JP5224993B2 - 展開型おむつ - Google Patents

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本発明は展開型おむつに関する。
使い捨ておむつは、パンツ型のものと展開型のものとに大別される。前者のパンツ型のおむつは、ブリーフのように胴回りが連続しており、そのウエスト開口部からレッグ開口部へと、着用者のつま先から足を通して穿くタイプのおむつである。
このパンツ型おむつにおいて、股下部分を分割し、この分割した腹側部と背側部とを着脱自在に連結したものが開示されている(特許文献1)。具体的に、その股下部で分割された部分の端縁には吸収性コアが延在しないシート状のフラップがあり、このフラップ部分の片面側(裏面側)にファスニングテープの雄材が設けられている。他方、背側後部の股下端縁のフラップにおいては、他方の面側(表面側)にその雌材が設けられている。そして、上記ファスニングテープの雄材と雌材とを対面させるようにして当接させ、おむつ内部の吸収性コアが重ならない離間部を介して股下分割部が連結されている。特許文献1によれば、このようにすることで、パンツ型のおむつを乳幼児に穿かせるときに、おむつの股下部を分割して開放し、そこから2本の足先を母親が片手でつかんで引き出し、その後に股下を接合して着用させることができるとされる。すなわち、通常のパンツ型おむつは股下が分割不可能であるため、足を1本ずつ引き出さなければならないが、乳幼児が暴れたりして引き出しにくいことがあり、悪くすると、先に通した一方の足が次の足を通したところで抜けてしまい、いつまでたっても両足を挿入することができないということがある。上記股下を分割したパンツ型おむつにより、乳幼児におむつを穿かせるときのこのような不都合を解消しようとするものである。
これに対し、展開型のおむつは、腰骨のあたりで分割して展開状態にすることができるので、上記のように足を通して穿かせるときの不都合はない。しかしながら展開型おむつにおいては、これを着用者の下に敷き適切な位置に宛がうことがむずかしいことがある。なかでも大人用のものについては、着用者の身体が重いことから例えば寝たきりの要介助者の場合、その腰を介助者が持ち上げ展開されたおむつをその下に潜り込ませなければならない。大き目の大人用おむつが扱いづらいと重労働を強いられることともなる。また、大人用のおむつは特に単価が高く、排尿等による汚損のたびに交換すれば要介助者又は介助者の経済的負担となる。このことを考慮しインナーパッド(尿とりパッド)と組み合わせて用い、多少の排尿であればこのインナーパッドのみを交換するなど、少しでも節約する工夫がなされている。
特開2008−29762号公報
本発明は上記展開型おむつに特有の課題に鑑み、高い液等の吸収保持性を有し、しかもおむつの交換を容易化し、経済性にも優れる展開型おむつの提供を目的とする。
本発明は、着用者の腹側に沿わされる前方部と背側に沿わされる後方部と該両部の中間に位置し股下に沿わされる中間部とを有する展開型おむつであって、該おむつは前記中間部で腹側吸収性本体と背側吸収性本体とに分割可能であり、該両吸収性本体はそれぞれ、表面シートと、裏面シートと、該両シートに介在された吸収性コアを含み、該吸収性本体の少なくとも一方は、その股下側縁部に他方の前記吸収性本体の任意の位置に着脱可能な接合部材を有し、前記腹側吸収性本体と背側吸収性本体とは、前記接合部材により前記両吸収性本体の吸収性コアが平面視において重なり合うよう前記中間部で接合される展開型おむつにより上記の目的を達成するものである。
本発明の展開型おむつは、展開されたおむつを分割して軽便に取り扱うことができ、必要により汚れた本体部分のみを交換することや連結する部分において所望の形態に組み立てて使用することができ、高い液等の吸収保持性を示し、またおむつの交換を容易化するとともに経済性に優れる。
以下、本発明の展開型おむつについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の展開型おむつの好ましい実施形態である大人用展開型使い捨ておむつを、おむつ両側を展開して着用状態よりも少し開いた形状で模式的に示す、おむつ内側からみた斜視図である。図2は図1に示した使い捨ておむつの股下部でその連結を解き伸長した状態で示す分解斜視図である。
本実施形態の展開型おむつ10は、おむつの後方部Rを着用者の背側に配し、おむつ股下に相当する中間部Cを股間に沿わすようわたし、さらに前方部Fを着用者の下腹部にあてて着用することができる。このおむつ10は中間部Cで分割可能とされており、換言すると、おむつの前身頃をなす腹側吸収性本体10Fと後身頃をなす背側吸収性本体10Rとが組み合わされ、両者を股下中間部Cで連結した構造を有する。この連結状態については、後で詳しく述べる。このように連結されたおむつ10を両側で展開して伸長したときの形状は通常の展開型おむつと同様である(図2参照)。すなわち、その伸長状態における、平面視において腹側から背側にかけて全体において長尺であり、中ほどの幅方向両側において大きく緩やかに括れのある砂時計形状になるようにされている。
本実施形態のおむつを着用するとき、さらに、背側に配される背側吸収性本体10Rの後部サイドフラップSr(本発明において「フラップ」とは、おむつ本体において吸収性コアの外方に延在する該芯材のない部分をいい、本実施形態においてこのフラップは表面シート1(1f、1r)及び、裏面シート2(2f、2r)で構成されている。)を背中の方から腹側にわたし、この後部サイドフラップSrで前方部Fの前部サイドフラップSfを覆うようにする。後部サイドフラップSrに取り付けられたファスニングテープ(雄材)4rを裏面シート2fの外表面に圧し付けて係着する。このおむつ10の着用状態については図4に基づき後述する。本実施形態においてファスニングテープ4(4r,4f)は、鉤状ないしT字形状のフックが設けられた接合面を表面シート側に向け機械的に係着可能とされた面状ファスナー41と、この裏面シート側に配された不織布からなる基材シート42とからなる。そして、該基材シート42の基部側を表面シート及び裏面シートで挟み込むようにしてファスニングテープが取り付けられている。なお、基材シート42は当該実施形態に代えて、裏面シートのみに接合する形態であっても良い。
本実施形態において、裏面シート2fは2層構造とされており吸収性コア3f側(着用者の肌側)の多孔性シートとその反対側でおむつ外側の外装シートとからなる。この外装シートは不織布からなり、ファスニングテープの雄材が係着する雌材として機能する。この外装シートは裏面シート2fの全面を覆うようにして外表面に被覆配設されており、したがって上述のように背側吸収性本体10RのサイドフラップSrで腹側吸収性本体のサイドフラップSfを覆うようにして装着するとき、この腹側吸収性本体10Fの裏面シート2fの外表面のいずれの箇所においても背側のファスニングテープ4rを係着させることができる。一方で、本実施形態において腹側吸収性本体10Fに取り付けられたファスニングテープ4fは、外方に延出した状態wから図1に示したもののように内側に折りたたんで、その係着面をサイドフラップSfの内表面に係着させておくことが好ましい。このようにすることで着用者の肌側になるファスニングテープ4fの着用時の収まりが良く、また着脱時に不用意に他の部材等に接合することを防ぐことができる。なお、後述するように本実施形態において腹側吸収性本体10Fと背側吸収性本体10Rとは同じ構造とされているため、これらを入れ替えて用いることができ、この場合上記の説明の機能を互いに反対の吸収性本体の機能として用いればよい。
本実施形態の展開型おむつ10の使用後には、上記とは逆の手順により腹側に周り込ませた背側のファスニングテープ4rを腹側吸収性本体10Fの裏面シート2fの外表面から引き剥がし、後部サイドフラップSrを開いておむつを展開していき着用者の身体から脱がせて外すことができる。
なお、本実施形態の展開型おむつ10においては、さらにウエスト開口部Woを構成するウエスト開口部端縁5(5f,5r)の近傍(図2、図4参照)、レッグ開口部Loを構成するレッグ開口部端縁11(11f,11r)の近傍等に、ゴム紐やウレタンシート帯のような長尺弾性部材を配設してもよい。また、吸収性コア3(3f,3r)の幅方向における両側縁付近に、着用者の肌面側に起立して防漏壁をなす起立ギャザーを形成するようにしてもよい。このとき、起立ギャザーを含むおむつ本体の両側のフラップを構成する部材として液不透過性のサイドシートを配設してもよい。
本実施形態の展開型おむつ10は、上述のように、前身頃をなす腹側吸収性本体10Fと後身頃をなす背側吸収性本体10Rとを有し、該両吸収性本体はそれぞれ、表面シート1(1f,1r)と、裏面シート2(2f,2r)と、該両シートに介在された吸収性コア3(3f,3r)とにより構成されている。このとき、表面シート1(1f,1r)と裏面シート2(2f,2r)とは、その内部に配された吸収性コア3(3f,3r)を封入するように、両シートの外周において接合されている。この接合方法は特に限定されないが、ヒートシール加工やホットメルト接着等により強固に接合することが好ましい。さらに本実施形態のおむつは、腹側吸収性本体10F及び背側吸収性本体10Rのそれぞれにおいて、表面シート1(1f,1r)側でありかつ装着したときに股下C側となる本体縁部のフラップ6(6f,6r)に接合部材7(7f,7r)を有する(図2参照)。この接合部材7は、上述のとおり裏面シート2の外表面を構成する不織布からなる外装シート(図示せず)に脱着可能に係着しうるが、その他、通常の不織布からなるシートであれば同様に係着可能であり、例えば不織布からなる表面シート1のいずれの箇所でも係着可能である。したがって、本実施形態において接合部材7は、おむつの全面に対して接合可能でなくてもよいが、吸収性本体10F,10Rの任意の位置に着脱可能に接合することができる。
本実施形態において、前記腹側吸収性本体10Fと背側吸収性本体10Rとは互いに、該両者の前記接合部材7により接合連結され、腹側両吸収性本体10Fの吸収性コア3fと背側吸収性本体の吸収性コア3rとが重なり合うようにされている。そして、装着したときに前方部F及び後方部Rで区分される領域がおむつの胴回りD(図4参照)を構成するよう、両吸収性本体10F,10Rの胴回り側の両側部が上述のようにファスニングテープ4で着脱可能に接合され、ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とを有する展開型おむつとなる。
図3は図1に示したIII−III線断面の拡大断面図である。本実施形態の展開型おむつ10においては、腹側吸収性本体10Fの股下中間部C側のフラップ6fを含む股下折り返し端領域Qが裏面シート側に2回折り返され三つ折りにされ、この部分で3層となるようにされている。このとき、腹側吸収性本体の接合部材7fの係着面は、上記のように2回折り返されて裏面シート2fの外装シートに対面するようにされており、ここで接合部材7fと裏面シート2fの外表面とが接合されている。これにより、折り返し端領域Qの折り畳み形状が固定され、着用時にこの部分が不用意にずれて変形したり、折り畳み状態が解かれたりすることを抑制しうる。
この折り畳み方は上述した形態のほか、着用者の必要により任意に定めることができ、折り畳み回数を変えたり、折り込み量を調節したりしてもよい。また折り畳まずに、図2に示したように、2点鎖線で示した伸長形状のままの腹側吸収性本体10Fを、背側吸収性本体10Rと重ね合わせて連結してもよい。例えば、女性用のおむつとして用いるときなど、排泄ポイントとの関係でこの伸長形状で重ね合わせた実施形態としてもよい。
本実施形態のおむつ10は、上記のように腹側吸収性本体10Fの股下側折り返し端領域Qが裏側に折り返され、この裏側に向けられた表面シート部分1fに、背側吸収性本体10Rの接合部材7rを当接して接合して、両吸収性本体10F,10Rが連結されている。この連結位置は、要介護者等の体格やおむつ交換の便宜等を考慮して適宜定めることができる。図示したものより折り畳み端縁側で接合連結して股上の長いおむとしてもよく、あるいは逆に折り畳み領域Qを越え腹側吸収性本体10Fの裏面シート2fに接合連結して股上の短いおむつとして用いてもよい。このような調節は、上述した折り返し端部Qの折り返し量によって調節してもよい。
本実施形態のおむつ10によれば、従来の股下形状が固定されているものでは困難であった、上記のように着用者のからだに合わせたおむつの大きさや形状の調節、さらには本実施形態のようにやや腹側にずれる男性の吸収ポイントP(図1参照)に対する位置合わせをすることができる。これにより、着用者、個々のからだに合わせて適切に対応することができるだけでなく、寸法自由度があるため介護施設などにおいては多種のサイズのおむつを保管して準備しておく負担が軽減され好ましい。
本実施形態においては、上述のように腹側吸収性本体10Fの股下端領域Qが2回折り返され、その部分において3層構造にされ、さらに背側吸収性本体10Rとの積層により合計4層とされている(図3参照)。そのため吸収性コア3fは4層に重なり合い、その部分の吸収可能量は他の部分より大幅に高められている(本発明において吸収性コアが重なり合うとは、物品平面視、すなわち方向dから見て重なりがあることをいう。)。これにより、尿等がこの部分に集中的に排泄されても好適に対応して吸収保持しうる。例えば、男性用のおむつとして用いるときに、やや腹側前方で特に排尿のある部分の排泄ポイントPをこの4層部分に当てて使用することができ、その排泄に好適に対応することができる。ところで、股下部は言うまでもなく排尿等の集中する領域又はその近傍に位置する。その部分に吸収性コアが配されていない離間部があることは、排泄液等の滲み出しや、漏れ、吸収不良につながり好ましくない。本実施形態のおむつ10によれば、吸収性コアが股下で重なり合い離間部がなく、上記のようなことを好適に防止することができる。
本実施形態の展開型おむつ10においては、腹側吸収性本体10F及び背側吸収性本体10Rは同一の形状及び構造とされている。したがって、両者を分割して取り扱い、これらを適宜交換可能である。そのため、片方のみが汚れたときには、その一方のみを交換することで対処することができ、おむつの消費量を低減しうる。このとき、着用者の性別やからだの特徴に応じて折り返し端領域Qを折り返し特に汚れやすいところを一方の吸収性本体で集中的に処理し、汚れた方の吸収性本体のみを交換して対応するようにすれば、一層経済性を高めることができる。また、交換用のおむつをストックするときにも、腹側専用と背側専用とで異なる形状のものを取りおく煩雑さがなく在庫効率がよい。このことは、おむつの製造時の生産効率の点でも共通し好ましい。
また、本実施形態のおむつ10は、両側部を分割して展開したのち、さらに股下部で分割して、腹側吸収性本体10Fと背側吸収性本体10Rとに分けて取り扱うことができる。そのため要介助者で、相当の体重があるときにも、その腰を浮かせ、速やかに背側吸収性本体10Rを宛がうことができる。そして、これとは別の作業として腹側吸収性本体10Fを所定の位置に沿わせ、落ち着いた状態で股下を連結しておむつを穿かせることができる。このとき、股下部を接合して連結する前に、先に胴回りのファスニングテープ4を止めて固定してもよい。
このようにして本実施形態によれば、従来要介助者の腰をかかえ上げて浮かせ大きな一体のおむつを敷き広げて宛がう作業が大幅に軽減され、例えば寝たきりの老人等の介護にも好適に対応することができる。
図4は本実施形態の大人用展開型おむつ10を着用したときの状態で模式的に示す斜視図である。同図に示したとおり、本実施形態のおむつ10は、腹側吸収性本体10Fの股下端領域Qを折り返し、その外側を背側吸収性本体10Rの股下側縁部で覆うようにして、両者が着脱可能に接合されている。そして、おむつ胴回りDの両側において連結されるよう、前部サイドフラップSfの上に後部サイドフラップSrを重ね合わせるようにし、後部のファスニングテープ4rの係着面を腹側吸収性本体10Fの下腹部中央付近において裏面シート2fに当てて接合される。このとき、裏面シート2fの外表面は不織布性の外装シートで構成されているため、ファスニングテープにより係着可能であるが、この部分に特にファスニングテープの着脱性を良化したランディングシートを設けてもよい。
このようにして所定の位置で連結され装着状態とされたおむつ10にはウエスト開口部Woと一対のレッグ開口部Loが形成されている。本実施形態のおむつ10は、胴回りの円周長を調節しうるように分割・連結可能とされたためウエスト周りのサイズ自由度があるだけでなく、股下部も先に述べたように寸法変更しうるように分割・連結可能であるため股上のサイズ自由度がある。
本実施形態において、表面シート、裏面シート、及び吸収性コアとしては、通常の吸収性物品等において用いられている各種材料を用いることができる。このとき、表面シート及び裏面シートの外装シートについては、メカニカルファスナーの雌材としての性質を考慮し、それ自身で良好な雌材となる不織布等であることが好ましい。ファスニングテープに用いる面状ファスナーや基材シートの形成材料としては、通常この種の物品に用いられる材料を用いることができる。
本発明の展開型おむつは、前述した実施形態に限定されることなく、適宜変更が可能である。例えば、本体股下部に配設された接合部材7(7f、7r)は上記実施形態のような機械的な脱着を可能とする面状のファスニングテープ以外にも、粘着剤の塗付膜、粘着テープ等であってもよい。上記接合部材を腹側吸収性本体10Fと背側吸収性本体10Rとで該両吸収性本体を交換可能とするよう同一面上に設けた同一形状とすることが好ましいことは先に述べたとおりであるが、なかでも接合部材を表面シート側に配設することがより好ましい。このようにすることで、着用者の衣類等への不用意な接合が防がれおむつ交換がしやすくなる。またインナーパッドと組み合わせて用いるときには、吸収性本体同士の連結に関与しない方の接合部材をこのインナーパッドと連結して固定することもできる。
上記実施形態のような2つの吸収性本体以外に、他の部材をさらに組み合わせて組立てる形態としてもよく、例えば、腹側及び背側のサイドフラップSr,Sfを分割可能に取り付け、腹側及び背側の必要な方にのみ適用して用いてもよい。また、上記実施形態で示した以外の部材を適宜用いてもよく、例えば各シートや部材の間にさらに機能性のシート等を介在させてもよい。また、本発明の展開型おむつは上記実施形態のような大人用使い捨ておむつに限らず、乳幼児用のおむつ等であってもよい。
本発明の展開型おむつの好ましい実施形態(大人用展開型使い捨ておむつ)を模式的に示す斜視図である。 図1に示した使い捨ておむつの連結を解き伸長した状態で示す分解斜視図である。 図1に示したIII−III線断面の拡大断面図である。 図1に示した大人用展開型使い捨ておむつを装着した状態で模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1(1f,1r) 表面シート
2(2f,2r) 裏面シート
3(3f,3r) 吸収性コア
4(4f,4r) ファスニングテープ
5(5f,5r) ウエスト開口部端縁
6(6f,6r) 股下側フラップ
7(7f,7r) 接合部材
10 展開型おむつ
10F,10R 吸収性本体
11(11f,11r) レッグ開口部端縁

Claims (4)

  1. 着用者の腹側に沿わされる前方部と背側に沿わされる後方部と該両部の中間に位置し股下に沿わされる中間部とを有する展開型おむつであって、
    該おむつは前記中間部で腹側吸収性本体と背側吸収性本体とに分割可能であり、
    該両吸収性本体はそれぞれ、表面シートと、裏面シートと、該両シートに介在された吸収性コアを含み、該吸収性本体の少なくとも一方は、その股下側縁部に他方の前記吸収性本体の任意の位置に着脱可能な接合部材を有し、
    前記腹側吸収性本体と背側吸収性本体とは、前記接合部材により前記両吸収性本体の吸収性コアが平面視において重なり合うよう前記中間部で接合され
    前記腹側吸収性本体及び背側吸収性本体の股下側縁部に前記接合部材が配設されており、該両接合部材はそれぞれ前記両吸収性本体において表面シート側もしくは裏面シート側の同一面側に接合面を向け配設されている展開型おむつ。
  2. 前記腹側吸収性本体と前記背側吸収性本体とは同一構造とされ交換可能とされた請求項に記載の展開型おむつ。
  3. 前記接合部材はそれぞれ前記両吸収性本体の表面シート側に設けられており、前記腹側吸収性本体の股下側縁部が裏面シート側に折り返され、この折り返されて裏側に向けられた表面シート部分に、前記背側吸収性本体の接合部材を当接して接合し、前記両吸収性本体が連結された請求項1または2に記載の展開型おむつ。
  4. 前記裏面シートは2層構造であり、その外側の層は不織布である請求項1〜3のいずれか1項に記載の展開型おむつ。
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