ットを使用する粉体コーティング・システムに本発明を
適用した別の実施例を示した図1乃至図7と同様の概略
図。
【符号の説明】
200 粉体コーティング・システム 201 収集器 203 スプレ・ブース 214 分粒器 216 供給ホッパー 228 スプレ・ガン 231 ワークピース
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム アール. レーマン アメリカ合衆国.44089 オハイオ,ヴァ ーミリオン,ゴア オルファネージ ロー ド 7802 (72)発明者 ゲラルド ダヴリュ. クラム アメリカ合衆国.44035 オハイオ,エリ リア,ジョージア アヴェニュー 409 (72)発明者 リチャード シー. モルガン アメリカ合衆国.44140 オハイオ,ベイ ヴィレッジ,ハミストン ドライヴ 536

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体粒子状の粉体をワークピースにスプ
    レする手段と、 上記スプレ手段によってオーバースプレされた粉体を回
    収する手段と、 上記回収手段に接続され、上記回収された粉体中の微細
    粒子をその他の粒子から分離する分粒器と、 上記微細粒子を、上記ワークピースにスプレする為に上
    記スプレ手段に戻す手段と、 を具備することを特徴とする粉体コーティング装置。
  2. 【請求項2】 上記スプレ手段は、上記分粒器からの上
    記微細粒子をスプレする専用の微細粒用スプレ・ガンを
    含むことを特徴とする請求項1に記載の粉体コーティン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 上記スプレ手段は、上記微細粒子が取り
    除かれた上記分粒器からの粉体をスプレする基本スプレ
    ・ガンを含むことを特徴とする請求項1に記載の粉体コ
    ーティング装置。
  4. 【請求項4】 粉体スプレ・ガンを有し、固体粒子状の
    粉体をワークピースにスプレする手段と、 上記スプレ手段によってオーバースプレされた粉体を回
    収する収集器と、 上記収集器に接続され、上記収集器からの回収粉体を受
    領する再生利用ホッパーと、 上記再生利用ホッパーからの回収粉体をポンプ移送する
    搬送ポンプと、 上記再生利用ホッパーからの回収粉体を受領するように
    上記搬送ポンプに接続され、上記回収粉体中の微細粒子
    をその他の粒子から分離すると共に、微細粒が取り除か
    れた回収粉体である分粒回収粉体を作る分粒器と、 上記分粒器からの上記分粒回収粉体を受領するように接
    続された第1の供給ホッパーと、 上記スプレ手段に上記分粒回収粉体を供給する手段と、 上記分粒器によって分離された上記微細粒子を、上記ワ
    ークピースにスプレする為に上記スプレ手段に戻す手段
    と、 を具備する粉体スプレ・コーティング装置。
  5. 【請求項5】 上記戻し手段は、上記分粒器からの上記
    微細粒子を受領するように接続された微細粒用の供給ホ
    ッパーを含み、 上記スプレ手段は、上記供給手段からの上記分粒回収粉
    体をスプレする基本スプレ・ガンと、上記戻し手段によ
    って上記分粒器から受領された微細粒子をスプレする専
    用の微細粒スプレ・ガンとを含むことを特徴とする請求
    項4に記載の粉体スプレ・コーティング装置。
  6. 【請求項6】 粉体スプレ・コーティング用の一体化さ
    れた粉体分粒器及び収集器であって、 オーバースプレされた粉体を受領する収集器を構成する
    ハウジングと、 上記ハウジング内に配置され、回収された粉体中の微細
    粒子を粗大粒子から分離する分粒器と、 上記粗大粒子を粉体スプレ・ガンに供給する手段と、 上記微細粒子を上記分粒器から収集し、上記微細粒子を
    微細粒スプレ用の専用スプレ・ガンに供給する手段と、 を具備することを特徴とする一体化された粉体分粒器及
    び収集器。
  7. 【請求項7】 上記微細粒子収集手段は、上記ハウジン
    グ内に配置された微細粒収集室を具備することを特徴と
    する請求項6に記載の一体化された粉体分粒器及び収集
    器。
  8. 【請求項8】 上記微細粒子収集手段は、上記微細粒を
    流動化してそれらを微細粒スプレ用の専用スプレ・ガン
    にポンプ移送する手段を含むことを特徴とする請求項6
    に記載の一体化された粉体分粒器及び収集器。
  9. 【請求項9】 スプレ手段を使用して固体粒子状の粉体
    をワークピースにスプレする工程と、 上記スプレ・ステップ中にオーバースプレされた粉体を
    回収する工程と、 上記回収された粉体中の微細粒子をその他の粒子から分
    離する工程と、 上記微細粒子を、上記ワークピースにスプレする為に上
    記スプレ手段に戻す工程と、 を具備する粉体スプレ・コーティング方法。
  10. 【請求項10】 上記スプレ工程は、微細粒を取り除い
    た回収粉体をスプレする基本スプレ・ガンを使用する工
    程と、上記微細粒子をスプレする専用の微細粒スプレ・
    ガンを使用する工程とを含むことを特徴とする請求項9
    に記載の粉体スプレ・コーティング方法。
JP6176784A 1993-07-28 1994-07-28 粉体コーティング運転における微細粉体粒子の制御及び使用のための装置及び方法 Pending JPH0780389A (ja)

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