JP5838077B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents
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また、特許文献2には、吸収材を有する吸収性本体と外装シートとの固定に関し、吸収性本体の前後端部は、外装シートに横方向で全面接合することにより取付けられており、この前後端部の間の中間部分は、吸収性本体の最両側縁部から内入りした位置において横方向に部分接合することにより取付けられて形成されたパンツ型使い捨ておむつが記載されている。
また、本明細書において、「肌当接面」とは、吸収性本体3などの各部材の表裏両面のうち、装着時に装着者の肌側に配される面であり、「非肌当接面」とは、吸収性本体などの各部材の表裏両面のうち、装着時に装着者の肌側とは反対側に向けられる面である。
おむつ1は、図1〜図4に示すように、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに亘る方向の縦方向(以下「Y方向」ともいう。Y方向:中心線CLに平行な方向をいう。)と、縦方向(Y方向)に直交する横方向(以下「X方向」ともいう。)とを備えている。
吸収体31は、図2,図3に示すように、腹側切欠部314及び背側切欠部315を有する中央吸収体311と、一対のサイド吸収体312,312と、一対の切離部313,313と、ティッシュペーパーや透水性の不織布からなる透水性の被覆シート(図示せず)とを有し、中央吸収体311及び一対のサイド吸収体312,312の全体が、透水性の被覆シート(図示せず)で被覆されて形成されている。
一対の縦固定接合部51,51は、それぞれ、図2に示すように、少なくとも股下部Cにおいて、切離部313に対応する位置に配されており、図4(a)に示すように、断面視して、中央吸収体311の側縁部311d及びサイド吸収体312の横方向内方側縁部312dと横方向に関して重なっている。言い換えれば、縦固定接合部51は、本実施形態においては、縦方向(Y方向)においては、吸収性本体3の全長に亘って配されており、横方向(X方向)においては、切離部313の幅よりも幅広であり、中央吸収体311の側縁部311dからサイド吸収体312の横方向内方側縁部312dに亘って配されている。
背側部B側の横固定接合部52及び腹側部A側の横固定接合部52は、横方向(X方向)においては、図2,図3に示すように、吸収性本体3の両側縁間に亘って配されている。また、背側部B側の横固定接合部52及び腹側部A側の横固定接合部52は、縦方向(Y方向)においては、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の端縁から60mmの範囲に配されていることが好ましく、特に45mmの範囲に配されていることが好ましい。具体的には、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の端縁と中央吸収体311の腹側切欠部314の頂点又は背側切欠部315の頂点との間に亘って配されていることが好ましく、図2,図3に示すように、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の端縁と中央吸収体311の縦方向(Y方向)端縁との間に亘って配されていることが更に好ましい。
縦固定接合部51におけるホットメルトの塗布量は、2〜7g/m2であることが好ましい。
横固定接合部52の切欠対応位置52f及び両端部52h,52hにおけるホットメルトの塗布量は、2〜7g/m2であることが好ましい。装着時の風合いの観点から、4〜6g/m2がより好ましい。横固定接合部52の切欠対応位置52fの両サイド部52g,52gにおけるホットメルトの塗布量は、4〜14g/m2であることが好ましい。装着時の風合いの観点から、8〜12g/m2がより好ましい。また、両サイド部52gのホットメルトの塗布量は、切欠対応位置52f、両端部52hのホットメルト塗布量の1.2〜5倍、特に1.5〜3倍の坪量であることがサイド吸収体312の立ち上がり位置の基点である切離部313を効率的に働かせる観点から好ましい。
上述したように、本実施形態のおむつ1においては、縦固定接合部51と横固定接合部52が重なり合うサイド部52gでは、高塗布量となしているが、これは、縦固定接合部51の塗布量と横固定接合部52の塗布量を足し合わせたものである。すなわち、縦固定接合部51と横固定接合部52が互いに重なりあうことで、高接合領域を形成することができる。一方で、別手段としては、ホットメルトの塗布量を部分的に制御し、変更することにより、特に横固定接合部52における高接合強度部分と低接合強度部分とを形成してもよい。また、それに限らず、例えば、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等の融着手段と、ホットメルトとの併用により高接合強度部分を形成してもよい。
外装体2を構成する外層シート21と内層シート22としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、外層シート21及び内層シート22としては、撥水性の不織布等を用いることができる。
本実施形態のおむつ1は、図4(a)に示すように、吸収体31が、中央吸収体311と、一対のサイド吸収体312,312と、一対の切離部313,313とを有するパンツ型使い捨ておむつであり、外装体2と吸収性本体3とが、吸収性本体3の両側部3d,3dに沿って延びる一対の縦固定接合部51,51にて固定されており、縦固定接合部51は、切離部313に対応する位置に配されており、断面視して、中央吸収体311の側縁部311d及びサイド吸収体312の横方向内方側縁部312dと重なっている。このように形成されたおむつ1を装着すると、図4(b)に示すように、装着状態の吸収性本体3の形態安定性が向上し、排泄物の漏れを効果的に防止することができる。具体的には、おむつ1を装着すると、立体ギャザー形成用弾性部材35の収縮により立体ギャザーが起立するが、その際、切離部313が屈曲の起点となり、一対のサイド吸収体312,312が立ち上がり易く、立ち上がった一対のサイド吸収体312,312及び中央吸収体311により排泄物の漏れを効果的に防止することができる。
また、上述の実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1においては、図2に示すように、外装体2と吸収性本体3とが、吸収性本体3の全長に亘る一対の縦固定接合部51,51にて固定されて形成されているが、股下部Cにのみに亘る一対の縦固定接合部51,51にて固定されて形成されていてもよい。
2 外装体
2d 腹側部A側の側縁部
2e 背側部B側の側縁部
21 外層シート
22 内層シート
3 吸収性本体
3a 腹側部A側の端部
3b 背側部B側の端部
3d 縦方向(Y方向)の側部
31 吸収体
311 中央吸収体
311a 腹側部A側の端部
311b 背側部B側の端部
311d 側縁部
312 サイド吸収体
312d 側縁部
313 切離部
314 腹側切欠部
315 背側切欠部
32 表面シート
33 裏面シート
34 側方カフス
35 立体ギャザー形成用弾性部材
4 弾性部材
41 ウエスト弾性部材
42 胴回り弾性部材
43 レッグ弾性部材
5 サイドシール部
51 縦固定接合部
52 横固定接合部
52f 切欠対応位置、52g サイド部、52h 端部
A 腹側部,B 背側部,C 股下部
CL おむつの縦方向に延びる中心線
Claims (3)
- 外装体と、該外装体の内側に固定された、吸収体を含む吸収性本体とを具備し、該外装体は、装着時に装着者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部、前記腹側部及び前記背側部の間に配される股下部を有し、前記腹側部及び前記背側部に位置するそれぞれの両側縁部が接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型吸収性物品であって、
前記吸収体は、中央吸収体と、該中央吸収体の両側縁部に沿って対称的に配された一対のサイド吸収体と、該中央吸収体と一対のサイド吸収体それぞれとの間に配された切離部とを有しており、
前記外装体及び前記吸収性本体は、少なくとも前記股下部において、該吸収性本体の両側部に沿って延びる一対の縦固定接合部にて固定されており、
一対の前記縦固定接合部は、それぞれ、前記切離部に対応する位置に配されており、断面視して、前記中央吸収体の側縁部及び前記サイド吸収体の横方向内方側縁部と重なっており、
前記外装体及び前記吸収性本体は、該吸収性本体の縦方向の前記背側部側の端部及び前記腹側部側の端部それぞれにおいて、横方向に延びる横固定接合部にて固定されており、
前記中央吸収体は、縦方向の前記背側部側の端部及び前記腹側部側の端部の少なくとも一方に、前記股下部に向かって凸状に切り欠かれた切欠部を有しており、
前記横固定接合部は、前記切欠部に対応する切欠対応位置の接合強度と該切欠対応位置の両サイド部の接合強度を比較した場合、該切欠対応位置の接合強度が相対的に低く、該切欠対応位置の両サイド部の接合強度が相対的に高いパンツ型吸収性物品。 - 前記横固定接合部は、その両端部の接合強度が前記切欠対応位置の両サイド部の接合強度より相対的に低い請求項1に記載のパンツ型吸収性物品
- 一対の前記縦固定接合部は、それぞれ、前記背側部側の前記横固定接合部と前記腹側部側の前記横固定接合部との間に亘って延在している請求項1又は請求項2に記載のパンツ型吸収性物品
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