JP6661374B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、吸収性物品に関する。
従来、外装体と、該外装体に固定されている吸収性本体とを具備するパンツ型使い捨ておむつであって、着用者に対するおむつのフィット性を向上させること等を目的に、腹側部及び背側部におけるウエスト開口部の周縁部やそれより下方に、弾性部材をおむつの横方向に配してギャザーが形成されるようにしたものが知られている。
また、そのようなギャザー形成用の弾性部材を、弾性部材を挟む2枚のシートの何れにも固着されないように配して柔軟な伸縮部を形成することも提案されている。
例えば、本出願人は、先に、外装体を構成する2枚のシートどうし間を、おむつの縦方向及び横方向に散点状に形成した接合部において接合する一方、その2枚のシート間に、ギャザー形成用の弾性部材を、接合部を通らないように配した使い捨ておむつ等の吸収性物品を提案している(特許文献1,2参照)。
特開2011−78477号公報 特開2015−100589号公報 特開2009−251245号公報
ギャザー形成用の弾性部材を、全体又は一部が、その弾性部材を挟む2枚のシートに固着されないように配することによって、外装体の柔軟性や感触を高めたりすることができる。また、特許文献1及び2の技術によれば、弾性部材の収縮によって弾性部材を挟む2枚のシートが柔軟性に優れる襞を形成するため、外装体の肌触りが向上し、また、襞間の凹部が通気路として機能して通気性も良好である。
しかし、列状に接合部が形成されていることによって、伸縮部がこわさを有することがある。
また特許文献3には、2枚のシート間を向きの異なる2種類の接合部で接合することが記載されている。しかし、特許文献3には、接合強度が相互に異なる接合部を相互に離間させて設けることは記載されていない。
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、その間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、腹側部及び背側部の少なくとも一方に、物品横方向に伸縮する伸縮部を有しており、前記伸縮部は、着用者の肌から遠い側に配される外層シートと、該外側シートよりも着用者の肌側に配された内層シートを有し、前記外層シートと前記内層シートとの間が、物品縦方向に沿う接合部列が物品横方向に複数列形成されるように散点状に配置された接合部において接合され、隣り合う前記接合部列どうし間における前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、前記伸縮部の厚み方向に膨らむように変形して、これら両シート間に中空部が形成されるようになされており、前記接合部として、第1接合部と、第1接合部よりも接合強度が低い第2接合部とが形成されている、吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、肌触りや通気性に優れ、柔軟性が一層向上した吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの使用状態(着用状態)を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを展開して引き伸ばした状態を肌当接面側から展開平面図である。 図3は、図1に示すおむつの伸縮部に存する接合部の配置を示す拡大平面図である。 図4は、図1に示すおむつにおける胴回り下部伸縮部の物品横方向に沿う断面を示す拡大断面図である。 図5は、図1に示すおむつにおけるウエスト伸縮部の物品横方向に沿う断面を示す拡大断面図である。 図6(a)〜図6(c)は、伸縮部に形成する第1及び第2接合部の他の好ましい配置パターンを示す伸縮部の拡大平面図である。 図7は、伸縮部に形成する第1及び第2接合部の更に他の好ましい配置パターンを示す伸縮部の拡大平面図である。 図8(a)及び図8(b)は、伸縮部に形成する第1及び第2接合部の更に他の好ましい配置パターンを示す伸縮部の拡大平面図である。 図9は、伸縮部に形成する第1及び第2接合部の更に他の好ましい配置パターンを示す伸縮部の拡大平面図である。
以下に、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態である使い捨ておむつ1について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の使い捨ておむつ1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、外装体2と、該外装体2に固定されている吸収性本体3とを具備する。また、おむつ1は、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bとを有しており、腹側部Aにおける物品横方向Yの両端部と背側部Bにおける物品横方向Yの両端部とが接合されて一対のサイドシール部4,4が形成されている。また、この接合によって、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。おむつ1は、腹側部Aと背側部との間に、着用者の股間に配される股下部Cを有している。
本実施形態のおむつ1における外装体2は、腹側部Aを形成する腹側シート部材2Aと、背側部Bを形成する背側シート部材2Bとを有しており、一対のサイドシール部4,4においては、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとが接合されている。吸収性本体3は、図2に示すように、腹側シート部材2Aの物品横方向Yの中央部と背側シート部材2Bの物品横方向Yの中央部とに架け渡されて固定されている。吸収性本体3は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれと重なる部分が、接着剤等の公知の接合手段により、全面的又は部分的に、両シート部材2A,2Bと接合されている。
外装体2は、腹側又は背側シート部材における物品横方向Yの両端に、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとの間が接合されていない細幅の領域、例えば10mm以下の領域を有していても良く、その場合も、腹側部Aと背側部Bとが物品横方向Yの両端部において接合されている場合に含まれる。
本実施形態のおむつ1は、図2に示すように、物品縦方向Xに延びる物品縦方向中心線CLに対して左右対称に形成されている。したがって以下の説明では、左右対称な部分については、主として図2中の右側について説明するが、左側も、右側と左右対称である点を除いて同様の構成を有している。
なお、物品縦方向Xは、着用者の腹側に配される部分から股間に配される部分を経て背側に配される部分に至る方向であり、通常、吸収性本体3の長手方向と一致している。他方、物品横方向Yは、図2に示すように、おむつを展開して引き伸ばした状態において、物品縦方向Xと直交する方向であり、また、図1に示すように、腹側部Aと背側部Bとが連結されて形成された筒状の胴回り部Dにおいては、その周方向と一致する。また、物品縦方向Xは、腹側部A及び背側部Bにおいて着用時の上下方向であるため、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、ウエスト開口部5側を上側又は上方、股下部C側を下側又は下方ともいう。
本実施形態のおむつ1において、外装体2を構成する腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、それぞれ、図2に示すように、おむつの外面をなす外層シート22と、外層シート22の内面側に配された内層シート23と、両シート22,23間に伸長状態で配された複数本の糸状の弾性部材24とを備えており、それぞれ、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2を有している。本実施形態のおむつ1においては、おむつの外面をなす外層シート22が、着用者の肌から遠い側に配される外層シートであり、内層シート23が、外装体2において、外層シートよりも着用者の肌に近い側に配される内層シートである。
ウエスト伸縮部G1は、おむつ1の縦方向Xにおいて、吸収性本体3の長手方向の両端3a,3bそれぞれの外方に形成されている。ウエスト伸縮部G1は、ウエスト開口部5の周縁部に形成されており、着用時に着用者のウエスト部に配される。胴回り下部伸縮部G2は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおいて、ウエスト伸縮部G1より下方であってサイドシール部4の下端より上方に形成されている。
ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2においては、外層シート22と内層シート23との間が、散点状に形成された多数の接合部26において接合されている。
より詳細には、図2に示すように、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおけるウエスト伸縮部G1には、外層シート22と内層シート23とが融着した接合部26が、物品縦方向Xに沿って一列をなすように間欠的に形成されており、その複数の接合部26からなる接合部列R1が、物品横方向Yに間隔を開けて複数列形成されている。
また、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのそれぞれにおける胴回り下部伸縮部G2にも、外層シート22と内層シート23とが融着した接合部26が、物品縦方向Xに沿って一列をなすように間欠的に形成されており、複数の接合部26からなる接合部列R2が、物品横方向Yに間隔を開けて複数列形成されている。
腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bそれぞれにおける、物品側方域S,Sにおいては、ウエスト伸縮部G1の接合部列R1と、胴回り下部伸縮部G2の接合部列R2とが、物品縦方向Xに連続する一列を形成している。物品側方域S,Sは、吸収性本体3の両側縁3c,3cの位置より物品横方向Yの外方に位置する領域である。
本実施形態のおむつ1のウエスト伸縮部G1においては、すべての接合部列R1について、物品縦方向Xにおける接合部26の位置が略一致している。そして、複数本の弾性部材24が、それぞれ、複数の接合部列R1それぞれの接合部26どうし間の隙間を通って、物品横方向Yに延びるように配されている。それらの複数の弾性部材24は、何れも、外層シート22と内層シート23との間に配されている。
同様に、胴回り下部伸縮部G2,G2においても、すべての接合部列R2について、物品縦方向Xにおける接合部26の位置が略一致している。そして、複数本の弾性部材24が、それぞれ、複数の接合部列R2それぞれの接合部26どうし間の隙間を通って、物品横方向Yに延びている。それらの複数の弾性部材24も、何れも、外層シート22と内層シート23との間に配されている。
本実施形態のおむつ1においては、図2に示すように、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、何れも、物品縦方向中心線CLの両側それぞれに、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された一対の外側固定領域27を有しており、また、吸収性本体3の側縁3cの位置の近傍に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された本体側固定領域28を有している。一対の外側固定領域27は、腹側シート部材2A(腹側部A)及び背側シート部材2B(背側部B)のそれぞれの物品横方向Yにおいて、本体側固定領域28から外側(サイドシール部側)に離間した部位に形成されており、より具体的には、物品横方向Yの端部又はその近傍に形成されている。外側固定領域27は、サイドシール部4と全体又は一部が重なっていることが好ましい。また、外側固定領域27における接着剤は物品縦方向Xに間欠に配されていること、例えば、弾性部材24が配された部分のみに弾性部材24をシートに接合するための接着剤が存在することが、おむつ1の外装体2の肌触り、また、物品横方向Yの端部の風合いの観点からより好ましい。、
ウエスト伸縮部G1には、複数本の弾性部材24が、一対の外側固定領域27間に亘って配されており、それらの弾性部材24は、一対の外側固定領域27のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、外側固定領域27間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
他方、胴回り下部伸縮部G2には、複数本の弾性部材24が、外側固定領域27と本体側固定領域28との間に亘って配されており、それらの弾性部材24は、外側固定領域27と本体側固定領域28のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、外側固定領域27と本体側固定領域28との間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
本体側固定領域28は、図2に示すように、その全体が吸収性本体3と重なるように形成されていても良いが、吸収性本体3の側縁3cの内外に亘るように形成されていても良い。また、本体側固定領域28は、吸収性本体3の側縁3cよりおむつ横方向の外方に形成されていても良い。なお、本体側固定領域28の全体が吸収性本体3と重なっている態様には、本体側固定領域28のおむつ横方向外側の端部の位置と吸収性本体3の側縁3cの位置とが一致する態様と、本体側固定領域28が、吸収性本体3の側縁3cとの間に所定の間隔を設けて形成されている態様との両者が含まれる。
また、ウエスト伸縮部G1には、接合部列R1が、物品横方向に略等間隔に複数列形成されている。より具体的には、一方の外側固定領域27の近傍から他方の外側固定領域27の近傍に亘って略等間隔に多数配されている。胴回り下部伸縮部G2にも、接合部列R2が、一方の外側固定領域27の近傍から他方の外側固定領域27の近傍に亘って略等間隔に複数列形成されているが、一対の本体側固定領域28間には、弾性部材24が配されていないか、弾性部材24が、切断等の弾性伸縮性を発現しないようにする処理を施された状態で配されている。
ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2に形成された接合部26について説明する。
ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2のそれぞれには、図3に示すように、接合部26として、第1接合部26aと、第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bとが形成されている。第1接合部26aは、外層シート22と内層シート23との間が、第2接合部26bとの比較においてより強く接合されており、第2接合部26bは、外層シート22と内層シート23との間が、第1接合部26aとの比較においてより弱く接合されている。
第1接合部26a及び第2接合部26bの接合強度は、以下の方法により測定される。
〔接合強度の測定方法〕
おむつ1の胴回り部Dから、接合強度を測定したい接合部26を1つのみ含む領域を、おむつ1の外装体を物品縦方向X及び物品横方向Yにカットして切り出し、測定したい接合部26を1つのみ含む領域の試験片を用意する。試験片における接合部26で接合された2枚のシートのそれぞれを、引張試験機〔商品名 オートグラフAGS50A (株)島津製作所製〕の各チャックに固定し、180°方向に引っ張り、完全に剥離するまで測定を行い、その間の最大強度を求めた。そして、その最大強度の値をその接合部26の接合強度とした。引張速度は300mm/minとした。
本実施形態のおむつ1においては、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2のいずれについても、第1接合部26aと第2接合部26bとが所定の配置パターンで規則的に形成されている。
より詳細には、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2のいずれについても、図3に示すように、接合部列R1,R2として、第1接合部26aからなる第1接合部列Ra及び第2接合部26bからなる第2接合部列Rbが形成されている。
また、第1接合部列Raと第2接合部列Rbとは、第1接合部列Raどうし間に1列の第2接合部列Rbが位置するように形成されている。より詳細には、おむつ幅方向Yに、第1接合部26aからなる第1接合部列Raと、第2接合部26bからなる第2接合部列Rbとが一列ずつ交互に配置されている。
本実施形態のおむつ1における接合部26は、外層シート22と内層シート23とを重ね、その積層部分に熱エンボス加工を施す接合部形成工程により形成されている。
接合部形成工程においては、外層シート22と内層シート23との積層部分に、第1接合部26aと、第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bとを形成するために、例えば、エンボスロールとアンビルロールとを備えた熱エンボス装置であって、エンボスロールの外周面に、第1接合部26aを形成するための第1凸部と、第2接合部26bを形成するための第1凸部より高さの低い第2凸部を有するものを用いる。また他の方法として、エンボスロールとアンビルロールとを備えた熱エンボス装置であって、エンボスロールの外周面に、第1接合部26aを形成するための高温に加熱された第1凸部と、第2接合部26bを形成するための第1凸部より低温に加熱された第2凸部を有するものを用いることができる。第1接合部26aと、第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bとを形成する方法は、これらに制限されず、任意の方法を用いることができる。
本実施形態のおむつ1においては、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける外層シート22を構成するシート材が、ウエスト開口部5の周縁部51に沿って内層シート23の肌当接面側に折り返されており、その折り返し部分22Rが、ウエスト伸縮部G1における内層シート23の肌当接面側を覆っている(図5参照)。また、その折り返し部分22Rは、全面的又は部分的に塗工された接着剤により内層シート23及び/又は吸収性本体3の肌当接面に接合されている一方、接合部26には融着されていない。
本実施形態のおむつ1の胴回り下部伸縮部G2においては、図4に示すように、外層シート22と内層シート23との間に伸長状態で配された弾性部材24(図2参照)が収縮することにより、隣接する接合部列R2間のシート22及びシート23が、それぞれ外装体2の厚み方向に膨らむように変形して、隣接する接合部列R2間にシート22又はシート23からなる襞29が生じると共に、両シート22,23間に、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される。
また、本実施形態のおむつ1のウエスト伸縮部G1においては、図5に示すように、外層シート22と内層シート23との間に伸長状態で配された弾性部材24(図2参照)が収縮することにより、隣接する接合部列R1間のシート22及びシート23が、それぞれ外装体2の厚み方向に膨らむように変形して、隣接する接合部列R1間にシート22又はシート23,22Rからなる襞29が生じると共に、両シート22,23間には、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される。
本実施形態のおむつ1によれば、物品縦方向に間欠的に形成された接合部26によって接合部列R1,R2が形成され、接合部列R1間及び接合部列R2間に、内部が中空の襞29が形成されるため、おむつ1の外面又は内面側に形成される襞29,29間の凹部や内層シート23が通気性である場合の中空部30が、通気路として働き、おむつ1内の湿気を外部に逃がしやすく、ムレにくい。このような襞29は、ウエスト伸縮部G1及び/又は胴回り下部伸縮部G2に、少なくとも自然状態において形成されることが好ましく、物品の着用状態においても、襞29,襞29間に形成される空間が維持されることが好ましい。
また、襞29が外装体2の厚み方向の荷重に対して柔軟に変形するため、外装体2の肌触りも良い。しかも、本おむつ1におけるウエスト伸縮部G1及び/又は胴回り下部伸縮部G2においては、弾性部材24が、物品縦方向に隣り合う接合部26どうし間に配され、接合部26においてシート22,23に固着されていないため、シート22又はシート23により形成される襞29は、外装体2が、厚み方向に加わる荷重に対して一層柔軟に変形し、肌触り等に一層優れている。
また本実施形態のおむつ1によれば、各伸縮部に、外層シート22と内層シート23との間を接合する接合部26として、接合強度が異なる第1接合部26a及び第2接合部26bが形成されており、特にそれらが規則的な配置パターンで設けられているため、外装体2にこわさが生じることを防止して柔軟性を向上させることができるとともに、第1接合部26aが併存することにより、外層シート22と内層シート23との接合部が広範囲にわたって剥離し、襞の形成不良により外観が悪化したり肌ざわりが損なわれることも防止される。
通常、2枚のシート間が強く接合された接合部は、同一の2枚のシートが弱く接合された接合部よりも硬くなり易く、全ての接合部が強く接合された接合部の場合には、外装体にこわさが生じることがあり、それが、柔軟性の一層の向上の妨げとなることがあるが、本実施形態のおむつ1においては、第2接合部26bにより、こわさが生じることを抑できる上に、第1接合部26aを併存させることにより、第2接合部26bを設けることによるにより生じ得るデメリットを防止することができる。
優れた肌触りや通気性を損なうことなく柔軟性を向上させる観点から、第2接合部26bからなる第2接合部列Rbは、第1接合部列Raどうし間に多数連続して存在しないことが好ましい。第1接合部列Raどうし間に連続して存在する第2接合部列Rbの列数は、1列以上5列以内が好ましく、1列以上3列以内がより好ましく、1列又は2列以内が更に好ましく、図3に示すように1列であることが更に好ましい。図6(a)は、第1接合部列Raどうし間に第2接合部列Rbを1列配置した他の配置パターン、図6(b)及び図6(c)は、第1接合部列Raどうし間に第2接合部列Rbを2列配置した配置パターンを示す。図6(a)に示す接合部の配置パターンにおいては、おむつ幅方向Yに、第2接合部列Rbが3列に1列の割合で配置されている。図6(b)に示す接合部の配置パターンにおいては、おむつ幅方向Yに、第1接合部26aからなる第1接合部列Raと、第2接合部26bからなる第2接合部列Rbとが二列ずつ交互に配置されている。図6(c)に示す接合部の配置パターンにおいては、おむつ幅方向Yに、第2接合部列Rbが3列に2列の割合で配置されている。
図3や図6(a)〜図6(c)に示すように、第1接合部26aからなる第1接合部列Raと、第2接合部26bからなる第2接合部列Rbとを、第1接合部列Ra間に第2接合部列Rbが介在するように配することで、物品横方向Yの柔軟性を向上させることができ、肌触りに優れた外装体2とすることができる。また、シール接合強度が比較的低い第2接合部26bはシール硬さによる手に触れる違和感を低減することができる。さらに、シール接着強度が低い第2接合部26bが、着用時また、着用作業中に一部分の接合部26が外れたとしても第1接合部26aが介在することで、接合部26間に配された弾性部材24の位置ズレを防止し、製品外観や皺構造が大きく崩れるなどの外観の低下を抑制でき、製品外観を損なわず、風合いを向上させることができる等の利点がある。
また、第1接合部26aからなる第1接合部列Raと、第2接合部26bからなる第2接合部列Rbとが物品横方向Yに交互に配置していると、物品横方向Yの柔軟性を向上させることができ、おむつを伸縮する際の肌触りが、(弱接着部が長手方向に一定となり)が物品縦方向X上に同質の強度が並ぶため、均一に感じやすく、肌触りの風合いがよりよくなる。
接合部列R1,R2のピッチP(図3参照)は、襞及び襞間の凹部を形成して通気性を向上させる観点から、好ましくは3mm以上、更に好ましくは4mm以上であり、また襞の外観においても、きれいに皺構造を形成し、保持できる観点から、好ましくは15mm以下、更に好ましくは10mm以下であり、それらの両立の観点から、好ましくは3mm以上15mm以下、更に好ましくは4mm以上10mm以下である。
ピッチPは、伸縮部を物品横方向に伸張させた状態(非収縮状態)において測定する。
また、物品縦方向に延びる美麗な襞の形成性の点から、接合部26(26a,26b)は、物品縦方向Xに長い形状であることが好ましい。より具体的には、接合部26は、物品縦方向Xの長さL1の物品横方向Yの長さW1に対する比(L1/W1)が、好ましくは1.5以上、更に好ましくは2以上であり、また、好ましくは12以下、更に好ましくは10以下である。
上述したおむつ1について、更に説明すると、前述したサイドシール部4は、接合部26の形成後に、腹側部A側の外側固定領域27と背側部B側の外側固定領域27とを重ねて、その部分に熱エンボス加工を施すことにより形成されている。接合部26を形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、超音波シール、レーザー等を採用することもでき、また、サイドシール部4を形成する加工として、熱エンボス加工に代えて、超音波シール、レーザー、接着剤等を採用することもできる。
吸収性本体3は、液透過性の表面シート31、液難透過性の裏面シート32及びそれらの間に配置された吸収体33を有している。液難透過性は、液不透過性と液難透過性と包括する。また、吸収性本体3の両側部には、一対の立体ガード形成用シート34,34が配されている。立体ガード形成用シート34は、物品縦方向中心線CL寄りの端縁近傍に、立体ガード形成用の弾性部材35を有し、おむつの着用時には、その弾性部材35の収縮力により、該端縁から所定幅の部分が表面シート31から離間するように起立して立体ガードを形成する。
おむつ1の各部の形成材料について説明すると、表面シート31、裏面シート32、吸収体33及び立体ガード形成用シート34等としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート31としては、液透過性の不織布や、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができ、裏面シート32としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体33としては、パルプ等の繊維材料の繊維集合体からなる吸収性コア又はこれに高吸収性ポリマーを担持させた吸収性コアを、ティッシュペーパーや透水性の不織布等からなるコアラップシートで包んでなるもの等を用いることができる。立体ガード形成用シート34としては、伸縮性のフィルム、撥水性の不織布、織物又はそれらの積層シート等を用いることができる。
外層シート22及び内層シート23を構成するシート材としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布であることが好ましい。また、これらの不織布とフィルムとを一体化したシートでもよい。なお、股下部Cにおける裏面シート32の非肌当接面側にも、不織布やフィルム等からなる外装シートを配することもできる。
弾性部材24,35の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料の形成素材のとしては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
図7、図8(a)、図8(b)及び図9は、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2に形成する接合部26の他の好ましい配置の例が示されており、いずれの配置パターンにおいても、外層シート22と内層シート23とが融着した複数の接合部26が、物品縦方向Xに沿って一列をなすように間欠的に形成されており、物品縦方向Xに並んだ複数の接合部26からなる接合部列Rが、物品横方向Yに間隔を開けて複数列形成されている。また、いずれに配置パターンにおいても、第1接合部26aと、第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bとが所定の配置パターンで規則的に形成されている。
図7に示す接合部の配置パターンにおいては、第1接合部26aが物品横方向Yに直列した横方向第1接合部列R3と、第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bが物品横方向Yに直列した横方向第2接合部列R4とが形成されており、物品縦方向Xに、横方向第1接合部列R3と横方向第2接合部列R4とが一列ずつ交互に配されている。図8(a)及び図8(b)に示す接合部の配置パターンにおいては、同様の横方向第1接合部列R3と横方向第2接合部列R4とが形成されている。図8(a)に示す接合部の配置パターンにおいては、物品縦方向Xに、横方向第1接合部列R3と横方向第2接合部列R4とが二列ずつ交互に配されている。図8(b)に示す接合部の配置パターンにおいては、横方向第1接合部列R3及び横方向第2接合部列R4が、物品縦方向Xに、一列の横方向第1接合部列R3に対して二列の横方向第2接合部列R4の割合で配されている。
図9に示す接合部の配置パターンにおいては、複数の接合部26が物品横方向Yに直列した横方向接合部列R5が形成されており、該横方向接合部列R5の全部又は一部が、第1接合部26aどうし間に1つの第2接合部26bを有する混在接合部列である。混在接合部列は、図9に示すように、第1接合部26aどうし間に1つの第2接合部26bを有するものに代えて、第1接合部26aどうし間に複数、例えば2つ、あるいは2つ以上5つ以下の第2接合部26bを有するものであっても良い。
図9に示す接合部の配置パターンにおいては、第2接合部26bは千鳥状に配置されている。
図7、図8(a)、図8(b)及び図9に示す配置で、腹側部A側及び背側部B側の外装体のウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2に、接合部26を形成することで、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2が、肌触り及び通気性に優れるとともに柔軟性が向上したものとなる。
また、図8(a)及び図8(b)に示すように、第1接合部26aからなる横方向第1接合部列R3と、第2接合部26bからなる横方向第2接合部列R4とを、横方向第1接合部列R3どうし間に1列以上3列以内の横方向第2接合部列R4が配されるように、物品縦方向Xに配することで、物品縦方向Xの柔軟性を、外観を損なわずに向上させることができる。また、第2接合部26bが横方向に並ぶことで、第2接合部26bは外装体2との強さが相対的に小さくなり、柔軟性が増し、着用者の体の縦方向の動き、例えば前屈又は立位から座位への変化時等の体の動きに追従しやすくなる等の利点がある。
横方向第1接合部列R3どうし間には、1列以上2列以内の横方向第2接合部列R4が位置することが好ましく、1列の横方向第2接合部列R4が位置することが更に好ましい。
本発明の好ましい他の実施形態においては、図6(a)〜図6(c)、図7、図8(a)、図8(b)及び図9の何れかに示す配置態様で、第1接合部26aと第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bとが配置された伸縮部の第2接合部26bの全部又は一部が着用時に剥離する仮接合部である。
使用前の収縮した状態(以下、収縮状態時ともいう)においては、第2接合部26bにおいて、外層シート22及び内層シート23とが仮着されている一方、着用時に伸長させることで、第2接合部26bの全部又は一部が剥離するようにしている。収縮状態時の製品の外装体2の皺構造を仮接合部により接合していることで、収縮状態時の外装体2の厚みを抑制でき、外装体2部分の製品収縮状態時の厚みを薄くすることができる。他方、着用時には、伸長等の仮接合部が剥がれる程度の負荷をかけることで仮接合部が剥離することで、着用状態での優しい肌触りを達成でき、収縮状態のコンパクトさと着用状態での優しい肌触りとを両立させることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、外装体は、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとに分割されていないものであっても良い。例えば、外装体は、外層シート22及び内層シート23それぞれが、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続する一枚のシートからなるものであっても良いし、外層シート22が、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続する一枚のシートからなる一方、内層シート23が、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに配されているものであっても良い。
また、胴回り下部伸縮部G2は、一方の側部域Sから他方の側部域Sに亘って連続して伸縮性を発現するものであっても良い。また、本発明の吸収性物品は、ウエスト伸縮部G1と胴回り下部伸縮部G2の何れか一方のみを有するものであっても良い。また、本発明の吸収性物品は、腹側部A及び背側部Bの両方に、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2を有するものに代えて、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに、ウエスト伸縮部G1及び胴回り下部伸縮部G2の一方又は双方を有するものであっても良い。
また、本発明の吸収性物品は、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに、第1接合部26aと第1接合部26aよりも接合強度が低い第2接合部26bとを有する伸縮部を有していても良い。
また、前述した図6(a)〜図6(c)、図7、図8(a)、図8(b)及び図9に示す各配置は、腹側部A側の外装体(腹側シート部材2A)のウエスト伸縮部G1、腹側部A側の外装体(腹側シート部材2A)の胴回り下部伸縮部G2、背側部B側の外装体(背側シート部材2B)のウエスト伸縮部G1、背側部B側の外装体(背側シート部材2B)の胴回り下部伸縮部G2のいずれか一つの伸縮部のみに適用しても良く、いずれか二つの伸縮部のみに適用しても良く、いずれか三つの伸縮部のみに適用しても良く、全ての伸縮部に適用しても良い。例えば、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのウエスト伸縮部G1に、第1接合部26a及び第2接合部26bを、図6(a)〜図6(c)、図7、図8(a)及び図8(b)に示される何れかの配置で形成する一方、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bの胴回り下部伸縮部G2には、接合強度が同じ1種類の接合部のみを形成しても良く、反対に、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bの胴回り下部伸縮部G2に、第1接合部26a及び第2接合部26bを、図6(a)〜図6(c)、図7、図8(a)及び図8(b)に示される何れかの配置で形成する一方、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bのウエスト伸縮部G1には、接合強度が同じ1種類の接合部のみを形成しても良い。
また、接合部26は、図3に示すように、長方形状であっても良いし、図6(f)に示すように、長円状ないし楕円状等他の形状とすることもできる。また、開孔部mについても、長方形状のものに代えて、長円状や楕円状等他の形状とすることもできる。
また、腹側部A又は背側部Bにおける外装体2は、上述したおむつ1のように、外層シートを構成するシート材のみがウエスト開口部の周縁部で折り返されているものであっても良いが、外層シートを構成するシート材と内層シートを構成するシート材とが一体的に折り返されていても良いし、外層シート及び内層シートの何れもが折り返し部分を有していなくても良い。また、外層シート又は内層シートの折り返し部分は、上述したおむつ1とは異なる態様で相対向面に接合されていても良く、例えば、全域に亘って相対向面に接合されているもの等とすることもできる。
また、本発明の吸収性物品は、パンツ型の吸収性物品に限られず、いわゆる展開型の使い捨ておむつであっても良い。パンツ型吸収性物品としては、幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつの他、パンツ型の生理用ナプキン等が挙げられる。展開型の使い捨ておむつは、典型的には、背側部の両側部に、粘着部や機械的面ファスナ−のオス部材等からなる止着部を有するファスニングテープが設けられており、これらを腹側部の外面に設けたランディングテープに止着して装着する。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 外装体
2A 腹側シート部材
2B 背側シート部材
22 外層シート
23 内層シート
22R 折り返し部分
24 弾性部材
26 接合部
26a 第1接合部
26b 第2接合部
R1 ウエスト伸縮部の接合部列
R2 胴回り下部伸縮部の接合部列
Ra 第1接合部列
Rb 第2接合部列
R3 横方向第1接合部列
R4 横方向第2接合部列
27 外側固定領域
28 本体側固定領域
29 襞
30 中空部
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収体
34 立体ガード形成用シート
35 弾性部材
4 サイドシール部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
D 胴回り部
G1 ウエスト伸縮部
G2 胴回り下部伸縮部

Claims (5)

  1. 着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、その間に位置する股下部を有する吸収性物品であって、
    腹側部及び背側部の少なくとも一方に、物品横方向に伸縮する伸縮部を有しており、
    前記伸縮部は、着用者の肌から遠い側に配される外層シートと、該外シートよりも着用者の肌側に配された内層シートを有し、前記外層シートと前記内層シートとの間が、物品縦方向に沿う接合部列が物品横方向に複数列形成されるように散点状に配置された接合部において接合され、隣り合う前記接合部列どうし間における前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、前記伸縮部の厚み方向に膨らむように変形して、これら両シート間に中空部が形成されるようになされており、
    前記接合部として、第1接合部と、第1接合部よりも接合強度が低い第2接合部とが形成されており、
    第2接合部の全部又は一部が着用時に剥離する仮接合部である、吸収性物品。
  2. 第1接合部と第2接合部とが所定の配置パターンで規則的に形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記接合部列として、第1接合部からなる第1接合部列及び第2接合部からなる第2接合部列が形成されており、第1接合部列と第2接合部列とは、第1接合部列どうし間に1列以上5列以内の第2接合部列が位置するように形成されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 第1接合部が物品横方向に直列した横方向第1接合部列と、第2接合部が物品横方向に直列した横方向第2接合部列とが形成されており、横方向第1接合部列どうし間に1列以上3列以内の横方向第2接合部列が配されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 複数の前記接合部が物品横方向に直列した横方向接合部列が形成されており、該横方向接合部列として、第1接合部どうし間に1又は複数の第2接合部を有する混在接合部列を有している、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
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