JP2006263306A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

Abstract

【課題】 尿取りパッドの装着性が良好で、腰周りのフィット性に優れ、胴周りからの排泄物の漏れ防止効果を改善した成人失禁者用のパンツ型使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 吸収性本体２と、本体２が少なくとも一部で固定され、且つ着用者に当てて保持する外装部材３とからなるパンツ型使い捨ておむつ１において、本体２の長手方向両端部領域には、胴周り方向に帯状シート１２が配置され、シート１２は少なくとも本体２周縁の外側領域が外装部材に接着固定され、股下側が自由縁となっており、少なくとも自由縁の側縁には伸縮弾性部材が伸長状態で配置されており、これにより本体２が存在する領域では、本体の周縁部から端部領域を覆って、おむつ１の内側方向に向かって起立する腰周り立体カフス１５が形成されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。尿取りパッド１７は両カフス内に両端部が挿入保持された状態に配置される。
【選択図】 図１０

Description

本発明は、腰周り立体カフスを有するパンツ型使い捨ておむつに関するものであり、特に、尿取りパッドの装着性が良好であり、腰周りのフィット性に優れ、ウエスト周りからの漏れを防止した成人失禁者用のパンツ型使い捨ておむつに関するものである。

一般に、パンツ型使い捨ておむつは、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とからなるおむつ本体の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、各開口部に沿って伸縮弾性部材を配置して形成されており、その用途に応じて好適に使用できるように様々な形態のものが提案されており、乳幼児を始めとして成人失禁者まで広く使用されている。

このようなパンツ型使い捨ておむつは、着用時に排泄された尿等の排泄物を液透過性のトップシートを介して吸収体に保持し、液不透過性のバックシートにより排泄物がおむつの外に漏れ出すのを防ぐ構造になっており、乳幼児の場合には、排泄物はパンツ型使い捨ておむつにより直接処理される。
一方、成人失禁者の場合には、乳幼児と異なり、パンツ型使い捨ておむつをカバー材として利用し、おむつの内側に尿取りパッドを装着して、汚れた尿取りパッドのみを交換するという使用方法が一般的である。この場合、着用者は身体障害者や高齢者であることが多く、尿取りパッドを上手くおむつの内側に装着できず、おむつ着用時に尿取りパッドの端部が丸まってしまったり、あるいは、尿取りパッドがずれた状態で着用してしまい、その結果、腰周り部のフィット性が悪くなり、ウエスト周りから排泄物が漏れ出してしまうという問題を有していた。

このようなパンツ型使い捨ておむつのウエスト周りからの排泄物の漏れを防止する方法として、前身頃と後身頃の腰周り部に、おむつの内側方向に向かって起立する腰周り立体カフスを形成したパンツ型使い捨ておむつが知られており、漏れを防止するための各種の腰周り立体カフスの形成方法が開示されている（特許文献１、特許文献２、特許文献３、特許文献４、特許文献５）。
特開平３−２３１６６０号公報 特開平４−３５４９４８号公報 特開２００１−３７８０９号公報 特開２００２−９５６９５号公報 特開２００３−１９９７８８号公報

しかしながら、上記従来の腰周り立体カフスを形成したパンツ型使い捨ておむつは、乳幼児用の場合にはウエスト周りからの漏れ防止効果を有するが、成人失禁者用の場合には尿取りパッドの装着性が十分でなく、ウエスト周りからの排泄物の漏れ防止の観点からも改善の余地があるものである。

本発明は、上記従来の成人失禁者用のパンツ型使い捨ておむつの有する問題点を克服し、尿取りパッドの装着性が良好であり、腰周りのフィット性に優れ、ウエスト周りからの排泄物の漏れ防止効果をさらに向上させた成人失禁者用のパンツ型使い捨ておむつを提供するものである。

上記従来の成人失禁者用のパンツ型使い捨ておむつの有する問題点を解決するための本発明は、以下の各発明を包含する。

（１）液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体が少なくとも一部で固定され、且つ、吸収性本体を着用者に当てて保持する外装部材とからなり、前記外装部材の前身頃と後身頃の相対する長手方向両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、各開口部に沿ってその少なくとも一部に伸縮弾性部材が配置され、さらに、前記ウエスト周り開口部と脚周り開口部の間の腰周り部にも伸縮弾性部材が配置されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記吸収性本体の長手方向両端部領域には、おむつのウエスト周り方向に帯状シートが配置され、前記帯状シートは、少なくとも前記吸収性本体周縁の外側領域が前記外装部材に接着固定され、前記吸収性本体が存在する領域ではおむつの股下側が自由縁となっており、さらに、少なくとも自由縁には伸縮弾性部材が伸長状態で配置されており、これにより、前記吸収性本体が存在する領域では、吸収性本体の周縁部から吸収性本体の端部領域を覆って、おむつの内側方向に向かって起立する腰周り立体カフスが形成されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。

（２）前記腰周り立体カフスの少なくとも一部が液不透過性であることを特徴とする（１）項記載のパンツ型使い捨ておむつ。
（３）前記腰周り立体カフスは、前記外装部材をおむつの両端縁より外方に延出させ、該延出させた部分をおむつの端縁部でおむつうち側に折り返して前記帯状シートとして利用することによって形成されていることを特徴とする（１）項又は（２）項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。（図５の実施態様に相当する）

（４）前記吸収性本体の長手方向端縁部が前記腰周り立体カフスと前記外装部材の間に固定されていることを特徴とする（１）項〜（３）項のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。

（５）前記吸収性本体の長手方向端縁部は、該吸収性本体の吸収体端縁部から延出しているトップシート部分及びバックシート部分が前記腰周り立体カフスの内側に積層接着されていることを特徴とする（１）項〜（４）項のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。

（６）前記腰周り立体カフスの伸縮弾性部材の伸長応力が前記腰周り部の伸縮弾性部材の伸長応力よりも高いことを特徴とする（１）項〜（５）項のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。

（７）前記腰周り立体カフスの起立部間の長手方向の長さが３５０〜５５０ｍｍであることを特徴とする（１）項〜（６）項のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。

（８）前記腰周り立体カフスの内側に、前記吸収性本体とは別体の吸収パッドがその両端部領域を挿入保持された状態で着脱可能に取付けられることを特徴とする（１）項〜（７）項のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。

本発明のパンツ型使い捨ておむつは、排泄物を吸収する吸収性本体と、パンツを形成する外装部材とからなり、おむつの前後身頃の吸収性本体の長手方向両端部領域には、吸収性本体の周縁部から吸収性本体の端部領域を覆って、おむつの内側方向に向かって起立する腰周り立体カフスが形成されている。
このような構成を有する本発明のパンツ型使い捨ておむつは、特に、成人失禁者のようにパンツ型使い捨ておむつと尿取りパッドを併用する場合には、腰周り立体カフスの内側に尿取りパッドを着脱可能に固定することができるため、おむつ着用時に尿取りパッドの端部が丸まったり、尿取りパッドがずれたりすることがなく、腰周り部及び脚周り部のフィット性が良好となり、その結果、腰周り立体カフスの効果と相俟って、ウエスト周りからの排泄物の漏れ防止効果を大幅に向上させることができ、さらに、脚周りからの漏れ防止効果も向上させることができる。

以下、図面を参照して、本発明のパンツ型使い捨ておむつを詳細に説明するが、勿論、本発明はこれらによって何等制限されるものではない。

図１は、本発明のパンツ型使い捨ておむつを組立てた状態を示す斜視図である。図１において、パンツ型使い捨ておむつ１は、吸収性本体２と外装部材３からなり、外装部材３が股下部６で折返され、前身頃４と後身頃５の相対する両側縁部が接合されてウエスト周り開口部７と一対の脚周り開口部８が形成され、各開口部に沿って伸縮弾性部材弾性部材が配置され（図示せず）、さらに、外装部材３の前身頃４と後身頃５の腰周り部にも複数本の糸ゴムからなる伸縮弾性部材１１が配置されて形成されている。

図２は、本発明のパンツ型使い捨ておむつを展開し、吸収性本体側から見た場合の状態を示す平面図であり、図３は、図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態を示す断面図である。
図２及び図３において、パンツ型使い捨ておむつ１は、吸収性本体２と外装部材３とからなり、吸収性本体２は、液透過性のトップシート２１と、液不透過性のバックシート２２と、これら両シートの間に配置された吸収体２３から形成され、外装部材３は、おむつの外側に位置する外側シート３１と、おむつの内側に位置する内側シート３２の２枚のシートで形成されている。また、外装部材３の外側シート３１と内側シート３２の間には、ウエスト周り開口部と脚周り開口部の位置にそれぞれウエスト周り伸縮弾性部材９と脚周り伸縮弾性部材１０が配置され、前身頃４と後身頃５の腰周り部の位置に腰周り伸縮弾性部材１１が配置されている。

さらに、吸収性本体２の長手方向両端部領域を覆って外装部材３の端縁部領域にはウエスト周り方向に帯状シート１２が配置されており、帯状シート１２は、吸収性本体２の端縁及び両側縁の周縁部が接着領域１３により外装部材に接着固定されており、吸収性本体２と重なり合っている非接着領域では、帯状シートのおむつ股下側端縁が自由縁となっており、該自由縁には伸縮弾性部材１４が伸長状態で配置されており、これにより、吸収性本体２が存在する領域では、吸収性本体２の周縁から吸収性本体２の端部領域を覆って、おむつ１の股下側に向かって起立する腰周り立体カフス１５が形成されている。

なお、本実施例では、帯状シート１２を外装部材の端縁部まで配置した例を示したが、帯状シート１２は吸収性本体２の端部領域を覆うことができる大きさであればよく、必ずしも外装部材の端縁部まで配置する必要はない。また、接着領域１３を吸収性本体２の周縁部から外装部材３の側縁部まで形成した例を示したが、少なくとも吸収性本体２の周縁の外側領域に形成すれば良く、必ずしも外装部材の側縁部まで形成する必要はない。

また、本発明では、腰周り立体カフスの伸縮弾性部材１４の伸長応力を腰周り部の伸縮弾性部材１１の伸長応力よりも高くすることが好ましく、このように伸長応力を調整することにより、腰周り立体カフスの起立性向が良好となる。

また、図３において、腰周り立体カフス１５は、その側縁部が折返され、折返し部の内側に伸縮弾性部材１４が配置されており、さらに、腰周り立体カフス１５を形成する帯状シート１２の端縁部には外装部材３の外側シート３１が折返され、帯状シート１２が固定されている。また、腰周り立体カフス１５の起立部において、吸収性本体２の端縁部が腰周り立体カフス１５と外装部材３の内側シート３２の間に挟持固定されている。

なお、本実施例では、腰周り立体カフス１５の起立部を吸収性本体２の端縁部上に形成した例を示したが、起立部を吸収性本体の端縁部外側の外装部材３上に形成しても良い。

図４〜図８は、図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態を示す断面図であり、図３とは異なる例を示している。なお、図４〜図８において、図３と同一部分には同じ符号が付してあり、重複する部分の説明は省略する。
図４では、腰周り立体カフス１５の起立部は外装部材３上に形成されており、腰周り立体カフス１５の内側には吸収性本体２の端縁部が接合されている。

図５では、外装部材３を形成する外側シート３１が延長され、延長された部分がおむつ１の端縁部で折返され、折返された外側シート３１により腰周り立体カフス１５が形成されている。このように、外側シート３１で腰周り立体カフス１５を形成することにより、おむつを製造するための資材の数を少なくすることが可能になる。また、外側シート３１に代えて内側シート３２により腰周り立体カフス１５を形成することも可能である。

図６では、腰周り立体カフス１５の側縁部に腰周り立体カフス１５とは別体のシート部材１６が配置されており、伸縮弾性部材１４が腰周り立体カフス１５とシート部材１６の間で挟持固定されている。
また、図７では、シート部材１６が腰周り立体カフス１５全体に配置されており、伸縮弾性部材１４が腰周り立体カフス１５とシート部材１６の間で挟持固定されている。
さらに、図８では、シート部材１６が腰周り立体カフス１５の起立部から中間領域まで配置されている。
このように、腰周り立体カフス１５とは別体のシート部材１６を用いることにより、腰周り立体カフスを部分的に液不透過性、撥水性、あるいは親水性にすることができ、腰周り立体カフス１５の状態を自在にデザインすることが可能となる。

図９は、図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＹ−Ｙ線に沿って切断した状態を示す断面図である。図９において、帯状シート１２は、伸縮弾性部材１４が配置された端縁部が外装部材３の内側シート３２上に接着固定されている。

図１０は、本発明のパンツ型使い捨ておむつをその長手方向中心部に沿って切断した状態を示す断面図である。
図１０において、パンツ型使い捨ておむつ１は、排泄物を吸収して保持する吸収性本体２と、パンツを形成する外装部材３とから形成されており、前身頃４と後身頃５の吸収性本体２の両端部領域には、吸収性本体２の両端部領域を覆って腰周り立体カフス１５が形成されており、腰周り立体カフス１５の起立部で吸収性本体２の両端部が接着固定されている。さらに、吸収性本体２の上面には、吸収性本体２とは別体の尿取りパッド１７が配置されており、その長手方向両端部が腰周り立体カフス１５の内側に着脱可能に取付けられている。

このような構成を有する本発明のパンツ型使い捨ておむつは、特に、成人失禁者のようにパンツ型使い捨ておむつと尿取りパッドを併用する場合には、腰周り立体カフスの内側に尿取りパッドを着脱可能に固定することができるため、おむつ着用時に尿取りパッドの端部が丸まったり、尿取りパッドがずれたりすることがなく、腰周り部及び脚周り部のフィット性が良好となり、その結果、腰周り立体カフスの効果と相俟って、ウエスト周りからの排泄物の漏れ防止効果を大幅に向上させることができ、さらに、脚周りからの漏れ防止効果も向上させることができる。

また、本発明では、腰周り立体カフスの起立部から自由縁の側縁部まで形成するまでの長さが３０〜１００ｍｍであることが好ましく、４０〜７０ｍｍであることがより好ましい。さらに、腰周り立体カフスの前身頃と後身頃の起立部間の長さが３５０〜５５０ｍｍであることが好ましく、４００〜５００ｍｍであることがより好ましい。
このように腰周り立体カフスを形成することにより、尿取りパッドのような吸収パッドの装着性が良好であると共に腰周り部に堰が形成され、ウエスト周り部からの排泄物の漏れを防止したパンツ型使い捨ておむつを得ることができる。

以下、本発明において使用される材料について説明するが、本発明は、これらによって何等制限されるものではない。

本発明において、液透過性のトップシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維等からなる不織布に親水化処理を施したものが用いられる。

本発明において、液不透過性のバックシートとしては、微孔を形成したポリエチレンシート、あるいは熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシートのような透湿性のある液体不透過性のシートが用いられる。このようなシートを用いると、ムレが改善されるため快適な着用感が得られる。さらに、このようなシートの外側に不織布からなるカバーシートを張合わせた積層構造のシートを用いることもできる。

本発明において、吸収体としては、通常の使い捨てパンツ型おむつのような吸収性物品に使用されるものであればいずれも使用することができる。すなわち、綿状パルプと高吸水性ポリマー（ＳＡＰ）を併用したもの、さらに熱融着性繊維を加えたもの等を使用することができ、全体をティッシュのような親水性シートで包まれているものが好ましい。その他、親水性シートの片面にＳＡＰの層を設けたもの、２枚の親水性シートの間にＳＡＰを挟持したもの等のシート状の吸収体も使用することができる。また、吸収体の形状は、砂時計型であっても良く、あるいは矩形であっても良い。

本発明において、外装部材を形成するための外側シートと内側シートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布により形成することができる。

本発明において、腰周り立体カフスを形成するための帯状シートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布や、ポリエチレンシートや両者の貼り合わせにより形成することができる。不織布は親水性でも良く、撥水性でも良い。ポリエチレンシートは非通気性でも良いが、好ましくは微孔を形成した通気性のシートである。

本発明において、伸縮弾性部材としは、天然、合成ゴム、ウレタンなどの糸状、ひも状、ネット状、平型形状のものを設置位置に応じて用いる。弾性部材の配設はシートに接着剤等により固定される。
接着方法としては、ホットメルト、澱粉系またはＣＭＣ（カルボキシメチルセルロース）などの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤を用いてもよいし、熱や超音波等による溶着でも良い。

本発明のパンツ型使い捨ておむつは、排泄物を吸収する吸収性本体と、パンツを形成する外装部材とからなり、おむつの前後身頃の吸収性本体の長手方向両端部領域には、吸収性本体の周縁部から吸収性本体の端部領域を覆って、おむつの内側方向に向かって起立する腰周り立体カフスが形成されている。このような構成を有する本発明のパンツ型使い捨ておむつは、特に、成人失禁者のようにパンツ型使い捨ておむつと尿取りパッドを併用する場合には、腰周り立体カフスの内側に尿取りパッドを着脱可能に固定することができるため、おむつ着用時に尿取りパッドの端部が丸まったり、尿取りパッドがずれたりすることがなく、腰周り部及び脚周り部のフィット性が良好となり、その結果、腰周り立体カフスの効果と相俟って、ウエスト周りからの排泄物の漏れ防止効果を大幅に向上させることができ、さらに、脚周りからの漏れ防止効果も向上させることができる。

本発明のパンツ型使い捨ておむつを組立てた状態を示す斜視図である。 本発明のパンツ型使い捨ておむつを展開し、吸収性本体側から見た場合の状 態を示す平面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態を示す 断面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態の他の 例をを示す断面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態の他の 例をを示す断面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態の他の 例をを示す断面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態の他の 例をを示す断面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＸ−Ｘ線に沿って切断した状態の他の 例をを示す断面図である。 図２に示すパンツ型使い捨ておむつをＹ−Ｙ線に沿って切断した状態を示す 断面図である。 本発明のパンツ型使い捨ておむつをその長手方向中心部に沿って切断した 状態を示す断面図である。

符号の説明

１：パンツ型使い捨ておむつ
２：吸収性本体
３：外装部材
４：前身頃
５：後身頃
６：股下部
７：ウエスト周り開口部
８：脚周り開口部
９：伸縮弾性部材
１０：伸縮弾性部材
１１：伸縮弾性部材
１２：帯状シート
１３：接着領域
１４：伸縮弾性部材
１５：腰周り立体カフス
１６：シート部材
２１：トップシート
２２：バックシート
２３：吸収体
３１：外側シート
３２：内側シート

Claims (7)

1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体が少なくとも一部で固定され、且つ、吸収性本体を着用者に当てて保持する外装部材とからなり、前記外装部材の前身頃と後身頃の相対する長手方向両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、各開口部に沿ってその少なくとも一部に伸縮弾性部材が配置され、さらに、前記ウエスト周り開口部と脚周り開口部の間の腰周り部にも伸縮弾性部材が配置されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
   前記吸収性本体の長手方向両端部領域には、おむつのウエスト周り方向に帯状シートが配置され、前記帯状シートは、少なくとも前記吸収性本体周縁の外側領域が前記外装部材に接着固定され、前記吸収性本体が存在する領域ではおむつの股下側が自由縁となっており、さらに、少なくとも自由縁の側縁には伸縮弾性部材が伸長状態で配置されており、これにより、前記吸収性本体が存在する領域では、吸収性本体の周縁部から吸収性本体の端部領域を覆って、おむつの内側方向に向かって起立する腰周り立体カフスが形成されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
2. 前記腰周り立体カフスの少なくとも一部が液不透過性であることを特徴とする請求項１記載のパンツ型使い捨ておむつ。
3. 前記吸収性本体の長手方向端縁部が前記腰周り立体カフスと前記外装部材の間に固定されていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
4. 前記吸収性本体の長手方向端縁部は、吸収性本体の吸収体端縁部から延出しているトップシート部分及びバックシート部分が前記腰周り立体カフスの内側に積層接着されていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のパンツ型使い捨ておむつ。（図４に示されている実施態様）
5. 前記腰周り立体カフスの伸縮弾性部材の伸長応力が前記外層部材の腰周り部の伸縮弾性部材の伸長応力よりも高いことを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
6. 前記腰周り立体カフスの起立部間の長手方向の長さが３５０〜５５０ｍｍであることを特徴とする請求項１〜請求項５のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
7. 前記腰周り立体カフスの内側に、前記吸収性本体とは別体の吸収パッドがその両端部領域を挿入保持された状態で着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれか１項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。

Images