JP2004065052A - 多量の血液等を吸収できる吸収性物品とその使用方法 - Google Patents

多量の血液等を吸収できる吸収性物品とその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】血液等の高粘性液体を多量に吸収し保持することができる吸収用物品を提供する。
【解決手段】本発明にかかる吸収用物品は、その吸収体が多数の片の密集体からなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液等の高粘性液体を多量に吸収できる吸収性物品とその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
家畜を飼育する上で家畜に対する伝染病などの検査を行うことは衛生管理上の観点から極めて重要である。例えば、近年、BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛の発見により、人々の食品に対する安全性への関心が高まり、家畜保健衛生所等において、BSE感染の恐れがある牛の病性鑑定が強制的に行われていることはよく知られている。
BSE検査の際は、数百キロもある大型家畜である牛を扱うので、解剖室の床(コンクリート床など)上で生体を解体することになる。このとき、首部を切開したり肢を切断したりすると切開・切断部位から血液や体液が多量に流出する。腹部を開いたときには切開した部分に血液や体液が多量に溜まる。これらの血液等はそのままでは大部分が床上から排水口を通じて外部に流れ出すので、ぼろ布、ウェス、新聞紙などで拭き取ったり吸い取ったりするのであるが、ぼろ布、ウェス、新聞紙などは血液等の高粘性液体を多量に吸い取ることが出来ないため、この作業は労多くして益の少ない作業となっていた。
【0003】
そこで、上記血液等を吸い取るための別の手段として、市販の吸収用物品を使ってみたが以下の理由でいずれも実用的でないことが分かった。
すなわち、吸収用物品としてもっとも良く知られているのは、吸水性ポリマーを使用したものである。これは、血液等を吸い込む部分、つまり、吸収体が吸水性ポリマーのみからなるか、綿状の粉砕パルプに吸水性ポリマーが多量に配合されてなるものであるが、人が使用する衛生用品・生理用品としては極めて優れた性能を発揮するが、大型家畜の解体などの際に発生する多量の血液等を吸収処理するには全く適していないことが分かった。その理由はつぎのようであると推測される。すなわち、吸水性ポリマー使用の市販の吸収用物品では、その吸収体10において、吸水性ポリマー粒子11・・・が図4に見るように密に密集している。このような吸収体では、吸水性ポリマー粒子11・・・が液を吸収して膨張すると、互いの間に存在していた空間をポリマー自身が塞ぎ、液が粒子間隙を通じて吸収体10の内部に移動することを妨げる。つまり、吸収体10の表面部分の吸水性ポリマー粒子11しか働かないと言う現象が起き易いのである。また、吸収させようとする液が血液である場合、血液中に含まれている糖質、タンパク質、脂質、血球成分などが吸水性ポリマー11の粒子内部には入り込まず、吸水性ポリマー粒子11の表面に残るが、吸収させようとする血液が多量であると、吸水性ポリマー粒子11の表面が多量の糖質、タンパク質、脂質、血球成分などで覆われるようになるため、吸水性ポリマーの吸収作用が妨げられると言うことも起きるのである。
【0004】
有力と考えていた市販の吸収用物品としては、ほかに、犬猫などのペットを手術するなどの際に使用される吸収用マット20がある。これは、図5に示すように、クレープ地などの吸水性を持つシート21・・・を重ね合わせて包装材22で包んだものである。シート21間に綿状の粉砕パルプ23を少量挟み込んだものもある。試みた結果、このマットも大型家畜の解体などの際に発生する多量の血液等を吸収処理するには全く適していなかった。すなわち、シート21自身は吸水性を持つため血液等が少量である場合は全てを吸い込むが、血液等が多量になると、マット20の表面に溜まる状態になる。
【0005】
上記吸水性ポリマー使用品やペット手術用マットが多量の血液等に優れた吸収性を示さない理由は、血液等が高い粘性を有することもその原因になっていると思われる。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
以上の事情から分かるように、吸収用物品として良く知られている市販品は、いずれも、血液等の高粘性液体を吸収するとしても、少量の高粘性液体を念頭に置いたものに過ぎず、大型家畜の解体など多量の血液等が流出する状況を想定してのものではなかった。
このため、多量の血液など高粘性液体を十分に吸収できる吸収用物品とその好適な使用方法が望まれる。
本発明の課題は、血液等の高粘性液体を多量に吸収し保持することができる吸収用物品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた。その結果、吸収体の構成として、紙や布などの片を多数密集させるという、従来にない構成を採用することによって、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明にかかる吸収用物品は、吸収体が多数の片の密集体からなることを特徴とする。
上記本発明の吸収用物品において、片は、その形が短冊状であることが好ましい。
【0008】
上記本発明の吸収用物品において、前記吸収体が、高粘性液体を透過させることのできる包装材で包装されてなることが好ましい。
本発明にかかる吸収用物品の使用方法は、大型家畜を解体処理するに際し、上記本発明にかかる吸収用物品を大型家畜の周囲に土手状に密に並べて血液等の高粘性液体の拡散を防ぐようにするか、上記本発明にかかる吸収用物品を大型家畜の切開部分に押し込み血液等の高粘性液体を吸い取るようにするか、または、上記本発明にかかる吸収用物品を大型家畜の切開部分の下方に置いておき、切開部分から流れ落ちる血液等の高粘性液体を吸い取るようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明するが、本発明は以下の説明に限定されるものではない。
本発明に用いる吸収体は多数の片の密集体からなることを特徴としている。
本発明にいう片とは、薄片のことをいい、好ましくは、不織布片、紙片、布片、ウェブ片が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明にいう片の厚みは、好ましくは0.1〜10mm、より好ましくは0.2〜7mm、さらに好ましくは0.2〜5mm、さらにより好ましくは0.2〜3mmである。
【0010】
本発明にいう片の形としては、特に限定されず、円形、正方形、長方形、多角形、不定形など、いずれの形でもよいが、本発明の効果を十分に発揮することができる点で、長方形が好ましく、短冊状が特に好ましい。
本発明にいう片の形が短冊状の場合、その長辺の長さは、好ましくは10〜1000mm、より好ましくは10〜500mm、さらに好ましくは30〜300mm,さらにより好ましくは50〜200mmである。また、その短辺の長さは、好ましくは2〜100mm、より好ましくは3〜70mm、さらに好ましくは5〜50mm、さらにより好ましくは10〜30mmである。
【0011】
本発明に用いる吸収体は、多数の片の密集体からなると述べたが、ここにいう多数とは、例えば、片を数十枚以上(例えば、20枚以上、50枚以上、80枚以上など)、用途や最終製品の大きさによっては数百枚以上(例えば、100枚以上、200枚以上、500枚以上など)用いることをいう。1枚や数枚(例えば、2〜3枚)のみ用いても本発明の効果が十分には発揮できない。
上記にいう密集体とは、吸収体1において、多数の片2・・・が図1にみるように纏まっている状態をいい、具体的には、好ましくは、上記多数の片2・・・の各々が部分的に他の片2・・・と接するように、より好ましくは、上記多数の片2・・・の各々が部分的に他の片2・・・と絡まるように、纏まっている状態をいう。
【0012】
本発明に用いる吸収体1は、図1に示すように、多数の片2・・・の密集体からなるので、片2と片2との間に狭いすき間3を有し、吸収体1の内部にこのようなすき間3を多数に有していて、これらのすき間3・・・を通じて、ある場合は毛細管現象などにより、吸収体1の表面(吸収体の表面近傍に位置する片群)から吸収体1の内部(吸収体の内部に位置する片群)に向かって高粘性液体をスムーズに移動させることができ、吸収体1の奥深い内部にまでも高粘性液体を吸い込み、保持することができる。このため、多量の高粘性液体を十分に吸収・保持することができるのである。なお、図1は片2の互いの関係が分かり易いように、すき間3を大きめに表している。実際は片2同士は密着しているのである。
【0013】
本発明に用いる吸収体は、上述のように、片と片のすき間を利用することによって血液等の高粘性液体を多量に吸収し保持するようになっているので、片と片の間に吸込力のあるすき間を効果的に生じさせることができるような形の片を用いることが、本発明の効果を十分に発現する点で好ましく、その意味で、上述のように、片の形を短冊状とすることが特に好ましいとしているのである。
本発明に用いる吸収体においては、前記片は、パルプ紙、不織布、繊維綿、およびウェブから選ばれる少なくとも1種の材料からなることが、多量の高粘性液体を拡散するように浸透させて吸収し保持できる作用を有する点で好ましい。
【0014】
本発明において、吸収体に用いることができるパルプ紙としては、特に限定されないが、例えば、ティッシュペーパー、ちり紙、生理用紙、タオル用紙、その他の衛生用紙用のパルプ紙などが挙げられる。
上記パルプ紙には、好ましくは吸水性ポリマーが配合される。吸水性ポリマーとしては、例えば、高分子吸収ポリマー等が挙げられる。吸水性ポリマーの配合割合としては、パルプ紙に対し、1〜80重量%であることが好ましく、10〜70重量%であることがより好ましく、20〜60重量%であることが一層好ましく、30〜50重量%であることが特に好ましい。吸水性ポリマーの配合形態としては、パルプ紙の表面上に吸水性ポリマー粒子が配置されているものでも良いが、パルプ紙の内部に吸水性ポリマー粒子がサンドイッチされる等の形態で埋没されているものが好ましくは用いられる。具体的には、吸水性ポリマー層を挟んで2枚の紙層が重ね合わされてなるパルプ紙などが挙げられる。吸水性ポリマーがパルプ紙の中に埋没されるように配置されていると、血液や体液に含まれる糖質やタンパク質などはパルプ繊維によって内部への進行をはばまれ、液体成分のみがパルプ繊維の間を拡散しながら内部に浸透するため、吸水性ポリマーが糖質やタンパク質などの物質に覆われることが防がれ、充分な液体吸収作用を示すことができるようになるのである。
【0015】
本発明において、吸収体に用いることができる不織布としては、特に限定されないが、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、ケミカルボンド不織布などが挙げられ、中でも、サーマルボンド不織布であることが、本発明の効果を十分に発揮できる点で好ましい。不織布がメッシュ状であったり多孔性であったりすると、高粘性液体の移動がスムーズになり、好ましい。
不織布は、その面が凹凸を持つようにエンボス処理されてなることも好ましい形態の1つである。
本発明において、吸収体に用いることができる繊維綿としては、特に限定されないが、例えば、コットンパフ用脱脂綿などが挙げられる。
【0016】
本発明において、吸収体に用いることができるウェブとしては、特に限定されないが、例えば、不織布製造用ウェブ、繊維ウェブなどが挙げられる。
吸収体においては、前記片の材料としてリサイクル材料を用いることが好ましい。具体的には、製紙工場や不織布製造工場などから廃棄される損紙、不織布や綿、ウェブなどをリサイクル使用することが好ましい。
本発明にかかる吸収用物品は、その血液等を吸い込む部分、つまり、吸収体として上述の吸収体、すなわち、多数の片の密集体を用いることを特徴としている。
【0017】
本発明にかかる吸収用物品は、最終商品であっても良いが、例えば、多数の片の固まりに接着剤を噴霧して密集体の形を整えただけの物品など、最終商品に到る中間品であっても良い。本発明にかかる吸収用物品の構造は、本発明の吸収体の有する効果を発揮できるように構成されてなるものであれば、特に限定されない。
本発明にかかる吸収用物品において、吸収体の使用量は、特に限定されないが、吸収用物品全体の重量に対して30重量%以上であることが好ましく、40重量%以上であることがより好ましく、50重量%以上であることがさらに好ましく、60重量%以上であることがさらにより好ましく、70重量%以上であることが特に好ましい。
【0018】
本発明にかかる吸収用物品は、多数の片の密集体からなる吸収体のみを含むものであってもよいが、ほかに、高粘性液体を吸収し保持する作用を有するものを合せて含むことができる。たとえば、吸水性ポリマー、吸水紙、繊維状物や粉砕パルプなどを合せて含ませることができる。防臭剤や消臭剤などの衛生上、環境保持上の化学品を含ませておくのも好ましい。これらの併用品は、少量であれば、多数の片の密集体からなる吸収体の内部に含ませることも出来る。
本発明にかかる吸収用物品は、多量の高粘性液体を吸収し保持する作用を有する吸収体を使用するため、例えば、BSE検査のための牛解体時に使用する吸収用マット、吸収用シートなどに好適であるが、この用途に限定される理由は特にない。牛以外の大型家畜の解体時など、血液等を多量に吸収・保持させる必要のある用途であれば、限定されない。小型家畜や人体などに使用することも出来るし、油など血液・体液以外の高粘性液体を吸収・保持させる必要のある用途に使用しても良い。
【0019】
その好ましい使用方法としては、例えば、大型家畜を解体処理するに際し、上記本発明にかかる吸収用物品を大型家畜の周囲に土手状に密に並べて血液等の高粘性液体の拡散を防ぐようにするか、上記本発明にかかる吸収用物品を大型家畜の切開部分に押し込み血液等の高粘性液体を吸い取るようにするか、または、上記本発明にかかる吸収用物品を大型家畜の切開部分の下方に置いておき、切開部分から流れ落ちる血液等の高粘性液体を吸い取るようにすることがある。
吸収用物品の形状、大きさ、厚さ、重量などは、特に限定はなく、適宜決定される。その意味では、大寸法シートや大寸法マットにすることもできるが、牛などの大型家畜の下に敷くと、極めて重い牛体の下から引きずり出そうとしたとき、シートやマットが破れる恐れがあるので、小寸法にしておいて、上に述べたように、大型家畜の周囲に土手状に並べる使い方にすることが好ましい。
【0020】
本発明にかかる吸収用物品は、吸収体が包装材で包装されてなるものが好ましい。多数の片の密集体からなる吸収体を包装材で包装することによって、前記多数の片がばらばらになることを防止できるとともに、片と片との間のすき間を効果的に生じさせるように纏めることができ、血液等の高粘性液体を多量に吸収し保持するという本発明の効果を十分に発現させることができるからである。
前記包装材は、単層として吸収体を包装する形態でもよいし、2層以上として吸収体を包装する形態でもよい。
前記包装材は、メッシュ状および/または多孔性不織布であると、血液等の高粘性液体を内部の吸収体まで効果的に通過させることができるため、好ましい。
【0021】
前記包装材は、内側が多孔性不織布からなり外側がメッシュ状不織布からなる二重包装材であることが好ましい。メッシュ状不織布および/または多孔性不織布は、孔を通じて血液等の高粘性液体を効果的に透過させるため、吸収用物品の吸収面が高粘性液体に覆われることを十分に避けることができ、高粘性液体を短時間で吸収体に吸収させることができるからである。そして、二重包装にしておくと、機械的強度が増すからである。
本発明の効果を十分に発揮させることができると言う点で、前記メッシュ状不織布がレーヨン繊維およびパルプ繊維を含むメッシュ状の不織布であることが好ましい。本発明の効果を十分に発揮させることができると言う点で、前記多孔性不織布が多孔性サーマルボンド不織布であることが好ましい。
【0022】
本発明において、吸収体の包装材は、上記のものに限定されず、本発明の効果を妨げないいかなる材料でも使用することができる。
本発明においては、包装材の表面に界面活性剤などを塗布または含浸し、血液などを吸収させやすくすることも好ましい実施形態である。
吸収体を包装材で挟み固定する方法は、接着剤や縫合で枠を固定することなど、通常行われる方法をとることができる。吸収体を包装する際には、吸収体の内部にまで高粘性の液体が移動できるように、効果的にすき間を生じさせるためには、片と片が絡み合うように包装することが好ましい。
【0023】
吸収用物品の吸収面(表面)の形状は、特に限定するわけではないが、凹凸形状を有するようにすることが好ましい。凹凸形状にすることにより、吸収性物品の吸収面の表面積が広くなるため、透過させることができる高粘性液体の量が増加し、吸収が速やかに行われる傾向があるからである。
本発明にかかる吸収用物品は、上述の材料からなるため、たとえば、800℃以上で焼却処分した時に、ダイオキシンなどの有毒な物質の発生がなく、環境面でも非常に優れている。
【0024】
【実施例】
以下では、吸収体の片が吸水性ポリマー配合パルプ紙および多孔性不織布からなる、具体例たる吸収用物品、吸収用マットについて、詳しく説明する。
図2は四角型の吸収用マットAを示している。この吸収用マットAは、2枚の包装材4,4で、多数の片2・・・の密集体からなる吸収体1を表裏から挟み込み、包装材4,4の四周辺4a,4aを縫合または接着剤で互いに固定した形態を採っている。片2と片2の間にすき間3が見えている。吸収用マットAの乾燥時の全重量は、吸収用マットの寸法、タテ30cm×ヨコ50cm当たりで、好ましくは1kg以下、より好ましくは700g以下、さらに好ましくは500g以下、もっとも好ましくは300g以下である。下限は特に限定されず、一般に軽量であればあるほど好ましい。実用性の面では、例えば、200〜500gの範囲が使用しやすいので好ましい。
【0025】
吸収用マットに含まれる吸収体の含有量は、好ましくは、吸収用マットの寸法タテ30cm×ヨコ50cm当たりで100〜500gであり、このような含有量であれば、吸収用マット1枚当たりで1〜3リットルの血液を吸収することができる。
吸収用マットの大きさは、タテ30cm×ヨコ50cmに限られるのでなく、通常、タテ10〜80cm×ヨコ20〜100cmの範囲で適宜設計される。形状も四角形に限られず、円形、楕円形、瓢箪形などさまざまである。吸収用マットの厚みは、限定する訳ではないが、1〜20cmが好ましく、3〜5cmがより好ましい。
【0026】
この吸収用マットは、流出する血液や体液を吸収し保持して血液等が床上に広がらないように、解体部位の周辺に複数枚敷き詰めるようにして使用することができる。また、解体部位の体内にこの吸収用マットを詰め込み、体内中に溜まった血液や体液を吸収させることができるなど、使用方法の応用範囲が広い効果がある。この吸収用マットは、血液や体液を吸収したあとは、解体された検体とともに、焼却処分することができる。
図3は、吸収用マット2種類の断面を表している。(a)に示す吸収用マットAの場合は吸収体1を包む包装材4が一重であるのに対し、(b)の吸収用マットAの場合は内側の包装材4′が多孔性不織布、外側の包装材4がメッシュ状不織布からなる二重包装材で吸収体1を包んでいる。4aは包装材の周辺結合部を示す。
吸収体の片の材質を種々に変えて吸収用物品の吸収性能を見た。
【0027】
<吸収用物品の製作>
吸収体の片と包装材について、その種類を表1に記載のように変更して、種々の吸収用マットを製作した。吸収用マットの大きさはタテ20cm×ヨコ12.5cmとした。吸収体に用いた片は、幅が10mm、長さが200mmの短冊状とした。
上のようにして製作した各吸収用マットについて吸収性能テストを行い、その結果を表1に示した。
【0028】
【表1】
Figure 2004065052
【0029】
表1において用いられている吸収体の片と包装材の詳細は以下のとおりである。
吸水性ポリマー配合パルプ紙:伊野紙(株)製
多孔性サーマルボンド不織布A:金星製紙(株)製、エンボス処理品
多孔性サーマルボンド不織布B:金星製紙(株)製
抽出用湿式不織布:南国パルプ工業(株)製
レーヨン繊維・パルプ繊維含有メッシュ状不織布:三昭紙業(株)製
親水性繊維のウェブ:大三(株)製
レーヨン繊維含有メッシュ状不織布:(株)クラレ製
吸収性能の試験方法は以下のとおりである。
【0030】
<浸漬法>
たとえば、牛の腹部等を解体したときに、腹部の内部に溜まった血液などの体液を吸収用マットで吸収させる場合を想定して、以下のような方法で吸収比率を測定した。
バット(サイズ278mm×213mm×36mm)に約1kgの人工血液を入れ(血液の深さは約20mm)、その中に制作した吸収用マットを漬け、吸収マットを押し付けて揉む動作を10回行い、その後、2分間人工血液中に浸漬した。さらに、吸収用マットを裏返して、吸収用マットを人工血液中で2回揉んだあと、人工血液中に浸漬し、1分間放置した(浸漬時間は合計3分)。その後、人口血液中から吸収用マットを引き上げ、1分間引き上げた状態で吸収用マットに吸収されていない人工血液を滴らせたあと、天秤で吸収用マットの重量を測定した。
【0031】
測定した吸収用マットの重量から人工血液に浸漬する前の吸収用マットの重量を差し引いて、吸収用マットの人工血液の吸収量を算出した。算出した吸収量を浸漬前の吸収用マットの重量で割ったものを吸収比率とした。
<滴下法>
牛の延髄を取り出すために牛の首部を切断したときに流出する血液を、吸収用マットで吸収する場合を想定して、以下のような方法で吸収比率を測定した。
バット上に金網を設置し、この金網上に吸収用マットを配置した。約200gの人工血液を300ml分液漏斗に入れて、吸収用マットの表面から約5cmの高さから人工血液を吸収用マットに滴下した。このとき、滴下速度は200g/1minであった。人工血液の滴下終了後、30秒間放置し、吸収用マットに吸収されなかった人工血液を滴らせた。その後、吸収用マットの重量を測定し、浸漬法と同様の方法で、吸収比率を算出した。
<人工血液の製造>
上記の浸漬法および滴下法で使用した人工血液は、つぎのようにして製造した。
【0032】
10.0gのNaClを水1.0Lに入れて溶かし、さらに増粘剤12.5gを入れて1時間攪拌した。増粘剤が溶解したあとに、赤色染料5.0gを加えて、さらに攪拌し、人工血液を得た。その粘度は約300センチポイズであった。表1において、吸収体の片の材料が吸水性ポリマー配合パルプ紙であり、包装材の材料がレーヨン繊維・パルプ繊維含有メッシュ状不織布である場合の吸収用マットAを、BSE検査時、牛を解体する時の血溜り拡散を防止するために、牛体の周囲に土手状に密に並べ、隣り合う吸収用マットの間から血が漏れでないようにした。解体時に床に流れ出た血液は吸収用マットに堰止められて、土手の外側にもれ出なかった。
【0033】
これに対し、吸水性ポリマーを吸収体とする吸収用マットBも吸水性を持つシートを重ね合わせてなる吸収用マットCも、その下からも血液が漏れ出た。
上記吸収用マットAと吸収用マットCの間で前述の人工血液の吸収量を比較してみたところ、滴下法では、吸収用マットAが120gの人工血液を吸収したのに対し、吸収用マットCは110gの人工血液を吸収していて、大差がなかったが、浸漬法では、吸収用マットAが365gの人工血液を吸収したのに対し、吸収用マットCは135gの人工血液しか吸収せず、大きな差があった。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、血液等の高粘性液体を多量に吸収し保持することができる吸収用物品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる吸収用物品に用いられる吸収体の一実施形態を表す平面図。
【図2】本発明にかかる吸収用物品の一実施形態を表す部分切開平面図(a)と部分開放斜視図(b)。
【図3】本発明にかかる吸収用物品の2つの実施形態を表す側断面図。
【図4】市販品である吸収用物品における吸水性ポリマーからなる吸収体を表す平面図。
【図5】市販品である吸収用物品を表す部分側断面図。
【符号の説明】
A 本発明にかかる吸収用物品
1 吸収体
2 片
3 すき間
4,4′ 包装材

Claims (10)

  1. 吸収体が多数の片の密集体からなる、吸収性物品。
  2. 前記片は、その形が短冊状である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記片は、その材料がパルプ紙、不織布、繊維綿、およびウェブから選ばれる少なくとも1種からなる、請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記パルプ紙は、その内部に吸水性ポリマーが配合されてなるパルプ紙である、請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記不織布は、その面が凹凸を持つようにエンボス処理されてなる、請求項3または4に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収体が、高粘性液体を透過させることのできる包装材で包装されてなる、請求項1から5までのいずれかに記載の吸収用物品。
  7. 前記包装材が、メッシュ状および/または多孔性不織布である、請求項6に記載の吸収用物品。
  8. 大型家畜を解体処理するに際し、請求項1から7までのいずれかに記載の吸収用物品を前記大型家畜の周囲に土手状に密に並べて血液等の高粘性液体の拡散を防ぐようにする、吸収用物品の使用方法。
  9. 大型家畜を解体処理するに際し、請求項1から7までのいずれかに記載の吸収用物品を前記大型家畜の切開部分に押し込み血液等の高粘性液体を吸い取るようにする、吸収用物品の使用方法。
  10. 大型家畜を解体処理するに際し、請求項1から7までのいずれかに記載の吸収用物品を前記大型家畜の切開部分の下方に置いておき、前記切開部分から流れ落ちる血液等の高粘性液体を吸い取るようにする、吸収用物品の使用方法。
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