JP4094721B2 - 使いすておむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使いすておむつに関し、着用者が快適かつ衛生的に使用できるだけでなく、尿の吸収に十分な領域が確保されており、尿や軟便の漏れ防止に効果のある使いすておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
使いすておむつは、液透過性の表面シートと液不透過性裏面シートの間に、親水性シート、綿状パルプ、高吸水性高分子物質等からなる吸収体を配置した構成になっている。近年、紙おむつの吸収体中に高吸水性高分子物質を使用するようになってから、尿及び軟便等の漏れや逆戻り等に対して絶大な効果をあげることになった。しかし、高吸水性高分子物質は、綿状パルプに比べて尿の吸収速度が極端に遅いため、一時的に尿や軟便等が排泄された場合漏れる可能性がある。このため、多量の尿や軟便に対しても漏れないような対策が必要となってきている。
【0003】
吸収体内部の高吸水性高分子物質の分布を変化させる方法(特開昭61−167002号公報)や、綿状パルプ密度を変化させる方法(特開昭61−34203号公報)等が開示されている。これらの方法では、尿に対しては効果が認められるが、軟便に対しては効果が認められない。また、おむつの構造を変えることで便を隔離する方法が開示されている(特開平4−300543号公報)。これは開口を有する表面シートを設けて便を隔離し保持するものであるが、着用者が座った状態の時に開口部がつぶれてしまい便が保持されない場合があり、好ましくない。
【0004】
また、いずれの紙おむつも、吸収体は前身頃部と後身頃部が連続した構造に形成されているため、大量の尿が前身頃部側で排出された場合、尿は後身頃部側まで拡散することになる。また、後身頃部側で便が排出された場合、便は着用者の体重で前身頃部側へ押しつぶされ、その汚染領域は広がることになる。これらのことから、着用者が不快に感じるだけでなく、その世話人も着用者の洗浄が困難になり不便である。
また、異なる吸収体からなる前後独立した吸収体を股下部で相互に結合させているパンツ型おむつが開示されている(特開平6−343660号公報)。しかし、大量の尿が排泄された場合、前身頃部側だけで吸収されるので、吸収後の前身頃部の吸収体の容量は大きくなり、フィット性に欠けるので好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、かかる状況に鑑み、前身頃部と後身頃部の2つの領域から形成され、前記前身頃部と後身頃部は股下部で相互に重ねあわされている使いすておむつは、前身頃部中の吸収体は尿吸収に適応し、後身頃部中の吸収体は便吸収に適応しているので、それぞれの排泄物の汚染領域が区分され、排泄物が着用者の皮膚に接触する面積が小さいため、快適かつ衛生的に使用されるだけでなく、尿の吸収に十分な領域が確保されているので、尿や軟便の漏れ防止に効果があることを見いだした。
本発明の目的は、上記従来の使いすておむつの有する問題点を解消し、尿や軟便の漏れ防止に効果があり、着用者にとって快適かつ衛生的に使用される使いすておむつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体と、吸収体の長手方向両側縁から外側へ延出するサイドフラップと、吸収体の両側縁近傍に形成されている伸縮性弾性体を含む脚周りギャザーを有する使いすておむつにおいて、
前記使いすておむつは、前身頃部と後身頃部と股下領域において両者が重なり合う重なり部の3つの領域から形成され、前記前身頃部の吸収体は綿状パルプと高吸水性高分子物質を有する層から形成され、前記後身頃部の吸収体は綿状パルプを主成分とする層から形成され、前記重なり部は、前身頃部が後身頃部の外側になるよう上に重なって接合されていることを特徴とする使いすておむつに存する。
また、本発明は、前記前身頃部の長さは後身頃部の長さより長いことを特徴とする使いすておむつに存する。
【0007】
さらに本発明は、前記前身頃部の表面シートは、疎水性の合成繊維不織布からなっており、前記後身頃部の表面シートは親水性の吸水性天然繊維不織布からなっており、かつ水崩壊性を有していることを特徴とする使いすておむつに存する。
さらに本発明は、前記前身頃部の裏面シートは液不透過性フィルムからなっており、後身頃部の裏面シートは、撥水性不織布から形成されていることを特徴とする使いすておむつに存する。
さらに本発明は、前記重なり部において、後身頃部の縦方向端部が内側に折り返され、折り返された部分によって防漏壁が形成されていることを特徴とする使いすておむつに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の使いすておむつは、吸収体が前身頃部と後身頃部の2つのそれぞれ独立した領域から形成され、前記前身頃部と後身頃部からそれぞれ中央に伸びて股下部で相互に重ねあわされて接合され、かつ、前身頃部中の吸収体は尿吸収に適応し、後身頃部中の吸収体は便吸収に適応している。このような構成を有する本発明の使いすておむつは、尿や軟便を集中的に吸収し、漏れ防止に効果がある他、それぞれの排泄物の汚染領域が区分され、排泄物が着用者の皮膚に接触する面積が小さいため、快適かつ衛生的に使用される。さらに、前身頃部の吸収体は後身頃部の吸収体よりも長く、前身頃部の吸収体は後身頃部の吸収体の外側になるように重ねられているために、尿の吸収に十分な領域が確保されているので、尿の漏れ防止にさらに効果がある。
【0009】
本発明において使用される表面シートはポリエステル、ポリプロピレン等からなる液透過性の不織布、織布が用いられる。また、天然繊維でもよく、合成繊維と天然繊維との組み合わせ等、広い範囲の材料から製造することができる。いずれにしても、表面シートは、直接肌に接触する部分であるため、柔らかく、肌触りのよいものであれば良く、通気性であれば良い。表面シートの中央領域は、吸収体上に配置されるため、速やかに液を透過させることができるように、親水性繊維であることが好ましい。また、表面シートの縦方向両端領域は、液を吸収した吸収体から、外側にしみ出さないように撥水性であることが好ましい。
また、表面シートは、単一のシートで構成される必要はなく、中央部表面シートや側部表面シートといった複数枚のシートで構成されても良い。また、複数枚のシートで表面シートを構成する際、各シートは別の素材を使っても良いが、同一の素材でも良い。
【0010】
また、本発明において、前身頃部の表面シートは、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維からなる不織布であることが好ましい。すなわち、尿が表面シートを通過した後も繊維自体が水分を吸収することがなく、さらっとした状態で保持できる。
【0011】
一方、後身頃部の表面シートはレーヨン、コットン繊維等の天然繊維からなる不織布であることが好ましい。すなわち、便を吸収しやすく、汚染領域が広がらないように、繊維自体に吸水性能を有する方が好ましい。また、便が排泄されていない場合は、汗等のわずかな水分を吸収する役割をになうため、むれずに快適に着用することができる。さらに、便と一緒にトイレットへ流すことが可能なシート、すなわち水流で崩壊するシートや水溶性不織布等あることがより好ましい。
【0012】
本発明において使用される裏面シートは、ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液不透過性フィルムに不織布または織布を貼り合わせてある素材、また、防漏性のある不織布、織布等からなり、特に制限はなく、吸収体中の水分がおむつ外側にしみ出さないものであれば良い。また、布状外観を与えるために模様状にエンボス処理されたり、さらに艶消し仕上げされていても構わない。また、フィルムを使用する場合は、不透過性でありながら、水蒸気だけを透過させる公知の透湿性フィルムを使用しても構わず、ムレを防止することから好ましい。
【0013】
また、本発明において、前身頃部の裏面シートは、尿を吸収した吸収体からの滲みだしを防ぐために液不透過性のフィルムであることが好ましい。
一方、後身頃部の裏面シートは、便中のわずかな水分を吸収した吸収体から外へしみ出さないものであれば特に制限はない。例えば、前身頃と同様、液不透過性のフィルムでも良いが、撥水性の合成繊維不織布でも良く、通気性と耐水性の点からスパンボンド不織布とメルトブロー不織布が積層されたものが好ましい。
【0014】
本発明において使用される吸収体は、前身頃部の吸収体は、着用者の尿を吸収する必要があるために、高吸水性高分子物質と綿状パルプからなる層を配置する。綿状パルプに高吸水性高分子物質を均一に混合した層からなる単層構造でもよく、また、この層の下部に綿状パルプを主成分とする層を設けた2層構造でも良く、さらにこの2層間に高吸水性高分子物質を層状に散布した構造でも良い。
綿状パルプの使用量は、目的とする吸収体により単独又は複数を混合、積層して用いるか、他の吸水材を併用するか等により異なるが一般的には50〜400g/m2であることが好ましい。
【0015】
高吸水性高分子物質の分布量は、綿状パルプの乾燥状態の重量に対して10〜600%、好ましくは15〜350%である。かかる量の高吸水性高分子物質が綿状パルプに均一に、あるいは不均一に分布していても良い。高吸水性高分子物質が水分を吸収し膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元方向に透過、吸収する。
これらの吸収体を前身頃部に使用することによって、着用者が排尿した際に、表面シートを通過し、まず綿状パルプに一時的に吸収され、ついで高吸水性高分子物質に吸収、保持される。
【0016】
一方、後身頃部の吸収体は、着用者の便や軟便を吸収する必要があるために、綿状パルプを主成分とする層を配置する。着用者が排泄すると、綿状パルプ層の繊維層の空隙に吸収され、保持される。便及び軟便は、ほとんどが水分である尿に比べ、粘度が高く、水分が少ないために、水分を吸収する高吸水性高分子物質よりも固形分を先移管の空隙に保持する綿状パルプからなる層を配置する必要がある。このような、構成の吸収体により便や軟便は流れることなく汚染領域は小さくなる。
綿状パルプの使用量は、便や軟便中の水分が吸収できるだけの量があればよく、50〜200g/m2であることが好ましい。この時、便や軟便中の水分を吸収、保持するために、必要に応じて少量の高吸水性高分子物質を使用しても良い。しかし、便や軟便が綿状パルプ層に吸収されるのを阻害しない程度の量であることが必要である。
【0017】
綿状パルプとしては、化学パルプシート、古紙パルプシート、機械パルプシートを粉砕機で解繊することにより得られる繊維長5mm以下のものである。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹、わら、竹及びケナフも適用される。
【0018】
高吸水性高分子物質としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系があげられる。すなわち、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト重合体、デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−メタクル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリル−2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸グラフト共重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレイン酸反応物架橋物などである。
特に、自重の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も適当である。また、高吸水性高分子物質を均一に混合された吸収体は、綿状パルプに対して3〜60重量%の
熱融着性物質を混合した後、熱圧着してもよいし、もしくは高吸水性高分子物質のみが親水性シートによりくるまれているものであっても良い。
【0019】
前記吸収体の形状は、砂時計型、矩型、T字型等特に制限はなく、股下にフィットする形状であれば良い。一般的に着用感を向上させるために、砂時計型やT字型等股下部を狭くした形状であることが特に好ましい。
【0020】
本発明の使いすておむつは、前身頃部及び後身頃部と股下領域において両者が重なり合う重なり部の3つの領域から形成されており、重なり部は、前身頃部が後身頃部の外側になるように重ねられて形成されている。
また、前身頃部は後身頃部よりも相対的に長い方が好ましい。すなわち、前身頃部が尻側に延出して配置されており、十分な吸収量が確保されているので、大量の尿も漏らさずに吸収することができる。
【0021】
さらに、重なり部における前身頃部の末端部及び後身頃部の末端部は、表面シートと裏面シートが吸収体よりさらに延出し、両者が貼り合わさって形成されており、吸収体からのしみだしを防止する。すなわち、前身頃部と後身頃部は独立した吸収体であり、前身頃部の吸収体は尿吸収量域として、後身頃は便吸収領域としての役割を果たす。両者はそれぞれ独立した吸収体であるために、尿領域と便領域が混合することない。
これらの構造によって、尿は前身頃部の吸収体の前部で吸収され、前身頃部1の吸収体の後部の方へ拡散される。しかし、尻側で、前身頃が後身頃部の外側に重ねられているので、湿潤状態の前身頃部が直接着用者の尻及び背に接触することなく、さらっとしているため、非常に快適である。
【0022】
また、本発明において、重なり部の後身頃部の縦方向端部が内側に折り返され、折り返された部分の側縁が表面シートと貼り合わさることによって防漏壁が形成されていることが好ましい。すなわち、軟便が防漏壁によって前身頃部側に移動することが防止せれ、汚染領域を小さくすることができる。
【0023】
股下領域の重なり部の前身頃部と後身頃部の接合方法は、ホットメルト接着や加圧溶融、あるいは超音波溶融などを単独またはそれらを適宜組合わさることによって接合される。
また、粘着テープ、フック状雄型突起とループ状または起毛シートとからなる面ファスナーや、スナップ、あるいはボタン等の剥離可能な接合方法で重ねられていても良い。例えば、重なり部において、前身頃部の表面シートの縦方向端部には粘着テープが一体的に接合され、さらに、後身頃部の裏面シートの表面には、粘着テープを反復接合及び剥離可能な補強シートが一体的に接合されていれば良い。
【0024】
【実施例】
以下、図面により本発明の使いすておむつをより詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
図1は、本発明の使いすておむつの一部切り欠き平面図である。
図1において、使いすておむつは、液透過性の表面シート3と、液不透過性の裏面シート4と、これら両シートの間に配置された吸収体5と、吸収体5の両側縁から外側へ延出する表面シート3と裏面シート4により形成されたサイドフラップ6と、吸収体の両側縁に隣接して、脚周りギャザー8を形成するためにサイドフラップ6を形成する表面シート3と裏面シート4の間に配置された伸縮性弾性体7とから基本的に構成されている。
さらに、使いすておむつは、着用者の腹側に位置する前身頃部1と、背側に位置する後身頃部2と、前身頃部1と後身頃部2が重なりあう重なり部11とからなり、後身頃部2の両側縁にはテープファスナー9が取り付けられている。
【0025】
図2は、図1の使いすておむつをX−X’線に沿って切断した状態を示す断面図である。
図2において、前身頃部1と後身頃部2のそれぞれが、表面シート3と裏面シート4の間に吸収体5が配置され、また、吸収体5から延出する表面シート3と裏面シート4の端部が接合されて吸収体5が被覆されている構造を有している。さらに、前身頃部1が後身頃部2の外側に位置するように重ね合わされて、重なり部11が形成されている。
【0026】
図3は、図1の使いすておむつをY−Y’線に沿って切断した状態を示す断面図である。
図3において、前身頃部1が後身頃部2の外側に位置するように重ね合わされており、また、前後身頃部の吸収体5の両側縁から延出する表面シート3と裏面シート4によりサイドフラップ6が形成されており、前身頃部1のサイドフラップ6を形成する表面シート3と裏面シート4の間にレグギャザーを形成するための伸縮弾性体7が配置されている。
【0027】
図4は、図2とは別の例を示す、図1の使いすておむつをX−X’線に沿って切断した状態を示す断面図である。
図4において、前身頃部1が後身頃部2の外側に位置するように重ね合わされて重なり部11が形成されており、さらに、後身頃部2の縦方向端部が内側に折り返されて防漏壁10が形成されている。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の使いすておむつは、前身頃部、後身頃部及び重なり部の3つの領域からなり、前身頃部中の吸収体は尿吸収に適応し、後身頃部中の吸収体は便吸収に適応しているので、尿や軟便を集中的に吸収し、漏れ防止に効果がある他、それぞれの排泄物の汚染領域が区分され、排泄物が着用者の皮膚に接触する面積が小さいため、快適かつ衛生的に使用されるものであり、さらに、前身頃部の吸収体は後身頃部の吸収体の外側に重なって配置されているので、尿の吸収に十分な領域が確保され、優れた尿の漏れ防止効果を有するものである。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使いすておむつの一部切り欠き平面図。
【図2】図1の使いすておむつをY−Y’X−X’線に沿って切断した状態を示す断面図。
【図3】図1の使いすておむつをY−Y’線に沿って切断した状態を示す断面図。
【図4】図2とは別の例を示す、図1の使いすておむつをX−X’線に沿って切断した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1.前身頃部
2.後身頃部
3.液透過性の表面シート
4.液不透過性の裏面シート
5.吸収体
6.サイドフラップ
7.伸縮性弾性体
8.脚周りギャザー
9.テープファスナー
10.防漏壁
11.重なり部
Claims (4)
- 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体と、吸収体の長手方向両側縁から外側へ延出するサイドフラップと、吸収体の両側縁近傍に形成されている伸縮性弾性体を含む脚周りギャザーを有する使いすておむつにおいて、
前記使いすておむつは、前身頃部と後身頃部と股下領域において両者が重なり合う重なり部の3つの領域から形成され、前記前身頃部の吸収体は綿状パルプと高吸水性高分子物質を有する層から形成され、前記後身頃部の吸収体は綿状パルプを主成分とする層から形成され、前記重なり部は、前身頃部の吸収体が後身頃部の吸収体の外側になるように重なって接合されており、
前記重なり部において、後身頃部の縦方向端部が内側に折り返され、折り返された部分によって防漏壁が形成されていることを特徴とする使いすておむつ。 - 前記前身頃部の長さは後身頃部の長さより長いことを特徴とする請求項1記載の使いすておむつ。
- 前記前身頃部の表面シートは、疎水性の合成繊維不織布からなっており、前記後身頃部の表面シートは親水性の吸水性天然繊維不織布からなっており、かつ水崩壊性を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の使いすておむつ。
- 前記前身頃部の裏面シートは液不透過性フィルムからなっており、後身頃部の裏面シートは、撥水性不織布から形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の使いすておむつ。
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