JP5074734B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、軟便又は水状軟便の拡散を防止した、使い捨ておむつ又は吸収パッド等の吸収性物品に関する。
従来より、透液性トップシートと、バックシートとの間に吸収体が介在された使い捨ておむつが知られている(例えば、下記特許文献1〜2等参照)。
この種の使い捨ておむつにも幾多の改良が重ねられ、体液漏れを防止するために吸収体に大便の収容ポケットを形成したものが知られている。例えば、下記特許文献3では、皮膚と排泄物とが長時間接触しているとカブレなどの症状を引き起こすことになるため、バックシートと、開口を有するトップシートと、前記バックシートと前記トップシートの間に配置され、孔部を有する吸収体とを備える使い捨ておむつが開示されている。
特開平7−328069号公報 特開平7−313552号公報 特開平4−300543号公報
しかしながら、特に新生児用の場合には、軟便又は水状軟便が多く、トップシート上を流動して周囲に拡散し易く、漏れが発生し易いなどの問題があった。前述のように吸収体に便ポケットを形成した使い捨ておむつの場合は、軟便又は水状軟便が便ポケットに流入すれば、多くの場合、便の拡散を防止できるが、軟便又は水状軟便が多くなると、便ポケットに流入した軟便が外部に流出し拡散することがあった。さらに前記軟便又は水状軟便が拡散し、肌と長時間接触すると、皮膚炎やカブレを起こす原因となるなどの問題があった。
一方で、吸収体に排泄物を受け入れる便ポケットを形成した使い捨ておむつの場合、身体と吸収体とが密着し過ぎて臀部が前記便ポケットまで入り込んでいる状態であると、便ポケットの収容空間が縮小されるなどの問題があるとともに、吸収体が位置ズレし前記便ポケットが肛門部位からずれると排泄物の収容空間として機能しなくなるなどの問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、軟便又は水状軟便の拡散を最小化し、体液漏れを防止するとともに、皮膚炎やカブレの発生を防止することにある。
第2に、吸収体に設けた便ポケットを排泄物の収容空間として確実に機能させることにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、少なくとも、表面側に配置されるトップシートと、裏面側に配置されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とを具備するとともに、前記吸収体に排泄物を収納保持するために身体側から面状に窪みを形成した便ポケットを設けた使い捨ての吸収性物品において、
前記便ポケットを除く吸収体部分では、高吸収性ポリマーの一部又は全部が吸収体の表層側に偏在して配置され、前記便ポケット部位では、該便ポケットの底面部及び周壁部に偏在して配置され
前記トップシートと吸収体との間にセカンドシートを備えるとともに、前記吸収体を囲繞するコアラップシートとを備え、前記トップシート、前記セカンドシート及びコアラップシートに夫々、多数の開孔が形成されるとともに、これら各シートに形成された開孔径の相対的関係がトップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係にあり、かつ前記トップシート、セカンドシート、コアラップシートのシート密度の相対的関係がトップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係にあることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の本発明においては、前記便ポケットを除く吸収体部分では、通常は吸収体内に分散して混入される高吸収性ポリマーの一部又は全部を吸収体の表層側に偏在して配置するものである。従って、排出された軟便又は水状軟便は、前記高吸収性ポリマーによって速やかに吸収保持されるため周囲への拡散が最小化され、体液漏れが防止されるとともに、皮膚炎やカブレの発生を防止できるようになる。
また、前記便ポケット部位では、該便ポケットの周壁部及び底面部に偏在して配置するようにしたものであり、便ポケットに流入した軟便又は水状軟便は、前記高吸収性ポリマーによって速やかに吸収保持されるため、便ポケットに流入した便が再び外部に流出し拡散するのを防止することができる。
更に本発明では、前記トップシートと吸収体との間にセカンドシートを備えるとともに、前記吸収体を囲繞するコアラップシートとを備え、かつ前記トップシート、前記セカンドシート及びコアラップシートに夫々、多数の開孔が形成される態様の場合は、これら各シートに形成された開孔径の相対的関係がトップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係とし、軟便又は水状軟便が吸収体に吸収され易くしているとともに、吸収体への吸収性を考慮して前記メッシュシート、トップシート、セカンドシート、コアラップシートのシート密度の相対的関係をメッシュシート密度<トップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係としている。
請求項2に係る本発明として、少なくとも、表面側に配置されるトップシートと、裏面側に配置されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とを具備するとともに、前記吸収体に排泄物を収納保持するために身体側から面状に窪みを形成した便ポケットを設けた使い捨ての吸収性物品において、
前記便ポケットを除く吸収体部分では、高吸収性ポリマーの一部又は全部が吸収体の表層側に偏在して配置され、前記便ポケット部位では、該便ポケットの底面部及び周壁部に偏在して配置され、
前記トップシートと吸収体との間にセカンドシートを備えるとともに、前記吸収体を囲繞するコアラップシートとを備え、かつ前記トップシートの上面に多数の開孔を有するメッシュシートが積層され、
前記トップシート、前記セカンドシート及びコアラップシートに夫々、多数の開孔が形成されるとともに、これら各シートに形成された開孔径及び前記メッシュシートに形成された開孔径の相対的関係がメッシュシート開孔径>トップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係にあり、かつ前記メッシュシート、トップシート、セカンドシート、コアラップシートのシート密度の相対的関係がメッシュシート密度<トップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係にあることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記トップシートの上面に多数の開孔を有するメッシュシートを積層するようにしているため、排泄物を装着者の肌から極力遠ざけることができ、直接的に接触する機会を少なくすることができる。
また、本発明では、前記トップシートと吸収体との間にセカンドシートを備えるとともに、前記吸収体を囲繞するコアラップシートとを備え、かつ前記トップシートの上面に多数の開孔を有するメッシュシートが積層され、前記トップシート、前記セカンドシート及びコアラップシートに夫々、多数の開孔が形成される態様の場合は、これら各シートに形成された開孔径及び前記メッシュシートに形成された開孔径の相対的関係がメッシュシート開孔径>トップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係とし、軟便又は水状軟便が吸収体に吸収され易くしているとともに、吸収体への吸収性を考慮して前記メッシュシート、トップシート、セカンドシート、コアラップシートのシート密度の相対的関係をメッシュシート密度<トップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係としている。
請求項に係る本発明として、前記便ポケットを跨ぐ両側部位であってかつ前記吸収体とバックシートとの間に吸収性物品の長手方向に沿って弾性伸縮部材を配設してある請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項記載の発明は、前記便ポケットを跨ぐ両側部位であってかつ前記吸収体とバックシートとの間に吸収性物品の長手方向に沿って弾性伸縮部材を配設するものである。
前記便ポケットを跨ぐ両側部位に、吸収体とバックシートとの間に吸収性物品の長手方向に沿って弾性伸縮部材を配設することにより、前記弾性伸縮部材は便ポケットの両側部位において、吸収体を身体側へ押付けて身体に密着させる。すると、前記押付け部位に隣接する便ポケット部位では、吸収体が反作用的に便ポケットから離れるように外部方向に膨らみ、身体と離間するか浅く接触するようになるため、臀部が便ポケットの内部まで食い込まず、従来のように便ポケット空間が臀部で埋まって収容空間が縮小されることがなくなる。従って、便ポケットとしての空間が維持されるようになるため排泄物をきっちりと収容できるようになる。また、前記弾性伸縮部材が吸収体を身体側へ押し付けることで、便排出部位における吸収体のたわみ、うねり、ヨレ等を防止するため、前記便ポケットをきっちりと形成保持できるようになる。
請求項に係る本発明として、前記トップシートが、ロール表面に凸部が複数設けられた凸ロールと、ロール表面に前記凸部が嵌入する凹部が複数設けられた凹ロールとからなるエンボスロールにより凹凸のエンボスが付与されている請求項1〜いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項記載の発明においては、トップシート表面の形成された凹凸が軟便の表面拡散速度を抑え、排便領域の近傍で吸収体に吸収され易くなる。
請求項に係る本発明として、前記高吸収性ポリマーとして、体液中の不溶解成分を凝集する凝集成分又は体液中の不溶解成分を吸着する吸着成分を含む薬液を表面にコーティングしたものを用いる請求項1〜いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項では、前記高吸収性ポリマーとして、体液中の不溶解成分を凝集する凝集成分又は体液中の不溶解成分を吸着する吸着成分を含む薬液を表面にコーティングしたものを用いるようしている。血液、軟便又は水状軟便等は不溶解成分(固形分、油分等)を多く含有しており、これが高吸収性ポリマーの表面に付着し目詰まりを起こすことにより、吸収性能が阻害される傾向にある。従って、高吸収性ポリマーの表面に予め、体液中の不溶解成分を凝集する凝集成分又は体液中の不溶解成分を吸着する吸着成分を含む薬液をコーティングしておくと、前記不溶解成分を凝集させることにより、或いは不溶解成分を吸着することにより、体液の通り道が持続的に確保されるようになり、高吸収性ポリマーの吸収能力が向上するようになる。
以上詳説のとおり、本発明によれば、軟便又は水状軟便の拡散を最小化し、体液漏れを防止するとともに、皮膚炎やカブレの発生を防止することが可能となる。また、吸収体に設けた便ポケットを排泄物の収容空間として確実に機能させることができる。
更に、軟便又は水状軟便が吸収体に吸収され易くなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る使い捨て紙おむつの一部破断展開図、図2は横断面図である。
〔使い捨ておむつ構造〕
図1において、使い捨ておむつ1は、綿状パルプ等からなり、たとえば砂時計形状(または長方形状等)のある程度の剛性を有するとともに、クレープ紙等のコアラップシート5によって囲繞された吸収体4と、該吸収体4の表面側(使用面側)を覆うように配設された有孔または無孔の不織布や孔開きプラスチックシート等からなる透液性トップシート3と、前記吸収体4の裏面側に配設され、少なくとも吸収体4の全面積を覆うように配設されたポリエチレン等からなる防漏シート6と、この防漏シート6の外面側(非肌当接面側)に設けられた不織布からなるとともに、おむつ外形を画成する外面バックシート2と、紙おむつの両側部に表面側に起立する立体ギャザーBSを形成するとともに、おむつ両側部では前記防漏シート6及びバックシート2と共にサイドフラップ部SFを構成するためのサイド不織布7、7と、おむつ背側両側部に設けられた機械接合式のファスニングテープ10,10とから主に構成されている。また、紙おむつ1の腹部ウエスト部および背側ウエスト部では、前記外面バックシート2、防漏シート6および透液性トップシート3が共に延在し、吸収体4の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
装着に当たっては、図9に示されるように、紙おむつ1の前身頃および後身頃をそれぞれ着用者の身体に当てがった後、前記ファスニングテープ10,10を腹側に持ち込み、外面バックシート2の表面に直接的に係合させて紙おむつを装着する。
以下、更に各構成部材について具体的に詳述すると、
前記透液性トップシート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。前記透液性トップシート3としては、ロール表面に凸部が複数設けられた凸ロールと、ロール表面に前記凸部が嵌入する凹部が複数設けられた凹ロールとからなるエンボスロールを通過させることにより表面に凹凸のエンボスが付与されているものを用いるのが望ましい。トップシート表面の形成された凹凸が軟便の表面拡散速度を抑え、排便領域の近傍で吸収体に吸収され易くなる。
前記防漏シート6は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられ、漏れを防止するために少なくとも吸収体4の全面積を覆う範囲に設置される。近年は、ムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に遠心することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、体液等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
前記透液性トップシート3は、吸収体4側縁よりも若干外方に突出し、前記防漏シート6と接合されている。前記サイド不織布7は、前記吸収体4の側縁部近傍よりも外側部分が外縁まで延び、前記防漏シート6及び外面バックシート2と接合され、この積層シート部分によってサイドフラップSFを構成している。
このサイドフラップ部SFにおいては、紙おむつ長手方向に複数本、図示の例では2本の弾性伸縮部材8,8が配設され、平面ギャザーが形成されている。この平面ギャザーは、着用した際に紙おむつをきっちりと脚周りにて保持することにより、フィット性を向上させ紙おむつがずれるのを防止する。
他方、前記サイド不織布7の前記固着部よりも内方側の不織布シート部分によって表面側に起立する立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、吸収体4の側縁近傍位置に起立端を有し、その先端が紙おむつ長手方向に沿って二重に折り返され、この折り返し部の内方に1本の弾性伸縮部材9を、または必要により複数本の弾性伸縮部材を配設することにより、その伸縮力を利用して立体ギャザーBSを起立させるようになっている。
前記弾性伸縮部材8,9としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
前記サイド不織布7を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にサイドフラップ部SFを構成する前記サイド不織布7は、ゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。
前記機械接合式のファスニングテープ10は、プラスチック、ポリラミ不織布、不織布、紙等のファスニング基材10Aの基部がおむつに接合されている。前記ファスニング基材10Aの突出片部分でかつ表面側(透液性トップシート3側の面)にフック要素10Bを有する。前記フック要素10Bは、ファスニング基材10Aに接着剤により剥離不能に接着されている。前記フック要素10Bは、その外面に多数の係合片10b、10b…を有する。係合片10bの形状としては、例えばレ字状、J字状、マッシュルーム状、T字状等のものが存在するが、いずれの形状であってもよい。好ましいのはT字状のものである。前記ファスニングテープ10は製品状態では、透液性トップシート3側に折り畳まれ、前記フック要素10Bがサイド不織布7に対して剥離可能に接合された状態となっている。
前記外面バックシート2としては不織布が用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、エアスルー法、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの不織布の中でも、不織布製造時にドラム搬送過程で加熱空気を送り繊維同士を熱融着させるエアスルー法により製造された不織布が好適に用いられる。前記エアスルー法は、高温空気の熱によって繊維同士を融着させるため、空間割合が高くふんわりとした感触と、嵩高であるなどの利点を有し、前記ファスニングテープ10の係合力を向上させることができる。
前記吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプ等の吸収性繊維と高吸収性ポリマー12とにより構成され、図示例では脚回りへの当たりを和らげるために両側部に夫々括れ部を有する略砂時計状とされる。前記高吸収性ポリマー12は例えば粒状粉とされ、吸収体4を構成するパルプ中に後述する配置態様で混入されている。
前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。図示例のように、吸収体4をクレープ紙5で囲繞する場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
前記高吸収性ポリマー12としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸収性ポリマーは製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力(吸収倍率)と吸水速度の調整が可能である。本発明で好適に使用される高吸収性ポリマー12の吸収倍率は概ね20〜30倍のものである。
また、前記高吸収性ポリマー12としては、体液中の不溶解成分(固形分、油分等)を凝集する凝集成分又は体液中の不溶解成分を吸着する吸着成分を含む薬液を表面にコーティングしたものを用いるのが望ましい。高吸収性ポリマー12の表面に予め、体液の不溶解成分を凝集する凝集成分又は体液の不溶解成分を吸着する吸着成分を含む薬液をコーティングしておくと、体液中の不溶解成分を凝集させることにより、或いは体液中の不溶解成分を吸着することにより、体液の通り道が持続的に確保されるようになり、高吸収性ポリマー12の吸収能力が向上するようになる。
前記吸収体4を囲繞するコアラップシート5としては、クレープ紙、親水性不織布等、吸収体4への体液吸収を阻害することなく、体液等を透過させ、かつ吸収体4が崩れないように形状保持するものであればどのようなシートを用いてもよい。このコアラップシート5は、無孔シートの他、多数の開孔が形成された多孔シートを用いることができる。
また、前記トップシート3と吸収体4との間には、親水性不織布からなるセカンドシートを介在させるようにしてもよい。このセカンドシートは、無孔シートの他、多数の開孔が形成された多孔シートを用いることができる。
前記親水性不織布としては、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることにより素材自体に親水性を有するものを用いるか、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維を親水化剤によって表面処理し親水性を付与した繊維を用いることにより親水性を有するようにしたものを好適に用いることができる。
更に、前記トップシート3の上面に、排泄物を装着者の肌から極力遠ざけるとともに、直接的に接触する機会を少なくする観点から多数の開孔が形成されたメッシュシートを配置するようにしてもよい。このメッシュシートとしては、有孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。また、多孔の親水性不織布を用いる場合は、シートの嵩は極力高いものが望ましい。また、シート嵩を高くするとともに、親水剤の浸透性を良好にするため、メッシュシートを構成する繊維の繊度は4dtex以下とするのが望ましい。シートの嵩を上げた場合は着用者の肌に触れると異物感を与えてしまうため、繊度を下げて嵩高さと柔らかさとを両立させることが望ましい。
一方、前記吸収体4においては、図1及び図3に示されるように、吸収体4の便排出部位を含む範囲又はその近傍部位に、該吸収体4を所定の面形状で窪ませた便ポケット4aが形成されている。なお、吸収体4は前記便ポケット4aを形成する場合でも、前記クレープ紙5は吸収体4全体を囲繞していることが望ましい。
前記便ポケット4aは、吸収体4に排泄された大便を分離して収容するための貯留空間として機能するものであり、便排出部位を含む範囲又はその近傍部位に形成される。平面形状は、図示される五角形状の他、円形、楕円、四角形、六角形等の多角形状等、任意の形状とすることができる。平面積は1〜100cm、好ましくは2〜50cmとするのが望ましく、深さは0.1〜1.0cm、好ましくは0.2〜0.5cmとするのが望ましい。平面積が3cm未満の場合は、排泄された大便をうまく便ポケット4aに導くことができない。また、100cmを超える場合には、吸収体体積の減少により吸収量の低下を招くことになり好ましくない。また、深さが0.1cm未満の場合は、便ポケット4aとしての十分な空間が確保できない。
前記高吸収性ポリマー12は、前記吸収体4内部に下記の態様で配置することができる。
(第1形態例)
前記便ポケット4aを除く吸収体4部分において、図4(A)(B)に模式図として示されるように、前記高吸収性ポリマー12,12…の一部又は全部を吸収体4の表層側に偏在して配置された態様とすることができる。従って、排出された軟便又は水状軟便は、前記高吸収性ポリマー12,12…によって速やかに吸収保持されるため、周囲への拡散が最小化され、体液漏れが防止されるとともに、皮膚炎やカブレの発生を防止できるようになる。なお、前記「高吸収性ポリマー12,12…の一部」とは、例えば吸収体4内部に高吸収性ポリマーを均一に分散して配置しながら、一部の高吸収性ポリマー12を表層側に偏在して配置された態様をいい、前記「高吸収性ポリマー12,12…の全部」とは、吸収体4の表層側にのみ高吸収性ポリマー12が配置されている態様(図示例)をいう。
(第2形態例)
図5(A)に示されるように、前記便ポケット4aを除く吸収体4部分では、前記高吸収性ポリマー12,12…の一部又は全部を吸収体4の表層側に偏在して配置され、前記便ポケット4a部位では、図5(B)に示されるように、前記便ポケット4aの底面部及び周壁部に偏在して配置された態様とすることができる。従って、便ポケット4a以外の部分に排便された場合には、前記高吸収性ポリマー12,12…によって速やかに吸収保持されるため、周囲への拡散が最小化され、体液漏れが防止されるとともに、皮膚炎やカブレの発生を防止できるようになる。また、便ポケット4a内に排便された場合には、便ポケット4aに流入した軟便又は水状軟便は、前記高吸収性ポリマー12,12…によって速やかに吸収保持されるため、便ポケット4aに流入した便が再び外部に流出し拡散するのを防止することができる。
なお、前記便ポケット4a部位では、図6(A)に示されるように、前記便ポケット4aの周壁部にのみ偏在させて高吸収性ポリマー12、12…を配置するようにしてもよいし、図6(B)に示されるように、前記便ポケット4aの底面部にのみ偏在させて高吸収性ポリマー12,12…を配置するようにしてもよい。
(第3形態例)
前記便ポケット4aを除く吸収体4部分では、高吸収性ポリマー12を吸収体4内部に均一に分散して配置する一方で(図示せず)、前記便ポケット4a部位において、便ポケット4aの底面部及び/又は周壁部に偏在させて高吸収性ポリマー12を配置する態様とすることができる。
(第4形態例)
排出された軟便又は水状軟便を速やかに吸収体4に吸収させるためには、前記トップシート3は多数の開孔を有するシートを用い、かつ吸収体4との間にセカンドシートを備える場合には、このセカンドシートを多数の開孔を有するシートとし、更に前記吸収体4を囲繞するコアラップシート5を多数の開孔が形成された多孔シートとするのが望ましい。この場合、これら各シートに形成された開孔径の相対的関係がトップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係にあることが望ましい。前記トップシートの開孔径は0.6〜1.5mmとするのが望ましく、前記セカンドシートの開孔径は0.4〜0.6mとするのが望ましく、前記コアラップシートの開孔径は0.2〜0.4mmとするのが望ましい。前記コアラップシートの開孔径は、開孔から高吸収性ポリマーが脱落しないようにするため該ポリマーの平均粒子径よりも小さくするのが望ましい。特には、ポリマーの粒径分布においては、コアラップシートの開孔径よりも大きい粒径のポリマーが80%以上となることがより望ましい。また、同様に、吸収体にパルプ繊維を用いる場合は、コアラップシートの開孔からパルプ繊維の脱落を防止するため、繊維長は長いものが望ましい。更に、繊維長2mm以上の合成繊維、特にトウ繊維のような連続繊維を用いるのがより望ましい。
なお、前記各シートの開孔は全面に設けても良いし、便の排出領域に対応して所定エリアのみに設けても良いし、更に前記便ポケット4aが設けられる場合には、便ポケット4aに対応して所定エリアに設けるようにしてもよい。更に、前記トップシート3,セカンドシート及びコアラップシート5のシート密度については、吸収体4への吸収性を考慮し、吸収体4に近づくほど大きくなるように設定するのが望ましい。本第4形態例の場合は、トップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係とし、更に前記吸収体4の密度を前記コアラップシート密度よりも大きく設定するのが望ましい。
(第5形態例)
上記第4形態例において、更に前記トップシート3の上面にメッシュシートを積層させる態様の場合は、前記トップシート3,セカンドシート及びコアラップシート5の各シートに形成された開孔径及び前記メッシュシートに形成された開孔径の相対的関係がメッシュシート開孔径>トップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係にあることが望ましい。前記メッシュシートの開孔径は1.5〜6.0mmとするのが望ましい。この場合も、前記トップシート3,セカンドシート及びコアラップシート5のシート密度については、吸収体4への吸収性を考慮し、吸収体4に近づくほど大きくなるように設定するのが望ましい。
(第6形態例)
ところで、図1及び図8に示されるように、少なくとも前記便ポケット4aの形成部位においては、便ポケット4aを跨ぐ両側部位であってかつ前記吸収体4とバックシート2との間におむつ長手方向に沿って弾性伸縮部材11,11を配設するのが望ましい。
前記弾性伸縮部材11,11は、図8の模式図に示されるように、便ポケット4aの両側部位において、吸収体4を身体側へ押付けて身体に密着させる。ある程度の剛性を有する吸収体4は、反作用的に押付け部位の隣接箇所が身体から離れるように膨むようになる。その結果、便ポケット4a部位では吸収体4が身体と離間するか、浅く接触するようになる。いずれにしても身体が便ポケット4aの内部まで入り込まなくなるため、従来のように、便ポケット空間4aが身体で埋まり収容容積が減少することが防止でき、排泄物をきっちりと収容保持できるようになる。
前記弾性伸縮部材11の配設位置は、前記便ポケット4aの中央から1〜10cm、好ましくは1.5〜6cmの距離位置とするのが望ましい。前記弾性伸縮部材11の配置位置は、吸収体4の幅寸法以内とするのが望ましい。この場合、本形態例のように吸収体4の側部にフィットカットを有する砂時計状の場合は、吸収体4の最大幅内とし、フィットカット部分を縦断するように配置されていてもよい。
前記弾性伸縮部材11は、図示例では片側1本づつとしたが、複数本づつ配置することでもよい。伸縮力としては、片側当たり30〜90g、好ましくは40〜80gとするのが望ましい。伸縮力が30g未満の場合は、吸収体4に対する十分な押付け力を確保することができず、所望の効果を得ることができない。
前記弾性伸縮部材11を、図1に示されるように、前記吸収体4の側縁近傍に配置する場合には、吸収体4の側縁部を身体側に起立させるようになるため、股間部から後身頃側にかけての範囲でフィット性が上がり、排泄物の漏れを効果的に防止する。また、前記弾性伸縮部材11を、同図1に示されるように、吸収体4のほぼ全長に亘り配設することにより、便の排泄部位はもとより吸収体側縁部分の長い範囲を身体側に立ち上がらせることにより、さらにフィット性が上がり、排泄物の漏れを効果的に防止する。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、便ポケット4aを形成した吸収体4の例について述べたが、便ポケット4aを有しない吸収体4の場合は、吸収体4の全面又は便排出部位を含む範囲において、高吸収性ポリマー12を表層側に偏在して配置するようにすればよい。
(2)上記形態例では外面バックシート2と防漏シート6とが別々の部材であるとしたが、予めフィルムと不織布とがラミネートされたラミネート不織布を用いることもできる。
(3)上記形態例では、身体側から面状に窪みを形成した便ポケット4aとしたが、吸収体4を完全に刳り抜いて裏面に貫通する便ポケットとしてもよい。この場合、便ポケット4a部位では、周壁部分にのみ高吸収性ポリマー12を配置すればよい。
(4)上記形態例では、テープ式紙おむつを例に採り本発明を説明したが、本発明はパンツ型使い捨ておむつ、吸収パッド等の吸収性物品に対しても同様に適用が可能である。
本発明に係る使い捨ておむつ1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 第1形態例に係る高吸収性ポリマー12の配置態様を示す、(A)は一般部、(B)は便ポケット部の模式図である。 第2形態例に係る高吸収性ポリマー12の配置態様を示す、(A)は一般部、(B)は便ポケット部の模式図である。 便ポケット4a部における高吸収性ポリマー配置の変形例を示す模式図である。 第3形態例に係る高吸収性ポリマー12の配置態様を示す便ポケット部の模式図である。 弾性伸縮部材11の作用を説明するための模式図である。 使い捨ておむつの装着状態を示す斜視図である。
1…使い捨ておむつ、2…外面バックシート、3…透液性トップシート、4…吸収体、4a…便ポケット、5…クレープ紙、6…防漏シート、7…サイド不織布、8・9…弾性伸縮部材、10…ファスニングテープ、SF…サイドフラップ、EF…エンドフラップ、11…弾性伸縮部材、12…高吸収性ポリマー

Claims (5)

  1. 少なくとも、表面側に配置されるトップシートと、裏面側に配置されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とを具備するとともに、前記吸収体に排泄物を収納保持するために身体側から面状に窪みを形成した便ポケットを設けた使い捨ての吸収性物品において、
    前記便ポケットを除く吸収体部分では、高吸収性ポリマーの一部又は全部が吸収体の表層側に偏在して配置され、前記便ポケット部位では、該便ポケットの底面部及び周壁部に偏在して配置され
    前記トップシートと吸収体との間にセカンドシートを備えるとともに、前記吸収体を囲繞するコアラップシートとを備え、前記トップシート、前記セカンドシート及びコアラップシートに夫々、多数の開孔が形成されるとともに、これら各シートに形成された開孔径の相対的関係がトップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係にあり、かつ前記トップシート、セカンドシート、コアラップシートのシート密度の相対的関係がトップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係にあることを特徴とする吸収性物品。
  2. 少なくとも、表面側に配置されるトップシートと、裏面側に配置されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とを具備するとともに、前記吸収体に排泄物を収納保持するために身体側から面状に窪みを形成した便ポケットを設けた使い捨ての吸収性物品において、
    前記便ポケットを除く吸収体部分では、高吸収性ポリマーの一部又は全部が吸収体の表層側に偏在して配置され、前記便ポケット部位では、該便ポケットの底面部及び周壁部に偏在して配置され、
    前記トップシートと吸収体との間にセカンドシートを備えるとともに、前記吸収体を囲繞するコアラップシートとを備え、かつ前記トップシートの上面に多数の開孔を有するメッシュシートが積層され、
    前記トップシート、前記セカンドシート及びコアラップシートに夫々、多数の開孔が形成されるとともに、これら各シートに形成された開孔径及び前記メッシュシートに形成された開孔径の相対的関係がメッシュシート開孔径>トップシート開孔径>セカンドシート開孔径>コアラップシート開孔径の関係にあり、かつ前記メッシュシート、トップシート、セカンドシート、コアラップシートのシート密度の相対的関係がメッシュシート密度<トップシート密度<セカンドシート密度<コアラップシート密度の関係にあることを特徴とする吸収性物品。
  3. 前記便ポケットを跨ぐ両側部位であってかつ前記吸収体とバックシートとの間に吸収性物品の長手方向に沿って弾性伸縮部材を配設してある請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記トップシートが、ロール表面に凸部が複数設けられた凸ロールと、ロール表面に前記凸部が嵌入する凹部が複数設けられた凹ロールとからなるエンボスロールにより凹凸のエンボスが付与されている請求項1〜いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記高吸収性ポリマーとして、体液中の不溶解成分を凝集する凝集成分又は体液中の不溶解成分を吸着する吸着成分を含む薬液を表面にコーティングしたものを用いる請求項1〜いずれかに記載の吸収性物品。
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