JP2001104371A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
効果が高く、好適に使用される吸収性物品を提供する。 【解決手段】 液透過性の表面シート1と、液不透過性
の裏面シート2と、これら両シート間に配置された吸収
体3と、前記吸収体3外側に延出したサイドフラップ4
を有し、該サイドフラップ4上、又は該吸収体1上を基
端とした立体ギャザー8が吸収体3長手方向に沿って形
成されている吸収性物品において、該立体ギャザー8の
基端側を撥水性に、先端側を親水性とする。
Description
ができ、着用感に優れ、漏れ防止効果が高い好適に使用
される吸収性物品に関する。
シートと液不透過性の裏面シートと、両シートに間に挟
まれた吸収体とにより構成され、漏れ防止のために吸収
性物品の側部に沿って立体ギャザーを形成している。こ
の立体ギャザーは防漏性を高めるために撥水性もしくは
液不透過性のシートで形成されることが多いが、体を伝
わるように流れてくる体液などに対しては吸収すること
ができず、却ってはじいていまい、ギャザーの隙間から
漏らすという問題があった。特に、液不透過性のシート
で形成されている場合は、吸収性物品と着用者の体の間
に湿気がこもり、ムレやすくカブレを引き起こす原因に
もなっていた。
成するという吸収性物品も開示されている。この吸収性
物品は少量の体液などが伝わってきたときや吸収体表面
を流れてきたときは立体ギャザー部分で吸収、拡散させ
て吸収体へと戻すことで漏れを防止することができた。
しかしながら、大量の排泄物があった場合、吸収速度が
間に合わず吸収体表面で滞留している尿を防止する効果
は低く、立体ギャザーから滲みだして漏れさせるという
問題があった。
る現状に鑑み、液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シート間に配置される吸収体
と、吸収体両側部に配置された立体ギャザーを有する吸
収性物品において、体を伝わって流れてくる体液を漏ら
さないためには、立体ギャザーの体に沿う部分、すなわ
ち立体ギャザーの先端側を含む上方部分を体液を吸収拡
散できる親水性シートで形成することが必要であるとの
結論に至った。一方、吸収体の吸収能力が排泄物の量や
速度に間に合わず吸収体上面を滞留している様な場合に
対しては立体ギャザーの基端側である下方部分を漏れ防
止効果の高い、撥水性シートで構成することが必要であ
るとの結論に至った。また、着用者の蒸れ防止のために
は、おむつ内部の湿気を外に逃がす必要があり、立体ギ
ャザーを更に通気性のあるシートで構成することが好ま
しいとの結論に至った。
体液を立体ギャザーで吸収、拡散して漏れさせず、ま
た、吸収体の吸収能力以上の排泄物が吸収されず吸収体
上面に滞留した場合でも立体ギャザーが防漏壁の働きを
して漏れが生じず、更に通気性を確保すれば蒸れも防止
できる、着用感に優れた、好適に使用される吸収性物品
を提供することであり、更にこのような構成を具備する
と共に、吸収性物品として容易に連続製造ができる構成
とすることを目的としている。
過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これ
ら両シート間に配置された吸収体と、該吸収体部分から
両側に延出したサイドフラップを有し、該サイドフラッ
プ上、又は吸収体上を基端とした立体ギャザーが吸収体
長手方向に沿って形成されており、該立体ギャザーの先
端側である上方部分は親水性で、基端側である下方部分
が撥水性であることを特徴とする吸収性物品である。
親水性部分が立体ギャザーの高さの20〜80%を占め
ていることを特徴とする第1の発明に記載の吸収性物品
である。
シートで構成されており、その下方部分に撥水性のサイ
ドシートが貼り合わされていることを特徴とする第1の
発明あるいは第2の発明に記載の吸収性物品である。
め、前記立体ギャザーが通気性の表面シートやサイドシ
ート等で構成され、通気性を有していることが好まし
い。
ャザーに特徴があり、立体ギャザーの先端部分を含む上
方部分を親水性シートで構成する一方、基端側である下
方部分は撥水性シートで構成することで、上方部分は体
を伝わって流れる体液を吸収拡散させ、基端側の下方部
分は吸収体上面に滞留している排泄物を漏れさせず、少
量から大量まで色々な排泄状態に対応して漏れを防止し
ている。また、立体ギャザー全体を通気性にすれば蒸れ
を防止することが出来る。また、立体ギャザー全体を親
水性の表面シートで構成し、基端側である下方部分のみ
に撥水性のサイドシートを貼り合わせることで容易に前
記立体ギャザーを形成することができる。
親水性あるいは疎水性の不織布、織布、多孔性プラスチ
ックフィルム等であり、その構成繊維は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊
維、またはポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン等の2成分以上からなる複合繊維等であ
り、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるも
のではない。
もしくはそれより大きくても良い。また、表面シート
は、単一のシートで構成される必要はなく、吸収体上面
と側部フラップでシートを替えるなど複数枚のシートで
構成しても良い。また、複数枚のシートで表面シートを
構成する際、各シートは別の素材を使っても良いが、同
一の素材でも良い。
ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液不透過性フィ
ルムと不織布との貼合わせ、液不透過性フィルムと織布
との貼り合わせの素材等からなる。
パルプ、高吸収性ポリマー(以後省略してSAPとい
う)、親水性シート等からなり、特に制限を受けるもの
ではない。また、本発明において使用される吸収体は、
従来の使いすておむつその他の吸収性物品の通常使用さ
れる公知の吸収性材料から作られている。すなわち、綿
状パルプ、レーヨン等の吸収性繊維からなる単層もしく
は多層のマットから形成され、さらに親水性シートによ
りくるまれている。そして、SAPが各マット中に均一
に混合もしくは各マット間に層状に配設されている。ま
た、綿状パルプに対して3〜60重量%の熱融着性物質
を混合して熱圧着してもよい。もしくは、SAPのみが
親水性シートによりくるまれているものでも良い。
しくは、機械パルプシートを粉砕機で解繊することによ
り得られる繊維長5mm以下のものが用いられる。パル
プ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹、わら、竹お
よびケナフも適用される。また、古紙パルプを使用して
も良い。この綿状パルプの使用量は、目的とする吸収体
により、例えば、単独で用いるか、複数積層して用いる
か、他の吸収材を併用するかなどにより異なるが、一般
的には、50〜400g/m2にされる。
系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわち、デンプン
−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アク
リル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−
メタクル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプ
ン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デ
ンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、
デンプン−アクリロニトリル−2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸グラフト共重合体のケン化
物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋された
ポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセ
ルローズの架橋物、ポリビニールアルコール−無水マレ
イン酸反応物の架橋物などである。自重の20倍以上の
尿、体液及び水を吸収するもので、ポリアクリル酸ナト
リウム系のものが吸収性能の点から最も適当である。S
APの分布量は、乾燥した綿状パルプ100重量部に対
して10〜500重量部、好ましくは15〜300重量
部であり、かかる量のSAPが綿状パルプに実質的に均
一に分布している。SAPが尿や体液などを吸収し膨潤
したとき、その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、
連続的に接触して透過障壁を形成することが少なく、尿
や体液を3次元方向に透過、吸収する。
紙、親水性不織布等、親水性のシートであれば良い。吸
収体の圧縮方法としては、周面が平滑なロールなどによ
り、吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等にな
るように連続する面状に圧縮してもよいし、周面が凹凸
状であるロールなどにより、吸収体の密度が部分的に異
なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列の
エンボスとなるように圧縮してもよい。エンボスの場
合、圧縮部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであっ
てもよい。
く、従来の使いすておむつその他の吸収性物品の通常使
用される公知の形状のいずれでも良く、特に限定するも
のではない。また、吸収体上の少なくとも一部に拡散層
を設けても良い。拡散層を設けることで、装着者の姿勢
等により表面シート下の空間が十分に設けられない場合
でも、尿、体液等の吸収速度を低下させることなく、
尿、体液等の漏れを防ぐことが可能となる。
ために表面シートと吸収体の間にセカンドシートを配設
してもよく、接着剤等で吸収体に接着固定する。このセ
カンドシートは、親水性液透過性の不織布、織布、多孔
性プラスチック、綿状パルプ等であり、その構成成分は
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨ
ン、パルプまたはこれらの複合繊維等でも良く、特に制
限を受けるものではない。
形成される。シートは表面シートである中央部表面シー
トや側部表面シート(サイドシート)で形成しても良い
が、セカンドシートや別部材でも良い。またこれらを部
分的に貼り合わせても良い。つまり、表面シート、セカ
ンドシートもしくはこれらに貼り合わせた別部材のシー
トから形成される。
いは疎水性の不織布、織布、多孔性プラスチックフィル
ム等であり、織布及び不織布の構成繊維は、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊
維または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン等の2成分以上からなる複合繊維等であ
り、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるも
のではない。
どの糸状、ひも状、ネット状、平型形状のものを設置位
置に応じて用いる。弾性部材の配設はシートに接着剤等
により固定される。接着方法としては、ホットメルト、
澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルロース)な
どの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤を用いてもよ
いし、熱や超音波等による溶着でも良い。
展開型使いすておむつを詳細に説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。図1は、展開型使いす
ておむつの一部切り欠き平面図である。図1において、
使い捨ておむつは、液透過性の表面シート1と液不透過
性の裏面シート2の間に吸収体3が配置され、吸収体3
から延出したシート部分でサイドフラップ4を形成して
いる。使い捨ておむつは、背側部11、股下部12及び
腹側部13からなっており、前記股下部12の吸収体3
の両側部に脚周り弾性部材5がそれぞれ4本ずつ配置さ
れている。また、脚周り弾性部材5の側部には使い捨て
おむつの長手方向に沿って立体ギャザー8が形成されて
いる。さらに、使い捨ておむつの腹側部13及び背側部
11にはウエスト周り弾性部材6を配置している。背側
部11サイドフラップ4のおむつ幅方向端部には、着用
時に背側部11と腹側部13を接合させパンツ型となる
ように、結合手段10が設けられている。
材5が、使い捨ておむつの股下部12に沿って、直線状
に配置されているが、曲線状でも良く、立体的に配置さ
れいても良く、特に限定されない。また、脚周り弾性部
材5も4本である必要はなく、1本以上配置されていれ
ば良い。さらに、図面では脚周り弾性部材5が使い捨て
おむつの両側部に沿って一部のみに配置されているが、
使い捨ておむつの両側部全長にわたって配置されていて
も良い。また、脚周り弾性部材5が複数本で形成される
場合は、その弾性部材5間の間隔は一定でも良いが、変
化していても良い。
の内倒し立体ギャザー8を配置したが、必ずしも内倒し
である必要はなく、2対以上配置しても良い。図面で
は、立体ギャザー8の立体ギャザー弾性部材9を2本配
置しているが、1本でもよく、3本以上配置しても良
い。また、複数本配置する場合は、それぞれの弾性部材
の太さ、伸長率が同じでも良いが、異なっていても良
い。
る腹側部13と背側部11とを結合させる結合手段10
は、少なくとも背側部11サイドフラップ4の幅方向端
部に一対配置されていればよく、二対以上配置されてい
ても良い。結合手段10も、粘着材によるもの、機械的
結合など、どちらでも良く、これらの組み合わせでも良
い。また、背側部11に配置された結合手段10に合わ
せて、腹側部13のシートが適宜選択され配置される。
断面図である。図2において、液透過性の表面シート1
と液不透過性の裏面シート2の間に吸収体3が配置さ
れ、吸収体3側部にサイドシート7と裏面シート2に挟
まれて一対の脚周り弾性部材5が配置され、吸収体3に
向かってサイドシート7と2本の立体ギャザー弾性部材
9による一対の内倒し立体キャザー8が形成されてい
る。図面では、内倒しの立体ギャザー8を一対配置して
いるが、外倒しの立体ギャザーや立体ギャザーの一部で
折り返しのあるC折りやZ折りなどの立体ギャザーを配
置しても良い。配置する際に一対である必要はなく、こ
れらを適宜組み合わせて、複数組の立体ギャザー8を配
置しても良い。また、立体ギャザー弾性部材9も2本に
限定する必要はなく、1本でも良く、3本以上配置して
も良い。図面では立体ギャザー8の基端部を吸収体3と
脚周り弾性部材5の間に設置しているが、吸収体3上
や、脚周り弾性部材5上でも良く、特に限定されない。
0mm以下であり、吸収性物品の種類や大きさによって
適宜採択される。5mm未満では吸収体上に排泄物が滞
留した場合、十分な防波堤とはなり得ない。100mm
を越えると、股下部分で吸収体上面を覆ってしまい却っ
て漏れの原因になることや、立体ギャザー8が脚周り弾
性部材5の外側に延出して体液の外への流れ道となり、
漏れの原因になることがある。
少なくとも20〜80%は親水性である。上方部分L1
を親水性にすることで、体を伝わって流れて漏れる体液
を吸収拡散させて、漏れを防止することができる。20
%未満では即座に十分に体液を吸収拡散させることが出
来ず、漏れを発生させてしまうことがる。また、80%
を越えると、立体ギャザー8の基端側の下方部分L2の
撥水性が不十分になり、吸収体3上に排泄物が滞留した
場合、十分な防波堤になりえず、漏れを発生させるとい
う問題が発生する。
8を構成するサイドシート7が撥水性シートである場合
は、サイドシート7の先端側の上方部分L1のみを親水
加工することで立体ギャザー8の上方部分L1のみを親
水化することができる。また、サイドシート7が親水性
シートで構成されている場合は、サイドシート7の少な
くとも立体ギャザー8の基端側である下方部分L2を撥
水性加工することで、立体ギャザー8の上方部分L1を
親水性、下方部分L2を撥水性にすることができる。
の使い捨ておむつのX−X’断面図に相当する図であ
る。図面では、立体ギャザー8は表面シート1を折り返
して2本の立体ギャザー弾性部材9を挟み込み形成され
ている。立体ギャザー8の基端側下方部分L2は吸収体
3上に形成され、起立部はC折りの形状となっている。
ここで使用される表面シート1は、予め中央部分のみが
親水化処理された両側部が撥水性のシートであり、立体
ギャザー8を形成する際、少なくとも立体ギャザー8の
高さ方向上端側(先端側)の20%〜80%が親水化処
理されたシート位置になるようにし、立体ギャザー弾性
部材9を立体ギャザーの先端部の親水性部分に挟み込ん
で折り返すことで、先端部分の一部が親水性の立体ギャ
ザー8を形成する。この様に形成された使い捨ておむつ
は、吸収体3上面から立体ギャザー8内側部及び立体ギ
ャザー8外側の立体ギャザー8上方部分L1までが部分
親水化され、立体ギャザー8外側の立体ギャザー8基端
側の下方部分L2からサイドフラップ4形成部分までが
撥水性となる。この様に形成された立体ギャザー8は、
基端側の下方部分L2が2枚になっているため、防漏性
が高くなる。また、立体ギャザー8の上方部分L1の親
水性部分と表面シート1が一体化しているため、体を伝
わってきた体液を吸収、拡散させて容易に吸収体3へと
吸収させることができる。図面では、C折りの折り返し
部分と親水性と撥水性の境が一致しているが、必ずしも
一致する必要はない。
図1の使い捨ておむつのX−X’断面図に相当する図で
ある。図面では、液透過性の表面シート1と液不透過性
の裏面シート2の間に吸収体3が配置されており、裏面
シート2の外側に配置されたカバーシート14とサイド
シート7の間に脚周り弾性部材5が配置されており、立
体ギャザー8は上方部分L1に2本の立体ギャザー弾性
部材9を挟み込んだ表面シート1で形成されており、基
端側の下方部分L2は表面シート1とサイドシート7の
貼り合わせで形成されている。この例では、表面シート
1として親水性シートを使用し、サイドシート7に撥水
性シートを使用することで、容易に立体ギャザー8の上
方部分L1のみを親水性に、基端側の下方部分L2を撥
水性にすることができる。本実施例も、先の図3の実施
例と同様に、立体ギャザー8の基端側の下方部分L2の
シートが2枚重ねになっているため防漏性が高く、上方
部分L1の親水性部分と表面シート1が一体化している
ため、体を伝わってきた体液を吸収、拡散させて容易に
吸収体3へ吸収させ漏れを防止することができる。
示し、図1の使い捨ておむつのX−X’断面図に相当す
る図である。図面では、表面シート1と吸収体3の間に
親水性のセカンドシート15が配置され、セカンドシー
ト15が吸収体3側部で吸収体3上面に延出して立体ギ
ャザー8を形成している。また、この立体ギャザー8の
基端側の下方部分L2には撥水性のサイドシート7が貼
り合わされている。この実施例の表面シート1は親水性
でも良いが撥水性でも良く、撥水性シートである場合
は、エンボス加工などで部分的に下部の親水性セカンド
シートに溶融または接着することで部分的に親水性繊維
が混入されて親水性となり、容易に体液を吸収体3に移
行させることができ、表面シート上の体液の流れによる
漏れを防止できる。また、表面シート1が撥水性を有す
ると、表面シート1に水分を保たせないためサラットし
て使用感にも優れる吸収性物品とすることができる。こ
の実施例の立体ギャザー8は、体を伝わって流れる体液
を親水性セカンドシート15で形成された立体ギャザー
8が素早く吸収拡散させて吸収体3へと移動させて漏れ
を防止することができる。また、表面シート1上を流れ
てきた体液をサイドシート7と貼り合わされて撥水性と
なっている立体ギャザー8基端側の下方部分L2で流れ
を防止し、立体ギャザー8の内側部で吸収拡散させて吸
収体3へと体液を導くことができる。
ートの組み合わせは図2、図3、図4、図5で示したも
のでも良いが、これらのいずれかを組み合わせたもので
も良い。また、実施例は使い捨ておむつであるが、本発
明品は他の吸収性物品であってもよく、尿パッド等で
は、軽失禁者などを対象に少量から大量の漏れにまで対
応でき有効である。
物品は、吸収体の側部に沿って長手方向に立体ギャザー
が配置され、前記立体ギャザーの先端を含む上方部分を
親水性にすることで体を伝わって流れる体液を吸収拡散
させて漏れを防止し、立体ギャザーの基端側の下方部分
を撥水性にすることで吸収体の能力以上の排泄物が吸収
されず表面シート上を流れてきた場合にも、体液の外側
への流れを止めて、滲みだし漏れを防止することが可能
であり、少量から大量の漏れにまで対応できる漏れ防止
効果の高い吸収性物品を提供出来る。また、好ましい形
態として、立体ギャザーを通気性のあるシートで構成す
れば、おむつ内側の湿気を外に逃がし蒸れ防止効果にも
優れた吸収性物品とすることが出来る。
切欠き平面図。
むつのX−X’断面図に相当する図。
すておむつのX−X’断面図に相当する図。
の使い捨ておむつのX−X’断面図に相当する図。
Claims (3)
- 【請求項1】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体
と、該吸収体部分から両側に延出したサイドフラップを
有し、該サイドフラップ上、又は該吸収体上を基端とし
た立体ギャザーが吸収体長手方向に沿って形成されてお
り、該立体ギャザーの先端側である上方部分は親水性
で、基端側である下方部分が撥水性であることを特徴と
する吸収性物品。 - 【請求項2】 前記立体ギャザーの上方親水性部分が立
体ギャザーの高さの20〜80%を占めていることを特
徴とする請求項1に記載の吸収性物品。 - 【請求項3】 前記立体ギャザーが表面シートで構成さ
れており、その下方部分に撥水性のサイドシートが貼り
合わされていることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28511199A JP2001104371A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 吸収性物品 |
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---|---|---|---|
JP28511199A JP2001104371A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 吸収性物品 |
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JP (1) | JP2001104371A (ja) |
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-
1999
- 1999-10-06 JP JP28511199A patent/JP2001104371A/ja active Pending
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