JP2006130618A - 容器内面のブラスト工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、サプレッションチェンバの研削・除染・再塗装作業に好適な容器内面のブラスト工法を提供する。
【解決手段】本発明は、従来のサンドブラスト工法に代えて、スポンジブラスト工法を採択する。双方の工法の最大の相違点は、スポンジブラスト工法が足場80の養生が可能となる点である。この違いにより、足場80の各階層毎(水平分割)の研削・除染・再塗装が可能となる。これによって、最終的にサプレッションチェンバ70の底面90を研削・除染・再塗装作業する際には、足場80を撤去した状態で作業を実施することができる。したがって、底面90全面全域を一度の研削・除染・再塗装で実施できるので、足場アンカー面の後作業を必要とする従来のサンドブラスト工法と比較して、作業効率を大幅に改善することができ、塗装の品質も格段に上げることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器の塗膜を研削するとともに塗装面を粗面化して素地調整を行うブラスト工法において、大型水槽、大型容器内面を対象とし、あるいは原子力発電所設備の原子炉格納容器に設置されたサプレッションチェンバの内壁面及び底面の再塗装工事における容器内面のブラスト工法に関する。
大型水槽容器の一つである原子力発電所設備のサプレッションチェンバについて説明する。図9には、沸騰水(Boiling Water Reactor )型原子力発電所設備の概略構造図が示されている。沸騰水型の原子炉格納容器1は、発電用軽水型原子炉の工学的安全施設の一つである原子炉格納施設の一部であり、原子炉圧力容器2、主蒸気系配管3、再循環系配管(不図示)及びサプレッションチェンバ4等の関連設備を格納する気密性の高い容器である。この原子炉格納容器1は、原子炉冷却材喪失事故等に起因して原子炉内の燃料破損による放射性物質の放散が生じた場合、環境に対する圧力障壁及び放射性物質の放散に対する障壁の役目を果たし、発電所周辺の一般公衆及び発電所従業員の安全を確保する。同設備において、符号5は主蒸気系配管3からの蒸気によって回転されるタービン、符号6はタービン5とともに回転するロータを備えた発電機、符号7は復水器、符号8は復水器8によって気液処理された水を原子炉圧力容器2に戻す循環水系配管である。
沸騰水型の原子炉格納容器の形式としては、Mark−I型とMark−II型及びこれ
らの改良型があるが、いずれも流出した原子炉冷却水を原子炉格納容器1内のサプレッションチェンバ4に流出させて凝縮させる圧力抑制方式が採用されている。また、Mark−II型の改良型原子炉格納容器1は、原子炉圧力容器2及び再循環系配管を取り込む鋼製のドライウェル9と圧力制御系(ウェットウェル)10とがダイヤフラムフロア11を介して区画構成されている。また、ウェットウェル10はサプレッションチェンバ4、サプレッションチェンバ4とドライウェル9とを連結する多数本のベント管12、12…、ベントヘッダ及びダウンカマ(不図示)等から構成される。原子炉冷却材喪失事故時に、ドライウェル9内に放出された蒸気と水の混合物は、ベント管12、12…を介してサプレッションチェンバ4のプール水中に導かれ、ここで蒸気は冷却されて凝縮する。これにより、原子炉格納容器1の内圧上昇が抑制される。なお、図9の原子炉格納容器1は模式的に示したものであり、実際のMark−II型の改良型原子炉格納容器とは構造が若干異なる。
ところで、サプレッションチェンバ4は鋼板13製である。鋼板14の表面、すなわち、サプレッションチェンバ4の内面は、耐食性、除染性等に優れた複数の塗料を重ね塗りすることにより塗装されている。また、その再塗装工事は、運転開始後10年前後を目安に実施されるが、その再塗装工事の事前工事として、内面の放射性物質を含む塗膜を研削し、塗装面を粗面化して素地調整する研削・除染作業が行われる。なお、符号14は、サプレッションチェンバ4とサプレッションチェンバ4の内槽15とを連通する均圧管である。
この研削・除染作業は、特許文献1等に記載されているようなサンドブラスト工法により行われている。サンドブラスト工法とは、高速エアーで噴射したスチールグリット等のブラスト材を被加工物に衝突させ、その衝撃力で被加工物の表面を研削し粗面化する工法である。
次に、サンドブラスト工法によるサプレッションチェンバの研削・除染・再塗装作業の手順について説明する。
まず、サプレッションチェンバ内の水を排出し、サプレッションチェンバの内面を乾燥させた後、サプレッションチェンバ内に足場を搬入し、足場を組み上げる。このとき、サプレッションチェンバの高さは12mを超えるものがあり、この高さに対応して足場も多段に構築された大がかりな構造物となる。また、この作業は、汚染拡大を防止するためにサプレッションチェンバを養生シート等の間仕切り部材によって周方向で複数のエリアに区切って実施される。
また、使用される足場は、汚染防止養生布等で養生されておらず、鋼材むき出しのメッシュ状足場が使用されている。この理由について説明すると、サンドブラスト工法によるブラスト材は、内面に衝突すると強力な力で跳ね返る。このため、足場を汚染防止養生布で養生したとしても養生布がブラスト材で早期に破損するため養生材の効果が無くなるからである。このような理由から足場は、飛散したブラスト材を含む粉塵が足場をすり抜けてサプレッションチェンバの底面に堆積するようにメッシュ状足場が使用されている。なお、メッシュ状足場は、特殊仕様のものであり、既設品の足場と比較して高価なものである。また、この足場は養生されていないため、サプレッションチェンバから搬出する際には除染処理されてキャスク(コフィン)に保管された後、放射線管理区域に保管される。
次に、足場が構築されると、複数の作業者が足場を利用してその階層の内壁面の研削・除染作業を開始する。作業者は、ブラスト材が強力な力で跳ね返るため、プロテクタや防護ヘルメットを装着した重装備で作業する。
次いで、サプレッションチェンバの内壁面の研削・除染作業が終了すると、次に、底面を同様に研削・除染作業を実施し、この終了後にサプレッションチェンバの底面に堆積した粉塵を除去する。この後、内壁面及び底面の再塗装作業に取りかかる。
再塗装に使用される塗料は、表面に現れた素地面に耐食を目的として塗布される下塗り塗料、主として除染性を目的として塗布される中塗り塗料、及び上塗り塗料であり、それぞれ所定の膜厚でもって順に重ね塗りされる。この再塗装作業は、構築されている足場を利用して実施される。
次に、内壁面及び底面の再塗装作業が終了すると、まず、足場を解体して除染処理した後、キャスクに保管して搬出する。この後、足場のアンカー部(足場の接地面)の研削・除染・再塗装作業に取りかかる。すなわち、サンドブラスト又はパワーツールによってアンカー部の塗膜を研削し、次に、サンドブラストによって素地調整を実施する。次いで、アンカー部の研削・除染作業で発生した粉塵を除去し、この後、下塗り、中塗り、上塗りの再塗装作業を実施する。以上でサンドブラスト工法によるサプレッションチェンバの研削・除染・再塗装作業が終了する。
なお、前述した素地調整処理とは、サプレッションチェンバの内壁面に防食を目的とする被覆が良好に付着するよう、鋼材のミルスケール、錆など被覆の付着に有害な物質を除去し、また、表面に適切な粗さを与える処理である。また、素地調整における除錆度は、Sa21/2 に規定されている。
特開平9−109029号公報
しかしながら、従来のブラスト工法では、サプレッションチェンバの研削・除染・再塗装作業においてサンドブラスト工法を採択しているが故に以下に述べる欠点があった。
まず、ブラスト材が強力な力で跳ね返り、粉塵が飛散するという問題である。この問題によって、足場の養生ができなくなり、また、粉塵であるがために粉塵をその場で回収することが困難で、足場をメッシュ状の特殊仕様のものにして粉塵を通過させ、底面に堆積させなければならないことである。また、足場の養生ができないことから、その階層毎の作業が不可能になり、サプレッションチェンバの内壁面を天井面から底面まで盲目的にブラストを実施せざるを得ず、オーバーブラスト(ブラスト過多)、リブラスト(戻り再ブラスト)が発生し、また、足場の解体後には、足場の除染作業及びキャスク保管が必要となるので、足場の取り扱いが非常に面倒であった。
更に、作業者は、強力な力で跳ね返るブラスト材から身を守るために重装備を強いられ、作業性が悪いという欠点があった。また、作業者は、飛散した粉塵によって視界が曇り視野が劣悪となるため、研削・除染を均一な品質で行うことが困難であった。更に、内壁面及び底面の研削・除染・再塗装作業後に、足場アンカー部の研削・除染・再塗装の後作業を実施しなければならず効率が悪かった。この後作業は、局部的な補修なので塗りむらが発生するという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、上記の問題を解消することによりサプレッションチェンバの研削・除染・再塗装作業を好適に実施できる容器内面のブラスト工法を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、容器の内面にブラスト媒体を投射して内面を研削する容器内面のブラスト工法において、前記ブラスト媒体として、研削材が多孔質弾性体内に包含されたブラスト媒体を使用し、前記容器内部を本来水が貯留された際の吃水面を境にして、上部においては支柱を梁から吊り下げて水平材、斜材及び足場板により容器内を複数の階層に水平分割した水平足場を構成するとともに、前記支柱、水平材、斜材及び足場板を養生布によって養生し、前記容器の内面を、作業域をブロック状にシート状体で壁状として区切り、前記水平足場の最下層以外の足場の各足場板を、隣接された足場板との間で隙間が生じるように敷設し、前記水平足場の最下層の足場の各足場板を敷き詰めるとともに、最下層の足場にシート状体を敷設し、前記容器の吃水面から上方の壁面に前記ブラスト媒体を投射し、使用後のブラスト媒体を足場板の前記隙間を介して最下層の足場のシート状体に落下させて回収することを特徴とする。
本願請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために、容器の内面にブラスト媒体を投射して内面を研削する容器内面のブラスト工法において、前記ブラスト媒体として、研削材が多孔質弾性体内に包含されたブラスト媒体を使用し、前記容器内部を本来水が貯留された際の吃水面を境にして、水の排出した後、下部においては支柱を底面から立設して水平材、斜材及び足場板により容器内を複数の階層に水平分割した水平足場を構成するとともに、前記支柱、水平材、斜材及び足場板を養生布によって養生し、前記容器の内面を、作業域をブロック状にシート状体で壁状として区切り、前記水平足場の最下層以外の足場の各足場板を、隣接された足場板との間で隙間が生じるように敷設し、前記水平足場の最下層の足場の各足場板を敷き詰めるとともに、最下層の足場にシート状体を敷設し、前記容器の吃水面から下方の壁面に前記ブラスト媒体を投射し、使用後のブラスト媒体を足場板の前記隙間を介して最下層の足場のシート状体に落下させて回収し、前記水平足場の解体後、底面からブラスト済みの壁高さを越えたところまでシート状体により屋根状に囲い、その内部の底面と未ブラスト壁面とに前記ブラスト媒体を投射し、使用したブラスト媒体を底面で回収することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記水平足場の各階層の足場にシート状体を敷設し、各階層で使用したブラスト媒体を各階層の足場に敷設された前記シート状体によって回収することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、前記容器に垂下された配管機器類の一つずつ、又は配管機器類の集合体全体をメッシュ体で囲むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1、2、3又は4に記載の発明において、前記容器は、原子力発電所設備の原子炉格納容器に設置されたサプレッションチェンバであることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5に記載の発明において、前記ブラスト媒体の多孔質弾性体は、スポンジであることを特徴としている。
本発明は、ブラスト媒体として研削材が多孔質弾性体内に包含されたブラスト媒体を使用するブラスト工法を採択したことを特徴している。このブラスト工法で使用するブラスト媒体は、用途に応じて異なる材質の研削材をスポンジ等の多孔質弾性体内に包含させたものであり、このブラスト媒体を高圧エアによって塗膜に投射し、塗膜を研削するとともに塗装面を粗面化して素地調整を行う工法である。
このブラスト工法によれば、ブラスト媒体が塗膜に衝突するとブラスト媒体が偏平になり、包含させた研削材が塗膜に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、塗膜を研削材によって研削することができる。また、通常では空中に漂うことになる粉塵が多孔質弾性体の中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散を防止できる。また、反発力も多孔質弾性体によって吸収されるため跳ね返りはなく、したがって、作業者の装備も軽くすみ、足場の養生が可能になる。
足場の養生が可能になることにより、足場の各階層毎(水平分割)の研削・除染・再塗装が可能となる。これにより、各階層毎の作業が終了すれば足場を撤去することができ、最終的に容器の底面を作業する際には、足場が全くない状態で作業を実施することが可能となる。これにより、底面全面全域を一度の研削・除染・再塗装で実施できるので、足場アンカー面の後作業を必要とする従来のブラスト工法と比較して、作業効率を大幅に改善することができ、塗装の品質も格段に上げることができる。
更に、研削材の跳ね返りがないため、周囲の機器をブラスト媒体によって傷つけないですみ、且つ、目の細かいフィルタを使用した大がかりなグリンハウス(放射線を外に出さないハウス)が不要になり、養生シートでブラスト媒体が飛び散らないような簡単なグリンハウスですむと言う利点がある。また、ブラスト媒体は、サンドブラストのブラスト媒体と比較して大粒なので、回収し易いという利点もある。
また、請求項1、2に記載の如く、容器に貯留された液体の吃水面を境にして上方部と下方部とを分けて実施することにより、汚染環境を拡大させることなく、作業を効率よく実施することができる。
また、請求項3に記載の如く、足場の各階層で使用したブラスト媒体を各階層の足場に敷設されたシート状体によって回収してもよく、請求項1に記載の如く、最下層の足場のみに敷設されたシート状体に回収してもよい。請求項1では、ブラスト媒体の回収作業が1回ですむという利点がある。
請求項4によれば、容器に垂下された配管機器類の一つずつ、又は配管機器類の集合体全体をメッシュ体で囲んだので、ブラスト媒体が配管機器類に向けて跳ね返ったとしても、そのブラスト媒体が配管機器類に衝突するのを防止でき、吃水線から下方の壁面を作業する際には、跳ね返ったブラスト媒体による汚染を防止できる。
請求項5に記載したサプレッションチェンバの場合、吃水面を境にして上方部(気中部分)と下方部(水がある場合には水没している部分)とに分けることができる。気中部分については汚染度が低いため、作業者は軽装で作業を実施できるとともに、天井面の梁から吃水面近傍に向けて足場を垂下設置することにより、水を貯留した状態でも、また水を抜きながらでも作業を実施できる。そして、吃水線から下方の部分については汚染度が高いため、作業者は重防護装備で作業を実施する。作業時は水を排出してあるが、放射性物質により汚染された水であるため、排水後も容器壁面は汚染されている。この作業時に、吃水面に沿って養生シートを張設することにより、吃水線から下方の部分の作業時に発生した粉塵が気中部分に漏出することを完全に阻止することができる。なお、防食効果は下塗塗装が担保しており、中塗・上塗塗装は耐除染性を目的としているため、喫水面以下の塗装品質確保が最も重要である。このような分割作業は、サプレッションチェンバに限定されるものではなく、汚泥処理槽、汚水処理槽の容器においても、吃水線から下方の部分は微生物の繁殖が多く汚染度が高いため、このような上下二分割の作業を実施することが作業効率上好ましい。
請求項6によれば、ブラスト媒体の多孔質弾性体はスポンジなので、その中に粉塵を容易に取り込むことができるとともに反発力も確実に吸収することができる。
本発明に係る容器内面のブラスト工法によれば、スポンジブラスト工法を採択して足場の養生を可能とするとともに、足場の各階層毎のブラスト作業を可能とし、容器の底面を作業する際に、足場を撤去した状態での作業を実施可能としたので、作業効率を大幅に改善することができ、塗装の品質も格段に上げることができる。
以下添付図面に従って、本発明に係る容器内面のブラスト工法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態のブラスト工法に適用されるスポンジ状多孔質弾性体ブラスト装置(以下、スポンジブラスト装置と称する)20の全体を示した構造図である。まず、スポンジブラスト装置20を用いたスポンジブラスト工法について説明すると、この工法で使用するブラスト媒体26は、図2に示すように用途に応じて異なる材質(スチールグリット、アルミナ、スターライト、ユリア樹脂等)の研削材(ユリア樹脂の場合には研掃材ともいう)をスポンジ片24に混入(内蔵)したものであり、このブラスト媒体26を高圧エアによって塗膜28に投射し、塗膜28を研削するとともに塗装面30を粗面化して素地調整を行う工法である。
スポンジブラスト工法によれば、図2(A)の如くブラスト媒体26が塗膜28に衝突すると、図2(B)の如くブラスト媒体26が偏平になり、包含させた研削材22、22…が塗膜28に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、図2(C)の如く塗膜28を研削することができる。また、通常では空中に漂うことになる粉塵32、32…がスポンジ片24の中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散も防止することができる。また、反発力もスポンジ片24によって吸収されるため、ブラスト媒体26の跳ね返りは殆ど発生しない。
したがって、図3の如くスポンジブラスト装置20を取り扱う作業者34の装備36も軽くすむ。図3は、スポンジブラスト装置20のノズル38近傍のホース39を作業者34が両手で把持し、加工対象物40に向けてブラスト媒体26を投射している図が示されている。この作業者34は、サンドブラスト工法のようにプロテクタを全身に装備する必要はなく、また、ヘルメット42についても、頭部、顔部全てを覆うフルフェイス型のヘルメットではなく、作業現場で使用する通常のヘルメットに透明アクリル板からなるフェイスプロテクタ43が取り付けられたものが使用され、いたって軽量な装備36となっている。これにより、装備の重量が軽くなるので、作業者34の労力を大幅に低減することができる。
また、スポンジブラスト工法を適用することにより、サンドブラスト工法では不可能であった足場の養生が可能となる。図4(A)は、汚染防止用シート(養生布)44によって養生された1枚の足場板46が示されている。この足場板46は既製品の足場板であり、図4(B)に示すシート44によって覆われてテープ48で接着されることにより使用される。シート44によって足場板46の汚染が防止されるので、使用後にシート44を取り除けば足場板46を除染することなく再使用できる。この点においても、特殊仕様で再使用困難なメッシュ状足場を使用するサンドブラスト工法と比較して、足場のコストを大幅に削減できる。また、足場を構成する支柱、水平材、及び斜材も同様に汚染防止用シート44によって養生されている。
スポンジブラスト装置20は図1の如く、スポンジブラスト供給装置50、コンプレッサ52、ノズル38、吸引機54、リサイクル分離機56及びホッパ58から構成されている。
スポンジブラスト供給装置50には、コンプレッサ52から高圧エアが供給されるとともに、ホッパ58からブラスト媒体26(図2参照)が供給される。このブラスト媒体26は、コンプレッサ52からの高圧エアによりホース39を介してエア搬送されてノズル38の先端から加工対象物40に向けて高速で投射される。そして、研削に供したブラスト媒体26は、粉塵32、32…(図2(C)参照)を取り込んだ状態でそのまま落下し、その落下位置近傍に設置された吸引口60から吸引機54に吸引され、リサイクル分離機56に送り込まれる。
リサイクル分離機56は、篩の目のサイズが大、中の2つの篩62、64が加振機66上に積み重ねられて構成される。ブラスト媒体26は、まず、目のサイズが大の篩62に送り込まれ、加振機66のバイブレータによって篩62が加振されることにより、ここで大サイズのブラスト媒体26が選別されて篩62から取り出される。また、篩62を通過したブラスト媒体26は篩64に落下し、同じくバイブレータによって加振されている篩64によって中サイズのブラスト媒体26が選別されて取り出される。篩62、64から取り去れた大、中サイズのブラスト媒体26は、そのまま使用できるためホッパ58に搬送される。また、篩64を通過した細かいブラスト媒体26は、再使用不能のため容器68に溜められて廃棄される。なお、再使用可能なブラスト媒体26は、全体の約90%である。以上がスポンジブラスト装置20の構成である。
次に、スポンジブラスト装置20を使用したサプレッションチェンバ(容器)70の研削・除染・再塗装作業手順について図5〜図8を参照しながら説明する。図5〜図8には、サプレッションチェンバ70の研削・除染・再塗装作業を、サプレッションチェンバ70に貯留された水72の吃水面74を境にして上方部(気中部分)と下方部(水がある場合には水没している部分)とに分けて実施した場合の実施例が示されている。また、同図において符号76はベント管であり、符号78は天井に配置されたダイヤフラムフロアである。このダイヤフラムフロア78によってサプレッションチェンバ70は略密閉水槽構造となっている。
まず、図5に示すようにダイヤフラムフロア78の梁から吃水面74の近傍に向けて複数段の足場80、80…を垂下設置する。これらの足場80、80…を構成する全ての足場板46、46…は、図4に示したようにシート44によって養生され、また、足場を構成する支柱、水平材、及び斜材も同様にシート44によって養生されている。これによって、複数段の足場80、80…によって形成される各階層の空間82、82…が足場80、80によって仕切られた状態となる。また、最下層の足場80にはシート84が被覆され、ブラスト媒体26が水72に落下するのが防止されている。
なお、図7にはサプレッションチェンバ70の水平方向の半断面図が示されており、その中央から上側の図は足場80の水平材81、81…を組み上げた図が示され、中央から下側の図は足場80の水平材81、81…に多数枚の足場板46、46…を敷きつめて配置した図が示されている。図7の如く、サプレッションチェンバ70は、円周方向に4分割され、その分割された各ブロックにおいて足場80が構築され、各ブロックでの作業が終了後、足場80が解体されて次のブロックでの作業が実施される。符号83は、サプレッションチェンバ70の内壁面近傍の作業空間を内壁面に沿って仕切るシート状体(メッシュ体)である。この壁状のシート体83によって、作業域がブロック状に区切りられている。また、このシート状体83、83によってベント管(配管機器類)76、76…の集合体が囲まれ、飛散したブラスト媒体26がベント管76、76に衝突するのを防止している。
図5の如く足場80、80…を多段に構築すると、ブラスト媒体26による研削・除染作業を開始する。すなわち、足場80を作業者34が作業台として利用するとともに、図1に示したスポンジブラスト装置20を作業者34が操作して、サプレッションチェンバ70の気中部分の内壁面86にブラスト媒体26を投射し、内壁面86の塗膜を研削するとともに塗装面を粗面化する。この作業は各階層82、82…毎に実施する。また、この研削・除染作業と並行して、粉塵を取り込んで足場80に落下したブラスト媒体26、26…を各階層82、82…毎に配置された図1の吸引口60から回収する。この研削・除染作業及び回収作業を各階層毎に継続して実施することにより、内壁面86全面の研削・除染作業が終了する。
また、この作業に代えて、最下層以外の各足場板80、80…を、隣接された足場板との間で隙間が生じるように敷設し、且つ、最下層の足場80の各足場板を敷き詰めるとともに、最下層の足場にシート状体84を敷設し、投射した使用後のブラスト媒体26を足場板の前記隙間を介して最下層の足場80のシート84に落下させて回収してもよい。なお、図1に示したスポンジブラスト供給装置50、コンプレッサ52、吸引機54、リサイクル分離機56及びホッパ58は、サプレッションチェンバ70の外部に配置されている。
内壁面86の研削・除染作業が終了すると、この足場80を利用して、内壁面86全体の再塗装作業を各階層毎に実施する。再塗装に使用される塗料は、表面に現れた素地面に耐食を目的として塗布される下塗り塗料(例えば、無機質系ジンクリッチペイント)、主として除染性を目的として塗布される中塗り塗料(例えば、エポキシ系樹脂塗料)、及び上塗り塗料(例えば、エポキシ系樹脂塗料)であり、それぞれ所定の膜厚でもって順に重ね塗りされる。
内壁面86全体の再塗装作業が終了すると、足場80を解体してサプレッションチェンバ70から撤去する。この撤去作業時間を利用して、サプレッションチェンバ70内の水72を抜くようにすれば、次の吃水線から下方の部分の研削・除染・再塗装作業を効率よく開始できる。
次に、吃水線から下方の部分の内壁面88の研削・除染・再塗装作業を開始する。
まず、サプレッションチェンバ70の底面90から複数段の足場80、80…を組み上げる。この足場80、80…を構成する全ての足場板46、46…も、図4に示したようにシート44によって養生されている。これによって、複数段の足場80、80…によって形成される各階層の空間82、82…が足場80、80…によって仕切られた状態となる。また、各階層の足場80、80…には養生シート85が被覆され、ブラスト媒体26が下層の足場80に落下するのが確実に防止されている。吃水線から下方の部分の内壁面88は、気中部分の内壁面86よりも汚染されているため、その粉塵の飛散には特に注意を払う必要があるからである。また、吃水線から下方の部分については汚染度が高いため、作業者34は重防護装備で作業を実施する。更に、サプレッションチェンバ70の内壁面近傍の作業空間を内壁面に沿ってシート状体83、83によって仕切る。このシート状体83、83によってベント管76、76…の集合体が囲まれるので、飛散したブラスト媒体26がベント管76、76に衝突し、汚染するのを防止している。
図7の如く足場80、80…を構築すると、次にブラスト媒体26による研削・除染作業を開始する。すなわち、足場80を作業者34が作業台として利用するとともに、図1に示したスポンジブラスト装置20を作業者34が操作して、サプレッションチェンバ70の吃水線から下方の部分の内壁面88にブラスト媒体26を投射し、内壁面88の塗膜を研削するとともに塗装面を粗面化する作業を各階層82、82…毎に実施する。また、この研削・除染作業と並行して、粉塵を取り込んで養生シート85に落下したブラスト媒体26、26…を各階層82、82…に配置された図1の吸引口60から回収する。この研削・除染作業及び回収作業を継続して実施することにより、内壁面88の研削・除染作業が終了する。
また、この作業に代えて、最下層以外の各足場板80、80…を、隣接された足場板との間で隙間が生じるように敷設し、且つ、最下層の足場80の各足場板を敷き詰めるとともに、最下層の足場80のみに養生シート85を敷設し、投射した使用後のブラスト媒体26を足場板の前記隙間を介して最下層の足場80の養生シート85に落下させて回収してもよい。なお、この作業においても図1に示したスポンジブラスト供給装置50、コンプレッサ52、吸引機54、リサイクル分離機56及びホッパ58が、サプレッションチェンバ70の外部に配置されている。
内壁面88の研削・除染作業が終了すると、足場80、80…を利用して、内壁面88全体の再塗装作業を実施する。この再塗装作業も内壁面86の作業と同様である。
内壁面88全体の再塗装作業が終了すると、足場80、80…を解体してサプレッションチェンバ70から撤去する。
この後、底面90の研削・除染・再塗装を開始する。まず、底面90からブラスト済みの壁高さを越えたところまで養生シート85で覆い、汚染が拡大しないように底面90及び未ブラスト壁面の作業空間を密閉する。次に、図8の如く作業者34がスポンジブラスト装置20を使用して底面90及び未ブラスト壁面にブラスト媒体を投射し、底面90及び未ブラスト壁面の塗膜を研削するとともに塗装面を粗面化する。この作業に並行して、粉塵を取り込んで底面90に落下したブラスト媒体26、26…を図1の吸引口60から回収する。この研削・除染作業及び回収作業を継続して実施することにより、底面90の研削・除染作業が終了する。
底面90の研削・除染作業が終了すると、底面90全体の再塗装作業を実施する。この再塗装作業も内壁面86、88の作業と同様である。そして、底面90の再塗装作業が終了したところで、サプレッションチェンバ70全体の研削・除染・再塗装作業が終了する。
本発明の特徴は、従来のサンドブラスト工法に代えて、スポンジブラスト工法を採択したことにある。双方の工法の最大の相違点は、スポンジブラスト工法が足場80の養生が可能となる点である。この違いにより、足場80の各階層毎(水平分割)の研削・除染・再塗装が可能となり、最終的にサプレッションチェンバ70の底面90を研削・除染・再塗装作業する際には、足場80を撤去した状態で作業を実施することができる。
したがって、本発明の研削・再塗装方法によれば、底面90全面全域を一度の研削・除染・再塗装で実施できるので、足場アンカー面の後作業を必要とする従来のブラスト工法と比較して、作業効率を大幅に改善することができ、塗装の品質も格段に上げることができる。
更に、ブラスト媒体の跳ね返りがないため、周囲の機器をブラスト媒体によって傷つけないですみ、且つ、目の細かいフィルタを使用した大がかりなグリンハウス(放射性物質を外に出さないハウス)が不要になり、養生シート85でブラスト媒体26が飛び散らないような簡単なグリンハウスですむと言う利点がある。また、ブラスト媒体26は、サンドブラストのブラスト媒体と比較して大粒なので、回収し易いという利点もある。
なお、実施の形態では、吃水面74を境にした上下二分割の作業手順について説明したが、作業手順は、これに限定されるものではない。例えば、水72を抜いた底面90からダイヤフラムフロア78の近傍まで足場80、80…を構築し、内壁面86、88を一度の作業で研削・除染、再塗装し、その後、足場を撤去して底面90の研削・除染・再塗装を実施するようにしてもよい。図7及び図8において、右側に位置するサプレッションチェンバ70は、後者の手順で実施されている。また、符号92は、隣接するサプレッションチェンバ70、70を連通する均圧管である。
また、容器としては、サプレッションチェンバ70に限定されるものではなく、汚泥処理槽、汚水処理槽の容器においても、本発明の研削・再塗装方法を適用できる。汚泥処理槽、汚水処理槽の吃水線から下方の部分は、微生物の繁殖が多く汚染度が高いため、サプレッションチェンバ70と同様に吃水面74を境とした上下二分割の研削・除染・再塗装作業を実施することが好ましい。
スポンジブラスト装置の全体構成図 スポンジブラストのメカニズムを説明した図 スポンジブラストの作業者装備を説明した図 汚染防止用養生シートによって養生された足場板の斜視図 気中部分の内壁面の作業状態を示した模式図 サプレッションチェンバの半断面図 吃水線から下方の部分の内壁面の作業状態を示した模式図 底面の作業状態を示した模式図 原子力発電所設備の模式図
符号の説明
20…スポンジブラスト装置、22…研削材、24…スポンジ片、26…ブラスト媒体、28…塗膜、30…塗装面、34…作業者、36…装備、38…ノズル、44…シート、46…足場板、50…スポンジブラスト供給装置、52…コンプレッサ、54…吸引機、56…リサイクル分離機、58…ホッパ、70…サプレッションチェンバ、74…吃水面、76…ベント管、78…ダイヤフラムフロア、80…足場、86、88…内壁面、90…底面

Claims (6)

  1. 容器の内面にブラスト媒体を投射して内面を研削する容器内面のブラスト工法において、
    前記ブラスト媒体として、研削材が多孔質弾性体内に包含されたブラスト媒体を使用し、
    前記容器内部を本来水が貯留された際の吃水面を境にして、上部においては支柱を梁から吊り下げて水平材、斜材及び足場板により容器内を複数の階層に水平分割した水平足場を構成するとともに、前記支柱、水平材、斜材及び足場板を養生布によって養生し、
    前記容器の内面を、作業域をブロック状にシート状体で壁状として区切り、
    前記水平足場の最下層以外の足場の各足場板を、隣接された足場板との間で隙間が生じるように敷設し、
    前記水平足場の最下層の足場の各足場板を敷き詰めるとともに、最下層の足場にシート状体を敷設し、
    前記容器の吃水面から上方の壁面に前記ブラスト媒体を投射し、使用後のブラスト媒体を足場板の前記隙間を介して最下層の足場のシート状体に落下させて回収することを特徴とする容器内面のブラスト工法。
  2. 容器の内面にブラスト媒体を投射して内面を研削する容器内面のブラスト工法において、
    前記ブラスト媒体として、研削材が多孔質弾性体内に包含されたブラスト媒体を使用し、
    前記容器内部を本来水が貯留された際の吃水面を境にして、水を排出した後、下部においては支柱を底面から立設して水平材、斜材及び足場板により容器内を複数の階層に水平分割した水平足場を構成するとともに、前記支柱、水平材、斜材及び足場板を養生布によって養生し、
    前記容器の内面を、作業域をブロック状にシート状体で壁状として区切り、
    前記水平足場の最下層以外の足場の各足場板を、隣接された足場板との間で隙間が生じるように敷設し、
    前記水平足場の最下層の足場の各足場板を敷き詰めるとともに、最下層の足場にシート状体を敷設し、
    前記容器の吃水面から下方の壁面に前記ブラスト媒体を投射し、使用後のブラスト媒体を足場板の前記隙間を介して最下層の足場のシート状体に落下させて回収し、
    前記水平足場の解体後、底面からブラスト済みの壁高さを越えたところまでシート状体により屋根状に囲い、その内部の底面と未ブラスト壁面とに前記ブラスト媒体を投射し、使用したブラスト媒体を底面で回収することを特徴とする容器内面のブラスト工法。
  3. 前記水平足場の各階層の足場にシート状体を敷設し、各階層で使用したブラスト媒体を各階層の足場に敷設された前記シート状体によって回収することを特徴とする請求項1又は2に記載の容器内面のブラスト工法。
  4. 前記容器に垂下された配管機器類の一つずつ、又は配管機器類の集合体全体をメッシュ体で囲むことを特徴とする請求項1、2又は3のうちいずれか一つに記載の容器内面のブラスト工法。
  5. 前記容器は、原子力発電所設備の原子炉格納容器に設置されたサプレッションチェンバであることを特徴とする請求項1、2、3又は4のうちいずれか一つに記載の容器内面のブラスト工法。
  6. 前記ブラスト媒体の多孔質弾性体は、スポンジであることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のうちいずれか一つに記載の容器内面のブラスト工法。
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